JPH0321749A - 内，外装材の取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は内．外装材を接着剤の接着力により保持する構
造に係り、特に板ガラス等の内，外装材の取付期間を短
縮し、コストを低減できるようにした内，外装材の取付
構造に関する。

［従来の技術］ 近時、板ガラスを張設することで外壁を形成するカーテ
ンウオール構造体を採用した建造物が多く見受けられる
ようになってきた。この場合の板ガラスの取付けは、通
常、梁や柱などの構造躯体に固着支持させてある支持部
材に対し接着剤を介して直接に接合固着することで行な
われている。

従来、この種の取付構造としては実開昭６２−６９５０
６号公報、特開昭６３−２７２８３９号公報に開示され
ているものが知られている。前者にあっては、第４図に
示すように、垂直方向の複数本の縦枠１と水平方向の複
数本の横枠２とから成る格子状面材支持粋に複数の板ガ
ラス３を互いに隣接状態に支持させた構造が開示されて
いる。

なお、この第４図に示す構造にあっては、前記板ガラス
３の四周の室内側面に取付縁枠４が固着されていると共
に受けパッキング５に前記板ガラス３の四周の取付縁枠
４が当接されるようになっている。また、前記板ガラス
３の下端部は支持板（図示せず）によって支持されかつ
引き寄せ材６によって前記板ガラス３の各取付縁枠４を
受けパッキング５に引き寄せて締着するよう構成されて
いる。一方、後者にあっては、第５図及び第６図に示す
ように、１枚の板ガラス７の内面側をアルミニウム等の
素材から成る枠材８に接着剤９を用いて接合固着し、ユ
ニット部材を形成した構造が開示されている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述した従来の構造にあっては、板ガラ
ス１枚を１ユニットとして構戊しているため、該ガラス
枚数が多い場合、建築現場にて１枚ずつ取り付けねばな
らないので、建築現場での取付け作業に時間を要してい
た。また、板ガラス１枚を１ユニットとしているため、
ガラス枚数が多い場合、取付用部品点数等も多くなり、
コスト高になるという欠点もあった。

本発明の目的は上述した欠点を解消し、建築現場におけ
る板ガラス等の内，外装材の取付期間を短縮し、しかも
コストの低減を図ることのできる板ガラス等の内．外装
材の取付構造を提供することにある。

［課題を解決するための千段］ 前記目的を達成するために、本発明に係る板ガラス等の
内．外装材の取付構造は、内，外装材が複数枚接着固定
されたサッシフレームと、前記内，外装材の外面側周囲
に配設されたウェザーシールと、前記内．外装材の底辺
を支持するセッティングブロックと、前記内．外装材の
上辺側に配設されたバックアップ部材とを備えて成り、
前記サッシフレームに接着された複数枚の内．外装材を
１ユニットとして構造躯休に固定した構成としたもので
ある。

［作用］ このように本発明にあっては、予め工場はおいて複数枚
の板ガラス等の内，外装材をサッシフレームに接着する
ため、建築現場ではこれらを１ユニットとして施工する
ことにより、複数枚の内．外装材を同時に施工できるこ
とになる。したがって、建築現場で複数枚の内．外装材
を短期間で施工することができる。また、複数枚の内，
外装材を１ユニットとしているため、取付用部品点数も
減り、コストの低減が図れる。

［実施例］ 以下、図に示す実施例を用いて本発明の詳細を説明する
。

第１図（ａ）は本発明に係る板ガラス等の内．外装材の
取付構造の一実施例を示す正面図，第１図（ｂ）は第１
図（ａ）のＢ−Ｂ方向よりみた平面図，第２図及び第３
図は第１図をＩＩ　−　Ｉｆ線，　ＩＩＩ−　Ｈｆ線で
切断したときの拡大断面図である。本実施例においては
、第１図（ａ）から明らかなように、４枚の板ガラス１
０をサッシフレーム１１に接着することにより１ユニッ
トとなっている。

この取付構造を第２図及び第３図を用いて詳細に説明す
るに、板ガラス１０の外面側周囲にはクエザーシール１
２が打設されており、水密性能を確保している。また、
板ガラス１０の底辺側にはセッティングブロック１３が
配設されており、第２図に示すように、該板ガラス１０
の内面側底辺角部を支持するように構成されている。さ
らに、板ガラス１０の内面側上辺角郎位置にはバックア
ップ部材１４が配設されており、該板ガラス１０の位置
決めを行なうようになっている。

このようにして位置決めされた板ガラス１ｏはその内面
側が接着剤１５によって前記サッシフレームｌ１に接着
固定されている。

なお、第３図に示すように、板ガラス１０の外面側周縁
部には押縁カバ−１６が配置されており、接着剤離脱時
における板ガラス１０の前方への自然落下を防止するよ
うになっている。該押緑カバ−１６はサッシフレーム１
１にビス等で固定されていると共に、その開放端側には
板ガラス１０の外面に密着する気密ヒレゴム１７が取り
付けられており、水密性能をより向上させている。

また、ユニット間の気密性は該ユニット目地間に配設さ
れた気密材１８により確保するようにしている。なお、
該気密材１８の材質としては、シリコーンシーラント又
は成形ゴムでもよい。

工場において上記の如く４枚の板ガラス１０を接着した
サッシフレーム１１は、建築現場において１ユニットと
して、構造躯体である下地鉄骨フレーム１９にボルト２
０を介して固定されている。なお、図からは明らかでな
いが、該ボルト２０と下地鉄骨フレームＩ９との間には
逃げ手段が設けられており、面内変形を該逃げ手段によ
り吸収し、サッシフレーム１１が変形しない構造となっ
ている。

上述した実施例においては４枚の板ガラス１０を１ユニ
ットとした場合はついて述べてあるが、本発明はこれに
限定されるものではなく、複数枚の板ガラスを１ユニッ
トとする構造であればよく、したがって板ガラス２枚、
３枚又は５枚以上であっても良いことは勿論ある。

また、板ガラス１０の支持手段としては、４辺接着や２
辺接着他辺呑込み施工など、図示以外のものであっても
、本構造を通用できる．接着剤１５としては、接着耐久
性能の良い材料を選定する必要があり、好適にはシリコ
ーンが採用される。

セッティングブロック１３の材質としては、接着剤１５
との複合作用を防止することと、板ガラス１０の自重を
受けることから、硬質シリコンゴムが好適である。

バックアップ材１４としては、接着剤１５との複合作用
を防ぐことと、板ガラス１０の位置決めが容易にできる
ように、ある程度硬いこと及び接着性があること等の条
件を満たす材料を選定するのが好適である。

気密材１８としては、シリコーンシーラント成形ゴム等
が好適である。

［効果］ 以上説明したように本発明構造においては、予め工場に
おいて複数枚の板ガラス等の内，外装材を１ユニットと
してサッシフレームに接着しているため、建築現場では
該１ユニットを施工することにより複数枚の内，外装材
をまとめて一度に施工できる。したがって、従来に比べ
て複数枚の内．外装材を短時間で施工する事ができ、建
築現場作業の工期短縮を図ることができるという優れた
効果が奏される。また、複数枚の内、外装材を１ユニッ
トとしているため、従来の板ガラス１枚が１ユニットの
場合に比べ、取付用部品点数が大幅に減少し、コストの
低減を図ることができるという効果も有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明に係る板ガラス等の内，外装材の
取付構造の実施例を示す正面図、第１図（ｂ）は同構造
の平面図、第２図は第１図（ａ）のＩｆ　−　ＩＩ線に
沿う断面図、第３図は第１図（ａ）のＩＩＩ　−　ＩＩ
Ｉ線に沿う断面図、第４図は従来構造の一例を示す一部
省略断面図、第５図及び第６図は従来構造の他の例を示
す一部断面図である。 １０・・・板ガラス、 １１・・・サッシフレーム、 １２・・・ウェザーシール、 １３・・・セッティングブロック １４・・・バックアップ部材、 １５・・・接着剤 １８・・・下地鉄骨フレーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内、外装材が複数枚接着固定されたサッシフレームと、
   前記内、外装材の外面側周囲に配設されたウェザーシー
   ルと、前記内、外装材の底辺を支持するセッティングブ
   ロックと、前記内、外装材の上辺側に配設されたバック
   アップ部材とを備えて成り、前記サッシフレームに接着
   された複数枚の内、外装材を１ユニットとして構造躯体
   に固定するよう構成したことを特徴とする内、外装材の
   取付構造。