JPH03228829A - ゲーサイトの製法 - Google Patents

ゲーサイトの製法

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JPH03228829A
JPH03228829A JP2224590A JP2224590A JPH03228829A JP H03228829 A JPH03228829 A JP H03228829A JP 2224590 A JP2224590 A JP 2224590A JP 2224590 A JP2224590 A JP 2224590A JP H03228829 A JPH03228829 A JP H03228829A
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JP
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goethite
solution
reactor
reaction
surface area
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JP2224590A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Hashimoto
順義 橋本
Nobuhiro Fukuda
福田 信弘
Kimiteru Tagawa
公照 田川
Kiyotake Morita
森田 潔武
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、気泡塔型の気液混合型反応器ならびに当該反
応器を用いる粒度分布の揃った微細な針状ゲーサイトの
製法に関し、特に高密度磁気記録材料用の原料として好
適なゲーサイトの製造方法に関する。
「背景技術」 粉末原料を加工して有用な製品にするときには、その粒
子形態に起因する性質が重要な役割を果たす。さて、磁
性材料においても、出発原料であるゲーサイト(オキシ
水酸化鉄)粒子の形態は、それから得られる磁気記録材
料の性質を大きく左右する。このような形態制御に関し
て多(の検討がなされてきたが、なかでも粒子のサイズ
とその粒度分布を揃えることが最も困難とされてきた。
粒度分布を揃える方法としては、たとえば、特公昭52
−38ooo号、特公昭52−21720号、特開昭5
3−56196号、特開昭5353200号、特開昭5
3−75199号、特開昭54−20998号、特開昭
54−79200号、特開昭54−93697号、特開
昭51−86795号、特開昭52−59095号、特
開昭52−59096号、特開昭52−59G 17号
、特開昭56−22637号、特開昭56−r)、26
38号等の公報に記載された方法が知られている。
これらを大別すると、(イ)特公昭52−38000号
公報のように気泡塔形式の反応装置を用いて製造する方
法、(ロ)特公昭52−21720号公報のように非酸
化性の状態で数時間強力に攪拌して均一な水酸化物とし
た後酸化してオキシ水酸化鉄とする方法、(ハ)特開昭
53−56196号、特開昭53−57200号、特開
昭5375199号、特開昭54−20998号、特開
昭54−79200号、特開昭54−93697号公報
などには可溶性ケイ酸塩の共存下に中和反応を行って均
一な水酸化物よりなるフロックの均整化を図り、かつそ
の後に針状晶ゲーサイト粒子の均一な生成反応を行う方
法、(ニ)特開昭51−86795号、特開昭52−5
9095号、特開昭52−59096号、特開昭52−
59097号公報などには水酸化第1鉄の酸化速度を制
限してゲーサイトに酸化する方法、(ホ)特開昭56−
22637号、特開昭56−22638号公報などには
常温で調整した種晶を用いる方法等が開示されている。
しかしながら、(イ)の方法においては酸化性ガスが攪
拌に用いられる為、ガス量に制限を受は粒子の大きいゲ
ーサイト粒子しか得られなかった。
(ロ)の方法においては、数時間、好ましくは2〜4時
間の強力な攪拌を要し、しかもこの攪拌手段のみでは不
均一な水酸化第1鉄粒子からなるフロックを十分に均一
化することが困難である。
(ハ)の方法においては、使用する可溶性ケイ酸塩はS
iとしてFeに対し0.1〜1.7原子%用いる必要が
あり、しかもゲーサイトはケイ酸塩をとり込んで、あた
かもケイ酸塩で希釈されたことと同じ形になるので、こ
れを常法によって還元して得られる鉄粉末の磁気的性質
は低下する。
(ニ)の方法においては、ゲーサイト製造工程において
、酸化速度を遅くして種々変化させねばならず時間を要
するうえに、酸化速度を遅くすることは粒子の成長につ
ながり、高密度記録材料の特性として要求されている粒
子の微細化の問題を克服することができない。(ホ)の
方法においては、種晶を用いてはいるが、反応条件、特
に温度条件を厳密に管理しないとゲーサイトよりもマグ
ネタイトが生成する危険性がある。
さらに、これらの公知の技術では反応時間が長いために
得られるゲーサイト粒子は大きく成長し、BET法によ
る比表面積(以下SAと記す)で40nf/g以下とな
りやすく、高密度記録用の磁性材料を得ることは困難で
あった。
本出願人は先に比表面積50〜100ffl/gの高密
度記録用の磁性材料を効率良く製造する技術、たとえば
、特開昭57−209834号、特開昭58−3202
8号、特開昭58−140327、特開昭59−181
19号等の技術を開示した。しかしながら、磁性材料に
たいする性能の要求の進展は現実の技術の進歩以上に早
く、さらなる高密度記録用の材料が要求されている。た
とえば、高品位テレビ用ビデオテープに用いるものは比
表面積が+00n?/g以上で磁性材料粒子の長辺/短
辺のアスペクト比が10以下、例えば7程度のものが要
求されている。
本発明は、本出願人が先に出願した技術をさらに劇的に
改良したものであり、100ffl/g以上の比表面積
を有する高密度記録用の磁性材料を安定して製造するこ
とを可能にする技術である。すなわち、ゲーサイトの微
細化ならびに粒度分布の均一化を行うためには、急速酸
化(高速酸化)を行えば良い。しかして酸化速度を大き
くしなければならないことは、特開昭59−18119
0に開示したが、これは、100m/g未満の比表面積
を有するゲーサイトを得る技術についてのみ開示されて
いる。本発明の目的とするLoom/g以上の比表面積
を有する微細なゲーサイトを得るためには、従来技術で
用いられている攪拌槽型反応器や気泡塔型反応器では安
定して実現することが困難なほど速い酸化反応速度が要
求されるものであった。
「発明の基本的着想」 本発明者らは、高速酸化を安定して実現するためには酸
化性ガスの溶液中における溶解度を増加し、溶液の混合
に利用するガスと分離利用することで酸化性ガスと被酸
化物との接触効率を良好にすることで達成できることを
見出した。このために特定の反応装置を使用して酸化性
ガスである酸素分圧を増加し酸素の溶解度を増加する一
方で、酸化反応初期の反応率を大にすることにより、比
表面積100%/g以上の微細ゲーサイトが安定して得
られることを見出したところに本発明の基本的着想があ
る。
「発明の詳細な開示」 すなわち、本発明は、本発明の基本的着想を実現するた
めに気泡塔における溶液の混合効率を最適にし且つ酸化
反応初期の反応速度を大とする為の装置であって、当該
装置を用いる微細ゲーサイトの製造方法であり、具体的
には、 下部に送気室と多孔板からなるガス導入手段と排気口に
圧力を制御する手段を備えた垂直円筒形の気泡塔型反応
装置に第1鉄塩水溶液とアルカリ水溶液とを供給して、
該酸化性ガスを供給して酸化しゲーサイトを製造する方
法において、酸化性ガス中の酸素分圧が、0.21at
mをこえる圧力であることを特徴とする製造方法、であ
り、また、得られる針状ゲーサイトの比表面積が、10
0〜200m2/gの範囲である上記記載の製造方法で
ある。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明は、上記のごとく、下部に送気室と多孔板からな
るガス導入手段と排気口に圧力を制御する手段を備えた
垂直円筒形の気泡塔反応装置であり、当該装置を用いて
行うゲーサイトの製造方法である。工業的に安価であり
好ましいゲーサイトの製造方法として、気泡塔に設備し
た圧力を調節する手段を用いて、工業的に安価に入手さ
れる空気を加圧状態として、酸素分圧を加圧とし、特に
少なくとも0.21stmをこえる圧力に、好ましくは
0.4 atmさらには0.6atm以上に調整し、攪
拌に利用される気泡を一定とし、酸素溶解度を増すこと
により被酸化物ゲルの酸化初期速度を大きくすることを
特徴とするゲーサイトの製造法である。
なお酸素分圧の調整に当たり、空気に酸素を混合するこ
とにより酸素濃度を増加することでも行うことができる
以下、図面を参照しつつ本発明を説明する。
本発明の特徴はゲーサイトの粒子サイズの制御ならびに
粒度分布の制御を容易ならしめるべく形成された反応装
置であるが、第1図は本発明の反応装置の一例である。
図中100は気泡塔型反応器である。1は送気室、2は
酸化性ガスの送入用の多孔板、3は排気口及び圧力調節
器である。また4は圧力計であり3の圧力調節器により
所定の圧力に調整する。5は圧縮空気の送入口であり圧
縮空気を送気室1へ導入する。もちろん酸素ガスと混合
し送気しても好ましい。また、反応器上部には第1鉄塩
原料供給口及び水酸化アルカリ等の原料供給口6が設け
られている。反応器底部には反応液の取り出し口8が設
備されている。また、取り出し口8は送気室下部に設備
されることも好ましい。反応液は反応終了と共に排出さ
れる。
本発明で使用する気泡型反応器はH/D比(高さと径の
比)1.5以上が好ましく、2以上とするのが更に好ま
しい。更にガスの通りをよくするために、多孔板と反応
部に傾斜を設け、多孔板径と塔径を変更することも好ま
しい。多孔板径に対し塔径は0.8〜5.0倍が好まし
い。
2の多孔板は、2閣〜5鴫の径であり10胴〜50mm
の等間隔であることが好ましい。また、多孔板の数は1
以上10以下が好ましい。3の排気口の圧力調節器はど
の様な機構でもよいが、例えば簡単に設備する方法とし
てバタフライ型のバルブが利用できる。また、外部から
温度を調節する為にジャケット7を設備することも好ま
しい。
本発明において、100%/g以上の比表面積で粒度分
布の揃ったゲーサイトを得るためには、酸化率が30%
以下の酸化反応の初期状態において、反応率の時間変化
を少なくとも3%/分以上、好ましくは5%/分以上の
高速酸化を行うように制御することである。この変化率
はゲーサイトの比表面積により決定される。
なお、本発明は、100rrf/g未満の比表面積のゲ
ーサイトを得ることを目的にしてはいないが、本出願人
の先の発明にあるところの100nf/g未満の比表面
積のゲーサイトを得ることをなんら妨げるものではない
例えば、酸化反応の反応率の時間変化を低く制御するこ
とにより、効果的に粒度分布の均一な100nf/g未
満の比表面積のゲーサイトを得ることができることも本
発明の特徴の一つである。
本発明において、第1鉄塩とは、水溶性の鉄塩であり硫
酸塩、塩酸塩、硝酸塩等が有効であり、単独または、二
種類以上を併用して使用される。
これらは工業的に入手可能な製品の品質で十分であり、
本発明の効果を発揮できる。さらにこれらを水に溶解さ
せた第1鉄塩水溶液を限外ろ過手段でろ過し、微細に不
溶解物質を除去することは、本発明の原料前処理方法と
して有効であり、微細なゲーサイトの安定製造を保証す
るものである。
本発明は鉄単独の反応において効果を有することは当然
であるが、鉄以外の成分の共存をなんら妨げるものでは
ない。たとえば、コバルト、ニッケル、亜鉛、マンガン
、銅、クロム、アルミニウム、リンなどの共沈により得
られる水酸化物を酸化して、これらの金属成分を含有す
るゲーサイトを製造する場合においても有効であり、鉄
以外の成分の共存は得られるゲーサイトの形状や比表面
積等に二次的に影響を与えるものである。本発明の効果
を妨げるものではなく、むしろ、その効果を促進するこ
ともある。
本発明に使用するアルカリは、第1鉄塩と反応して水酸
化物を生成するものであればよく、たとえば、水酸化物
カリウム、水酸化物ナトリウム、アンモニアや尿素等の
水溶液を有効に用いることができる。
本発明において、酸化性ガスは酸素を含むガスであり、
具体的には空気や酸素と空気、混合ガスあるいはこれら
を窒素や水蒸気等で希釈した混合ガスも有効に用いるこ
とができる。工業的に安価に製造する為には空気を利用
することが好ましい。
ゲーサイトの製造条件については、本発明において、上
記の条件を除いては特に反応温度、pH5原料濃度等の
制限は受けない。これらはゲーサイトの粒子形態を変更
するものであるが、本発明はこれらの製造条件の制御を
精緻に実施できるものである。反応温度ならびに原料濃
度はたとえば、反応温度を低下させたり、原料濃度を低
下せしめるとゲーサイトの比表面積は大きくなる。反応
温度は20〜60°C1好ましくは30〜50’Cであ
る。原料濃度は工業的に安価にできる濃度として0.1
 mol#!〜1 mol/ffiである。
以下、実施例により、本発明の実施の態様の例を説明す
る。
[実施例1j 下部に送気室と多孔板からなるガス導入手段と排気口に
圧力を制御する手段を備えた垂直円筒形の気泡塔型反応
装置(以下反応装置と略称する)を用いてゲーサイトの
製造を実施した。なお、反応装置として内容積3001
内径500ma+、H/D比3の反応装置を用いた。反
応装置の断面図を模式的に第1図に示した。
反応装置内部を供給口5から圧縮空気を供給し、排気口
の圧力調節バルブを閉め圧力を圧力計4の指示で2.O
atm  (酸素分圧0.42atm )まで昇圧した
。系内圧力を2.0 atmのまま排気口の圧力調整パ
ルプ徐々に開は空気流量1.3 N rrf/min 
(0’C、latm換算)で流した。次いで、水酸化ナ
トリウム水溶液(濃度4.2  mol/l) 421
を供給口6から加えた。更に硫酸第1鉄水溶液(濃度0
.2 mol/l) 217 ffiを供給口6から加
え、酸化反応を開始した。ジャケット7に温水を供給し
、温度を40℃に保った。初期30%酸化までは5%/
min、の酸化率の時間変化を維持して、その後、空気
導入量を0.8 N n?/win、に低下せしめて、
3%/min、で酸化反応を進行せしめて、水酸化物を
ゲーサイトに転化せしめた。酸化反応の進行中は反応液
の温度を40°Cに保持した。
反応終了時は、懸濁液を取り出し、硫酸で溶解し過マン
ガン酸カリによる2価鉄の分析により決定した。酸化率
の測定についても同様の方法で行った。反応終了後、空
気導入量0.8 N rrf/+sin、を流したまま
1時間熟成後、空気の導入を停止し、圧力を低下させ、
反応液を送気室1を通して反応液の取り出し口8から反
応液を抜きだし、ろ過、水洗後120°Cで乾燥した。
このゲーサイトは比表面積105 rrT/gの超微細
粒子であり、得られた粒子の電子顕微鏡写真から測定し
た長軸長さの変動の標準偏差/長軸の長さが0.33で
あるきわめて均一性に富む粒度分布を有していた。また
、透過型電子顕微鏡でlO万倍の倍率で粒子を観察した
が、粒子中には双晶や樹脂状晶はほとんど観察されなか
った。
「実施例2」 実施例1と同様の反応装置を用いてゲーサイト製造を実
施した。反応装置内部の圧力を3.Q ate(酸素分
圧0.63atm )とし、空気流量を1.95 Nn
f/sin、とし、反応終了まで空気流量を変化させな
かった以外は実施例1と同様の条件でゲーサイトを製造
した。
酸化反応速度は初期30%まで、7%/win、で進行
した。
このゲーサイトは、比表面積122 rd/gの超微細
粒子であり、長袖長さの変動の標準偏差/長軸の長さが
0.30であるきわめて均一性に富む粒度分布を有して
いた。また、透過型電子顕微鏡で10万倍5 の倍率で粒子を観察したが、粒子中には双晶や樹脂状晶
はほとんど観察されなかった。
「実施例3」 実施例1と同様の反応装置を用いて、ゲーサイト製造を
行った。硫酸第一鉄溶液に、硫酸コバルト溶液を添加し
た(鉄とコバルトの比100:1 )以外は実施例1と
同様の方法でゲーサイトの製造を行った。
酸化反応速度は初期30%まで、5%/+min、で進
行し、その後3%/++in、であった。
製造したゲーサイトは比表面積114 rtr/gの超
微細粒子であり、長軸長さの変動の標準偏差/長軸の長
さが0.34であるきわめて均一性に富む粒度分布を有
していた。また、透過型電子顕微鏡で10万倍の倍率で
粒子を観察したが、粒子中には双晶や樹脂状晶はほとん
ど観察されなかった。
「比較例1」 実施例1と同様な装置を用いてゲーサイトの製造を行っ
た。アルカリ水溶液と第1鉄塩溶液も実施例1と同様と
した。圧力の制御を行わず、実施6 例1と同等の空気量1.3 N rtf/sin、で空
気を流した。反応槽内は、フラッディング状態となり、
空気が吹き抜けるのが観察された。
得られたゲーサイトは、比表面積85rrr/gであり
、電子顕微鏡観察による長袖長さの変動の標準偏差/長
軸の長さが0.76である不均一な粒度分布を持つ粒子
であった。大きな粒子と微細粒子があることがはっきり
観察された。これは、酸化速度が場所により不均一なた
めであると推定された。
r参考例1」 実施例1と同様の反応装置を用いて、ゲーサイトの製造
を行った。アルカリ水溶液と第1鉄塩溶液も実施例1と
同様とした。圧力の制御を行わず、空気流量を0.65
 Nrrf/■in、とし反応を続けた。
反応槽内は、良く混合し酸化反応が終了した。初期酸化
率は、2%/win、であった。
製造したゲーサイトは、比表面積83rrf/gであり
、長軸長さの変動の標準偏差/長軸の長さが0.54で
ある粒子であった。本発明の目的である、比表面積10
0 rtr/g以上のゲーサイトを得ることはできなか
った。
「発明の効果」 以上の実施例に明らかなように、本発明は酸素分圧を大
気圧を越える圧力とし、かつ高速酸化することにより、
高品位テレビジョン用の硼気記録材料としての性能を満
足する100 n11g以上20G d/g 以下の微
細かつ粒度分布の均一性にすぐれたゲーサイトを製造で
きるすぐれた方法である。
本発明はまた、種々の微粒子の形態制御技術としても有
用な技術である。すなわち、金属酸化物系触媒、高性能
フェライト製品、印刷インク用顔料、磁性顔料、製紙用
填料、感光材料、電極材料等に用いられる機能性粒子を
製造する場合に有用に利用できる優れた技術である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による、下部に送気室と多孔板からなる
ガス導入手段と排気口に圧力を制御する手段を備えた垂
直円筒形の気泡塔型反応装置の一例を示す模式的な縦断
面図である。 図中100は気泡塔型反応器であり、1は送気室、2は
酸化性ガスの送入用の多孔板、3は排気口及び圧力調節
器、4は圧力計、5は酸化性ガスの供給口、6は第1鉄
塩溶液及びアルカリ剤の供給口、7は温度調節用ジャケ
ット、8は製造したゲーサイトの抜き出し口である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下部に送気室と多孔板からなるガス導入手段と排
    気口に圧力を制御する手段を備えた垂直円筒形の気泡塔
    型反応装置に第1鉄塩水溶液とアルカリ水溶液とを供給
    して、該酸化性ガスを供給して酸化しゲーサイトを製造
    する方法において、酸化性ガス中の酸素分圧が、0.2
    1atmをこえる圧力であることを特徴とする製造方法
  2. (2)得られる針状ゲーサイトの比表面積が、100〜
    200m^2/gの範囲である請求項1記載の方法。
JP2224590A 1990-02-02 1990-02-02 ゲーサイトの製法 Pending JPH03228829A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7910085B2 (en) 2007-12-28 2011-03-22 Tdk Corporation Process for production of iron oxyhydroxide particles

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