JPH0370894B2 - - Google Patents
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- JPH0370894B2 JPH0370894B2 JP24886684A JP24886684A JPH0370894B2 JP H0370894 B2 JPH0370894 B2 JP H0370894B2 JP 24886684 A JP24886684 A JP 24886684A JP 24886684 A JP24886684 A JP 24886684A JP H0370894 B2 JPH0370894 B2 JP H0370894B2
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- conductive layer
- silver paint
- conductive silver
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Landscapes
- Thermistors And Varistors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は固体電解コンデンサの製造方法に関
し、とくに固体電解コンデンサの陰極部の製造方
法に関する。
し、とくに固体電解コンデンサの陰極部の製造方
法に関する。
従来、固体電解コンデンサの製造方法では、第
２図に示すようにタンタル、アルミニウム等の弁
作用を有する金属の陽極焼結体１の表面に陽極酸
化皮膜２、二酸化マンガン等の金属酸化物からな
る半導体層３、カーボンまたはグラフアイト層４
を順次形成した後、酢酸セルロース系バインダー
を用いた銀ペーストなどの塗料の導電層５ｂを浸
漬により塗布・乾燥して形成し、溶融半田に浸漬
して半田層５ｃを形成し陰極層５としていた。
２図に示すようにタンタル、アルミニウム等の弁
作用を有する金属の陽極焼結体１の表面に陽極酸
化皮膜２、二酸化マンガン等の金属酸化物からな
る半導体層３、カーボンまたはグラフアイト層４
を順次形成した後、酢酸セルロース系バインダー
を用いた銀ペーストなどの塗料の導電層５ｂを浸
漬により塗布・乾燥して形成し、溶融半田に浸漬
して半田層５ｃを形成し陰極層５としていた。
このような製造方法で得られた固体電解コンデ
ンサは、半田層５ｃによる陰極層５の表面層を設
けるため下地の導電層５ｂは半田付けを容易な状
態にする必要があるから、酢酸セルロース系等の
バインダーを使用していた。このため導電層５ｂ
はカーボンまたはグラフアイト層４との密着強度
が弱く、溶融半田に浸漬して半田層５ｃを被着形
成する時に導電層５ｂがカーボンまたはグラフア
イト層４から剥離することがある。また導電層５
ｂに用いた塗料のバインダーが酢酸セルロース系
であるためコンデンサの耐湿特性が悪かつた。
ンサは、半田層５ｃによる陰極層５の表面層を設
けるため下地の導電層５ｂは半田付けを容易な状
態にする必要があるから、酢酸セルロース系等の
バインダーを使用していた。このため導電層５ｂ
はカーボンまたはグラフアイト層４との密着強度
が弱く、溶融半田に浸漬して半田層５ｃを被着形
成する時に導電層５ｂがカーボンまたはグラフア
イト層４から剥離することがある。また導電層５
ｂに用いた塗料のバインダーが酢酸セルロース系
であるためコンデンサの耐湿特性が悪かつた。
さらに近年、電子部品の高信頼度化、特に耐湿
特性の向上が固体電解コンデンサにも要求されて
いる。このような従来構造のものでは、高耐湿試
験などにおいて電気的特性の要求品質に満足しな
い欠点があつた。
特性の向上が固体電解コンデンサにも要求されて
いる。このような従来構造のものでは、高耐湿試
験などにおいて電気的特性の要求品質に満足しな
い欠点があつた。
本発明の目的はかかる従来欠点を改良した固体
電解コンデンサを提供することにある。
電解コンデンサを提供することにある。
本発明固体電解コンデンサは弁作用金属陽極体
の表面に順次、酸化皮膜、半導体層、グラフアイ
ト層を設け、かつ上記グラフアイト層の表面にエ
ポキシ系バインダーを有する第１の導電性銀塗料
層を未硬化状態で塗布する工程と前記第１の導電
層上に酢酸セルロース系バインダーを有する第２
の導電層を塗布する工程と、第１の導電層及び第
２の導電層を同時に硬化する工程を有することを
特徴とする。
の表面に順次、酸化皮膜、半導体層、グラフアイ
ト層を設け、かつ上記グラフアイト層の表面にエ
ポキシ系バインダーを有する第１の導電性銀塗料
層を未硬化状態で塗布する工程と前記第１の導電
層上に酢酸セルロース系バインダーを有する第２
の導電層を塗布する工程と、第１の導電層及び第
２の導電層を同時に硬化する工程を有することを
特徴とする。
以下、本発明固体電解コンデンサの実施例をタ
ンタルコンデンサについて図面を参照して説明す
る。
ンタルコンデンサについて図面を参照して説明す
る。
第１図においてタンタルコンデンサの陽極焼結
体１を陽極酸化して表面に陽極酸化皮膜２を形成
し、硝酸マンガン水溶液に含浸させた後、熱分解
させて二酸化マンガンの半導体層３を形成させ
る。この硝酸マンガンの熱分解時の熱により劣化
した陽極酸化皮膜２の箇所を修復させるため陽極
酸化の再化成を行ない、所要の厚さの二酸化マン
ガンの半導体層３を得るまで硝酸マンガン水溶液
の含浸、熱分解および再化成工程を繰り返して行
なう。次に表面にグラフアイトペーストを塗布・
乾燥させてグラフアイト層４を被着形成させる。
体１を陽極酸化して表面に陽極酸化皮膜２を形成
し、硝酸マンガン水溶液に含浸させた後、熱分解
させて二酸化マンガンの半導体層３を形成させ
る。この硝酸マンガンの熱分解時の熱により劣化
した陽極酸化皮膜２の箇所を修復させるため陽極
酸化の再化成を行ない、所要の厚さの二酸化マン
ガンの半導体層３を得るまで硝酸マンガン水溶液
の含浸、熱分解および再化成工程を繰り返して行
なう。次に表面にグラフアイトペーストを塗布・
乾燥させてグラフアイト層４を被着形成させる。
次にエポキシ系バインダーを用いた銀塗料を塗
布し、完全硬化しないゲル化状態の第１の導電層
５ａを形成する。次に第１の導電層５ａ上に酢酸
セルローズ系バインダーを用いた銀塗料を塗布し
第２の導電層５ｂを形成する。第２の導電層を形
成した後、第１の導電層及び第２の導電層を同時
に完全硬化するまで熱硬化させる。
布し、完全硬化しないゲル化状態の第１の導電層
５ａを形成する。次に第１の導電層５ａ上に酢酸
セルローズ系バインダーを用いた銀塗料を塗布し
第２の導電層５ｂを形成する。第２の導電層を形
成した後、第１の導電層及び第２の導電層を同時
に完全硬化するまで熱硬化させる。
次に溶融半田の槽（図示省略）に浸漬して第２
の導電層５ａの上に半田層５ｃを被着した導電層
１５を有する固体電解コンデンサを形成する。
の導電層５ａの上に半田層５ｃを被着した導電層
１５を有する固体電解コンデンサを形成する。
本実施例品は、第１の導電層５ａとしてエポキ
シ系パインダーを有する銀塗料を用いているため
グラフアイト層４との密着強度が向上し、半導体
層３の表面に酢酸セルロース系樹脂の銀塗料を塗
布し第２の導電層５ｂを形成するので半田層５ｃ
の半田付けが容易となる。かつ、エポキシ系パイ
ンダー使用の銀塗料の導電層を形成するため耐湿
特性が著しく向上する。
シ系パインダーを有する銀塗料を用いているため
グラフアイト層４との密着強度が向上し、半導体
層３の表面に酢酸セルロース系樹脂の銀塗料を塗
布し第２の導電層５ｂを形成するので半田層５ｃ
の半田付けが容易となる。かつ、エポキシ系パイ
ンダー使用の銀塗料の導電層を形成するため耐湿
特性が著しく向上する。
また第１の導電層５ａと第２の導電層５ｂの密
着強度も、第１の導電層を完全硬化させずに第２
の導電層を塗布後、第１の導電層と第２の導電層
を同時に完全に硬化させているので、第１の導電
層と第２の導電層が互いに拡散してなじみ性が著
しく向上する導電層１５が得られる。
着強度も、第１の導電層を完全硬化させずに第２
の導電層を塗布後、第１の導電層と第２の導電層
を同時に完全に硬化させているので、第１の導電
層と第２の導電層が互いに拡散してなじみ性が著
しく向上する導電層１５が得られる。
次に第３図に上述の本発明実施例品10個と、本
発明実施例品と同一ロツト素子を用いて製造した
従来品の10個を温度125℃、48時間のプレツシヤ
ークツカー試験を行なつた結果を示す。図中、Ａ
は本発明の一実施例品、Ｂは従来例品を示す。試
験の結果はもれ電流（LC）に関して本発明実施
例品Ａが不良０個に対し、従来例品Ｂは短絡
（SH）不良が３個発生している。またLCの分布
も劣化の程度が大きくなつている。
発明実施例品と同一ロツト素子を用いて製造した
従来品の10個を温度125℃、48時間のプレツシヤ
ークツカー試験を行なつた結果を示す。図中、Ａ
は本発明の一実施例品、Ｂは従来例品を示す。試
験の結果はもれ電流（LC）に関して本発明実施
例品Ａが不良０個に対し、従来例品Ｂは短絡
（SH）不良が３個発生している。またLCの分布
も劣化の程度が大きくなつている。
以上、本発明によれば、耐湿特性に優れ、かつ
信頼度の高い固体電解コンデンサが得られる効果
がある。
信頼度の高い固体電解コンデンサが得られる効果
がある。
第１図は本発明の一実施例の固体電解コンデン
サの断面図、第２図は従来例の固体電解コンデン
サの断面図、第３図は本発明実施品と従来品との
性能をプレツシヤークツカー試験により比較した
グラフ。 図中の符号 １…陽極焼結体、２…陽極酸化皮
膜、３…半導体層、４…グラフアイト層、５，１
５…陰極層、５ａ…バインダーにエポキシを用い
た銀塗料の導電層、５ｂ…バインダーに酢酸セル
ロースを用いた銀塗料の導電層、５ｃ…半田層。
サの断面図、第２図は従来例の固体電解コンデン
サの断面図、第３図は本発明実施品と従来品との
性能をプレツシヤークツカー試験により比較した
グラフ。 図中の符号 １…陽極焼結体、２…陽極酸化皮
膜、３…半導体層、４…グラフアイト層、５，１
５…陰極層、５ａ…バインダーにエポキシを用い
た銀塗料の導電層、５ｂ…バインダーに酢酸セル
ロースを用いた銀塗料の導電層、５ｃ…半田層。
Claims (1)
- １ 弁作用金属陽極体の表面に酸化皮膜、半導体
層、グラフアイト層を順次設け、かつ前記グラフ
アイト層の表面に、エポキシ系バインダーを有す
る第１の導電性銀塗料層を未硬化状態で塗布する
工程と、前記第１の導電性塗料を完全硬果させな
いで前記第１の導電性銀塗料層上に酢酸セルロー
ス系バインダーを有する第２の導電性銀塗料層を
塗布する工程と、前記第１の導電性銀塗料層及び
第２の導電性銀塗料層を同時に硬化する工程とを
有することを特徴とする固体電解コンデンサの製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24886684A JPS61127116A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24886684A JPS61127116A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61127116A JPS61127116A (ja) | 1986-06-14 |
| JPH0370894B2 true JPH0370894B2 (ja) | 1991-11-11 |
Family
ID=17184584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24886684A Granted JPS61127116A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61127116A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5358422B2 (ja) * | 2009-12-15 | 2013-12-04 | Ｎｅｃトーキン株式会社 | 固体電解コンデンサ |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP24886684A patent/JPS61127116A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61127116A (ja) | 1986-06-14 |
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