JPH03216640A - カセッテレス式x線速写装置 - Google Patents

カセッテレス式x線速写装置

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JPH03216640A
JPH03216640A JP2011687A JP1168790A JPH03216640A JP H03216640 A JPH03216640 A JP H03216640A JP 2011687 A JP2011687 A JP 2011687A JP 1168790 A JP1168790 A JP 1168790A JP H03216640 A JPH03216640 A JP H03216640A
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JP
Japan
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lever
holder
holding plate
clamp holding
plates
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Pending
Application number
JP2011687A
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English (en)
Inventor
Yoshio Sunou
須能 義生
Shinichi Katayama
信一 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Publication of JPH03216640A publication Critical patent/JPH03216640A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、医用X線装置に備えられたカセッテレス式X
線速写装置に係り,特にX線フィルムと蓄積性蛍光体シ
ートとの双方を使用するのに好適なものに関するもので
ある。
[従来の技術] 第7図はX線フィルムのみを使用する従来のカセッテレ
ス式X線速写装置の一構成例を示す説明図である。
同図に示すカセッテレス式xgz写装置は、ホルダー1
がキャリア4に取付けられている。ホルダー1は、夫々
の内側に増感紙を貼り付けた開閉可能な二枚の板2,3
からなっており、その二枚の板2,3の間にX線フィル
ムを挾持するようにしている。ホルダー1の下方には開
閉手段が設置されている。その開閉手段は、モータ5と
、これによって回転するカム6と、カム6により中間部
を中心に回動するリンク7と、リンク7の回動により昇
降し、一方の板3を他方の板2に対し開閉させる開閉レ
バー8を有している。
撮影に際しては、搬送機構11の吸着部12により所望
の供給マガジン9内のX線フィルムを吸着して取り出し
、そのフィルムを第一の搬送部13を経て二枚の板2,
3の間に送り込むと、ホルダーの一方の板3がモータ5
,カム6,リンク7,開閉レバー8により他方の板2に
対し閉じ、双方の板2,3によってX線フィルムを挾持
し、次いで、二枚の板2,3をキャリア4によって撮影
位置に移動する。そして、X線フィルムの撮影後には、
キャリア4によってホルダー1を元の位置に戻すと、開
閉レバー8が板3を下げ、ホルダー1が開く。ホルダー
1が開くと、該ホルダー1内の撮影済みのフィルムを搬
送機構11の第二の搬送部14によって取り込むと共に
,収納マガジン10に送り込むようにしている。なお第
7図において、15はネームプリンタであって、撮影済
みのフィルムが収納マガジン10に収納される前に被検
者のネーム等を撮影済みのフィルムに写し込むようにし
ている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、近年、この種のカセッテレス式速写装置では
、上記従来技術に示すようなX線フィルムのみを使用す
る他、これと共に蓄積性蛍光体シートをも使用する傾向
にある。
蓄積性蛍光体シートはいわゆるイメージングプレートと
称されるものであって、X線を照射すると、そのエネル
ギの一部を蓄積し,その後可視光等の励起光が当てられ
ると、蓄積されたエネルギの量に応じて輝尽発光する蛍
光体を柔軟材の板に塗布しており、この輝尽発光の強弱
の割合を読み取ることによって最終的に画像情報が得ら
れると云うメリットがある。
ところが、従来技術では、X線フィルムと蓄積性蛍光体
シートとの双方を使用すると、第8図に示す如く供給マ
ガジン9及び収納マガジン10を夫々一個ずつ用意しな
ければならない結果、合計四個のマガジンが必要になる
ので、マガジンの数の増加に伴う大型化をさけることは
やむを得ないとしでも、以下に述べる問題がある。
即ち、蓄積性蛍光体シートをも用いる場合、X線フィル
ムの場合と同様にホルダーの増感紙の間に挾むと、増感
紙がX線の吸収体となり、画質劣化につながるので、X
線フィルムと同様のホルダーを使うことができない。そ
のため、X線フィルム用として増感紙を貼り付けたホル
ダー1と、蓄積性蛍光体シート用として増感紙を使わな
いホルダーとを夫々別々に備えるか、或いは一組のホル
ダーであっても、X線フィルムと蓄積性蛍光体シートと
に応じて増感紙を使用したり使用しなかったりすること
が考えられる。
しかしながら、前述の如く開閉手段がホルダー1の下方
に設置され、開閉レバー8が昇降によってホルダー1を
開閉させるので、ただでさえホルダー1とマガジンとの
間の高さ方向が必要となる上、別々のホルダーにしよう
とすると、開閉手段も二組用意しなければならず、また
一組のホルダーにしようとすると、増感紙を使用したり
しなかったりするので、増感紙を移動させるための手段
を設ける必要があるばかりでなく、増感紙が出入りでき
るようにホルダーをその都度開閉しなければならず、そ
のため開閉動作が煩雑になり、従って、開閉手段の占め
るスペースが著しく大きくなり、装置全体が大型化する
問題がある。
装置が大型化すると、第8図に示すように、それだけ被
検体テーブル16の天板16aの位置が高くなるので、
移動の障害となり、また速写装置を被検者の頭足方向に
移動させるタイプのものでは被検体テーブルの起倒動作
に伴い速写装置の移動量を制限することが多くなり、診
断に必要な移動量が得られなくなると云う問題が生じる
本発明の目的は、上記事情に鑑み、X線フイルムと蓄積
性蛍光体シートとの双方を使用しても、ホルダーの開閉
手段をコンパクトにでき、装置全体が大型化するのを防
ぎ得るカセッテレス式X線速写装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段コ 上記目的を達成するため、本発明においては,ホルダー
が、キャリアに夫々の一端を同軸上にかつ回動可能に取
付けると共に、互いに積み重ねて配置した上,中,下の
挾持板で形成し、かつ透視撮影装置のX線源から離れた
位置にある中挾持板及び下扶持板の互いに向合う面に増
感紙を有している。また、ホルダーの開閉手段が、重ね
合わせた上,中,下挾持板のうち、中挾持板に対じ上挾
持板を開閉し、中挾持板及び上挾持板間に蓄積性蛍光体
シートを扶持させ、かつ下挾持板に対し中,上挾持板を
共に開閉させ、下挾持板及び中挾持板間にX線フィルム
を挾持させるように構成されている。
[作用] 前述の如く、ホルダーが互いに重なり合う上,中,下挾
持板の三板で形成され、下挾持板及び中挾持板間を開い
てその間にX線フイルムを挾持し、また中挾持板及び上
挾持板間を開いてその間に蓄積性蛍光体シートを挾持す
るようにしたので、ホルダーが一組で済み、しかもホル
ダーの開閉手段ががキャリアに取付けられているので、
ホルダーの下方位置に何等設置することもない。
また、ホルダーの中挾持板と下挾持板との互いの向き合
う内側に増感紙を有し、上挾持板及び中挾持板間に蓄積
性蛍光体シートを挾持するので、蓄積性蛍光体シートを
用いる場合に、増感紙が画質に悪影響を与えることが皆
無となり、増感紙を移動させる必要もない。
従って、一組のホルダーで済み、また開閉手段がホルダ
ーの下方に設置する必要がなく、しかも増感紙を移動さ
せることが不要になる結果、ホルダーの開閉手段をコン
パクトにでき、X線フイルムと蓄積性蛍光体シートとの
双方を使用しても、またマガジンが四個であっても、装
置全体が大型化するのを防ぎ得る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第6図により説明
する。第1図は本発明によるカセツテレス式X線速写装
置の一実施例を示す開閉手段の縦断面図、第2図は第1
図の平面図、第3図はホルダーの上挾持板,中挾持版と
開閉手段のレバーとの関係を示す説明図,第4図は同じ
くホルダーの下挾持板と開閉李段のストッパーとの関係
を示す説明図、第5図はX線フィルムの出し入れを動作
順に示した説明図、第6図は蓄積性蛍光体シートの出し
入れを動作順に示した説明図である。
実施例のカセッテレス式X線速写装置は、キャリア21
にX線フィルム及び蓄積性蛍光体シートの双方を選択的
に挾持するためにホルダー30が取付けられ、そのホル
ダー30を開閉動作させる開閉手段(符示せず)が設け
られている。
詳しく述べると、前記キャリア21は第2図に示すよう
に、ほぼ四角の枠組体に形成され、第1図に示すように
、その一端部に垂下する被案内部22が形成されると共
に、その他端部に上下方向に沿ってころ23が軸支され
ている。そして、被案内部22及びケース24に固定し
た直線ガイド25の間に配設された回転体26により、
被案内部22が直線ガイド25上を移動し、またころ2
3がケース24に固定したレール27上を移動すること
により、キャリア21が第2図に示す矢印Aの如く待機
位置と撮影位置との間を移動するようにしている。その
ため、直線ガイド25及びレール27はケース24内で
待機位置及び撮影位置間に跨って固定されている。
前記ホルダー30は第1図及び第2図に示すように、上
挾持板31と中挾持板32と下挾持板33との三枚から
なっている。上挾持板31,中挾持板32,下挾持板3
3の夫々は一端部がキャリア21の内側に取付けられ後
述の架台28にピン29によって同軸上に回動可能に取
付けられ、しかも架台28及び下挾持板33間に縮設し
た圧縮ばね34により、互いに水平状態で上下に重なり
合うように配置されている。この上,中,下挾持板31
〜33が重なった水平位置を待機位置とする。
さらに、上,中,下挾持板31〜33のうち、透視撮影
台のX線管から最も離れた位置にある挾持板には,即ち
中挾持板32と下挾持板33との向い合う内側にはX線
フイルムを挾持するために増感紙(図示せず)を有して
いる。
一方、ホルダー用の開閉手段は、第一レバー35と、架
台用移動手段(符示せず)と、ストッパー42と、第二
レバー36と、レバー用駆動手段(符示せず)と、引張
ばね54,55とを有し、重ね合わせた上,中,下挾持
板31〜33のうち、下挾持板33に対し中,上挾持板
32,31を共に開閉させ、下挾持板33と中挾持板3
2とでX線フィルムを挾持し、また中挾持板32に対し
上挾持板31を開閉させ,中挾持板32と上挾持板31
とで蓄積性蛍光体シートを挾持するように構成している
さらに詳しく述べると、第一レバー35はくの字形をな
しており、その屈折部分である中間部がキャリア2の両
側底部に固定した取付け部21aにピン37によって軸
支されている。また第一レバー35の一端側には第3図
に示すように,ローラ39が軸支され,上挾持板31に
は両側に垂下して形成した脚部31aに前記ローラ39
を転動させるため上下に平行なフック38が設けられ、
第一レバー35がビン37支点として動作したとき、ロ
ーラ39がフック38内を転動し,第一レバー35の動
作に伴って上挾持板31がピン29を中心に回動し、フ
ィルム出し入れ部6oに向がうよう傾斜するようにして
いる。その際、第一レバー35によって上挾持板31が
下方に回動して傾斜したとき、上挾持板31によって共
に中,下挾持板32,33も同方向に回動し傾斜するよ
うになっている。
前記架台用移動手段は図示していないが、キャリア21
内において架台28を待機位置からフィルム出し入れ部
60へ移動し、またフィルム出し入れ部から待機位置へ
移動することにより、上,中,下挾持板31〜33を傾
斜したままで第1図,第2図に示す矢印B方向の如く待
機位置及びフィルム出し入れ部間を移動させることがで
きるようにしている。そのため、架台28は第2図に示
すように両側にこる44.45が軸支される一方、キャ
リア21にはそのころ44.45をB方向に案内するレ
ール46が設けられる他、図示しないモータの駈動によ
りチェーン等の伝達機構を介してキャリア21上を移動
することができるようにしている。
前記ストッパー42は第4図に示すように、キャリア2
1の支持板43に軸支されたころからなっており、前記
移動手段によって上,中,下挾持板31〜33が傾斜し
たままでフィルム出し入れ部60に移動したとき、第5
図(c)〜(d),第6図(a)〜(c)に示す如く、
ころが下挾持板33に形成された脚部33aの底部33
bに引掛かることにより、下挾持板33を係止するよう
にしている。支持板43はキャリア21の内側にねじ止
めされている。
前記第二レバー36は第一レバー35と同様のものであ
ってくの字形をなしており、キャリア21の取付け部2
1aにピン37によって軸支されている。第二レバー3
6の一端側には第3図に示すように、ローラ41が軸支
され、中挾持板32には両側に垂下して形成した脚部3
2aに上下に平行なフック40が設けられ、第二レバー
36がピン37を支点として動作したとき、ローラ41
がフック4o内を転動し、第二レバー36の動作に伴っ
て中挾持板32がピン29を中心に回動するようにして
いる。
前記レバー用訃動手段は、ケース24の基台47に設置
したモータ48,49と、該夫々のモータ48,49の
出力軸にスプロケット及びチェーン等の伝達機構を介し
連結した出力軸50.51と、夫々の出力軸50.51
に一端部を取付けた応動レバー52,53とを有してい
る。そして、一方のモータ(第2図において右側)48
を駆動すると、出力軸50を介し応動レバー52が第1
図において時計方向に回り、応動レバー52の他端部が
第一レバーの他端を押圧することにより、第一レバー3
5がC方向に動作し、かっモータ48が逆転すると、応
動レバー52が反時計方向に回り、応動レバー52の他
端部が第一レバー35に対する動作を解除するようにし
ている。これと同様に、他方のモータ49(第2図にお
いて左側)の駆動により応動レバー53が回り、該応動
レバー53の他端部が第二レバー36を動作させ、かつ
モータ49が逆転すると,応動レバー53の他端部が第
二レバー36に対する動作を解除するようにしている。
一方の引張ばね54はキャリア21及び第一レバー35
の一端部に介装されている。そして、フィルム出し入れ
部60において第6図(a)に示すように、上,中,下
挾持板31〜33が共に傾斜状態にあると共に、中挾持
板32が第二レバー36によって傾斜したままの状態に
あり、しかも第一レバー35が上挾持板31に対する回
動を解除したとき、第6図(b)に示すように、引張ば
ね54のばね力により第一レバー35がC方向と反対方
向に回って元の位置に戻ると共に、上挾持板31がピン
29を中心に押し上げられる如く回動することにより、
中挾持板32に対し開くようにしている。その際、キャ
リア21に位置決めストッパー56が設けられ、第一レ
バー35が引張ばね54のばね力によって戻ったとき、
第一レバー35の一端部が位置決めストッパー56に突
き当たることにより、上挾持板31を水平位置で停止さ
せることができるようにしている。
他方の引張ばね55は、キャリア21及び第二レバー3
6の一端部間に介装されている.そして、フィルム出し
入れ部60において第5図(c)に示すように、上,中
,下挾持板31〜33が共に傾斜状態にあると共に、中
挾持板32が第二レバー36によって傾斜したままの状
態にあり、しかも第二レバー36が中挾持板32に対す
る回動を解除したとき、同図(d)に示すように、引張
ばね55のばね力により第二レバー36がC方向と反対
方向に回って元の位置に戻ると共に、中挾持板32が上
挾持板31と同時にピン29を中心に押し上げられる如
く回動することにより、下挾持板33に対し開くように
している.その際、キャリア21には位置決めストッパ
ー57が設けられ、第二レバー36が引張ばね55のば
ね力で戻ったとき、第二レバー36の一端部が位置決め
ストッパー57に当たることにより,中挾持板32を水
平位置で停止させることができるようにしている。
そのため、引張ばね55のばね力は、中挾持板32に対
する第二レバー36の動作が解除されたとき、中挾持板
32を、上挾持板31と共に引き上げることができるよ
うに選定され、また前記圧縮ばね34のばね力は通常で
はそれら引張ばね54,55のばね力より大きくなって
いて、上,中,下挾持板31〜33を水平位置で重ね合
うように選定されている。
前記開閉手段は、上,中,下挾持板31〜33が互いに
重なり合っているとき、下挾持板33に対し中,上挾持
板32,31の双方を開くことにより、下挾持板33及
び中挾持板32の間にX線フィルムを挾持させ、また中
挾持板32に対し上挾持板31を開くことにより,中挾
持板32及び上挾持板あ1の間に蓄積性蛍光体シートを
挾持することができるようにしている。
実施例のカセッテレス式X線速写装置は、上記の如き構
成よりなるので、次にその動作について述べる。
ホルダー30の上,中,下挾持板31〜33は、通常は
第5図(a)に示すように待機位置にあって、互いに重
なりあっている.このとき、被検体の撮影に際し、X線
フィルムを使用する場合は、まずレバー用駆動手段のモ
ータ48を駆動すると、出力軸50を介し応動レバー5
2が第5図(b)に示すように時計方向に回り、該応動
レバー52の先端部が第一レバー35の他端部を押し上
げ,第一レバー35が同図に示すC方向に動作し、第一
レバー35の一端側と係合してぃる上挾持板31が、そ
れに伴って下方に傾斜することにより、上,中,下挾持
板31〜33が共に傾斜する。
この場合、上挾持板31が傾斜すると、これによって中
挾持板32も傾斜し、中挾持板32の傾斜によって第二
レバー36の一端側が押されることとなるので、第二レ
パー36も第一レバー35と同様にC方向に動作する。
次いで、架台移動手段により架台28をキャリア21に
対し第5図(e)に示す如く待機位置からフィルム出し
入れ部60に移動すると、下挾持板33の底部33bが
ストッパー42に係止される。
その後、レバー用駆動手段のモータ48を逆転駆動する
と、応動レバー52が第1図において反時計方向に回り
、第一レバー35を釈放するので、第一レバー35が引
張ばね54のばね力に元の位置に戻ることによって第5
図(d)に示すように上挾持板31が水平位置まで上が
ると共に,上挾持板31からの押し付け力が解除される
ことによって第二レバー36も元の位置に戻り、中挾持
板32が上挾持板31と共に上がる。これにより、下挾
持板33と中挾持板32との間が開くので、これにX線
フィルムを挿入することができる。
このようにして、xiフィルムを挿入した後、レバー用
廓動手段のモータ48を再び駆動して第一レバー35を
動作させ、第5図(a)に示すように上,中,下挾持板
31〜33を共に傾斜したままで重ね合わせることによ
り、下挾持板33及び中挾持板,上挾持板31間にX線
フィルムを挾持する。
しかる後、第5図(f)に示すように、架台移動手段に
より架台28をフイルム出し入れ部60から待機位置ま
で後退させ、ストッパー42による下挾持板33の底部
33bの係止を解除した後、レバー駆動手段モータ48
を再び逆転駆動し、第一レバー35を釈放すると、同図
(g)に示す如く上,中,下挾持板31〜33が待機位
置にて重なりあったままで元の形態に戻る。
これにより、キャリア21がホルダー30を第2図に示
す矢印Aの如く撮影位置まで搬送することにより、X線
フィルムに撮影することができ、またその撮影済みのフ
ィルムはキャリア21によってホルダー30を待機位置
まで搬送した後、上述と同様に動作させることにより,
取込むことができる。
一方、蓄積性蛍光体シートを使用する場合,ホルダー3
0を傾斜させてフィルム出し入れ部6oに移動させるま
では上述の第5図(a)〜(c)と同様であるので、こ
こではその説明を省略し、ホルダー30がフィルム出し
入れ部6oに移動した後からの説明を第6図(a)〜(
f)に従って述べる。
即ち、ホルダー30の上,中,下挾持板31〜33が傾
斜したままでフィルム出し入れ部60に移動し、ストッ
パー42が下挾持板33の底部33bを係止すると、第
6図(a)に示すように、レバー駆動手段のモータ49
を駆動し、出力軸51を介し応動レバー53が第1図に
おいて時計方向に回り,該応動レバー53の他端部が上
方に上がっている第二レバー36の他端部に当たること
により、中挾持板32が傾斜状態を維持できるようにし
ておく。
そして、この状態のままで、レバー駆動手段のモータ4
8を逆転駆動すると、第6図(b)に示すように、応動
レバー52が反時計方向に回り,第一レバー35が釈放
され、引張ばね54のばね力によって元の位置に戻り、
上挾持板31のみが水平位置まで上がるので、中挾持板
32と上挾持板31との間が開くことができる。これに
より,中挾持板32及び上挾持板31間に蓄積性蛍光体
シートを挿入することができる。
このようにして、蓄積性蛍光体シートを挿入した後、レ
バー用廃動手段のモータ48を恥動して第一レバー35
を動作させると、第6図(c)に示すように上挾持板3
1が傾斜して中挾持板32に重なるので、中挾持板32
及び上挾持板31間に蓄積性蛍光体シートを挾持する。
その後、第6図(d)に示すように、レバー用翻動手段
のモータ49を逆転駆動して応動レバー53を反時計方
向に回し、第二レバー36を釈放することにより、中挾
持板32に対する傾斜状態の維持を解除する。
しかる後、第6図(e)において、前述の第5図(f)
と同様に架台用移動手段により架台28をフィルム出し
入れ部6oから待機位置まで後退させ、ストッパー42
による下挾持板33の底部33bの係止を解除した後、
レバー駆動手段モータ48を再び逆転駆動し、第一レバ
ー35を釈放すると、第6図(f)に示す如く上,中,
下挾持板31〜33が待機位置にて重なりあったままで
元の形態に戻る。
これにより、キャリア21によったホルダー30を撮影
位置まで移動することにより蓄積性蛍光体シートに撮影
することができる。
このように、ホルダー30が互いに重なり合う上,中,
下挾持板31〜33の三枚の板で形成され、下挾持板3
3及び中挾持板32間を開いてその間にX線フィルムを
挾持し、また中挾持板32及び上挾持板31間を開いて
その間に蓄積性蛍光体シートを挾持するようにしたので
、ホルダー30が一組で済み、しかもホルダー30を直
接に開に取付けられ、ホルダー30の下方位置に開閉機
構を何等設置することもない。
また、ホルダー30の中挾持板32と下挾持板33との
互いの向き合う内側に増感紙を設け、上挾持板31及び
中挾持板32間に蓄積性蛍光体シートを挾持するので、
蓄積性蛍光体シートを用いる場合に、増感紙が画質に悪
影響を与えることが皆無となり、増感紙を移動させる必
要もない。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、ホルダーを互いに
重ね合わせた上,中,下挾持板の三板で形成し、キャリ
アに取付けた開閉手段により,下挾持板及び中挾持板間
にX線フィルムを挾持させ、また中挾持板及び上挾持板
間に蓄積性蛍光体シートを挾持させるように構成したの
で、一組のホルダーで済み、また開閉手段がホルダーの
下方に設置する必要がなく、しかも増感紙を移動させる
ことが不要になる結果、ホルダーの開閉手段をコンパク
トにでき、X線フィルムと蓄積性蛍光体シートとの双方
を使用しても、またマガジンが四個であっても、装置全
体が大型化するのを防ぎ得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカセッテレス式X線速写装置の一
実施例を示す開閉手段の縦断面図、第2図は第1図の平
面図、第3図はホルダーの上挾持板,中挾持版と開閉手
段のレバーとの関係を示す説明図、第4図は同じくホル
ダーの下挾持板と開閉手段のストッパーとの関係を示す
説明図、第5図(a)乃至(g)はX線フィルムの出し
入れを動作順に示した説明図、第6図(a)乃至(f)
は蓄積性蛍光体シートの出し入れを動作順に示した説明
図、第7図はX線フイルムのみを使用する従来のカセッ
テレス式X線速写装置の一構成例を示す説明晶8図は一
般の透視撮影台を示す正面図である。 21・・・キャリア、30・・・ホルダー 31・・・
上挾持板、32・・・中挾持板、33・・・下挾持板、
35・・・第一レバー 36・・・第二レバー、42・
・・ストッパー、44〜46・・・架台用移動機構、4
8〜53・・・レバー用駐動機構、54,55・・・引
張ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、キャリアに取付けたホルダーを開閉手段により開閉
    させ、ホルダーにX線フィルム及び蓄積性蛍光体シート
    を夫々挾持させるようにしたカセッテレスX線式速写装
    置において、 前記ホルダーは、キャリアに夫々の一端を同軸上にかつ
    回動可能に取付けると共に、互いに積み重ねて配置した
    上、中、下の挾持板で形成し、かつ透視撮影装置のX線
    源から離れた位置にある中挾持板及び下挾持板の互いに
    向合う面に増感紙を有し、 前記開閉手段はキャリアに取付け、重ね合わせた上、中
    、下挾持板のうち、中挾持板と上挾持板との間を開閉し
    て中挾持板及び上挾持板間に蓄積性蛍光体シートを挾持
    させ、かつ下挾持板と中挾持板との間を開閉して下挾持
    板及び中挾持板間にX線フィルムを挾持させるように構
    成したことを特徴とするカセッテレス式X線速写装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59190105A (ja) * 1983-04-13 1984-10-27 Toppan Printing Co Ltd 物品搬送装置の物品幅変換装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59190105A (ja) * 1983-04-13 1984-10-27 Toppan Printing Co Ltd 物品搬送装置の物品幅変換装置

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