JPH03218976A - 耐溶損性に優れたbn系セラミックス - Google Patents
耐溶損性に優れたbn系セラミックスInfo
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- JPH03218976A JPH03218976A JP1289672A JP28967289A JPH03218976A JP H03218976 A JPH03218976 A JP H03218976A JP 1289672 A JP1289672 A JP 1289672A JP 28967289 A JP28967289 A JP 28967289A JP H03218976 A JPH03218976 A JP H03218976A
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、金属やガラス等の加熱溶融体に対する耐溶損
性に優れたh−BN系セラミックスに係るものである。
性に優れたh−BN系セラミックスに係るものである。
〈従来の技術さ
h−BNセラミックスは、金属やガラス等の加熱溶融体
に対する難濡れ性に極めて優れた特性を発揮する反面、
難焼結性材料であるため通常ホットプレス法で作られて
おり、このため極めて高価となり加熱溶融体部材として
普及しないのか現状である。
に対する難濡れ性に極めて優れた特性を発揮する反面、
難焼結性材料であるため通常ホットプレス法で作られて
おり、このため極めて高価となり加熱溶融体部材として
普及しないのか現状である。
また、ホットプレスの製造上、h−BNセラミックスと
比較的濡れヤすいB2 03系ガラスをバインダーとし
て作製しているために、バインダーが高温下で軟化、ざ
らにBNセラミック表面に溶出し、高温強度の極端な低
下や加熱溶融体との反応による溶損が生じ、高温下での
加熱溶融体部材として普及しない原因の一端があった。
比較的濡れヤすいB2 03系ガラスをバインダーとし
て作製しているために、バインダーが高温下で軟化、ざ
らにBNセラミック表面に溶出し、高温強度の極端な低
下や加熱溶融体との反応による溶損が生じ、高温下での
加熱溶融体部材として普及しない原因の一端があった。
最近、B203系ガラスを含まないSi3 N4 −h
−BN等のBN成分以外のセラミックを主成分とした常
圧あるいは反応焼結複合体があるか、これらは本来h−
BNの持つ難濡れ性、高耐蝕性、耐熱衝撃性等の優れた
特性を無視したものである。これらはBN成分を少量含
有させる口とにより、たかだか耐熱衝撃性かわずかに改
善できる程度のものであり、全般的な加熱溶融体部材と
しては適用されていないのが現状である。従ってBNセ
ラミックの優れた諸特性を保持したまま加熱溶融体用部
材として広く適応させるためには、あくまでもh−BN
成分を主成分とし、耐溶損性、難濡れ特性、耐熱衝撃性
に優れた特性を発揮させるような今までにない新しい材
料の開発が必要である。
−BN等のBN成分以外のセラミックを主成分とした常
圧あるいは反応焼結複合体があるか、これらは本来h−
BNの持つ難濡れ性、高耐蝕性、耐熱衝撃性等の優れた
特性を無視したものである。これらはBN成分を少量含
有させる口とにより、たかだか耐熱衝撃性かわずかに改
善できる程度のものであり、全般的な加熱溶融体部材と
しては適用されていないのが現状である。従ってBNセ
ラミックの優れた諸特性を保持したまま加熱溶融体用部
材として広く適応させるためには、あくまでもh−BN
成分を主成分とし、耐溶損性、難濡れ特性、耐熱衝撃性
に優れた特性を発揮させるような今までにない新しい材
料の開発が必要である。
く発明か解決する問題点〉
本発明はかかる瑛状技術の問題点に観みて成されたもの
で、その目的とするところは金属やガラス等の加熱溶融
体に対する耐溶損性に優れ、しかも常圧焼結法でも作製
可能な安価なh−BN系セラミック材料を提供すること
にある。
で、その目的とするところは金属やガラス等の加熱溶融
体に対する耐溶損性に優れ、しかも常圧焼結法でも作製
可能な安価なh−BN系セラミック材料を提供すること
にある。
く問題点を解決するための手段〉
本発明者は、上記問題点に関して鋭意研究を行った結果
、次のような新しい知見を得た。
、次のような新しい知見を得た。
■ 焼結体中に50%以上のh−BNと(AJ N、S
i3N4、AI!203、Si02)の中から選ばれた
二種以上の化合物からなる複合化合物を1〜50%未満
含有させると、金属やカラス等のカロ熱溶融体に対する
耐溶損性か著しく向上1ること。
i3N4、AI!203、Si02)の中から選ばれた
二種以上の化合物からなる複合化合物を1〜50%未満
含有させると、金属やカラス等のカロ熱溶融体に対する
耐溶損性か著しく向上1ること。
■ 焼結体中【350%以上のh 一B Nと(A.l
) N、3i3 N4 、AN2 03 、Si02
)の中から選ばれた二種以上の化合物からなる複合化合
物を30%未満含有させると、耐溶損性を保持したまま
強度が著しく向上すること。
) N、3i3 N4 、AN2 03 、Si02
)の中から選ばれた二種以上の化合物からなる複合化合
物を30%未満含有させると、耐溶損性を保持したまま
強度が著しく向上すること。
■ 特に上記複合化合物としてAI!6 S i2 0
13、Si2 Al307 NSSi3AJ!2.67
N4 04、Si3AJ!303N5、AI!303N
、Si6A110021N4を含有させると耐溶損性の
伯にBNの持つ本来の特性一難濡れ性や耐熱衝撃性一が
極めて向上することを見出した。
13、Si2 Al307 NSSi3AJ!2.67
N4 04、Si3AJ!303N5、AI!303N
、Si6A110021N4を含有させると耐溶損性の
伯にBNの持つ本来の特性一難濡れ性や耐熱衝撃性一が
極めて向上することを見出した。
本発明は上記知見に基づいてなされたものである。
く作用〉
本発明でセラミックス中のh−BN量を50%以上にす
るのは、50%未満では必然的に他のセラミック成分が
50%を越えることになり、むしろこのセラミック成分
の特性か強くなり、本来h−BNの持つ特性、特に耐溶
損性、耐熱衝撃性が稀薄になる。従ってh−BN以外の
セラミック成分として(AN N,Si3 N4 、A
N2 03 、Si02 )から選ばれた二種以上の化
合物からなる複合化合物の上限値は、必然的に50%未
満にすることか必要である。該複合化合物の下限を1%
にするのは、1%未渦では金属やガラス等の加熱溶融体
【こ対する耐溶損性で十分な効果が発揮ざれないためて
ある。本来BNセラミックスは耐熱衝撃特性に優れてい
るか、h−BN以外のセラミックス成分量により耐熱衝
撃特性は変化寸る。h−BN成分か50%以上、即ちh
−BN以外のセラミックス成分が50%未満であれば殆
どの場合、加熱溶融体部材として何の支障もなく適応で
きるが、特殊な適応部材として、加熱溶融体が少くとも
一部凝固し、その凝固域部材(例えば水平連鋳機のフィ
ートノズルとCuモールドとのジョイント部やセラミッ
クモールド又はCuモールド内張り材、ガラス成形用引
き抜きノズル等》で用いられる場合には、好ましくはh
−BN70%以上、h−BN以外の成分1〜30%未満
、ざらに好ましくはh−BN70〜97%、h−BN以
外の成分3〜30%である。
るのは、50%未満では必然的に他のセラミック成分が
50%を越えることになり、むしろこのセラミック成分
の特性か強くなり、本来h−BNの持つ特性、特に耐溶
損性、耐熱衝撃性が稀薄になる。従ってh−BN以外の
セラミック成分として(AN N,Si3 N4 、A
N2 03 、Si02 )から選ばれた二種以上の化
合物からなる複合化合物の上限値は、必然的に50%未
満にすることか必要である。該複合化合物の下限を1%
にするのは、1%未渦では金属やガラス等の加熱溶融体
【こ対する耐溶損性で十分な効果が発揮ざれないためて
ある。本来BNセラミックスは耐熱衝撃特性に優れてい
るか、h−BN以外のセラミックス成分量により耐熱衝
撃特性は変化寸る。h−BN成分か50%以上、即ちh
−BN以外のセラミックス成分が50%未満であれば殆
どの場合、加熱溶融体部材として何の支障もなく適応で
きるが、特殊な適応部材として、加熱溶融体が少くとも
一部凝固し、その凝固域部材(例えば水平連鋳機のフィ
ートノズルとCuモールドとのジョイント部やセラミッ
クモールド又はCuモールド内張り材、ガラス成形用引
き抜きノズル等》で用いられる場合には、好ましくはh
−BN70%以上、h−BN以外の成分1〜30%未満
、ざらに好ましくはh−BN70〜97%、h−BN以
外の成分3〜30%である。
h−BN以外のセラミックス成分として(AN N、S
i3 N4 、A.I!2 03 、Si02 }の中
から選ばれた二種以上の複合化合物を選択するのは、耐
溶損性に優れているのはもちろんのこと、従来のh−B
N複合体には見られなかった非常に優れた耐熱衝撃性、
難濡れ性を示すからである。特に複合化合物組成がAj
l6 S i2 013、Si2Aj307N,Si3
Aj2.67N404、Si3Aj303N5、Aρ3
03 N,Si6AJ!10021N4、例えば3A
j) 2 03・2Si02 ,2SiQ2 ・AρN
・AN 2 03 、23 iQ2・2.67A.l!
N−皆3i3N4、AjN−Si3N4 ・AI2
03 、Aj2 03 ・AjN,6Si02 ・3A
J) 2 03・4AρNになる時効果か顕著に現れる
。
i3 N4 、A.I!2 03 、Si02 }の中
から選ばれた二種以上の複合化合物を選択するのは、耐
溶損性に優れているのはもちろんのこと、従来のh−B
N複合体には見られなかった非常に優れた耐熱衝撃性、
難濡れ性を示すからである。特に複合化合物組成がAj
l6 S i2 013、Si2Aj307N,Si3
Aj2.67N404、Si3Aj303N5、Aρ3
03 N,Si6AJ!10021N4、例えば3A
j) 2 03・2Si02 ,2SiQ2 ・AρN
・AN 2 03 、23 iQ2・2.67A.l!
N−皆3i3N4、AjN−Si3N4 ・AI2
03 、Aj2 03 ・AjN,6Si02 ・3A
J) 2 03・4AρNになる時効果か顕著に現れる
。
これらの複合化合物は、焼結体h−BN系セラミックス
に前述範囲で存在しておれば、いかなる製造方法でも適
応できる。
に前述範囲で存在しておれば、いかなる製造方法でも適
応できる。
例えば出発原料として複合化合物組成の単独成分を含有
させ焼結してもよいし、焼結過程で該複合化合物を生成
させてもよい。
させ焼結してもよいし、焼結過程で該複合化合物を生成
させてもよい。
複合成分以外の成分として、AN N,Si3 N4、
AN2 03 、Si02を選択したのは、これらは本
発明者が特願昭63−195424号で開示した様にB
Nに単独成分として含有させても優れた耐融性を示し、
また製造方法いかんによってはh−BN中の複合化合物
成分の不可避的な不純物として含まれるからである。
AN2 03 、Si02を選択したのは、これらは本
発明者が特願昭63−195424号で開示した様にB
Nに単独成分として含有させても優れた耐融性を示し、
また製造方法いかんによってはh−BN中の複合化合物
成分の不可避的な不純物として含まれるからである。
く実施例〉
実施例によって本発明を詳細に説明する。
実施例1.
No.1〜8のサンプルは、ラバープレスで棒状に成形
後、N2雰囲気で1,500℃〜1,800℃で常圧焼
結し、10φx 7 QfJに加工し作製された。
後、N2雰囲気で1,500℃〜1,800℃で常圧焼
結し、10φx 7 QfJに加工し作製された。
これらのサンプル焼結体相はX線回折により調査された
。
。
また、高周波溶解炉で1.500℃〜1,550℃に溶
解しI:溶tJ4(JIs.Sus−304>中にAf
Jを0.02%加え、NO.1〜8のサンプルを浸潰し
、60rpmの速度で回転させなからQ, 5hr,保
持し、溶損耶を測定した。
解しI:溶tJ4(JIs.Sus−304>中にAf
Jを0.02%加え、NO.1〜8のサンプルを浸潰し
、60rpmの速度で回転させなからQ, 5hr,保
持し、溶損耶を測定した。
結果を表1に示した。
No.1〜8の焼結体成分はh−BNと(AI! N、
S+3N4、A!!203、Si02 )から選ばれた
二種以上の複合化合物とその他(AfIN,Si3 N
4 、A.I!2 03、SiO2》から選ばれた化合
物から構成ざれ、いずれのサンプルも浸漬後の直径は浸
漬前の直径1Qmmφとほぼ同じであり、耐溶損性に非
常に優れていた。
S+3N4、A!!203、Si02 )から選ばれた
二種以上の複合化合物とその他(AfIN,Si3 N
4 、A.I!2 03、SiO2》から選ばれた化合
物から構成ざれ、いずれのサンプルも浸漬後の直径は浸
漬前の直径1Qmmφとほぼ同じであり、耐溶損性に非
常に優れていた。
実施例2.
No.9〜]4のサンプルは、ラバープレスで角棒状に
成形後、N2雰囲気で1,800’Cで常圧焼結し、2
5口×220.1!に加工し作製された。これらのサン
プルの焼結体相はX線回折により調査された。
成形後、N2雰囲気で1,800’Cで常圧焼結し、2
5口×220.1!に加工し作製された。これらのサン
プルの焼結体相はX線回折により調査された。
また、高周波溶解炉で1e 550℃〜1.568℃に
溶解した溶M (JIS.SCR−420>中にA.l
!を0.053%加え、NO.9〜14のサンプルを浸
漬し、0.33rDSの速度で回転させながら3hr.
保持し溶損量を測定した。
溶解した溶M (JIS.SCR−420>中にA.l
!を0.053%加え、NO.9〜14のサンプルを浸
漬し、0.33rDSの速度で回転させながら3hr.
保持し溶損量を測定した。
結果を表2に示した。
NO.9〜13のサンプルはいずれの場合にも浸漬後溶
損は見られず、耐溶損性に非常に優れていた。また、N
o.14のサンプルは試験中、熱応力によって破損した
。
損は見られず、耐溶損性に非常に優れていた。また、N
o.14のサンプルは試験中、熱応力によって破損した
。
実施例3.
実施例2のNO.9〜14のサンプルは、ラバープレス
でパイプ状に成形された後、N2雰囲気で1,800℃
で常圧焼結ざれ、ID50mmφxOD60mmφX
5 0mmj ニ加工gれた。
でパイプ状に成形された後、N2雰囲気で1,800℃
で常圧焼結ざれ、ID50mmφxOD60mmφX
5 0mmj ニ加工gれた。
これらのサンプルは至温または〜900℃までの所定の
温度で30分予熱され、1.600’Cの溶鋼に1分間
浸漬し、耐熱衝撃性か調査ざれた。結果は図1に示して
ある。
温度で30分予熱され、1.600’Cの溶鋼に1分間
浸漬し、耐熱衝撃性か調査ざれた。結果は図1に示して
ある。
h−BN量が50%でΔT箒1,300℃と非常に高く
、70%ではΔT=1,600℃すなわち室温から1,
600℃の溶鋼に直接浸漬しても破損しなかった。
、70%ではΔT=1,600℃すなわち室温から1,
600℃の溶鋼に直接浸漬しても破損しなかった。
h−BN量が50%以上であると、本来h−BNの持つ
耐熱衝撃特性が損なわれず、また70%以上だと加熱溶
融体が少なくとも一部凝固するような部材として使用可
能である。
耐熱衝撃特性が損なわれず、また70%以上だと加熱溶
融体が少なくとも一部凝固するような部材として使用可
能である。
実施例4.
NO.15〜19のサンプルは、ラバープレスでルツボ
状に成形ざれた後、N2雰囲気で1,800℃で常圧焼
結され、I D 1 0mmφ、厚み約5mmφのルツ
ポに加工ざれた。
状に成形ざれた後、N2雰囲気で1,800℃で常圧焼
結され、I D 1 0mmφ、厚み約5mmφのルツ
ポに加工ざれた。
焼結体相はX線回折で調査ざれ、また耐蝕性は、作製し
たルツボ中で金属(JIS.Sus−304>をAr雰
囲気下、1,550℃、1時間の保持の条件で溶解し調
査した。結果は表3に示した。
たルツボ中で金属(JIS.Sus−304>をAr雰
囲気下、1,550℃、1時間の保持の条件で溶解し調
査した。結果は表3に示した。
表3の溶損状況は、図2の写真で示した。
溶損が激しい場合は金属と接したルツボ内面が激しく拡
大するか、またはルツボに穴があくこともある。
大するか、またはルツボに穴があくこともある。
N0.15〜19のいずれのサンプルも耐溶損性に優れ
ていた。
ていた。
実施例5.
表3のNO.15〜19のサンプルがガラス成形用引き
抜きノズルとして適応ざれた。図3にガラス成形の概略
図を示し、以下図3により説明する。
抜きノズルとして適応ざれた。図3にガラス成形の概略
図を示し、以下図3により説明する。
加熱溶融体は、ノズル内側(図中B部)から凝固を開始
し、凝固体2はノズル内面形状に成形されながら引き扱
かれる(図中矢印方向)。従ってノズル内面(図中B部
)は凝固ml以下である。一方ノズルは加熱溶融体1と
も一部図中A部で接触しており、ノズル内面よりも高温
である。すなわちノズルは加熱溶融相とその凝固相の二
相に接触し、ノズル内で温度差が大きく生じる。結果と
して、ノズル材は耐溶損性の他に耐熱衝撃性や耐熱応力
性に優れていなければならない。
し、凝固体2はノズル内面形状に成形されながら引き扱
かれる(図中矢印方向)。従ってノズル内面(図中B部
)は凝固ml以下である。一方ノズルは加熱溶融体1と
も一部図中A部で接触しており、ノズル内面よりも高温
である。すなわちノズルは加熱溶融相とその凝固相の二
相に接触し、ノズル内で温度差が大きく生じる。結果と
して、ノズル材は耐溶損性の他に耐熱衝撃性や耐熱応力
性に優れていなければならない。
ノスルトしTID17.5mmφ、OD27mmφ、長
さ20mmJ)のN0.15〜19の焼結体か作製され
、加熱溶融体としてSi02系ガラスを用い、温度約’
l,400℃で加熱溶融ざれたガラスを引き扱いたとこ
ろ、割れもなくガラス成形体の品質も良好なものが得ら
れた。
さ20mmJ)のN0.15〜19の焼結体か作製され
、加熱溶融体としてSi02系ガラスを用い、温度約’
l,400℃で加熱溶融ざれたガラスを引き扱いたとこ
ろ、割れもなくガラス成形体の品質も良好なものが得ら
れた。
実施例6.
表3のNO.18、19のサンプルが水平連鋳機のブレ
ークリングとして適応された。
ークリングとして適応された。
図4に水平連鋳機の概略図を示し、以下図4をもって説
明する。
明する。
図4のようにブレークリングはタンディッシュと水冷さ
れたCuモールド3とを連結させる部材である。タンデ
ィッシュ内の加熱溶融体1は、水冷されたCUモールド
3に熱を奪われ、ブレークリング(図中B部)から凝固
か開始するように設計ざれている。従ってブレークリン
グは図中A部で加熱溶融体相と、図中B部でその凝固相
と、2つの相に接触している。ざらにブレークリングは
、水冷Cuモールド3とも図中C部で接触しており、ブ
レークリングイオの温麿勾配はや1,500℃と大きく
なる。結果としてブレークリング材は耐蝕性の他に優れ
た耐熱衝撃性、耐熱応力性が必要となる。
れたCuモールド3とを連結させる部材である。タンデ
ィッシュ内の加熱溶融体1は、水冷されたCUモールド
3に熱を奪われ、ブレークリング(図中B部)から凝固
か開始するように設計ざれている。従ってブレークリン
グは図中A部で加熱溶融体相と、図中B部でその凝固相
と、2つの相に接触している。ざらにブレークリングは
、水冷Cuモールド3とも図中C部で接触しており、ブ
レークリングイオの温麿勾配はや1,500℃と大きく
なる。結果としてブレークリング材は耐蝕性の他に優れ
た耐熱衝撃性、耐熱応力性が必要となる。
凝固体2はCuモールド3の形状に従い、連続的に引き
扱かれ(図中矢印方向)鋳造ざれる。ブレークリングと
してID180mmφ、OD210mmφ、高ざ20m
lllHのNo. 18および19の焼結体を、加熱溶
融体として溶鋼(JIS.Sus−304>を用い、温
度約1,520℃で加熱溶融ざれた溶鋼を鋳造した結果
、ブレークリングは割れもなく、変形もなく良好であっ
た。また鋳造品の品質も良好であった。
扱かれ(図中矢印方向)鋳造ざれる。ブレークリングと
してID180mmφ、OD210mmφ、高ざ20m
lllHのNo. 18および19の焼結体を、加熱溶
融体として溶鋼(JIS.Sus−304>を用い、温
度約1,520℃で加熱溶融ざれた溶鋼を鋳造した結果
、ブレークリングは割れもなく、変形もなく良好であっ
た。また鋳造品の品質も良好であった。
実施例7.
焼結体中にh−BN70%以上、残りの成分として複合
化合物組成かS i 6 AN 2 013となるよう
に出発原料としてBN,A.l! N,AI!2 03
、Si02を表4の所定量混合し、ラバープレスでル
ツボ状に成形した後、N2雰囲気で1,500℃〜1.
800℃で常圧焼結しI D 1 0mmφ、厚み約5
mmtのルツポに加工ざれた。
化合物組成かS i 6 AN 2 013となるよう
に出発原料としてBN,A.l! N,AI!2 03
、Si02を表4の所定量混合し、ラバープレスでル
ツボ状に成形した後、N2雰囲気で1,500℃〜1.
800℃で常圧焼結しI D 1 0mmφ、厚み約5
mmtのルツポに加工ざれた。
焼結体相はX線回折で調査され、実施例4と同様に耐溶
損性が調査された。結果は表4に示した。
損性が調査された。結果は表4に示した。
※常温三点曲げ試験による。
No.20,21のサンプルは焼成中に成分AfJ2
03とSi02か反応しSi6A12013相を生じ、
またNo,22は焼結中BN成分中の酸素とAN Nが
反応しAM 2 03を生じ、ざらにA.Q 2 03
と3iQ2が反応しS i6 A.ll 2 013を
生じたものである。このようにいずれのサンプルもh−
BN成分以外の焼結体組成はSi6八ρ2013を示し
、また耐溶損性にも優れた結果であった。また表4中に
は強度値も示した。No.20のサンプルのみ低い強度
を示したが、残りのサンプルは強度値に関し問題はなか
った。
03とSi02か反応しSi6A12013相を生じ、
またNo,22は焼結中BN成分中の酸素とAN Nが
反応しAM 2 03を生じ、ざらにA.Q 2 03
と3iQ2が反応しS i6 A.ll 2 013を
生じたものである。このようにいずれのサンプルもh−
BN成分以外の焼結体組成はSi6八ρ2013を示し
、また耐溶損性にも優れた結果であった。また表4中に
は強度値も示した。No.20のサンプルのみ低い強度
を示したが、残りのサンプルは強度値に関し問題はなか
った。
実施例8.
実施例4と同様にNo.15〜19のサンプルがルッポ
形状に作製され、純NiおよびFe−50%Niの金属
に対する耐溶損性が、Ar雰囲気下、1.600℃、1
hr.保持の条件で調査された。その結果、いずれのサ
ンプルも耐溶損性に優れていた。
形状に作製され、純NiおよびFe−50%Niの金属
に対する耐溶損性が、Ar雰囲気下、1.600℃、1
hr.保持の条件で調査された。その結果、いずれのサ
ンプルも耐溶損性に優れていた。
実施例9.
実施例4のN0.17のサンプルがセラミックモールド
として適応ざれた。図5にセラミックモールドの概略図
を示し、以下図5で説明する。
として適応ざれた。図5にセラミックモールドの概略図
を示し、以下図5で説明する。
基本的構造は実施例6て示した水平連鋳機と同じである
。
。
セラミックモールドとブレークリングとの異なる点は形
状である。セラミックモールドは水冷Cuモールド3内
面をすべて覆った形状になっており、凝固体2の形状を
決定するモールドの役目も果たしている。
状である。セラミックモールドは水冷Cuモールド3内
面をすべて覆った形状になっており、凝固体2の形状を
決定するモールドの役目も果たしている。
セラミックモールドもまた加熱溶融体1と図中A部で、
凝固体とは図中B部で接触する。また水冷Cuモールド
とも図中C部で接触しており、モールド材としてはブレ
ークリングと同様な特性が必要となる。
凝固体とは図中B部で接触する。また水冷Cuモールド
とも図中C部で接触しており、モールド材としてはブレ
ークリングと同様な特性が必要となる。
セラミックモールドとしてID20mmφ、OD36m
mφ、長さ160mmJ)のNo.17の焼結体を、加
熱溶融体としてはトe−50%Niを用い、温度約1,
600℃で鋳逸したところ、セラミックモールドは割れ
もなく鋳造できた。
mφ、長さ160mmJ)のNo.17の焼結体を、加
熱溶融体としてはトe−50%Niを用い、温度約1,
600℃で鋳逸したところ、セラミックモールドは割れ
もなく鋳造できた。
実施例10.
実施例のN0.15〜19のサンプルで保護管を作製し
、溶鋼レベル上面から直接浸漬し、タンディッシュ内の
溶鋼温度を測定した。そのとき用いた保護管形状を図6
に示す。図6中斜線部がN0.15〜19のサンプルで
作製した保護管である。
、溶鋼レベル上面から直接浸漬し、タンディッシュ内の
溶鋼温度を測定した。そのとき用いた保護管形状を図6
に示す。図6中斜線部がN0.15〜19のサンプルで
作製した保護管である。
結果は、いずれの場合にも保護管は破損せず、溶鋼の温
度が連続的に測定できた。
度が連続的に測定できた。
〈発明の効果〉
(1)加熱溶融体に対する耐溶損性に優れたh−BN系
セラミックスが常圧焼結により安価に製造できる。
セラミックスが常圧焼結により安価に製造できる。
(2)耐溶損性および耐熱衝撃性に優れたh−BN系セ
ラミックスが常圧焼結により安価に製造でき、ブレーク
リングやセラミックモールドへの応用ができる。
ラミックスが常圧焼結により安価に製造でき、ブレーク
リングやセラミックモールドへの応用ができる。
(3)加熱溶融体への直接浸漬により簡易にしかも安価
に加熱溶融体の温度が測定できる。
に加熱溶融体の温度が測定できる。
第1図は耐熱衝撃性ΔTとBN量の関係図である。
第2図は耐蝕性の評価写真でルツボ溶解テスト後の上面
写真と切断断面写真である。 第3図〜第5図は加熱溶融体が少なくとも一部凝固する
ような部材への適応を説明した図である。 1・・・加熱溶融体 2・・・凝固体3
・・・水冷ざれたCuモールド A・・・適応部材が加熱溶融体と接触する部位B・・・
適応部材が凝固体と接触する部位C・・・適応部材が水
冷モールドと接触する部位第6図は加熱溶融体温度を測
定した保護管セット図を説明している。 特許出願人 株式会社 香 蘭 社 図面の浄書(内容に変更なし) 1図 図3 図4 図 手続補正よ (方式) 平成2年6月18日
写真と切断断面写真である。 第3図〜第5図は加熱溶融体が少なくとも一部凝固する
ような部材への適応を説明した図である。 1・・・加熱溶融体 2・・・凝固体3
・・・水冷ざれたCuモールド A・・・適応部材が加熱溶融体と接触する部位B・・・
適応部材が凝固体と接触する部位C・・・適応部材が水
冷モールドと接触する部位第6図は加熱溶融体温度を測
定した保護管セット図を説明している。 特許出願人 株式会社 香 蘭 社 図面の浄書(内容に変更なし) 1図 図3 図4 図 手続補正よ (方式) 平成2年6月18日
Claims (5)
- (1) 焼結体中に50%以上のh−BNと(AlN、
Si3N4、Al2O3、SiO2)の中から選ばれた
二種以上の化合物からなる複合化合物を1〜50%未満
含むことを特徴とする加熱溶融体に対する耐溶損性に優
れたh−BN系セラミックス。 - (2) 焼結体中に50%以上のh−BNと(AlN、
Si3N4、Al2O3、SiO2)の中から選ばれた
二種以上の化合物からなる複合化合物を1〜50%未満
と該複合化合物以外の(AlN、Si3N4、Al2O
3、SiO2)の中から選ばれた一種あるいは二種以上
の化合物を30%未満含むことを特徴とする加熱溶融体
に対する耐溶損性に優れたh−BN系セラミックス。 - (3) 上記複合化合物かAl6Si2O13、Si2
Al3O7N、Si3Al2.67O4N4、Si3A
l3O3N5、Al3O3N、Si6Al10O21N
4である請求項(1)、(2)に記載のセラミックス。 - (4) 上記複合化合物かAl6Si2O13、Si3
Al3O3N5、Al3O3N、Si6Al10O21
N4であつて、加熱溶融体の一部凝固した相と接する部
位に使用される請求項(1)、(2)に記載のセラミッ
クス。 - (5) 上記複合化合物がAl6Si2O13、Si3
Al3O3N5、Al3O3N、Si6Al10O21
N4である請求項(1)、(2)に記載の加熱溶融体温
度測定用保護管セラミックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1289672A JP2893410B2 (ja) | 1988-11-10 | 1989-11-06 | 耐溶損性に優れたbn系セラミックス |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28486888 | 1988-11-10 | ||
JP63-284868 | 1988-11-10 | ||
JP1289672A JP2893410B2 (ja) | 1988-11-10 | 1989-11-06 | 耐溶損性に優れたbn系セラミックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03218976A true JPH03218976A (ja) | 1991-09-26 |
JP2893410B2 JP2893410B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=26555637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1289672A Expired - Fee Related JP2893410B2 (ja) | 1988-11-10 | 1989-11-06 | 耐溶損性に優れたbn系セラミックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2893410B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0748173A (ja) * | 1993-03-26 | 1995-02-21 | Advanced Ceramics Corp | 耐浸蝕性と耐蝕性に優れるセラミック複合材料とその製造法 |
JP2002530263A (ja) * | 1998-11-19 | 2002-09-17 | ベスビウス クルーシブル カンパニー | 複合材料 |
CN111548130A (zh) * | 2020-05-11 | 2020-08-18 | 齐鲁工业大学 | 一种添加h-BN@Al2O3包覆型固体润滑剂的自润滑陶瓷刀具材料及其制备方法 |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP1289672A patent/JP2893410B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0748173A (ja) * | 1993-03-26 | 1995-02-21 | Advanced Ceramics Corp | 耐浸蝕性と耐蝕性に優れるセラミック複合材料とその製造法 |
JP2002530263A (ja) * | 1998-11-19 | 2002-09-17 | ベスビウス クルーシブル カンパニー | 複合材料 |
CN111548130A (zh) * | 2020-05-11 | 2020-08-18 | 齐鲁工业大学 | 一种添加h-BN@Al2O3包覆型固体润滑剂的自润滑陶瓷刀具材料及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2893410B2 (ja) | 1999-05-24 |
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