JPH03216382A - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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JPH03216382A
JPH03216382A JP2012350A JP1235090A JPH03216382A JP H03216382 A JPH03216382 A JP H03216382A JP 2012350 A JP2012350 A JP 2012350A JP 1235090 A JP1235090 A JP 1235090A JP H03216382 A JPH03216382 A JP H03216382A
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JP
Japan
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heat
ink layer
whiskers
base material
thermal transfer
Prior art date
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Pending
Application number
JP2012350A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Ide
洋司 井手
Keiichi Shiokawa
塩川 恵一
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写記録媒体に関し、特に繰り返し使用して
も高印字濃度で、かつ、印字濃度低下の少ない画像を形
成できる熱転写記録体に関する。
〔従来の技術〕
プリンター,ファクシミリなどの記録装置において、熱
転写方式を利用したもの(熱転写記録装置)は装置の小
型化、低価格化、保守の低減が図れるものとして広く普
及している。一般に、熱転写記録装置に用いられる熱転
写記録媒体は耐熱性基材上に熱転写性インク層が単に設
けられているものであり、従って、1回の使用でインク
層の加熱部分が全て転写してしまい繰り返し使用ができ
ず、このため、ランニングコストの点で問題があった。
そこで、繰り返し使用可能な熱転写記録媒体の出現が求
められ、現在までに各種の熱転写記録媒体が提案されて
きた。
その幾つかをあげると、(1)特開昭54−68253
号、特開昭55−105579号などの公報に開示され
ているような、基材上に微細多孔質インク層を設け、少
しずつ熱溶融性インクが浸み出るようにしたもの、(2
)特開昭58−212993号公報に開示されるような
、基材上のインク層の上に多孔質膜を設け、インク流出
量を制御したもの、さらに(3)特開昭60−1271
91号、特開昭60−127192号などの公報に開示
されるような、接着層を介してインク層を設け少しずつ
インク層をはがして転写させるもの、等であるしかしな
がら、前記(1)は繰り返し使用に伴いインク浸出が困
難となり印字濃度が徐々に低下する傾向がある6前記(
2)は印字濃度を高めるために多孔質膜の孔程を大きく
すると機械的強度が低下し、インク層のはがれが生じる
傾向がある。前記(3)は印字毎の熱溶融性インクの転
写量が一定しない等の傾向がある。
また、これまでの熱転写記録媒体のほとんどはワードプ
ロセッサー等の記録装置に用いられるシリアルサーマル
ヘッドに対応したものであり、ファクシミリ、バーコー
ドプリンター等の記録装置に用いられるラインサーマル
ヘッドのように熱転写記録媒体と非転写紙の加熱後の剥
離時間が長いものにおいてはインク層の剥れが生じたり
、また画像濃度の低下が発生するという欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上述の従来技術の欠点を克服するものであり、
繰り返し熱転写印字を行っても高印字濃度を維持し,し
かも濃度低下のほとんどない熱転度を維持し、しかも濃
度低下のほとんどない熱転写記録媒体であり、加えて、
ラインサーマルヘッドによる高画質繰り返し印字を可能
とした熱転写記録媒体を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、耐熱性基材上に熱溶融性インク層を設けた熱
転写記録媒体において、前記熱溶融性インク層中に単繊
維ウイスカ−(以降単に「ウィスカー」と称することが
ある)が含有されてなることを特徴としている。
本発明者らは熱転写記録媒体について改めて多くの研究
・検討を行なった結果、熱溶融性インク層中に単繊維ウ
ィスカーを含有せしめれば、熱溶融性インク層(以降単
に「インク層」と略記することがある)の全転写が防止
され、また、インク転写量の調整が可能となることを確
めた。本発明はこれに基づいてされたものである。
以下に、本発明を添付の図面に従ってさらに詳細に説明
する。
第1図は本発明に係る熱転写記録媒体の代表的な概略断
面図であり,図中、1は耐熱性基材、3は熱溶融性イン
ク層、5はウィスカー、7は熱溶融性インク、9は耐熱
滑性層を表わしている。
耐熱性基材1は従来より公知の耐熱性を有する材料であ
り,例としてポリエステル、ポリカーボネート、トリア
セチルセルロース、ナイロン、ポリイミド等のプラスチ
ックフイルム、セロハン、硫酸紙、コンデンサー紙等が
使用できる,基材lの厚さは熱感度、機械的強度を考慮
して2〜15癖程度であることが望ましい。また、耐熱
性基材1のサーマルヘッドと接触する表面にシリコーン
樹脂、フッ素樹脂,ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、メラミン樹脂,ニトロセルロース等から
なる耐熱滑性層(耐熱保護層)9を設けることにより基
材の耐熱性をさらに向上せしめることもできる。
ウイスカ−5としては表−1に示すものが好適に用いら
れ、中でも,安価で、かつ繊維径、繊維長の点で炭化珪
素ウィスカー、チタン酸カリウムウィスカー,硼酸アル
ミニウムウィスカーが好ましい。
なお、 ウィスカーは2種以上が併用されても かまわない。
熱溶融性インク7は従来公知の着色剤、ワックス類から
適宜選択して構成される。
着色剤は従来より知られている顔料および染料の中から
適宜選択できるが、顔料としてはカーボンブラック,フ
タロシアニン系顔料が好ましく用いられ、また染料とし
て直接染料、酸性染料、塩基性染料、分散性染料、油溶
性染料等が好適に用いられる。
ワックス類としては、密ロウ、カルナバワックス,鯨ロ
ウ、木ロウ、キャンデリラワックス、ヌカロウ、モンタ
ンワックス等の天然ワックス、パラフィンワックス,マ
イクロクリスタリンワックス、酸化ワックス、オゾケラ
イト、セレシン、エステルワックス等が挙げられる。
熱溶融性インク層3における熱溶融性インク7とウイス
カ−5との比率(重量割合)は30:70〜95:5が
好ましい。この範囲を逸脱すると、全転写を生じたり、
光学濃度が低下するといった不都合がみられるようにな
る。
第2図はインク層を基材1側の第1インク層(第l熱溶
融性インク#)11と自由表面側の第2インク層(第2
熱溶融性インク層)13との二層で構成した例である。
この例によれば、第1インク層11はウイスカ−5に対
して熱溶融性インク7を多く存在させ、第2インク層1
3では逆にウイスカ−5に対して熱溶融性インク7に対
してウイスカ−5を多く存在させることで、第1インク
層11及び第2インク層13全体に占める中の熱溶融性
インク量を増加させてもインク層の全転写が起ることな
く、良好なマルチ性と高い光学濃度が得られる。なお、
この第2図に示した熱転写記録媒体における熱溶融性イ
ンクとウィスカーとの比率(重量割合)は くらいが適当である。
第3図は、従来より知られている樹脂マトリクス中に熱
溶融性インクを含有させたタイプの熱溶融性インク層に
おいて、樹脂マトリクス成分15中にウイスカ−5を存
在せしめたものである。こうすることによって、樹脂マ
トリクスの熱機械的強度を向上させインク層3′の破壊
を防ぎ、同時に、インク層21の全転写の発生を阻止す
るのに有利である。
樹脂マトリクス成分には、ガラス転移点が熱溶融性イン
ク7の融点より高い各種の樹脂を用いることができる。
具体的には、塩化ビニル樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル
共重合体、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ
樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノール樹脂、ウレタ
ン樹脂、ポリイミド樹脂など挙げられる。
なお,この第3図に示した熱転写記録媒体におけるイン
ク層で、樹脂マトリクス成分中にウィスカ一を存在させ
たもの(樹脂/ウィスカーマトリクス)と熱溶融性イン
クとの比率(重量割合)は5:95〜70:30<らい
が適当である。また、樹脂マトリクス成分とウィスカー
と比率(重量割合)は90:10〜10:90より好ま
しくは80:20〜40:60程度である。
第4図は第3図に示した構成のインク層を二層として積
層し,基材l側の第1インク層17は樹脂マトリクス成
分15にウイスカ−5を含有させたものに対して熱溶融
性インク7を多く存在させ、一方、逆に、自由表面側の
第2インク層l9は熱溶融性インク7に対して樹脂マト
リクス成分15にウィスカー5を含有させたものを多く
存在させた例である,こうすることによって、第1イン
ク層l7及び第2インク層19の全体に占めるインク層
を増加させることができ、また、インク層の全転写の発
生がなくなり、更には、良好なマルチ性と高い光学濃度
が得られる。
これら第1、2、3及び4図に示した熱転写記録媒体に
おけるそれぞれのインク層の厚さは、主として、意図す
るマルチ回数によって適宜決定される。
〔実施例〕
次に、実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明する。
なお、ここでの部は重量基準である。
実施例1 耐熱性基材として、耐熱処理を施したPUTフイルム(
約4.5IJs厚)を用い,下記組成のインク層を約1
0戸厚となるように塗布乾燥して、第1図に示したタイ
プの熱転写記録媒体をつくった。
不λ又凰皇 カーボンブラック        10部カルナバワッ
クスNG1       38部酸化ポリエチレン  
      12部からなる混合物をトルエン/メチル
エチルケトン(1/1)混合溶媒に分散してインク層形
成液を調製した。
実施例2 実施例1と同一の基材を用い、下記の第1インク層(約
7声厚)及び第2層(約3声厚)を積層して、第2図に
示したタイプの熱転写記録媒体をつくった。
1インク  インク カーボンブラック        15部パラフィンワ
ックス(155゜F)50部酸化ポリエチレン    
   15部硼酸アルミニウムウイスカ−  20部(
実施例lと同一のもの) からなる混合物をトルエン/メチルエチルケトン(1/
2)混合溶媒に分散して第1インク層形成液を調製した
2インク  インク カーボンブラック       7.5部キャンデリラ
ワックス&1    30.0部酸化ポリエチレン  
     12.5部からなる混合物をトルエン/メチ
ルエチルケトン(1/2)混合溶媒に分散して第2イン
ク層形成液を調製した。
実施例3 予め、(A)及び(B)の2種のインク層形成液を調製
した。
ΩkC仁先歓皮 カーボンブラック        18部キャンデリラ
ワックスNa2     60部酸化ポリエチレン  
      22部からなる混合物をトルエン/メチル
エチルケトン(1/1)混合溶媒に分散してインク層形
成液(B)を調製した。
これら2種のインク層形成液(A)及び(B)を、(A
)=(B)=60:40の重量比で混合し、これを実施
例lと同一の基村上に厚さ約10癖となるように塗布乾
燥しインク層を形成して、第3図に示したタイプの熱転
写記録媒体をつくった。
実施例4 予め、(C)、(D)、(E)及び(F)の4種のイン
ク層形成液を調製した。
剋升C乙先歓腹 カーボンブラック        18部キャンデリラ
ワックスNQ2     50部酸化ポリエチレン  
     22部テルペン樹脂          1
0部からなる混合物をトルエン/メチルエチルケトン(
1/2)混合溶媒に分散してインク層形成液(C)を調
製した。
Ω升色乙先糺衣 塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体 90部チタン酸カリ
ウムウイスカ−   10部からなる混合物をトルエン
/メチルエチルケトン(1/2)混合溶媒に分散してイ
ンク層形成液(D)を調製した。
(E)インク組成 カーボンブラック        18部キャンデリラ
ワックスNo1     60部酸化ポリエチレン  
     22部からなる混合物をトルエン/メチルエ
チルケトン(1/2)混合溶媒に分散してインク層形成
液(E)を調製した。
ぜ去4之汐11又 塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体 60部チタン酸カリ
ウムウイスカ−  40部からなる混合物をトルエン/
メチルエチルケトン(1/2)混合溶媒に分散してイン
ク層形成液(F)を調製した。
次いで、(C)液:(D)液=75:25の重量割合で
混合して第1インク層形成液とし、また、(E)液:(
F)液=70:30の重量割合で混合して第2インク層
形成液とした。
これらのインク層形成液を用い、実施例1と同一の基村
上に第1インク層(厚さ約84)、第2インク層(厚ざ
約2μs)を形成し第4図に示したタイプの熱転写記録
媒体をつくった。
これら4種類の熱転写記録媒体をラインプリンターに装
置し、熱転写記録媒体の同じ位置を4回繰り返して印字
し、得られた画像の反射濃度を測定した。なお,印字条
件は サーマルヘッド:ライン薄膜ヘッドタイププラテン圧:
 230gf/cm 熱転写記録媒体の剥離角:45゜(被転写紙に対し)印
加ネルギー: 23mj/mu” 印字速度:2インチ/see 被転写紙:上質紙(ベック平滑度200sec)とした
表−2 〔発明の効果〕 実施例から明らかなように、本発明の熱転写記録媒体は
繰り返し印字しても画像濃度が充分に高く、しかも、イ
ンク層が剥離することもない実用上極めて優れたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図及び第4図は本発明に係る熱転
写記録媒体の4例の概略断面図である。 1・・・耐熱性基材 3,2I・・・熱溶融性インク層 5・・・ウィスカ−   7・・・熱溶融性インク9・
・・耐熱滑性層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性基材上に熱溶融性インク層を設けた熱転写
    記録媒体において、前記熱溶融性インク層中に単繊維ウ
    ィスカーが含有されていることを特徴とする熱転写記録
    媒体。
  2. (2)前記熱溶融性インク層が熱溶融性インク、樹脂マ
    トリクス及び単繊維ウィスカーを主成分としてなる請求
    項1に記載の熱転写記録媒体。
  3. (3)前記熱溶融性インク層が二層構造である請求項1
    又は2に記載の熱転写記録媒体。
JP2012350A 1990-01-22 1990-01-22 熱転写記録媒体 Pending JPH03216382A (ja)

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JP2012350A JPH03216382A (ja) 1990-01-22 1990-01-22 熱転写記録媒体

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JP2012350A JPH03216382A (ja) 1990-01-22 1990-01-22 熱転写記録媒体

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JP (1) JPH03216382A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5352651A (en) * 1992-12-23 1994-10-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Nanostructured imaging transfer element

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5352651A (en) * 1992-12-23 1994-10-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Nanostructured imaging transfer element

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