JP2871562B2 - 壁埋込形空気調和機 - Google Patents

壁埋込形空気調和機

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JP2871562B2
JP2871562B2 JP7322551A JP32255195A JP2871562B2 JP 2871562 B2 JP2871562 B2 JP 2871562B2 JP 7322551 A JP7322551 A JP 7322551A JP 32255195 A JP32255195 A JP 32255195A JP 2871562 B2 JP2871562 B2 JP 2871562B2
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明人 松本
敏広 山崎
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Daikin Kogyo Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • F24F1/0057Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in or on a wall

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壁内に埋め込ん
で設置される壁埋込形空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建物の壁内に埋め込んで設置さ
れる壁埋込形空気調和機の従来例としては、例えば特公
昭62−1490号公報、特開昭62−131125号
公報、あるいは実公昭61−32266号公報に記載の
ものを挙げることができる。そして図は、上記のうち
特公昭62−1490号公報に記載された壁埋込形空気
調和機の概略構成を示す透過側面図である。この壁埋込
形空気調和機は、空調機本体31が室内ユニット32と
室外ユニット33とから成り、室内ユニット32内には
シロッコファンで構成された室内ファン38と室内熱交
換器36とが上下に配置される一方、室外ユニット33
内にはプロペラファンで構成される室外ファン39と室
外熱交換器37と圧縮機40とが、同図に示すように並
設されている。そして上記室内ユニット32を床上の壁
50内に埋設する一方、室外ユニット33は床下47に
配置し、これによって省スペースを図ることができると
共に、外観の向上をも図ることができるようになってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例の壁埋込形空気調和機では、次のような問題が生じて
いた。まず室内ユニット32についていえば、室内ファ
ン38をシロッコファンによって構成しているので、室
内ユニット32内に風経路となるスペースを別途確保し
なければならない。そのため室内ユニット32の薄形化
を図るにも制約が生じ、壁50の厚さによっては壁50
内に完全に埋め込んでしまうことができない場合も生じ
ることから、設置対象とできる建物が限定されたり、外
観を十分に向上させることができないという問題を生じ
ていた。一方、室外ユニット33においては、室外熱交
換器37、室外ファン39、及び圧縮機40を並設して
いる。そのため室外ユニット33は壁50内に設置する
ことができず、建物外である床下47に配置されること
によって外観を損ねたり、床下47に十分な設置スペー
スを有する建物のみに設置対象が制限されるという問題
が生じていた。また実公昭61−32266号公報記載
のものでは、壁内に埋め込まれる室外ファンをプロペラ
ファンによって構成しているため上記室内ユニット32
で発生したのと同様の問題が生じ、さらに特開昭62−
131125号公報記載のものでは、室内熱交換器と室
外熱交換器とを並設しているため上記室外ユニット33
で発生したのと同様の問題が生じていた。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、より一層の薄
形化によって省スペースを図り、これによって設置自由
度を向上させると共に外観を向上させることが可能な壁
埋込形空気調和機を提供することにある。
【0005】
【発明を解決するための手段】そこでこの発明の壁埋込
形空気調和機は、壁50内に埋め込んで設置される本体
ケーシング1内に室内ユニット2と室外ユニット3とを
有し、上記室内ユニット2は、室内ファン8と室内熱交
換器6とを備えて、この室内ファン8によって吸い込ん
だ室内48の空気を上記室内熱交換器6で熱交換して再
び室内48へと吹き出すよう構成する一方、上記室外ユ
ニット3は、圧縮機10と室外ファン9と室外熱交換器
7とを備えて、この室外ファン9によって吸い込んだ室
外49の空気を上記室外熱交換器7で熱交換して再び室
外49へと吹き出すよう構成して成る壁埋込形空気調和
機において、上記室内ファン8及び室外ファン9をクロ
スフローファンによって構成すると共に、上記室内ユニ
ット2と室外ユニット3とを本体ケーシング1内におい
て上記室内ユニット2が、上記室外ユニット3の上側に
なるよう上下に積層して成り、さらに上記室外ユニット
3は上下に積層した2つのユニット3a、3bで構成
し、その一方のユニット3aに室外ファン9と室外熱交
換器7とを配置して、他方のユニット3bに圧縮機10
を配置し、また上記室外ファン9を構成するクロスフロ
ーファンのファンロータ9aは、その軸方向が上下方向
となるように配置する一方、上記室内ファン8を構成す
るクロスフローファンのファンロータ8aは、その軸方
向が壁50面に沿って横方向となるように配置している
ことを特徴としている。
【0006】上記の壁埋込形空気調和機では、クロスフ
ローファンによって室内ファン8及び室外ファン9を構
成しているので、風経路のために必要なスペースを削減
し、各ユニット2、3の一層の薄形化による省スペース
を図ることが可能となる。しかも室内ユニット2と室外
ユニット3とは上下に積層しているので空気調和機全体
をより一層薄形化し、さらに省スペースを図ることが可
能となる。また室内ユニット2を壁50の上部に配置す
ることが可能となり、これにより従来の壁掛形空気調和
機の外観と略同様の外観となる。しかも室外ファン9及
び室外熱交換器7と圧縮機10とを上下に配置している
ので、横方向の省スペースを図ることが可能となる
【0007】さらに上記室外ファン9を構成するクロス
フローファンのファンロータ9aは、その軸方向が上下
方向となるように配置しているので、室外ファン9を構
成するファンロータ9aの軸方向の長さを、壁50の横
方向の寸法に制限されないものとすることが可能とな
る。その一方、上記室内ファン8を構成するクロスフロ
ーファンのファンロータ8aは、その軸方向が壁50面
に沿って横方向となるように配置しているので、熱交換
された空気を横方向に広く室内48へと吹き出すことが
可能となる
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明の壁埋込形空気調
和機の具体的な実施の形態について、図面を参照にしつ
つ詳細に説明する。
【0009】図1は、上記壁埋込形空気調和機の概略構
成を示す図であって、(a)はその透過正面図であり、
また(b)はその透過側面図である。同図に示すよう
に、この壁埋込形空気調和機は、壁50内に埋め込んで
設置される直方体状の本体ケーシング1内に室内ユニッ
ト2と室外ユニット3とを有し、室外ユニット3上に室
内ユニット2を積層して構成されている。そして上記室
内ユニット2は、冷媒回路中において凝縮器又は蒸発器
として機能する室内熱交換器6と、クロスフローファン
によって構成された室内ファン8とを備えている。この
室内ファン8を構成するクロスフローファンは、その軸
方向が壁50面に沿って横方向に配置されてファンモー
タ8bによって駆動されるファンロータ8aと、その背
部に配置されて風経路を形成するスクロール部8cと、
上記室内熱交換器6のドレンパン11の一部に形成され
た舌部(図示せず)とを備えて構成され、室内48から
空気を吸い込み、これを再び室内48へと吹き出すよう
にしたものである。また同図(a)において上記室内熱
交換器6等の右側に設けられた部分2cは室内ユニット
側配管室であり、この配管室2cは、上記室内熱交換器
6を冷媒回路に接続するための連絡配管(図示せず)等
を配置するスペースとして利用される。
【0010】一方、上記室外ユニット3は、さらに空調
ユニット3aと機械ユニット3bとから成り、機械ユニ
ット3b上に空調ユニット3aを積層して構成されてい
る。そして上記空調ユニット3aは、上記室内熱交換器
6と同一冷媒回路中において、室内熱交換器6が凝縮器
として機能するときには蒸発器として機能し、また室内
熱交換器6が蒸発器として機能するときには凝縮器とし
て機能する室外熱交換器7と、クロスフローファンによ
って構成された室外ファン9とを備えている。この室外
ファン9を構成するクロスフローファンは、ファンモー
タ9bによって駆動されるファンロータ9aがその軸方
向を上下にして配置され、さらに舌部、スクロール部
(共に図示せず)を備えて構成され、上記室内ユニット
2とは反対に、室外49から空気を吸い込み、これを再
び室外49へと吹き出すようにしたものである。また同
図(a)において上記ファンロータ9aの右側に設けら
れた部分3cは室外ユニット側配管室であり、この配管
室3cは、上記室外熱交換器7及び室内熱交換器6を冷
媒回路に接続するための連絡配管(図示せず)等を配置
するスペースとして利用される。さらに上記機械ユニッ
ト3bは縦置形の圧縮機10を備え、そしてこの圧縮機
10は、上記室内熱交換器6及び室外熱交換器7と共に
同一の冷媒回路を構成するものである。
【0011】以上のように構成された壁埋込形空気調和
機は、室内ユニット2の吹出側及び吸込側となる面2d
を室内48に臨ませると共に、室外ユニット3の吹出側
及び吸込側となる面3dを室外49に臨ませるようにし
て、本体ケーシング1を壁50内に埋め込んで設置され
る。そして圧縮機10を駆動して冷媒回路を作動させ、
ファンモータ8b、9bを駆動すると、室内48から吸
い込んだ空気が室内熱交換器6で熱交換され、さらにス
クロール部8cで流通方向を室内側へと変更されなが
ら、ファンロータ8a内を横断して再び室内48へと吹
き出される。一方室外ユニット3では室外49から吸い
込んだ空気を室外熱交換器7で熱交換し、これが再び室
外49へと吹き出されるようになる。従って、このとき
上記室内熱交換器6を凝縮器として機能させ、室外熱交
換器7を蒸発器として機能させると室内48が暖房さ
れ、また上記室内熱交換器6を蒸発器として機能させ、
室外熱交換器7を凝縮器として機能させると室内48が
冷房されることになる。
【0012】上記のような壁埋込形空気調和機において
は、室内ファン8又は室外ファン9によって室内48又
は室外49から吸い込んだ空気を、再び吸い込んだ側、
すなわち室内48又は室外49へと吹き戻すように構成
する必要がある。そのため上記壁埋込形空気調和機で
は、室内ファン8及び室外ファン9をクロスフローファ
ンによって構成している。クロスフローファンでは、フ
ァンロータ8a、9aの回転とこれに近接して設けられ
た舌部(図示せず)との作用によってファンロータ8
a、9aの内側に渦中心を有する偏心渦が生じ、吸込側
(室内48又は室外49)から上記偏心渦の流れの一部
として空気がファンロータ8a、9a内に流入し、さら
にこれがファンロータ8a、9aをその直径方向に横断
して再び吸込側(室内48又は室外49)へと流出す
る。すなわちクロスフローファンは、その構成自体に吸
い込んだ側へと空気を吹き戻す作用を有しているのであ
り、そのため風経路を形成するのに必要なスペースを大
きく削減し、これによって室内ユニット2及び室外ユニ
ット3の薄形化を図ることができる。しかも室内ユニッ
ト2と室外ユニット3を上下に積層することにより、厚
さ方向に熱交換器6、7やファン8、9が並設されない
ような構成としているので、本体ケーシング1をさらに
薄形化することができる。そしてこのようにして薄形化
が図られた上記壁埋込形空気調和機は、その厚さが約1
20mm程度であり、120〜140mmの厚さの壁5
0に対して完全に埋め込むことができるものとなってい
る。従って設置自由度を向上させることができると共
に、壁50から突出するような部分がなく美しい仕上が
りを有し、インテリア性、エクステリア性等の外観を向
上させることができる。
【0013】また、壁埋込形空気調和機の設置される壁
50には、横方向よりも縦方向のスペースに余裕がある
のが一般的である。それは、縦方向には略一様な天井高
さが確保されているのに対し、横方向は室内の利用の仕
方や建物の設計によって様々に相違するからである。そ
のため上記壁埋込形空気調和機では、室外ユニット3を
さらに空調ユニット3aと機械ユニット3bとで構成
し、これらを上下に積層することにより、壁50内にお
ける横方向の省スペースを図り、設置自由度を向上させ
ることができるようになっている。また上記壁埋込形空
気調和機では機械ユニット3bに縦置形圧縮機10を備
えたが、横置形圧縮機を備えてさらに縦方向の省スペー
スを図るようにしてもよい。さらに室内ユニット2と室
外ユニット3とを上下に積層するに際しては、室内ユニ
ット2が上側となるようにしている。従って壁50内に
配置した場合に従来の壁掛形空気調和機と同様の外観と
なり、これによってインテリア性を向上させることがで
きる。
【0014】また、室外ファン9を構成するクロスフロ
ーファンのファンロータ9aは、その軸方向が上下方向
に配置されている。壁50内においては横方向よりも縦
方向の方がスペースに余裕があるのは上述の通りであ
り、そのため上記のようにファンロータ9aを配置すれ
ば、その軸長を十分に大きくすることができる。従って
室外ユニット3における十分な送風量を確保することが
できる。一方、室内ファン8を構成するクロスフローフ
ァンのファンロータ8aは、壁50面に沿って横方向と
なるように配置されている。従って熱交換された空調空
気を幅広く室内48に吹き出すことにより、利用快適性
を向上させることができる。
【0015】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施す
ることができる。
【0016】
【発明の効果】この発明の壁埋込形空気調和機では、よ
り一層の薄形化により省スペースを図ることが可能とな
るので、設置自由度を向上させることが可能となると共
に、外観を向上させることが可能となる。また従来の壁
掛形空気調和機の外観と同様の外観となるので、インテ
リア性を向上させることが可能となる。しかも横方向の
省スペースを図ることが可能となるので、設置自由度を
さらに向上させることが可能となる
【0017】さらに室外ユニットにおいて十分な送風量
を確保して空調能力を向上させることが可能となると共
に、室内ユニットにおいては、利用快適性を向上させる
ことが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の壁埋込形空気調和機の一実施形態の
概略構成を示す図であって、(a)は透過正面図であ
り、(b)は透過側面図である。
【図2】従来例の壁埋込形空気調和機の概略構成を示す
透過側面図である
【符号の説明】
1 本体ケーシング 2 室内ユニット 3 室外ユニット 3a 空調ユニット 3b 機械ユニット 6 室内熱交換器 7 室外熱交換器 8 室内ファン 8a ファンロータ 9 室外ファン 9a ファンロータ 10 圧縮機 48 室内 49 室外 50 壁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−280333(JP,A) 特開 昭60−174442(JP,A) 特開 昭62−272037(JP,A) 実開 昭63−198925(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/32 F24F 1/02 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁(50)内に埋め込んで設置される本
    体ケーシング(1)内に室内ユニット(2)と室外ユニ
    ット(3)とを有し、上記室内ユニット(2)は、室内
    ファン(8)と室内熱交換器(6)とを備えて、この室
    内ファン(8)によって吸い込んだ室内(48)の空気
    を上記室内熱交換器(6)で熱交換して再び室内(4
    8)へと吹き出すよう構成する一方、上記室外ユニット
    (3)は、圧縮機(10)と室外ファン(9)と室外熱
    交換器(7)とを備えて、この室外ファン(9)によっ
    て吸い込んだ室外(49)の空気を上記室外熱交換器
    (7)で熱交換して再び室外(49)へと吹き出すよう
    構成して成る壁埋込形空気調和機において、上記室内フ
    ァン(8)及び室外ファン(9)をクロスフローファン
    によって構成すると共に、上記室内ユニット(2)と室
    外ユニット(3)とを本体ケーシング(1)内において
    上記室内ユニット(2)が、上記室外ユニット(3)の
    上側になるよう上下に積層して成り、さらに上記室外ユ
    ニット(3)は上下に積層した2つのユニット(3a)
    (3b)で構成し、その一方のユニット(3a)に室外
    ファン(9)と室外熱交換器(7)とを配置して、他方
    のユニット(3b)に圧縮機(10)を配置し、また上
    記室外ファン(9)を構成するクロスフローファンのフ
    ァンロータ(9a)は、その軸方向が上下方向となるよ
    うに配置する一方、上記室内ファン(8)を構成するク
    ロスフローファンのファンロータ(8a)は、その軸方
    向が壁(50)面に沿って横方向となるように配置して
    いることを特徴とする壁埋込形空気調和機。
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