JPH03217335A - 4輪駆動車の差動制限装置 - Google Patents

4輪駆動車の差動制限装置

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Publication number
JPH03217335A
JPH03217335A JP2011058A JP1105890A JPH03217335A JP H03217335 A JPH03217335 A JP H03217335A JP 2011058 A JP2011058 A JP 2011058A JP 1105890 A JP1105890 A JP 1105890A JP H03217335 A JPH03217335 A JP H03217335A
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JP
Japan
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rotation speed
differential
wheel rotation
differential limiting
drive vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP2011058A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Watanabe
憲一 渡辺
Eiji Nishimura
西村 栄持
Kaoru Toyama
外山 薫
Mitsuru Nagaoka
長岡 満
Osamu Kameda
修 亀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to DE91100602T priority patent/DE69100264T2/de
Priority to EP91100602A priority patent/EP0438178B1/en
Priority to US07/643,238 priority patent/US5178231A/en
Publication of JPH03217335A publication Critical patent/JPH03217335A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K23/00Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for
    • B60K23/08Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for changing number of driven wheels, for switching from driving one axle to driving two or more axles
    • B60K23/0808Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for changing number of driven wheels, for switching from driving one axle to driving two or more axles for varying torque distribution between driven axles, e.g. by transfer clutch

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は4輪駆動車の差動制限装置に関するものである
[従来の技術] エンジン、トランスミッション等で構成されるパワート
レインの出力トルクを、前輪と後輪とに伝達し、全車輪
で車両を駆動するようにした4輪駆動車は従来より知ら
れている。
ところで、一般に車両の旋回時においては、後輪の旋回
半径が前輪の旋回半径より小さくなるので、旋回時に車
両を円滑に走行させるには、後輪回転数を前輪回転数よ
り小さくする必要がある。
しかしながら、上記4輪駆動車において、パワートレイ
ンの出力トルクを、直結で前輪側と後輪側とに伝達させ
ると、前輪回転数と後輪回転数とが等しくなるので、旋
回時に後輪が路面から制動力を受けるといった現象、い
わゆるタイトコーナブレーギ現象が起こる。
そこで、パワートレインの出力トルクを前輪と後輪とJ
こ伝達させる一方、前輪と後輪の差動を可能ならしめる
ために、パワートレインと前・後輪との間にセンタデ゛
イファレンンヤル装置(以下、これをセンタデフという
)が介設される。
ところが、このようなセンタデ7を設けると、前輪また
は後輪がスリップしたような場合、トルクの大部分かス
リップした側の車輪に配分されるので、車両の駆動力か
実質的に失われるといった問題がある。
これに対して、前・後輪間の回転数差を検出し、この回
転数差が大きいときには、車輪がスリップ状態にあると
判断して、前輪側と後輪側とをギヤ等を介して機械的に
連結させ、センタデ7の差動機能を停止させるようにし
た差動制限装置か提案されている。しかし、この従来の
差動制限装置では、センタデフを自由に差動させるか、
あるいは完全に直結状態とするかのいずれかであるので
、車輪のスリップの程度に応じて差動制@量を調節する
なとといっだ、車両の走行状態に応した適正な差動制限
量制御を行なうことかできない。
そこで、前輪側車軸と後輪側車軸とを任意の保合度で係
合させる、あるいはセンタデフの入力軸といずれか一方
の車輪側の車軸とを任意の保合度で係合させる、湿式ク
ラッチ等の差動制限手段を設け、前・後輪間の回転数差
、すなわちスリップの度合に応じて、差動制限手段の保
合度合を調節し、前・後輪間の差動を制限するようにし
た差動制限装置が提案されている(実開昭63−969
38号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、実開昭63−96938号公報に開示さ
れた、上記従来の差動制限装置においては、単に前・後
輪間の回転数差に応じてセンタデフの差動制限量を変え
るようにしているだけであるので、車両の各種走行条件
に応じて、車両の走行性の安定化を図ることができない
といった問題がある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、センタデフに対して差動制限装置が設けられた4輪
駆動車において、種々の走行条件に応じて、車両の走行
性の安定化を図ることかできる4輪駆動車の差動制限装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達するため、請求項lの発明は、前輪と後
輪とを差動させるセンタディファレンシャル装置と、該
センタディファレンシャル装置の差動機能を制限する差
動制限手段と、前輪回転数と後輪回転数とを検出する回
転数検出手段と、該回転数検出手段によって検出される
前輪回転数と後輪回転数の差に応じて差動制限量を制御
する差動制限量制御手段とか設けられた4輪駆動車の差
動制限装置において、差動制限量制御手段の、前・後輪
間回転数差に対する差動制限量特性を、前輪回転数の方
が後輪回転数より高い場合と、後輪回転数の方か前輪回
転数より高い場合とに対して、夫々設定したことを特徴
とする4輪駆動車の差動制限装置を提供する。
請求項2〜請求項7の発明は、上記4輪駆動車の差動制
限装置において、各種走行条件番こ応じて、各差動制限
量特性を設定するようにしたものであって、とくに、■
請求項2にあっては、前輪回転数の方が後輪回転数より
高い場合と、後輪回転数の方が前輪回転数より高い場合
とに対する、各差動制限量特性を、夫々、少なくとも前
輪と後輪への荷重配分に応じて設定するようにしたこと
を特徴とする4輪駆動車の差動制限装置、■請求項3に
あっては、前輪回転数の方が後輪凹転数より高い場合と
、後輪回転数の方が前輪回転数より高い場合とに対する
、各差動制限量特性を、夫々、少なくとも車両の加減速
状態に応じて設定するようにしたことを特徴とする4輪
駆動車の差動制限装置、■請求項4にあっては、前輪回
転数の方が後輪回転数より高い場合と、後輪回転数の方
が前輪回転数より高い場合とに対する、各差動制限量特
性を、夫々、少なくとも車両の登降板状態に応じて設定
するようにしたこと全特徴とする4輪駆動車の差動制限
装置、■請求項5にあっては、前輪回転数の方が後輪回
転数より高い場合と、後輪回転数の方が前輪回転数より
高い場合とに対する、各差動制限量特性を、夫々、少な
くとも車両の操舵角に応じて設定するようにしたことを
特徴とする4輪駆動車の差動制限装置、■請求項6にあ
っては、前輪回転数の方が後輪回転数より高い場合と、
後輪回転数の方が前輪回転数より高い場合とに対する、
各差動制限量特性を、夫々、少なくとも車両の操舵角の
時間に対する変化率に応じて設定するようにしたことを
特徴とする4輪駆動車の差動制限装置、■請求項7にあ
っては、前輪回転数の方が後輪回転数より高い場合と、
後輪回転数の方が前輪回転数より高い場合とに対する、
各差動制限量特性を、夫々、少なくともブレーキの制動
力に応じて設定するようにしたことを特徴とする4輪駆
動車の差動制限装置を提供する。
[発明の作用・効果1 般に、車両においては、前輪と後輪の走行条件、例えば
荷重等が異なるので、前輪が後輪より高回転である場合
と、後輪か前輪より高回転である場合とでは、車両の走
行性を安定化させるための条件か異なる。
そして、請求項lの発明によれば、前輪回転数の方が後
輪回転数より高いとき(以下、前輪高回転側という)と
、後輪回転数の方が前輪回転数より高いとき(以下、後
輪高回転側という)とに対して、夫々個別的に差動制限
量特性を設定するようにしているので、前輪と後輪の走
行条件の違い、あるいは変化に応じて、センタデ7の差
動制限制御を行うことができ、タイトコーナブーキ現象
、車輪のスリップ等を有効に防止することができ、車両
の走行性の安定化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、まずもって、請求項lの発明
と同様の効果が得られる。また、一般に車両の前輪荷重
と後輪荷重とは異なり、荷重配分が少ない方の車輪には
スリップが発生しやすくなる力1、本発明では前輪と後
輪の荷重配分に応じて、前輪高回転側の差動制限量特性
と、後輪高回転側の差動制限量特性とを設定するように
しているので、荷重配分が少ない方の車輪のスリップを
脊効に防止することができ、車両の走行性を高めること
ができる。
請求項3の発明によれば、まずもって、請求項lの発明
と同様の効果が得られる。また、加速時には前輪荷重が
減少し、前輪にスリップが発生しやすくなる一方、減速
時には後輪荷重が減少し、後輪にスリップが発生しやす
くなるが、本発明では車両の加減速状態に応じて、前輪
高回転側の差動制限量特性と、後輪高回転側の差動制限
量特性とを設定するようにしているので、加・減速時の
前・後輪のスリップを有効に防止することができ、車両
の走行性を高めることができる。
請求項4の発明によれば、まずもって、請求項lの発明
と同様の効果が得られる。また、一般に登坂時には前輪
荷重か減少し、前輪にスリップが発生しやすくなる一方
、降坂時には後輪荷重か減少し、後輪にスリップが発生
しやすくなるが、本発明では車両の登降板状態に応じて
、前輪高回転側の差動制限量特性と、後輪高回転側の差
動制限量特性とを設定するようにしているので、登・降
坂時の前・後輪のスリップを有効に防止することができ
、車両の走行性を高めることができる。
請求項5の発明によれば、まずもって、請求項lの発明
と同様の効果が得られる。また、一般に車両の操舵角が
大きいとき(旋回時)には、後輪の旋回半径が前輪の旋
回半径より小さくなり、後輪回転数が減少することにな
るが、とくに後輪高回転側においては後輪の回転数が急
減するので、後輪にスリップが発生しやすくなる。しか
し、本発明では、車両の操舵角に応じて、前輪高回転側
の差動制限量特性と、後輪高回転側の差動制限量特性と
を設定するようにしているので、旋回時の後輪のスリッ
プを有効に防止することができ、車両の走行性を高める
ことができる。
請求項6の発明によれば、まずもって、請求項lの発明
と同様の効果が得られる。また、前記したとおり、旋回
時には後輪にスリップが発生しやすくなるが、本発明で
は、操舵角の時間に対する変化率に応じて、前輪高回転
側の差動制限量特性と、後輪高回転側の差動制限量特性
とを設定するようにしているので、旋回時の後輪のスリ
ップを有効に防止することができ、車両の走行性を高め
ることができる。
請求項7の発明によれば、まずもって、請求項lの発明
と同様の効果が得られる。また、一般にブレーキによる
制動時には、減速により後輪荷重か減少するので、路面
から後輪に加えられる逆駆動力が小さくなり、後輪にロ
ックが発生しやすくなるが、本発明ではブレーキの制動
力に応じて、前輪高回転側の差動制限量特性と、後輪高
回転側の差動制限量特性とを設定するようにしているの
で、ブレーキ制動時の後輪のロックを有効に防止するこ
とができ、車両の走行性を高めることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
第1図に示すように、4輪駆動自動車WDは、実質的に
エンジンlと自動変速機2とで構成されるパワートレイ
ンPの出力トルクを、出力軸3に取り付けられたドライ
ブギャ4と、該ドライブギャ4と噛み合うドリブンギャ
5とを介して、センタデ76に伝達し、このセンタデ7
6に入力されたトルクが、前輪側プロペラシャフト7と
後輪側プロペラシャフト8とに分配して出力されるよう
になっている。なお、センタデ76は、詳しくは図示し
ていないが、ドリプンギャ5と連結される入力ギャと、
前輪側プロペラシャフト7と連結される第1出力ギヤと
、後輪側プロペラシャフト8と連結される第2出力ギヤ
とを備え、両出力ギヤを差動可能に係合させつつ、入カ
ギャに入力されたトルクを両出力ギヤに分配するように
なった、普通のディ7アレンシャル装置である。
そして、前輪側プロペラシャフト7のトルクはフロント
デ711に入力され、この後、左側フロントアクスルシ
ャフトl2を介して左前輪l3に伝達されるとともに、
右側フロントアクスルシャ7ト14を介して右前輪l5
に伝達されるようになっている。なお、フロントデフl
1は、左前輪l3と右前輪15とを差動可能に連結させ
るための普通のディ7アレンシャル装置である。一方、
後輪側プロペラシャフト8のトルクはリャデ7l7に入
力され、この後、左側リャアクスルシャ7トl8を介し
て左後輪l9に伝達されるとともに、右側リャアクスル
ンヤフト2lを介して右後輪22に伝達されるようにな
っている。なお、リャデフl7は、左後輪19と右後輪
22とを差動可能に連結させるための普通のディファレ
ンシャル装置である。
ところで、センタデ76によって前輪側と後輪側とを自
由に差動させると、前輪13.15あるいは後輪19.
22がスリップしたような場合、センタデフ6に入力さ
れるトルクの大部分がスリツブした方の車輪に伝達され
、スリップしていない方の車輪にはトルクが伝達されな
くなり、自動車WDの駆動力が実質的に失われることに
なる。これを防止するために、自動軍WDの各種走行条
件に応じてセンタデフ6の差動機能を制限する湿式クラ
ッチCが設けられている。なお、湿式クラッチCは本願
請求項1−14に記載された差動制限手段に相当する。
この湿式クラッチCは実質的に、前輪側プロペラシャフ
ト7に固定された円筒形のシリンダ部材24と、該シリ
ンダ部材24の内周面に取り付けられた複数の薄いリン
グ状のドーナツプレート25と、シリンダ24内におい
て後輪側プロペラシャフト8の外周部に固定された複数
の薄いディスク状のディスクプレート26とで構成され
ている。ここにおいて、各ドーナツプレート25と各デ
ィスクプレート26とは、シリンダ24内に形成された
空間部27内において、両プロペランヤフト7,8の軸
線方向に交互に配置されている。また、空間部27内に
はオイルが充填され、この空間部27内の油圧は、トル
クスブリットコントローラC1からの信号に従って、油
圧制御弁28によって制御されるようになっている。
ここにおいて、空間部27内の油圧が高いときほど、各
ドーナツプレート25と各ディスクプレート26とが強
く摩擦係合し、前輪側プロペラシャフト7と後輪側プロ
ペラシャフト8の差動を制限するようになっている。
トルクスプリットコントローラC1は、マイクロコンピ
ュータで構成されるデジタル式のコントローラであって
、吸気通路3lに介設されたスロツ?ル弁32に対して
設けられたスロットルセンサ(図示せず)によって検出
されるスロットル開度TVθ、吸気通路3lに設けられ
たブーストセンサ33によって検出されるブーストB(
吸気負圧)、左側フロントアクスルシャフトl2に対し
て設けられた第1回転数センサ35によって検出される
左前輪回転数ωFLs右側7口冫トアクスルシャ7H4
に対して設けられた第2回転数センサ36によって検出
される右前輪回転数ω■、左側リャアクスルシャフトl
8に対して設けられた第3回転数センサ37によって検
出される左後輪回転数ω6い右側リャアクスルシャフト
2Iに対して設けられた第4回転数センサ38によって
検出される右後輪回転数ω.、パワープラントPの出力
軸3に対して設けられたトルクセンサ41によって検出
される軸トルクT1傾斜角センサ42によって検出され
る路面の傾斜角γ、加速度センサ43によって検出され
る自動車WDの前後加速度gx、操舵角センサ44によ
って検出される操舵角θ、アクセルペダル45に対して
設けられたアクセルセンサ46によって検出されるアク
セル踏み込み量α、アクセルペダル45に対して設けら
れたキックダウンスイッチ47によって検出されるキッ
クダウンスイッチ信号K D S W,ブレーキペダル
48に対して設けられたブレーキセンサ49によって検
出されるブレーキ踏み込み量Br,アンチロック・ブレ
ーキ・システム(ABS)を制御するためのABSコン
トローラC2から印加されるABS作動信号ABS、自
動変速機2を制御するための自動変速機コントローラC
,から印加されるギヤ位置信号GPOS等を入力情報と
して、後で説明するような制御方法で、自動車WDの各
種走行条件に応じて、油圧制御弁28を介して空間部2
7内の油圧を制御することによって、前輪側プロペラシ
ャフト7と後輪側プロペラシャフト8の差動制限量を制
御し(差動制限量制御)、自動車WDの走行安定性、燃
費性能等を高めるようになっている。
以下、第2図〜第8図に示すフローチャートに従って、
トルクスプリットコントローラC1による、差動制限量
制御の制御方法を説明する。
〈1〉メインルーチン 以下、第2図に示すフローチャートに従って、差動制限
量制御のメインルーチンを説明する。
ステップ#lでは、次の各データが入力される。
左前輪回転数      :ωFL 右前輪回転数      :ω,R 左後輪回転数      :ω■ 右後輪回転数      :(IIRR路面の傾斜角 
     :γ 車体の前後加速度    二gX 操舵角         :θ アクセル踏み込み量   :σ ブースト         二B スロントル開度     二T■θ 出力軸の軸トルク    二T キックダウンスイッチ信号:KDSW ギャ位置信号      :G P O Sブレーキ踏
み込み量   二Br ABS作動信号     ;ABS ?して、上記入力データを、時間に関して微分すること
により、次の各データが演算される。
左前輪回転加速度    :んFL 右前輪回転加速度    =山Fil 左後輪回転加速度    :ふ, 右後輪回転加速度    二一■ アクセル踏み込み速度  二み ステップ#2では、次の式lにより定義される、前・後
輪間の回転数差Δωが演算される。
Δω一(ωFll+ω,L)−(ω■+ωIL)・・川
・式1ステップ#3では、異常タイヤ7ラグF,。がl
(異常タイヤ状態)であるが否がか比較される。こ(7
)異常9イヤフラグF1oは、初期値が0に設定され、
後で説明するように、ステップ#6に対応する異常タイ
ヤ検出ルーチン(第3図参照)で、異常タイヤ状態が検
出されたときにはlがたてられる一方、ステップ#l4
に対応する異常タイヤ復帰判定ルーチン(第8図参照)
で、異常タイヤ状態の解消が検出されたときにはリセッ
トされるようになっている。
?テ7プ#3での比較の結果xF+。一lであれば(Y
ES)、前回までに異常タイヤ状態が検出されているの
で、ステップ#l4にスキップして、異常タイヤ復帰判
定ルーチン(第8図参照)が実行され、異常タイヤ状態
が解消されたか否かか判定される。この後、ステップ#
10で、差動制限量目標値TageLに相当する制御量
を出力して、ステップ#1に復帰する。
一方、ステップ#3での比較の結果、F1。≠1すなわ
ちF,0=0であれば(No)、前回までに異常タイヤ
状態が検出されていないか、あるいはかつて異常タイヤ
状態が検出されたことがあってもその異常タイヤ状態が
すでに解消されているので、次のステップ#4が実行さ
れる。
ステソプ#4では、フエイルフラグF Failかl(
フェイル中)であるか否かが比較される。このフェイル
7ラグF■11は、初期値が0に設定され、後で説明す
るように、ステップ#7に対応する7エイル検出ルーチ
ン(第4図参照)で差動制限装置のフェイルか検出され
たときには1がたてられるようになっている。
ステップ#4での比較の結果 p Fa , ,−1で
あれば(YES)、差動制限装置にフエイルが発生して
おり、正常な差動制限量制御を行うことは不可能なので
、ステップ#l2にスキップして、差動制限量目標値T
agetに0をセットする。すなわち、前輪1 3.1
 5と後輪19.22とを自由に差動できるようにして
、少なくとも異常な差動制限量制御が行なわれのを防止
するようにしている。この後、ステップ#10でTag
et=0に相当する制御量を出力し、ステップ#lに復
帰する。
一方、ステップ#4での比較の結果、FF@+l≠1す
なわちFFmil=0であれば(NO)、差動制限装置
に7エイルが発生していないで、次のステップ#5が実
行される。
ステップ#5では、ブレーキ踏み込み量BrがON状態
(遊び以上に踏み込まれた状態)であるか否かが比較さ
れる。
ステップ#5での比較の結果,Br≠ONであれば(N
o)、ブレーキの制動力が自動車WDに実質的に作用し
ていないので、ステップ#6〜ステップ#8の通常走行
時制御用の各ルーチンが実行される。
ステップ#6では、後で説明する異常タイヤ検出ルーチ
ン(第3図参照)が実行され、いずれかのタイヤに異常
があるか否か、すなわち異常タイヤ状態の有無が判定さ
れる。
ステップ#7では、後で説明するフェイル検出ルーチン
(第4図参照)が実行され、差動制限装置に7エイルが
発生しているか否かが判定される。
ステンプ#8では、後で説明する通常走行時制御ルーチ
ン(第5図(a)〜第5図(c)参照)が実行され、通
常走行時(ブレーキの制動力が実質的に作用していない
走行状態)において、Δω〉0すなわち前輪回転数が後
輪回転数より高い場合に用いられる前輪高回転側ゲイン
K,と、Δω〈0すなわち後輪回転数が前輪回転数より
高い場合に用いられる後輪高回転側ゲインK,とが算出
される。
ステップ#9では、後で説明する差動制限量目標値決定
ルーチン(第6図参照)が実行され、ゲインK v ,
 K aに基づいて差動制限量目標値Tagetが決定
される。
ステップ#lOでは、ステップ#9で決定された差動制
限量目標値Tagetに相当する制御量が油圧制御弁2
8に出力され、湿式クラッチCにかけられる油圧を制御
して、前輪13.15と後輪19.22の差動制限量が
制御される。この後、ステップ#lに復帰して、差動制
限量制御が続行される。
一方、ステップ#5での比較の結果、Br=ONであれ
ば(YES)、ブレーキによる制動力が実質的に自動車
WDに作用しているので、ステップ#ll〜ステップ#
l3の制動時制御用の各ルーチンが実行される。
ステッ7’#l1では、ABSコントローラC2から印
加されるABS作動信号ABSがONであるか否かが比
較される。なお、ABSコントローラC2は、低μ路走
行時等においてブレーキを踏み込んだ場合に、制動力を
自動的に最大値に調節するための普通のアンチロック・
ブレーキ・システム(ABS)を制御するためのコント
ローラである。
ステップ#Ilでの比較の結果、ABS−ONであれば
(YES)、アンチロック・ブレーキ・システムが作動
している。このとき、前・後輪間の差動を制限すると、
アンチロック・ブレーキ・システムが正常に作動しない
ので、ステップ#l2で差動制限量目標値Tagetに
0がセットされ、前・後輪間の差動制限が停止される。
この後、ステップ#lOで、上記差動制限量目標値Ta
geLに相当する制御量が出力された後、ステップ#I
に復帰する。
一方、ステップ#llでの比較の結果、ABS≠ONで
あれば(No)、アンチロック・ブレーキ・ンステムか
作動していないので、ステップ#l3の通常制動時制御
ルーチン(第7図参照)が実行され、通常制動時用のゲ
インK,,K.が算出される。
この後、ステップ#9,ステノプ#lOが実行され、ス
テソプ#lに復帰するが、この制御内容は通常士行時の
場含の伽1御と同様である、〈2〉異常タイヤ検出ルー
チン 以下、第3図に示すフローチャートに従って、メインル
ーチンのステップ#6(第2図参照)に対応する、異常
タイヤ検出ルーチンを説明する。この異常タイヤ検出ル
ーチンは、基本的には、後で説明するような4つの車輪
の回転数のばらつき度が一定値以上(1.025以上)
となっている時間の積算値が所定値(0.5秒)を超え
たときには、いずれかのタイヤが正常に回転しておらず
、したがって異常タイヤ状態であると判定されるように
なっている。
ステップPiでは、操舵角θがニュートラル状態(N)
、すなわち実質的に直進走行状態にあるか否かが比較さ
れる。
ステップPlでの比較の結果、θ≠Nであれば(No)
、自動車WDは旋回走行状態にあり、必然的に前・後輪
間の回転数差あるいは左右の車輪間の回転数差が生じる
ので、4つの車輪の回転数にはもともとばらつきがあり
、上記のようなばらつきの有無に基づく異常タイヤ状態
判定方法は適用?ることができない。このため、旋回走
行中はステップP2〜ステップP9をスキップして、メ
インルーチンに復帰し、ステップ#7(第2図参照)が
実行されるようになっている。
一方、ステップP1での比較の結果、θ=Nであれば(
YES)、自動車WDは実質的に直進走行状態にあるの
で、ステップP2以下で異常タイヤ状態の有無が判定さ
れる。
ステソブP2では、次の式2で定義される、4つの車輪
の回転数の第1ばらつき度が] .0 2 5以上であ
るか否かが比較される。
(ω,L+ω■)/(ω■+ωIIL)・・・・・・・
・・・・・式2ステップP2での比較の結果、第lばら
つき度が1.025未満であれば(No)、さらにステ
ソプP3で、次の式3で定義される第2ばらつき度か1
.025以上であるか否かが比較される。
(ω■+ωllL)/(ωFL+ω■)・・・・・・・
・・・・・式3ステップP3での比較の結果、第2はら
つき度が1.025未満であれば、4つの車輪の回転数
のばらつき度が比較的小さく、どのタイヤも正常に回転
しているものと考えられるので、異常タイヤ状態が発生
していないものと判定され、メインルーチンに復帰して
ステップ#7(第2図参照)が実行される。
ステップP2での比較の結果、第1ばらつき度が1 .
0 2 5以上であるか(YES)、またはステップP
3での比較の結果、第2ばらつき度が1.025以上で
あれば(YES)、このようなばらつき度が大きい状態
の継続時間(以下、これをばらつき継続時間という)の
積算値が所定値(0.5秒)を超えたか否かを判定する
ために、ステップP4〜ステップP7が実行される。
ステップP4では、タイマフラグFTl&lTが1であ
るか否かが比較される。タイマフラグFT1MTは、初
期値が0に設定され、ばらつき継続時間の積算のカウン
トが開始されたときにはlがたてられ、この後異常タイ
ヤ状態であると判定され、さらに異常タイヤ復帰判定ル
ーチン(第8図参照)で、異常タイヤ状態が解消された
と判定されたときにはリセットされるようになっている
ステップP4での比較の結果、Ft+Mt9” Iであ
れば(NO)、今回からばらつき継続時間の積算のカウ
ントが開始されることになるので、ステップP6でタイ
マフラグFTIMTに1がたてられる。
一方、ステップP4での比較の結果、FTIMT一1で
あれば(YES)、前回までにばらつき継続時間の積算
のカウントが開始されているので、ステップP5で、ば
らつき継続時間カウンタTIMTが0.5秒に相当する
カウント数を超えたか否かが比較される。
ステップP5での比較の結果、ばらつき継続時間カウン
タTIMTが0.5秒に相当するカウント数以下であれ
ば(No)、ステップP7でばらつき継続時間カウンタ
TIMTが1だけインクリメントされ、カウントが続行
される。
一方、ステップP5での比較の結果、ばらつき継続時間
カウンタTIMTが0.5秒に相当するカウント数を超
えていれば(YES)、異常タイヤ状態が発生している
ものと判定され、ステップP8で異常タイヤ7ラグF1
。に1がたてられ、統いてステップP9で差動制限量目
標値Tagetに0がセットされ、この後メインルーチ
ンに復帰してステップ#lO(第2図参照)が実行され
る。
前記したとおり、自動車WDが異常タイヤ状態にあると
きに、正常時と同様の差動制限量制御を行うと、常に前
・後輪間の回転数差Δωが生じるので、湿式クラッチC
が常時半接続状態となり、その耐久性が低下する。しか
しながら、このように異常タイヤ状態が検出されたとき
には、差動制限量目標値Tagetを強制的に0にして
、前・後輪間の差動制限を停止させるようにしているの
で、湿式クラッチCの耐久性の低下を有効に防止するこ
とができる。
く3〉フェイル検出ルーチン 以下、第4図に示すフローチャートに従って、メインル
ーチンのステップ#7(第2図参照)に対応する、フェ
イル検出ルーチンを説明する。この7エイル検出ルーチ
ンは、基本的には、差動制限量目標値Tagetが所定
値(A)以上となり、したがって比較的強く差動制限を
行なったのにもかかわらず、一定時間経過後(1.5秒
後)に、前・後輪間の回転数差Δωが減少しないときに
は、差動制限装置がフェイルしたものと判定されるよう
になっている。
ステップQ1では、時間管理フラグFPsが1であるか
否かが比較される。時間管理フラグFFSは、初期値が
0に設定され、差動制限量目標値Tagetか所定値A
以上となったときに1がたてられ、この後差動制限装置
かフエイルしていないことか検出されかつ差動制限量目
標値TageLがAより小さい値に復帰したときにリセ
ットされるようになっている。
ステップQlでの比較の結果、FFS≠1すなわちFp
s−0であれは(No)、差動制限装置がフェイルして
いないことか最後に検出されてから前回に至るまでに、
差動制限量目標値Tage+か所定値A以上となってい
ない。そこで、ステップQ2で、今回の差動制限量目標
値TagetがA以上となっているか否かか比較される
ステップQ2での比較の結果、Taget(Aであれは
(NO)、差動制限量目標値Tagetが比較的小さく
、フェイルの有無の判定を行なうことができる程度に達
していないので、ステップQ3〜ステップQ5をスキッ
プし、メインルーチンに復帰してステップ#8(第2図
参照)が実行される。
一方、ステップQ2での比較の結果、Taget≧Aで
あれば(YES)、フエイルの有無の判定が開始され、
ステップQ3で時間管理フラグFFSにlかたてられる
統いて、ステップQ4で、今回の回転数差Δωが基準回
転数差ΔωF.11として記憶される。
次に、ステップQ5で時間管理タイマTIMFが1だけ
インクリメントされる。この時間管理タイマTIMFは
、時間管理7ラグFFsに1がたてられてからの経過時
間、すなわち7エイルの有無の判定動作か開始されてか
らの経過時間をカウントするタイマであり、1.5秒で
タイムアップするようになっている。この後、さらに時
間管理カウンタTIMFのカウントが続行される。
ところで、ステップQlでの比較の結果、FPs一1で
あれば(YES)、すでに7エイルの有無の判定が開始
されているので、ステップQ6で、時間管理タイマTI
MFが1.5秒に対応するカウント数を超えたか否か、
すなわち時間管理タイマTIMFかタイムアップしたか
否かが比較される。
ステップQ6での比較の結果、TIMFが1.5秒に相
当するカウント数以下であれば(No)、まだタイムア
ップしていないので、ステップQ5でTIMFが1だけ
インクリメントされ、時間管理タイマTIMFのカウン
トが続行される。
一方、ステップQ6での比較の結果、TIMFが1.5
秒に相当するカウント数を超えていれば(YES)、T
IMFがすでにタイムアップしているので、ステップQ
7で基準回転数差ΔωFailが今回の回転数差Δωよ
り大きいか否か、すなわち1.5秒間に回転数差Δωか
減少したか否かが比較される。
ステップQ7での比較の結果、Δω1.1≦Δωであれ
は(NO)、差動制限装置が7エイルしているものと判
定される。すなわち、差動制限量目標値Tagetが比
較的大きい値(A以上)に設定されているのにもかかわ
らず、1.5秒経過後に回転数差Δωか減少していない
ので、差動を制限すべき出力信号に対応する差動制限が
行なわれていないことになるからである。この場合、ス
テップQ8で差動制限量目標値TageLに0がセット
され、続いてステップQ9で、7エイルフラグF Fa
+lに1(フエイル)がたてられ、この後メインルーチ
ンに復帰してステップ#10が実行される。
このように、差動制限装置が7エイルしているときには
、差動制限量目標値TagetをOにして、強制的に前
輪13.15と後輪19.22とを自由に差動させるよ
うにしているので、フェイル時に不適正な差動制限量制
御か行なわれるのが防止され、差動制限装置の信頼性の
向上を図ることができる。
ステンプQ7での比較の結果、ΔωFail>Δωであ
れは(YES)、差動制限量目標値TageLの上昇に
対応じて回転数差Δωが減少しているので、差動制限装
置は正常であり、7エイルが発生していないものと判定
される。
この場合、ステップQIOで差動制限量目標値Tage
tかAより小さいか否かが比較される。この比較の結果
、Taget(Aであれば(YES)、ステップQll
で時間管理7ラグFFSがリセットされ、続いてステッ
プQl2で時間管理タイマTIMFがリセットされた後
、メインルーチンに復帰して、ステソプ#8(第2図参
照)が実行される。
一方、ステップQIOでの比較の結果、TageL≧A
であれば(No)、ステップQll〜ステップQl2を
スキップして、メインルーチンに復帰して、ステップ#
8(第2図参照)が実行される。すなわち、Taget
≧Aである場合に、時間管理フラグFFSと時間管理タ
イマTIMFとを、夫々リセットすると、今回で差動制
限装置が正常であると判定されたのにもかかわらず、次
回からまた時間管理タイマTIMFがカウントを開始す
るので、無駄な制御動作か行なわれることになるからで
ある。
く4〉通常走行時制御ルーチン 以下、第5図(a) . (b) , (c)に示す7
ローチャートに従って、メインルーチンのステップ#8
(第2図参照)に対応する、通常走行時制御ルーチンを
説明する。この通常走行時制御ルーチンは、基本的には
、後で説明するような各種走行条件に対応する各種補正
項か演算され、これらの各補正項に基づいて、次の式4
と式5とによって、夫々通常走行時における前輪高回転
側ゲインKFと後輪高回転側ゲインKllとが演算され
るようになっている。
K p = K f + X C 2 X K v X
 K 57a X K fi ・・・式4K++=Kr
+XC2XKvXKsrmXK/’XKSTRR・・・
・・・式5 ただし、 Kf.・・・・・・前輪高回転側重量補正項Kr,・・
・・・・後輪高回転側重量補正項C2・・・・・・トル
ク補正項 Kv・・・・・・速度補正項 K5TR・・・操舵角補正項 K,TRl+・・・後輪高回転側操舵角速度補正項Kμ
・・・・・・路面抵抗補正項 本実施例では、第9図に示すように、基本的には、差動
制限量目標値TageLを前輪回転数と後輪回転数の差
Δωの関数としてあらわし、前輪回転数ω,の方が後輪
回転数ω3より高い前輪高回転領域(Δω〉0)と、後
輪回転数ω,の方か前輪回転数ω,より高い後輪高回転
領域(Δω〈0)とに対して、個別的に差動制限量目標
値TageLを設定するようにしている。
そして、前輪高回転領域(Δω〉0)において、回転数
差Δωが前輪高回転側切片Δωmax以下となる領域で
は、Tagetを0に設定して前輪高回転側不感帯を設
けている。そして、ΔωがΔωmaxより大きい領域で
は、TagetをΔψの増加に対して所定のゲインKp
で直線的に増加させるようIこしている。ただし、Ta
geLが上限値T maxを超えないようにしている。
ここにおいて、TagetかTmaxに達したときには
、前・後輪間の差動が完全に停止されリジノドに連結さ
れる。なお、Δω〉Δωmaxとなる領域lこおいて、
Δωlこ対するT agetの駐件1号素宙箇例の上ら
か1冷間衝(直錦的間係)に限られるものではなく、曲
線的な特性にしてもよい。
方、後輪高回転領域において回転数差Δωが後輪高回転
側切片Δωmin以上となる領域では、TageLを0
に設定して後輪高回転側不感帯を設けている。そして、
ΔωがΔω+Illnより小さい領域では、TageL
をΔωの増加に対して所定のゲインK.で直線的に減少
させるようにしている。また、Tagetは上@値Tm
axを超えないようにしている。
なおこの場合も、Δω〈Δωminとなる領域において
、Δωに対するTagetの特性は、1次関数(直線的
関係)に限られるものではなく、曲線的な特性にしても
よい。
そして、後で説明するように両ゲインK F , K 
*と両切片Δωmax ,Δωminとを、自動車WD
の各種走行条件に応じて変化させ、差動制限量目標値T
ageLの回転数差Δωに対する特性を、走行状態に適
するように変えるようにしている。したがって、自動車
WDの走行安定性、信頼性、燃費性能瀉17′1白1−
+CIiS’lム釣ス■ステップRl〜ステップR4で
は、前輪高回転側重量補正項Kf.と、後輪高回転側重
量補正項Kr,とが演算される。
ステップRlでは、自動車WDの前後方向の加速度gx
に対する前輪高回転側加速補正値Kgfと、後輪高回転
側加速補正値Kgrとが演算される。ここにおいて、K
g(とKgrの加速度gxに対する特性は、夫々第10
図と第11図とに示すとおりである。すなわち、加速時
においては、加速度gxが大きいときほど、前輪側荷重
配分か減少して前輪l3,l5がスリップしやすくなる
ので、加速度gxの増加に伴ってKgfか大きくなるよ
うな特性とする一方、後輪側荷重配分が増加して後輪1
9.22かスリップしにくくなっているので、加速度g
xの増加に伴ってKgrか小さくなるような特性として
いる。また、減速時においては、減速度−gxか大きい
ときほど、前輪側荷重配分が増加して前輪13.15が
スリップしにくくなっているので、減速度一gxの増加
に伴ってKgfか小さくなるような特性とする一方、後
輪側荷重配分が減少して後輪19,22かスリップしや
すくなっているので、減速度−9Xの増加に伴ってKg
rか大きくなるような特性としている。なお、第10図
と第11図とにおいては、水平静止時における自動車W
Dの前輪荷重と後輪荷重とを考慮して特性が設定されて
いるのはもちろんである。
ステ7プR2では、路面の傾斜γ(すなわち車体の傾斜
)に対する前輪高回転側傾斜補正値Kγfと、後輪高回
転側傾斜補正値Kγrとが演算される。ここにおいて、
KγfとKγ『の傾斜γに対する特性は、夫々第12図
と第13図とに示すとおりである。すなわち、登坂時に
おいては、登坂傾斜γが大きいときほど、前輪側荷重配
分が減少して前輪1 3.1 5がスリップしやすくな
っているので、登坂傾斜γの増加に伴ってKγfが大き
くなるような特性とする一方、後輪側荷重配分が増加し
て後輪19.22がスリップしにくくなっているので、
登坂傾斜γの増加に伴ってKγrが小さくなるような特
性としている。また、降坂時においては、降坂傾斜−γ
が大きいときほど、前輪側荷重配分が増加して前輪1 
3.1 5かスリップしにくくなっているので、降坂傾
斜−γの増加に伴ってKγfが小さくなるような特性と
する一方、後輪側荷重配分が減少して後輪19.22が
スリップしやすくなっているので、降坂傾斜一γの増加
に伴ってKγrが犬き〈なるような特性としている。
ステップR3では、KgfとKγ[のうち大きい方が、
前輪高回転側重量補正項Kf.とじて採用され、続いて
ステップR4では、KgrとKγrのうち大きい方か、
後輪高回転側重量補正項Krlとして採用される。なお
、KgfとKγfとからKf,を算出する方法、あるい
はKgrとKγrとからKr+を算出する方法は、上記
の方法に限られるものではなく、例えは夫々、両者の積
あるいは両者の平均値を用いるようにしてもよい。
■ステ・冫プR5〜ステノプR9まlこはステンブRl
l〜ステップRI5では、トルク補正項C2が算出され
る。
ステップR5では、エンジン負荷補正値Caが演算され
る。ここにおいて、エンジン負荷補正値Cσのエンジン
負荷に対する特性は、第14図に示すとおりである。す
なわち、エンジン負荷が高いときには、車輪の駆動力が
大きくなりスリップが起こりやすくなるので、エンジン
負荷が高いときはと、エンジン負荷補正値Cαを大きく
設定して、ゲインK,,K.を大きくするようにしてい
る。
なお、ここでは、アクセル踏み込み量αでエンジン負荷
をあらわすようにしているが、アクセル踏み込み量σの
かわりに、スロットル開度TVθ、軸トルクT1または
ブーストBを用いてもよい。
ステップR6では、エンジン負荷変化率補正値Carか
演算される。ここにおいて、エンジン負荷変化率補正値
Cbのエンジン負荷変化率に対する特性は、第15図に
示すとおりである。すなわち、エンジン負荷変化率が大
きいときには、この後間もなくエンジン負荷が高くなる
と予想されるので、上記変化率が大きいときには、エン
ジン負荷変化率補正値Cシを大きく設定して、ゲインK
,,K.を大きくし、エンジン高出力時のスリップを前
もって防止するようにしている。
ステップR7では、CσとCarのうち大きい方か、負
荷補正値CIとして記憶される。なお、CσとCQとか
らC1を算出する方法は上記の方法に限られるものでは
なく、例えば両者の積あるいは両者の平均値を用いるよ
うにしてもよい。
ステップR8では、ギヤ位置補正値C6が演算される。
ここにおいて、ギヤ位置補正値C6の変速機2のギヤ位
置GPOSに対する特性は、第16図に示すとおりであ
る。すなわち、自動変速機2のトルク比が大きいときに
はスリップが起こりやすくなるので、トルク比が大きい
ときはどC6が大きくなるようにしている。
ステップR9では、次の弐〇によりトルク補正項C2が
演算される。
c2=c.xc,・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・式6ところで、ステップR
II〜ステップRI3のように、キックダウン時には、
シフトダウンか行なわれ、パワープラントPの出力トル
クが大きくなり、スリップしやすくなるので、トルク補
正項C2を1より大きい適当な値に設定するようにして
もよい。この場合、ステップRllでキックダウンスイ
ッチ信号KDSWがONであるか否かが比較され、この
比較の結果、KDSW=ONであれば(YES)、ステ
ップRl3で02に1より大きい所定値Bがセットされ
、一方KDSW≠ONであれば(No)、ステップRl
2で02にlがセットされる。
また、ステップRl4〜ステップRl5のように、前輪
加速度易,または後輪加速度易、が、所定値を超える場
合には、スリップが起こりやすくなるので、トルク補正
項C2を1より大きい適当な値に設定するようにしても
よい。この場合、ステップRI4で車輪加速度補正値K
Qが演算され、ステソブRl5でトルク補正項C2に車
輪加速度補正値KtBがセットされる。車輪加速度補正
値Ka+の車輪加速度sp,a輸に対する特性は、第1
7図に示すとおりである。
なお、ここでは、キックダウンスイッチ信号KDSWに
よるトルク補正と、車輪加速度(d p , al *
?よるトルク補正とは、ステップR5〜ステップR9の
トルク補正に対して、択一的に選択できるようにしてい
るが、これらのトルク補正を直列的に実行するようにし
てもよい。この場合には、3種のトルク補正により演算
されたトルク補正項C2の最大値をトルク補正項C2と
したり、あるいは各トルク補正項C2を掛け合わせてト
ルク補正項C2とすればよい。
■ステップRIOでは、速度補正項Kvが演算される。
ここにおいて、車速■は、4つの各車輪の回転数が最小
の車輪の回転数min{ωFL+ω■,ωRL+ω■}
に基づいて算出される。
そして、速度補正項Kvの車速Vに対する特性は、直進
走行安定性を重視する場合には、第18図中の曲線G1
のように設定され、燃費性能を重視する場合には、第1
8図中の曲線G2のように設定される。
■ステップRl6〜ステップR39では、操舵角補正項
K5■。と、後輪高回転側操舵角速度補正項K,TI,
lとが演算される。これらのステップでは、?本的には
、低速時においては、操舵角θが大きくなることが多い
ので、前輪と後輪の回転数差を吸収するために、前輪高
回転側であるか後輪高回転側であるかを問わず、操舵角
θが大きいときほどゲインを小さくするようjこしてい
る。一方、高速時においては、操舵角θがそれほど大き
くなることはないので、基本的には操舵角補正項K,ア
ワはlとし、後輪高回転側のみ、操舵角θの時間に対す
る変化率すなわち操舵角速度θが大きいときほどゲイン
を大きくして、スリップを抑制するようにしている。
ステップRl6では、車速Vが20km/h以下である
か否かが比較される。
ステップRl6での比較の結果、■≦20km/hであ
れば(YES)、ステップR17〜ステップRl8の低
速時用のゲイン補正が実行される。
まず、ステップRl7で操舵角補正項K,■8が演算さ
れる。ここにおいて、操舵角補正項K ,,Rの操舵角
θに対する特性は、第19図に示すとおりである。すな
わち、操舵角θが大きいときほど、後輪旋回半径が萌輪
旋回半径より小さくなるので、前・後輪間の差動を可能
にしてタイトコーナブレーキ現象を防止するために、ゲ
インK F ,K *を小さくする。
続いて、ステップRl8で後輪高回転側操舵角速度補正
項KSTRRに1かセッj・される。すなわち、低速時
には、前輪高回転であるか後輪高回転側であるかを問わ
ず、操舵角θが大きいときほどゲインK,,K.を小さ
くすればよいので、後輪高回転側のみに対してとくにゲ
インを補正する必要がないからである。
一方、ステップRl6での比較の結果、■〉20km/
hであれば(No)、ステップRl9−ステノプR39
で、高速時用のゲイン補正が実行される。
ステップRl9では、操舵角θがニュートラル(N)で
あるか否かが比較される。
ステップRl9での比較の結果、θ≠Nであれば、自動
車WDが旋回中であるので、ステップR20〜ステップ
R34で操舵角θおよび操舵角速度θによるゲイン補正
が行なわれる。
?テップR20では、操舵角速度7ラグF,がlである
か否かが比較される。この操舵角速度フラグF,は、初
期値がOに設定され、自動車WDが旋回を開始したとき
には後で説明するステップR25でlがたてられ、旋回
を終了したときにはステップR36でリセットされよう
になっている。
ステップR20での比較の結果、F,≠1すなわちF.
=0であれば、直進走行状態から今回初めて旋回か開始
されたことになるので、ステップR21〜ステップR2
5で、旋回開始時から定常旋回状態に達するまでの旋回
過渡時における、操舵角速度絶対値 θ の最大値 θ
l w+axが演算される。すなわち、後で説明するよ
うに、後輪高回転側操舵角速度補正項KsT■は、定常
旋回状態に達した後、所定の増加率で段階的に増加させ
るようにしているが、この上限値が1θl vxaxに
よって決定されることになっているからである。
まず、ステップR21で操舵角速度一の絶対値θ が0
より大きいか否かが比較される。この比較の結果、 θ
l>Oであれば(YES)、自動?WDが過渡旋回時に
あるので、ステップR22で今回の101が前回までの
最大値1θl maxと比較され、今回の101が前回
までのl jl l maxより大きければ(YES)
、ステップR23で今回の1i があらたにl j l
 maxとなる。
続いて、ステップR24でKIT■が0にセットされる
。すなわち、過渡旋回時において、後輪l9,22が前
輪1 3.1 5より高回転である場合には、旋回半径
の差に対応させるために、後輪回転数を早急に減少させ
なければならないので、ゲインを0にして前・後輪を自
由に差動させるようにしている。
なお、自動車WDが定常旋回状態に達したときには、1
θ1=oとなるので、ステップR21からステップR2
5にスキップして操舵角速度フラグF,にlがたてられ
る。
ステップR20での比較の結果、F,=1であれば(Y
ES)、自動車WD定常旋回状態に達したので、ステッ
プR27〜ステップR34で、後輪高回転側操舵角速度
補正項K ,..うの演算が行なわ?る。
ステップR27では、セットタイム7ラグpstが0で
あるか否かが比較される。このセットタイムフラグF,
■は、KsT■の時間に対する立ち上がり特性(時間に
対するゲイン)がすでに決定されたか否かを判定するた
めのフラグであり、初期値が0に設定され、ステップR
28〜ステップR29で、KST■の立ち上がり特性と
上限値K;とが決定されたときには、ステップR30で
1がたてられるようになっている。
ステップR27での比較の結果, F sr= Oであ
れば(YES)、ステップR28でK,ア■のセットタ
イムSTが決定される。このセットタイムSTの操舵角
絶対値 θ に対する特性は、第20図のとおりである
次に、ステップR29でKsT■の上限値K1が演算さ
れる。K;の1θ maxに対する特性は、第2I図の
とおりである。
ステップR30では、セットタイムSTと上限値K:と
が決定されたので、セットタイムフラグ?STI:lが
たてられる。
ステップR31では、このステップを1回実行する毎に
立ち上がり特性補正値KSTにl/STが積算される。
つまり、K,Tは時間の経過とともに直線的に増加して
ゆくことになる。
ステップR32では、K,■が1以上であるか否かが比
較され、K,■≧lであれば(YES)、K,■にlが
セットされる。つまり、KITはlを上限値として直線
的に増加してゆくことになる。 ステップR34では、
次の式7によりK ,,..か演算され、この後ステッ
プR26が実行される。
K,■■= K d ×K ST・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・式7例えば、第22図に示すよ
うに、時刻L。で旋回を開始し、時刻t1で定常旋回状
態になり、時刻t2で直進状態に戻り始め、時刻L3で
直進状態に戻るような旋回が行なわれた場合、操舵角速
度θの時間に対する特性は、第23図のようになる。そ
して、このような旋凹に対してステップR27〜ステッ
プR34によるゲイン補正が行なわれると、第24図に
示すように、後輪高回転側ゲインK,?時間に対する特
性は、  θ maxが大きいときには折れ線G,のよ
うになり、l#lmaxが小さいときには折れ線G4の
ようになる。
ところで、ステソプRl9での比較の結果、θ=Nであ
れば(YES)、自動車WDは直進走行中であり、操舵
角θに関するゲイン補正を行なう必要がないので、ステ
ップR35でIθ +++aXがリセットされ、ステッ
プR36でF,かりセットされ、ステップR37でF,
■かりセントされ、ステップR38でK,Tがリセット
され、ステップR39でK5■■がリセットされる。こ
の後ステップR26が実行される。
■ステ7プR41〜ステップR49では、路面抵抗補正
項Kμの演算か行なわれる。第26図に示すように、一
般に路面抵抗μは率輪のスリップ率によって変化するが
、あるスリップ率のところで最大μmaxとなる。そし
て、この路面抵抗μmaxは、車体加速度9の最大値g
lTlaxと比例関係にあるので、ここでは基本的には
、低速・高負荷時において、最大加速度gmaxを演算
し、このgmaxに基づいて路面抵抗補正項Kμの演算
を行なうようにしている。
ステップR41〜ステップR42では、夫々、車速Vが
lOkm/h以下であるか否かと、アクセル踏み込み量
αが50%より大きいか否かとが比較される。
ステップR41〜ステップR42での比較の結果、V≦
IOkm/hであり、かつα〉50%であれば、自動車
WDが低速・高負荷状態にあるので、ステップR43〜
ステップR47で、最大加速度gmaxが演算される。
ステップR43では、路面抵抗フラグFμが1であるか
否かが比較される。この路面抵抗フラグFμは、初期値
が0に設定され、最大加速度gmaxの演算が開始され
たときにはlがたてられ、gmaxの演算が終了したと
きにはリセットされるようになっている。
ステップR43での比較の結果、Fμ≠lすなわちFμ
=0であれば(NO)、今回からgmaxの演算が開始
されたことになるので、ステップR46でgmaxに初
期値0.1がセットされるとともに、ステップR47で
路面抵抗フラグFμにlがたてられる。
一方、ステップR43での比較の結果、Fμ=1であれ
ば(YES)、すでにgmaxを演算中であるので、ス
テップR44で今回の加速度9が前回までの最大加速度
9m&Xより大きいか否かが比較され、g>gmaxで
あれば(YES)、ステップR45で今回の9があらた
にgmaxとなる。
一方、ステップR41〜ステップR42での比較の結果
、V> l O km/hであるか、またはσ≦50%
であれば、gmaxの演算が終了し、ステップR48で
路面抵抗フラグFμがリセットされる。
ステップR49では、最大加速度gmaxに基づいて路
面抵抗補正項Kμが演算される。ここにおいて、路面抵
抗補正項Kμの最大加速度gmaxに対する特性は、第
25図に示すとおりである。すなわち、最大加速度gm
axが大きいとき、すなわち路面抵抗μか大きいときに
はスリップしにくいので、路面抵抗補正項Kμを小さく
して、前・後輪間の差動制限を減少させるようにしてい
る。
■ステップR50とステップR51とでは、夫々、前記
の式4と式5とにより前輪高回転側ゲインK,と後輪高
回転側ゲインK.とが演算される。
この後、メインルーチンに復帰して、ステップ#9(第
2図参照)が実行される。
く5〉差動制御量目標値決定ルーチン 以下、第6図に示すフローチャートに従って、メインル
ーチンのステップ#9(第2図参照)に対応する、差動
制御量目標値決定ルーチンを説明する。
ステップSlでは前・後輪間の回転数差Δωが0以上で
あるか否かが比較される。この比較の結果、Δω≧0で
あれは(YES)、各車輪の回転状態は前輪高回領域に
あるので、ステップ52〜ステップS6で、前輪高回転
側特性に従って、差動制御量目標値Tagetが演算さ
れる。
ステップS2では、Δω−Δωmaxが0以下であるか
否かが比較される。この比較の結果、ΔωΔωmax≦
0であれば(YES)、車輪の回転状態が前輪高回転側
不感帯にあるので、ステップS4で、差動制御量目標値
TageLにOがセットされる。
ステップS2での比較の結果、Δω一ΔωWaX〉0で
あれば(No)、さらにステップS3で、Δω−Δωw
axがT max/ K F以上であるか否か、すなわ
ちTagetが上限値Tmaxに達しているか否かが比
較される。
ステップS3での比較の結果、Δω−Δω一aX< T
 max/ K Fであれば(No)、次の式8により
差動制御量目標値Tagetが演算される。
Taget=Kp(Δω−ΔωIIIax)−−00゜
式8方、ステップS3での比較の結果、Δω−Δat 
max≧T max/ K ,であれば(YES)、式
8で演算されるTagetが上限値T IIlax以上
となるので、ステップS6で, TageLに上限値T
maxがセットされる。
ところで、ステップSlでの比較の結果、Δω〈0であ
れば(NO)、各車輪の回転状態は後輪高回転領域にあ
るので、ステップ57〜ステップSl1で、後輪高回転
側の特性に従って、差動制御量目標値Tagetが演算
される。
ステップS7では、Δω−Δωminがθ以上であるか
否かか比較される。この比較の結果、ΔωΔωmin≧
0であれば(YES)、車輪の回転状態が後輪高回転側
不感帯にあるので、ステップS9で、差動制御量目標値
TageLにOかセッi・される。
ステップS7での比較の結果、Δω−Δωmin〈0で
あれば(No)、さらにステップS8で、Δω一Δωm
i口がT max/ K.以下であるか否か、すなわち
Tagetが上限値Tmaxに達しているか否がか比較
される。
ステップS8での比較の結果、Δω一Δωmin) T
 max/ K.であれは(NO)、次の式9により差
動制御量目標値Tagecが演算される。
Taget=Km(一Δω十Δta min)−−式9
一方、ステップS8での比較の結果、Δω一ΔωIll
in( T max/ K Rであれば(YES)、弐
〇で演算されるTagetが上限値T max以上とな
るので、?テップSllで、TageLに上限値Ta+
axがセットされる。
〈6〉通常制動時制御ルーチン 以下、第7図に示すフローチャートに従って、メインル
ーチンのステップ#l3に対応ずる、通常制動時制御ル
ーチンを説明する。この通常制動時制御ルーチンは、基
本的には、後で説明するような各補正項が演算され、こ
れらの各補正項に基づいて、次の式lOと式IIとによ
って、夫々通常制動時における前輪高回転側ゲインK2
と後輪高回転側ゲインK.とが演算されるようになって
いる。
K,=K■X K IIsT1・・・・・・・・・・・
・・・・・・式lOKH= Ka*X Kl5T1・・
・・・・・・・・・・・・・・・式11ただし、 KaF・・・・・・前輪高回転側ブレーキ補正項K■・
・・・・・後輪高回転側ブレーキ補正項KIISTI1
・・・制動時操舵角補正項ステップTIでは、前輪高回
転側ブレーキ補正項KBFと、後輪高回転側ブレーキ補
正項KllIIと?演算される。ここにおいて、K■と
K■のブレーキ踏み込み量B『に対する特性は、夫々、
第27図中の直線G.と直線G6とに示すとおりである
すなわちブレーキ踏み込み量(ブレーキカ)が大きいと
きには、プレーキトルクを各車輪に分散させてロックを
防止するようにしている。また、ブレーキ踏み込み量(
ブレーキカ)が小さいときには、各車輪の差動をより自
由にして走行安定性を確保するようにしている。なお、
ブレーキ踏み込み量Brのかわりにブレーキ油圧BrP
を用いてもよい。
ステップT2では制動時操舵角補正項KIl,T,が演
算される。ここにおいて、Kllsollの操舵角θに
対する特性は、第28図に示すとおりである。すなわち
、操舵角θが大きいときはどK ,,,Rすなわちゲイ
ンを小さくして、各車輪の差動をより自由にして、旋回
制動時における走行安定性を確保するようにしている。
ステップT3では、前記の式IOと式l1とにより、夫
々前輪高回転側ゲインK,と後輪高回転側ゲインKいと
が演算される。
ところで、前記したとおり、ブレーキ踏み込み量Br(
ブレーキカ)が大きいときには、ロックを防止するため
に、差動制限量を大きくする必要があり、ステップT1
〜ステップT4では、ゲインK p , K aを大き
くすることにより、差動制限量を大きくするようにして
いるが、ステップT5〜ステップT8のように、前輪高
回転側切片Δωmaxと後輪高回転側切片Δωn+in
とを変えることにより、差動制限量を大きくするように
してもよい。
この場合、ステップT5では、前輪高回転側切片Δωm
ax力板ブレーキ踏み込み量B『に対して、第29図に
示すような特性に従って補正される。
また、ステップT6では、後輪高回転側切片Δωmin
が、ブレーキ踏み込み量Brに対して、第30図に示す
ような特性に従って補正される。
このように、ΔωmaxとΔωIIlinとをブレーキ
踏み込み量B『に対して補正した場合、差動制限量目標
値Tagetの回転数差Δωに対する特性は、第31図
の折れ線G t , G *のようになる。
ステップT7では、前輪高回転側切片Δωmax補正後
の特性(第31図中の折れ線ay)に基づいて、実際の
回転数差Δωに対応するゲインKが前輪高回転側ゲイン
K,として採用される。
ステップT8では、後輪高回転側切片Δωmin補正後
の特性(第31図中の折れ線G.)に基づいて、実際の
回転数差Δωに対応するゲインKが後輪高回転側ゲイン
K.とじて採用される。
なお、ここでは、ステップT1〜ステップT4のゲイン
補正ルーチンと、ステップT5〜ステップT8の切片補
正ルーチンとを択一的に実行するようにしているが、両
者を直列的に実行するようにしてもよい。
〈7〉異常タイヤ復帰判定ルーチン 以下、第8図に示す7ローチャートに従って、メインル
ーチンのステップ#14(第2図参照)に対応する、異
常タイヤ復帰判定ルーチンを説明する。
この異常タイヤ復帰判定ルーチンでは、基本的には、各
車輪の回転数のばらつき度が一定値未満(1.025未
満)となったときには、各タイヤか正常に回転しており
、したがって異常タイヤ状態が正常に復帰したものと判
定されるようになっている。
ステップUlでは、操舵角θがニュートラル状態(N)
、すなわち実質的に直進走行状態にあるか否かが比較さ
れる。
ステップUlでの比較の結果、θ≠Nであれば(No)
、自動車WDは旋回走行状態にあり、各車輪の回転数に
はもともとばらつきがあるので、異常タイヤ復帰判定を
行なうことができない。このため、旋回走行中はステッ
プU2〜ステップU7をスキップして、メインルーチン
に復帰し、ステップ#lO(第2図参照)か実行される
ようになっている。
一方、ステップUlでの比較の結果、θ=Nであれば(
YES)、自動車WDは実質的に直進走行状態にあるの
で、ステップU2以下で、異常タイヤ状態が正常に復帰
したか否かが判定される。
ステップU2では、前記の式2で定義された第1ばらつ
き度(ωFL+ω..)/(ωF8+ωILL)が1,
?25未満であるか否かが比較される。
ステップU2での比較の結果、第1ばらつき度が1.0
25未満であれば(YES)、さらにステップU3で、
前記の式3で定義された第2ばらつき度(ω■+ω■,
)/(ωFL+ω1111)が1.025未満であるか
否かが比較される。
ステップU3での比較の結果、第2ばらつき度も1 .
0 2 5未満であれば、各車輪の回転数のばらつき度
が比較的小さく、どのタイヤも正常に回転しているもの
と考えられるので、異常タイヤ状態が正常に復帰したも
のと判定され、ステップU4で、異常タイヤフラグF1
。かリセットされ、ステップU5でばらつき継続時間カ
ウンタTIMTがリセットされ、ステップU6でタイマ
フラグFTIMTがリセソトされ、この後メインノレー
チンに復帰してステップ#lO(第2図参照)が実行さ
れる。
一方、ステップU2での比較の結果、!+ばらつき度が
1.025以上であるか(No)、またはステップU3
での比較の結果、第2ばらつき度が] .0 2 5以
上であれば(NO)、異常タイヤ状態が継続しているも
のと判定され、ステップU7で差動制限量目標値Tag
etに0がセットされた後、メインルーチンに復帰して
ステップ#lO(第2図参照)が実行される。
【図面の簡単な説明】
第l図は、本発明にかかる差動制限装置を備えた4輪駆
動車の動力伝達系統のシステム構成図である。 第2図は、トルクスプリットコントローラによる差動制
限量制御のメインルーチンのフローチャートである。 第3図は、差動制限量制御の異常タイヤ検出ルーチンの
7ローチャートである。 第4図は、差動制限量制御のフエイル検出ルーチンのフ
ローチャートである。 第5図(a).(b),(C)は、夫々、差動制限量制
御の通常走行時制御ルーチンの7ローチャートである。 第6図は、差動制限量制御の差動制限量目標値決定ルー
チンのフローチャートである。 第7図は、差動制限量制御の通常制動時制御ルーチンの
フローチャートである。 第8図は、差動制限量制御の異常タイヤ復帰判定ルーチ
ンのフローチャートである。 第9図は、差動制限量目標値の、前・後輪間の回転数差
に対する特性を示す図である。 第lO図は、前輪高回転側加速補正値の前後方向の加速
度に対する特性を示す図である。 第11図は、後輪高回転側加速補正値の前後方向の加速
度に対する特性を示す図である。 第12図は、前輪高回転側傾斜補正値の路面傾斜に対す
る特性を示す図である。 第13図は、後輪高回転側傾斜補正値の路面傾斜に対す
る特性を示す図である。 第14図は、エンジン負荷補正値のエンジン負荷に対す
る特性を示す図である。 第15図は、エンジン負荷変化率補正値のエンジン負荷
変化率に対する特性を示す図である。 第16図は、ギヤ位置補正値のギヤ位置に対する特性を
示す図である。 第17図は、車輪加速度補正値の車輪加速度に対する特
性を示す図である。 第18図は、速度補正項の車速に対する特性を示す図で
ある。 第19図は、操舵角補正項の操舵角に対する特性を示す
図である。 第20図は、セットタイムの操舵角絶対値に対する特性
を示す図である。 第21図は、操舵角速度補正値の最大操舵角速度絶対値
に対する特性を示す図である。 第22図は、自動車旋回時における、操舵角の時間に対
する特性を示す図である。 第23図は、自動車旋回時における、操舵角速度の時間
に対する特性を示す図である。 第24図は、自動車旋回時における、後輪高回転側操舵
角速度補正項の時間に対する特性を示す図である。 第25図は、路面抵抗補正項の最大加速度に対する特性
を示す図である。 第26図は、路面抵抗のスリソプ率に対する特性を示す
図である。 第27図は、ブレーキ補正項のブレーキ踏み込み量(ブ
レーキ油圧)に対する特性を示す図である。 第28図は、通常制動時における、操舵角補正項の操舵
角に対する特性を示す図である。 第29図は、前輪高回転側切片のブレーキ踏み込み量(
ブレーキ油圧)に対する特性を示す図である。 第30図は、後輪高回転側切片のブレーキ踏み込み量(
ブレーキ油圧)に対する特性を示す図である。 第3l図は、ブレーキ踏み込み量(ブレーキ油圧)に応
じて、前輪高回転側切片と後輪高回転側切片とを補正し
た場合の、差動制限量目標値の前・後輪間回転数差に対
する特性を示す図である。 WD・・・4輪駆動自動車、P・・・パワープラント、
C・・・湿式クラッチ、C1・・・トルクスプリントコ
ントローラ、C,・・・ABSコントローラ、CI・・
・自動変速機コントローラ、l・・・エンジン、2・・
・自動変速機、6・・・センタデフ、ll・・・フロン
トデフ、13・・・左前輪、15・・・右前輪、17・
・・リャデフ、19・・・左後輪、22・・・右後輪、
28・・・油圧制御弁、33・・・ブーストセンサ、3
5〜38・・・第1〜第4回転数センサ、41・・・ト
ルクセンサ、42・・・傾斜角センサ、43・・・加速
度センサ、44・・・操舵角センサ、46・・・アクセ
ルセンサ、47・・・キックダウンスイッチ、49・・
・ブレーキセンザ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前輪と後輪とを差動させるセンタディファレンシ
    ャル装置と、該センタディファレンシャル装置の差動機
    能を制限する差動制限手段と、前輪回転数と後輪回転数
    とを検出する回転数検出手段と、該回転数検出手段によ
    って検出される前輪回転数と後輪回転数の差に応じて差
    動制限量を制御する差動制限量制御手段とが設けられた
    4輪駆動車の差動制限装置において、 差動制限量制御手段の、前・後輪間回転数差に対する差
    動制限量特性を、前輪回転数の方が後輪回転数より高い
    場合と、後輪回転数の方が前輪回転数より高い場合とに
    対して、夫々設定したことを特徴とする4輪駆動車の差
    動制限装置。
  2. (2)請求項1に記載された4輪駆動車の差動制限装置
    において、 前輪回転数の方が後輪回転数より高い場合と、後輪回転
    数の方が前輪回転数より高い場合とに対する、各差動制
    限量特性を、夫々、少なくとも前輪と後輪への荷重配分
    に応じて設定するようにしたことを特徴とする4輪駆動
    車の差動制限装置。
  3. (3)請求項1に記載された4輪駆動車の差動制限装置
    において、 前輪回転数の方が後輪回転数より高い場合と、後輪回転
    数の方が前輪回転数より高い場合とに対する、各差動制
    限量特性を、夫々、少なくとも車両の加減速状態に応じ
    て設定するようにしたことを特徴とする4輪駆動車の差
    動制限装置。
  4. (4)請求項1に記載された4輪駆動車の差動制限装置
    において、 前輪回転数の方が後輪回転数より高い場合と、後輪回転
    数の方が前輪回転数より高い場合とに対する、各差動制
    限量特性を、夫々、少なくとも車両の登降板状態に応じ
    て設定するようにしたことを特徴とする4輪駆動車の差
    動制限装置。
  5. (5)請求項1に記載された4輪駆動車の差動制限装置
    において、 前輪回転数の方が後輪回転数より高い場合と、後輪回転
    数の方が前輪回転数より高い場合とに対する、各差動制
    限量特性を、夫々、少なくとも車両の操舵角に応じて設
    定するようにしたことを特徴とする4輪駆動車の差動制
    限装置。
  6. (6)請求項1に記載された4輪駆動車の差動制限装置
    において、 前輪回転数の方が後輪回転数より高い場合と、後輪回転
    数の方が前輪回転数より高い場合とに対する、各差動制
    限量特性を、夫々、少なくとも車両の操舵角の時間に対
    する変化率に応じて設定するようにしたことを特徴とす
    る4輪駆動車の差動制限装置。
  7. (7)請求項1に記載された4輪駆動車の差動制限装置
    において、 前輪回転数の方が後輪回転数より高い場合と、後輪回転
    数の方が前輪回転数より高い場合とに対する、各差動制
    限量特性を、夫々、少なくともブレーキの制動力に応じ
    て設定するようにしたことを特徴とする4輪駆動車の差
    動制限装置。
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JP2017022870A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 Ntn株式会社 スリップ制御装置

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