JPH03221240A - 中子セッター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、金型鋳造機の金型に自動的に中子をセット
することができ、かつ金型内より中子治具を取り出すこ
とのできる中子セッターに関するものである。

（従来技術及びその課題） 従来、低圧鋳造機等の金型内に中子をセットし、鋳込み
を終えた後、金型より製品を取り出し、その後、金型よ
り中子を手作業で取り外しており、金型は高温となって
いるため、取り外し作業が極めて危険であるという問題
点があり、又、高温の金型内に新たな中子をセットする
作業も同様に危険を伴い、安全性に問題があり、かつ作
業効率が悪いという問題点があった。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって
、自動的に金型内に中子をセットすることができ、かつ
金型内より中子治具を取り出すことのできる中子セッタ
ーを提供せんことを目的とし、その要旨は、金型の所定
位置へ中子治具とともに中子をセットし得る挿入ユニッ
トと、金型内より前記中子治具を取り出し得る引抜きユ
ニットを備え、全体が昇降手段により昇降可能に構成さ
れ、前記挿入ユニット及び引抜きユニットはそれぞれ前
記金型の位置まで横移動可能な横送り手段を備えている
とともに、前記挿入ユニットには、前記中子治具を金型
内へ押圧し得る開閉可能なアームが備えられ、前記引抜
きユニットには、前記中子治具に係入り得るピンを出没
させるシリンダが備えられていることである。

（作用） 中子セ・ツタ−には、挿入ユニットと引抜キーＬ二／ト
が設けられており、先ず金型へ中子をセットする際には
、予め安全な場所にて作業者が挿入ユニ／トに中子治具
とともに中子をセットしておき、この状態で挿入ユニッ
トを昇降手段及び横送り手段を介し金型の位置まで移動
させ、その状態で挿入ユニットに備えられているアーム
を介し金型の所定位置へ中子治具とともに中子を押圧し
、中子を良好にセットすることができる。又、金型より
製品を取り出した後に、引抜きユニットを同様に昇降手
段及び横送り手段を介して金型の位置まで移動させ、こ
の引抜きユニットに備えられているシリンダを作動させ
てピンを金型内の中子治具に係入させ、引抜きユニット
を移動させることによりピンを介し中子治具を金型内よ
り良好に引き抜くことができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基ついて説明する。

第１図は装置全体の正面図であり、第２図はその側面図
である。

図において、横移動可能にレール上等に設置された基台
ｌ上には４本のガイドバー２．２，２゜２が立設されて
おり、このガイドバー２，２゜２．２の上端部は上フレ
ーム３となっており、この上フレーム３上に立設状に昇
降シリンダ４が取り付けられており、この昇降シリンダ
４の垂下された口７ド４ａの下端部には吊り下げプレー
ト５を介しフレーム６が取り付けられている。このフレ
ーム６は吊り下げプレート５よりフローティングバネ７
，７を介し吊り下げられたものであり、こ（７）７０−
ティングバネ７．７により上下方向のクツション効果が
付与されている。フレーム６の両イ則面はハウシング８
．８となっており、このハウシング８内に設けられてい
る軸受８ａ、８ａを介し前記ガイドバー２，２に沿って
上下方向に移動可能となっている。

このフレーム６及びハウシング８の内側には、上部部位
に引抜きユニット１１が設けられており、その下方に挿
入ユニット１２が設けられている。

引抜きユニ・／ト１１はハウジング８に沿って水平状に
固設されたレール９，９に沿って横移動可能となってお
り、又、挿入ユニット１２はハウジング８の内側のレー
ル１０．１０に沿って横移動可能に配置されている。

挿入ユニッ１−１２は低圧鋳造機等の金型の所定位置に
中子１４を中子治具１３とともにセットするためのもの
であり、又、前記引抜きユニット１１は金型１５より製
品を取り出した後に、金型内より中子治具１３を取り出
すためのものである。

本例においては、第３図（イ〉及び（ロ）に示すように
、４本の中子１４．１４，１４．１４は予め板状の中子
治具１３に固設されたものとなっており、この中子治具
１３と一体化された中子１４゜１４．１４．１４を、金
型１５内の所定位置に形成されている図示しない切欠部
等に中子治具１３のままセットするものである。

第４図及び第５図の要部拡大図において、先ず挿入ユニ
ット１２の構成を説明すると、挿入ユニット１２はレー
ル１０．１０に沿って横移動可能に押し込みユニットホ
ルダー１８が設けられており、この押し込みユニットホ
ルダー１８（７）下Ｗ部位には傾斜状に対向一対の中子
治具ガイド２２．２２が設けられており、この中子治具
ガイド２２．２２は金型１５のセット個所の切欠部と致
させた傾斜形状に形成されたものであり、内側にはロー
ラー２３．２３が配設されており、作業者が前記中子１
４を取り付けた中子治具１３を、この中子治具ガイド２
２．２２に嵌め込み状に挿着できるものとなっている。

中子治具ガイド２２の右側方にはラック１９が設けられ
、このラック１９は油圧モーター２１のギア２０と噛合
されており、油圧モーター２１の作動によりラック１９
を介し前記押し込みユニットホルダー１８が横移動可能
となっている。この押し込みユニットホルダー１８の第
４図の正面図において手前側（第５図の側面要部拡大図
において左側の位置）には開閉可能に一対の挿入アーム
２９．２９が配設されており、この挿入アーム２９．２
９の先端部には突出状に挿入ピン３３，３３が取り付け
られている。

挿入アーム２９．２９はガイド部材２８に開閉可能に取
り付けたもので、ガイド部材２８はナツト２７を介し横
方向に配設されたスクリューネジ２６に螺合されており
、かつガイド部材２８はレール２４に沿って横移動可能
に構成されている。又、スクリューネジ２６は油圧モー
ター２５により回転される構造となっており、スクリュ
ーネジ２６が回転されることにより、ナツト２７を介し
前記ガイド部材２８がレール２４に沿って横移動される
。

又、レール２４の上方にはロータリーアクチュエータ３
０が取り付けられており、このロータノーアクチュエー
タ３０のギア３０ａにはラック３１を介し上下動可能な
アーム昇降バー３２が設置されている。この一対のアー
ム昇降バー３２は前記一対の各挿入アーム２９に係止さ
れており、このアーム昇降バー３２の上下動により挿入
アーム２９．２９が開閉可能となっている。

次に、前記引抜きユニット１１を第４図及び第５図に基
ついて説明すると、引抜きユニット１１のホルダー３４
はレール９に沿って横移動可能となっており、ホルダー
３４の側面側に固設されたラック３５にモーター３７の
ギア３８が噛合されており、モーター３７の作動により
ラック３５を介しホルダー３４が横移動される。ホルダ
ー３４には前記挿入ユニット１２と同形の一対の傾斜し
た中子治具ガイド３６．３６が設けられており、各中子
治具ガイド３６．３６内には同様にローラーが設けられ
ているとともに、中子治具ガイド３６．３６の切欠内に
中子治具１３．１３をそれぞれ挿着可能となっている。

このホルダー３４の下面側には油圧モーター４５により
回転するスクリューネジ４０が配設されており、スクリ
ューネジ４０の回転により横移動するガイド部材４１に
はプレート４２．４２が連結され、プレート４２．４２
にはそれぞれシリンダ４３．４３が取り付けられており
、各シリンダ４３．４３のロッド端には出没可能にピン
４４゜４４か設けられている。この各ピン４４．４４は
中子治具１３に予め形成された図示しない孔部内に係入
可能なものとなっている。

又、第１図に示すように、装置全体の上面側には横移動
シリンダ１６が配設されており、この横移動シリンダ１
６のロッド１６ａの端部にフローティングバネ１７．１
７を介し前記上フレーム３が連結されており、横移動シ
リンダ１６を作動させることにより、例えばメンテナン
ス時等に装置全体を機外に移動させることができるもの
となっている。

又、第６図に断面図で示すように、金型１５に形成され
ている凹み内に前記押し込みユニットホルダー１８が良
好に係入し得るように、押し込みユニットホルダー１８
には金型内の切欠きの側面に沿って良好に金型１５内に
挿入し得るように位置決めローラー１８ａ、１８ａが設
けられており、さらに上面側にはストッパー１８ｂ、１
８ｂが設けられている。

このような構成において、先ず金型１５内の所定位置に
中子治具１３とともに中子１４をセットする場合には、
前記挿入ユニット１２の中子治具ガイド２２．２２の切
欠部内にそれぞれ作業者が中子１４を取り付けた中子治
具１３．１３を手で挿着する。その状態でスイッチ等を
ＯＮすることにより前記ロータリーアクチュエータ３０
が作動されて、アーム昇降バー３２が下降し、一対の挿
入アーム２９．２９が水平位置に開かれる。この時に各
挿入アーム２９．２９に突出されている挿入ピン３３．
３３がそれぞれ挿入ユニット１２にセットされた中子治
具１３の側面側に配置されることとなる。その後に油圧
モーター２１が作動することにより、ラック１９を介し
押し込みユニットホルダー１８全体が横方向に移動し金
型１５に近付けられる。さらに昇降シリンダ４が作動さ
れてハウジング８とともにフレーム６全体が上昇するこ
とにより、挿入ユニット１２は金型１５に整合する位置
に位置決めされる。即ち、第２図におけるＡ線のように
、挿入ユニット１２は移動されるのである。

その状態で油圧モーター２５が作動されることにより、
スクリューネジ２６が回転してガイド部材２Ｂが横方向
に移動されると、前記開かれた一対の挿入アーム２９．
２９か横移動して、挿入ピン３３．３３か中子治具１３
．１３の側面を押圧し、中子治具１３を徐々に第５図に
おける右方向に移動させる。この移動時には金型１５内
の切欠きと中子治具ガイド２２とは整合された状態とな
っているため、挿入ピン３３．３３に押圧されて中子治
具１３は金型１５内の所定位置に押し込められセットさ
れる。

このようにして、挿入ユニット１２を介し金型１５の所
定位置に中子治具１３とともに中子１４．１４．１４が
セットされ、金型１５内に溶湯が注入されて金型１５内
で例えばシリンダヘッド等の製品が造形される。金型１
５から製品が取り出された後には、前記中子１４，１４
．１４は製品とともに折られて取り出されるため、金型
１５内には中子治具１３のみが残り、この中子治具１３
を高温の金型１５内より取り出すために前記９抜きユニ
ット１１が作動される。

即ち、引抜きユニット１１は、油圧モーター３７が作動
することによりラック３５を介し全体が横移動し、かつ
昇降シリンダ４の作動により金型１５と整合位置に移動
される。この状態で油圧モーター４５が作動することに
より、スクリューネジ４０の回転に伴ってガイド部材４
１が金型１５内に挿入される。この時にシリンダ４３が
作動してピンが金型１５内に残されている中子治具１３
の孔に貫入される。その状態で油圧モーター４５を逆転
させることにより、ガイド部材４１が金型１５より抜は
出ることとなり、同時にピン４４．４４を介し金型１５
より中子治具１３が抜き取られる。この状態で昇降シリ
ンダ４が下げられて全体が下降し、油圧モーター３７の
逆転により引き抜きユニット１１全体が元の位置に戻さ
れる。二の状態でシリンダ４３が作動しピン４７Ｌ。

４４が下げられる。この状態で作業者は機外の安全な場
所にて容易に中子治具１３を取り外すことができる。

このようにして１サイクルが完了し、再び前記挿入ユニ
ット１２に中子１４が中子治具１３とともにセントされ
て、金型１５内に中子１４が挿着されることとなる。

（発明の効果） 本発明の中子セッターは、金型の所定位置へ中子治具と
ともに中子をセットし得る挿入ユニットと、金型内より
前記中子治具を取り出し得る引抜きユニットを備え、全
体が昇降手段により昇降可能に構成され、前記挿入ユニ
ット及び引抜きユニットはそれぞれ前記金型の位置まで
横移動可能な横送り手段を備えているとともに、前記挿
入ユニットには、前記中子治具を金型内へ押圧し得る開
閉可能なアームが備えられ、前記引抜きユニットには、
前記中子治具に係入し得るピンを出没させるシリンダが
備えられていることにより、機外の安全な場所で挿入ユ
ニットに中子治具とともに中子をセットして、挿入ユニ
ットを昇降手段と横送り手段を介し金型位置に移動させ
、金型位置においてアームにより中子治具を押圧して、
中子を金型内に良好にセットすることかでき、又、金型
内に残された中子治具を引抜きユニットのシリンダを作
動させて、ピンを介し良好に取り出すことができ、従来
のように作業者が高温の金型内に直接中子をセットする
必要がなく、作業の安全性と迅速性が確保されて、作業
性が極めて良好なものとなる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は中子セッターの
装置全体正面図、第２図は第１図の側面構成図、第３図
（イ）は中子治具に取り付けられた中子の正面図であり
、第３図（ロ）はその側面断面図である。第４図は第１
図の要部拡大図、第５図は第２図の要部拡大図、第６図
は金型内にセットする状態の要部断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金型の所定位置へ中子治具とともに中子をセットし得る
   挿入ユニットと、金型内より前記中子治具を取り出し得
   る引抜きユニットを備え、全体が昇降手段により昇降可
   能に構成され、前記挿入ユニット及び引抜きユニットは
   それぞれ前記金型の位置まで横移動可能な横送り手段を
   備えているとともに、前記挿入ユニットには、前記中子
   治具を金型内へ押圧し得る開閉可能なアームが備えられ
   、前記引抜きユニットには、前記中子治具に係入し得る
   ピンを出没させるシリンダが備えられていることを特徴
   とする中子セッター。