JPH03232897A - ポリペプチドおよびその製造法 - Google Patents

ポリペプチドおよびその製造法

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JPH03232897A
JPH03232897A JP30885190A JP30885190A JPH03232897A JP H03232897 A JPH03232897 A JP H03232897A JP 30885190 A JP30885190 A JP 30885190A JP 30885190 A JP30885190 A JP 30885190A JP H03232897 A JPH03232897 A JP H03232897A
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JP
Japan
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vzv
fragment
plasmid
dna
vector
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Application number
JP30885190A
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English (en)
Inventor
Yukio Fujisawa
藤澤 幸夫
Kuniji Hinuma
州司 日沼
Masaaki Hasama
正聡 波佐間
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産」L比例オ」L分厨− 本発明は、水痘帯状庖疹ウィルス(varicella
−zostervirus、以下、VZVと略称)の表
面抗原gPT遺伝子を組換えDNA技術を用いて発現さ
せ、免疫学的に活性なりZv表面抗原gPIを製造し、
vZvワクチンの免疫原や診断薬の抗原として利用する
技術に関する。
炎来吸技監 VZVは抗体を持たない幼児の呼吸気道粘膜、結膜に侵
入し、局所リンパ腺で増殖して第一次ウルス血症を起こ
す。vzvはさらに肝、牌などの臓器において増殖し、
第二次ウィルス血症が起こり、皮膚や呼吸気道粘膜の真
皮から表皮に達し、増殖して水痘を形成する。通常は、
一般に良好な経過をとり、約12日で自然治癒する。し
かし、白血病やネフローゼなどの慢性疾患をもつ小児や
先天性免疫不全の小児が罹患すると重症になり、ときに
死亡に至ることがある。
初感染によって水痘を起こしたvZvは、知覚神経に沿
って抜根神経節に達して神経細胞に潜伏感染する。この
vZvは加齢、抗癌剤による治療などにより免疫能が低
下すると、再活性化してその神経支配領域の皮膚に帯状
の水痘を形成し、帯状庖疹となる(回帰発症)。
ヒトから分離されたvZvの岡株をモルモット3− の胎児細胞で継代培養することにより弱毒化した株が得
られ、さらにこの株をヒト2倍体細胞に継代培養するこ
とにより水痘弱毒生ワクチンが作製さ九た[Takah
ashi、 M :ヴアリセラ ワクチン(Varic
ella vaccine)、 In:ワクチン(Va
ccine) (ProtokinおよびMortim
er編)、526〜548頁、V、B、5aunder
s、 Ph1ladelphia、1988) 、この
岡株水痘ワクチンはわが国では1986年9月に認可さ
れ、1987年3月より発売されている。このワクチン
の接種対象はハイリスクの小児、ハイリスクの周囲の感
受性者、成人の未感染者および健康小児の希望者であり
、開発の経過から現段階ではすべての健康小児にルーチ
ンに接種することは勧められていない。
VZVの主要糖蛋白は、ウィルス粒子の表面に存在して
細胞への吸着や侵入に関与し、また細胞の表面に発現し
て抗体や感作リンパ球の標的となると考えられている。
vZvには4種類の糖蛋白が知られており、それぞれg
Pl、gpn、gpm、gp■と名付けられている(D
avison、 A、J。
ら、ジャーナルオブヴイロロジー(J、 virol、
)。
4− 57、1195〜1197(1986))。これらの糖
蛋白に対するモノクローナル抗体(MoAb)が分析さ
れたところ、gPIに対するM o A bには、補体
存在下で中和能を示すものと抗体依存性細胞障害能を示
すものがある。gpnやgPmに対するM o A b
には、補体なしに中和能を示すものが、gprVに対す
るM o A bには、補体なしに中和能を示すものと
抗体依存性細胞障害を示すものがそれぞれ知られている
( Ito 、阿、ら、ジャーナルオブヴイロロジ(J
、 Virol、)、53.98〜103(1985)
)。
一方、遺伝子組換え技術によってvZvのゲノム構造の
解析が急速に進み、DumaS株の全塩基配列が決定さ
れ、71個のオープン・リーディング・フレームがvz
vの遺伝子として提案された。そしてgpI(分子量9
4に、83K) 、gpII(分子量116に、106
に、64K) 、gpm(分子量115K)、gpIV
 (分子量55K)は各々の性質から遺伝子68,31
,37,67に対応すると推定され、遺伝子14には推
定上の蛋白gPVが割り当てられた(Davison、
 A、J、ら、ジャーナルオブヴイロロジー(J、 V
irol、)、57゜1195〜1197(1986)
)。
発明が解決すべき課題 本発明者は、遺伝子工学的手法を用いて、vzV糖蛋白
の中でウィルス中和能と抗体依存性細胞障害能の誘導が
予測されるgPIを作製し、該物質をコンポーネントワ
クチンの免疫原および■Z■抗体検出のための診断薬の
材料として利用することを目的とするもので、VZVの
表面抗原gpIを大量に生産する技術の開発が本発明に
おける課題である。
を  するための手 本発明者等は、VZVの臨床分離株(Kuzuhara
株)の感染細胞から、パルスフィールド電気泳動によっ
てウィルスゲノムを分離し、そこからDumaS株にお
いて既に報告されている塩基配列をもとに、gPI遺伝
子を含むI)NA断片をクローニングした。
本発明はこのクローニングに基づくもので、このたび解
析されたgPI遺伝子配列、それから推測されるアミノ
酸配列は新規なものである。即ち、本発明の40位のア
ミノ酸はIleである点において、公知のもの(Dav
ison、 A、J、ら、ジャーナルオブジェネラルヴ
イロロジー(J、 Gen、 Vir。
1、)、57.1759(1986)、特開昭61−8
1792号〕とは異なっている。
すなわち、本発明は、(1)その分子中に以下のアミノ
酸配列(1)を含有する蛋白質、即ち水痘帯状庖疹ウィ
ルスの表面抗原gPTおよびその誘導体: (I) 0 11e Asp Glu Asp Lys Leu A
sp Thr Asn Ser Val Tyr Gl
u Pro TyrTyr 1(is Ser Asp
 His Ala Glu Ser Ser Trp 
Val Asn Arg Gly Glu 5e■ Ser Arg Lys Ala Tyr Asp H
is Asn Ser Pro Tyr Ile Tr
p Pro ArgAsnAsp Tyr Asp G
ly Phe Leu Glu Asn Ala )u
s Glu His His Gly Van、 Ty
■ Asn Gln Gly Arg Gly Ile A
sp Ser Gly Glu Arg Leu Me
t Gin Pro ThrGin Met Ser 
Ala Gin Glu Asp L8u Gly A
sp Asp Thr G取11e阻s Vallle
 Pro Thr Leu Asn Gly Asp 
Asp Arg His Lys Ile Val A
sn Val AspGin Arg Gln Tyr
 Gly Asp Val Phe Lys Gly 
Asp Leu Asn Pro Lys Pr。
Gin Gly Gln Arg Leu Ile G
lu Val Ser Val Glu Glu As
n His Pro Phe7− Thr Leu Arg Ala Pro Ile G
ln Arg Ile Tyr Gly Val Ar
g Tyr Thr GluThr Trp Ser 
Phe Leu Pro Ser Leu Thr C
ys Thr Gly Asp Ala Ala Pr
Ala Ile Gin His Ile Cys L
eu Lys l1is Thr Thr Cys P
he Gln Asp Va■ Val Val Asp Val Asp Cys A
la Glu Asn Thr Lys Glu As
p Gln Leu AlaGlu Ile Ser 
Tyr Arg Phe Gin Gly Lys L
ys Glu Ala Asp G]、n Pro T
r■ lle Val Val Asn Thr Ser T
hr t8u Phe Asp Glu Leu Gl
u Leu Asp Pr。
Pro Glu Ile Glu Pro Gly V
al Leu Lys Val Leu Arg Th
r Glu Lys GlnTyr Leu Gly 
Val Tyr Ile Trp Asn Met A
rg Gly Ser Asp G]、y Thr 5
e■ Thr Tyr Ala Thr Phe Leu V
al Thr Trp Lys Gly Asp Gl
u Lys Thr ArgAsn Pro Thr 
Pro Ala Val Thr Pro Gln P
ro Arg Gly Ala Glu Phe Hi
sMet Trp Asn Tyr His Ser 
His Val Phe Ser Val Gly A
sp Thr Phe Ser60 Leu Ala、 (2)上記(1)記載の蛋白質をコードする塩基配列を
含有する組換えDNA、(3)上記(2)記載の組換え
DNAを保持する形質転換体、(4)上記(3)記載の
形質転換体を培養し、培養物中に上記(1)記載の蛋白
を生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴とする該
■Zvの表面抗原gPTの製造法を提供するものである
(1)の蛋白質の一例としては、第2図に示さ8− れるようなアミノ酸配列を含有する蛋白質が挙げられる
。このうち水痘帯状庖疹ウィルスの表面蛋白gPIのト
ランスメンブラン領域の除外されたgP 1.すなわち
アミノ酸残基N091〜No。
535までのアミノ酸配列で構成される蛋白質は、遺伝
子工学的手法で製造した場合、細胞から分泌されてくる
ため精製が容易であり、また抗原性についてはgPI全
分子と同等であるため、本発明の目的に特に適ったもの
と言える。
アミノ酸配列(I)の蛋白質をコードする塩基配列を含
有するDNAとしては第2図に示すものが一例として挙
げられる。第2図の塩基No、195からNo、115
7までがアミノ酸配列(1)に相当する。
本発明における蛋白質(I)をコードする塩基配列を含
有する組換えDNAのうち、例えば発現型ベクターは、
例えば(イ)V Z V Kuzuhara株からゲノ
ムDNAを分離し、(ロ)ゲノムDNAを制限酵素X 
b a IとHi n d mで消化し、消化物を大腸
菌で複製できるプラスミドに組み込み、(ハ)得られた
組換えプラスミドで宿主大腸菌を形質転換し、(ニ)得
られた形質転換体を培養後、形質転換体から適当な方法
、例えばDNAプローブを用いたコロニーハイブリダイ
ゼーション法によって目的とするDNAを含有するプラ
スミドを単離し、(ホ)そのプラスミドから目的とする
クローン化DNAを切り出し、(へ)必要により該クロ
ーン化DNAを制限酵素処理、ヌクレアーゼ処理、適当
なリンカ−の付加反応に付した後、該クローン化DNA
を、または該クローン化DNAの5′末端側に、gP1
本来のシグナル配列の代わりに他のシグナルペプチドの
すべてまたは一部をコードするDNAを結合させたDN
Aを、外来遺伝子発現用ビークル中のプロモーターの下
流に読み枠が一致するように連結することにより、作製
することができる。
本発明に用いるベクター(例、プラスミド)としては、
宿主に対応して複製可能なものであれば何でもよい。宿
主が大腸菌である場合には、例えばp B R322(
Sutcliffe、 J、G、eコールドスプリング
ハーバーシンポジウム(Cold Spring )I
arborSymposium)、43.77(197
9)]にプロモーターを挿入することによって外来遺伝
子発現用ビークルが得られる。宿主が酵母の場合には、
例えばpsH19[Harasima、S、ら、モレキ
ュラーセルラーオブバイオロジー(Mo1.Ce11.
Biol、)、4,771(1984))、psH19
−1(ヨーロッパ特許出願公開EP−A−023543
0)などが挙げられ、これらにプロモーターを挿入する
ことによって外来遺伝子発現用ビークルが得られる。宿
主が動物細胞の場合には、例えばp B R322にS
V40由来のプロモーター、レトロウィルスのプロモー
ターなどを挿入することによって外来遺伝子発現用ビー
クルが得られる。
本発明で用いられるプロモーターとしては、遺伝子の発
現に用いる宿主に対応して適切なプロモーターであれば
いかなるものでもよい。宿主が大腸菌である場合は、λ
PLプロモーター、λPRプロモーター、trpプロモ
ーター、tacプロモーターT7プロモーターなどが好
ましく用いられる。宿主が酵母である場合は、GLD(
GAPH)ブロモ11− −ター、PH○5プロモーター、PGKプロモーター、
ADHプロモーター、PH○81プロモーターなどが好
ましく用いられる。宿主が動物細胞である場合には、S
V40由来のプロモーター、レトロウィルスのプロモー
ターなどが挙げられる。
プロモーターは対応する遺伝子より酵素的に調製するこ
とができる。また、化学合成することもできる。
アミノ酸配列(I)を含有する蛋白質をコードするDN
Aを発現させる発現プラスミドは上記の発現用ベクター
のプロモーターの下流に該蛋白質をコードするDNAを
挿入することによって得られる。このDNAとしては、
先に述べたように第2図に示すもの、或いはその一部が
例として挙げられる。
宿主が大腸菌の場合は、発現用ベクターとしては、たと
えばp T RP 801 [Fujisava、 Y
ら、ニュータレイックアシッズリサーチ(Nucl、A
c1ds Res、)、11.3581(1983)]
、 p TE101 (Taniyama、 Y。
ら、ジャーナルオブザタケダリサーチラボラトリーズ(
J、Takeda Res、 Labs、)、45,1
36(1986))、 pK K+233−2(Pha
r+nacia LKB、 Sweden)などが挙げ
られる。宿主が酵母の場合の発現用ベクターとしては、
たとえばpPHO17、pGLD906、pGLD90
6−1、(Itoh、Y、ら、バイオケミカルアンドバ
イオフィジカルリサーチコミュニケーション(Bioc
hem、 Biophys 、 Res、Commun
 、 )、 138 、268 、 (1986))が
あげられる。宿主が動物細胞の場合の発現ベクターとし
ては、たとえばp c D x (Pharmacja
 LKB。
Sweden)とp MA Mneo(Toyobo 
Co、 Ltd、、 Japan)とを組み合わせて用
いることができる。この場合、アミノ酸配列(1)を含
有する蛋白質をコードするDNAの下流にターミネータ
−を挿入することによって該DNAの発現量を高めるこ
とができる。
このターミネータ−としては、例えば酵母の場合には、
フォスフォグリセレートキナーゼ遺伝子(PGK)、2
μDNAのFLP遺伝子、インベルターゼ遺伝子(SU
C2)などのターミネータ−が挙げられる。
本発明における発現プラスミドを構築するための方法は
公知であり、文献たとえばモレキュラークローニング(
Molecular Cloning)(1982)、
コールドスプリングハーバ−ラボラトリ−(Cold 
Spring Harbor Laboratory)
(1982)に記載されている。
組換えDNAにより形質転換される宿主としては、大腸
菌、酵母、動物細胞などが挙げられる。
大腸菌としては、C600,MM294.N4830−
1.HMS174(DE3)pLysSなどが挙げられ
る。酵母としては、たとえばサツカロマイセスセレビシ
ェ(Saccharomyces cerevisia
e)AH22R”−、NA 87−11 A、 DKD
 −5Dなどが挙られるが、特に、S、 cerevi
siaeの呼吸欠損株(ρ−)が宿主として適している
呼吸能を有する酵母(親株ρ十)から呼吸欠損株(ρ−
)を得る方法自体は公知であり、例えば、〔「ラボラト
リーコースマニュアルフォーメソッズインイーストジェ
ネティクス(Laborat。
ry Course Manual for Meth
od in Yeast GeneticS)」、コー
ルドスプリングハーバ−ラボラトリ−(Colcl S
pring t(arbor Laboratory)
、 (1986)〕に記載されている。即ち、親株をエ
チジウムブロマイドを含む培地で培養したのち、炭素源
としてグルコースを含む培地では生育できるがグリセロ
ールを含む培地では生育できない菌株を分離することに
よって呼吸欠損株を容易に得ることができる。また頻度
は低いが親株の単一コロニーの中から呼吸欠損株を得る
ことができる。ここで言う親株が、発現プラスミドを有
する形質転換株(組換え体)の場合には、その呼吸欠損
株を得ることによって目的とする遺伝子発現量が高い組
換え体を直接に得ることができる。また親株が発現プラ
スミドを保持しない場合には、その呼吸欠損株を得たの
ち、これに発現プラスミドを導入することによって目的
の組換え体が得られる。
動物細胞としては、たとえばサル細胞C087、Ver
o、チャイニーズハムスター(CHO)細胞、マウスL
細胞、マウスミエローマ細胞、ヒトFL細胞などが挙げ
られる。
発現プラスミド(組換えDNA)を用いて大腸菌を形質
転換する方法は自体公知の方法、たとえばプロシージン
グスオブザナショナルアカデミーオブサイエンス(Pr
oc、Natl、Acad、Sci、USA)、69.
2110(1972) 、ジーン(Gene)、 17
.107(IQ82)などに記載の方法に従って行われ
る。
組換えDNA (プラスミド)を用いて酵母を形質転換
する方法は自体公知の方法、たとえばリチウム法[H,
Itoら、「ジャーナルオブバクテリオロジ−(J、B
acteriol、)、153,163(1983))
、プロトプラスト法(A、Hinnenら、プロシージ
ングスオブザナショナルアカデミーオブサイエンス(P
roc、Natl、Acad、Sci、USA)、75
.1927(1978))などが挙げられる。動物細胞
を形質転換するには、たとえばヴイロロジー(Viro
logy) 52,456(1973)に記載の方法に
従って行なわれる。
宿主としては真核細胞、特に動物細胞が好ましい。
このようにして得られた形質転換体(組換え体)をそれ
自体公知の方法で培養する。
形質転換体を培養する際、培養に使用される培地として
は液体培地が適当であり、その中には該15− 形質転換体の生育に必要な炭素源、窒素源、無機物その
他が含有せしめられる。炭素源としては、たとえばグル
コース、デキストリン、可溶性澱粉。
ショ糖など、窒素源としては、たとえばアンモニウム塩
類、硝酸塩類、コーンスチープ・リカーペプトン、カゼ
イン、肉エキス、大豆軸、バレイショ抽出液などの無機
または有機物質、無機物としてはたとえば塩化カルシウ
ム、リン酸二水素ナトリウム、塩化マグネシウムなどが
あげられる。
また、酵母、ビタミン類、成長促進因子などを添加して
もよい。
培地のpHは約6〜8がヌましい。
大腸菌用の培地としては、たとえばLB培地〔モレキュ
ラークローニング(Molecular clonin
g)  (1982)、 Co1d Spring H
arbor Laboratory)。
グルコースやカザミノ酸を含むM9培地(Miller
+ジャーナルオブエクスペリメンツインモレキュラージ
エネテイックス(Journal of Experi
ments in Mo1ecular Geneti
cs)、431−433. Co1d Spring 
Harbor Laboratory、New Yor
k、1972) )が好16− ましい。ここに必要によりプロモーターを効率よく働か
せるために、たとえばIAA (3β−インドリルアク
リル酸)、IPTG(イソプロピル−1−チオーβ−D
−ガラクトシド)のような薬剤を加えることができる。
培養は通常約15〜43℃で約3〜24時間行い、必要
により、通気や撹拌を加えることもできる。
酵母用の培地としては、たとえばパークホールダー(B
urkholder)最小培地〔アメリカンジャーナル
オブボタニー(Amer、J、Bot、)、 30.2
06(1943)〕あるいはその改変培地(A 、 T
oheら、ジャーナルオブバクテリオロジー(J、Ba
ctriol、)、 iL3゜727(1973)) 
、または低リン酸培地(A 、 Toheら、ジャーナ
ルオブバクテリオロジー(J、Bactriol。
)、υ、3.727(1973))が挙げられる。培養
は通常約15℃〜40°C1好ましくは24°C〜37
℃で10〜168時間、好ましくは24〜72時間行う
。振とう培養でも静置培養でもよいが、必要に応じて通
気や攪拌を加える。宿主が動物細胞である形質転換体を
培養する際、培地としては、たとえば約5〜20%の胎
児牛血清を含むMEM培地〔サイエンス(Scienc
eH22,501(1952))、 DMEM培地[ヴ
イロロジー(Virology)、8,396(195
9)]、 RP M I 1640培地〔ジャーナルオ
ブザアメリカンメディカルアソシエーション(The 
Jounal of the American Me
dical As5ociation) 199,51
9(1967))、 199培地〔プロシージングオブ
ザソサイエテイ フオーザバイオロジカルメデイスン(
Proceeding of the 5ociety
 for the Biological Medic
ine)73.1 (1950)3などが挙げられる。
pHは約6〜8であるのが好ましい。培養は通常約30
℃〜40℃で約15〜60時間行い、必要に応じて通気
や攪拌を加える。
本発明によれば、VZVのgPI活性を有するペプチド
は通常の蛋白質抽出・精製法、例えばガラスピーズによ
る菌体破砕、遠心分離、塩析、等電点沈殿、ゲルろ過、
イオン交換クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラ
フィー、アフイニティ・クロマトグラフィー、ショ糖グ
ラジェント超遠心、塩化セシウムグラジェント超遠心な
どの精製工程を適当に組み合わせることによって容易に
精製することができる。
なお、本明細書や図面において、塩基やアミノ酸などを
略号で表示する場合、IUPAC−IUB Comm1
sion on Biochemical Nomen
clatureによる略号あるいは当該分野における慣
用略号に基づくものであり、その例を次に挙げる。また
アミノ酸に関して光学異性体があり得る場合は、特に明
示しなければL一体を示すものとする。
DNA  :デオキシリボ核酸 cDNA:相補的デオキシリボ核酸 RNA  :リボ核酸 m RNA :メッセンジ+−RNA A  :アデニン T  :チミン G  ニゲアニン C:シトシン dATP:デオキシアデノシン三リン酸dTTP:デオ
キシチミジン三リン酸 dGTP:デオキシグアノシン三リン酸=19− dCTP:デオキシシチジン三リン酸 ATP  :アデノシン三リン酸 EDTA:エチレンジアミン四酢酸 SDS  ニドデシル硫酸ナトリウム 2−ME : 2−メルカプトエタノールGly  ニ
ゲリシン(G) Ala  :アラニン(A) Val:バリン(V) Leu  :ロイシン(L) 11e  :イソロイシン(I) Ser  :セリン(S) Thr  :スレオニン(T) Cys  ニジスティン(C) 1/2Cys  :ハーフシスチン Met:メチオニン(M) Glu  :グルタミン酸(E) Asp:アスパラギン酸(D) Lys  :リジン(K) Arg:アルギニン(R) His:ヒスチジン(H) 2O− Phe  :フエニールアラニン(F)Tyr  :チ
ロシン(Y) Trp  ニトリブトファン(W) Pro  ニブロリン(P) Asn:アスパラギン(N) Gin  :グルタミン(Q) A m p r:アンピシリン耐性遺伝子Tcr :テ
トラサイクリン耐性遺伝子AR8lオートノマス・レプ
リケーション・シーフェンス1(autonomous
 replicati。
n 5equence 1 ) なお、本発明のペプチドにおいては、そのアミノ酸配列
の一部が修飾(付加、除去、その他のアミノ酸への置換
など)されていてもよい。
走朋及U羞果 本発明で得られるVZVgpIは■Zv感染細胞を原料
にして製造されるVZV  gPIと同様の生物活性を
有し、vzvウィルスの予防のためのワクチンとして、
また診断用キットの材料として用いることができる。
矢】1殊 以下の実施例により本発明をより具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
後述の実施例5で得られた形質転換体CHO/GPI 
 4−12は財団法人発酵研究所(IFO)に受託番号
IFO50215として寄託されており、また該形質転
換体は通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所(F
RI)に受託番号FERM BP−2664として寄託
されている。
実施例1.水痘帯状庖疹ウィルスKuzuhara株の
ウィルスDNAの調製 F1ow2000細胞(ヒト胎児肺由来)のmonol
ayer(1575cnT)に、水痘帯状庖疹ウィルス
Kuzuhara株(VZV、KY株)の感染したFl
ow2000細胞を10:1で接種し、GIT培地(日
本製薬社製)中37℃で培養した。50%以上の細胞変
性が起きた時点で、トリプシン−EDTA処理を行って
感染細 73− 胞を回収し、低速での遠心分離(1500rpm、 1
0分)によって上清を除去した。得られた感染細胞のベ
レットに0.3m QのPBS(0,8% NaCf1
,0.02%K G g 、 0.115% Na2H
PO4,0,02%KH2PO4,pH7,2)を加え
て、懸濁液(0,66m Q )を得た。
該懸濁液に0.66m Qの低融点アガロース〔1%低
融点アガロース(FMC社製) 、 10mM T r
i 5−HCQ (pH8,0) 、 1mM EDT
A)を加え、鋳型(57mmX2 mmX9 mn+)
に流し込んで、感染細胞を含むアガロースブロックを得
た。該アガロースブロックをLysis Buffer
  (1% SDS。
100mM E DTA、 20mM N a Cfl
 、 10mM Tr i s −HC11(p H8
,0) 、 1mg/mu  プロテイナーゼK)15
mM中、37℃で一夜インキユベーションした。上記L
ysis BufferからSDSとプロテイナーゼK
を除いた緩衝液にアガロースブロックを移し、再度−夜
インキユベーシミンした後、TE緩衝液(50mM T
 r i s −HC(1、500mMEDTA、pI
(B、O)中で、電気泳動するまで4−94= ℃で静置した。
ウィルスDNAを含む上記アガロースブロックを1%の
アガロースゲル〔1%GTGアガロース(FMC社製)
、89mM Tris−Borate、89mMホウ酸
、2mM EDTA (pH8,0))に埋め込みパル
スフィールド電気泳動装置(LKB社製)を用いて、2
40V 、 60secパルスで18時間泳動した。
泳動後、ゲルを0.5μg/mQのエチジウムブロマイ
ド液中で染色し、120Kb付近に出現したウィルスD
NAをアガロースゲルごと切り出した。
該アガロースゲルを30mD、のTE緩衝液(10m 
MTri 5−HCQ、1mM EDTA、pH8,0
)に浸し、4℃で2時間静置した。TE緩衝液を交換し
て2時間静置した後、もう−度新しい緩衝液に換えて一
夜静置した。該アガロースゲルを一度TE緩衝液で洗浄
した後、30mflの制限酵素反応液(10mM Tr
 i 5−HCQ (pH7,5) 、 7mM Mg
CO2,100mM NaCQ、7mM 2−ME、0
.01%BSA (牛血清アルブミン))に浸して2時
間4℃で静置した。この反応液を新しい反応液(10m
 42 )に交換した後、1200ユニツトの制限酵素
HindlII(全酒造社製)を加えて、37℃で5時
間静置した。
反応の終わったアガロースゲルからHi n d mで
切断されたウィルスDNAを透析チューブ内で電気的に
溶出させ、該溶出成約2mflをセントリコン(Aml
con社製)で200μDまで濃縮し、エタノールを加
えてDNAを沈殿させた。沈殿を20μQの制限酵素緩
衝液(組成は前述と同一)に溶解させ、XbaIとHi
ndnr(全酒造社製)を各々10ユニツト加えて37
℃で2時間反応させた。
この反応液をそのまま0.7%GTGアガロースゲル(
FMC社製)中で電気泳動にかけたところ、Davis
onら〔ジャーナルオブジェネラルヴイロロジー(J、
 gen、 Virol、 ) 67、1759 (1
986)〕の報告した大きさと類似したフラグメントが
検出された。
実施例2.VZV、KY株のDNA断片を含有するプラ
スミドの作製 実施例1で得られたVZV、KY株のDNAのXbaI
−HindlII消化断片のうち約8−10kbの両分
をアガロースゲルから切り出し、電気的に溶出した後、
フェノール処理およびエタノール沈殿を行った。該DN
A断片約50ngと、XbaIとHindIIIで開裂
されたpcU18約30ngとを混合し、25pQの反
応液(66mM T r i s −HCQ 、 p 
H7,6,6,6mM M g CQ、、 10mMジ
チオスレイトール、1mM ATP、20ユニツトのT
4DNAリガーゼ(全酒造社製)〕中で16℃、−夜反
応させた後、この液を用いて大腸菌JM109を形質転
換した。100μg/mAアンピシリン、0.2% X
−gal、及び10mM  IPTGを含むアガープレ
ート上に出現した白色コロニに含まれるプラスミドをア
ルカリ抽出法(Maniatisら、モレキュラークロ
ーニング(Molecular Cloning) C
S HL a b 、 1982)で単離し、クローニ
ングされたVZV DNAのXbaI−Hindm消化
断片の大きさを0.7%アガロースゲルを用いる電気泳
動によって検討した。約8.5kbの断片を組込んだク
ローン(pVHX7)を選択し、該断片中の制限酵素地
図を作製したところ、Davisonらの報告と類似し
、該断片に糖蛋白gpI遺伝子の含まれることが予想さ
れた(第1図−1)。
該断片から5.1kbのXba I、Sma I消化断
片をpUclBのX b a I / S m a 1
部位にサブクローニングし、pUc18gPIを作製し
た(第1図−1)。
pUc18gpIのインサートについて、Sma1部位
からの約2.1kbの領域の塩基配列をジデオキシヌク
レオチド合成鎖停止法により決定したところ、該領域に
VZVgPIタンパクがコードされていることが分かっ
た(第2図)。
上記塩基配列から推定されるアミノ酸配列を第2図に示
す。該領域の塩基配列は、Davisonらの報告と非
常によく似ているものの4塩基の変異(No、196の
T(本発明) →c (Davison) +No、2
75のC−)T、No、1969のT−)C。
No、2040のT−)欠失〕 (1アミノ酸の変異:
40位がDavisonらではTh r、本発明ではl
1e)が見られた。
実施例3  VZVgpT遺伝子の発現プラスミドの構
築−Iニドランケイテッド(truncated )型
gpTトランジェント発現プラスミドの構築 (1)pUc18gpl (第1図−1)をAvaIと
Ncolで消化し、gPIの翻訳開始コドン(ATG)
の−53から+293の0.35kbの断片を単離した
。ベクターpUc19のSma1部位にNcoIリンカ
−(Pharmacia社製)を挿入したp U C1
9N c oをNaolとB a m HIで開裂した
。このベクターと、上記0.35kbのNcoIAva
I断片とをT4DNAリガーゼでいったん結合させた後
、B a m HI 、 A v a T 、 T4D
NAポリメラーゼで順次反応させ、最後にT4DNAリ
ガーゼで閉環してプラスミドpUc19gplNcoを
作製した(第1図−2)。
p U C19g p I N c oをXbal、ク
レノー(Klenow) D N Aポリメラーゼ、K
pnIで順次反応して開環し、0.35k bの断片を
得た。一方、pUclBにNheリンカ−を挿入したp
Uc18Nh eを作製し、これをEcoRI、クレノ
ーDNAポリメラーゼ、Kpnlで順次反応させること
により開環したベクターを得た。このベクターと上記0
.35kb断片とを74DNAリガーゼで結合させてp
Uc18NhegpINcoを作製した(第1図−2)
(2)pUc18gp IをSma IとNcoIで消
化して得た1、8k bの断片と、pUc18Nheg
plNcoをNhel、クレノーDNAポリメラーゼ、
NcolでJ@次反応させて得た3、1kbのベクター
とをT4DNAリガーゼで結合させてプラスミドp U
 C18g p I S m aを得た(第1図−3)
pUc18gp I SmaをEcoT22Iで開裂し
、T4DNAポリメラーゼで平滑化した後、Nhelリ
ンカ−を挿入したプラスミドPUCI8NhegplE
cTを得た(第1図−3)。
(3)pUc18NhegpIEcTをXbaIで消化
し、得られた2、1kb断片をクレノーDNAポリメラ
ーゼ処理した。この断片とpTB701 [(pTB7
01 : pTB652がらCキナーゼ遺伝子を除去し
たベクター) 、 Onoら、サイエンス(Scien
ce)、236.1116−1120(1987))を
EcoRIで開裂しクレノーDNAポリメラーゼ処理し
たベクターとをT4DNAリガーゼで結合させ、発現プ
ラスミドpTBgpIEcTを作製した(第1図〜4)
(4)pUc18gp IをSmaI、5acIで開裂
し、エキソヌクレアーゼ■でgPI遺伝子の3′側を約
0.45kb消化した後、マングビーンヌクレアーゼ、
クレノーDNAポリメラーゼ処理を行って平滑化した後
、T4DNAリガーゼで閉環してpUc188s60を
作製した(第1図−5)。
pU(,18SS60をKpnlで開裂し、EcoRI
で部分消化して得た2、3kb断片をT 4. DNA
ポリメラーゼで平滑化し、Nhelリンカ−(New 
England Biolabs社製)を結合させた後
、N c o IとNheIでトリミングした1、3k
bの31− 断片を調製した。この断片とp U C18N h e
 gplEcTをNcoIとN h e Iで開裂した
ベクターとを結合させてpUc18gp I 5S60
を作製した(第1図−5)。
(5)pUc18gp I 5S60をEQORIで部
分消化し、1ケ所だけで切断さ九たDNAを回収し、ク
レノーDNAポリメラーゼ処理し、T4DNAリガーゼ
で閉環した。この中がらpUc18SS60におけるp
Uc18由来のEcoR1部位が消失したりo−ンpU
C18SS60−E7を選択した(第1図−6)。
pUc18ss60−E7をXbaI処理して得た2、
7kbの断片をクレノーDNAポリメラーゼで平滑化し
た。この断片とpTB701をEcoRIで開裂した後
にクレノーDNAポリメラーゼで平滑化したベクターと
を結合させ、発現プラスミドpTBgpIE7−17を
作製した(第、1図−6)。
実施例4  VZVgpl遺伝子の発現プラスミドの構
築−■ニドランケイテッド型gp 32− Iステーブル発現プラスミドの構築 ハムスターのジヒドロ葉酸還元酵素(hDHFR)の発
現プラスミドpTT3564 (pTB348、pTB
399およびp T B 401 (Sasada、R
ら、セルストラクチュアアンドファンクション(Cel
l 5truecture and Function
)12,205(1987)〕からそれぞれ、PstI
とBamHI消化によって得た0、9kbの断片、5a
llとB a m H1消化によって得た2、4kbの
断片および5alIとPstI消化によって得た0、8
kbの断片をT4  DNAリガーゼで結合させたもの
)をC1aIで消化し、得られた1、9kbの断片をク
レノーDNAポリメラーゼで平滑化した。これと、pT
BgplE7−17を5allで開裂した後にクレノー
DNAポリメラーゼで平滑化したベクターとを結合させ
、発現プラスミドpTBE7dhfr4を作製した(第
1図−7)。
実施例5  VZVgpI遺伝子(トランケイテッド型
)の動物細胞における発現 (1)実施例3に記載のトランケイテッド型gp■発現
プラスミドpTBgpIEcTおよびp’rBgpTE
7−17をC08−7細胞に導入シテー過性の発現を免
疫沈降法により検討した。
CO5−7細胞(5X 10’ cells/ 10a
nφdish)を接種し、18時間後に上記プラスミド
(3aIg/dish)をWiglerら〔セル(Ce
ll) 16.777−785(1979))の方法に
従ってトランスフェクションした。この細胞を10%牛
脂児血清(F CS ; Wittacker Bio
products社製)を含むダルベツコMEM培地(
GIBCO社製)で2日間培養した後、メチオニン不含
の培地に交換して、20ILCi/mfl(0,74M
 B q / m Q )の35S−メチオニン(アマ
ジャム社製)を加えて一晩培養した。
培養上清を回収し、400μQの上清に対し、20μ氾
の抗vZvウサギ抗血清〔不活化VZV(LEE BI
OMOLECυLARRESEARCHINC!を製)
501Lgを3回ウサギに免疫して作製したもの〕を加
え、室温で2時間放置した。これにプロティンへ−セフ
ァロース(Pharmacia社製)を加えて室温で3
0分撹拌した。遠心分離によって沈殿を回収し、沈殿を
洗浄用緩衝液(10mM Tri 5−HCn (pH
7,5)、5mM  EDTA、150mM  NaC
Q、0.05% NP−40,0,1% BSA)で3
回洗浄した後、Laemmli緩衝液(62,5mM 
Tri 5−HCQ (pH8,0)、2%SDS、1
0%グリセロール、5%2−ME 、 0.001%B
PB)を加えて100℃、3分間加熱した。この標品を
冷却後に10〜20%の5DS−ポリアクリルアミドグ
ラジェントゲル(第一化学社製)を用いて電気泳動にか
けた。泳動後、ゲルを10%酢酸/25%メタノール中
で固定し、増感剤(Amplify、アマジャム社製)
を浸透させた。ゲルを乾燥後、フルオログラフィーを行
った結果、pTBgplEcTを導入した細胞では分子
量約40〜60にのpTBgpIE7−17を導入した
細胞では約75〜90にの遺伝子産物がそれぞれC08
−7の培養上清に分泌されていることが分かった(第3
図)。
(2)実施例4に記載されている発現プラスミドpTB
E7dhf r4 (20μg/10cmφdish)
をCHOclhf’r−細胞[Urlaub、 G、お
よびChasim。
35 L、A、、プロシージングスオブザナショナルアカデミ
ーオブサイエンス(Proc、 Natl、 Acad
Sci、 USA) 77、4216(1980)]に
Wiglerらの方法に従ってトランスフェクションし
た。3〜4日毎に培養液(10%FC8と35μg /
 m nプロリンを含むダルベツコMEM培地)を交換
しながら2週間培養して、出現したdhfr+のコロニ
ーを単離した。いくつかのコロニーについて培養上清中
へのトランケイテッド型gPIの分泌発現を前述の免疫
沈降法により検討した結果、分子量約83にのトランケ
イテッド型gPIを発現しているクローン(CH○/G
PI  4−1.2)を得た(第4図)。
【図面の簡単な説明】
第1図−1、第1図−2、第1図−3、第1図−4、第
1図−5、第1図−6および第1図−7は本発明の実施
例で用いているプラスミドの構築図であり、第2図は本
発明で得られたgPI遺伝子の塩基配列およびそれから
推定されるアミノ酸配列である。第3図および第4図は
本発明で得ら36− れた発現プラスミドを用いた蛋白質の発現の結果を示す
電気泳動図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子中にアミノ酸配列( I ): 【遺伝子配列があります。】 を含有する蛋白質。
  2. (2)請求項1記載の蛋白質をコードする塩基配列を含
    有する組換えDNA。
  3. (3)請求項2記載の組換えDNAを保持する形質転換
    体。
  4. (4)請求項3記載の形質転換体を培養し、培養物中に
    請求項1記載の蛋白質を生成蓄積せしめ、これを採取す
    ることを特徴とする該蛋白質の製造法。
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JP29625589 1989-11-16
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970006484A (ko) * 1995-07-27 1997-02-21 수두 바이러스의 당단백질을 대량발현시키는 동물세포주
US6180369B1 (en) * 1990-10-04 2001-01-30 Research Corporation Technologies, Inc. Varicella-zoster virus antigen

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