JPH032332B2 - - Google Patents
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- JPH032332B2 JPH032332B2 JP23186383A JP23186383A JPH032332B2 JP H032332 B2 JPH032332 B2 JP H032332B2 JP 23186383 A JP23186383 A JP 23186383A JP 23186383 A JP23186383 A JP 23186383A JP H032332 B2 JPH032332 B2 JP H032332B2
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- conductive layer
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- electrolytic capacitor
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Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は固体電解コンデンサに関し、とくに固
体電解コンデンサの陰極部構造に関する。
体電解コンデンサの陰極部構造に関する。
従来、固体電解コンデンサは、第１図に示すよ
うにタンタル、アルミニウム等の弁作用を有する
金属の陽極焼結体１の表面に、陽極酸化皮膜２、
二酸化マンガン等の金属酸化物からなる半導体層
３、カーボンまたはグラフアイト層４を順次形成
した後、酢酸セルロース系バインターを用いた
銀、ペーストなどの塗料の導電層５ｂを浸漬によ
り塗布・乾燥して形成し、溶融半田に浸漬して半
田層５ｃを形成し陰極層５としていた。
うにタンタル、アルミニウム等の弁作用を有する
金属の陽極焼結体１の表面に、陽極酸化皮膜２、
二酸化マンガン等の金属酸化物からなる半導体層
３、カーボンまたはグラフアイト層４を順次形成
した後、酢酸セルロース系バインターを用いた
銀、ペーストなどの塗料の導電層５ｂを浸漬によ
り塗布・乾燥して形成し、溶融半田に浸漬して半
田層５ｃを形成し陰極層５としていた。
このようにして得られた固体電解コンデンサ
は、半田層５ｃを設けるため導電層５ｂは半田付
け可能にする必要があるから、酢酸セルロース系
等のバインダーを使用していた。このため導電層
５ｂはカーボンまたはグラフアイト層４との密着
強度が弱く溶融半田に浸漬して半田層５ｃを形成
する時に導電層５ｂがカーボンまたはグラフアイ
ト層４から剥離することがある。また導電層に用
いた塗料のバインダーが酢酸セルロース系である
ためコンデンサの耐湿特性が悪かつた。
は、半田層５ｃを設けるため導電層５ｂは半田付
け可能にする必要があるから、酢酸セルロース系
等のバインダーを使用していた。このため導電層
５ｂはカーボンまたはグラフアイト層４との密着
強度が弱く溶融半田に浸漬して半田層５ｃを形成
する時に導電層５ｂがカーボンまたはグラフアイ
ト層４から剥離することがある。また導電層に用
いた塗料のバインダーが酢酸セルロース系である
ためコンデンサの耐湿特性が悪かつた。
さらに近年、電子部品の高信頼度化、特に耐湿
特性の向上が固体電解コンデンサにも要求されて
いる。このような従来構造では、電気的特性に不
十分な欠点があつた。
特性の向上が固体電解コンデンサにも要求されて
いる。このような従来構造では、電気的特性に不
十分な欠点があつた。
本発明の目的はかかる従来欠点を改良した固体
電解コンデンサを提供することにある。
電解コンデンサを提供することにある。
本発明固体電解コンデンサは弁作用金属陽極体
の表面に順次、酸化皮膜、半導体層、グラフアイ
ト層を設け、かつ上記グラフアイト層の表面に順
次エポキシ系バインダーを有する第１の導電性銀
塗料層、酢酸セルロース系バインダーを有する第
２の導電性銀塗料層および半田層を設けたことを
特徴とする。
の表面に順次、酸化皮膜、半導体層、グラフアイ
ト層を設け、かつ上記グラフアイト層の表面に順
次エポキシ系バインダーを有する第１の導電性銀
塗料層、酢酸セルロース系バインダーを有する第
２の導電性銀塗料層および半田層を設けたことを
特徴とする。
以下、本発明固体電解コンデンサの実施例をタ
ンタルコンデンサについて図面を参照して説明す
る。
ンタルコンデンサについて図面を参照して説明す
る。
第２図においてタンタルコンデンサの陽極焼結
体１を陽極酸化して焼結体の表面に酸化皮膜２を
形成し、硝酸マンガン水溶液に含浸させた後、熱
分解させて二酸化マンガンの半導体層３を形成さ
せる。この熱分解時により劣化した酸化皮化膜２
の箇所を修復させるため再化成を行ない、所要の
厚みの二酸化マンガンの半導体層３を得るまで硝
酸マンガンの含浸、熱分解および再化成工程を繰
り返して行なう。次に表面にグラフアイトペース
トを塗布・乾燥させてグラフアイト層４を被着形
成させる。次にエポキシ系バインダーを用いた銀
塗料を塗布・乾燥させて第１の導電層５ａを形成
した後、酢酸セルロース系バインダーを用いた銀
塗料を塗布・乾燥させて第２の導電層５ｂを形成
する。この後溶融半田に浸漬し、第２の導電層５
ｂの上に半田層５ｃを形成する。
体１を陽極酸化して焼結体の表面に酸化皮膜２を
形成し、硝酸マンガン水溶液に含浸させた後、熱
分解させて二酸化マンガンの半導体層３を形成さ
せる。この熱分解時により劣化した酸化皮化膜２
の箇所を修復させるため再化成を行ない、所要の
厚みの二酸化マンガンの半導体層３を得るまで硝
酸マンガンの含浸、熱分解および再化成工程を繰
り返して行なう。次に表面にグラフアイトペース
トを塗布・乾燥させてグラフアイト層４を被着形
成させる。次にエポキシ系バインダーを用いた銀
塗料を塗布・乾燥させて第１の導電層５ａを形成
した後、酢酸セルロース系バインダーを用いた銀
塗料を塗布・乾燥させて第２の導電層５ｂを形成
する。この後溶融半田に浸漬し、第２の導電層５
ｂの上に半田層５ｃを形成する。
本実施例品は、第１の導電層５ａとしてエポキ
シ系バインダーを有する銀塗料を用いているため
グラフアイト層４との密着強度が向上し、半導体
層３は表面に酢酸セルロース系樹脂の銀塗料を塗
布し第２の導電層５ｂを形成するので半田付けが
可能となる。かつ、エポキシ系バインダー使用の
銀塗料の導電層を形成するため耐湿特性が著しく
向上する。
シ系バインダーを有する銀塗料を用いているため
グラフアイト層４との密着強度が向上し、半導体
層３は表面に酢酸セルロース系樹脂の銀塗料を塗
布し第２の導電層５ｂを形成するので半田付けが
可能となる。かつ、エポキシ系バインダー使用の
銀塗料の導電層を形成するため耐湿特性が著しく
向上する。
次に第３図に上述の本発明実施例品10個と、本
発明実施例品と同一ロツト素子を用いて製造した
従来品の10個を温度125℃、48時間のプレツシヤ
ークツカー試験を行なつた結果を示す。図中、Ａ
は本発明の一実施例品、Ｂは従来例品を示す。試
験の結果はもれ電流（LC）に関して本発明実施
例品Ａが不良０個に対し、従来例品Ｂは短絡
（SH）不良が３個発生している。またLCの分布
も劣化の程度が大きくなつている。
発明実施例品と同一ロツト素子を用いて製造した
従来品の10個を温度125℃、48時間のプレツシヤ
ークツカー試験を行なつた結果を示す。図中、Ａ
は本発明の一実施例品、Ｂは従来例品を示す。試
験の結果はもれ電流（LC）に関して本発明実施
例品Ａが不良０個に対し、従来例品Ｂは短絡
（SH）不良が３個発生している。またLCの分布
も劣化の程度が大きくなつている。
以上、本発明によれば、耐湿特性に優れ、かつ
信頼度の高い固体電解コンデンサが得られる効果
がある。
信頼度の高い固体電解コンデンサが得られる効果
がある。
第１図は従来例の固体電解コンデンサの断面
図、第２図は本発明の実施例の固体電解コンデン
サの断面図、第３図はプレツシヤークツカー試験
における本発明実施例品と従来品との性能を比較
するグラフ。 図中の符号、１……陽極焼結体、２……陽極酸
化皮膜、３……半導体層、４……グラフアイト
層、５……陰極層、５ａ……エポキシ系バインダ
ーを用いた導電層、５ｂ……酢酸セルロース系バ
インダーを用いた導電層、５ｃ……半田層。
図、第２図は本発明の実施例の固体電解コンデン
サの断面図、第３図はプレツシヤークツカー試験
における本発明実施例品と従来品との性能を比較
するグラフ。 図中の符号、１……陽極焼結体、２……陽極酸
化皮膜、３……半導体層、４……グラフアイト
層、５……陰極層、５ａ……エポキシ系バインダ
ーを用いた導電層、５ｂ……酢酸セルロース系バ
インダーを用いた導電層、５ｃ……半田層。
Claims (1)
- １ 弁作用金属陽極体の表面に酸化皮膜、半導体
層、グラフアイト層を順次設け、かつ前記グラフ
アイト層の表面に順次、エポキシ系バインダーを
有する第１の導電層、酢酸セルロース系バインダ
を有する第２の導電層および半田層を順次設けた
ことを特徴とする固体電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23186383A JPS60123017A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | 固体電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23186383A JPS60123017A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | 固体電解コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60123017A JPS60123017A (ja) | 1985-07-01 |
| JPH032332B2 true JPH032332B2 (ja) | 1991-01-14 |
Family
ID=16930195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23186383A Granted JPS60123017A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | 固体電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60123017A (ja) |
-
1983
- 1983-12-08 JP JP23186383A patent/JPS60123017A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60123017A (ja) | 1985-07-01 |
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