JPH0321803Y2 - - Google Patents

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JPH0321803Y2
JPH0321803Y2 JP1986177432U JP17743286U JPH0321803Y2 JP H0321803 Y2 JPH0321803 Y2 JP H0321803Y2 JP 1986177432 U JP1986177432 U JP 1986177432U JP 17743286 U JP17743286 U JP 17743286U JP H0321803 Y2 JPH0321803 Y2 JP H0321803Y2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • B22D11/055Cooling the moulds

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案により外側バツキングプレートに対面関
係で締結されかつ湾曲した側縁を有する内側フエ
ースプレートから形成された連続スラブ鋳造用鋳
型プレートが開示される。そして、本考案は内側
フエースプレートの表面には多数の狭い、平行な
グルーブが形成され、グルーブは隣接する外側バ
ツキングプレートの表面でおおわれる。グルーブ
は内側フエースプレート側縁の湾曲の円弧に対応
するように湾曲される。
外側バツキングプレートの表面には各グルーブ
端において浅い凹部が形成され、各凹部がその隣
接グルーブ端の全部をオーバラツプする。外側バ
ツキングプレートを貫通する給水通路が各凹部を
露出した外側バツキングプレート表面に連通さ
せ、それにより冷却水をグルーブを通して循環さ
せて内側フエースプレートを連続的に冷却せんと
するものである。
従来の鋼スラブの連続鋳造においては、長い、
断面がほぼ長方形の、管状鋳型が使用されてい
た。溶融鉄は鋳型の上部開端から鋳込まれて次第
に冷却凝固し、ついで反対端から出るようになつ
ていた。
このような連続鋳型は非常に大型で重く、通常
は鋳型セクシヨンから形成され、各セクシヨンが
管状鋳型のセグメントを形成し、セクシヨンが端
間で結合されて連続鋳型通路を形成していた。こ
のようなセクシヨンは通常4個のプレート状部
材、すなわち、平行に離間した一対の大型の主鋳
型部材と一対の側プレート部材で作られていた。
鋳造工程においては、鋼は通常下方へ鋳込ま
れ、重力により管状鋳型を通つて流れ、しかしな
がら、鋳型は通常金属の流れの方向に沿つて湾曲
され、最後に、冷却された金属が水平方向に現わ
れ、鋳型から運び去られるようになつていた。
したがつて、鋳型セクシヨンの主プレートの内
面を湾曲させ、各セクシヨンが先行セクシヨンの
湾曲を継続してそれに付加し、最後に金属の流れ
に直角ターンを生成することが必要であつた。こ
の目的のために、ならびに鋳造表面すなわち金属
と接触してそれを冷却する表面を与えるために、
鋳型プレートは通常2部分から形成されること、
すなわち、プレートは、ソリツドプレートまたは
適当に補強された組立プレートである外側バツキ
ングプレートと、良行な熱伝導体である銅または
銅類似の材料で通常形成された内側フエースプレ
ートとから形成されることである。
このようなプレートには水を循環させる目的で
適当なスロツト形空隙または通路が形成され、そ
れにより鋳込金属から熱を抽出する冷却媒質を与
えることが望ましい。このような冷却の効率は重
要である。すなわち、それは必要な水の量、水を
供給除去するためのポンプおよび動力および鉛管
系統、および鋳込金属の凝固速度に関連する。
したがつて、この考案は鋳型セクシヨンの側プ
レート部材の改良冷却装置に関し、それにより表
面の効率と総合的な冷却を改良しかつ湾曲型プレ
ートとストレート型スロツトによつて起こる温度
差を解消せんとするものである。
本考案は、連続鋳造用鋳型セクシヨンの側鋳型
プレートに、特に、湾曲縁部が形成されたものの
改良冷却装置に関する。本考案により、内側フエ
ースプレートの表面に多数の円弧状に湾曲したグ
ルーブが形成され、これらのグルーブはモールド
部材の外側バツキングプレートのオーバラツプ表
面によつておおわれ、このオーバラツプ表面は内
側フエースプレートを冷却するために水を入出さ
せるための通路を含むものである。
グルーブは側鋳型プレート部材の端縁の湾曲と
同程度に湾曲し、平行な、近接した湾曲給水チヤ
ンネルを形成している。グルーブの両端は深さが
湾曲している、すなわち、深さが湾曲に沿つて次
第に増大し、グルーブの両端においてなめらかに
湾曲した入口および出口部分を形成している。
これらの端部分は外側バツキングプレートのオ
ーバラツプ表面に形成された横断凹部によつてオ
ーバラツプされている。これらの凹部は、通路を
介して、外側バツキングプレートの露出面に接続
され、連続的に水を供給・除去する水管に接続さ
れている。
外側バツキングプレートは通常鋼で作られ、単
一プレートまたは必要に応じて補強リブを備えた
組立プレートで構成されている。
内側フエースプレートは通常高い熱伝導度を有
する銅または銅類似材料で作られ、その内面が鋳
込金属と接触し、それから熱を急速に運び去るよ
うになつている。
連続鋳造鋳型セクシヨンおよびこのようなセク
シヨンを形成する鋳型プレートのサイズは、鋳造
されるスラブのサイズに応じてかなり変わりうる
が、例として、典型的な鋳型セクシヨンはほぼ長
方形の内部空隙を有し、その長さは3〜8フイー
ト程度、高さは2〜3フイート程度、幅は4〜14
インチ程度である。
以上からわかるように、多数のこのようなセク
シヨンから構成された総合連続鋳造用鋳型は非常
に大きなサイズを有する。このタイプの構造の場
合には、冷却効率を少しでも向上することは作業
の経済上大きな意義を持つ。かくして、湾曲した
冷却グルーブを形成することによつて側鋳型部材
の冷却効率が向上され、それにより鋳型全体にわ
たつて冷却の経済性および効率ならびに鋳造作業
の経済性に重要な効果が得られる。さらに、温度
差によつて損傷されやすいOリングの保守が低減
される。
この考案のこれらの他の目的および利点は添付
図面が一部を形成する以上の記載を読めば明らか
になるであろう。
第1図は連続鋳造用鋳型セクシヨン10を示
し、その型状はほぼ長方形であつてほぼ長方形の
鋳造空隙を形成している。このセクシヨンは他の
セクシヨンと整合して配置され、細長い、大き
な、管状の連続鋳造用精密鋳型を形成する。
鋳型セクシヨン10は一対の主鋳型プレート部
材11から形成され、各部材は外側バツキングプ
レート12と内側フエースプレート13から形成
されている。外側バツキングプレート12は単一
体プレートまたは外面に補強リブを備えた組立プ
レートから形成された鋼構造である。内側フエー
スプレート13は好適には良好な熱伝導体である
銅または銅類似の材料から形成されている。内側
フエースプレート13の内面は非常に大きな半
径、すなわち、10フイート以上の半径で湾曲して
おり、実質的に平行である。
鋳型はまた一対の側鋳型プレート部材14を含
み、前記各部材14は鋼または鋼類似材料で作ら
れた外側バツキングプレート15と銅または銅類
似材料で作られた内側フエースプレート16を有
する。側鋳型プレート部材14は主鋳型プレート
部材11間にボルトで取付けられまたはクランプ
されている。側鋳型プレート部材14には湾曲し
た側縁17,18が形成され、前記各側縁17,
18は大きな半径の円弧である。
外側バツキングプレート15の対応表面と接触
する内側フエースプレート16の表面20には、
多数の狭い、湾曲したグルーブ21が設けられ、
その幅はかなり小さく、たとえば、典型的な場合
には幅が1/4インチ、深さが3/4インチである。
グルーブ21は側縁17,18の湾曲の円弧に
対応する円の円弧に湾曲され、それにより、平行
に配置された次第に小さくなる円弧の系列である
ように見えるものを形成している。好適にはグル
ーブ21は互に等間隔に配置されている。
グルーブ21の両端は、なめらかな曲線に沿つ
て深さが次第に増大する湾曲端部分22として形
成され、前記湾曲端部分22はそれにより各グル
ーブ21の入口部分および出口部分を形成してい
る。これらの入口および出口部分のおのおのは外
側バツキングプレート15のオーバラツプ面に形
成された凹部23によつてオーバラツプされてい
る。このような凹部23は比較的浅いが横に広
く、グルーブ21の隣接端の全部をオーバラツプ
している。各凹部23は入口孔24により給水装
置に接続されている。すなわち、図示のように、
比較的短い上部通路25は上部凹部23に接続
し、外側バツキングプレート15を貫通して管状
出口フイツテイング26と連通している。この管
状出口フイツテイング26は外側バツキングプレ
ート15に溶接されている。これに対応して、下
部通路28が下部凹部23を側鋳型プレート部材
14に溶接された管状入口フイツテイング29に
連通させている。これらの通路25,28はまた
プレートの冷却を助長する。
管状入口フイツテイング29及び管状出口フイ
ツテイング26は連続冷却流として水を送給する
ために鉛管を介してポンプ系統に接続されてい
る。このような鉛管およびポンプ系統は慣用のも
のであるから、ここでは省略されている。
グルーブ21内に水を収容するように外側バツ
キングプレート15を内側フエースプレート16
に固着するために、周辺に延在するシールグルー
ブ30が外側バツキングプレート15の表面にそ
の縁部に隣接してかつ平行に形成されている。シ
ールストリツプ31がグルーブ21に嵌入してい
る。このシールストリツプ31は好適には通常遭
遇する熱に耐えうる、比較的弾性のある材料から
作られている。1つの適当な市販材料はシリコー
ンから作られたものであり、この材料はゴム状ス
トリツプの外観を有し、外側バツキングプレート
15を内側フエースプレート16に押しつけると
きに収縮する。
小ねじ32は外側バツキングプレート15の孔
33を通つて内側フエースプレート16のねじ孔
34とねじ係合し、両プレート15,16を結合
して鋳型の二枚重ねの側プレート部材を形成す
る。例示の目的で、第4図は中間に孔34が配設
され、その孔34に隣接しているグルーブ21を
示し、これらの孔34は他の隣接しているグルー
ブ21間の間隔より間隔が大きい。好適には、可
能な限り、すべてのグルーブ21はほぼ等間隔に
配置される。
内側フエースプレート16に形成されたグルー
ブ21の形態はなめらかな、乱流の少ない、冷却
水の流れを与える。この冷却水は内側フエースプ
レート16から、ついで鋳込金属から効果的に熱
を引出す。特に、グルーブ21の湾曲形態は内側
フエースプレート13の均等冷却を可能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続スラブ鋳造鋳型セクシヨンの斜視
図である。第2図は鋳型セクシヨンの側部材の一
部断面で示した拡大斜視図である。第3図は第2
図の3〜3線断面の拡大図である。第4図は第3
図の4〜4線断面図であり、内側フエースプレー
トのグルーブ付表面を示す。第5図は第3図の5
〜5線断面図であり、外側バツキングプレートの
対応表面を示す。 10……鋳型セクシヨン、11……主鋳型プレ
ート部材、12……外側バツキングプレート、1
3……内側フエースプレート、14……側鋳型プ
レート部材、15……バツキングプレート、16
……フエースプレート、17……側縁、18……
側縁、21……グルーブ、23……凹部、25…
…上部通路、28……下部通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 対面関係に配置結合された実質的に平らな外側
    バツキングプレート及び内側フエースプレートか
    ら形成された二枚重ねの鋳型プレートであつて、 前記外側バツキングプレートおよび前記内側フ
    エースプレートが、それぞれその一端から反対端
    までその長さに沿つて同一方向に湾曲した対向側
    縁を有するようにされていることと; 前記内側フエースプレートの露出表面が鋳造表
    面を形成すると共に前記内側フエースプレートの
    反対側表面が前記外側バツキングプレートの隣接
    表面と完全な面間接触をするようにされ、前記内
    側フエースプレートの表面には、ほぼ等しい長さ
    を有し前記外側バツキングプレートに向つて開口
    した一群の狭いグルーブが小間隔で互いにほぼ平
    行に前記内側フエースプレートの一端付近から他
    端付近まで延在するようにされた二枚重ねの鋳型
    プレートと; 前記内側フエースプレートの表面における各グ
    ルーブが、そのフエースプレートの側縁の湾曲に
    対応するようにその長手方向に湾曲し、前記側縁
    および前記グルーブおのおのが大半径を有する曲
    線の次第に小さくなる円弧を形成し、それら円弧
    が相互にほぼ平行になるようにされており、さら
    に前記各グルーブの両端壁が前記内側フエースプ
    レートの表面から前記グルーブの底部まで曲線に
    沿つて深さを次第に増大し、前記凹部によつてオ
    ーバラツプされる湾曲端壁部分を形成し、前記各
    凹部と前記グルーブ間に水が流れるようにしたこ
    と及び各前記グルーブがその深さよりかなり狭い
    実質的に均一な幅を有することと; 前記外側バツキングプレートの縁部に隣接して
    その接触表面に形成され、前記内側フエースプレ
    ートに向つて開口し、前記一群のグルーブを包囲
    する連続シールグルーブと; 前記シールグルーブが、前記フエースプレート
    の側縁に沿つて長手方向に湾曲し、隣接するフエ
    ースプレートのグルーブに実質的に平行であり、
    前記鋳型プレートの側縁の湾曲の円弧に対応する
    湾曲路を形成するようにされ、それによつて、前
    記シールグルーブおよび給水グルーブの湾曲が前
    記弾性材料の連続ストリツプにおける温度差を低
    減するようにしたことと; 前記シールグルーブ内に配置された弾性材料の
    連続シールストリツプと; 前記一群のグルーブが隣接する前記外側バツキ
    ングプレート表面によつておおわれ、それによつ
    て前記鋳型プレート内に形成された給水チヤンネ
    ルと; 前記外側バツキングプレートの接触表面の両端
    部のおのおのに形成された横方向に延在する上
    部、下部の凹部であつて、各凹部が前記グルーブ
    の全てとそれらの隣接端においてオーバラツプ
    し、かつ前記全グルーブ内へ開口している上部、
    下部の凹部と; 前記外側バツキングプレートに形成された一対
    の内部給水通路であつて、各給水通路が前記外側
    バツキングプレートの露出表面から前記凹部の一
    つまで延び、それによつて水が前記給水通路の一
    つおよびそれに関連する前記凹部を通つて全ての
    前記グルーブの隣接端に流入し、該グルーブの長
    さに沿つて流れ、該グルーブの反対端ならびにそ
    れらに関連する前記凹部および通路から流出し、
    それにより前記鋳型プレートを通して冷却剤を循
    環させるようにした一対の内部給水通路と; からなる連続スラブ鋳造用鋳型セクシヨン。
JP1986177432U 1975-07-07 1986-11-18 Expired JPH0321803Y2 (ja)

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