JPH0321731Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0321731Y2 JPH0321731Y2 JP2419386U JP2419386U JPH0321731Y2 JP H0321731 Y2 JPH0321731 Y2 JP H0321731Y2 JP 2419386 U JP2419386 U JP 2419386U JP 2419386 U JP2419386 U JP 2419386U JP H0321731 Y2 JPH0321731 Y2 JP H0321731Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanger
- workpiece
- rail
- station
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 5
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chain Conveyers (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は縫製工場等に設備されるハンガーコ
ンベア加工システムに係り、特に縫製作業等を行
う加工台に対応して設けたステーシヨンにおける
ワーク取扱い装置に関するものである。
ンベア加工システムに係り、特に縫製作業等を行
う加工台に対応して設けたステーシヨンにおける
ワーク取扱い装置に関するものである。
(従来の技術)
一般に、この種の加工システムは例えば第4〜
6図に示すように、複数の加工台1の上側方を連
続して延びるレール2に対し、ワーク3を支持す
る複数のハンガー4を移動可能に吊り下げ、各ハ
ンガー4を前記加工台1と対応する位置に設けた
ステーシヨン5にて停止させ、ワーク3を前記ハ
ンガー4に支持した状態で加工台1上にて加工す
るように構成されている。
6図に示すように、複数の加工台1の上側方を連
続して延びるレール2に対し、ワーク3を支持す
る複数のハンガー4を移動可能に吊り下げ、各ハ
ンガー4を前記加工台1と対応する位置に設けた
ステーシヨン5にて停止させ、ワーク3を前記ハ
ンガー4に支持した状態で加工台1上にて加工す
るように構成されている。
(考案が解決しようとする問題点)
第5,6図は従来のハンガーコンベア加工シス
テムの各ステーシヨン5におけるワーク3の取扱
い状態を示すものである。第5図に示すように、
ズボン等の丈が比較的長いワーク3を加工する際
には、ハンガー4の垂下状態において加工台1上
でワーク3を加工することができる。しかし、第
6図に示すように、子供服等の丈が比較的短いワ
ーク3の場合には、そのワーク3の加工部分を加
工台1上に配置するのに伴つてハンガー4が加工
台1側に傾く。このハンガー4の傾斜状態におい
ては、ハンガー4の復帰方向への力によりワーク
3が強く引張られるため、作業者はワーク3を加
工台1上に押え保持しつつ加工を行う必要があ
り、その作業性が低下するという問題があつた。
テムの各ステーシヨン5におけるワーク3の取扱
い状態を示すものである。第5図に示すように、
ズボン等の丈が比較的長いワーク3を加工する際
には、ハンガー4の垂下状態において加工台1上
でワーク3を加工することができる。しかし、第
6図に示すように、子供服等の丈が比較的短いワ
ーク3の場合には、そのワーク3の加工部分を加
工台1上に配置するのに伴つてハンガー4が加工
台1側に傾く。このハンガー4の傾斜状態におい
ては、ハンガー4の復帰方向への力によりワーク
3が強く引張られるため、作業者はワーク3を加
工台1上に押え保持しつつ加工を行う必要があ
り、その作業性が低下するという問題があつた。
考案の構成
(問題点を解決するための手段)
この考案は、ステーシヨンと対応する位置に、
ハンガーをレールに対しほぼ直交する方向へ移動
させることにより、ワークを加工台側に偏倚させ
る偏倚機構を設けることによつて前記した問題点
を解決しようとするものである。
ハンガーをレールに対しほぼ直交する方向へ移動
させることにより、ワークを加工台側に偏倚させ
る偏倚機構を設けることによつて前記した問題点
を解決しようとするものである。
(作用)
上記解決手段によれば、丈が短いワークを加工
する場合でも、そのワークに対し強い引張力が作
用するおそれがなくなつて作業性が向上する。
する場合でも、そのワークに対し強い引張力が作
用するおそれがなくなつて作業性が向上する。
(実施例)
以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第1,2図はこの考案のワーク取扱い装置の一
例を示すもので、レール2は複数の吊下部材6を
介して天井フレーム7の下方に支持されている。
レール2は下降傾斜部8と上昇傾斜部9とを複数
組連続して備え、両傾斜部8,9の接続部分がス
テーシヨン5となつている。各ステーシヨン5と
対応してレール2上には、送りシリンダ10と、
複数の回動爪11を有するチエーン12とを含む
ハンガー移送機構が配設されている。下端にワー
ク3を把持するための回動片13を有するハンガ
ー4は、その上端の支持部材としての回転体14
を介してレール2に対し移動可能に吊り下げられ
るとともに、回転体14の溝部15とレール2と
の嵌合によりレール2と直交する方向に傾動可能
となつている。そして、システム全体を制御する
CPU25(第3図参照)の指令により前記送り
シリンダ10が作動されたときには、各ハンガー
4がその回転体14と前記回動爪11との係合を
介し、レール2に沿つてステーシヨン5から次の
ステーシヨン5へと順次移送されるようになつて
いる。なお、各ステーシヨン5と対応する位置に
おいて吊下部材6の下端部には、回転体14に係
合してハンガー4の所定角度以上の傾動を規制す
るための規制片16が固着され、これによつてハ
ンガー4のレール2からの脱落が防止される。
例を示すもので、レール2は複数の吊下部材6を
介して天井フレーム7の下方に支持されている。
レール2は下降傾斜部8と上昇傾斜部9とを複数
組連続して備え、両傾斜部8,9の接続部分がス
テーシヨン5となつている。各ステーシヨン5と
対応してレール2上には、送りシリンダ10と、
複数の回動爪11を有するチエーン12とを含む
ハンガー移送機構が配設されている。下端にワー
ク3を把持するための回動片13を有するハンガ
ー4は、その上端の支持部材としての回転体14
を介してレール2に対し移動可能に吊り下げられ
るとともに、回転体14の溝部15とレール2と
の嵌合によりレール2と直交する方向に傾動可能
となつている。そして、システム全体を制御する
CPU25(第3図参照)の指令により前記送り
シリンダ10が作動されたときには、各ハンガー
4がその回転体14と前記回動爪11との係合を
介し、レール2に沿つてステーシヨン5から次の
ステーシヨン5へと順次移送されるようになつて
いる。なお、各ステーシヨン5と対応する位置に
おいて吊下部材6の下端部には、回転体14に係
合してハンガー4の所定角度以上の傾動を規制す
るための規制片16が固着され、これによつてハ
ンガー4のレール2からの脱落が防止される。
各ステーシヨン5と対応する吊下部材6には操
作ボツクス17が固定され、その内部には駆動シ
リンダ18が収容されている。また、操作ボツク
ス17の下端部内に固着したブラケツト19には
軸20を介してほぼL字状の偏倚アーム21が回
動可能に支持され、その一端は駆動シリンダ18
のピストンロツド22に連結されるとともに、他
端の緩衝片23はハンガー4に対向している。
作ボツクス17が固定され、その内部には駆動シ
リンダ18が収容されている。また、操作ボツク
ス17の下端部内に固着したブラケツト19には
軸20を介してほぼL字状の偏倚アーム21が回
動可能に支持され、その一端は駆動シリンダ18
のピストンロツド22に連結されるとともに、他
端の緩衝片23はハンガー4に対向している。
前記操作ボツクス17は3個の選択ボタン26
とタイマー27とを備えている。選択ボタン26
は、ハンガー4がステーシヨン5に到着したと同
時に駆動シリンダ18を所定時間作動させる直動
モードと、ハンガー4がステーシヨン5に到着し
てから一定時間経過後に駆動シリンダ18を所定
時間作動させる後動モードと、ハンガー4の到着
と同時に駆動シリンダ18を作動させかつその作
動状態を持続させる保持モードとを選択するため
に操作される。直動及び後動モードにおける駆動
シリンダ18の作動時間はタイマー27によつて
調整可能に設定され、第3図に示すように、
CPU25を介してRAM28に記憶される。
ROM30にはシステム全体のプログラムが格納
されている。
とタイマー27とを備えている。選択ボタン26
は、ハンガー4がステーシヨン5に到着したと同
時に駆動シリンダ18を所定時間作動させる直動
モードと、ハンガー4がステーシヨン5に到着し
てから一定時間経過後に駆動シリンダ18を所定
時間作動させる後動モードと、ハンガー4の到着
と同時に駆動シリンダ18を作動させかつその作
動状態を持続させる保持モードとを選択するため
に操作される。直動及び後動モードにおける駆動
シリンダ18の作動時間はタイマー27によつて
調整可能に設定され、第3図に示すように、
CPU25を介してRAM28に記憶される。
ROM30にはシステム全体のプログラムが格納
されている。
従つて、直動モード設定時においてハンガー4
の到着が各ステーシヨン5に配設したマイクロス
イツチ29により検出されると、CPU25の指
令により駆動シリンダ18のピストンロツド22
が第1図の状態より没入され、偏倚アーム21の
同図における鎖線位置への回動に伴つてハンガー
4がその回転体14を支点にレール2と直交する
方向に傾動され、そのハンガー4に把持されたワ
ーク3が加工台1側に偏倚される。そして、その
偏倚状態がタイマー27により設定された所定時
間保持され、その間に加工台1にてワーク3が加
工される。このとき、ワーク3にはハンガー4の
復帰方向への力が作用しないため、作業者はその
ワーク3を加工台1上に押え保持する面倒がな
く、縫製等の作業を容易に行うことができる。各
ステーシヨン5における加工が完了し、タイマー
27による設定時間が終了すると、駆動シリンダ
18のピストンロツド22が突出され、偏倚アー
ム21の復帰回動に伴つてハンガー4が自重によ
り垂下状の原位置に復帰する。なお、前記後動モ
ード設定時には、ハンガー4の到着後前記タイマ
ー27とは別のタイマー(図示しない)によつて
予め設定された一定時間を経過したのちに、前記
した一連の動作が行われる。また、前記保持モー
ド設定時において偏倚状態に配置保持されたハン
ガー4は、各加工台1に配設したペダル31(第
3図参照)の操作に応答して原位置に復帰する。
の到着が各ステーシヨン5に配設したマイクロス
イツチ29により検出されると、CPU25の指
令により駆動シリンダ18のピストンロツド22
が第1図の状態より没入され、偏倚アーム21の
同図における鎖線位置への回動に伴つてハンガー
4がその回転体14を支点にレール2と直交する
方向に傾動され、そのハンガー4に把持されたワ
ーク3が加工台1側に偏倚される。そして、その
偏倚状態がタイマー27により設定された所定時
間保持され、その間に加工台1にてワーク3が加
工される。このとき、ワーク3にはハンガー4の
復帰方向への力が作用しないため、作業者はその
ワーク3を加工台1上に押え保持する面倒がな
く、縫製等の作業を容易に行うことができる。各
ステーシヨン5における加工が完了し、タイマー
27による設定時間が終了すると、駆動シリンダ
18のピストンロツド22が突出され、偏倚アー
ム21の復帰回動に伴つてハンガー4が自重によ
り垂下状の原位置に復帰する。なお、前記後動モ
ード設定時には、ハンガー4の到着後前記タイマ
ー27とは別のタイマー(図示しない)によつて
予め設定された一定時間を経過したのちに、前記
した一連の動作が行われる。また、前記保持モー
ド設定時において偏倚状態に配置保持されたハン
ガー4は、各加工台1に配設したペダル31(第
3図参照)の操作に応答して原位置に復帰する。
なお、この考案は前記実施例の構成のみに限定
されるものではなく、例えばモータとそれによつ
て回転されるカムとから偏倚機構を構成したり、
各ステーシヨンに設けた凸状カム等によりハンガ
ーを加工台側に押圧偏倚し得るように構成したり
するなど、この考案の趣旨を逸脱しない範囲で各
部の形状や構成を任意に変更して具体化すること
も可能である。
されるものではなく、例えばモータとそれによつ
て回転されるカムとから偏倚機構を構成したり、
各ステーシヨンに設けた凸状カム等によりハンガ
ーを加工台側に押圧偏倚し得るように構成したり
するなど、この考案の趣旨を逸脱しない範囲で各
部の形状や構成を任意に変更して具体化すること
も可能である。
考案の効果
以上詳述したように、この考案によれば丈が短
いワークを加工する場合でも、そのワークに対し
強い引張力が作用するおそれがなくなつて作業性
が向上するという優れた効果を奏する。
いワークを加工する場合でも、そのワークに対し
強い引張力が作用するおそれがなくなつて作業性
が向上するという優れた効果を奏する。
第1図はこの考案を具体化した一実施例を示す
ワーク取扱い装置の断面図、第2図はその一部破
断正面図、第3図はブロツク回路図、第4図はハ
ンガーコンベア加工システムの全体構成を示す平
面図、第5,6図は従来のそれぞれ異なるワーク
取扱い状態を示す説明図である。 図において、1は加工台、2はレール、3はワ
ーク、4はハンガー、5はステーシヨン、14は
回転体、18は駆動シリンダ、21は偏倚アー
ム、27はタイマーである。
ワーク取扱い装置の断面図、第2図はその一部破
断正面図、第3図はブロツク回路図、第4図はハ
ンガーコンベア加工システムの全体構成を示す平
面図、第5,6図は従来のそれぞれ異なるワーク
取扱い状態を示す説明図である。 図において、1は加工台、2はレール、3はワ
ーク、4はハンガー、5はステーシヨン、14は
回転体、18は駆動シリンダ、21は偏倚アー
ム、27はタイマーである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 複数の加工台1に沿つて連続して延びるレー
ル2に対し、ワーク3を支持する複数のハンガ
ー4を移動可能に吊り下げ、各ハンガー4を前
記各加工台1と対応する位置に設けたステーシ
ヨン5にて停止させ、ワーク3を前記ハンガー
4に支持した状態で加工台1上にて加工するよ
うにしたハンガーコンベア加工システムにおい
て、 前記ステーシヨン5と対応する位置に、ハン
ガー4をレール2に対しほぼ直交する方向へ移
動させることにより、ワーク3を加工台1側に
偏倚させる偏倚機構14,18を設けたことを
特徴とするハンガーコンベア加工システムにお
けるワーク取扱い装置。 2 前記偏倚機構は、ハンガー4をレール2に対
しほぼ直交する方向に傾動可能に支持する支持
部材14と、ハンガー4に傾動力を作用させる
駆動部材18とを含むことを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第1項に記載のハンガーコン
ベア加工システムにおけるワーク取扱い装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2419386U JPH0321731Y2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2419386U JPH0321731Y2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62136416U JPS62136416U (ja) | 1987-08-27 |
JPH0321731Y2 true JPH0321731Y2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=30823202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2419386U Expired JPH0321731Y2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0321731Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-02-20 JP JP2419386U patent/JPH0321731Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62136416U (ja) | 1987-08-27 |
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