JPH03221559A - 芳香族ポリイミド樹脂組成物 - Google Patents

芳香族ポリイミド樹脂組成物

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JPH03221559A
JPH03221559A JP1731490A JP1731490A JPH03221559A JP H03221559 A JPH03221559 A JP H03221559A JP 1731490 A JP1731490 A JP 1731490A JP 1731490 A JP1731490 A JP 1731490A JP H03221559 A JPH03221559 A JP H03221559A
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JP
Japan
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aromatic
formula
polyimide resin
resin
melt
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JP1731490A
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Makoto Terauchi
寺内 眞
Kaori Yamazaki
山崎 香里
Mutsuko Ikeda
睦子 池田
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 〈産業上の利用分野〉 本発明は、新規な芳香族ポリイミド樹脂組成物に関する
本発明により製造される芳香族ポリイミド樹脂は、非常
に耐熱性に優れ、かつ溶融成形性も極めて良好であり、
スーパーエンジニアリングプラスチック、先進複合材料
のマトリックス樹脂、耐熱繊維、耐熱フィルム、耐熱塗
膜素材等として有用である。
〈従来の技術〉 芳香族テトラカルボン酸二無水物と、芳香族ジアミンと
の反応により、耐熱性の非常に優れた芳香族ポリイミド
が得られることは公知である(C。
E、5ROOG著「ジャーナル・オブ・ポリマー・サイ
エンス、マクロモレキュール・レビュー」、第11巻、
161頁、1976年)。しかし、これまで一般的に提
案されていた芳香族ポリイミドは后融成形が困難であっ
て、用途か限定されていた。
このような欠点を改良したものとして、酸無水物として
アリールオキシ酸二無水物を使用する芳香族ポリイミド
が検討され(特装1157−20966号公報、同57
−20967号公報他)、ポリエーテルイミド「ウルテ
ム」 (ゼネラルエレクトリック社の商品名)として上
市されている。この種の芳香族ポリイミドは溶融成形(
射出、押出成形)性に優れているが、反面、耐熱性や耐
l容剤性は従来の芳香族ポリイミドより低い。
他方、(チオ)エーテル結合を有する芳香族ジアミンと
ピロメリット酸二無水物との反応により得られる芳香族
ポリイミド(特開昭59−170122号公報、特開昭
61−250031号公報等)や、ポリイミドスルホン
樹脂(米国特許4,398,021号明細書等)等、耐
熱性をあまり低下させずに溶融成形を可能にした例も報
告されているか、依然として溶融流動性は低く、耐熱性
と機械特性と成形性のバランスが要求されるエンジニア
リング分野、エレクトロニクス分野においては、実用性
が不充分である。
これらの芳香族ポリイミドに比べると、チオエーテル結
合を有する芳香族ジアミンと特定の芳香族テトラカルボ
ン酸二無水物との反応により得られる新規な芳香族ポリ
イミド(特開昭6215228号公報、特開昭63−3
09524号公報等)は、耐熱性と機械特性と成形性の
バランスに優れているが、更に一層の成形性の向上か望
まれていた。特に、高ぜん断速度下での流動特性に問題
があり、早急な改良が必要となっていた。
ところで、芳香族ポリイミド樹脂に、Victrex(
ピクトレックス)PEEK (英国ICI社)やKAD
EL (ケーブル)(米国アモコ・バーフォマンス・プ
ロダクツ社)に代表される芳香族ポリエーテルケトン樹
脂を添加することは公知であるが、「ベスベル」に代表
される従来の芳香族ポリイミド樹脂は元々溶融流動性に
劣り、他方、「ウルテム」に代表される溶融流動性に優
れた芳香族ポリイミド樹脂は耐熱性に劣るため、これら
の芳香族ポリエーテルケトン樹脂を添加したとしても、
耐熱性および溶融流動性をともに満たす芳香族ポリイミ
ド樹脂を提供することは困難であった。
一方、特開昭63−277265号公報によれば、式 %式%) で示される特定のポリイミドが、ポリ(アリールエーテ
ルケトン)とのブレンド物において単一のTgを示し、
従って、該化合物は上記ポリイミドと相溶性を示し、そ
れゆえ、この特定のポリイミドの加工性が改良されるこ
とが示唆されている。
しかし、一般に相溶性の概念を他のポリイミドに拡張す
るのは困難であり、従って新規なポリイミドとの組成物
の加工性については未知であったというべきである。
〔発明の概要〕
く課題を解決するための手段〉 本発明者らは、一般式(II) (式中、A「は2価の芳香族残基である。)で示される
チオエーテル結合含有芳香族ジアミンを主成分とする芳
香族ジアミンと、一般式(III)(式中Ar’ は4
価の芳香族残基である。)で示される芳香族テトラカル
ボン酸二無水物とから得られる、溶融流動可能な新規特
定の芳香族ポリイミド樹脂に、特定量の芳香族ポリエー
テルケトン樹脂を配合することにより、これらが相溶/
非相溶にかかわらず、本来の耐熱性や機械特性をほとん
ど損なうことなく、成形性の大幅な向上(特に、高せん
断速度下の流動特性の改良)が達成されることを確認し
、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明による溶融流動性に優れた芳香族ポリ
イミド樹脂組成物は、下式(I)で示される繰返し単位
を50モル%以上含む、溶融流動可能な芳香族ポリイミ
ド樹脂50〜99.9重量部に、芳香族ポリエーテルケ
トン樹脂50〜0.1重量部(両者の合計量を100重
量部とする)を配合したこと、を特徴とするものである
OO 111 (式中、Arは2価の芳香族残基である。また、Ar’
 は4価の芳香族残基である。)〔発明の詳細な説明〕 本発明による溶融流動性に優れた芳香族ポリイミド樹脂
組成物は、芳香族ポリイミド樹脂に芳香族ポリエーテル
ケトン樹脂を配合したものである。
〔I〕芳香族ポリイミド樹脂 本発明が適用される芳香族ポリイミド樹脂は、式(I)
で示される繰近し単位を50〜100モル%含む、溶融
流動可能な芳香族ポリイミド樹脂である。
(式中、Arは2価の芳香族残基である。また、Ar’
 は4価の芳香族残基である。)く原料〉 このような芳香族ポリイミド樹脂は、たとえば下式(I
I)で示されるチオエーテル結合を有する芳香族ジアミ
ンを少なくとも50モル%含む芳香族ジアミンと下式(
m)で示される芳香族テトラカルボン酸(二無水物)と
の反応により得られる。
(式中、 Arは2価の芳香族残基である) (式中、 Ar’ は4価の芳香族残基である) Arの具体例は、 たとえば (Aは、o、co、so、soっ、およびCo中2nの
いずれかである。但し、nは1〜10の整数である。Y
は、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数7〜20のア
ラルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、炭素
数6〜20の71J−ル基、ハロゲン基、ニトロ基を表
わす。a、b −、C% d −、e % fは、それ
ぞれ、0〜4の整数を示す。mは、1〜20の数を表わ
す。)である。
Ar’の具体例は、たとえば、 (−B−は、−o−1−s−−co−−5o2NHCO
−および−C−のいずれかである。
 F 3 また、gは、0または1である。)である。
芳香族テトラカルボン酸(二無水物)と反応させる一般
式(n)で示される芳香族チオエーテルジアミンの具体
例を示すと、1,4−ビス(4−アミノフェニルチオ)
ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニルチオ)ベ
ンゼン、2.4−ビス(4−アミノフェニルチオ)ニト
ロベンゼン、2.5−ジメチル−1,4−ビス(4−ア
ミノフェニルチオ)ベンゼン、4.4’  −ビス(4
−アミノフェニルチオ)ジフェニル、44′ −ビス(
4−アミノフェニルチオ)ジフェニルエーテル、4.4
′ −ビス(4−アミノフェニルチオ)ジフェニルスル
フィド、1,4−ビス(4−(4−アミノフェニルチオ
)フェニルチオ)ベンゼン、αω−ジアミノポリ(I,
4−チオフェニレン)オリゴマー、4.4’  −ビス
(4−アミノフェニルチオ)ベンゾフェノン、4.4’
  −ビス(4−アミノフェニルチオ)ジフェニルスル
ホキシド、4゜4′ −ビス(4−アミノフェニルチオ
)ジフェニルスルホン、3.3’  −ビス(4−アミ
ノフェニルチオ)ジフェニルスルホン、2.2−ビス(
4(4−アミノフェニルチオ)フェニル)プロパン、4
.4’  −ビス(4−アミノフェニルチオ)ジフェニ
ルメタン、等を挙げることかできる。このうち、少くと
も一種が用いられる。式(II)のジアミンの使用量は
50モル%以上である。
本発明による芳香族ポリイミド樹脂を形成すべき芳香族
ジアミン成分は、この式(II)芳香族チオエーテルジ
アミンの少なくとも50モル%からなる。すなわち、こ
のジアミン成分は、50モル%までは他の芳香族ジアミ
ンにおきかえて良い。
このような他の芳香族ジアミンの具体例としては、p−
フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、トリレ
ンジアミン、2−クロロ−1,4−フェニレンジアミン
、4−クロロ−1,3−フェニレンジアミン、4.4’
  −ジアミノビフェニル、3.3′−ジメチル−4,
4′ −ジアミノビフェニル、3.3′−ジクロロ−4
,4′ −ジアミノビフェニル、4.4’  −ジアミ
ノジフェニルエーテル、3.4’  −ジアミノジフェ
ニルエーテル、4.4′ −ジアミノジフェニルスルフ
ィド、4゜4′−ジアミノジフェニルスルホン、3.4
’ジアミノジフエニルスルホン、3. 3’  −ジア
ミノジフェニルスルホン、4.4’  −ジアミノベン
ゾフェノン、3.3’  −ジアミノベンゾフェノン、
3.4′−ジアミノベンゾフェノン、4.4’ジアミノ
ジフエニルメタン、3. 3’  −ジアミノジフェニ
ルメタン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン
、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、4
.4’  −ビス(4アミノフエノキシ)ジフェニルエ
ーテル、44′ −ビス(4−アミノフェノキシ)ビフ
ェニル、4.4′ −ビス(4−アミノフェノキシ)ジ
フェニルスルフィド、4.4’  −ビス(4−アミノ
フェノキシ)ベンゾフェノン、4.4’  −ビス(4
アミノフエノキシ)ジフェニルスルホン、44′ −ビ
ス(3−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、2.
2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プ
ロパン、2,2−ビス〔4(3−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕プロパン、等を挙げることができる。このうち
少くとも一種か用いられる。
一方、このような芳香族ジアミン成分と反応させて芳香
族ポリイミド樹脂を形成させるべき一般式(III)の
芳香族テトラカルボン酸(二無水物)としでは、ピロメ
リット酸(二無水物)、ベンゾフェノンテトラカルボン
酸(二無水物)、ビフェニルテトラカルボン酸(二無水
物)、ジフェニルスルホンテトラカルボン酸(二無水物
)、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸(二無水物)
、ジフェニルスルフィドテトラカルボン酸(二無水物)
ベンズアニリドテトラカルボン酸(二無水物)、ヘキサ
フルオロプロパン−2,2−ビス(無水)フタル酸、等
を挙げることかできる。このうち少くとも一種か用いら
れる。
く芳香族ポリイミド樹脂〉 上記の芳香族ジアミンと芳香族テトラカルボン酸(二無
水物)との反応によって、式(I)の繰返し単位を50
モル%以上含む芳香族ポリイミド樹脂が得られる。この
樹脂のガラス転移温度は、約100〜350℃、好まし
くは220〜300℃、である。また、機械特性および
成形性を考えると、固有粘度は0.4dl/g (対応
ポリアミド酸の0.5%N−メチルピロリドン(NMP
)溶成について、30℃で測定)以上、1. 0dl/
g以下であることが望ましい。
本発明組成物の主要成分である芳香族ポリイミドは、式
(I)で示される繰返し単位を50モル%以上含んでな
るものである。この芳香族ポリイミドは、式(I)の繰
返し単位をArおよびAr’ に関して複数種含んでな
るものであってもよいことは前記したところから明らか
である。そして、この芳香族ポリイミドの繰返し単位の
50モル%までを占める、式(I)以外の繰返し単位の
一例か、式(III)の芳香族テトラカルボン酸(無水
物)と前記した式(n)以外の芳香族ジアミンとからな
る芳香族イミド中位であることも前記したところから明
らかである。なお、共ポリイミドの概念は既に周知であ
るから、この50モル%までの繰返し単位(式(I)以
外のもの)は式(III)の芳香族テトラカルボン酸(
無水物)以外のテトラカルボン酸(無水物)および(ま
たは)芳香族ジアミン以外のジアミンから形成されたも
のであってもよい。
〔■〕芳香族ポリエーテルケトン樹脂 上記のような芳香族ポリイミド樹脂とブレンドすべき樹
脂は、芳香族ポリエーテルケトン樹脂である。
本発明が適用される芳香族ポリエーテルケトン樹脂は、
下式(IV)で示される繰返し単位を50モル%以上含
有するポリマーであることが好ましい。
(ここで、Ar’は2価の芳香族残基である。また、X
およびX′はそれぞれ一〇−−5−1および−CO−の
いずれかである。yはOまたは1である。) Ar’の具体例には、たとえば、前記式(I)に関して
例示したArがあって、式(I)で選んだものと同一ま
たは異なるものを式(IV)において用いることができ
るが、より具体的には下記のようなものがある。
べ牛5O2(決O1、 バ牛s o 2(トo(渕O←、 H牛O(決5O2(トSO2←、 ←可%5o2(トso2と、 H牛Sト、べ牛5O2(妾SY1 +→()−so 2→ヤCシ←s 1冨チー(m: 2
または3)本発明では対象とする芳香族ポリエーテルケ
トン樹脂は、分子量かI X 10’〜I X 10”
程度のものであることか好ましい。なお、ここで分子量
は、ポリスチレン換算の数平均分子量であり、GPC(
ゲル濾過クロマトグラフィー)で測定したものである。
このような芳香族ポリエーテルケトン樹脂は、合目的的
な任意の方法で製造することができる。
適当な製造法としては、たとえば、4.4′ −ジクロ
ルベンゾフェノンを含む芳香族ジハロゲン化合物とビス
フェノール類のアルカリ金属塩との脱塩(アルカリ金属
ハロゲン化物)・エーテル化反応、等がある。
このような芳香族ポリエーテルケトン樹脂は市場でも入
手することができて、たとえば、英国IC1社の「ピク
トレックスP E E KJ、「ピクトレックスPEK
J、米国アモコ・パーフォマンス・プロダクツ社の「ケ
ーブル」、呉羽化学工業社の「クレハPKSJ 、西独
BASF社の「ウルトラPEKJなどを例示することが
できる。
〔■〕配合/組成物の製造 芳香族ポリイミド樹脂に芳香族ポリエーテルケトン樹脂
を配合してなる本発明の組成物は、種々の公知の方法に
よって製造することかできる。すなわち、たとえばこれ
らをヘンシェルミキサー等で予備混合し、溶融押出し後
、ペレットにする方法等がある。
芳香族ポリエーテルケトン樹脂の配合量については、少
なすぎればその効果は認められず、また多すぎれば逆に
成形性が低下したり、成形品の性能が低下したりする。
従って、芳香族ポリイミド樹脂と芳香族ポリエーテルケ
トン樹脂との合計量(I00重量部)基準で、芳香族ポ
リエーテルケトン樹脂が50〜0,1重量部、好ましく
は40〜1重量部、となるように配合する。
尚、上記の二成分は一定の組成範囲では相溶性を示すが
、本発明による組成物は発明の目的からいえば、非相溶
状態であっても支障ない。
本発明による組成物は、熱可塑性樹脂組成物の範鴫に入
る。従って、そのような樹脂組成物に対する慣行に従っ
て、各種の補助資材を配合することができる。そのよう
な補助資材の一例は、充填剤である。充填剤の代表的な
例としては、(a)繊維状充填剤ニガラス繊維、炭素繊
維、ボロン繊維、アラミツド繊維、アルミナ繊維、シリ
コンカーバイド繊維等、(b)無機的充填剤:マイ力、
タルク、クレイ、グラファイト、カーボンブラック、シ
リカ、アスベスト、酸化マグネシウム、酸化カルシウム
、硫化モリブデン、チタン酸カリウム等、(e)相溶性
熱可塑性樹脂:ポリアミド、ポリイミド等、を挙げるこ
とができる。
また、以下に示すようなポリマーを添加することも可能
である。
(液晶性ポリエステル、ポリ(四フッ化エチレン)、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリエーテル
スルホン、ポリアリルスルホン等)。
本発明の組成物は、電気、電子分野の各種部品、ハウジ
ング類、自動車部品、航空機用内装材、航空機構造材料
、摺動部品、ギアー、絶縁材料、耐熱フィルム、耐熱ワ
ニス、耐熱繊維等、広範な範囲で用いることが可能であ
る。
(IV)実験例 以下の実施例および比較例は、本発明をさらに具体的に
説明するためのものである。このような実施例によりそ
の範囲を限定されるものではない。
実施例1〜7及び比較例1〜5 下式の構造式(A)〜(D)で示される芳香族ポリイミ
ド樹脂(ペレット状または微粉状)に、340〜350
℃てブラベンダーを用いて、芳香族ポリエーテルケトン
樹脂を配合混練し、これを320〜350℃で圧綿成形
して試験片を作成し、機械特性等を測定した。また、3
70℃で高化式フローテスターを用いて、L/D−10
(LIOmmXD1mmダイ)の条件で溶融粘度及びフ
ロー状態を測定した。また、示差熱分析(Du Pon
t 910Difrerential Scannin
g Calorjamcterを使用)により、350
℃まで一旦昇温後、室温まで冷却し、その後10℃/分
で昇温しで、ガラス転移温度を測定した。
その結果、芳香族ポリエーテルケトン樹脂を配合した系
(実施例1〜7)は、配合しない系(比較例1〜4)や
必要量以上に配合した系(比較例5)に比べて、本来の
耐熱性や機械特性をほとんど損なうことなく、成形性が
大幅に向上していることが明らかであった ( 〔第2表〕 参照) 〔ポリアミ ド酸のη1nh −〇。
54dl/g (0゜ 5% NMP溶液、 30℃で測定) ガラ ス転移温度241℃。
〕 〔ポリアミド酸のηinh −0,60dl/g(0,
596NMP溶戚、30℃で測定)。ガラス転移温度2
62℃。〕 〔ポリアミ ド酸のη1nh −〇。
61dl/g (0゜ 5% NMP溶液、 30℃) ガラス転移 温度247℃。
〕 〔ポリアミ ド酸のη1nh −〇。
54dl/g (0゜ 06 N M P溶酸、 30℃) ガラス転移 温、1254℃。
〕 障 表〕 1) プランベンダープラストグラフで混練 2〉 40トン通圧プレス、予熱10分/ 150 kg/c
dゲージ圧に加圧後、 5分保持 4、
【図面の簡単な説明】
第1図は、 実施例5および比較例3で得られた 芳香族ポリイミ ド樹脂の溶融粘度を示すグラフで ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下式( I )で示される繰返し単位を50モル%以上含
    む、溶融流動可能な芳香族ポリイミド樹脂50〜99.
    9重量部に、芳香族ポリエーテルケトン樹脂50〜0.
    1重量部(両者の合計量を100重量部とする)を配合
    したことを特徴とする、溶融流動性に優れた芳香族ポリ
    イミド樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Arは2価の芳香族残基である。また、Ar′
    は4価の芳香族残基である。)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008273934A (ja) * 2007-03-30 2008-11-13 Jsr Corp 新規ジアミン化合物、それを使用して製造されるポリアミック酸及びイミド化重合体
CN103374198A (zh) * 2012-04-26 2013-10-30 上海杰事杰新材料(集团)股份有限公司 一种玄武岩纤维增强热塑性聚醚醚酮/聚酰亚胺复合材料及其制备方法

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