JPH0322520Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0322520Y2 JPH0322520Y2 JP1984164270U JP16427084U JPH0322520Y2 JP H0322520 Y2 JPH0322520 Y2 JP H0322520Y2 JP 1984164270 U JP1984164270 U JP 1984164270U JP 16427084 U JP16427084 U JP 16427084U JP H0322520 Y2 JPH0322520 Y2 JP H0322520Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- inlet
- bypass passage
- gas passage
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 6
- 239000002699 waste material Substances 0.000 claims description 6
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、車両に搭載されるターボチヤージヤ
において、ウエイストゲート弁による排気バイパ
ス方式で過給圧制御するものに関し、特にバイパ
ス通路の入口付近の構造に関する。
において、ウエイストゲート弁による排気バイパ
ス方式で過給圧制御するものに関し、特にバイパ
ス通路の入口付近の構造に関する。
この種のターボチヤージヤを備えたエンジンで
は、例えば特開昭50−65712号公報に示すように、
排気系のタービンホイールに対しバイパス通路が
設けられ、かつこのバイパス通路にウエイストゲ
ート弁が開閉すべく設置されている。そして所定
の過給圧に達すると、アクチユエータによりウエ
イストゲート弁を開弁動作し、排気ガスの一部を
バイパス通路に導いて過給圧を一定に保持するよ
うに構成されている。
は、例えば特開昭50−65712号公報に示すように、
排気系のタービンホイールに対しバイパス通路が
設けられ、かつこのバイパス通路にウエイストゲ
ート弁が開閉すべく設置されている。そして所定
の過給圧に達すると、アクチユエータによりウエ
イストゲート弁を開弁動作し、排気ガスの一部を
バイパス通路に導いて過給圧を一定に保持するよ
うに構成されている。
ところで、従来のターボチヤージヤにおいて、
バイパス通路の入口は排気ガス通路の壁部に穴明
け加工して形成されているに過ぎない。そのた
め、エンジン高回転時の排気ガス流量が多い場合
に、充分に排気ガスをバイパス通路に逃がすこと
ができず、その分余計にタービンが回されて過給
圧を上昇する傾向になる。これにより、高回転域
でノツキングを生じ易くなり、エンジン破損の危
険が増すという不都合を招く。そこで、かかる高
回転時でのノツキング限界を抑えるために過給圧
を低くセツトすると、低回転域での過給圧が低下
して出力性能が悪くなるという問題を生じる。
バイパス通路の入口は排気ガス通路の壁部に穴明
け加工して形成されているに過ぎない。そのた
め、エンジン高回転時の排気ガス流量が多い場合
に、充分に排気ガスをバイパス通路に逃がすこと
ができず、その分余計にタービンが回されて過給
圧を上昇する傾向になる。これにより、高回転域
でノツキングを生じ易くなり、エンジン破損の危
険が増すという不都合を招く。そこで、かかる高
回転時でのノツキング限界を抑えるために過給圧
を低くセツトすると、低回転域での過給圧が低下
して出力性能が悪くなるという問題を生じる。
本考案は、上記従来技術における問題点に鑑
み、高回転域での過給圧の上昇を抑えてノツキン
グの発生を防ぎ、低回転域で所望の過給圧を得る
ことを可能にしたターボチヤージヤを提供するこ
とを目的とする。
み、高回転域での過給圧の上昇を抑えてノツキン
グの発生を防ぎ、低回転域で所望の過給圧を得る
ことを可能にしたターボチヤージヤを提供するこ
とを目的とする。
本考案のターボチヤージヤは、この目的を達成
するため、タービンのケーシングに設けられたタ
ービンホイールと、該タービンホイールを経て排
気管に連結された排気ガス通路と、前記タービン
ホイールより上流位置で前記排気ガス通路から分
岐するバイパス通路と、該バイパス通路の入口に
設けられたウエイストゲート弁とを備えており、
前記バイパス通路の入口より上流側の前記排気ガ
ス通路の縁部に長手方向に沿つて延び前記入口に
至る凹部を設け、前記入口と対向する前記排気ガ
ス通路の壁部に排気ガス流路断面積が下流側に向
けて絞られる段部を形成していることを特徴とす
る。
するため、タービンのケーシングに設けられたタ
ービンホイールと、該タービンホイールを経て排
気管に連結された排気ガス通路と、前記タービン
ホイールより上流位置で前記排気ガス通路から分
岐するバイパス通路と、該バイパス通路の入口に
設けられたウエイストゲート弁とを備えており、
前記バイパス通路の入口より上流側の前記排気ガ
ス通路の縁部に長手方向に沿つて延び前記入口に
至る凹部を設け、前記入口と対向する前記排気ガ
ス通路の壁部に排気ガス流路断面積が下流側に向
けて絞られる段部を形成していることを特徴とす
る。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。
的に説明する。
第１図において、符号１はターボチヤージヤで
あり、コンプレツサのハウジング２の内部にホイ
ール３が、タービンのケーシング４の内部にホイ
ール５が設けられ、両ホイール３，５がタービン
軸６に結合され、コンプレツサハウジング２は吸
入管７に、タービンケーシング４は排気管８に連
結される。またタービンケーシング４において、
ホイール５を有する排気ガス通路９のホイール５
の上流側からバイパス通路１０が分岐し、このバ
イパス通路１０の入口１０ａにダイヤフラム式ア
クチユエータ１１を有するウエイストゲート弁１
２が開閉すべく取付けられている。
あり、コンプレツサのハウジング２の内部にホイ
ール３が、タービンのケーシング４の内部にホイ
ール５が設けられ、両ホイール３，５がタービン
軸６に結合され、コンプレツサハウジング２は吸
入管７に、タービンケーシング４は排気管８に連
結される。またタービンケーシング４において、
ホイール５を有する排気ガス通路９のホイール５
の上流側からバイパス通路１０が分岐し、このバ
イパス通路１０の入口１０ａにダイヤフラム式ア
クチユエータ１１を有するウエイストゲート弁１
２が開閉すべく取付けられている。
そこで上記構成において、第２図に示すように
バイパス通路１０の入口１０ａの上流側縁部に、
全周の約1/4程度をへこました排気ガス流入用凹
部１３が形成され、排気ガス通路９の入口１０ａ
と対向する個所の壁には、排気ガスの下流に向つ
て絞るように段部１４が滑らかに形成され、排気
ガス通路９の排気ガスの流れの方向を入口１０ａ
に向けるようになつている。
バイパス通路１０の入口１０ａの上流側縁部に、
全周の約1/4程度をへこました排気ガス流入用凹
部１３が形成され、排気ガス通路９の入口１０ａ
と対向する個所の壁には、排気ガスの下流に向つ
て絞るように段部１４が滑らかに形成され、排気
ガス通路９の排気ガスの流れの方向を入口１０ａ
に向けるようになつている。
このように構成されることで、ウエイストゲー
ト弁１２が閉じている場合は、タービンケーシン
グ４の排気ガス通路９に流入する排気ガスのすべ
てがタービンホイール５に向つて流入することに
なり、このときバイパス通路１０の入口１０ａの
部分では、凹部１３により抵抗無く円滑に排気ガ
スが流れる。次いで、所定の過給圧に達してアク
チユエータ１１によりウエイストゲート弁１２が
開くと、排気ガス通路９の排気ガスの流れの方向
が凹部１３と段部１４によりバイパス通路１０の
入口１０ａに向けられることから、排気ガスの一
部は円滑に入口１０ａからバイパス通路１０に逃
げるようになつている。こうして、高回転域の排
気ガス流量の多い場合は、充分な逃げ量を確保す
ることが可能になる。
ト弁１２が閉じている場合は、タービンケーシン
グ４の排気ガス通路９に流入する排気ガスのすべ
てがタービンホイール５に向つて流入することに
なり、このときバイパス通路１０の入口１０ａの
部分では、凹部１３により抵抗無く円滑に排気ガ
スが流れる。次いで、所定の過給圧に達してアク
チユエータ１１によりウエイストゲート弁１２が
開くと、排気ガス通路９の排気ガスの流れの方向
が凹部１３と段部１４によりバイパス通路１０の
入口１０ａに向けられることから、排気ガスの一
部は円滑に入口１０ａからバイパス通路１０に逃
げるようになつている。こうして、高回転域の排
気ガス流量の多い場合は、充分な逃げ量を確保す
ることが可能になる。
以上の説明から明らかなように、本考案のター
ボチヤージヤによれば、タービン側のバイパス通
路入口付近が排気ガスを流入し易いように形成さ
れ、高回転域で充分な排気バイパスを行つて過給
圧の上昇を抑えるので、ノツキングを生じ難くな
る。そして、これに伴い過給圧を高く設定するこ
とが可能になつて、低回転域の過給による出力を
充分に発揮することができる。また本考案は、バ
イパス通路入口付近の形状を少し変えただけの簡
単な構造である。
ボチヤージヤによれば、タービン側のバイパス通
路入口付近が排気ガスを流入し易いように形成さ
れ、高回転域で充分な排気バイパスを行つて過給
圧の上昇を抑えるので、ノツキングを生じ難くな
る。そして、これに伴い過給圧を高く設定するこ
とが可能になつて、低回転域の過給による出力を
充分に発揮することができる。また本考案は、バ
イパス通路入口付近の形状を少し変えただけの簡
単な構造である。
第１図は本考案が適用されるターボチヤージヤ
の一例を示す断面図、第２図は本考案の一実施例
を示す断面図、第３図は第２図の−断面図で
ある。 １……ターボチヤージヤ、４……ケーシング、
５……タービンホイール、９……排気ガス通路、
１０……バイパス通路、１０ａ……入口、１２…
…ウエイストゲート弁、１３……排気ガス流入用
凹部、１４……段部。
の一例を示す断面図、第２図は本考案の一実施例
を示す断面図、第３図は第２図の−断面図で
ある。 １……ターボチヤージヤ、４……ケーシング、
５……タービンホイール、９……排気ガス通路、
１０……バイパス通路、１０ａ……入口、１２…
…ウエイストゲート弁、１３……排気ガス流入用
凹部、１４……段部。
Claims (1)
- タービンのケーシングに設けられたタービンホ
イールと、該タービンホイールを経て排気管に連
結された排気ガス通路と、前記タービンホイール
より上流位置で前記排気ガス通路から分岐するバ
イパス通路と、該バイパス通路の入口に設けられ
たウエイストゲート弁とを備えており、前記バイ
パス通路の入口より上流側の前記排気ガス通路の
縁部に長手方向に沿つて延び前記入口に至る凹部
を設け、前記入口と対向する前記排気ガス通路の
壁部に排気ガス流路断面積が下流側に向けて絞ら
れる段部を形成していることを特徴とするターボ
チヤージヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984164270U JPH0322520Y2 (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984164270U JPH0322520Y2 (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6178241U JPS6178241U (ja) | 1986-05-26 |
| JPH0322520Y2 true JPH0322520Y2 (ja) | 1991-05-16 |
Family
ID=30722135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984164270U Expired JPH0322520Y2 (ja) | 1984-10-29 | 1984-10-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0322520Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55101727A (en) * | 1979-01-30 | 1980-08-04 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Supercharger |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5799919U (ja) * | 1980-12-10 | 1982-06-19 |
-
1984
- 1984-10-29 JP JP1984164270U patent/JPH0322520Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55101727A (en) * | 1979-01-30 | 1980-08-04 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Supercharger |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6178241U (ja) | 1986-05-26 |
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