JPS5823812Y2 - 被加工物の積載装置 - Google Patents

被加工物の積載装置

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JPS5823812Y2
JPS5823812Y2 JP10932178U JP10932178U JPS5823812Y2 JP S5823812 Y2 JPS5823812 Y2 JP S5823812Y2 JP 10932178 U JP10932178 U JP 10932178U JP 10932178 U JP10932178 U JP 10932178U JP S5823812 Y2 JPS5823812 Y2 JP S5823812Y2
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sewing machine
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JP10932178U
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JPS5527265U (ja
Inventor
篠宮宏彰
秦敏雄
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ジューキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えばミシン縫いした被縫布や印刷したシ
ート状の被印刷紙のような柔軟な被加工物を加工台上に
おいて予定の加工を行った後に、加工台の後方に配置し
た積載台上に掛は渡すようにした積載装置に関するもの
である。
縫製分野において、ミシン縫いが完了した被縫布の先端
部をミシンテーブルの後端縁から垂下させ、ミシンテー
ブルと積載台の間に配置したクランプ体が、被縫布のミ
シン縫いの完了に関連して発生する電気信号により作動
して積載台の前端面との間で垂下した被縫布の先端部を
クランプすると共に、ミシンテーブルの後端縁の下方に
配置したエアー・ブロ一手段からエアーを放出して垂れ
下がる被縫布の後端部を積載台上を越えるように吹き飛
ばして積載台上に被縫布を掛は渡すようにしたものが知
られているが、この種の積載装置においては、被縫布の
ミシン縫いの完了をセンサー等により電気的に検出して
クランプ体及び、例えばエアー・ブロ一手段等の搬送機
構を電気的に作動し被縫布を予定の積載台上に掛は渡す
ようにしたものであるから、ミシンテーブルの後端縁か
ら被縫布の先端部の垂れ下がりの有無に関係な(上記ク
ランプ体等が作動するようになる。
ところが、例えば、ジーンズ等に使用する厚い綿布地の
ように被縫布の質量が重いものについては、ミシンテー
ブルの後端縁を越えるとすぐに垂れ下がるので、上記ク
ランプ体等の作動により確実に積載台上に掛は渡すこと
ができるが、背広の上衣の裏地のように化繊の簿い布地
については、ミシンテーブルの後端縁を越えても空気抵
抗等により垂れ下がるのに時間がかか゛す、このため、
被縫布の先端部がクランプ体等の作用位置に垂下するま
でにこれらクランプ体や搬送機構が作動するようになり
、予定の積載作用が行われなくなる等の欠点があった。
この考案は、ミシン縫いの完了時に、ミシンテーブルの
後端縁を越えた被縫布の上面に対し下方への押圧力を与
えるための押圧手段を配置して、上記クランプ体等が作
動する前に被縫布を確実に垂下させるようにしたもので
ある。
以下、この考案の実施例を図面により説明すると、この
考案は、上面中央部にミシン1を載置すると共に、その
下面にミシンプーリ2との間に掛は渡した無端ベルト3
を介してミシン1を駆動するための駆動モータ4を配置
し且つ布送り方向の後方に位置する端縁5をミシン縫い
が完了した後締布Wの放出端縁としたミシンチーフルロ
の後方において、その端縁5との間に一定の間隙をあげ
て配置した積載台7と、端縁5の下方に配置し積載台7
の前端面との間で端縁5から垂れ下がる被縫布Wの先端
部をクランプするためのクランプ機構8と、端縁5と積
載台7との間に配置し端縁5から垂れ下がる被縫布Wの
後端部に作用して被縫布Wを積載台7上に掛は渡すため
の搬送機構9と、ミシン1の後方且つミシンテーブル6
の上方に配置しミシン縫いが完了した被縫布Wを端縁5
方向に転送するための布紙送機構10とから成り、まず
、搬送機構9の構成について説明する。
ミシンテーブル6の支棒の後方脚下端に設は後方に延び
る水平な補助支枠11に支柱12を垂直に固定し、この
支柱12の中間部に支軸13を布送り方向に直交する水
平軸線を中心に回動可能に貫通支持すると共に、上端部
に前方に延びる支持腕14を形成し、支軸13には中間
腕15の下端を固定し、その中間腕11の上端に揺動腕
16をその上端よりやや下方部を支軸17により上記支
軸13に平行な水平軸線を中心に回動可能に支持する。
そして、揺動腕16の上端には規制枠18の一端を支軸
19により上記支軸13に平行な水平軸線を中心に回動
可能に連結すると共に、前方に直角に延びる連結腕16
aを形成し、上記規制枠18の他端は上記支持腕14の
先端部に支軸20により同じく支軸13に平行な水平軸
線を中心に回動可能に連結する。
上記中間腕15の下端よりやや上方において、エア・シ
リンダー21の基部後端を支軸22により支軸13に平
行な水平軸線を中心に回動可能に支持すると共に、その
シリンダー21の先端から進退可能としたプランジャ2
1aの先端を上記揺動腕16の連結腕16a先端に対し
支軸23により同じく支軸13に平行な水平軸線を中心
に回動可能に連結する。
上記揺動腕16の下端部には前方に向けて二つの突出腕
16b、16eを上下平行に対向するように形成し、そ
の下方の突出腕16cの先端には布送り方向に直交して
水平に突出するクランプ棒24を配置し、上方の突出腕
16bの先端には下端に上記クランプ棒24に対向する
クランプ片25aを形成した開閉腕25の上端をそのク
ランプ片25aがクランプ棒24に接離するように回動
可能に支持する。
また、揺動腕16の中間部においてエア・シリンダー2
6の基部後端を支軸27により上記支軸13に平行な軸
線を中心に回動可能に支持すると共に、このシリンダー
26の先端から進退可能としたプランジャ26aの先端
を上記開閉腕25の中間部に同じく支軸13に平行な支
軸28により回動可能に連結する。
第2,3図に示すように、上記支柱12の一側面から突
出させた上記支軸13に二つの抑圧片29.30を固定
配置し、支軸13の直下方において、支柱12の一側面
に後述する第7図の制御回路内に組み込んだ二つの常閉
リミットスイッチL S I + L S 2をそれぞ
れの接点が上記各押圧片29.30に対向するように配
置する。
次に、クランプ機構8の構成について説明する。
積載台7の前端面を通る垂直平面(第1図の二点鎖線a
)より後方において、上記補助支枠11に回動軸31を
軸受32,33により布送り方向に直交する水平軸線を
中心に回動可能に支持し、との回動軸31に対し逆り状
に形成したクランプ体34の下端水平部34aの先端を
固定し、ミシンテーブル6の上面より下方において垂直
部34bの上端にはその回動軸31の回動により積載台
7の前端面に係合する位置と上記ミシンテーブル6の端
縁5より前方の位置(第1図の位置)との間に移動可能
とした係合部35を設げる。
そして、上記支柱12の中間部において支片36を固定
し、この支片36にエア・シリンダー370後端を上記
回動軸31に平行な支軸38に上り回動可能に支持する
と共に、このシリンダー37の先端から進退可能とした
プランジャ37aの先端を上記回動軸31に固定配置し
た連結片39に対し回動軸31の軸線より前方の位置に
おいて回動軸31に平行な支軸40により回動可能に連
結する。
次に、布紙送機構10の構成について説明する。
上記支柱12の支持腕14に支持板41を布送り方向と
の直交方向に水平に且つミシンテーブル6の上面より上
方に固定配置し、この支持板41に支枠42を上方に垂
直配置してエア・シリンダー43をその先端部がミシン
1のアーム部に対向するように水平に支持し、このシリ
ンダー43の先端から上記アーム部に対向して布送り方
向に平行に進退可能としたプランジャ43aの先端にL
状に形成した支持板44の垂直部上端を支持し、その垂
直部の下端部において案内棒45の一端を上記プランジ
ャ43aに平行に固定配置すると共に、案内棒45の他
端を上記支枠42に設けた水平な案内孔(図示しない)
に遊嵌支持する。
そして、上記支持板44の水平部には上記シリンダー4
3よりも容量の小さいエア・シリンダー46をその先端
部がミシンテーブル面に対し上下に対向するように垂直
に支持すると共に、このシリンダー46の先端からミシ
ンテーブル面に対向して上下に進退可能としたプランジ
ャ46aの先端にブロック片47を固定し、このブロッ
ク片47にL状に形成した弾性板48の垂直部を固定す
ると共に、弾性板48の水平部の先端下面にゴム材等で
形成した係合片49を配置し、また、上記支持板41に
はミシンテーブル6の上記端縁5よりやや後方且つテー
ブル面より上方において、下方に向けて空気流を放出す
るためのエア・ブロ一体50を垂直に配置する。
上記シリンダー43の外周には、その後端位置と中間位
置において、シリンダー内に位置するプランジャに配置
した永久磁石Mgの磁力を感知して信号を発生する近接
スイッチLSA。
LSBを左右に移動調節可能に配置し、その一方のスイ
ッチLSAは、第5図Aに示したように、プランジャ4
3aが右から左(布送り方向の後方)に全ストロークに
わたって移動したときに上記永久磁石Mgの磁力を感知
し、また、他方のスイッチLSBは、第5図Bに示した
ように、プランジャ43aが右から左に全ストロークの
ほぼ中間位置に移動したときに永久磁石Mgの磁力を感
知するようになっている。
第1図に示すように、上記ミシン1には被縫布Wのミシ
ン縫いが完了するとその被縫布Wの後端縁を検知して信
号を発生する布端検出センサーSを配置し、このセンサ
ーSからの信号に関連してミシンベンド内に設置さレタ
糸切断機構(図示しない)やミシンあご部に設置された
糸ワイパー機構(図示しない)を駆動する電磁石等が作
動されると共に、上記信号にもとづいて後述の第7図の
制御回路内に配置されたリレーR1が一時的に作動する
ようになっている。
この考案は、以上の構成であり、次に第7図の制御回路
を中心にその作用について説明する。
第7図の制御回路中、S■1は上記クランプ機構8のエ
ア・シリンダー37を制御するための電磁弁、Sv2は
上記搬送機構9のエア・シリンダー26を制御するため
の電磁弁、Sv3は同じく搬送機構9のエア・シリンダ
ー21を制御するための電磁弁、S■4は上記布紙送機
構10のエア・シリンダー43及び46とエア・ブロ一
体50を制御するための電磁弁、SPRは作動する毎に
その接点5PR−1及び5PR−2が反転する記憶リレ
、SW工は電源スィッチ、SW2は手動による切換スイ
ッチ、SW3は上記布紙送機構10のための手動による
反転スイッチ、PBlは手動により作動信号を発生させ
るための起動スイッチ、PH1は上記記憶リレーを作動
させるための手動スイッチ、PH1は非常停止のための
手動スイッチ、Tはタイマー、LTDは指示ランプであ
る。
第7図に示す制御回路はリセント状態にあり、このリセ
ント状態においては、まず、エア・シリンダー21のプ
ランジャ21a′が突出して揺動腕16は、第4図Aに
示すように、その下端がミシンテーブル6の端縁5に近
接して位置し、エア・シリンダー26のプランジャ26
aが吸引されて開閉腕25のクランプ片25aはクラン
プ棒24から離反し、且つこのクランプ片25aとクラ
ンプ棒24の間隙部分は端縁5の直下方に位置している
また、クランプ機構8のエア・シリンダー37のフラン
シャ37aは突出してクランプ体34の係合部35は上
記端縁5より前方に位置し、布紙送機構10のエア・シ
リンダー430プ77ジヤ43aは突出し且つエア・シ
リンダー46のプランジャ46aは吸引されてその先端
に配置した係合片49は、ミシン1の縫合部との最接近
位置に位置すると共に、ミシンテーブル6の上面より上
方に離隔して位置している。
そこでまず、長尺の被縫布Wをミシン縫いする場合にお
いて、上記切換スインチSW2を実線で示すように一方
(右方)の接点を閉鎖するように制御し、ミシン縫いを
行えば、そのミシン縫いが終端に近ずくと、すでにミシ
ン縫いが完了している被縫布Wの先端部分が端縁5かも
上記開閉腕25のクランプ片25aとクランプ棒24の
間隙を通ってクランプ体34の係合部35の直後方に垂
れ下がる。
そして、被縫布Wのミシン縫いが完了してその後端が縫
合部を通過すると、センサーSから信号が発生し、上記
ミシンの未切断機構が作動されると共に、その信号にも
とすいてリレーR1が一時的に作動され、その常開接点
R1−1、R1−2が閉鎖する。
この接点R1−2の閉鎖により上記切換スイッチSW2
、リミットスイッチLS2及びLSlを介して電磁弁S
■1及びSV2と、リレーR3及びタイマーTが作動(
リレーR3の作動によりその常開接点R3−2が閉鎖し
、LS2及びLSlを介してホールド回路が成立する)
されるが、電磁弁S■4及びリレーR4は作動されず、
従って上記布紙送機構10は不動作のままである。
そして、電磁弁S■1の作動によりエア・シリンダー3
7のプランジャ37aが吸引され、連結片39を介して
回動軸31が第1図の反時計方向に回動され、これによ
り、クランプ体34が反時計方向に回動してその係合部
35が、ミシンテーブル6の端縁5から垂れ下がってい
る被縫布Wの先端部を積載台7の前端面との間でクラン
プすると共に電磁弁S■2の作動によりエア・シリンダ
ー26のプランジャ26a′が突出して開閉腕25が反
時計方向に回動され、そのクランプ片25aがクランプ
棒24に圧接してそれとの間で被縫布Wの後端部をクラ
ンプする(第4図参照)。
上記タイマーTの作動により、上記被縫布Wのそれぞれ
のクランプ後に、タイマーTの常開接点T〜2が閉鎖し
てSv3が作動し、これにより、エア・シリンダー21
のプランジャ21aが吸引されて揺動腕16が規制枠1
8との連結点、すなわち支軸19の軸線を中心に時計方
向に回動されると共に、その回動にともなって中間腕1
5が支軸13と共に第1図の反時計方向に回動し、この
中間腕15の回動により揺動腕16は上記支軸19の軸
線を中心とした回動と左方への横移動の合成により後方
に移動し、その下端部はミシンテーブル6の端縁5から
後方に離反するようになる。
そして、揺動腕16の下端部が、第4図Cに示すように
、積載台T上を通過する時期に、上記支軸13の回動と
共に回動する抑圧片29によりリミットスイッチLS□
を押出してその接点を開放し、これにより、電磁弁S■
1が不作動となってエア・シリンダー37のプランジャ
37aが突出し、クランプ体34が第1図の時計方向に
回動復帰してその係合部35による被縫布Wのクランプ
を解放すると共に、引き続いて押圧片30によりリミッ
トスイッチLS2が押圧されてその要点が開放し、電磁
弁S■2、タイマーT及びリレーR3が不作動となり、
エア・シリンダー26のプランジャ26aが吸引されて
開閉腕25が時計方向に回動され、そのクランプ片25
aとクランプ棒24とによる被縫布Wのクランプが解放
され、被縫布Wの後端部はクランプ棒24の周囲をすべ
りながら積載台7の後端面側においてクランプ棒24か
ら落下し、これにより被縫布Wはその中間部分が積載台
7上を横断し且つその両端部分が積載台7の前後端面か
ら垂れ下がった状態に掛は渡される。
また、上記タイマーTの不作動によりその接点T−2が
開放して電磁弁S■3も不作動となり、これにより、エ
ア・シリンダー21のプランジャ21aが突出して揺動
腕16も第4図Aに示す原位置に復帰して積載作用が完
了する。
次に、寸法の短い被縫布Wをミシン縫いする場合におい
て、上記切換スイッチSW2を破線で示すように他方(
左方)の接点を閉鎖するように制御し、ミシン縫いを行
えば、上記のように、そのミシン縫いの完了によりセン
サーSから信号が発生してリレーR1が作動されてその
常開接点R1−2が閉鎖されると、上記リレーR3の常
閉接点R3−1を介して電磁弁SV4が作動されると共
に、上記タイマーTの常閉接点T−1を介してリレーR
4が作動(このリレーR4の作動によりその常開接点R
4−1が閉鎖してホールド回路が成立し、また常開接点
R4−2も閉鎖する)し、さらに反転スイッチSW3を
介して記憶リレーSPRが作動し、その接点SPR〜1
及びS P R−2が、第7図に示す一方の接点を閉鎖
した状態(実線状態)から他方の接点を閉鎖する状態(
破線状態)に反転するようになる。
そして、上記電磁弁S■4の作動によりエア・シリンダ
ー46のプランジャ46aが突出し、係合片49が下降
してミシン縫いが完了した被縫布W上に圧接係合する(
第4図A)と共に、エア・シリンダー43のプランジャ
43aが吸引され、これにより、第4図Bに示すように
、係合片49が被縫布Wをともなって後方、すなわち左
方に移動し、被縫布Wの先端部はミシンテーブル6の端
縁から突出して垂れ下がるようになり、また、上記電磁
弁Sv4の作動によりエア・フロ一体50がら空気流が
放出されて上記被縫布Wの先端部の上記垂下を助長する
ようになる。
そこで、上記シリンダー43のプランジャ43aに配置
した永久磁石Mgが、近接スイツチLSBに対向する位
置まで上記プランジャ43aが吸弓されると、近接スイ
ッチLSBが磁力を感知してその接点が閉鎖し、これに
よりリミットスイッチLS2及びLSlを介して電磁弁
Sv1 、Sv2及びタイマーT1リレーR3が作動し
、上記したように、クランプ体34と積載台7の前端面
との間で端縁5から垂れ下がる被縫布Wの先端部のクラ
ンプが行われると共に、揺動腕16の開閉腕25とクラ
ンプ棒24との間で被縫布Wの後端部のクランプが行わ
れた後に、揺動腕16の上記回動により被縫布Wが積載
台7上に掛は渡される。
また、上記リレーR3の作動によりその常閉接点R3−
1が開放して電磁弁SV4が不作動となり、上記シリン
ダー46のプランジャ46aが吸引されて係合片49が
上昇すると共に、シリンダー43のプランジャ43aが
突出して係合片49が右方に移動し、上記原位置に復帰
する。
さらにまた、上記タイマーTの作動により一定時間後に
その常閉接点T−1が開放して記憶リレーSPRへの通
電が遮断される。
そこで、次のミシン縫いを行ない、その完了時にセンサ
ーSから信号が発生してリレーR1が作動し、その常開
接点R12が閉鎖し、上記リレーR3の常閉接点R3−
1を介して電磁弁SV4が作動し、且つ上記タイマーT
の常閉接点T−1を介してリレーR4が作動すると、再
び上記布紙送機構10の係合片49がミシン縫いの完了
した被縫布W上に下降すると同時に被縫布Wをともなっ
て後方、すなわち左方に移動すると共に、反転スイツチ
SW3を介して記憶リレーSPRが再び作動し、その接
点5PR−1及び5PR−2が、上記のように他方の接
点を閉鎖した状態(破線状態)から一方の接点を閉鎖す
る状態(実線状態)に反転し、このため、上記のように
シリンダー43のプランジャ43aに配置した永久磁石
Mgが、近接スイッチLSBに対向する位置に到達して
近接スイッチLSBが磁力を感知しその接点が閉鎖して
も、その近接スイッチLSBを含む回路内の上記5PR
−2の接点が開放しているのでその回路は導通せず、従
って、プランジャ43aの吸引は継続され、係合片49
による被縫布Wの後方への転送は継続される。
そして、プランジャ43aが全ストロークにわたって吸
引されると、上記永久磁石Mgが他方の近接スイッチL
SAに対向するようになり、これにより、近接スイツチ
LSAが磁力を感知してその接点が閉鎖し、近接スイッ
チLSAを含む回路が導通してLS2及びLSlを介し
電磁弁S■1Sv2及びタイマーT、リレーR3が作動
し、上記のように、被縫布Wの積載台7上への掛は渡し
作用が行われると共に、リレーR3の作動によるその常
閉接点R3−1が開放して電磁弁S■4が不作動となり
、上記係合片49が上昇して前方に移動し、原位置に復
帰する。
以上のことかられかるように、上記切換スイッチSW2
を破線で示すように他方(左方)の接点を閉鎖した状態
において、反転スイツチSW3が第7図の実線で示す状
態に制御されている場合には、ミシン縫い毎にエア・シ
リンダー43のプランジャ43aは、永久磁石Mgが近
接スイツチLSBに対向するまでのストローク、すなわ
ち全ストロークのほぼ半分のストロークにわたる吸引と
近接スイッチLSAに対向するまでのストローク、すな
わち全ストロークにわたる吸引とが交互に行われるよう
になり、従って、被縫布Wの後方の転送量も上記プラン
ジャ43aの吸引ストロークに対応してミシン縫い毎に
交互に変換されるようになる。
これは、衣服の前身頃を横取する布片のように、一方の
縁と他方の縁の長さが異なる裁断片のミシン縫いにおい
て、それらの縁のミシン縫いが交互に行なわれる場合に
、寸法の短い縁のミシン縫いにあたっては上記プランジ
ャ43aの全ストロークにわたる吸引により被縫布Wを
転送し、寸法の長い縁のミシン縫いにあたってはプラン
ジャ43aの上記はぼ半分のストロークにわたる吸引に
よる被縫布Wを転送するように対応させれば、被縫布W
の先端部の端縁5からの垂れ下がり量をそれらミシン縫
いの長さの相異に関係なく一定にすることができるので
、従って、積載台7上への掛は渡しにあたって、各被縫
布Wをそのミシン縫いの長さの相異に関係なく常に揃っ
た状態で掛は渡すことができる。
なお、この場合、被縫布Wの各線の寸法の差、すなわち
ミシン縫いの長さの差に対応してプランジャ43aの各
ストロークの差を調整する場合には、シリンダー43に
対する各近接スイッチLSA及びLSBの一方または両
方を横方向に移動調節すればよい。
そこで、上記反転スイッチSW3を第7図の破線で示す
位置に制御すれば、上記記憶りL’−8PRへの通電が
遮断されるので、その記憶リレーSPRが作動しなくな
り、このためその接点5PR−1及び5PR−2の反転
が行われなくなるので、上記シリンダー43のプランジ
ャ43aの吸引ストロークの変換は行われず、従って、
方のストロークによる吸引が繰り返し行われるようにな
る。
この場合、手動スイッチPB2を作動させれば記憶リレ
ーSPRを作動させることができるので、プランジャ4
3aの吸引ストロークを一方から他方に切り換えること
ができる。
また、起動スイツチPB1を作動させれば、上記センサ
ーSからの信号に関係なく、従って、ミシン縫いに関係
なく、クランプ機構8及び搬送機構9あるいはこれら機
構と布紙送機構10を作動させることができ、さらに、
これら各機構の作動中に何らかの事故が発生した場合に
、手動スイッチPB3を作動させれば、リレーR2が作
動し、その常開接点R2−1及びR2−2が開放して制
御回路内の通電を遮断してリセット状態にし、これによ
り、上記各機構は原位置に復帰される。
なお、指示ランプLEDは記憶リレーSPRの接点5P
R−1の一方が閉鎖されているとき、すなわち、上記シ
リンダー43のプランジャ43aの各ストロークのうち
一方が選択されている状態を指示するためのものであっ
て、上記のように、プランジャ43aのストロークが交
互に変換されるように制御される場合には、接点5PR
−1が反転する毎に点灯及び消滅されるようになってい
る。
以上のように、この考案は、加工台において加工手段に
より被加工物を一定方向に送りながらそれに予定の加工
を行った後に、その被加工物を送り方向の後方に位置す
る加工台の端縁から垂下させ、この垂下した被加工物に
作用して加工台後方に配置した積載台上にその被加工物
を積載するようにした積載手段を備えた被加工物の積載
装置において、加工台の端縁からの被加工物の垂下を助
長するために被加工物の上面に対し下方への押圧力を付
与するように電気的に作動可能とした押下体を、加工台
面より上方且つ加工台の端縁と積載台との間に配置した
ことにより、例えば、ミシン縫いした被縫布の積載作用
において、背広の上衣の裏地のように、化繊の薄い布地
でも上記積載手段が作用する前に確実にミシンテーブル
の端縁から垂下させることができるので、積載手段が確
実に被縫布のその垂下部に作用し、積載台上への被縫布
の積載作用が確実になる効果が得られる。
なお、上記実施例において、被縫布Wの後端部を積載台
上を越えて積載台の後端方向に移動制御するための搬送
機構として、ミシンテーブル5から垂れ下がる被縫布W
の後端部を電気作動手段を介して機械的にクランプして
積載台の後端方向に搬送するようにしたものを示したが
、従来から周知のように、上記端縁5の直下方において
配置したエア・フロ一体により被縫布に対し水平方向の
空気流を放出し被縫布の後端部を積載台上を越えるよう
に吹き飛ばすことにより被縫布を積載台上に掛は渡すよ
うにしたもの(第8図参照)を使用しても、上記実施例
と同様の効果が得られる。
また、上記実施例においては、押下体としてエア・ブロ
一体を使用したが、エア・シリンダーやソレノイド等に
より押下棒を下方に突出させて被加工物を押下させるよ
うにしてもよい。
さらにまた、上記実施例においては、ミシンテーブル上
でミシン縫いした被縫布を予定の積載台上に積載するよ
うにしたものを示したが、印刷が完了した被印刷紙を予
定の積載台上に積載するようにした積載装置に実施して
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置全体の正面図、第2図は加工手段の一部を
削除した背面図、第3図は第1図の左側面図、第4図は
作用説明図、第5図は布紙送機構の横移動のためのシリ
ンダーの構成を示す説明図、第6図は一方の縁と他方の
縁の寸法が異なる被縫布のそれぞれの縁のミシン縫いが
完了した状態を示す説明図、第7図は制御回路図、第8
図は一部を削除した従来の装置の正面図である。 加工台は6、端縁は5、積載台は7、クランプ体は34
、クランプ体の作動体は37、搬送機構は9、検出スイ
ツチはS1押下体は50である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加工物を一定方向に送りながらそれに予定の加工を行
    うための加工手段を支持しその加工位置より送り方向の
    後方に離隔した位置において加工が完了した被加工物が
    その先端部から順次垂下する端縁をもつ加工台と、加工
    台の端縁との間に一定の間隙をあげて配置し被加工物を
    積載するための積載台と、加工台と積載台の間且つ加工
    台の端縁より下方に配置し積載台の前端面に係合可能と
    した係合部を設は電気的に作動する作動体により係合部
    が加工台の端縁より前方の不作用位置から加工台の端縁
    より垂下する被加工物の先端部を積載台の前端面との間
    でクランプする作用位置に移動可能としたクランプ体と
    、加工台と積載台の間に配置し被加工物の後端部を積載
    台上を越えて積載台の後端方向に移動させるために垂下
    する被加工物に対し水平方向の作用力を付与するように
    電気的に作動可能とした搬送機構とを備えた被加工物の
    積載装置において、被加工物の加工の完了により電気信
    号を発生する検出スイフチと、加工台面より上方且つ加
    工台の端縁と積載台の前端面との間に配置し加工台の端
    縁からの被加工物の垂下を助長するために被加工物の上
    面に対し下方への押圧力を付与するように電気的に作動
    可能とした押下体と、検出スイッチからの信号にもとづ
    いて押下体を作動し且つその作動後にクランプ体の作動
    体及び搬送機構を作動させるための制御回路とを備えた
    被加工物の積載装置。
JP10932178U 1978-08-08 1978-08-08 被加工物の積載装置 Expired JPS5823812Y2 (ja)

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