JPH0322508A - 粉末磁場成形装置 - Google Patents

粉末磁場成形装置

Info

Publication number
JPH0322508A
JPH0322508A JP15698289A JP15698289A JPH0322508A JP H0322508 A JPH0322508 A JP H0322508A JP 15698289 A JP15698289 A JP 15698289A JP 15698289 A JP15698289 A JP 15698289A JP H0322508 A JPH0322508 A JP H0322508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
magnetic
punches
station
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15698289A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Aoba
青葉 秀夫
Masayoshi Takahashi
正義 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP15698289A priority Critical patent/JPH0322508A/ja
Publication of JPH0322508A publication Critical patent/JPH0322508A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁場の中で原料の粉末を加圧、成形して磁石
を製造するする、いわゆる粉末磁場成形装置に関する。
[従来の技術] 従来、希土類磁石、フエライト磁石等の、い,わゆる異
方性磁石を製造する場合は、例えば特開昭63−168
016号公報に示された様に、原料の磁性粉末を所定の
形状のダイスの中に入れ、この状態で磁場をかけ、上記
の磁性粉末を磁化容易軸方向に配向させた状態で圧力を
かけて成形することが行なわれている。一般には、プレ
ス機械によって、上記ダイスの中に原料の磁性粉末を入
れた後、上記ダイスの上下からロッド状のパンチを押し
付けてまず仮に加圧する。
この時、上記パンチを介してダイスの中の磁性粉末に一
定方向の磁界をかけ、同磁性粉末の磁化容易軸を一定の
方向に配向させる。これをいわゆる着磁と呼んでいる。
そして、この状態で上記磁性粉末を本加圧する。その後
、上記ダイスの中の成形品に着磁の時とは反対方向に磁
界をかけて消磁する。これをいわゆる脱磁と呼んでいる
。その後、成形品をダイスから取り出しl− 2− ていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この様な磁石の製造装置では、上記脱磁工程に
おいて、成形品、ダイス及び上下のパンチを同時かつ完
全に消磁することはできない。このため、上記成形品、
ダイス及び上下のパンチに残った残留磁気により、成形
品がダイスやパンチに吸着してしまう。この場合に、上
記ダイスや上下パンチの脱磁工程における消磁状態の違
いにより、上記成形品が上パンチに吸着したり、あるい
は、下パンチやダイスに吸着したり一定しない。このた
め、上下パンチの何れに吸着した場合でも取り出せるよ
うにする必要があり、成形品の取出し行程が複雑となっ
てしまう。また、特に成形品が上パンチに吸着した場合
、成形品が脱落して破損する等の不都合が生じていた。
そこで、本発明は、上記の従来技術における問題点に゛
鑑み、プレス機械から成形品を取り出す際の不都合のな
い、改良された粉末磁場成形一3 装置を提仇することにある。
[課題を解決するための手段コ すなわち、上記目的を達成するため本発明において採用
された手段の要旨は、所定の内部形状を有し、その内部
に磁性粉末を充填するダイスと、上記ダイスの上下に配
置されたパンチと、上記パンチに上記磁性粉末を加圧成
形する加圧力を与えるプレス機構と、加圧成形される磁
性粉末及び加圧された成形体に、上記パンチを介して所
定の方向の磁場及びこの反対方向の磁場を順次与えて成
形品を着磁及び消磁する磁場発生手段とを備えた粉末磁
場成形装置において、上側に配置されたパンチと下側に
配置されたパンチとを、上記磁場発生手段での消磁後に
成形品に対する磁力が互いにるよう形成した粉末磁場成
形装置である。
[作   用コ 上記の解決手段によれば、上側に配置された上記パンチ
と下側に配置されたパンチとの脱磁による消磁状態の違
いにより、それらの成形品4 に対する吸着力が互いに異なるため、脱磁後に成形品を
取り出す際、成形品は吸着力の大きい一方のパンチの側
に確実に吸着される。このため、成形品を常lこ一方の
パンチ側から取り出すことが来るようになる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例について、添付の図面を参照しな
がら説明する。
先ず、第2図及び第3図には、本発明の実施例である粉
末磁場成形装置が示されている。図において、ダイス1
2、12・・・は閉路上を循環するよう配置される。こ
のダイスl2、12・・・の循環手段は、例えばターン
テーブル方式、ベルトコンベア方式、プラテン方式等、
ワークを移動する方式のものであれば、適宜のものが採
用できる。ここでは便宜上、ターンテーブル方式につい
て説明する。
第2図において、図示のターンテーブル11は、中心の
回りを矢印で示す反時針方向に回転する円板形のもので
あり、その外周側に30度間隔で円筒形のダイス12、
12・・・が、中心軸を縦にして12個取り付けられて
いる。また、上記のターンテーブルIIとダイスI2、
12・・・は、非磁性体で構成されることが望ましい。
また、上記各ダイス12、12・・・の上下には、ター
ンテーブル11と共に回転するプレス機が配置されてい
る。図示の実施例に示されるこのプレス機では、昇降す
るロッド状のパンチ22、22・・・ 23、23・・
・が用いられ、下側のパンチ23、23・・・の先端は
、常にダイスl2、12・・・の下開口部を塞ぐように
してその中に差し込まれている。
第1図に示すように、上下のパンチ22、23には、各
々電磁石28、28が配匝されている。これらの電磁石
28、28は、上側のパンチ22と下側のパンチ23の
周辺に配置され、上側のパンチ22と下側のパンチ23
を介してその先端部に磁極を形成する様に構成されてい
る。すなわち、上記上(11リパンチ22と下側バンチ
23磁極の先端部の間には、電磁石28、2−5− −6一 8への電力の供給により、一定の方向の磁場が形成され
る。
上記ターンテーブル11の回転に伴い、上記ダイス12
、12・・・が通過する経路上には、粉末供給ステーシ
ロン13、着磁成形ステーシリン14、脱磁ステーシロ
ンl5、そして、排出ステーシロン16が順次設定され
ている。
先ず、粉末供給ステーション13では、ダイス12、1
2・・・の移動経路上の21所分にわたって配置され、
この間にターンテーブル11上に原料の粉末aを供給す
るホッパ24と、同ターンテーブル11上から粉末aを
掻き落とすブレード25、25・・・とが配置されてい
る。
この粉末供給ステーシθン13は、第3図に示すように
、ダイス12、12・・・の移動に伴い、同ステーシロ
ンl3の前半部において下側のパンチ23がやや下降す
ると共に、±ffilのパンチ23が上昇して、ダイス
12、12・・・の上端が開かれ、ホッパ24から供給
された粉末aがこの中に落とし込まれる。続いて、同ス
テーシロ7 ン13の後半部において下側のパンチ23がやや上昇し
、これに伴ってダイス12、12・・・の中から押し上
げられた一部の粉末aが上記ブレード25、25・・・
で掻き落とされる。こうしてダイス12、12・・・の
中には常に一定の里の粉末aが充填されることとなる。
続いて、着磁戊形ステーシθン14では、ダイス12、
12・・・の移動に伴い、上下のパンチ22、23が僅
ずつ下降、上昇し、ダイス12、12・・・の中の粉末
aを或る程度予備的に圧縮する仮加圧ステーシリン33
と、上下のパンチ22、23がこれよりさらに下降、上
昇し、上記粉末aを強圧する本加圧ステーシロン34と
が順次配置されている。
上記仮加圧ステーシロン33から本加圧ステーシリン3
4にかけては、第1図に示す電磁石28、28への電力
の供給により、上記上側パンチ22と下側パンチ23磁
極の先端部の間に一定の方向の磁場が形成され、これに
よってダイス12、12・・・の中の粉末aが一定の方
向に8 配向される。この状態で仮加圧及び本加圧される。
その動作を示すと、第3図に示す様に、先ず、仮加圧ス
テーシリン33において、上下のパンチ22、23がそ
れぞれ僅ずつ下降、上昇し、粉末aを或る程度圧縮する
。続いて、本加圧ステーション34において、ターンテ
ーブル1lの上下に配置した加圧ローラ29、29によ
り、下側のパンチ23が強く押し上げられると共に、上
側のパンチ22が強く押し下げられ、これによってダイ
ス12、12・・・の中の粉末aが加圧、成形される。
この時、ダイス12、l2・・・の中の粉末aが図中に
矢印で示す磁場の方向に配向された状態で加圧、固定さ
れるため、一定の方向に配向した磁性粉末の成形体bが
成形される。
この成形体bは、上下のバンチ22、23の間で圧縮さ
れたまま次の脱磁ステーシロン15へ移動する。
脱磁ステーシタン15では、上記電磁石28、28へ上
記着磁成形ステーション14とは逆方向の電力を供給す
ることによって、上下のパンチ22、23の先端部の間
に、上記着磁成形ステーション14と逆方向の磁界(図
中に矢印で示す)が形成され、これによって成形体bを
消磁する。
そして、最後の排出ステーシロンl6において、上側の
パンチ22が上昇し、ダイスl2、12・・・の上側を
開くと共に、下側のバンチ23の先端面がターンテーブ
ルl1の上端まで上昇し、成形体bを押し上げる。そし
て、この両側には、排出ガイド35が配置され、ターン
テーブル1lの回転に伴って、成形体bがこの排出ガイ
ド35に案内されて、ターンテーブルl1の外側へと排
出される。
この様に、上記ダイス12、12・・・と共に磁性粉末
aを加圧成形する上側パンチ22と下側パンチ23は、
上記着磁成形ステーシロンl4及び脱磁ステーシ目ン1
5において電磁石によって発生される磁束の通路として
も働くことから、強磁性体によって形成されている。一
方、−9ー 1〇一 この強磁性体は、その磁化特性において、いわゆるヒス
テリシス特性を有する。すなわち、強磁性体の磁界Hを
、磁束密度Bが飽和した状態から徐々に減少すると、こ
れに伴って磁束密度Bも減少するが、この外部磁界Hが
ゼロ(0)になった時の磁束密度Bを残留磁束密度Br
と言い、さらに外部磁界の方向を反転させてその磁界を
増加させていき、磁束密度Bの値がゼロ(0)になる上
記外部磁界の大きさを保磁力HCと言う。
脱磁ステーシ鰭ン15において、成形品を消磁するため
、その前の着磁成形ステーシ鱈ンl4とは逆方向の磁界
を印加したとき、パンチ22、23を構成する材料の上
述のような磁気特性の違いにより、パンチ22、23に
残る磁気の強さが異なり、成形品を吸引する力が異なる
そしてこの実施例においては、上記の上側パンチ22と
下側パンチ23とを、各々磁気特性が異なる磁性材で形
成している。より具体的番こは、上側パンチ22はSK
H−11材で、下側−11− パンチ23はSKD−51材で構成した。これにより、
上下のパンチ22、23が上記着磁成形ステーシeン1
4において印加される磁界により磁化された後、上記脱
磁ステーシθン15において着磁成形ステーシlンl4
とは反対方向の磁界を受けた場合、下側パンチ23の方
が上側パンチ22に比べて強い磁気が残る。従って、そ
の後の排出ステーシlン16において、磁性粉末の成形
体bは、必ず残留磁気の大きな下側パンチ23側に吸着
することとなる。
以上の効果を確認するため、脱磁後の磁力の異なる磁性
材料で作った11φの上側パンチ22と下側バンチ23
を使用し、上記の製造装置で希土類コバルト磁石の成形
体bを12個製造した。この時、上記上下パンチ22、
23に磁束を発生する電磁石はそれぞれ160ターンで
あり、これらの電磁石に供給された電流は、着磁成形ス
テーシ鰭ン14においては4 2 0 A,そして、脱
磁ステーシ畔ンl5においては反対方向に5OAの電流
を通電した。
−12− 上記着磁成形ステーシロン14及び脱磁ステーシロン1
5の後、排出ステーシリン16において観察したところ
、上記の12個の成形体bの全てが下側パンチ23に吸
着していた。
一方、比較例として、上側パンチ22と下側パンチ23
共にSKD−11材で作成しものを使用した上記と同じ
製造装置で、やはり12個の希土類コバルト磁石の成形
体bを製造したところ、8個は下側パンチ23に吸着し
たが、残りの4個は上側パンチ22に吸着していた。
[発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、磁
場下で磁性粉末を加圧成形後に成形品を取り出す際、成
形品は必ずパンチの一方の側だけから取り出されること
から、戊形品を安全かつ確実に排出することが可能な粉
末磁場成形装置を提供することが出来る。さらには、パ
ンチの材質を変えるだけで済むことから、従来の取出し
行程を複雑にすることもく簡単に実施することが出来る
という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例である粉末磁場成形装置の着磁
成形ステーシ1ンの構造を説明する断面図、第2図及び
第3図は、上記粉末磁場成形装置の全体構造及びその動
作を示すための上面図及び側面図である。 1l・・・ターンテーブル 12・・・ダイス 13・
・・粉末供給ステーシlン 14・・・着磁成形ステ〜
シロン 15・・・脱磁ステーシ鱈ン 16・・・排出
ステーシロン 22・・・上側のパンチ 23・・・下
側のパンチ 24・・・ホッパ 25・・・ブレード2
7・・・ヨーク 28・・・電磁石 29・・・加圧ロ
ーラ 33・・・仮加圧ステーション 34・・・本加
圧ステーシロン 35・・・排出ガイド a・・・磁性
粉末 b・・・成形体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  所定の内部形状を有し、その内部に磁性粉末を充填す
    るダイスと、上記ダイスの上下に配置されたパンチと、
    上記パンチに上記磁性粉末を加圧成形する加圧力を与え
    るプレス機構と、加圧成形される磁性粉末及び加圧され
    た成形体に、上記パンチを介して所定の方向の磁場及び
    この反対方向の磁場を順次与えて成形品を着磁及び消磁
    する磁場発生手段とを備えた粉末磁場成形装置において
    、上側に配置されたパンチと下側に配置されたパンチと
    を、上記磁場発生手段での消磁後に成形品に対する磁力
    が互いにるよう形成したことを特徴とする粉末磁場成形
    装置。
JP15698289A 1989-06-20 1989-06-20 粉末磁場成形装置 Pending JPH0322508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15698289A JPH0322508A (ja) 1989-06-20 1989-06-20 粉末磁場成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15698289A JPH0322508A (ja) 1989-06-20 1989-06-20 粉末磁場成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0322508A true JPH0322508A (ja) 1991-01-30

Family

ID=15639584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15698289A Pending JPH0322508A (ja) 1989-06-20 1989-06-20 粉末磁場成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0322508A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221340A (ja) * 2002-04-24 2008-09-25 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石成形装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221340A (ja) * 2002-04-24 2008-09-25 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石成形装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0198491B1 (en) A method for the preparation of an anisotropic sintered permanent magnet
EP0369462A1 (en) Method of producing polar anisotropic rare earth magnet
JPH04363010A (ja) 永久磁石の製造方法、製造装置及び磁界中配向成形用ゴムモールド
US3274303A (en) Method and apparatus for making magnetically anisotropic permanent magnets
JPH06267774A (ja) ラジアル配向磁石の製造方法およびラジアル配向磁石
JPH0696973A (ja) 永久磁石の製造方法
US20020006348A1 (en) Powder pressing apparatus and powder pressing method
US5004580A (en) Method and apparatus for packing permanent magnet powder
JPH0322508A (ja) 粉末磁場成形装置
JP2000182867A (ja) 異方性ボンド磁石およびその製造方法ならびにプレス装置
KR20030070925A (ko) 영구자석의 제조방법 및 프레스장치
JP3749839B2 (ja) 粉末成形装置および粉末成形方法
JPH0661083A (ja) 径方向異方性円筒形永久磁石の製法
JP4774652B2 (ja) 希土類焼結磁石の製造方法
JP2822169B2 (ja) リング磁石の成形装置および成形方法
RU2043864C1 (ru) Устройство для прессования порошковых магнитов
JP2001093712A (ja) 磁気異方性永久磁石とその製造方法並びに製造装置
JP2003086443A (ja) 磁界成形装置および粉末成形方法
JP4057075B2 (ja) 磁石粉末の成形方法
JPH09225694A (ja) リング磁石の成形装置および成形方法
JP4181003B2 (ja) 永久磁石成形装置
JPH09205030A (ja) リング磁石の成形装置および成形方法
KR20130138473A (ko) 자장 성형 방법 및 장치
JPH09213555A (ja) リング磁石の成形方法及びその装置
JPH01124208A (ja) 径方向2極磁石の製造方法