JPH0321168Y2 - - Google Patents

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JPH0321168Y2
JPH0321168Y2 JP16475685U JP16475685U JPH0321168Y2 JP H0321168 Y2 JPH0321168 Y2 JP H0321168Y2 JP 16475685 U JP16475685 U JP 16475685U JP 16475685 U JP16475685 U JP 16475685U JP H0321168 Y2 JPH0321168 Y2 JP H0321168Y2
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branch
conductor
cable
connection
cylindrical hole
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JP16475685U
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば配電用電線・ケーブルなど低
電圧の幹線導体から分岐導体を引出す際のケーブ
ル分岐接続部の構造に関するものである。
[従来技術] 配電用幹線から分岐導体を引出すに際しては、
ケーブル分岐接続部にT字型、Y字型又はこれら
の変形型の形状を有する分岐接続体を使用するの
が普通である。例えば幹線方向に対して垂直方向
に分岐導体を引出したい場合には、第4図のよう
にT字型の分岐接続体(スリーブ)200を使用
し、その両翼の部分に切断後の幹線導体2を挿入
し更にこれを圧縮して接続し、他方これと垂直方
向の分岐導体接続部201に分岐導体3を挿入し
て同様に圧縮して接続し、更に分岐接続体1の外
表面および幹線導体2、分岐導体3の導体露出部
分に絶縁テープを巻き付けあるいは絶縁カバーを
装着して(特に図示していない)絶縁処理を施す
ことで構成されている。一方、このように、ケー
ブル分岐接続部を従来のT字型、Y字型あるいは
その変形型の分岐接続体(スリーブ)を使用して
構成するときは、幹線導体に対する分岐導体の引
出し方向が当該分岐接続体の形状によつて特定さ
れてしまうことになるため、上記特定方向以外へ
の引出しが必要な場合には、分岐導体を当該分岐
接続体外で所望の方向へ屈曲することにより処理
している。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記従来のケーブル分岐接続部の構
造の場合、分岐導体の任意方向への引出しのため
分岐導体を屈曲するに際して次の問題があつた。
(1) 分岐導体が可撓性の無い金属製分岐接続体
(スリーブ)に全面的に固着せしめられる構造
であるため、当該分岐接続体の部分で分岐導体
を屈曲することができない。従い、上記分岐接
続体外で分岐導体を屈曲することになるのでそ
の曲げ半径が大きくなる。例えば第4図の如き
T字型の分岐接続体200を使用する従来のケ
ーブル分岐接続部の場合、分岐接続体200の
分岐導体接続部201に分岐導体3が全面的に
圧接されているので、当該T字型分岐接続体の
垂直部分(幹線方向との直交部から挿入口20
2迄の部分)では分岐導体3を屈曲することが
できない。このため、分岐導体3を上記挿入口
の下方で屈曲せしめざるを得ない。このような
従来のケーブル分岐接続部においては、分岐導
体の曲げに対して無効となる部分が存在するた
め、分岐導体の曲げ半径が大となりケーブル分
岐接続部の構造が大型になつてしまう。
(2) 分岐導体の曲げ半径を縮少せしめるために
は、例えば第4図のT字型分岐接続体200を
使用したケーブル分岐接続部に示されるよう
に、分岐導体接続部201の挿入口202付近
に分岐導体3の屈曲部を設ける必要があるが、
当該屈曲部分にその許容曲げ半径を越える無理
な力が加わるので、この部分に生ずるせん断力
等により機械的損傷が発生し易い。又、見掛上
の損傷が皆無であつても分岐導体3が著しく疲
労していることが多い。
従つて、従来のケーブル分岐接続部によると
き、特に、幹線導体が狭隘な場所に布設されてい
る場合などでは、分岐導体の任意方向への引出し
が不可能となることが多かつた。
[問題点を解消するための手段] 本考案は上記従来の問題点を解消すべく為され
たもので、例えば配電用などの幹線導体が狭隘な
場所に布設されている場合においても極めて容易
に分岐導体を引出すことのできるケーブル分岐接
続部の構造を提供するものである。本考案のケー
ブル分岐接続部は、外形が直線状にして、その両
端に幹線用の接続部を有し、且つ当該直線状体の
両端間の一部に、その軸方向に対して垂直方向
に、先端が封止され後端がテーパー状に形成され
た分岐用筒状穴部を設けた分岐接続体を使用する
構造とした。すなわち、本考案のケーブル分岐接
続部は、上記分岐接続体の幹線用の接続部に、予
め切断した幹線導体もくは当該幹線導体と接続す
るための短尺の幹線導体接続用ケーブルを接続す
るとともに、上記直線状の分岐接続体内の分岐用
筒状穴部に分岐導体もしくは短尺の分岐導体接続
用ケーブルを挿入し、更に、その部分を分岐接続
体の外周から加圧接続せしめた構造であることを
特徴とする。尚、問題点解決の効果を一層顕著に
するため、分岐導体接続部内面と分岐導体もしく
は分岐導体接続用ケーブルを局部的に加圧接続せ
しめ、その他の部分は非接合の儘とした構造とす
ることが望ましい。
[作用] 本考案のケーブル分岐接続部においては、分岐
導体との接続部を形成する分岐導体用筒状穴部が
直線状の分岐接続体内に存在していて、且つ当該
筒状穴部の入口がテーパー状に形成されているた
め、分岐導体を直線状の分岐接続体の外周付近で
無理なく屈曲できる構造になつている。
又、可撓性を有する分岐導体もしくは分岐導体
接続用ケーブルを上記筒状穴部内面に局部的に加
圧固着せしめた構造とすると、当該筒状穴部内面
のその他の部分と当該分岐導体もしくは分岐導体
接続用ケーブルとの非固定部分で分岐導体の屈曲
部に働く無理な応力を吸収できる。
[実施例] 本考案の第1実施例を第1図、第2図に従つて
説明する。
第1図は幹線導体の長手方向の断面図で、第2
図は第1図のA−A′部断面図である。図におい
て、1は直線状の分岐接続体で、その両端に設け
られた幹線導体用の筒状穴部6には、幹線導体2
とその絶縁体22の一部が挿入されていて、当該
分岐接続体1の外周部からの加圧により圧接せし
められている。一方、分岐導体1は、その略中央
部分に、幹線方向に対して垂直の方向に、先端が
封止されていて、且つ、その後端にテーパー部5
5が形成されている分岐用筒状穴部5を有してい
る。分岐用筒状穴部5は、これに挿入される分岐
導体3の絶縁体33上の外径よりも幾分大きい内
径を有するように形成しておく。
分岐用筒状穴部5の内面と分岐導体3とは、分
岐接続体1の外周面から凸ダイスあるいは鎌形ダ
イス等により、第2図100の如く局部的に加圧
接合せしめられている。当該圧着部100以外の
部分において、上記分岐用筒状穴部5の内面と分
岐導体3間には若干の隙間が存在する。
また、幹線用筒状穴部6および分岐用筒状穴部
5の内面を除く分岐接続体1の全表面に予め絶縁
層7を設けておくことが多い。かかる絶縁層7の
材料としてゴム・プラスチツクあるいはエナメル
等が使用されるが、幹線導体2および分岐導体3
を加圧接続せしめる際にクラツク、剥離等の生じ
難いゴム系の絶縁体をモールド又は接着すること
によつて絶縁層7を形成するのが好ましい。
次に上記構成のケーブル分岐接続部において、
分岐導体3を任意方向に引出す際には、分岐導体
3を上記分岐用筒状穴部5のテーパー部55付近
で屈曲する。
本実施例においては、分岐接続体1の部分に分
岐導体3を屈曲するに際して無効となる部分(例
えば第4図のT字型分岐接続体における垂直部
分)が皆無であるから、分岐導体3を上記直線状
の分岐接続体1の外周付近で直ちに屈曲すること
ができる。又、テーパー部55が存在することに
より、屈曲部付近に無理な応力がかからないから
分岐導体3に損傷を生じせしめることなく任意の
方向へ屈曲することができる。更に分岐導体3と
分岐用筒状穴部5の内面との間は局部的に接続さ
れているに過ぎないから、屈曲部に生ずる曲げ応
力が当該筒状穴部5内の非固定部分(隙間)で吸
収され直接加圧接続部に作用することがない。こ
のように本実施例のケーブル分岐接続部によれば
最小の曲げ半径で且つ分岐導体3に機械的疲労を
与えることなく任意の方向に分岐導体を引出すこ
とができる。
次に、本考案の第2実施例を第3図により説明
する。本実施例は、第1実施例で使用したものと
同一構造の分岐接続体1の幹線用の筒状穴部6に
幹線導体と接続するための幹線接続用ケーブル2
0を予め接続しておくとともに、分岐用筒状穴部
5に可撓性を有する短尺の分岐導体接続用ケーブ
ル30を予め接続しておくものである。分岐用筒
状穴部5と分岐導体接続用ケーブル30とを局部
的に加圧接続せしめた構成とするなど、その他の
点については第1実施例の場合とほぼ同一であ
る。このように第2実施例のケーブル分岐接続部
は、予め工場内等でその基本部分を作成した後に
実際の工事現場に搬入することができるので、分
岐接続作業に要する時間を大幅に短縮できる効果
がある。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のケーブル分岐接続
部は、 (1) 使用される分岐接続体の形状が直線状であ
り、且つ分岐導体を挿入し加圧接続せしめるた
めの筒状穴部が当該直線状体に設けられている
ため、分岐導体を上記直線状の分岐接続体の外
周付近で直ちに屈曲できる。即ち、分岐導体を
最小の曲げ半径で屈曲できる構造になつている
こと、 (2) 上記分岐接続体は分岐用筒状穴部の分岐導体
挿入口付近がテーパー状に形成されているた
め、分岐導体の屈曲部分にせん断力等による機
械的損傷を生じないこと、などの特徴があり、
従つて分岐導体を破断あるいは疲労の懸念なく
最小の曲げ半径で任意の方向に引出すことがで
きる。この結果例えば幹線導体が極めて狭隘な
場所に布設されている場合であつても任意方向
へのケーブル分岐が可能となる。また、本考案
のケーブル分岐接続部は構造が簡単であるので
経済性に秀れ、且つ分岐作業に要する時間を大
幅に短縮できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の幹線導体方向の
断面図、第2図は第1図A−A′部の断面図、第
3図は本考案の第2実施例の説明図、第4図はT
字型分岐接続体を使用した従来のケーブル分岐接
続部の説明図である。 1……分岐接続体、2……幹線導体、3……分
岐導体、5,6……筒状穴部、7……絶縁体、1
1……分岐導体接続部、12……挿入口、20…
…幹線接続用ケーブル、22……絶縁体、30…
…分岐導体接続用ケーブル、33……絶縁体、5
5……テーパー部、100……圧着部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 切断された幹線導体の両端間に分岐接続体を
    介在させて幹線導体に分岐導体を接続せしめて
    成るケーブル分岐接続部の構造において、上記
    分岐接続体は直線状を呈していて、その両端部
    に切断後の幹線導体もしくは幹線導体接続用ケ
    ーブルが接続されており、一方、その軸方向に
    対して略直角方向に設けられた先端が封止され
    後端がテーパー状に形成されている分岐用筒状
    穴部に分岐導体もしくは分岐導体接続用ケーブ
    ルが挿入、加圧接続されていることを特徴とす
    るケーブル分岐接続部の構造。 (2) 分岐用筒状穴部の内面と分岐導体もしくは分
    岐導体接続用ケーブルが局部的に加圧接続され
    ている上記実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のケーブル分岐接続部の構造。 (3) 分岐用筒状穴部に可撓性を有する分岐導体も
    しくは分岐導体接続用ケーブルが挿入、加圧接
    続されている上記実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のケーブル分岐接続部の構造。 (4) 分岐接続体の外表面に絶縁層が形成されてい
    る上記実用新案登録請求の範囲第1項記載のケ
    ーブル分岐接続部の構造。
JP16475685U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH0321168Y2 (ja)

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JPS6274447U JPS6274447U (ja) 1987-05-13
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