JPH03213928A - 壁埋込形の空気調和用室外機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は空気調和用の室外機に関するものであり、特
に、ベランダ等の壁に埋込んで使用する空気調和用室外
機に関するものである。

［従来の技術］ 従来より、アパート等においては、空気調和用の室外機
の適当な据付場所がないことが多（、この据付場所の選
定に苦慮している。そこで、これを解消すべく壁埋込形
の室外機が採用されている。

第３図は従来の壁埋込形の空気調和用室外機の縦断面を
示す断面図である。

図において、（１）は空気調和用の室外機本体、（２）
は冷媒と室外空気との熱交換を行なう熱交換器、（３）
は熱交換用の室外空気を熱交換器（２）に送風する送風
機、（４）は熱交換用の空気の吸込口、（５）は熱交換
後の空気の吹出口、（６）は吸込口（４）から吸込まれ
る熱交換用の空気流、（７）は吹出口（５）から吹出さ
れる熱交換後の空気流、（８）は建物から延出している
ベランダ、（９）はベランダ（８）の側部を覆っている
壁である。

従来の壁埋込形の空気調和用室外機は上記のように構成
されており、室外機本体（１）の一方の面に配設した吸
込口（４）から吸込んだ熱交換用の空気流（６）は、室
外機本体（１）の他方の面に配設した吹出口（５）から
熱交換後の空気流（７）として吹出される。

このような構成の空気調和用の室外機を外壁パネル等に
組込んだものは、実開昭６３−１３４３２０号公報にも
開示されている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の壁埋込形の空気調和用室外機では、
熱交換用の空気の吸込口（４）と熱交換後の空気の吹出
口（５）が各々室外機本体（１）の別の面に配設されて
おり、熱交換器（２）と送風機（３）が直線的に配設さ
れていた。したがって、熱交換用の空気流（６）と熱交
換後の空気流（７）は室外機本体（１）内を貫通して直
線的に流れていた。このため、室外機本体（１）の外部
の厚さ方向の寸法が大きくならざるを得す、壁（９）に
埋込んだ場合にも壁面から室外機本体（１）が大きく突
出しており、見栄えが悪かった。

しかも、室外機本体（１）の埋込部の壁部後の風通しを
良好にする必要性から、埋込部の前後には何も置くこと
ができなかった。したがって、この種の空気調和用室外
機をベランダ（８）の壁（９）に埋込んだ場合には、ベ
ランダ（８）の有効利用等ができなかった。

また、室外機本体（１）の埋込部の壁（９）の一方の面
の風通しを考慮する必要がない空気調和用室外機として
、例えば、実開昭６２−１００４２５号公報に示されて
いるような、室外機本体（１）の同一面側に熱交換用の
空気の吸込口（４）及び熱交換後の空気の吹出口（５）
を各々配設した、所謂、−面処理形の空気調和用室外機
もあった。

しかし、上記公報の空気調和用室外機は、送風機（３）
を二基内蔵し、電装品等の機械室も一体で組込んだもの
であり、複雑な構成となっていた。

このために、壁（９）に埋込んだ場合には、やはり上記
従来例のように壁面から室外機本体（１）が突出し、見
栄えが悪かった。

そこで、この発明は壁面からの室外機本体の突出量を抑
制でき、しかも、室外機本体の埋込部の壁の一方の面の
風通しを考慮する必要がない壁埋込形の空気調和用室外
機の提供を課題とするものである。

［課題を解決するための手段］ この発明にかかる壁埋込形の空気調和用室外機は、壁（
９）に埋設される前記壁（９）と略同一寸法の厚さの外
部を有する空気調和用の室外機本体（１）と、前記室外
機本体（１）の同一面側に配設した熱交換用の空気の吸
込口（４）及び熱交換後の空気の吹出口（５）とを具備
するものである。

［作用］ この発明の壁埋込形の空気調和用室外機においては、壁
（９）に埋設される室外機本体（１）の外部が前記壁（
９）と略同一寸法の厚さなので、壁面から室外機本体（
１）が突出するのを抑制できる。しかも、熱交換用の空
気の吸込口（４）及び熱交換後の空気の吹出口（５）が
室外機本体（１）の同一面側に位置するので、室外機本
体（１）の埋込部の壁（９）の一方の面である反吸込口
（４）及び吹出口（５）側の風通しを考慮する必要がな
い。

［実施例コ 第１図はこの発明の一実施例である壁埋込形の空気調和
用室外機の据付例を示す斜視図、第２図はこの発明の一
実施例である壁埋込形の空気調和用室外機の縦断面を示
す断面図である。図中、（１）から（９）は上記従来例
の構成部分と同一または相当する構成部分を示すもので
ある。したがって、ここでは従来例との相違点を中心に
説明する。

この実施例においては、熱交換用の空気の吸込口（４）
及び熱交換後の空気の吹出口（５）が室外機本体（１）
の同一面側に位置する一面処理構造となっている。即ち
、吸込口（４）及び吹出口（５）が室外機本体（１）の
同一面側の上下に配設されている。また、熱交換器（２
）と送風機（３）も室外機本体（１）内で上下に分けて
配設されている。そして、前記吸込口（４）及び吹出口
（５）を含めて一体となって室外機本体（１）が壁（９
）に埋設されている。

このため、室外機本体（１）の外部の厚さ方向の寸法を
極力小さくでき、薄形の室外機本体（１）となる。即ち
、壁（９）と略同−寸法の厚さの外部を有する室外機本
体（１）となる。

したがって、この実施例の壁埋込形の空気調和用室外機
を壁（９）に埋込んだ場合には、従来のように、壁面か
ら室外機本体（１）が大きく突出することはないので、
極めて見栄えがよい。

しかも、この実施例の壁埋込形の空気調和用室外機は一
面処理構造のため、熱交換用の空気流（６）は室外機本
体（１）内を通って同一面側に熱交換後の空気流（７）
として吹出される。このため、室外機本体（１）の埋込
部の壁（９）の−方の面である反吸込口（４）及び吹出
口（５）側の風通しを考慮する必要がなく、室外機本体
（１）の埋込部の反吸込口（４）及び吹出口（５）側に
は洗濯機等を置（ことができる。したがって、この実施
例の空気調和用室外機をベランダ（８）の壁（９）に埋
込んだ場合には、ベランダ（８）の有効利用ができる。

上記のように、この実施例の壁埋込形の空気調和用室外
機は、壁（９）に埋設される室外機本体（１）の外部が
前記壁（９）と略同−寸法の厚さとなっており、且つ、
熱交換用の空気の吸込口（４）及び熱交換後の空気の吹
出口（５）が前記室外機本体（１）の同一面側に位置し
ている。

したがって、室外機本体（１）を壁（９）に埋設した場
合に、壁面から室外機本体（１）が突出するのを抑制で
きるので、外観の見栄えであるエフステリア性が向上す
る。しかも、室外機本体（１）の埋込部の壁（９）の一
方の面である反吸込口（４）及び吹出口（５）側の風通
しを考慮する必要がないので、室外機本体（１）の埋込
部近傍の有効活用及び省スペース化を促進できる。

ところで、上記実施例では吸込口（４）と吹出口（５）
を室外機本体（１）の−面側の上下に配設した空気調和
用室外機について説明をしたが、−面処理構造であれば
吸込口（４）と吹出口（５）は左右配置であっても差支
えない。

また、熱交換器（２）と送風機（３）の配設も上下に限
らず、左右配置でもよい。即ち、室外機本体（１）の外
部の厚さ方向の寸法を極力小さくでき、壁（９）と略同
−寸法の厚さの外部になる配置であれば構わない。

［発明の効果］ 以上説明したとおり、この発明の壁埋込形の空気調和用
室外機は、壁に埋設される室外機本体の外部が前記壁と
略同−寸法の厚さであり、且つ、熱交換用の空気の吸込
口及び熱交換後の空気の吹出口が前記室外機本体の同一
面側に位置しているから、壁面から室外機本体が突出す
るのを抑制でき、しかも、室外機本体の埋込部の壁の一
方の面である反吸込口及び吹出口側の風通しを考慮する
必要がないので、エフステリア性が向上し、室外機本体
の埋込部近傍の有効活用及び省スペース化を促進できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である壁埋込形の空気調和
用室外機の据付例を示す斜視図、第２図はこの発明の一
実施例である壁埋込形の空気調和用室外機の縦断面を示
す断面図、第３図は従来の壁埋込形の空気調和用室外機
の縦断面を示す断面図である。 図において、 １：室外機本体　　　　４：吸込口 ５：吹出口　　　　　　６：熱交換用の空気流７：熱交
換後の空気流　９：壁 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 壁に埋設される前記壁と略同一寸法の厚さの外部を有す
   る空気調和用の室外機本体と、 前記室外機本体の同一面側に配設した熱交換用の空気の
   吸込口及び熱交換後の空気の吹出口とを具備することを
   特徴とする壁埋込形の空気調和用室外機。