JPH03227994A - 五配位ケイ素化合物及びその製造方法 - Google Patents

五配位ケイ素化合物及びその製造方法

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JPH03227994A
JPH03227994A JP2065290A JP2065290A JPH03227994A JP H03227994 A JPH03227994 A JP H03227994A JP 2065290 A JP2065290 A JP 2065290A JP 2065290 A JP2065290 A JP 2065290A JP H03227994 A JPH03227994 A JP H03227994A
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Yoshihiko Ito
嘉彦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規な五配位ケイ素化合物及びその製造方法
に関する。
(従来技術) 最近になって、エレクトロニクス、ホトニクス材料とし
て、五配位ケイ素化合物が注目されている。
従来公知の五配位ケイ素化合物の構造及び反応機構につ
いては、Tandaura、 St、 N、 HAIe
kseev、 N、V、 ;Voronkov、M、G
、Topics  Curr、Chem、1986+1
31+99−189で報告されており、また五配位結合
の性質については、5ini、G; Hiberty、
P、C,; 5haik、S、S、J、Chem。
Commun、 1989.772等で報告されている
(発明の目的) 本発明は、文献未載の新規構造の五配位ケイ素化合物及
びその製造方法を提供することを目的とするものである
(発明の構成) 即ち本発明によれば、下記一般式〔■〕 :式中、R1
及びR2は、それぞれフッ素原子または炭素数1〜15
の非置換又は置換の1価炭化水素基を表し、各3個のR
+及びR2はそれぞれ同一でも互いに異なる基であって
もよく、Xは、炭素数1〜15の非置換1価炭化水素基
を示し、 nは0〜4の整数である、 で表される五配位ケイ素化合物が提供される。
本発明によれば更に、 フェニルアミノシラン化合物にアルキルリチウムを反応
させた後に、更にクロロシラン化合物を反応させて該フ
ェニルアミノシラン化合物のベンゼン環の〇−位にケイ
素原子を導入し、次いで上記合成化合物についてイソプ
ロポキシ化をおこなってイソプロポキシシランを合成し
、該イソプロポキシシランのフルオロ化を行ってフルオ
ロシラン化合物を合成し、 更に該フルオロシラン化合物にふつ化カリウム及び18
−クラウン−6を反応させることにより上記五配位ケイ
素化合物を製造する方法が提供される。
以下本発明の詳細な説明する。
亡   イ  、   ム 本発明の五配位ケイ素化合物は、前述した一般式〔■〕
、即ち、 で表されるものであり、フッ素陰イオンが橋かけ結合に
より2つのケイ素原子間を結んだ新規な五配位構造を有
している。
上記一般式において、ケイ素原子に結合している基R1
及びR2は、フッ素原子或いは炭素数1〜15の非置換
又は置換の1価炭化水素基を表し、各R1及びR2ば全
て同一の基であってもよいし互いに異なる基であっても
よいが、配位化合物の安定性の面からは、R1及びR2
の各々のうち少なくとも1個はフッ素原子であることが
好ましい。
また前記1価の炭化水素基の例としては、例えばメチル
、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデ
シル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル等のア
ルキル基、ビニル、アリル等のアルケニル基、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、シクロドデ
シル等のシクロアルキル基、3,3.3− )リフルオ
ロプロピル、2−パーフルオロブチルエチル、2−パー
フルオロヘキシルエチル、2−パーフルオロオクチルエ
チル、2−パーフルオロイソプロピルエチル、3−クロ
ロプロピル等のハロゲン置換アルキル基、フェニル、0
−メチルフェニル、m−メチルフェニル、p−メチルフ
ェニル、0−エチルフェニル、m−エチルフェニル、p
−エチルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4
ジメチルフエニル、3I4−ジメチルフェニル、ナフチ
ル等のアリール基等を挙げることができるが、後述する
様なアミノフェニルシラン化合物をアルキルリチウムと
の反応において安定である点で、これらのうちではアル
ケニル基を除く非置換の1価炭化水素基であることが好
ましい。
更に2個のケイ素原子が結合しているベンゼン環には、
少なくとも1ケ所の〇−位を除く位置に置換した、炭素
数1〜15の非置換1価炭化水素基、例えば後述する製
造例において使用される各種の試剤に対して安定な置換
基を有していることができる。このような置換基として
は前記R1、R2として例示したもののうち非置換の炭
化水素基と同様のものが挙げられ、具体的には、メチル
、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘ
フチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデ
シル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル等のア
ルキル基、ビニル、アリル等のアルケニル基、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、シクロドデ
シル等のシクロアルキル基、フェニル、0−メチルフェ
ニル、m−メチルフェニル、p−メチルフェニル、0−
エチルフェニル、m−エチルフェニル、p−エチルフェ
ニル、2I3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフ
ェニル、3.4−ジメチルフェニル、ナフチル等のアリ
ール基等を挙げることができるが、前記したR1. R
2と同様の理由で、これらのうちではアルケニル基を除
く、非置換の1価炭化水素基であることが好ましい。
亡 イ  人 の入 本発明の五配位ケイ素化合物を合成するにあたっては、
出発物質として、フェニルアミノシラン化合物、例えば
、下記式〔■〕、 n 式中、RAは、前記一般式(1)における基R1のうち
の非置換又は置換の1価炭化水素基に相当する基であり
、 RNは、アミノ基含有有機基であり、 aは、0〜2の整数であり、bは1〜3の整数であって
、且つa+b=3である、X及びnは、前述した意味を
示すが、Xはアミノシリル基に対して少なくとも1ケ所
の〇−位を除く位置に置換したものである、で表される
フェニルアミノシラン化合物が使用される。
ここで、上記アミノ基含有有機基としては、例えば次の
様なエチレンジアミン型の基を挙げることができる。
3 N−CHzCHzNR’+R5 (ここでR3,R4,nsはそれぞれ独立に炭素数1〜
4のアルキル基又はアルコキシ置換アルキル基を示す。
) ここで、このフェニルアミノシラン化合物は、例えばt
−ブチルリチウム等のアルキルリチウムと下記反応式の
様に反応して、フェニル基の〇−位をリチオ化するため
、R3,R4,Rliのアルキル基としては立体障害の
小さいメチル基であることが好ましい。
3 上記のフェニルアミノシラン化合物を出発物質として、
五配位ケイ素化合物を合成する時の合成経路の一例を以
下に示す。
合成経路: (ニ) 尚、上記において、基RRは前記一般式CI)における
基R2のうちの非置換又は置換の1価炭化水素基に相当
する基であり、1−Prは、イソプロピル基を表すもの
とする。
工程(a); この工程(a)においては、フェニルアミノシラン(イ
)をt−ブチルリチウム(t−BuLi)等のアルキル
リチウムで処理し、フェニル基の〇−位をリチオ化し、
次いでフェニルトリクロロシラン等のクロロシランを反
応させて、前記フェニル基の〇−位にケイ素原子を導入
し、更に2−プロパツールと、トリエチルアミン及び水
等の縮合触媒で処理することによってイソプロポキシ化
を行い、イソプロポキシシラン(ロ)を得る。
ここで使用したフェニルアミノシランが有している有機
基R^が、前記一般式(T)における基R1のうちの1
価炭化水素基として五配位ケイ素化合物中に導入される
。また使用したクロロシランのケイ素原子に結合した有
機基(R”)が、前記一般式CI)における基R2のう
ちの1価炭化水素基として五配位ケイ素化合物中に導入
されることになる。
上記の反応工程において、t−BuLiを用いてのリチ
オ化は、t−BuLiに対して不活性な溶媒、例えばベ
ンゼン、ヘキサン、テトラヒドロフラン等を用いて、フ
ェニルアミノシラン(イ)にt−BuLiを滴下し、滴
下後2〜3時間攪拌を続けることによって行われる。こ
の際の反応温度は、−20〜20°Cの範囲とし、t−
BuLiの滴下量は、モル比で、t−BuLi/フェニ
ルアミノシラン−1〜5.0、好ましくは1.5〜3.
0の範囲とするのがよい。
〇−位がリチオ化されたフェニルアミノシランに対する
クロロシランの反応は、−10〜20°C1好マしくは
0〜5°Cの温度において、該クロロシランを滴下し、
滴下後、反応系を40〜60°Cの温度に保持しながら
2〜3時間攪拌を続けることによって行われる。この場
合、溶媒は特に必要ではないが、必要に応じて、前記リ
チオ化工程で用いた溶媒を使用することができる。クロ
ロシランの滴下量は、クロロシランとしてフェニルトリ
クロロシランを使用した場合において、t−BuLiと
のモル比で、t−BuLi /フェニルトリクロロシラ
ンー1〜5.0、好ましくは3.0〜4.0の範囲とす
るのがよい。
1 上記によって、〇−位にケイ素原子が導入されたフェニ
ルアミノシランのイソプロポキシ化は、0〜10″Cの
温度で2−プロパツールを反応系に滴下し、次いで室温
下で12〜24時間攪拌を行った後に、室温条件でトリ
エチルアミン及び水を滴下し、更に0.5〜2時間、攪
拌を行うことによって完了する。
用いる2−プロパツール、トリエチルアミン及び水の量
は、フェニルアミノシランの5i−N結合及び5t−C
I結合の全てを5i−0結合に変換するに十分な量とす
る。
かくしてイソプロポキシシラン(ロ)が合成される。
工程(b); この工程(b)においては、HBF4・0EtZ等のフ
ルオロ化剤を用いて、前記イソプロポキシシラン(ロ)
のフルオロ化を行い、フルオロシラン(ハ)を誘導する
フルオロ化は、イソプロポキシシラン(ロ)を、塩化メ
チレン、クロロホルム等のフルオロシランやフルオロ化
剤に不活性な溶媒中に溶解させ、0 t 〜−20°Cの範囲に冷却したのち、HBF4・0Et
2等のフルオロ化剤を滴下し、滴下終了後、反応系を1
0〜40°Cの範囲に保持させながら5〜10時間攪拌
を行うことによって、フルオロシラン(ハ)が得られる
工程(C); この工程(C)においては、フルオロシラン(ハ)をフ
ッ化カリウム及び18−クラウン−6と反応させること
によって、目的とする五配位ケイ素化合物(ニ)が合成
される。
これら各成分の反応は、ベンゼン、トルエン、キシレン
等のフルオロシラン及びえられる五配位ケイ素化合物に
対して不活性な溶媒中で行われ、反応温度は10〜40
°C1及び反応時間は10〜30時間である。
(実施例) 実施■上 [o−CJL(Si、PhFz)zF] ’−’ K”
 48−クラウン−6の合成: 合成経路; Me Me (ここで Me、 Phはそれぞれメチル基、 フェニル 基を示す。
以下同じ。
) 5 工程(a); Ph、Si(NMeCHzCH2NMez)z  1.
91g(5,25mmo+)に、窒素雰囲気下、0°C
でt−BuLiのペンタン溶液(1,4モル濃度) 8
.6m1(12,0mmol)を滴下する。滴下終了後
、0°Cと室温で各1時間攪拌を行い、リチオ化を行っ
た。尚、phはフェニル基を表し、Meはメチル基を表
す。
次いで、上記反応系に、フェニルトリクロロシラン6 
、45m l (40、5mmo l)を0°Cで加え
、その後50°Cで3時間攪拌して反応を行った。
得られた反応混合物に、室温でイソプロピルアルコール
10m1を滴下し、12時間反応を行った。
更にトリエチルアミン1.5ml、水95μlを加えた
反応混合物を濾過し、Mg5O,で乾燥を行い、減圧下
にフェニルトリ(イソプロポキシ)シランを除いた後、
シリカゲルカラムクロマトで精製したところ、 が53%の収率で得られた。
工程(b); 工程(a)で得られたイソプロポキシシラン414mg
(0,98mmol)を塩化メチレンに溶解し、HBF
4・OEtz981mg(6,06mmol)を加えて
、窒素雰囲気下で12時間反応させた。
反応混合物を減圧蒸留したところ、207〜211’C
/1.6mmF1g (油浴温度)の留分として、が8
8%の収率で得られた。
工程(C); 工程(b)で得られたフルオロシラン384mg(1,
06mmol)と、スプレー乾燥したフッ化カリウム6
7.9B(1,17mmol)及び18−クラウン−6
308mg(1,17mmol)をトルエン(2,5m
1)中、室温で200時間反応せた。
得られた白色の固体を濾別し、エーテル(30ml)で
洗浄し、THFで再結晶したところ、が、462mg 
(収率64χ)得られた。
この五配位ケイ素化合物の融点、NMR分析、元素分析
の結果を以下に示す。
融点:  149.5〜150.5°C(分解)’HN
MR: (アセトン−d6.200MHzH内部標準 
アセトン−dS) δ(ppm) 3.554   (s、  24H) 7.137〜7.256  (m、  60)7.40
9   (dd、  5.6. 3.4 Hz、  2
H)7.868 〜7.951  (n+、  4H)
8.208   (dd、  5.6. 3.4 Hz
、  2H)この’HNMRの分析チャート、及び13
0. I 9p、 2934のNMRの分析チャートを
それぞれ第1図〜第4図に示す。
元素分析: C3oH:+e06F5Si2にとして、CHF 計算値; 52.61χ  5.59χ  13.87
χ実測値; 52.35χ  5.55χ  14.0
6χ尖隻拠I [o−C6H4(SiPhzF)(SiFi)F] ”
 K”・18−クラウン−6の合成: 合成経路; e e Ph2 工程(a); PhSi(NMeCH2CHJMez) 32.94g
(7,19mmol) を、 ヘキサン 4ml に?容かし、 窒素雰囲気下、 20°C 9 に冷却した。この溶液にt−BuLiのペンタン溶液(
1,4モル濃度)12.3ml (17,26mmol
)を滴下し、−20°Cで1時間、更に室温で2時間攪
拌を行い、リチオ化を行った。
次いで、上記反応溶液を0°Cに冷却し、ジフェニルジ
クロロシラン11.9ml (57,4mmol)を加
え、室温で1時間、更に50°Cで2時間攪拌して反応
を行った。
得られた反応溶液を再び0°Cに冷却し、イソプロピル
アルコール12m1を滴下し、次いで室温で12時間攪
拌を行った。更にトリエチルアミン11゜5m l +
水128μLを加え、30分攪拌後、反応混合物を濾過
し、濾液をエバポレータで留去したのち、減圧下にジフ
ェニルジ(イソプロポキシ)シランを除いた後、シリカ
ゲルカラムクロマトで精製したところ、 0 が27%の収率で得られた。
工程ら); 工程(a)で得られたイソプロポキシシラン544゜5
B(1,294mmol)を塩化メチレン7mlに溶解
し、窒素雰囲気下−10°Cに冷却した。
これにHBF4 ・0Etz 1.391g(8,14
5mmol)を加えて室温で6時間反応させた。
溶媒をエバポレータで留去し、残液を減圧蒸留したとこ
ろ、196〜201°C/1.5mmHgの留分として
、が72%の収率で得られた。
工程(C); 工程(b)で得られたフルオロシラン220mg(0,
607mmol)と、スプレー乾燥したフン化カリウム
36.2mg(0,623mmol)及び18−クラウ
ン−6168,2mg(0,636mmol)をトルエ
ン(2ml)に加え、室温で攪拌を行った。
反応混合物を濾過し、得られた白色粉末をエーテル(3
0ml)で洗浄し、THFで再結晶し、得られた白色結
晶を6時間かけて真空乾燥したところ、が、291mg
(収率70χ)得られた。
この五配位ケイ素化合物の融点、NMR分析、元素分析
の結果を以下に示す。
融点7 146.5〜147.0’C(分解)’HNM
R:  (アセトン−d6.400MHz)δ(ppm
) 3 3.638   (s、  24H) 7.175 〜7.246  (m、6H)7.336
  (Broad triplet、  J=6.47
Hz、  LH)7.394  (dt、  J=7.
30Hz、  J=1.63Hz、  18)7.81
6 〜7.877  (m、  48)8.195  
(Broad doublet、J=7.66Hz、L
H)8.217  (ddd、J=7.39Hz、1.
04Hz、0.65Hz、  IH)I9F NMR:
 (400MHz、アセトン−d6)δ(ppm) 117.187  (s、  Jvs=  =209.
79Hz)元素分析: C+oHaeO6F5SiJとして、 CHF 計算値; 52.61χ  5.59χ  13.87
χ実測値; 52.36χ  5.60χ  14.0
2χ実施貫主 [o−C6J (SiPhzF) (SiPhFz)F
l ’−’ K ” 48−クラウン−6の合成: 合成経路; e e 工程(a); Ph2Si(NMeCH2CH,NMez)z  2.
73g(7,10mmol)を、ヘキサン15m1に溶
かし、窒素雰囲気下、−30°Cに冷却した。この溶液
にt−BuLiのペンタン溶液(1,4モル濃度)12
.2ml (17,0mmol)を滴下し、−30゛C
で1時間、更に室温で2時間攪拌を行い、リチオ化を行
った。
次いで、上記反応溶液を一10°Cに冷却し、ジフェニ
ルジクロロシラン11.8ml (56,8mmol)
を加え、室温で1時間攪拌し、更に50°Cで2時間攪
拌して反応を行った。
得られた反応溶液を再び0°Cに冷却し、イソプロピル
アルコール8mlを滴下し、次いで室温で12時間攪拌
を行った。更にトリエチルアミン11m1を加え、1時
間攪拌後、反応混合物を濾過し、濾液をエバポレータで
留去したのち、減圧下にジフェニルジ(イソプロポキシ
)シランを除いた後、シリカゲルカラムクロマトで精製
したところ、Ph h が76.7%の収率で得られた。
工程(b); 工程(a)で得られたイソプロポキシシラン564゜2
n+g(1,286mmol)を塩化メチレン7mlに
溶解し、窒素雰囲気下−20°Cに冷却した。
これにHBF4 ・0Etz 1.208g(7,46
1mmol)を加えて室温で6時間反応させた。
溶媒をエバポレータで留去し、残液を減圧蒸留したとこ
ろ、259〜265°C/1.5mmHgの留分として
、が87.2%の収率で得られた。
工程(C); 工程(b)で得られたフルオロシラン440mg(1,
046mmol)と、スプレー乾燥したフッ化カリウム
63.3mg(1,090mmol)及び18−クラウ
ン−6296,1mg(1,120mmol)をトルエ
ン(2ml)に加え、室温で2日間攪拌を行った。
反応混合物を濾過し、得られた白色粉末をエーテル(3
0ml)で洗浄し、TIIFで再結晶し、得られた白色
結晶を6時間かけて真空乾燥したところ、が、444m
g (収率57.1χ)得られた。
この五配位ケイ素化合物の融点及びNMR分析の結果を
以下に示す。
融点:  153.5〜155.0°C(分解)’HN
MR: (アセトン−db、 200MHz)δ(pp
m) 3.603  (s、 24H) 6.867〜7.248  (m、 8H)7.273
〜7.419  (m、 3H)7.440〜7.54
0  (m、 2H)7.764〜7.874  (m
、 4107 8.253 〜8.356  (m、  2B)9F 
NMR:  (188,15Mtlz、  アセトン−
d6;  90°C)δ(ppm) 70.399  (broad、IF)108.485
  (broad、  IF)126.617  (t
、  J=14.30112.JFSl=259.08
H2)136.154  (s、  JFsi=220
.32Hz)
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、実施例1で得られた五配位ケイ素
化合物のJ、 Ilc、 +9p及び293のNMR分
析の結果を示すチャートである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^1及びR^2は、それぞれフッ素原子または
    炭素数1〜15の非置換又は置換の1価炭化水素基を表
    し、各3個のR^1及びR^2はそれぞれ同一でも互い
    に異なる基であってもよく、 Xは、炭素数1〜15の非置換1価炭化水素基を示し、 nは0〜4の整数である、 で表される五配位ケイ素化合物。
  2. (2)フェニルアミノシラン化合物にアルキルリチウム
    を反応させた後に、更にクロロシラン化合物を反応させ
    て該フェニルアミノシラン化合物のベンゼン環のo−位
    にケイ素原子を導入し、 次いで上記合成化合物についてイソプロポキシ化をおこ
    なってイソプロポキシシランを合成し、該イソプロポキ
    シシランのフルオロ化を行ってフルオロシラン化合物を
    合成し、 更に該フルオロシラン化合物にふっ化カリウム及び18
    −クラウン−6を反応させることにより請求項1に記載
    の五配位ケイ素化合物を製造する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0762527A1 (en) * 1995-09-06 1997-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Rechargeable lithium battery having a specific electrolyte

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EP0762527A1 (en) * 1995-09-06 1997-03-12 Canon Kabushiki Kaisha Rechargeable lithium battery having a specific electrolyte

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JPH0753740B2 (ja) 1995-06-07

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