JPH03211705A - 電圧非直線抵抗器の製造方法 - Google Patents
電圧非直線抵抗器の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、各種電子機器などの回路電圧の安定化やサー
ジ及びノイズ吸収などに利用される電圧非直線抵抗器の
製造方法に関するものである。
ジ及びノイズ吸収などに利用される電圧非直線抵抗器の
製造方法に関するものである。
従来の技術
電圧非直線抵抗器は一般にバリスタと称され、電圧の安
定化やサージ吸収などに広く用いられている。その代表
的なものとしては、酸化亜鉛(ZnO)を主成分とする
ZnOバリスタが知られている。
定化やサージ吸収などに広く用いられている。その代表
的なものとしては、酸化亜鉛(ZnO)を主成分とする
ZnOバリスタが知られている。
このZnOバリスタは、電圧非直線性が良く、サージ電
流耐量が大きいなどの特徴を有するものである。その製
造方法は、主成分のZnOにB 120s、 C020
g、Mn o2. S b20s、 S nozなどの
副成分を微量添加し、有機バインダーなどとともに均一
混合を行い、その後、通常スプレードライヤーなどによ
り造粒された粉を成形し、1000〜14oO℃で焼結
させていた。
流耐量が大きいなどの特徴を有するものである。その製
造方法は、主成分のZnOにB 120s、 C020
g、Mn o2. S b20s、 S nozなどの
副成分を微量添加し、有機バインダーなどとともに均一
混合を行い、その後、通常スプレードライヤーなどによ
り造粒された粉を成形し、1000〜14oO℃で焼結
させていた。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、従来の方法では焼結過程中の700℃付
近よりB 120aとSnO2が反応することにより、
5i2sn3oQが形成されていた。
近よりB 120aとSnO2が反応することにより、
5i2sn3oQが形成されていた。
そのため、ZnOバリスタの結晶粒子の形成に重要な役
目を果たすパイロクロア相(Zn、、BigSbgOz
4)が形成されず、異常粒成長が起きやすく、バリスタ
電圧のバラツキ、制限電圧特性の悪化という課題を有し
ていた。
目を果たすパイロクロア相(Zn、、BigSbgOz
4)が形成されず、異常粒成長が起きやすく、バリスタ
電圧のバラツキ、制限電圧特性の悪化という課題を有し
ていた。
本発明は上記のような従来の課題を解決するもので、バ
リスタ電圧のバラツキが小さく、制限電圧特性の優れた
電圧非直線抵抗器を提供することを目的とするものであ
る。
リスタ電圧のバラツキが小さく、制限電圧特性の優れた
電圧非直線抵抗器を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段
この目的を達成するために本発明の電圧非直線抵抗器の
製造方法は、ZnOを主成分とし、副成分として少なく
ともビスマス、アンチモン、スズをそれぞれB f 2
0g、 S b20s、 S n Oxに換算して、 B 120s: 0.050〜2.000モル%。
製造方法は、ZnOを主成分とし、副成分として少なく
ともビスマス、アンチモン、スズをそれぞれB f 2
0g、 S b20s、 S n Oxに換算して、 B 120s: 0.050〜2.000モル%。
s b2oB: 0.050〜3. OO0モル%。
5nO−: 0.050〜3.000モル%の割合で含
んでなる原料のうち、ZnO:3.000モル%以上、
B 120a : 0.025モル%以上。
んでなる原料のうち、ZnO:3.000モル%以上、
B 120a : 0.025モル%以上。
5b203 :0.025モル%以上をあらかじめ混合
し、700℃以上で仮焼後添加するものである。
し、700℃以上で仮焼後添加するものである。
作用
この方法により、ZnO,B i、os、5bzOsを
あらかじめ700℃以上で仮焼することにより、パイロ
クロア相が形成されることとなり、バリスタ電圧のバラ
ツキが小さくなり、また制限電圧特性の優れた電圧非直
線抵抗器を提供することができることとなる。
あらかじめ700℃以上で仮焼することにより、パイロ
クロア相が形成されることとなり、バリスタ電圧のバラ
ツキが小さくなり、また制限電圧特性の優れた電圧非直
線抵抗器を提供することができることとなる。
実施例
以下、本発明を実施例にしたがって詳細に説明する。
(実施例1)
まず、Z n O、B 120s、 COtO@、 M
n 02゜S b、o、、S n02を下記の第1表に
示すように調合した。そのうち、ZnO: 10.OO
O%ル%。
n 02゜S b、o、、S n02を下記の第1表に
示すように調合した。そのうち、ZnO: 10.OO
O%ル%。
Bi2O,全量とs b20.全量をあらかじめ混合し
、900℃で仮焼を行い添加した。次に、この調合した
原料を混合し、バインダーなどを加え造粒を行った。次
いで、二〇造粒粉を成形後、1250℃で2時間焼成を
行い、直径10+m+、厚さIIuIの焼結体を得た。
、900℃で仮焼を行い添加した。次に、この調合した
原料を混合し、バインダーなどを加え造粒を行った。次
いで、二〇造粒粉を成形後、1250℃で2時間焼成を
行い、直径10+m+、厚さIIuIの焼結体を得た。
この焼結体の両端面に電極を形成して試料とした。そし
て、各試料につき各50個のバリスタ電圧< V 1−
A / m )を測定し、その平均値とバラツキ(σl
l−1)を第1表に併せて示す。
て、各試料につき各50個のバリスタ電圧< V 1−
A / m )を測定し、その平均値とバラツキ(σl
l−1)を第1表に併せて示す。
また、電圧非直線係数(a)、制限電圧比(V26A/
V 1−A )およびサージ電流耐量(8/20μs
。
V 1−A )およびサージ電流耐量(8/20μs
。
250OAの電流印加後のv1□の変化率)についても
示す。
示す。
なお、第1表中の試料lは従来の仮焼を行わずに添加し
たものであり、本発明品は試料番号3゜4.5.8.9
.12.13である。
たものであり、本発明品は試料番号3゜4.5.8.9
.12.13である。
(以 下 余 白 )
〈
第
表
本仮焼を行わない従来品。
率本は比較例で本発明の請求範囲外である。
上記の第1表から明らかなように、ZnO。
B 1203.S b20sを仮焼後、添加したものは
、バリスタ電圧のバラツキが小さくなっている。また、
制限電圧特性も優れたものである。しかし、B i20
.が0.050モル%より少ない場合はサージ電流耐量
の変化が大きく、また2、 OO0モル%より多くなる
と制限電圧特性が悪くなり、共に好ましくない。さらに
、5b203が0.050モル%より少ない場合は制限
電圧特性、サージ電流耐量が悪くなり、3.000モル
%より多くなるとαが悪くなり、共に好ましくない。ま
た、5n02が0.050モル%より少ない場合、サー
ジ電流耐量が悪く、3.000モル%より多くなるとα
が悪くなり、共に好ましくない。
、バリスタ電圧のバラツキが小さくなっている。また、
制限電圧特性も優れたものである。しかし、B i20
.が0.050モル%より少ない場合はサージ電流耐量
の変化が大きく、また2、 OO0モル%より多くなる
と制限電圧特性が悪くなり、共に好ましくない。さらに
、5b203が0.050モル%より少ない場合は制限
電圧特性、サージ電流耐量が悪くなり、3.000モル
%より多くなるとαが悪くなり、共に好ましくない。ま
た、5n02が0.050モル%より少ない場合、サー
ジ電流耐量が悪く、3.000モル%より多くなるとα
が悪くなり、共に好ましくない。
(実施例2)
Bi203:O,000モル%、Co20a:o、50
0モル%、 M n O2: 0 、500モル%、5
b2Q3:1、○O○モル%、SnO□:0.500モ
ル%、残量ZnOという組成の中で、ZnO,Bi2O
3゜5b203を下記の第2表に示す比率であらかじめ
混合し、900℃で仮焼後添加し、各試料を作成した。
0モル%、 M n O2: 0 、500モル%、5
b2Q3:1、○O○モル%、SnO□:0.500モ
ル%、残量ZnOという組成の中で、ZnO,Bi2O
3゜5b203を下記の第2表に示す比率であらかじめ
混合し、900℃で仮焼後添加し、各試料を作成した。
その時の各特性を下記の第2表に示す。ここで、その他
の作製条件は実施例1と同様である。
の作製条件は実施例1と同様である。
く 第 2 表 〉
*
本仮焼を行わない従来品。
木は比較例で本発明の請求範囲外である。
第2表から明らかなように、ZnO:3、○O。
モル%Jd)、 B :zOs : 0.025モル
%以上。
%以上。
5b20s :0.0250モル%以上をあらかじめ
仮焼し添加したものは、バリスタ電圧のバラツキが小さ
く、制限電圧特性に優れている。また、Zn○:3.0
00モル%未満、B 120a: 0.025モル%未
満、5b20s:o、025モル%未満の場合には、異
常粒成長を抑制するのに必要なパイロクロア相が十分に
形成されないため、効果を示さないと考えられる。した
がって、ZnO:3,000モル%Jd上、 B i
203 : 0.025 モル2以上。
仮焼し添加したものは、バリスタ電圧のバラツキが小さ
く、制限電圧特性に優れている。また、Zn○:3.0
00モル%未満、B 120a: 0.025モル%未
満、5b20s:o、025モル%未満の場合には、異
常粒成長を抑制するのに必要なパイロクロア相が十分に
形成されないため、効果を示さないと考えられる。した
がって、ZnO:3,000モル%Jd上、 B i
203 : 0.025 モル2以上。
S b20s : 0.025モル%以上で、異常粒
成長を抑制するのに必要なパイロクロア相が得られるも
のである。
成長を抑制するのに必要なパイロクロア相が得られるも
のである。
(実施例3)
B i 203: o、 500モル%、Co20s:
0.500モル%、MnO2:0.50Qモル%、5b
2031 、 OOOモル%、 S n○2 :0.5
00 モル%。
0.500モル%、MnO2:0.50Qモル%、5b
2031 、 OOOモル%、 S n○2 :0.5
00 モル%。
Zn○残量の組成の中で、Zn0・10. O00モル
%、B 120s: 0.500モル%、S b20s
:1.000モル%をあらかじめ混合し、各温度で仮焼
後添加し、上記実施例1と同様の方法で試料を作製した
。そして、各試料につき、バリスタ電圧のバラツキ(σ
、−1)と制限電圧比(V 25A / V IIIA
)を確認した。その結果を第1図、第2図に示す。
%、B 120s: 0.500モル%、S b20s
:1.000モル%をあらかじめ混合し、各温度で仮焼
後添加し、上記実施例1と同様の方法で試料を作製した
。そして、各試料につき、バリスタ電圧のバラツキ(σ
、−1)と制限電圧比(V 25A / V IIIA
)を確認した。その結果を第1図、第2図に示す。
第1図、第2図から明らかなように、700℃以上で仮
焼を行ったものはバラツキが小さく、制限電圧特性に優
れているものである。なお、仮焼温度が1200℃を超
えると仮焼物が固くなるので、できれば1200℃以下
が望ましい。
焼を行ったものはバラツキが小さく、制限電圧特性に優
れているものである。なお、仮焼温度が1200℃を超
えると仮焼物が固くなるので、できれば1200℃以下
が望ましい。
発明の効果
以上のように、本発明はあらかじめZnO。
B 1zoa、S b20gをあらかじめ混合し、70
0℃以上で仮焼後添加することにより、パイロクロア相
が形成されることとなり、バリスタ電圧のバラツキが小
さくなり、また制限電圧特性も優れたものとなる。
0℃以上で仮焼後添加することにより、パイロクロア相
が形成されることとなり、バリスタ電圧のバラツキが小
さくなり、また制限電圧特性も優れたものとなる。
第1図は本発明方法を説明するための仮焼温度とバリス
タ電圧のバラツキの関係を示す図、第2図は同じく仮焼
温度と制限電圧比の関係を示す図である。
タ電圧のバラツキの関係を示す図、第2図は同じく仮焼
温度と制限電圧比の関係を示す図である。
Claims (1)
- 酸化亜鉛(ZnO)を主成分とし、副成分として少な
くともビスマス,アンチモン,スズをそれぞれBi_2
O_3,Sb_2O_3,SnO_2に換算して、Bi
_2O_3:0.050〜2.000モル%Sb_2O
_3:0.050〜3.000モル%SnO_2:0.
050〜3.000モル%の割合で含んでなる原料のう
ち、ZnO:3.000モル%以上、Bi_2O_3:
0.025モル%以上、Sb_2O_3:0.025モ
ル%以上をあらかじめ混合し、700℃以上で仮焼後添
加することを特徴とする電圧非直線抵抗器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006599A JP2751511B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 電圧非直線抵抗器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006599A JP2751511B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 電圧非直線抵抗器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03211705A true JPH03211705A (ja) | 1991-09-17 |
JP2751511B2 JP2751511B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=11642799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006599A Expired - Lifetime JP2751511B2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-01-16 | 電圧非直線抵抗器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751511B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0645784A2 (en) * | 1993-09-29 | 1995-03-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | A varistor and its manufacturing method |
JP2008100856A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Koa Corp | 酸化亜鉛積層チップバリスタの製造方法 |
CN102126852A (zh) * | 2011-03-22 | 2011-07-20 | 襄樊市三三电气有限公司 | 一种氧化锌压敏电阻陶瓷的制备方法 |
-
1990
- 1990-01-16 JP JP2006599A patent/JP2751511B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0645784A2 (en) * | 1993-09-29 | 1995-03-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | A varistor and its manufacturing method |
EP0645784A3 (en) * | 1993-09-29 | 1995-07-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | A varistor and its method of manufacture. |
US5592140A (en) * | 1993-09-29 | 1997-01-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Varistor formed of bismuth and antimony and method of manufacturing same |
JP2008100856A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Koa Corp | 酸化亜鉛積層チップバリスタの製造方法 |
CN102126852A (zh) * | 2011-03-22 | 2011-07-20 | 襄樊市三三电气有限公司 | 一种氧化锌压敏电阻陶瓷的制备方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2751511B2 (ja) | 1998-05-18 |
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