JPH06146491A - ドーム構造物におけるコンクリート系パネルの施工法 - Google Patents

ドーム構造物におけるコンクリート系パネルの施工法

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JPH06146491A
JPH06146491A JP30706792A JP30706792A JPH06146491A JP H06146491 A JPH06146491 A JP H06146491A JP 30706792 A JP30706792 A JP 30706792A JP 30706792 A JP30706792 A JP 30706792A JP H06146491 A JPH06146491 A JP H06146491A
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panel
dome structure
diagonal beam
lower flange
flange
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Susumu Yoshida
進 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工が簡単で、遮音性が優れ、確実な雨水処
理が施されるドーム構造物におけるコンクリート系パネ
ルの施工法を提供する。 【構成】 ドーム構造物の屋根、壁の傾斜方向の上端に
立上り部1を、下端に立下り部2を夫々設けたPCパネ
ルAを、相隣るH形鋼よりなる下弦斜行梁aの下部フラ
ンジにPC受金物3を介して取付けるとともに、前記P
CパネルAとPCパネルAの上面との間に水切り板4を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドーム構造物におけるコ
ンクリート系パネルの施工法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】都市型のドームでは、内部の音を外部に
漏出させない、そしてドーム外部の音を内部に進入させ
ないという高い遮音性が求められる。そのためには外壁
及び屋根材にコンクリートパネル(以下PCパネルと称
する)の如き質量の大きな材料が必要とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらドーム構
造物において、斜行梁にPCパネルを仕上げ施工を行な
うことは、PCパネルの接合部の接合、及び雨仕舞の点
に問題があった。本発明はこのような実情に鑑みて提案
されたものであって、その目的とする処は、施工が容易
で遮音性に優れ、確実な雨水処理が施されるドーム構造
物におけるコンクリート系パネルの施工法に係るもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るドーム構造物におけるコンクリート系
パネルの施工法によれば、ドーム構造物における屋根、
壁の傾斜方向の上端に立上り部を、下端に立下り部を夫
々設けたPCパネルを、ドーム構造物におけるアーチ状
テンションビーム構造におけるH形鋼よりなる下弦斜行
梁間に落し込み、同梁の下部フランジに取付けるのに際
し、パネルの傾斜方向と直交するPCパネル端部を前記
梁の下部フランジにPCパネル受金物を介して取付ける
とともに、前記パネル上面と梁の上部フランジとの間に
亘って水切り板を設けることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明によればドーム構造物における外壁及び
屋根材として、質量の大きなコンクリート系パネルを使
用し、同PCパネルのドーム構造物屋根の傾斜方向の上
下端部に立上り部、及び立下り部を夫々設け、前記PC
パネルをH形鋼よりなる斜行梁間に落し込み、同梁の下
フランジにPC受金物を介して取付け、パネル上面と前
記梁の上フランジ間に亘って水切り板を設けたことによ
って確実な雨水処理が行なわれる。
【0006】更にまた、構造部がPCパネルの外部に配
設されることとなり、ドームの気積が最小となり、残響
音が短かくなる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。図4及び図5は本発明の適用されるドーム構造物P
を示し、aはアーチ状テンションビーム構造Cを構成す
るH形鋼より構成された下弦斜行梁、bは上弦テンショ
ンケーブル、dは束材で、下弦斜行梁a(H形鋼)の下
部フランジ上に後述のようにPCパネルが装架される。
【0008】Bはドーム構造物Pの頂部の車輪状張弦梁
構造で、上弦鉄骨梁eと下弦ケーブルfより構成されて
いる。図中gは頂部リング、hは天蓋、またQは下部躯
体である。AはPCパネルで、下面に櫛歯部が列設さ
れ、ドーム構造物屋根、壁の傾斜部の傾斜方向の上端に
は立上り部1が、下端には立下り部2が夫々設けられ、
相隣る前記斜行梁を構成するH形鋼製の斜行梁aの下部
フランジ上に落し込むとともに、PCパネル受金物3を
介して取付け、更に前記PCパネルAの上面と斜行梁a
の上部フランジとの間に水切り板4を設ける。図中1
a,2aはゴムパッキングである。
【0009】図中5は前記斜行梁aの下部フランジとウ
エブとに亘って配設された樋で、同樋5と前記各PCパ
ネルAの端部との間にゴムパッキン6が介装されてい
る。図中7はコーキングである。更に斜行梁aの長手方
向において、上下に相隣るPCパネルAの立下り部2と
立上り部1とを係合してドーム構造物の外装材を兼用す
る屋根、壁をPCパネルで構成し、かくしてドーム構造
の屋根材と外壁材とを兼用するPCパネルAを容易に取
付けるものである。
【0010】
【発明の効果】このように本発明によればドーム構造物
の斜行梁の傾斜方向の各上下端部に立上り部及び立下り
部を設けたPCパネルを、ドーム構造物のH型鋼よりな
る下弦斜行梁上に取付けるのに際し、パネルの傾斜方向
と直交するPCパネル端部を相隣る前記梁に亘ってその
下部フランジに落し込み、PCパネル受金物を介して取
付けるとともに、前記パネル上面と前記梁の上部フラン
ジとの間に水切り板を設けることによって、ドーム構造
物に簡単にPCパネル屋根、壁を施工しうるものであ
る。
【0011】また本発明によれば質量の大きいコンクリ
ート系パネルによってドーム構造物の内部の仕上げを施
したことによって、遮音性が高められ、ドーム内部の音
が外に漏出することがなく、また外部の音が内部に進入
することがない。更にまた構造部材が仕上げ材であるP
Cパネル材の外部に配設された、ことによって、ドーム
の気積が低減され、残響音が短かくなり、各種音楽イベ
ントに対応することができる。またこのように内部気積
が小さいため、空調負荷が小さく、内部仕上面積が減少
され、施工性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドーム構造物におけるコンクリー
ト系パネルの施工法における屋根勾配方向の前記パネル
の取付部の雨仕舞を示す縦断面図である。
【図2】屋根勾配と直交方向の前記PCパネルの重ね合
せ部を示す縦断面図である。
【図3】前記パネルの取付部の雨仕舞を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の適用されたドーム構造部の要部縦断面
図である。
【図5】ドーム構造の正面図である。
【符号の説明】
A PCパネル B 車輪状張弦梁構造 C アーチ状テンションビーム構造 P ドーム構造物 Q 下部躯体 a 下弦斜行梁(H形鋼) b 上弦テンションケーブル 1 立上り部 1a ゴムパッキング 2 立下り部 2a ゴムパッキング 3 PCパネル受金物 4 水切り板 5 樋 6 ゴムパッキング 7 コーキング 8 歯形部
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドーム構造物における屋根、壁の傾斜方
    向の上端に立上り部を、下端に立下り部を夫々設けたP
    Cパネルを、ドーム構造物におけるアーチ状テンション
    ビーム構造におけるH形鋼よりなる下弦斜行梁間に落し
    込み、同梁の下部フランジに取付けるのに際し、パネル
    の傾斜方向と直交するPCパネル端部を前記梁の下部フ
    ランジにPCパネル受金物を介して取付けるとともに、
    前記パネル上面と梁の上部フランジとの間に亘って水切
    り板を設けることを特徴とするドーム構造物におけるコ
    ンクリート系パネルの施工法。
JP30706792A 1992-11-17 1992-11-17 ドーム構造物におけるコンクリート系パネルの施工法 Expired - Fee Related JP3291633B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116330464A (zh) * 2023-05-29 2023-06-27 山东天齐明达住工科技有限公司 一种预应力混凝土屋面板结构及加工设备

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