JPH03229738A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH03229738A
JPH03229738A JP2406390A JP2406390A JPH03229738A JP H03229738 A JPH03229738 A JP H03229738A JP 2406390 A JP2406390 A JP 2406390A JP 2406390 A JP2406390 A JP 2406390A JP H03229738 A JPH03229738 A JP H03229738A
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JP
Japan
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weight
polyester
resin composition
thermoplastic resin
polyolefin
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Application number
JP2406390A
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English (en)
Inventor
Yuji Fujita
祐二 藤田
Tetsuya Kawamura
哲也 河村
Koichi Yokoyama
公一 横山
Katsuyuki Yokomizo
勝行 横溝
Shigeyuki Toki
土岐 重之
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリエステルとポリプロピレンとを含有する熱
可塑性樹脂組成物に関し、特にポリエステルとポリプロ
ピレンとが良好に相溶化したポリエステルとポリプロピ
レンとを含有する熱可塑性樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
ポリプロピレンは成形性、耐薬品性、耐水性等に優れて
いるが、曲げ弾性率、耐衝撃性等に劣るという欠点があ
る。このようなポリプロピレンの欠点を改良するために
、耐衝撃性及び機械的強度等に優れるポリエステルをブ
レンドすることが検討されている。
しかしながらポリプロピレンとポリエステルとは相溶性
が余り良好ではないので、相溶性を改善するために不飽
和カルボン酸またはその無水物による変性ポリオレフィ
ンを用いることにより、ポリエステルとポリプロピレン
とを相溶化することが試みられている。
特開昭60−58447号は、プロピレン重合体(A)
、熱可塑性ポリエステル(B)、変性プロピレン−α−
オレフィンランダム共重合体(c)、スチレン・ブタジ
ェンブロック共重合体水添物(D)及び無機充填剤(E
)とからなる組成物において、変性プロピレン−α−オ
レフィンランダム共重合体(c)がX線による結晶化度
0ないし30重量%、及びプロピレン含有量50ないし
70モル%のプロピレン−α−オレフィンランダム共重
合体に(G)に、不飽和カルボン酸またはその誘導体か
ら選ばれるグラフトモノマーを0.01ないし5重量%
グラフト変性したものであり、(A)成分と(B)成分
の合計量100重量部に対しくC)成分が1ないし80
重量部、(D)成分が1ないし50重量部及び(E)成
分が5ないし150重量部含まれることを特徴とする熱
可塑性樹脂組成物を開示している。
またポリエステルとポリプロピレンとの相溶化剤として
、エポキシ基含有共重合体を利用したポリプロピレンと
ポリエステルを含有する熱可塑性樹脂組成物が種々提案
されている。
特開昭61−60744号は、ポリプロピレン(A)1
0〜90重量%と飽和ポリエステル樹脂(B)90〜1
0重量%とからなる樹脂組成物100重量部に対して、
エポキシ基含有共重合体(c)を2〜30重量部配合す
ること特徴とする熱可塑性樹脂組成物を開示している。
また特開昭61−60746号は、変性ポリプロピレン
または変性ポリプロピレン/ポリプロピレン組成物から
選ばれるポリプロピレン系樹脂(A)50〜90重量%
と、飽和ポリエステル樹脂(B)50〜10重量%とか
らなる樹脂組成物100重量部に対して、エポキシ基含
有共重合体(c)を2〜30重量部配合することを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物を開示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの熱可塑性樹脂組成物はいずれも
十分な曲げ弾性率及び耐衝撃性の向上が得られず、しか
もポリプロピレンとポリエステルとの相溶性も十分では
なく表面剥離を生じやすいという問題があった。
したがって本発明の目的は、ポリプロピレンとポリプロ
ピレンとが良好に相溶化し、機械的強度、耐衝撃性及び
表面特性に優れた熱可塑性樹脂組成物を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意検討の結果、本発明者らは、ポリプ
ロピレンとポリエステルの相溶化剤として、所定の末端
カルボキシル基の濃度を有するポリエステルとエポキシ
基又はカルボキシル基を含有する変性ポリオレフィンと
からなるポリオレフィン−ポリエステルグラフト共重合
体を含有する熱可塑性樹脂組成物は、ポリプロピレンと
ポリエステルとが良好に相溶化し、機械的強度、耐衝撃
性及び表面特性に優れていることを見出し、本発明に想
到した。
すなわち、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、(a)ポリ
プロピレン95〜5重量%と、(b)ポリエステル5〜
95重量%と、前記(a)と(b)の合計100重量部
に対して、(c)ポリオレフィン−ポリエステルグラフ
ト共重合体2〜70重量部とを 含有し、前記ポリオレフィンーポリエステルグラフト共
重合体が、固有粘度〔η〕が0,30〜1.20で末端
カルボキシル基の濃度が15〜200m当量/ kgの
ポリエステル10〜90重量部と、0.2〜5モル%の
エポキシ基又はカルボキシル基を含み、重量平均分子量
が8000〜140000の変性ポリオレフイン90〜
lO重量部とからなることを特徴とする。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明において、(a)ポリプロピレンはホモポリマー
に限られず、プロピレン成分を50モル%以上、好まし
くは80モル%以上含む他のα−オレフィンとのランダ
ムまたはブロック共重合体、あるいはこれらの共重合体
にエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム、エ
チレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−ブテン共
重合体ゴム等のオレフィン系エラストマーを40重量%
程度ブレンドしたものも含む。プロピレンに共重合する
コモノマーとしてはエチレンその他のα−オレフィン等
があり、エチレンが特に好ましい。従って、本明細書に
おいて使用する用語「ポリプロピレン」はプロピレンの
ホモポリマーに限定されず共重合体をも含むものと解す
べきである。
本発明において用いる(b)ポリエステルは、一般に飽
和ジカルボン酸と飽和二価アルコールとからなる熱可塑
性樹脂で、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタ
レート (ポリブチレンテレフタレート)、ポリへキサ
メチレンテレフタレート、ポリシクロへ牛サンー1.4
−ジメチロールテレフタレート、ポリネオペンチルテレ
フタレート等が挙げられる。これらの中で特にポリエチ
レンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレートが
好ましい。
上記ポリエステルは0.3〜1.2の固有粘度〔η〕を
有するのが好ましい。ここで固有粘度〔η] (617
g)は0−クロロフェノール溶媒中において25℃で測
定した溶液粘度より求めたものである。
ポリエチレンテレフタレートの場合、固有粘度〔η〕は
0.3〜0.8であるのが好ましい。なお、ポリエチレ
ンテレフタレート中のテレフタル酸成分は、アルキル基
、ハロゲン基等で置換されたものでもよく、またグリコ
ール成分は、エチレングリコールの他に50重量%程度
まで他のグリコール、例えば1,4−ブチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ヘキサメチレングリコール
等を含有していてもよい。
また、ポリブチレンテレフタレートの場合、固有粘度〔
η〕は0.3〜1.2であるのが好ましい。
この場合も同様にテレフタル酸成分はアルキル基、ハロ
ゲン基等で置換されたものでもよく、またグリコール成
分は1,4−ブチレングリコールの他に50重量%程度
まで他のグリコール、例えばエチレンゲルコール、プロ
ピレングリコール、ヘキサメチレンゲルコール等を含有
していてもよい。
上記ポリプロピレン及びポリエステルの含有量は、ポリ
プロピレン+ポリエステルを100重量%として、ポリ
プロピレンが5〜95重量%、ポリエステルが95〜5
重量%、好ましくはポリプロピレンが10〜90重量%
、ポリエステルが90〜10重景%である。ポリプロピ
レンが5重量%未満では (ポリエステルが95重量%
を超えると)、成形性が低下し、また、ポリプロピレン
が95重量%を超えると(ポリエステルが5重量%未満
では)、耐衝撃性及び曲げ弾性率が低下する。
本発明において用いる(c)ポリオレフィン−ポリエス
テルグラフト共重合体は、(A)固有粘度〔η〕が0.
30〜1.20で末端カルボキシル基の濃度が15〜2
00m当量/ kgのポリエステル10〜90重量部と
、(B)0.2〜5モル%のエポキシ基又はカルボキシ
ル基を含み、重量平均分子量が8000〜140000
の変性ポリオレフィン90〜10重量部とからなる。
上記(A)ポリエステルとしては、上述の成分(b)ポ
リエステルと同様に、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リプロピレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレ
フタレート (ポリブチレンテレフタレート)、ポリへ
キサメチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサン−1
,4−ジメチロールテレフタレート、ポリネオペンチル
テレフタレート等を用いることができるが、特にポリエ
チレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレート
が好ましい。
本発明においては上記ポリエステルは0.30〜120
の固有粘度〔η〕及び15〜200m当量/ kgの末
端カルボキシル基濃度を有する必要がある。
ポリエステルの固有粘度〔η〕が0.30未満の場合、
ポリプロピレンとポリエステルとの相溶性の改善効果が
不十分であり、また1、20を超えると、ポリオレフィ
ン−ポリエステルグラフト共重合体の溶融粘度が高くな
り加工するのが難しくなる。
一方末端力ルボキシル基の濃度については、15m当量
/ kg未満であると変性ポリオレフィンとの反応性に
とぼしく、また200m当量/ kgを超えると変性ポ
リオレフィンとの反応性が高くなりすぎゲルが生成され
やすくなる。
特にポリエチレンテレフタレートの場合、固有粘度〔η
〕は0゜30〜0.80で、末端カルボキシル基濃度は
15〜200m当量/kgである。固有粘度〔η〕が0
.80を超えると、グラフト共重合体の溶融粘度が高く
なりゲルが生じる。なお、ポリエチレンテレフタレート
中のテレフタル酸成分は、上述の(B)ポリエステルの
場合と同様に、アルキル基、ハロゲン基等で置換された
ものでもよく、またグリコール成分は、エチレングリコ
ールの他に50重量%程度まで他のグリコール、例えば
1.4−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
ヘキサメチレングリコール等を含有していてもよい。
また、ポリブチレンテレフタレートの場合、固有粘度:
η〕は0,3〜1.20で、末端カルボキシル基濃度は
15〜200m当量/ kgであればよい。この場合も
同様にテレフタル酸成分はアルキル基、ハロゲン基等で
置換されたものでもよく、またグリコール成分は1,4
−ブチレングリコールの他に50重量%程度まで他のグ
リコール、例えばエチレンゲルコール、プロピレングリ
コール、ヘキサメチレンゲルコール等を含有していても
よい。
さらに、上記(B)変性ポリオレフィンは、エポキシ基
又はカルボキシル基を有する不飽和モノマーを共重合し
たポリオレフィンである。
カルボキシル基を有する不飽和モノマーとしては、不飽
和カルボン酸またはその無水物があり、例えばアクリル
酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸等のジカルボン酸、無水マレイン酸
、無水イタコン酸等のジカルボン酸無水物等が挙げられ
、特にジカルボン酸及びその無水物が好ましい。
エポキシ基を有する不飽和モノマーとしては、メタクリ
ル凌グリシジルエステル、アクリル酸グリシジルエステ
ル等が挙げられる。
また、前記エポキシ基又はカルボキシル基を有する不飽
和モノマーと共重合するオレフィンとしては、エチレン
、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1などのオレフ
ィン類が挙げられる。これらのオレフィンは単独で又は
2種以上混合して用いることができる。また、下記一般
式:%式% (ただし、R,−R,はH又は炭素数1〜6のアルキル
基であり、nは1〜20の整数を表す。)で表される非
共役ジエンコモノマーを含有するプロピレンランダム共
重合体も用いることができる。なおこれらのオレフィン
類に、必要に応じて10重量%u下1:酸ビニル、イソ
プレン、クロロプレン、ブタジェン等のモノマーを添加
してもよい。これらの変性ポリオレフィンの中で、メタ
クリル酸グリシジルとエチレンとの共重合体が特に好ま
しい。
上記変性ポリオレフィンの重量平均分子量は8000〜
140000であり、変性ポリオレフィン中のエポキシ
基又はカルボキシル基の量は0.2〜5モル%であるこ
とが必要である。なお重量平均分子量はゲルパーミェー
ションクロマトグラフィー(GPC)法により測定し、
未変性ポリオレフィンに換算したものである。またエポ
キシ基及びカルボキシル基含有量は酸素元素の分析値よ
り求めたものである。
重量平均分子量が8000未満であると相溶性の改良効
果が不十分であり、140000を超えると、溶融粘度
が高くなり成形加工性が悪化する。またエポキシ基又は
カルボキシル基が0.2モル%未満であると、上記(A
)ポリエステルとの反応性が低くグラフト共重合体が生
成されにくい。また5モル%を超えると、(A)ポリエ
ステルとの反応性が高くなりすぎ反応物の溶融粘度が上
昇し、ゲル状物が生成されやすくなる。
上記ポリエステルと変性ポリオレフィンとをグラフト重
合させるには、両者をトライブレンドした後、260〜
320℃で0.5〜15分溶融混練する。
溶融混練は押出機中、特に二軸押出機中において行うの
が好ましい。反応温度が260℃未満であるとグラフト
化が十分でなく、また320℃を超えると過反応が起こ
り、ゲルの生成により押出機の閉塞が生じる。
なお、(A)ポリエステル及び(B)変性ポリオレフィ
ンの配合中は、前者が10〜90重量部に対して、後者
は90〜10重量部である。ポリエステルが10重量部
未満または90重量部より大きい場合は、グラフト共重
合体の生成量が少なくなる。
このようにして得られるポリオレフィン−ポリエステル
グラフト共重合体の含有量は、上述のポリプロピレン+
ポリエステルの合計100重量部に対して2〜70重量
部、好ましくは5〜50重量部、より好ましくは5〜3
0重量部である。ポリオレフィン−ポリエステルグラフ
ト共重合体の含有量が2重量部未満では、ポリプロピレ
ンとポリエステルの相溶化が十分でなく、また70重量
部を超えると、曲げ弾性率等の機械的強度が低下する。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は上記の組成となるが、無
機フィラー、カーボンブラック等の充填剤や、その他そ
の改質を目的として、他の添加剤例えば熱安定剤、光安
定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、発泡剤、核剤等を
添加することができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、以上に述べた各成分を
混合し、動的に熱処理、すなわち溶融混練することによ
り製造することができる。混練装置としては、開放型の
ミキシングロールや非開放型のバンバリーミキサ、押出
機(二軸も含む)、ニーダ、連続ミキサー等、従来より
公知のものを使用しうる。混線は230〜320℃の温
度、好ましくは250〜280℃の温度で、0.5〜6
0分、好ましくは1〜10分間行えばよい。
〔作 用〕
本発明の組成物は、曲げ弾性率、耐衝撃性に優れており
、しかも耐衝撃性も良好で、表面剥離も生じない。
このような効果が得られる理由は必ずしも明らかではな
いが、ポリプロピレンとポリエステルとポリオレフィン
−ポリエステルグラフト共重合体とを所定の割合で含有
しており、しかもそのポリオレフィン−ポリエステルグ
ラフト共重合体のグラフト反応するポリエステルの固有
粘度〔η〕、末端カルボキシル基の濃度、及び変性ポリ
オレフィンのエポキシ基又はカルボキシル基の含有量及
び重量平均分子量を特定の範囲に限定することにより、
ポリプロピレンとポリエステルとが良好に相溶化するた
めであると考えられる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
なお、各実施例及び比較例において原料となるポリプロ
ピレン、ポリエステルとしては以下のものを使用した。
[11ポリプロピレン PP; 〔東燃石油化学■製J209 、メルトフロー
レート(MFR,230℃、2.16kg荷重)8.5
g/10分〕 [2]ポリエステル ■ポリエチレンテレフタレート PET:[今人■製TR4550、固有粘度〔η〕0.
7〕 ■ポリブチレンテレフタレート PBT:[今人■製C700ON 、固有粘度〔η〕1
、05] ポリオしフィン−ポリエステ)Lグラフト共重合体の合
成例 1ポリブチレンテレフタレート (今人■製TR
B−K。
固有粘度〔η] 0.73)30重量部と、エチレン−
グリシジルメタクリレート共重合体 (住友化学工業■
製、ボンドファーストE1重量平均分子量26.3×1
04、グリシジルメタクリレート含有量12.3重量%
)70重量部とを、45mmφ2軸押出機に投入し、2
80℃、20Orpmで溶融混練し、押出機中に約2分
間滞留させ、ポリエチレンーポリブチレンテレフタレ−
トゲラフト共重合体を得た (以下グラフト共重合体−
1で表す)。
なお、ポリブチレンテレフタレートのグラフト率は45
%であった。
ポリオレフイン−ポリエステルグラ丹共重合体の合成例
 2ポリブチレンテレフタレート (帝人■製TRB−
に、固有粘度〔η] 0.73)30重量部と、エチレ
ン−アクリル酸共重合体 (ダウケミカル製、ブリマコ
ール3440、重量平均分子量7.2 XIO’ 、ア
クリル酸含有量8,8重量%)70重量部とを、45m
mφ2軸押出機に軸押上、280℃、20Orpmで溶
融混練し、押出機中に約2分間滞留させ、ポリエチレン
−ポリブチレンテレフタレートグラフト共重合体を得た
(以下グラフト共重合体−2で表す)。
なお、ポリブチレンテレフタレートのグラフト率は25
%であった。
ポリオレフィン−ポリエステルグラフト共重合体の合成
例 3ポリエチレンテレフタレート (帝人■製TR4
550、固有粘度〔η] 0.7) 30重量部と、エ
チレン−グリシジルメタクリレート共重合体(住人化学
工業側製、ボンドファース)E)70重量部とを、45
mmφ2軸押出機に軸押上、280℃、20Orpmで
溶融混練し、押出機中に約2分間滞留させ、ポリエチレ
ン−ポリエチレンテレフタレートグラフト共重合体を得
た (以下グラフト共重合体−3で表す)。
なお、ポリブチレンテレフタレートのグラフト率は32
%であった。
ポリオレフィン−ポリエステルグラフト共重合体の合成
例 4ポリブチレンテレフタレート (帝人■製TRB
−K、固有粘度〔η〕0.73) 20重量部と、プロ
ピレン無水マレイン酸グラフト共重合体(ポリプロピレ
ンとしてプロピレン−非共役ジエンランダム共重合体を
使用、無水マレイン酸含有量0.8重量%)80重量部
とを、45mmφ2軸押出機に軸押上、280℃、20
Orpmで溶融混練し、押出機中に約2分間滞留させ、
ポリプロピレン−ポリブチレンテレフタレートグラフト
共重合体を得た (以下グラフト共重合体−4で表す)
なお、ポリブチレンテレフタレートのグラフト率は24
%であった。
実施例1〜12及び比較例1〜5 第1表に示す如くポリプロピレンと、ポリエチレンテレ
フタレートと、ポリオレフィン−ポリエステルグラフト
共重合体とをトライブレンドした後、45mmφの二軸
押出機に供給し、280℃、200rpmで溶融混練し
てペレットを得た。
次に、得られたペレットを各種物性用のテストピースに
成形した。
上記各テストピースにより、組成物のアイゾツト衝撃強
度、曲げ弾性率、曲げ強度、熱変形温度及び表面剥離性
を測定した。
結果を組成物のメルトフローレートとともに第1表に示
す。
また、比較のためにポリオレフィン−ポリエステルグラ
フト共重合体を配合せず、ポリプロピレンとポリエステ
ルとからなる組成物(比較例1〜4)、及びポリオレフ
ィン−ポリエステルグラフト共重合体の代わりに、無水
マレイン酸グラフトポリプロピレン(無水マレイン酸グ
ラフト率0.3重量%、以下MAHPPで表す)を用い
た組成物(比較例5)を実施例1と同様にして各種物性
用のテストピースに成形し、アイゾツト衝撃強度、曲げ
弾性率、曲げ強度、熱変形温度及び表面剥離性を測定し
た。結果を第1表にあわせて示す。
(1)メルトフローレー) : JIS K6758に
より測定。
(2)表面剥離性:テストピース表面にカミソリを用い
てlmmX1mmのマス目を100個つけ、マス目にセ
ロハンテープにチハン■製)全付着した後、はぎ取った
。100個のマス目のうち、セロハンテープに付着せず
テストピース表面に残ったマス目の数を数えた。
(3)アイゾツト衝撃強度: JIS K7110によ
り測定。
(4)曲げ強度: JIS K7203により測定。
(5)曲げ弾性率: JIS K7203により測定。
(6)熱変形温度: JIS K7207により測定。
第1表から明らかなように、本発明の熱可塑性樹脂組成
物は、アイゾツト衝撃強度、曲げ弾性率、曲げ強度、熱
変形温度及び表面剥離性の全てが良好であった。
これに対し、比較例1〜3及び5の熱可塑性樹脂組成物
は耐衝撃性及び表面剥離性が悪かった。
また比較例4の熱可塑性樹脂組成物は機械的強度及び耐
衝撃性は良好であるものの、表面剥離性が悪かった。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ポ
リプロピレンとポリエステルと、所定のポリオレフィン
−ポリエステルグラフト共重合体とを含有してなるので
、耐衝撃性及び機械的強度が良好であり、表面剥離も生
じない。これは、ポリオレフィン−ポリエステルグラフ
ト共重合体により、ポリプロピレンとポリエステルとが
良好に相溶化しているためと考えられる。
このような本発明の熱可塑性樹脂組成物は、自動車の内
装及び外装部品、各種家電製品の部品として好適である
出  願  人   東  燃  株  式  会  
社代 理 人 弁理士  高石 橋馬 手続補正書岨釦 平成3年1月30日 平成2年特許願24063号 発明の名称 熱可塑性樹脂組成物 補正をする者 事件との関係 名  称

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ポリプロピレン95〜5重量%と、(b)
    ポリエステル5〜95重量%と、前記(a)と(b)の
    合計100重量部に対して(c)ポリオレフィン−ポリ
    エステルグラフト共重合体2〜70重量部とを含有し、
    前記ポリオレフィン−ポリエステルグラフト共重合体が
    、固有粘度〔η〕が0.30〜1.20で末端カルボキ
    シル基の濃度が15〜200m当量/kgのポリエステ
    ル10〜90重量部と、0.2〜5モル%のエポキシ基
    又はカルボキシル基を含み、重量平均分子量が8000
    〜140000の変性ポリ・オレフィン90〜10重量
    部とからなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
  2. (2)請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物において、
    前記ポリオレフィン−ポリエステルグラフト共重合体を
    構成するポリエステルが、固有粘度〔η〕が0.30〜
    0.80で末端カルボキシル基の濃度が15〜200m
    当量/kgのポリエチレンテレフタレート及び/又は固
    有粘度〔η〕が0.30〜1.20で末端カルボキシル
    基の濃度が15〜200m当量/kgのポリブチレンテ
    レフタレートであることを特徴とする熱可塑性樹脂組成
    物。
  3. (3)請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物にお
    いて、前記(b)ポリエステルがポリエチレンテレフタ
    レートまたはポリブチレンテレフタレートであることを
    特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂
    組成物において、前記変性ポリオレフィンが、下記一般
    式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_1〜R_4はH又は炭素数1〜6のアル
    キル基であり、nは1〜20の整数を表す。)で表され
    る非共役ジエンコモノマーを含有するプロピレンランダ
    ム共重合体であることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018038162A1 (ja) * 2016-08-23 2019-06-24 住友化学株式会社 樹脂改質材、およびその製造方法

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JPWO2018038162A1 (ja) * 2016-08-23 2019-06-24 住友化学株式会社 樹脂改質材、およびその製造方法

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