JPH03228983A - 膜屋根用ドームの構格 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、屋根材として膜材が使用されるスポーツ、イ
ベント等の開催用大型ドームの構格に係るものである。

（従来の技術） 従来、この種のドームの構格としては第３図に示すよう
に、ドーム頂点を中心としてドーム下端外周縁との間に
放射状に配設された円弧状部材（ａ）間を、円周方向に
亘って繋ぎ材（ｂ）で連結して構成されている。

前記従来のドームの構格においては、すべての円弧状部
Ｉｔ　（ａ）の上下位置が等しいため、同部材（ａ）間
に膜材（Ｃ）を張設すると、円周方向に延びる繋ぎ材（
ｂ）の存在によって膜材（Ｃ）のサグ（ｓａｇ）が確保
できない。

ごのため、円弧状部材（ａ）上に束材（ｄ）を立てて母
屋材（ｅ）を支持し、同母屋材（ｅ）間に膜材（Ｃ）を
張設している。（第４図参照） 図中（ｆ）はケーブルである。

（発明が解決しようとする課題） このように前記従来構造においては単層ドームの構格上
に膜材を張設するために、前記円弧状部材上に束材を介
して母屋材を設置する必要があり、また同束材及び母屋
材の存在によってドーム内側からの屋根面が複層ドーム
のような外観となって傾わしい感じがし、更に膜材の透
光性が十分に活用されない。

更にまた前記のように構成された単層ドームの構格の面
外剛性が小さい。

本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、構造が簡略化され、膜材の透光性が活用され
、且つ構格の面外剛性が向上された膜屋根用ドームの構
格を提供する点にある。

（課題を解決するだめの手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係る膜屋根用ドー
ムの構格は、ドーム頂点を中心として、ドーム下端外周
縁との間に放射状に配設された円弧状部材と、同各円弧
状部月間に円周方向に亘って配設された繋ぎ材とからな
るト′−ムの構格において、円周方向に相隣る前記円弧
状部材を上下方向に組部して位置せしめて構成されてい
る。

（作用） 本発明に係る膜屋根用ドームの構格によれば、円周方向
に相隣る前記円弧状部材が上下方向に離齢して位置して
いるので、上部に位置する各円弧状部材間に亘って膜材
を直接張設することによって、同膜材のサグが確保され
、従来のように膜材張設のための母屋材及び束材が不要
となる。

また前記したように円弧状部材が交互に上下に位置して
ジグザク状に配設されたことによって、構格の面外剛性
が増大する。

（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。

（１）はドーム頂点を中心として、ｌ−ム下端外周縁と
の間に放射状に配設された円弧状部材で、円周方向に相
隣る同円弧状部材（１）が互いに上下方向に組部して配
設され、同各円弧状部材（１）間に亘って、円周方向に
沿って繋ぎ材（２）が接続されている。

図中（４）は膜利に張力を導入するケーブルである。

図示の実施例は前記したように構成され“ζいるので、
上部に位置する円弧状部材（１）上に直接膜材（３）を
張設しても、同膜材（３）は十分なサグが確保され、同
膜材（３）取イ・」用の束材、母屋材が不要になる。

また前記各円弧状部材（１）は垂直断面内において、ジ
グザク状に配設され、相隣る上下円弧状部材（１）間に
は繋ぎ材（２）がジグザグ状に連結されるごとによって
、ドームの構格の面外剛性が著しく増大されるものであ
る。

（発明の効果） 本発明に係る膜屋根用ドームの構格は前記したように、
円周方向に相隣る円弧状部材が上下方向に離船して位置
するように構成されているので、膜材張設のための母屋
材及び束材が不要となり、構造、施工が簡略化されると
ともに、膜材の透光性が母屋材、束材によって損なわれ
るようなことがなく、更に構格全体の面外剛性が向上さ
れるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る膜屋根用ドームの構格の一実施例
を示す斜視図、第２図は第１図の矢視■■図、第３図は
従来の膜屋根用ドームの構格を示す斜視図、第４図は第
３図の矢視ＩＶ−ＩＶ図である。 （１）・・・円弧状部材、　　　（２）・・・繋ぎ材、
（３）・・・膜材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ドーム頂点を中心として、ドーム下端外周縁との間に放
   射状に配設された円弧状部材と、同各円弧状部材間に円
   周方向に亘って配設された繋ぎ材とからなるドームの構
   格において、円周方向に相隣る前記円弧状部材を上下方
   向に齟齬して位置せしめてなることを特徴とする膜屋根
   用ドームの構格。