JPH03233086A - 多重磁気シールドルーム - Google Patents

多重磁気シールドルーム

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JPH03233086A
JPH03233086A JP2869790A JP2869790A JPH03233086A JP H03233086 A JPH03233086 A JP H03233086A JP 2869790 A JP2869790 A JP 2869790A JP 2869790 A JP2869790 A JP 2869790A JP H03233086 A JPH03233086 A JP H03233086A
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JP
Japan
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opening
shielding
magnetically shielded
room
shielded room
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Pending
Application number
JP2869790A
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English (en)
Inventor
Sumio Mukoyama
向山 澄夫
Masanobu Nishiyama
西山 允宜
Kichiji Yabana
矢花 吉治
Toshiyuki Ishikawa
石川 敏行
Noboru Ishikawa
登 石川
Koji Osada
耕治 長田
Takashi Yuda
貴司 湯田
Tsutomu Yamamoto
力 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ′、産業上の利用分野: 本発明は、大きさの異プ;る複数の磁気シールドルーム
のユニットで構成した多重磁気シールドルームに関する
〔従来の技術〕
医療分野において、生体の微弱な磁場を検出する場合に
は、外部の磁場を遮蔽した磁気シールドルームが必要に
なる。また、物理計測分野においても、高性能の測定を
行うために、外部の磁場を遮蔽した磁気シールドルーム
を必要とする場合や、電子顕微鏡その他荷電粒子のビー
ムを扱う分野においても、外部の磁場の影響を排除する
ために磁気シールドルームを必要とする場合がある。
上記のように高感度の磁気センサー(SQUID)を用
いた生体磁気計測や電子顕微鏡等の精密電子機器その他
種々の分野で磁気シールドルームが必要とされる場合が
あるが、このような場合、従来の磁気シールドルームは
、例えばパーマロイや珪素鋼板等、強磁性材料の鋼板を
用いたり、木板等の非磁性体からなるパネルにパーマロ
イやアモルファス等の強磁性材料からなるシートを張り
付けた磁気シールドパネルを用いてシールド空間を構成
している。
第12図は磁気シールドルームの構成概要を示す図、第
13図は磁気シールドルームの開口部構造の従来例を説
明するための図、第14図は磁気シールドルームの人口
開口部に用いられる従来の磁気シールド扉を示す図であ
る。図中、51は磁気シールドルーム、52は出入口、
53と54は開口部、55.56.58は板、57はス
リーブ、61は壁、62は扉、63は蝶番、64と65
は磁気シールド材を示す。
一般に、天井や床、壁の各面は、強磁性材料からなる磁
気シールド剤のシート等を用いることによって充分なシ
ールド性能を確保することはできるが、磁気ンールドル
ーム51には、第12図に示すように出入りするだめの
出入口52が設けられ、また、換気や信号ケーブル、電
源ケーブル等の導入のための開口部53.54が設けら
れる。
そのため、天井や壁、床だけでは完全に密閉したシール
ド空間が構成されない。磁気シールドルーム全体として
のシールド性能を高めるには、これら出入口52、開口
部53.54での磁気漏れを防ぐことが必要である。
そこで、換気やケーブル導入のための開口部53.54
は、単一のスリーブを通して構成する方法と、第13図
に示すように縦、横用の板55.56.58を切り出し
、これらを溶接して格子を作り、開口部53.54を構
成する方法が従来より採用されている。そして、これら
に天井や壁、床と同様にパーマロイ等の強磁性材料を用
いることにより開口部における外部磁場の遮蔽を実現し
ている。
また、出入口62の開口部は、第14図に示すように凸
形状にした金庫扉形式のものが従来より用′、1られ、
この扉の形状に合うように開口部を段状にして蝶番63
を支持し開閉するように構成している。これは、隙間か
ら磁気漏れが生じ磁気シールド性能が劣化するのを防ぐ
ためであり、そのたtに凸形状の構造が密着度を高くす
るのに有効だからである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、珪素鋼板等の銅板を用いて磁気シールド
ルームを建設する場合には、構成材料が重くなるため、
揚重機等の使用が必要となって建設作業も大掛かりなも
のとなり、構造の補強や安全対策、コスト等が問題とな
る。特に、上記のように生体磁気計測や高精度磁気計測
、精密電子機器等の分野では、既設の建物内、さろには
その中の1室に磁気シールドルームを設置し、その中に
計測装置や電子機器等を収納することになるが、このよ
うな場合には、重量の問題や材料の搬入の問題、施工の
問題等フ現実的には設置が難しくなると5)う問題があ
り、磁気シールドルームの建設の自由度が低くなってい
る。
また、パーマロイは、機械的、熱的ストレスが加わると
、性能が著しく劣化してしまうという問題がある。その
ため、穴開は等の加工を加えると水素雰囲気炉で焼鈍し
なければ一=みない。ところが、パーマロイのシートを
シールド材として用いる場合には、非磁性体のパネル=
シートを取り付けるのに接着剤や粘着テープを用いれば
孔開は加工が不要であるが、釘やビス等を用いる場合に
は、釘又はビスを通す穴を開けることが必要となる。
しかし、現場で穴を開けると、その周辺のパーマロイに
歪みを与えるため、焼鈍を行わないと、シールド性能が
著しく低下してしまう。そのため、焼鈍処理の行えない
建設現場では、下地パネルにパーマロイのシートを張り
付けるため、建設現場で穴を開けた場合、一定のシール
ド性能を維持するために現場から工場等に戻して再度焼
鈍が必要となり、時間と費用が嵩むという問題が生じる
さらに、パーマロイに穴を開けた場合には、その部分か
らの磁気漏れが問題になる。そのため、パーマロイ4張
り付けた後に板と板とを被せ材で覆う必要がある。しか
し、この被せ材の取り付けにも釘又はビスが用いられて
いる。しかも、穴開は後に焼鈍をすると穴の位置が合わ
なくなるという問題が生じる。
他方、磁気シールドルームの開口部は、上記のように単
一のスリーブを通した場合、径を大きくすると磁気漏れ
による性能の劣化が著しくなるという問題がある。逆に
径を小さくすると換気が十分でなくなったり、ケーブル
の導入が面倒になるという問題がある。また、第13図
に示すように溶接により格子を作って開口部を構成する
場合には、その板としてパーマロイ等の強磁性材料を用
いるため、溶接により先に述べたように性能が著しく劣
化してしまう。そのため、溶接後に焼鈍を行う必要があ
り、組立、加工に手間がかかるという問題がある。
出入口の扉は、蝶番を使った開閉機構を採用しているた
め、特に蝶番の取り付は側に隙間が出来やすくなる。そ
こで、このような隙間による性能の劣化を防ぐため、凸
形状の金庫扉方式でしかも隙間が生じないように扉も厚
めにし寸法精度も高くしなければならない。その結果、
扉の自重が増え蝶番もそれに伴い重装備となり、コスト
高になると共に使いにくいものになってしまうという問
題がある。さらには、第14図に示すように内側で磁気
シールド材のシート65を接続して、シールド面を形成
するため、凸形状に合わせてシートを曲げ加工すること
が必要になる。しかし、シートとしてパーマロイを用い
た場合、性能が著しく劣化してしまうため、機械加工後
に焼鈍を行う必要があり、施工に手間がかかるという問
題がある。
このような性能の劣化を補う方法として、入口通路を迷
路型にして磁気シールド空間を構成する場合もあるが、
この場合には、空間の無駄が多くなり経済的にも問題と
なる。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、その目
的は、シンプルな構成で高いシールド性能を確保するこ
とができるようにすることである。
本発明の他の目的は、要求に応じた大きさ、性能の磁気
シールドルームを提供できるようにすることである。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明は、強磁性材料からなる磁気シールド
材を用いて天井や壁、床の面及び開ロ部ノ磁気”−ルト
ヲ行う多重磁気シールドルームであって、大きさの異な
る複数の磁気シールドルームユニットを多重配置して構
成したことを特徴とするものであり、さらには、出入口
の扉をガイドレールで側方から移動して開口部を塞ぐよ
うにガイドし押圧固定するスライド式としたことを特徴
とするものである。
〔作用〕
本発明の多重磁気シールドルームでは、大きさの異なる
複数の磁気シールドルームユニットを多重配置して構成
するので、各磁気シールドルームユニットに高いシール
ド性能を備えていなくても全体としてシールド性能を高
めることができる。
また、出入口の扉をガイドレールで側方から移動して開
口部を塞ぐようにガイドし押圧固定するスライド式とす
るので、各磁気シールドルームの隙間を小さくすること
ができ、蝶番を用いた開閉機構を採用したものより全体
としてコンパクトに構成することができる。しかも、構
成する磁気シールドルームユニットの大きさや数を選ぶ
ことにより、要求に応じた大きさ、性能の磁気シールド
ルームを提供することができる。
口実施例〕 以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係る多重磁気シールドルームの1実施
例を示す図であり、1−1〜1−3はシールドルームユ
ニッ)、2−1〜2−3は出入口を示す。
1つの磁気シールドルームでは、天井や床、壁の各面、
換気やケーブル導入の開口部、出入口の開口部、それぞ
れで要求に応じた充分なシールド性能を確保しなければ
ならない。そのため、特に出入口の開口部では、構造が
複雑になり且つ高い製作精度が要求されるだけでなく、
重量が増え扉の開閉機構も重装備なものとなってしまう
。そこで、本発明は、大きさの異なる複数のシールドル
ームユニットを用い多重構造の磁気シールドルームによ
りシールド性能を高めるようにしたものであり、その実
施例を示したのが第1図である。
第1図において、シールドルームユニット1−1〜1−
3は、強磁性材料からなる磁気シールド材を用いて天井
や壁、床の面及び開口部の磁気シールドを行う大きさの
異なるユニットであり、出入口2−1〜2−3は、扉の
開閉スペースを少ないスライド方式を採用したものであ
る。すなわち、磁気シールドルームとして必要なスペー
スを有するシールドルームユニット1−3を1番内側に
配置すると、それより大きいシールドルームユニット1
−2.1−1を順次外側に配置するので、先に説明した
金庫扉形式の出入口にすると、蝶番を用いた開閉スペー
スを確保するだけ大きめのシールドルームユニット1−
2.1−1が必要になる。
しかし、出入口の扉をガイドレールで側方から移動して
開口部を塞ぐようにガイドし押圧固定するスライド式の
場合には、開閉スペースを確保するためのシールドルー
ムユニットl−3と1−2との隙間、1−2と1−1と
の隙間が蝶番を用いたものより狭くてもよくなる。した
がって、1番内側のシールドルームユニット1−3を同
じ大きさにした場合に、1番外側のシールドルーム1−
1を小さくすることができ、設置スペースを低減するこ
とができる。
上記のように大きさの異なるシールドルームユニッ)1
−1〜1−3により多重構造の磁気シールドルームを構
成すると、それぞれのシールドルームユニット1−1〜
1−3に高いシールド性能を持たせなくても、多重空間
が存在することにより各シールドルームユニット1−1
〜1−3での磁気漏れの減衰効果を高めることができ、
全体として充分に高いシールド性能を確保することがで
きる。したがって、各磁気シールドルームユニットをシ
ンプルにすることができ、コンパクト化、コストの低減
を図ることができる。また、種々の大きさのシールドル
ームユニットヲ揃えておくことにより、磁気シールドル
ームユニットの大きさや組合せの数を自由に選ぶことが
でき、要求に応じた性能(ユニット数)、大きさの磁気
シールドルームを提供することができる。
次に、開口部の実施例を説明する。
第2図は出入口の開口部構造の1実施例を示す図、第3
図はローラ何校りハンドルの構成例を示す図、第4図は
ローラ係合部を示す図である。図中、11は壁、12は
扉、14と15はローラ何校りハンドル、16は係合溝
、17はローラ、18.18’、18’はガイドレール
、21〜24はシートを示す。
第2図において、壁11は、両面に磁気シールド材、例
えばパーマロイやアモルファス等の高透磁率の磁性材料
からなるシート21.22を取り付けたものであり、そ
の入口開口部の上から見た状態を示している。そして、
開口部側面には、ローラ何校りハンドル14.15のロ
ーラ17が係合する係合溝16を有している。扉12は
、壁11の入口開口部を塞ぐものであり、両面に磁気シ
ルト材のシート23.24を取り付けると共に、両側に
ローラ何校りハンドル14.15を取り付け、このロー
ラ何校りハンドル14.15を回動接作することにより
ローラ17を開口部側面の係合溝16に係合、離脱させ
る。扉12の開閉では、ガイドレール18.18’、1
8’をガイドとし、まず、ガイドレール18に沿って壁
11の開口部の側方かろ正面へ移動し、しかる後ガイド
レール18’、18’に沿って開口部を塞ぐように扉1
2をガイドする。その状態でローラ何校りハンドル14
.15を回動接作して、扉12を壁11の開口部に押圧
固定する。
ローラ何校りハンドル14.15は、第3図(a)に正
面図、同図ら)に側面図を示すように把手と一体となっ
たアームの先端にローラ17を有し、このローラ17を
係合溝16に係合させる。その係合溝の正面図が第4図
(a)であり、側面図が同図(b)である。係合溝16
は、ローラ17が下側から入ってくるので、同図(a)
に示すようにローラ17が入る下側をやや広めにして傾
斜を持たせることによって、同図ら)に示すようにロー
ラ何校りハンドルをへ方向へ回動させるにしたがってロ
ーラ17の係合度が強まり、密着度が上がるようになっ
ている。
第2図に示すように壁11及び扉12の両面にシート2
1〜24を取り付けると、壁11の内jのシート21と
扉12の内側のシート23により内側のシールド層が構
成され、同様に壁11の外側のシート22と扉12の外
側のシート24により外側のシールド層が構成される。
つまり、2層のシールド層ができるため、高いシールド
性能を確保することができる。
第5図は磁気シールドルームの開口部構造を側面から観
た図であり、25は吊り具、26は床を示す。図示のよ
うに扉12を吊り具25で吊りガイドレール18.18
’、18’でガイドして開閉を行うように構成し、ロー
ラ何校りハンドル14.14′を上下に取り付けると、
両側の上下2個所で扉12を開口部に押圧するので、全
周に平均した圧力をかけることができ、扉12と開口部
との密着度を上げ性能の劣化をより有効に防止すること
ができる。ガイドレール18.18′、18′は、扉の
上方であれば壁側でもよいし天井側でもよい。
なお、上記の実施例では、1枚板の扉を用いたが、本発
明は、スライドさせて開口部正面から扉を押圧固定する
ため、蝶番を用いた従来のものより密着性が高くなる。
したがって、金庫扉形式を採用してもパーマロイの曲げ
加工部での密着度もよくなるため性能の劣化を防ぐこと
ができる。また、内側と外側で2層のシールド層を形成
することによりさらにシールド性能を高めることができ
る。また、ガイドレールは、扉上方の壁側や天井側に設
けたが、扉下方の壁側や未開に設けてもよい。
上記のように磁気シールド材のシートで覆った扉をガイ
ドレールにより開口部の側方から正面へ移動し、しかる
後開口部を塞ぐようにガイドして押圧固定することによ
って、開口部と扉を圧接させてシールド層のシートを磁
気的に接続するので、簡単な構造でシールド性能の劣化
を防ぐことができ、迷路型にして磁気シールド空間を確
保するのに比べて経済的に磁気シールドを構成すること
ができる。また、押圧固定する手段として、扉の両側に
ローラ何校りハンドルを取り付けるので、密着度を高め
ることができ、天井や床、壁及び扉の両側の各表面を磁
気シールド材のシートで構成し、開口部壁の内側と扉の
内側、及び開口部壁の外側と扉の外側のそれぞれのシー
トを圧接接続することにより、2層でシールド層を構成
することができる。
第6図は換気やケーブル導入の開口部構造の1実施例を
示す図、第7図と第8図は開口部構造の他の実施例を示
す図である。図中、31は矩形パイプ、32は丸形パイ
プ、33は三角形パイプを示す。
第6図において、矩形パイプ31は、例えばパーマロイ
等の強磁性材料を用いて成形されたものであり、本発明
は、これを開口部のサイズに合わせて複数本束ね、開口
部に取り付けるようにするものである。そのために、ま
ず、同図(a)に示すようにある長さで成形された矩形
パイプ31を同図(b)に示すように所定の長さに切断
する。そして、所定の長さに切断した複数の矩形パイプ
31を同図(C)に示すように束ねて開口部の形状にし
、これを予め設けられた磁気シールドルームの開口部に
取り付ける。
上記のような磁気シールドルームの開口部構造とするこ
とによって、開口部の径が大きくてもパイプのサイズを
選ぶことによって磁気漏れを防ぐことができ、また、十
分な開口断面積を確保することができる。しかも、成形
されたパイプを束ねるので、溶接作業が不要になり、そ
れに伴って焼鈍の処理も不要になる。
第7図に示す例は、第6図に示す矩形パイプ32に代え
て丸形パイプ32を用いたものであり、第8図に示す例
は三角形パイプ33を用いたものである。このように種
々の形状に成形されたパイプを束ねると、相互に接触部
で磁気的に接続され磁気回路を形成するので、外部磁場
を遮断することができる。
なお、上記の実施例では、矩形や丸形、三角形に成形さ
れたパイプを用いたが、多角形その他種々の形状で成形
されたパイプを用いてもよい。また、同一形状のパイプ
を束ねたが、丸形、三角形等異なる形状のパイプを混合
して束ねてもよい。
例えばケーブル導入用の開口部において、径のことなる
幾つかのケーブルを導入する場合には、導入するケーブ
ルの径に合わせた径のものを用い、さらに、他の形状の
パイプも混合して、換気性能を持たせるようにしてもよ
い。
上記のように強磁性材料を用いた成形パイプを所定の長
さに切断し、東ねて開口部を形成するので、加工工数が
低減でき、施工性の向上を図ることができる。また、複
数のパイプを束ねるので、パイプの断面形状を選択する
ことにより、種々の形状の開口部を作ることができる。
を示す。
第9図及び第1O図は開口部構造の他の実施例を示す図
、第11図は開口部構造の断面図であり、同図(a)は
第9図に示す開口部構造を適用した例を示す図、同図(
b)は第10図に示す開口部構造を適用した例を示す図
である。図中、41と45はスリーブ、42−1〜42
−3.43.43−1〜43−4は遮蔽板、44は孔、
46は磁気シールドルーム遮蔽材、47はスリーブ、4
8はダクト、42.43は開口部遮蔽板を示す。
第9図において、スリーブ41、遮蔽板42−1〜42
−3は、例えばパーマロイ等の強磁性材料を用い、磁気
シールドルームの開口部に取り付けるものであり、遮蔽
板42−1〜42−3は、同図ら)に示すようにスリー
ブ41の断面サイズより小さいサイズで切り出したもの
である。そして、図示のように遮蔽板42−1〜42−
3の高さ寸法をスリーブ41の断面寸法より小さくした
場合には、上側と下側に交互に部分的な開口が形成され
るように遮蔽板42−1〜42−3をスリーブ41の内
側に取り付ける。したがって1、このスリーブ41を磁
気シールドルームの開口部に取り付ければよい。
第10図に示す例は、予め同図(a)に示す遮蔽板43
に同図(b)に示すように部分的な開口として多数の孔
43を開けたもの(パンチングメタル)を複数枚用意す
る。この場合、遮蔽板43.43−1〜43−4にパー
マロイ等の強磁性材料を用いると、孔開は加工により機
械的、熱的ストレスが加わり、先に述べたように性能が
著しく劣化してしまうので、同時に焼鈍処理を行う。そ
して、同図(C)に示すように複数枚の孔開き遮蔽板4
3−1〜43−4をスリーブ45に所定の間隔で重ね孔
がずれるように配置し、このスリーブ45を磁気シール
ドルームの開口部に取り付ける。
このようにすると、現場での孔開は作業や焼鈍処理は不
要になり、スリーブ45に孔開き遮蔽板43−1〜43
−4を取り付けてユニット化し、これを現場に持ち込む
ようにすると、現場での施工性を上げることができる。
上記のような開口部構造の場合には、第11図に示すよ
うに磁気シールドルーム遮蔽材46とスリーブ47と開
口部遮蔽板42.43との間で磁気抵抗が大きくならな
いように接触させることによって外部磁場の遮蔽性能を
高める。開口部遮蔽板42の隙間による部分的な開口を
有する同図(a)に示す例では、開口部遮蔽板42を所
定の間隔でスリーブ47の上側と下側に交互に取り付け
ることによって、また、開口部遮蔽板43の孔による部
分的な開口を有する同図ら)に示す例では、同じ孔の位
置で複数枚作製したものであれば、孔の位置が異−;る
位置となる回転角だけ取り付は角を変えて取り付けるこ
とによって、開口部をずらすことができる。したがって
、同図ら)に示す例の場合、開口部遮蔽板43の孔の位
置が開口部遮蔽板43を例えば90°回転させると異な
る位置になる場合には、90°ずつ取り付は角を変えれ
ばよい。
このようにすることによって外部磁場を遮蔽しつつ、換
気性能を確保することができる。
なお、上記実施例では、遮蔽板において縦、横のいずれ
かの寸法をスリーブの断面寸法より短くしたが、縦、横
それぞれの寸法ともスリーブの断面寸法より短くしても
よい。この場合には、遮蔽板をスリーブの上下左右それ
ぞれの隅に少なくても1枚ずつ計4枚取り付けることが
必要になるが、スリーブの断面寸法、遮蔽板の縦、横寸
法を厳密に合わせる必要がないので、さらに施工性を上
げることができる。また、第10図に示す実施例では、
円筒形のスリーブ、円板状の遮蔽板を用いたが、第9図
と同様に矩形状にしてもよい。この場合には、さらに、
第9図に示す取り付は隙間を部分的な開口にする方式と
第10図に示す遮蔽板に孔を開けて部分的な開口にする
方式とを併用してもよい。遮蔽板に開ける孔は、円形で
なく、矩形や多角形その他種々の形状の孔を採用しても
よいことはいうまでもない。
上記のように開口部に取り付けるスリーブに複数の遮蔽
板を重ねて取り付け、それぞれの遮蔽板の部分的な開口
をずらすことによって開口部の遮蔽性能の劣化を防ぐの
で、組立が簡単になり、開口部を格子で構成する方法に
比べて施工性を上げることができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば上記の実施例では
、3重構造を示したが各磁気シールドルームユニットの
性能に応じてその数を変えてもよい。すなわち、それぞ
れの磁気シールドルームユニットの性能が低いと、磁気
シールドルームユニットを3つ組み合わせ3重構造にし
ないと要求する性能が確保できなし)場合であっても、
それぞれの磁気シールドルームユニットの性能が高いと
、3重量造でなく磁二、℃シールドルームユニットを2
つ組み合わせた2重構造でも要求する性能が確保できる
ということもある。同一の強磁性材料を用いた場合に、
前者のユニットとして、例えば孔開は加工をして釘やビ
ス等を用いて磁気シールド’i−トを取り付けた磁気シ
ールドルームユニットがあるとすると、後者のユニット
として、例えば接着剤や粘着テープを用い、さらにはそ
れらに粉末状の強磁性材料を混入して孔開は加工をせず
に磁気シールドシートを取り付けた磁気シールドルーム
ユニットや、シールド層を重ねたりパネルの両面に配置
した複層シールドパネルによる磁気シールドルームユニ
ット等がある。
なお、この磁気シールドルームの外側又は内側、或いは
少なくとも2つの磁気シールドルームユニットによる多
重磁気シールドルームの空間に電磁シールドルームを設
けるようにすれば、電磁、磁気双方に対するシールドル
ームとすることが可能となる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明ろかなように、本発明によれば、複数
の磁気シールドルームユニットを多重配置するので、種
々の磁気シールドルームユニットを揃えることにより要
求された性能、大きさに柔軟に対応することができる。
また、多重化してシールド性能を高めることができるの
で、磁気シールドルームユニットに求められるシールド
性能の制約を緩和することができる。さらには、大きさ
の異なる磁気シールドルームを集めると、性能が異なる
ものであっても、その組み合わせにより多様な要求に対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る多重磁気シールドルームの1実施
例を示す図、第2図は出入口の開口部構造の1実施例を
示す図、第3図はローラ何校りノ1ンドルの構成例を示
す図、第4図はローラ係合部を示す図、第5図は磁気シ
ールドルームの開口部構造を側面から観た図、第6図は
換気やケーブル導入の開口部構造の1実施例を示す図、
第7図と第8図は開口部構造の他の実施例を示す図、第
9図及び第10図は開口部構造の他の実施例を示す図、
第11図は開口部構造の断面図であり、同図(a)は第
9図に示す開口部構造を適用した例を示す図、同図ら)
は第10図に示す開口部構造を適用した例を示す図、第
12図は磁気シールドルームの構成概要を示す図、第1
3図は磁気シールドルームの開口部構造の従来例を説明
するための図、第14図は磁気シールドルームの入口開
口部に用いられる従来の磁気シールド層を示す図である
。 1−1〜1−3てシールドルームユニット、2−1〜2
−3・・・出入口。 出 願 人   清水建設株式会社 復代理人 弁理士 阿 部 龍 吉(外6名)第1 図 (a) (b) 第2図 第4図 (a) (b) 蔦5図 第14図 4 第9図 (a) (b) 第1図 第12図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強磁性材料からなる磁気シールド材を用いて天井
    や壁、床の面及び開口部の磁気シールドを行う多重磁気
    シールドルームであって、大きさの異なる複数の磁気シ
    ールドルームユニットを多重配置して構成したことを特
    徴とする多重磁気シールドルーム。
  2. (2)出入口の扉をガイドレールで側方から移動して開
    口部を塞ぐようにガイドし押圧固定するスライド式とし
    たことを特徴とする請求項1記載の多重磁気シールドル
    ーム。
  3. (3)少なくとも1つに電磁シールドルームのユニット
    を用いたことを特徴とする請求項1記載の多重磁気シー
    ルドルーム。
JP2869790A 1990-02-07 1990-02-07 多重磁気シールドルーム Pending JPH03233086A (ja)

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