JPH0322493Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0322493Y2 JPH0322493Y2 JP1985120786U JP12078685U JPH0322493Y2 JP H0322493 Y2 JPH0322493 Y2 JP H0322493Y2 JP 1985120786 U JP1985120786 U JP 1985120786U JP 12078685 U JP12078685 U JP 12078685U JP H0322493 Y2 JPH0322493 Y2 JP H0322493Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reduction gear
- engine
- camshaft
- shaft
- cylinder block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002360 explosive Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はエンジンのカムシヤフト駆動装置に関
し、詳しくは、減速ギヤを備えたものの剛性向上
対策に関する。
し、詳しくは、減速ギヤを備えたものの剛性向上
対策に関する。
(従来の技術)
従来、エンジンのカムシヤフト駆動方式とし
て、例えば実開昭59−35603号公報に開示される
ように、エンジンのコンパクト化を図るべく、駆
動軸とカムシヤフトとの間に減速ギヤを配設して
駆動軸の駆動力をベルト又はチエーンにより、上
記減速ギヤを介してカムシヤフトに伝達すること
により、カムシヤフトのプーリもしくはスプロケ
ツトの直径を小さく抑えるようにしたものは知ら
れている。
て、例えば実開昭59−35603号公報に開示される
ように、エンジンのコンパクト化を図るべく、駆
動軸とカムシヤフトとの間に減速ギヤを配設して
駆動軸の駆動力をベルト又はチエーンにより、上
記減速ギヤを介してカムシヤフトに伝達すること
により、カムシヤフトのプーリもしくはスプロケ
ツトの直径を小さく抑えるようにしたものは知ら
れている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかし、このような減速ギヤを配設したエンジ
ンのカムシヤフト駆動方式においては、上記減速
ギヤに対して、駆動軸側からは爆発力によるトル
ク変動が伝達されるとともに、カムシヤフト側か
らはカムリフトによるトルク変動が伝達されるの
で、減速ギヤの支持部に大きな荷重がかかる。さ
りとて、この減速ギヤの支持部に対して大がかり
な補強を行うと、エンジンの重量が増加する。
ンのカムシヤフト駆動方式においては、上記減速
ギヤに対して、駆動軸側からは爆発力によるトル
ク変動が伝達されるとともに、カムシヤフト側か
らはカムリフトによるトルク変動が伝達されるの
で、減速ギヤの支持部に大きな荷重がかかる。さ
りとて、この減速ギヤの支持部に対して大がかり
な補強を行うと、エンジンの重量が増加する。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、減速ギヤの支持部
である取付ボスを、エンジン本体のうち剛性の高
い部分に接続することにより、重量増加を抑えつ
つ減速ギヤの剛性を高くすることにある。
り、その目的とするところは、減速ギヤの支持部
である取付ボスを、エンジン本体のうち剛性の高
い部分に接続することにより、重量増加を抑えつ
つ減速ギヤの剛性を高くすることにある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、駆動軸の駆動力を減速ギヤを介してカムシヤ
フトに伝達するようにしたエンジンのカムシヤフ
ト駆動装置を前提とする。そして、上記減速ギヤ
を軸部に回転自在に軸支し、該軸部を、シリンダ
ブロツクのアツパーデツキと縦壁との交差部に設
けられた厚肉状の取付ボスにボルト締結する構成
としたものである。
は、駆動軸の駆動力を減速ギヤを介してカムシヤ
フトに伝達するようにしたエンジンのカムシヤフ
ト駆動装置を前提とする。そして、上記減速ギヤ
を軸部に回転自在に軸支し、該軸部を、シリンダ
ブロツクのアツパーデツキと縦壁との交差部に設
けられた厚肉状の取付ボスにボルト締結する構成
としたものである。
(作用)
上記の構成により、本考案では、シリンダブロ
ツクにおける、剛性の高いアツパーデツキと縦壁
との交差部に、減速ギヤの軸部をボルト締結する
取付ボスが設けられているので、減速ギヤの剛性
が高くなる。しかも、既存のシリンダブロツクの
アツパーデツキと縦壁との交差部を利用するもの
であるので、エンジンの重量増加を抑えることが
できる。
ツクにおける、剛性の高いアツパーデツキと縦壁
との交差部に、減速ギヤの軸部をボルト締結する
取付ボスが設けられているので、減速ギヤの剛性
が高くなる。しかも、既存のシリンダブロツクの
アツパーデツキと縦壁との交差部を利用するもの
であるので、エンジンの重量増加を抑えることが
できる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図および第2図は、本考案に係るカムシヤ
フト駆動装置を備えたDOHCタイプのエンジン
を示す。第1図および第2図において、1はシリ
ンダブロツク、2は該シリンダブロツク1上に配
設されたシリンダヘツドであつて、該シリンダブ
ロツク1の下部には駆動軸としてのクランクシヤ
フト3が支承されている。一方、シリンダヘツド
2の上部にはそれぞれ吸・排気系専用のカムシヤ
フト4,5が上記クランクシヤフト3と平行に支
承されている。
フト駆動装置を備えたDOHCタイプのエンジン
を示す。第1図および第2図において、1はシリ
ンダブロツク、2は該シリンダブロツク1上に配
設されたシリンダヘツドであつて、該シリンダブ
ロツク1の下部には駆動軸としてのクランクシヤ
フト3が支承されている。一方、シリンダヘツド
2の上部にはそれぞれ吸・排気系専用のカムシヤ
フト4,5が上記クランクシヤフト3と平行に支
承されている。
また、上記シリンダブロツク1において、上記
クランクシヤフト3とカムシヤフト4,5との間
には減速ギヤ6が配設されている。該減速ギヤ6
は、入力側ギヤ6aと、該入力側ギヤ6aの2分
の1の歯数を有する出力側ギヤ6bとを軸直結し
てなるものである。
クランクシヤフト3とカムシヤフト4,5との間
には減速ギヤ6が配設されている。該減速ギヤ6
は、入力側ギヤ6aと、該入力側ギヤ6aの2分
の1の歯数を有する出力側ギヤ6bとを軸直結し
てなるものである。
さらに、前記クランクシヤフト3およびカムシ
ヤフト4,5には、それぞれ同歯数のギヤ7,
8,9が固定されている。そして、クランクシヤ
フト3のギヤ7と減速ギヤ6の入力側ギヤ6aと
の間には駆動軸側チエーン10が巻掛けられてい
る。一方、減速ギヤ6の出力側ギヤ6bとカムシ
ヤフト4,5の各ギヤ8,9との間にはカムシヤ
フト側チエーン12が巻掛けられていて、クラン
クシヤフト3の駆動力を減速ギヤ6を介してカム
シヤフト4,5に伝達して、該カムシヤフト4,
5をクランクシヤフト3の回転数の2分の1の回
転数でもつて駆動するようにしている。
ヤフト4,5には、それぞれ同歯数のギヤ7,
8,9が固定されている。そして、クランクシヤ
フト3のギヤ7と減速ギヤ6の入力側ギヤ6aと
の間には駆動軸側チエーン10が巻掛けられてい
る。一方、減速ギヤ6の出力側ギヤ6bとカムシ
ヤフト4,5の各ギヤ8,9との間にはカムシヤ
フト側チエーン12が巻掛けられていて、クラン
クシヤフト3の駆動力を減速ギヤ6を介してカム
シヤフト4,5に伝達して、該カムシヤフト4,
5をクランクシヤフト3の回転数の2分の1の回
転数でもつて駆動するようにしている。
そして、上記減速ギヤ6は、略円筒形状の軸部
21の外周面に回転自在に軸支されている。ま
た、上記シリンダブロツク1の上端において水平
方向に形成されたアツパーデツキ15と、シリン
ダブロツク1の前端において鉛直方向に形成され
た縦壁1aとの交差部22には、上記アツパーデ
ツキ15および縦壁1aよりも厚肉状となる取付
ボス16が形成されている。そして、上記軸部2
1は、その内部に挿通されたボルト23でもつて
上記取付ボス16に締結固定されている。
21の外周面に回転自在に軸支されている。ま
た、上記シリンダブロツク1の上端において水平
方向に形成されたアツパーデツキ15と、シリン
ダブロツク1の前端において鉛直方向に形成され
た縦壁1aとの交差部22には、上記アツパーデ
ツキ15および縦壁1aよりも厚肉状となる取付
ボス16が形成されている。そして、上記軸部2
1は、その内部に挿通されたボルト23でもつて
上記取付ボス16に締結固定されている。
尚、17,18はそれぞれチエーン10,12
をガイドするチエーンテンシヨナである。
をガイドするチエーンテンシヨナである。
したがつて、上記実施例においては、高剛性の
シリンダブロツク1のアツパーデツキ15と縦壁
1aとの交差部22に、減速ギヤ6の軸部21が
ボルト23でもつて締結固定される厚肉状の取付
ボス16が設けられているので、減速ギヤ6の剛
性を高くでき、クランクシヤフト3やカムシヤフ
ト4,5から伝達されるトルク変動に対する減速
ギヤ6の強度を十分なものにしてエンジンの信頼
性を向上させることができる。
シリンダブロツク1のアツパーデツキ15と縦壁
1aとの交差部22に、減速ギヤ6の軸部21が
ボルト23でもつて締結固定される厚肉状の取付
ボス16が設けられているので、減速ギヤ6の剛
性を高くでき、クランクシヤフト3やカムシヤフ
ト4,5から伝達されるトルク変動に対する減速
ギヤ6の強度を十分なものにしてエンジンの信頼
性を向上させることができる。
しかも、既存のシリンダブロツク1のアツパー
デツキ15と縦壁1aとの交差部22を利用して
剛性アツプが図られているので、エンジンの重量
増加を抑えることができる。
デツキ15と縦壁1aとの交差部22を利用して
剛性アツプが図られているので、エンジンの重量
増加を抑えることができる。
尚、上記実施例では、各ギヤ間、7,6aおよ
び6b,8,9にチエーン10,12を巻掛けた
が、タイミングベルトその他種々のチエーンある
いはベルトを巻掛けるようにしてもよい。
び6b,8,9にチエーン10,12を巻掛けた
が、タイミングベルトその他種々のチエーンある
いはベルトを巻掛けるようにしてもよい。
また、上記実施例のDOHCタイプの他、
SOHCタイプ等のその他のタイプのエンジンにも
適用できるのは勿論である。
SOHCタイプ等のその他のタイプのエンジンにも
適用できるのは勿論である。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案のエンジンのベル
ト駆動装置によれば、駆動軸の駆動力を減速ギヤ
を介してカムシヤフトに伝達するようにしたエン
ジンのカムシヤフト駆動装置において、減速ギヤ
の軸部を、シリンダブロツクのアツパーデツキと
縦壁との交差部に設けられた厚肉状の取付ボスに
ボルト締結したので、既存の剛性の高い部位を利
用して、エンジンの重量増加を抑えつつ減速ギヤ
の剛性を顕著に向上させることができるものであ
る。
ト駆動装置によれば、駆動軸の駆動力を減速ギヤ
を介してカムシヤフトに伝達するようにしたエン
ジンのカムシヤフト駆動装置において、減速ギヤ
の軸部を、シリンダブロツクのアツパーデツキと
縦壁との交差部に設けられた厚肉状の取付ボスに
ボルト締結したので、既存の剛性の高い部位を利
用して、エンジンの重量増加を抑えつつ減速ギヤ
の剛性を顕著に向上させることができるものであ
る。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は第1図の縦断側面図である。 1…シリンダブロツク、1a…縦壁、3…クラ
ンクシヤフト、4,5…カムシヤフト、6…減速
ギヤ、15…アツパーデツキ、16…取付ボス、
21…軸部、22…交差部、23…ボルト。
図、第2図は第1図の縦断側面図である。 1…シリンダブロツク、1a…縦壁、3…クラ
ンクシヤフト、4,5…カムシヤフト、6…減速
ギヤ、15…アツパーデツキ、16…取付ボス、
21…軸部、22…交差部、23…ボルト。
Claims (1)
- 駆動軸の駆動力を減速ギヤを介してカムシヤフ
トに伝達するようにしたエンジンのカムシヤフト
駆動装置において、上記減速ギヤは軸部に回転自
在に軸支され、該軸部は、シリンダブロツクのア
ツパーデツキと縦壁との交差部に設けられた厚肉
状の取付ボスにボルト締結されていることを特徴
とするエンジンのカムシヤフト駆動装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985120786U JPH0322493Y2 (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | |
KR2019860010909U KR890001689Y1 (ko) | 1985-08-06 | 1986-07-25 | 엔진의 캠축 구동장치 |
US06/893,211 US4750455A (en) | 1985-08-06 | 1986-08-05 | Camshaft driving device for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985120786U JPH0322493Y2 (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6229403U JPS6229403U (ja) | 1987-02-23 |
JPH0322493Y2 true JPH0322493Y2 (ja) | 1991-05-16 |
Family
ID=31009431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985120786U Expired JPH0322493Y2 (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0322493Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2509832Y2 (ja) * | 1993-04-02 | 1996-09-04 | 東洋ガラス株式会社 | キャップ付きびん |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4523204Y1 (ja) * | 1967-03-01 | 1970-09-12 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6066803U (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-11 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のカムチエ−ンテンシヨナ |
-
1985
- 1985-08-06 JP JP1985120786U patent/JPH0322493Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4523204Y1 (ja) * | 1967-03-01 | 1970-09-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6229403U (ja) | 1987-02-23 |
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