JPH0323145A - 帯状体の牽引又は制動のための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は鎖車によって駆動される無端走行する相互対向
の２基のチェーンシステム間における金属帯乃至金属板
の牽引又は制動のための、とくに１枚ずつ分離しての制
動作用を備えた共通に壱取るべき数枚の幅狭い帯状体用
の装置に関する． ［従来の技術］ この種の金属帯乃至金属板用の制動装置は欧州特許第１
９５０９８号から公知である．この装置のチェーンシス
テムは直線状の搬送範囲において桟木上を導かれる台車
状ローラブロックを用いて帯乃至板を捕えるもので、こ
の装置を用いると金属帯の制動又は牽引の際に必要な大
きな牽引力又は保持力（　２００ｔまで）を、分割され
た又は分割されてない帯状体の表面を損傷することなく
与えることができる．このことはまず第１に、比較的短
かい把握範囲及び搬送範囲においてローラブロックを備
えたチェーンシステムの直線状の案内桟木による目標に
従って案内することによって達成され、その桟木は同時
に、大きな把握力の支持を可能にする．こうして帯状体
と循環する台車状ローラブロックとの間の相対的移動な
しに大きな牽引力又は保持力を確保するために必要な比
較的大きな押圧力を吸収することができる．各チェーン
の搬送範囲を除いた全経路にわたる円弧状の案内により
、ローラプロックの目標を定めての誘導が支持される．
そのとき相互直接（連結された多数のローラブロックか
ら組成されているチェーンはすなわち極めて大幅に転向
なしに運動できるので、一方では搬送範囲におけるチェ
ーンシステムの対向のローラブロックの目標を定めての
平行案内が支持され、他方では極めて高い速度も−たと
えば１０００ｍ　／分まで一可能であるようになる．表
面を損傷しないで大きな牽引乃至保持力をもたらすこと
を可能にするこの種の制動装置を用いることに依り、と
くに表面が極めて損傷し易い帯状体たとえばアルミニウ
ム帯でも所望の大きな牽引力又は保持力をもって取扱う
ことができる．明らかな様にローラブロックの表面の閉
鎖は直線状の搬送範囲のみに存在しているので、た゜と
えば制動装置が焼なまし炉に後置してあるとき、スケー
ル、必ずしも回避できない亜鉛及び錫の破片などがチェ
ーン箱内へ、それも隣接のローラプロックの間隙を経て
侵入するのが完全には排除できない。この種の循環する
チェーンの内部に設けてあるチェーン箱内へ達する汚染
粒子乃至微粒子は、そこでレール、歯車及び軸受上に沈
降し故障を起こすことがある． ［発明が解決しようとする課題］ 本発明には上記の欠点を回避し、汚染粒子のチェーン箱
内へ達するのを防止するという課題が根拠となっている
． ［３１１１！ｌを解決するための手段〕この課題は、本
発明によれば少なくとも一方のチェーンシステムと金属
帯との間にストラップが設けてあることによって解決さ
れる。

この種の直線状搬送範囲社おいて内方へ向けてチェーン
システムを遮蔽するストラップはたとえば装置の入口側
じ設けてある保管ロールから送り出し、装置の出口側に
設けてある巻取ロールに巻取ることもできよう。ストラ
ップ（１３．数乃至複数）は搬送範囲において循環して
いるチェーンシステムにより運ばれる．本発明の望まし
い実施形式によると、ストラップはチェーンシステムの
外周を囲む無端ストラップとして形威してある．望まし
くは双方ともそれぞれ半径方向で無端ストラップにより
囲まれているチェーンシステムは従って閉鎖の面により
守られて、スケールの多い熱延銅帯などからのスケール
、亜鉛及び錫破片又は他の汚染粒子がもはやチェーン箱
に侵入できなくなっている；従って汚損に基因する運転
休止時間は極めて大幅に排除される．無端ストラップの
閉鎖の面はそのほか、ストラップを搬送範囲の入口及び
出口側で蒸気噴射により清掃することを可能にし、この
ことはとくに表面の極めて損傷し易い帯状体加工の際に
付加的な利点となる。

最後に、とくに表面の損傷し易い帯状体にとっては、無
端ストラップの全長にわたって金属帯に向けて閉鎖の平
らな接着面があり、これが曲げ作用及び圧潰を妨げるこ
とが重要である．公知の装置の場合と同様に、本発明に
よる″ａＷ＆された乃至囲まれたチェーンシステムの場
合も、回転モータ（たとえば直流モータ）の代りｅ　Ｉ
Ｊニアモータを経て動力を導入することができる．さら
に金属帯乃至分割帯状体の制御は制御枠上に取付けた装
置により可能である。金属帯を摺動されることができ、
・また目標を定めて金属帯の全幅にわたって異なる張力
をあたえることができる．圧延過程を制御して、圧延ス
タンドの圧延ロール間で金属帯を摺動させることができ
る．制動及び牽引装置を延伸・曲げ矯正機とともに使用
する際には延伸矯正の際の制御効果を付加的な制御量と
して利用することができる；たとえば延伸曲げ矯正機の
曲げローラも制御ロ゛−ラと同様に操縦可能としておく
ことができる。

ストラップ乃至無端ストラップ自体は駆動されず、装置
の搬送乃至緊張範囲において循環するチェーンシステム
によって運ばれる．無端ストラップの搬送はその場合、
表層の施こしある台車状ローラプロックとの接触によっ
て確保される．無端ストラップに作用するチェーンシス
テムの張力、ストラップ予応力及び場合によっては帯状
体制御による横方向力が確実に伝達される；このことは
接触面の材料組合せ、ローラブロック表層の材料と無端
ストラップのものとの組合せの選択たとえばゴムとゴム
によって有利にすることができる．ストラップの比負荷
は極めて僅かに保持できる。ストラップの材質としては
、たとえばポリウレタン又ははゴムが適しており、台車
状ローラブロック表面の表層の場合と同じ判定基準があ
てはまる；大きな力をもたらすべきときは対応してより
硬い材質が必要となり、小さい力では対応してより軟い
材買が使用できる。本装置の使用目的に対応して、ロー
ラブロックの弾性表層は場合によっては全く取止めても
よい。

無端ストラップは転向ローラ上に導くことを推奨する。

その場合有利に少なくとも１個の転向ローラを緊張ロー
ラとして形戊することができる。転向ローラは長さ方向
から無端ストラップを容易に引き被ぶさるのを助ける；
ストラップはホースのように転向ローラ上を移動させる
ことができる．緊張ローラにより代案として緊張ローラ
を無端ストラップ内へ侵入するように設けておくことも
できる無端ストラップをかけるとき又は外すときに無端
ストラップを運転に必要な緊張状態に又は取外しを容易
にする弛緩状態にもたらすことができる．簡単に交換が
できるので、とくに完遂すべき任務に、たとえば同じ設
備で乾燥した帯状体を取扱った後に代って油を引いた帯
状体を取扱おうとするとき、この制動装置を適合させる
ことは容易にできる． 搬送範囲の入口及び出口側に設けられる転向ローラは円
筒形とすることを提案する．搬送範囲の直前、直後に円
筒形のローラ上に無端ストラップを導くことはこの帯状
体を相対運動なしに異常に大きな力で緊張させる範囲に
おいて可能なしわよせを回避するのに寄与する．搬送範
囲から遠いすなわち半径方向外方社位置している転向ロ
ーラが有利に膨らみを備えていると自動的に、走行する
無端ストラップの中央調整が達成できる．同時にこれら
のローラの少なくとも一方を制御ローラとして運転する
、たとえば手動で回転点において移動させる、こうして
無端ストラップの走行に影響を及ぼすことができる． 断面に輪郭を施こしたストラップでは弾性を向上させる
ことができ、このことはとくに分割帯状体の制動又は索
引の際に有利である．その断面に輪郭を施こすことは湿
式作業においてしばしば防止し得ないアカプレーニング
効果に対処する乃至これを防止する．無端ストラップに
より囲まれているチェーンシステムを備えた装置はその
ほか搾出単位として使用でき、たとえば酸洗装置におい
て装入、制御及び搾り装置としての任務を果すことがで
きる．上記の効果乃至利点は、ストラップの金属帯側の
側面に弾力性望ましくは断面に輪郭の施こしてある表層
が設けてあるときも同じく達成できる．たとえばポリウ
レタン又はゴム表層で厚さがたとえば約３０ｍｍのもの
を用いると、断面に輪郭を施こすことと併せて、とくに
分割帯状体を取扱う際に、目標を定めての弾力性挙動達
成の可能性が生じる．高温の帯状体（たとえば温度３０
０℃のもの）の索引又は制動の際には、無端ストラップ
を、搬送範囲における金属帯との接触後ただちに両面か
ら強力に冷却できストラップの高温を有効かつ比較的短
時間に戻し得ることは非常に有利に作用する． ストラップは耐熱性の、熱伝導性の又は吸音性の材料又
はこれら（及び他の材料）の組合せからなるものとする
ことができる。望ましくはいくつかの材料層から構成し
てあるストラップの性状及び諸特性は運転条件及び用途
に応じて適切な材料選択により任意に変更できる．石綿
様の耐熱性材料のストラップを用いて、高温金属帯への
適合を遠戒し、かつ高温のｋとえば３５０℃までの金属
帯を問題なく索引又は制動することができる． たとえば金属、合金、織布、ポリウレタン及びゴムから
なる、場合によっては多層のストラップの構戒及び組成
に応じて、ｋとえば金属帯とストラップとの間の温度落
差に基く金属帯冷却が達成される；目標を定めての金属
帯の冷却は従って可能である。帯状体からの熱排除はス
トラップ用材料の熱伝導率によって左右される；たとえ
ばこれが銅合金からなるとき、ｋとえば７００℃での温
度の金属帯に冶金学的な影響を及ぼすことができる。極
高温の金属帯の高速冷却の際にはすなわち特定の組織形
成が達威できる．本発明による金属帯索引又は制動の装
置は従って張力発生、同時に制御効果達成及び金属帯組
織形成への冶金学的影響波及を可能にする． 本発明による装置において娼理した金属帯に電解通程に
おいて電流を送るため又は金属帯を焼なまし通程におい
て室温から所望の温度まで速かに加熱し得るため、スト
ラップを電流伝達用に形成するこ．とができる。たとえ
ばストラップに銅製外表層があると、ストラップの搬送
範囲において最短時間でより大きな熱量が金属帯へ伝達
され得る；このことは、両側面から把握される金属帯に
基いて大きな接触面が、従ってまた大きな断面ならびに
強い押圧力が利用できることによって有利となる．ゴム
層のあるストラップでは同時に、必要な絶縁がただちに
達成できる． チェーンシステムを囲む乃至少なくとも遮蔽することに
よってとにかく達成される吸音は、ストラップが吸音性
材料たとえばゴム又繊維貿織布の担体層と組合せたゴム
からなるときざらに改良される． ［実　施　例］ 以下本発明を図面Ｃ示した本発明の枠内において優先さ
れる双方のチェーンシステムが無端ストラップにより半
径方向で囲まれている実施例によって詳細に説明する． 制動及び保持装置１は２基の対向して配置されたチェー
ンシステム２．３からなり、それらのうち上のチェーン
システム２は下のチェーンシステム３に対して調整可能
である。チェーン２，３は多数の互いに連結してある台
車状のローラブロック４から構成してあり、これらは矢
印５の方向に進入して来る金属帯６の全幅にわたって広
がり、少なくとも両側の支持輪７をもって、直線状の搬
送範囲８までは円弧状の走行路９上に載る．走行路９の
搬送範囲８においては走行路は入口及び出口側の斜面１
１を備えた直線状桟木１０から形成され、そこでは対向
配置のローラブロック４が帯状体６を両面から把握し、
相互間に固定する（第２図参照）。

ローラブロック４の上面乃至搬送面には弾力性表ＩＩ１
２が施こしてある；これらは幅がチェーンのピッチに一
致し、２個の隣接のすなわち前後に並んでいるブロック
４の支持輪７の中心線によって規定される回転位置以内
に広がっている（第２図参照）。

第１図に示してあるとおり、各チェーンシステム２．３
は無嫡ストラップ１３により半径方向に囲まれている。

無端ストラップ１３は転向ローラ１４，１５，１６ＢＬ
び１７に導かれ、これらのうち搬送範囲８の入口及び出
口側に設けられたもの１４乃至１７は円筒形である。こ
れに反して、搬送範囲８から離れたすなわちそれぞれ半
径方向に外方に位置しているもの１５．１６は膨らみが
施こしてあり、このことが無端ストラップ１３の中央案
内及び／又はその案内の調整に有利に作用する。

第３図に断面において示してある無端ストラップ１３は
サンドウィッチ構戒であり、三つの材料Ｉｉ１１Ｂ．１
９．２０すなわちたとえば繊維質織布製担体層１９、金
属帯６と接触する（第２図の下の無端ストラップ参照）
金属製内層１８及びゴム又はポリウレタン製弾力性外層
２０からなる。この構成はもちろんサンドウィッチ状無
端ストラップ用の使用目的にその都度変更可能に適合で
きかつ変更できる任意の材料層の一選択にすぎない．

【図面の簡単な説明】

第１図は２基の対向配置の無瑞ストラップにより半径方
向で囲まれているチェーンシステムを備えた制動装置を
側面図において図解的に示し、 第２図は制動装置の搬送範囲における、個々に相互対向
しているローラブロックを示し、第３図はいくつかの材
料層からなる無端ストラップを横断面図において示す。 １・・・制動及び保持装置 ２．３・・・チェーンシステム ４・・・ローラプロック　　５・・・矢印６・・・金属
ｆ　　　　　　７・・・支持輪８・・・搬送範囲 １０・・・桟木 １２・・・弾力性表層 １４．１７・・・転向ローラ １９・・・担体層 ９・・・走行路 １１・・・斜面 １３・・・無端ストラップ ｌ８・・・内層 ２０・・・弾力性外層 他３名 Ｆｉｇ．１ １

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、鎖車によって駆動される無端走行する相互対向の２
   基のチェーンシステム間で金属帯又は金属板の牽引又は
   制動を行うための装置、とくに１枚ずつ分割しての制動
   作用を備えた共通に巻取るべき数枚の幅狭い帯状体用の
   牽引又は制動装置において、少なくとも一方のチェーン
   システム（２あるいは３）と金属帯（６）との間にスト
   ラップ（１３）を設けたことを特徴とする装置。 ２、ストラップはチェーンシステム（２あるいは３）を
   半径方向において囲んでいる無端ストラップ（１３）で
   あることを特徴とする請求項１記載の装置。 ３、無端ストラップ（１３）を転向させるローラ（１４
   乃至１７）を具備することを特徴とする請求項２記載の
   装置。 ４、転向ローラ（１４乃至１７）のうちの少なくとも１
   個は緊張用ローラ（１６）として形成してあることを特
   徴とする請求項２又は３記載の装置。 ５、搬送範囲（８）の入口側及び出口側に設けてある転
   向ローラ（１４、１７）は円筒状であることを特徴とす
   る請求項２乃至４のうちのいずれか１つに記載の装置。 ６、搬送範囲（８）から離れている転向ローラ（１５、
   １６）は膨らみがあることを特徴とする請求項２乃至５
   のいずれか１つに記載の機 構。 ７、ストラップ（１３）は断面に輪郭が施こしてあるこ
   とを特徴とする請求項１乃至６のいずれか１つに記載の
   装置。 ８、ストラップ（１３）の金属帯（６）に向いた面に弾
   性材料層（１８、１９、２０）が設けてあることを特徴
   とする請求項１乃至６のいずれか１つに記載の装置。 ９、弾性材料層（１８、１９、２０）は断面に輪郭が施
   こしてあることを特徴とする請求項８記載の装置。 １０、ストラップ（１３）の金属帯（６）に向いた面に
   金属材料層（１８）が設けてあることを特徴とする請求
   項１乃至６のいずれか１つに記載の装置。 １１、ストラップ（１３）が耐熱性であることを特徴と
   する請求項１乃至１１のいずれか１つに記載の装置。 １２、ストラップ（１３）は熱伝導性材料からなること
   を特徴とする請求項１乃至１１のいずれか１つに記載の
   装置。 １３、ストラップ（１３）は数層の材料層（１８、１９
   、２０）から構成してあることを特徴とする請求項１乃
   至１２のいずれか１つに記載の装置。 １４、ストラップ（１３）は吸音性材料からなることを
   特徴とする請求項１乃至１３のいずれか１つに記載の装
   置。 １５、ストラップ（１３）は金属帯（６）に電流を流す
   ように形成してあることを特徴とする請求項１乃至１４
   のいずれか１つに記載の装置。