JPH03231006A - 二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents

二輪車用空気入りタイヤ

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JPH03231006A
JPH03231006A JP2024455A JP2445590A JPH03231006A JP H03231006 A JPH03231006 A JP H03231006A JP 2024455 A JP2024455 A JP 2024455A JP 2445590 A JP2445590 A JP 2445590A JP H03231006 A JPH03231006 A JP H03231006A
Authority
JP
Japan
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tire
carcass
height
tread
belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP2024455A
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English (en)
Inventor
Norinaga Matsushita
昇永 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、タイヤの軽量化および低廉化を実現するこ
とができる二輪車用空気入りタイヤに関するものである
(従来の技術) 両側端部をビードコアに巻掛けて折返したカーカスと、
このカーカスの外周側に配設したベルトと、ベルトのさ
らに外周側に配設されてトレンド踏面を形成するトレッ
ド部とを具え、カーカスを、タイヤ赤道面に70°〜8
5°の範囲の角度で交差するコードからなるカーカスプ
ライによって形成した従来の二輪車用空気入りタイヤと
しては、たとえば第2図(a)にタイヤ幅方向断面図で
示すものがある。
これは、延在方向がタイヤ赤道面X−Xに対して相互に
逆方向に向くそれぞれのコードからなる二枚のカーカス
プライIL 12によってカーカス13を形成し、そし
て、カーカス13の両側端部を一対のビードコアのそれ
ぞれに巻掛けて折返したところにおいて、たとえば、ビ
ードヒール部から計ったタイヤ高さを901m1+とし
た場合に、一方のカーカスプライ11の、折返し部分の
端縁の、ビードヒール部からの高さを15tmrr 、
他方のカーカスプライ12の折返し部分の端縁の、同様
の高さを25−とじ、また、カーカス13のクラウン部
の外周側に、タイヤ赤道面x−Xに対する交角が、これ
もたとえば20°をなすコードからなる二枚のベルト層
15.16にて形成されて、それぞれのベルト層コード
の延在方向がタイヤ赤道面X−Xに対して対称となるベ
ルト17を設け、さらに、このベル目7の外周側に、ト
レッド踏面18を形成するトレッド部19を設けたもの
である。
このような従来タイヤによれば、カーカス13を展開平
面図で示す第2図し)から明らかなように、それぞれの
カーカスプライ11.12のプライコードが、カーカス
13の本体部分および折返し部分のそれぞれにおいて相
互に交差するとともに、タイヤ赤道面X−Xに対して対
称をなして延在するので、タイヤの左右各半部は、種々
の外力の作用に対し、幅方向および周方向のいずれにも
すくれた剛性バランスを発揮することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら5、このような従来タイヤは、近年におけ
る、タイヤ重量およびタイヤコストの低減の要求を十分
に満足させ得るものではなく、それ故に、タイヤの諸性
能を損うことなしに、これらの要求を満たし得るタイヤ
の早期の出現が強く望まれていたち、それの実現は甚だ
困難であった。
なお、コードがタイヤ赤道面と直交する方向へ延在する
カーカスプライを用いたラジアルタイヤによれば、たと
えば、−枚だけのカーカスプライを用いた場合であって
も、タイヤの左右各半部の剛性をバランスさせることは
可能であるが、かかるラジアルタイヤにあっては、タイ
ヤの側面視で、カーカスプライのコードが、プライ本体
部分および折返し部分のそれぞれにおいて、他のいずれ
のコードとも交差することなく延在することになって、
そのカーカスプライは、タイヤサイド部の、周方向およ
び幅方向のいずれの方向の剛性アップにも寄与し得ない
ことから、このタイヤのサイド部に、所要に応じた剛性
を付与するためには、そこに各種補強材を埋設すること
が必要になり、これがため、カーカスプライの枚数は低
減できても、タイヤ重量およびタイヤコストの低減は実
質的に不可能であった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、タイヤの剛性バランスを十分に高めてなお、
タイヤの重量およびコ・ストを有効に低減することがで
きる二輪車用空気入りタイヤを提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の二輪車用空気入りタイヤは、とくに、カーカ
スを、タイヤ赤道面に70″〜85@の範囲の角度で交
差するコードからなるカーカスプライの一枚で形成し、
このカーカスの折返し部分の端縁を、ビードヒール部か
ら計ったタイヤ高さの173以上の高さに位置させたも
のである。
(作 用) この空気入りタイヤでは、カーカスを一枚のカーカスプ
ライにて形成し得ることから、二枚のカーカスプライで
カーカスを形成す名従来タイヤに比し、カーカスプライ
のほぼ一枚分に相当するだけタイヤ重量を低減すること
ができる他、余分のカーカスプライを配設することに起
因する、貼着工数および加硫時間の増加を回避して、生
産性の向上、ひいてはタイヤコストの低減を実現するこ
とができ、さらには、タイヤのゴム厚さを薄くできるこ
とに基づき、重量およびコストの双方のより一層の低減
をもたらすことができる。
ところで、このタイヤでは、カーカスが方向性を有する
ことになるも、トレッド部の剛性バランスの低下は、そ
こを補強するベルトによって十分に補われることになり
、しかも、そのベルトは、トレッド部に所要に応じた剛
性を付与することから、トレッド部の個有の性能、トレ
ッド部の物性などに関しては、従来タイヤと何ら異なる
ところがない。
また、このタイヤのそれぞれのサイド部では、プライコ
ードが、タイヤ赤道面に70#〜85”の角度で交差す
る方向へ延在することにより、その本体部分と折返し部
分とが、タイヤの側面視で、他のプライコードと交差し
て延在することになり、しかも、その折返し部分の端縁
を、タイヤ高さの1/3以上の高さに位置させることに
て、その折返し部分は、サイド部の高さのほぼ全体にわ
たって延在することになるので、左右両サイド部の、周
方向および幅方向の剛性を十分に高めてなお、それらの
両サイド部の、すくれた剛性バランスをもたらすことが
できる。
なおここで、−枚のカーカスプライの、プライコードの
交差のみにては、サイド部に所要の剛性を付与し得ない
場合には、タイヤの半径方向の長が8 mm以上となる
ビードフィラー、たとえば、硬質のビードフィラーを、
ビードコア上で、カーカスプライの本体部分と折返し部
分との間に配設することが好ましく、このビードフィラ
ー高さと、プライコードの、前述した折返し部分端縁位
置との適宜の組合わせによって、タイヤの特性、とくに
はサイド部特性を所要に応して調整することができる。
以上に述べたところにおいて、カーカスプライコードの
、タイヤ赤道面に対する交角を70°〜85゜の範囲と
するのは、それが70°未満では、ラジアルタイヤの特
性をもたらし得ない他、左右のサイド部の、周方向剛性
バランスをとることが困難である一方、85°を越える
と、カーカスプライの折返し部分による、サイド部の曲
げ剛性の増加を実現できないからである。
また、カーカスプライの折返し部分端縁を、ビードヒー
ル部から計ったタイヤ高さの1/3以上の高さに位置さ
せるのは、それが173未満では、左右のサイド部の、
周方向の剛性バランスがとれないからである。
そしてさらに、ビードフィラーの、タイヤ半径方向の長
さを8肛以上とするのは、左右のサイド部の周方向の剛
性バランスを高めるとともに、ビード上のゴムボリュー
ムを確保してサイド部の曲げ剛性を高めるためである。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(a)はこの発明の実施例を示すタイヤ幅方向断
面図であり、図中1はビードコアを、2は一対をなすそ
れぞれのビードコア1に、各側端部を巻掛けて折返した
カーカスをそれぞれ示す。
ここではこのカーカス2を、−枚のカーカスプライ3に
て構成しており、そのカーカスプライ3を形成する各コ
ード、好ましくは有機繊維コードは、タイヤ赤道面X−
Xに、70”〜85″の範囲内の角度、たとえば75°
で交差する方向へ延在する。
これがため、このカーカスプライ3の本体部分と折返し
部分とでは、第1図(′b)にカーカスの展開平面図で
示すように、コードが相互に交差することになって、そ
の交差領域においては、カーカスプライ3が一枚である
ことに起因するタイヤ剛性の方向性が有利に除去される
ことになる。従って、カーカスプライ3の折返し部分端
縁を、ビードヒール部から計ったタイヤ高さHの173
以上の高さに位置させることによって、タイヤサイド部
のほぼ全体にわたってカーカスプライコードを交差させ
た場合には、それぞれのサイド部の剛性をほぼ等しくす
ることができ、併せて、各サイド部の、周方向および幅
方向の剛性を有効に高めることができる。
なおここで、−枚のカーカスプライ3の、本体部分と折
返し部分との交差だけでは、サイド部剛性が不足すると
きには、ショアA硬度が80程度のビードフィラー4を
、ビードコア1の半径方向外方に隣接させて配設し、そ
のビードフィラー4の半径方向外端縁を、それの内端縁
から、タイヤの高さ方向へ8閣以上離隔した地点に位置
させることが好ましい。
またこの例では、カーカス2のクラウン部の外周側に、
従来タイヤと同様、タイヤ赤道面X−Xに20’の交角
で交差するそれぞれのコードからなる二枚のベルト層5
,6を配設して、それぞれのベルト層5,6のコードを
、タイヤ赤道面X−Xに対して相互に対称に延在させる
ことにてベルト7を形成する。
ここで、このベルト7は、トレッド踏面8を形成するト
レッド部9に所要に応じた剛性を付与し、また、−枚の
カーカスプライ3のコードの延在方向の影響を有効に除
去すべく機能することから、トレッド部9は、そこに作
用する各種の外力に対し、その全体にわたって十分均等
な剛性を有することになる。
かくして、このタイヤでは、従来タイヤに比し、カーカ
スプライを一枚低減し得ることに基づく、タイヤ重量の
低減、作業工数の低減、加硫時間の低減、ゴム厚さの低
減などをもたらして、タイヤの軽量化および低廉化を極
めて効果的に実現することができる。
〔比較例] 以下に発明タイヤと従来タイヤとの重量、成型時間およ
び実車操縦安定性に関する比較試験について説明する。
◎供試タイヤ Oサイズ 140/70  R18T讐48・発明タイ
ヤ 第1図に示すタイヤにおいて、カーカスプライコードと
タイヤ赤道面との交角を75°とするとともに、カーカ
スの折返し部分の端縁を、タイヤ高さの172の地点に
位置させ、さらに、ビードコア上に配設したビードフィ
ラーの半径方向長さを20闇としたもの ・従来タイヤ 第2図に示すタイヤにおいて、二枚のカーカスプライの
それぞれのプライコードの延在方向を、タイヤ赤道面に
対して対称とするとともに、その赤道面に75°で交差
する方向としたもの ◎試験方法 タイヤ重量は、それぞれの製品の重量測定を行うことに
より、また、成型時間については、所要時間を実測する
ことによりそれぞれ求め、実車操縦安定性については、
テストドライバーのフィーリングをもって評価した。
◎試験結果 上述した試験の結果によれば、発明タイヤの重量は、従
来タイヤのそれに比して460g軽量となり、また、発
明タイヤの成型時間は、従来タイヤの成型時間より約1
0%短縮された。
そしてさらに、発明タイヤの操縦安定性は、タイヤのト
レッド部についてはヘルドが、また、サイド部について
はカーカスプライの折返し部分の高さが、操縦安定性の
向上にともに大きな影響を及ぼすことに基づき、従来タ
イヤと同等以上となった。
(発明の効果) かくして、この発明によれば、とくには、−枚のカーカ
スプライによってカーカスを形成することにより、タイ
ヤの所要性能を損ねることなしに、タイヤの軽量化、そ
の軽量化に基づくコーナリング特性の向上および低廉化
を極めて効果的に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す図、第2図は、従来
例を示す図である。 1・・・ビードコア    2・・・カーカス3・・・
カーカスプライ  4・・・ビードフィラー5.6・・
・ベルト層   7・・・ベルト8・・・トレッド踏面
   9・・・トレッド部第1図 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、両側端部をビードコアに巻掛けて折返したカーカス
    と、このカーカスの外周側に配設したベルトと、ベルト
    のさらに外周側に配設されてトレッド踏面を形成するト
    レッド部とを具える二輪車用空気入りタイヤであって、 前記カーカスを、タイヤ赤道面に70°〜85°の範囲
    の角度で交差するコードからなるカーカスプライの一枚
    で形成し、このカーカスの折返し部分の端縁を、ビード
    ヒール部から計ったタイヤ高さの1/3以上の高さに位
    置させてなる二輪車用空気入りタイヤ。
JP2024455A 1990-02-05 1990-02-05 二輪車用空気入りタイヤ Pending JPH03231006A (ja)

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JP2024455A JPH03231006A (ja) 1990-02-05 1990-02-05 二輪車用空気入りタイヤ

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JP (1) JPH03231006A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1584552A2 (en) 2004-04-09 2005-10-12 Shimano Inc. Bicycle derailleur control device and method for controlling a front derailleur
JP2016037086A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1584552A2 (en) 2004-04-09 2005-10-12 Shimano Inc. Bicycle derailleur control device and method for controlling a front derailleur
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