JPH0322772Y2 - - Google Patents

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JPH0322772Y2
JPH0322772Y2 JP1981136788U JP13678881U JPH0322772Y2 JP H0322772 Y2 JPH0322772 Y2 JP H0322772Y2 JP 1981136788 U JP1981136788 U JP 1981136788U JP 13678881 U JP13678881 U JP 13678881U JP H0322772 Y2 JPH0322772 Y2 JP H0322772Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は静電式表示装置に関する。
特公昭53−10438号公報には、彎曲表面を有す
る一個の固定電極と、その彎曲表面の中心軸と平
行に固定電極と隣接して表面が導電性材料であつ
て導性体よりなる可変電極と、固定電極と可変電
極の間に介在する絶縁体と、固定電極と、可変電
極の間に電圧を印加する手段を備えた静電式表示
装置が開示されている。
このような静電式表示装置は、電圧印加時には
静電力により可変電極が彎曲した固定電極表面に
巻き付き、電圧を取り除いた時には可変電極自体
の弾性力により復帰することにより、表示装置の
外観が変化するが、可変電極のコア材料が厚さ
0.005mmのポリエステル等の重合体から成る、き
わめて繊細なものであるため、可変電極に生じた
微小な、しわ、変形、周囲温度の変化などにより
弾性力が低下したり歪みが生じたりして、長時間
にわたる使用中に完全に復帰できないものの生じ
る欠点がある。また、可変電極の固定並びに端子
の導出も容易でなく、固定電極の彎曲表面の中心
軸と完全に平行に支持されていない場合は、固定
電極への吸引力も有効に作用せず、静電式表示装
置をセグメントとして、例えば日字形数字表示器
を製作した場合、表示品質が低下する欠点があ
る。また、従来装置は組立作業に熟練を要し、調
整作業に長時間を要する欠点がある。
また、静電力は両電極間の電圧の二乗に比例
し、両電極間距離の二乗に反比例するため、印加
電圧を高くすれば、可変電極の動作が確実になる
が、とは言つても印加電圧を数百ボルトと高くす
ることは実用的でなく、百ボルト程度の低い電圧
で長年月にわたり安定に動作する装置が要請され
ている。そのためには、電圧が印加されない非吸
引状態において、可変電極と固定電極の電極間距
離を可及的に小さく、且つ、ばらつきなく高精度
に制御することが問題になる。
更に、本考案の表示装置は、単体で使用される
ことは稀であつて、通常は数百個ないし数万個を
マトリツクス形に配列して1枚のパネル形デスプ
レイを構成するため、取扱いを容易にして各ユニ
ツトの配設工事を容易にすることも重要である。
本考案は上記に鑑み為されたものであつて、そ
の目的とするところは、本考案装置自体の組立作
業が容易で高度な調整作業を必要とせず、しか
も、本考案品自体が堅牢で取扱い易く、繊細なる
可変電極を損傷するおそれが少く、本考案品の多
数個をマトリツクス形に配設する場合も配設工事
が容易な静電式表示装置を提供することである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に本考案実施例の前方斜視図、第2図に
同実施例の後方斜視図を示し、第3図に同実施例
の端面図を示す。
台座1はプラスチツク成形品から成り、左右両
側面が互いに平行で、前面の中心に沿つて内側固
定電極を固定するための溝11と凹所12とが形
成され、その溝11に沿つて複数個の孔13…1
3が後方まで貫通している。内側固定電極2は導
電板から成り、台座1の左右両側面間の幅よりも
やや大きい直径をもつ円筒部21を形成し、その
円周方向の両端が後方で重ね合わされて支持部2
2を形成し、さらに、2個の取付脚23並びに2
個の端子24が伸びて台座1の孔13…13に貫
挿され、取付脚23の先端を捩じ曲げて内側固定
電極全体を台座1に固着している。この内側固定
電極2の円筒部21の表面には、白、赤、青、黄
等の所定の色彩をもつ絶縁性塗料が塗布されて誘
電体層を構成している。
台座1の左右両側面には、導電体から成るフイ
ルムホルダ3,3が配設され、その外側にフイル
ム状可変電極4,4の固定端部が当接し、電気的
に接続されている。なお、導電性塗料又は導電性
接着剤を介して接続してもよい。この状態におけ
るフイルムホルダ3,3の外側面は、内側固定電
極2の彎曲面の中心軸Oと平行であつて且つ外側
面の間の距離は固定電極2の外径に等しい。可変
電極4は、例えばポリエステル、ポリカーボネー
トなどの重合体の薄膜をコアとし、その両面にア
ルミニウム等の導電材料を蒸着した構造を有し、
厚さは0.007mmないし0.012mm程度である。可変電
極4,4は固定端部から前方へ真直に伸び、その
長さは内側固定電極2の表面に吸着された状態で
左右両側の電極先端が互いに接触する程度であ
る。可変電極4,4の固定端部の外側には絶縁体
から成るスペーサ5,5が当接し、従つて可変電
極4,4はフイルムホルダ3,3とスペーサ5,
5により挾持されている。
外側固定電極6,6はスペーサ5,5に外装す
る固定端部61,61、その上端62,62から
前方へつづく弯曲部67,67、および更にその
前方につづく先端部64,64が一枚の金属板に
より一体成形されたもので、装置全体を保護する
機能をも兼ねている。弯曲部67の形状は、内側
固定電極2の軸心Oと平行な軸心O′を中心とす
る略円筒面であつて、内側固定電極2に対し最近
接部63,63をもつている。先端部64,64
には内面に複数個の小突条65…65が形成され
ている。また、外側固定電極6,6の後端には1
個又は複数個の突出部66,66を形成して、電
極端子としている。この外側固定電極6の少なく
とも最近接部よりも前方の内面には、例えば黒色
の絶縁性塗料が塗布されて誘電体層を構成してい
る。
最近接部63,63の構造は、第4図に正面拡
大図で示すように、両端厚さ0.1mm程度のシム7,
7を両固定電極2,6間に介在させて、シムの厚
さで規定されるスリツト8を形成し、そのスリツ
ト8内を可変電極4が通り抜けている。表示部分
において固定電極の長さと可変電極の長さを同一
にするため、第5図A図又はB図に示すように、
可変電極4をシム7,7の位置を回避して切欠き
41,41を形成するか、段部42,42により
固定端側の長さを短かくしている。
内側固定電極2を固着した台座1、フイルムホ
ルダ3,3、可変電極4,4、スペーサ5,5、
及び外側固定電極6,6はビス9,9により一体
に固着されている。
この装置を使用するときは、第3図に示すよう
に、交流(又は直流)電源10と表示制御用スイ
ツチ14を設け、外側固定電極6,6を共通接続
してスイツチ14の端子Aと電源10の一極に接
続し、内側固定電極2をスイツチ14の端子Bと
電源10の他極に接続し、可変電極4,4を共通
接続してスイツチ14の共通接点Cに接続する。
スイツチ14のA側がオンのときは可変電極が
外側固定電極と同電位になり、かつ電源10の両
極が可変電極と内側固定電極間に印加されるの
で、可変電極が内側固定電極2の彎曲面上に吸着
して彩色塗装面を覆うから、前方からは外側固定
電極6の黒色塗装面の直接光と、その可変電極表
面による反射光が認識される。
次いで、スイツチ14のB側がオンに切り換え
られると、可変電極が内側固定電極と同電位にな
り、先に可変電極と内側固定電極の間に蓄えられ
ていた電荷が放電して可変電極の内側固定電極側
への吸収力が消滅し、可変電極の弾性力で中立位
置まで復帰し始めたとき、外側固定電極との間に
電源10の両極が印加される。従つて、可変電極
が外側固定電極6,6に吸着して前方からは内側
固定電極2の彩色塗装面の直接光と、その可変電
極表面による反射光が認識される。
本考案の変形実施例として、内外両固定電極と
シムにより形成された1個のスリツトに対し、複
数個の可変電極を設けることもできる。
本考案の誘電体層構成塗料として、絶縁性の微
粉体を含むつや消し塗料を用いることもできる。
本考案によれば、内側固定電極を固定した台座
に対し、可変電極を挾持するフイルムホルダとス
ペーサ及び外側固定電極を重ねてビスで固着する
だけで組み立てが完了するから、組立作業がきわ
めて簡素化され、大量生産性が向上した。
また、全体形状が略直方体形であり、外側固定
電極が装置の最も外側に設けられ、その先端部が
可変電極よりも長く形成されるなど、装置全体の
保護体を兼ねているので、繊細な可変電極を損傷
する可能性が低く、堅牢で運搬、保管に好都合で
ある。
更に本考案によれば、外側固定電極が、その後
端部が台座部に固着されその前端が自由端をなす
片持支持であり、且つ、内側固定電極の軸心Oと
平行な軸心O′を中心とする略円筒形の弯曲部が
形成され、その弯曲部の最近接部にシムが設けら
れているので、外側固定電極の弯曲部及び先端部
は、左右方向に弾性変形し易く、従つて、台座部
に固定端部を固着した状態で最近接部のシムに押
圧力が作用するように設計することにより、各部
品の形状寸法のバラツキの積算値が、弾性変形に
より吸収され、常にスリツト幅を安定に維持する
ことができ、また、弯曲部の軸心方向には弾性変
形し難いので、シムの厚みが0.1mm程度と僅少で
あつても、撓みによりスリツトの中央部分のスリ
ツト幅が大きく減少することがなく、スリツト全
長にわたり高精度のスリツト幅を維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の前方斜視図、第2図は
同実施例の後方斜視図、第3図は同実施例の端面
図と電気回路図を併記した図、第4図は同実施例
の最近接部付近を示す平面図の拡大図、第5図は
同実施例の可変電極の形状を示す図である。 1……台座、2……内側固定電極、23……取
付脚、24……内側電極端子、3……フイルムホ
ルダ、4……可変電極、5……スペーサ、6……
外側固定電極、63……最近接部、65……小突
条、66……外側電極端子、7……シム、8……
スリツト、9……ビス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 全体として円筒形をなし、後方に取付脚及び
    電極端子が伸びた内側固定電極と、その内側電
    極の上記円筒形部の表面に設けられた第一の光
    反射特性をもつ誘電体層と、左右の両側面が上
    記円筒形の軸に対し平行で、且つその両側面間
    距離が上記円筒形の外径よりも小さく、上記取
    付脚及び電極端子が貫挿する孔が形成され、上
    記取付脚により上記内側固定電極に固着された
    台座と、導電体から成りその台座の左右両側面
    の外側に設けられ、可変電極端子が一体形成さ
    れた左右一対のフイルムホルダと、固定端部が
    そのフイルムホルダに当接し、上記内側固定電
    極の円筒形部の左右両母線に外装して前方へ伸
    びる左右一対の可変電極と、導電板により一体
    形成されたものであつて、その固定端部がその
    可変電極の固定端部の外側に絶縁体スペーサを
    介して当接し、その固定端部の前方に、上記内
    側固定電極の軸心と平行な軸心を中心とする略
    円筒面であつて上記内側固定電極に対し最近接
    部をもつ弯曲部が形成され、その弯曲部の前方
    に、上記可変電極よりも長く且つ互に平行に伸
    びる先端部が形成された左右一対の外側固定電
    極と、その外側固定電極の少なくとも上記最近
    接部より前方の内面に設けられた第二の光反射
    特性をもつ誘電体層と、上記台座、上記フイル
    ムホルダ、上記可変電極の固定端部、上記絶縁
    体スペーサ及び上記外側固定電極の固定端部を
    一体に固着する固着手段と、上記内側固定電極
    と上記外側固定電極の最近接部の両端に設けら
    れた所定厚さのシムを有し、全体として直方体
    形をなし上記シムにより形成されたスリツトの
    間に上記可変電極を通したことを特徴とする静
    電式表示装置。 (2) 上記可変電極が上記シムの周辺部で切欠かれ
    ていることを特徴とする、実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の静電式表示装置。 (3) 上記シムの厚さが約0.1mmである、実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の静電式表示装置。
JP13678881U 1981-09-14 1981-09-14 静電式表示装置 Granted JPS5842862U (ja)

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JPS5842862U JPS5842862U (ja) 1983-03-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295291U (ja) * 1985-12-06 1987-06-17
JP2791554B2 (ja) * 1985-12-27 1998-08-27 キヤノン株式会社 再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5140897A (ja) * 1974-08-06 1976-04-06 Jii Kooruto Chaaruzu Seidentekihyojisochi
JPS5541455A (en) * 1978-09-19 1980-03-24 Nippon Electric Co Display element

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