JPH04361974A

JPH04361974A - エレベータの制御盤

Info

Publication number: JPH04361974A
Application number: JP13630791A
Authority: JP
Inventors: Naoyoshi Yokoyama; 横山　直善
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1991-06-07
Filing date: 1991-06-07
Publication date: 1992-12-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［発明の目的］

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの機械室に
設置する制御盤に係り、特に省スペース化を図った設置
構成に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】周知のようにエレベータの制御盤は、機
械室の床に全て設置されていた。図１０は、この一例を
示し、機械室１には床に制御盤２が設置され、この制御
盤２に近接して巻上機３がマシンビーム４を介して設置
されている。機械室１は、この制御盤２を床に設置する
ためスペース的に狭くなるが、制御盤２の保守上の安全
を確保する関係上近接する巻上機３やその他の機器、壁
面１ａ等から安全寸法Ｌ（５００ｍｍ　以上）を必要と
していた。なお、同図の５はガバナ、６はトスコール、
７は機械室１の出入口に設けた扉を示す。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記したように機械室
１は、制御盤２に保守上の安全寸法Ｌを確保しなければ
ならないので、制御盤２の正味寸法から見ると相当広い
スペースを必要とする。一方、機械室１は、建築物の構
造全体からも制約を受ける関係上、安全寸法Ｌを確保で
きない建築計画図もあり、これに対しては安全寸法Ｌが
確保できるように計画変更をしなければならず、この取
合関係が複雑なものとなっていた。

【０００４】本発明の目的は、従来と同様の安全寸法を
確保しながら機械室の省スペース化を図り、機械室内の
機器配置を容易としたエレベータの制御盤を提供するこ
とにある。［発明の構成］

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、機械室の出入
口の扉の裏面に、常時は固定され点検時には回動可能と
なるように取付けられ、かつ回動位置を機械室の床面に
固定できるように構成したものである。

【０００６】

【作用】制御盤を点検するときには、扉を開いて機械室
内に入ってから一旦扉を閉め、この後制御盤を内側に回
動して開き、所望の位置で機械室の床面に固定し、点検
を行う。点検終了後は、機械室の床面との固定を外し、
制御盤を逆方向に回動して閉め扉に固定し、扉を開いて
外に出た後再び扉を閉める。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図１は、本発明の一実施例を適用した機械室の
平面図、図２は、図１のＡ−Ａ断面図である。図１およ
び図２において、１１は機械室１の出入口にヒンジ１１
ａを介して回動可能に取付けられた扉であり、裏面に重
量物（制御盤）を取付ける関係上従来の扉７に対し補強
材を固着して機械的強度を増した構造としている。この
扉１１には、裏面にヒンジ１２ａを介して制御盤点検扉
１２が回動可能に取付けられ、この制御盤点検扉１２に
は、制御盤１３と、常時扉１１に固定するための止ねじ
または止金具１４と、把手１５が取付けられている。制
御盤１３は、主要部は上記した従来の制御盤２と同じ構
成であるが、上部にはハンガー金具１６ａ，１６ｂが取
付けられ、下部には図３に示すようにローラ１７ａ，１
７ｂが回転自在に取付けられ、ヒンジ１２ａ側の側面に
は動力線を挿入して保護す電線管１８が取付けられてい
る。

【０００８】一方、扉１１の裏面上部には、図４に示す
ようにヒンジ１２ａを中心として円弧状に形成されたガ
イドレール１９ａ，１９ｂが取付けられ、制御盤点検扉
１２の回動時にハンガー金具１６ａ，１６ｂのローラ２
０ａ，２０ｂがそれぞれの上面を転動するようになって
いる。また、機械室１の床には、図５に示すようにヒン
ジ１２ａを中心とした円弧状のガイド溝２１ａ，２１ｂ
が設けられ、制御盤点検扉１２の回動時に図６に示すよ
うにそれぞれローラ１７ａ，１７ｂが転動するようにな
っている。なお、ガイド溝２１ａには、穴２１ｃが複数
箇所に設けられ、制御盤１３の回動角度を選択したとき
、制御盤１３の下部から落し込んだ制御盤固定金具２２
が挿入し、制御盤１３の回動角度を固定することができ
るようになっている。さらに、電線管１８には、図７に
示すように下端に回転キャップ２３が設けられ、機械室
１の床１ａに固定されている動力線用ボックス２４の上
部を蔽い、制御盤点検扉１２を回動したとき動力線が切
断されないようになっている。なお、機械室１の大きさ
は、安全寸法Ｌを図１に示すように制御盤１３の背面か
らとればよい。

【０００９】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。図９において、実線で示す扉１１は閉め
られた状態を示す。まず、機械室１へ入るときには、扉
１１を矢印３０で示すように外側に回動し、一点鎖線で
示す状態まで開く。このとき制御盤１３は、扉１１の裏
面に固定されたままである。次に、制御盤１３を点検す
るときには、扉１１を一旦閉め、止ねじまたは止金具１
４を外し、把手１５を握って制御盤点検扉１２を矢印３
１で示すように内側に回動し、二点鎖線で示す状態（角
度θ）まで開く。このとき、ハンガー金具１６ａ，１６
ｂのローラ２０ａ，２０ｂがそれぞれガイドレール１９
ａ，１９ｂ上を転動して制御盤１３の重量を支持し、ロ
ーラ１７ａ，１７ｂが床１ａのガイド溝２１ａ，２１ｂ
内を転動してガイドするので、制御盤点検扉１２をスム
ーズに回動しながら開くことができる。また、開き終っ
たときには、制御盤固定金具２２をガイド溝２１ａに設
けられた穴２１ｃに落し込み、その位置を固定する。点
検終了後は制御盤固定金具２２を引き上げ、制御盤点検
扉１２を逆方向に回動して閉め、止めじまたは止金具１
４で再び扉１１の裏面に固定する。この後、扉１１を外
側に開き外に出てから再度扉１１を閉める。なお、以上
の説明では、制御盤点検扉１２を最大まで開いて制御盤
１３の点検をするようにしたが、点検部分によっては開
き角度を少なくした方が都合のよい場合もあり、この開
き角度は床１ａに設けたガイド溝２１ａの穴２１ｃによ
って所望に選択できる。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、制
御盤を機械室の出入口の扉の裏面に回動可能に取付けて
いるので、従来と同様の安全寸法を確保しながら機械室
の省スペース化を図ることができ、機械室の機器配置も
容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を適用したエレベータの機械
室の平面図。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図。

【図３】図２の“Ｂ”部拡大図。

【図４】本発明の一実施例におけるガイドレールを示す
平面図。

【図５】本発明の一実施例におけるガイド溝を示す平面
図。

【図６】図５のＣ−Ｃ断面図。

【図７】本発明の一実施例における電線管を示す正面図
。

【図８】図７のＤ矢視図。

【図９】本発明の一実施例の作用を示す説明図。

【図１０】従来のエレベータの機械室を示す平面図。

【符号の説明】

１…機械室、１ａ…床、１１…扉、１２…制御盤点検扉
、１３…制御盤、１６ａ，１６ｂ…ハンガー金具、１７
ａ，１７ｂ…ローラ、１８…電線管、１９ａ，１９ｂ…
ガイドレール、２１ａ，２１ｂ…ガイド溝、２１ｃ…穴
、２２…制御盤固定金具。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　機械室の出入口の扉の裏面に、常時は
固定され点検時には回動可能となるように取付けられ、
かつ回動位置を前記機械室の床面に固定できるように構
成したことを特徴とするエレベータの制御盤。