JPH03211266A - 合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造法 - Google Patents
合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造法Info
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- JPH03211266A JPH03211266A JP781190A JP781190A JPH03211266A JP H03211266 A JPH03211266 A JP H03211266A JP 781190 A JP781190 A JP 781190A JP 781190 A JP781190 A JP 781190A JP H03211266 A JPH03211266 A JP H03211266A
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、主として家電製品用として使用される粉体塗
装母材であって、耐食性さらには耐エナメルヘアー性に
優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造法に関する
。
装母材であって、耐食性さらには耐エナメルヘアー性に
優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造法に関する
。
(従来の技術)
合金化溶融亜鉛めっき鋼板(以下、rGA鋼板Jと称す
る。)は、塗装後の耐食性、塗膜密着性に優れた材料と
して、自動車、各種家電製品、建材等に広く用いられて
いるが、周知のように、GA鋼板にはその合金化度によ
り加工時に、いわゆるパウダリングまたはフレーキング
といっためつき被膜の剥離現象があり、以前より問題と
なっていた。
る。)は、塗装後の耐食性、塗膜密着性に優れた材料と
して、自動車、各種家電製品、建材等に広く用いられて
いるが、周知のように、GA鋼板にはその合金化度によ
り加工時に、いわゆるパウダリングまたはフレーキング
といっためつき被膜の剥離現象があり、以前より問題と
なっていた。
このめっき被膜の剥離現象を解消するため、従来よりG
Aiil板のめっき被膜の密着性の改善を目的とした提
案が以下に記すように種々なされている。すなわち、 ■めっき被膜中のFe含有量を15〜27重量%とする
等、めっき被膜の合金化度を増加する方法(特開開60
−86257号公報等)、 ■めっき最表層の平均結晶粒径を規定する方法(特開昭
62−202072号公報等)、さらには■鋼板(母材
)表面の粗さを粗大化する方法、あるいはめっき後のス
キンパス圧下率を低減する方法 等が提案されている。
Aiil板のめっき被膜の密着性の改善を目的とした提
案が以下に記すように種々なされている。すなわち、 ■めっき被膜中のFe含有量を15〜27重量%とする
等、めっき被膜の合金化度を増加する方法(特開開60
−86257号公報等)、 ■めっき最表層の平均結晶粒径を規定する方法(特開昭
62−202072号公報等)、さらには■鋼板(母材
)表面の粗さを粗大化する方法、あるいはめっき後のス
キンパス圧下率を低減する方法 等が提案されている。
ところで、めっき鋼板の加工時のめっき被膜の剥離につ
いては、いわゆる圧縮変形時に発生しやすい粉状剥離(
パウダリング)に対しては、合金化度(めっき被膜中の
Fe含有量)を下げることによりある程度は軽減できる
ものの、その一方でめっき被膜の低合金化度化により被
膜のプレス型に対する摺動抵抗が高くなり、焼付またば
フレーキング現象が顕著に発生するという、いわば二律
背反的な問題があった。
いては、いわゆる圧縮変形時に発生しやすい粉状剥離(
パウダリング)に対しては、合金化度(めっき被膜中の
Fe含有量)を下げることによりある程度は軽減できる
ものの、その一方でめっき被膜の低合金化度化により被
膜のプレス型に対する摺動抵抗が高くなり、焼付またば
フレーキング現象が顕著に発生するという、いわば二律
背反的な問題があった。
(発明が解決しようとする諜B)
そこで、本出願人は、先に特願昭63−330043号
により、 ■「溶融めっき時の侵入材温度460〜500 ’C1
浴中AQ量0.10−0.15重量%、そしてめっき付
着量50g/■2以上の条件で溶融Znめっきを行った
後、合金化処理を行う」ことにより得られる、「付着量
が50g/m”以上のめっき層表面に多数の微小クレー
タ−を有し、その微小クレータ−が平均長径3〜30p
であって、そのクレータ−の深さをC1めっき層厚みを
dとしてC/d =0.1〜0.5なる大きさを有する
合金化溶融亜鉛めっき鋼板」を提案した。
により、 ■「溶融めっき時の侵入材温度460〜500 ’C1
浴中AQ量0.10−0.15重量%、そしてめっき付
着量50g/■2以上の条件で溶融Znめっきを行った
後、合金化処理を行う」ことにより得られる、「付着量
が50g/m”以上のめっき層表面に多数の微小クレー
タ−を有し、その微小クレータ−が平均長径3〜30p
であって、そのクレータ−の深さをC1めっき層厚みを
dとしてC/d =0.1〜0.5なる大きさを有する
合金化溶融亜鉛めっき鋼板」を提案した。
ところで、近年になって、家電製品向塗装として、粉体
塗装が広く用いられる傾向にある。この粉体塗装には、
1回塗りで厚膜化が容易であること、作業管理が容易で
あることといった長所があるが、その反面、めっき被膜
に対する負荷応力が大きく、特に剪断時の収縮応力は、
他の塗装、例えば電着塗装に比較して増大してしまうと
いう性格がある。したがって、前述した■ないし■に示
す手段を用いて得られる、めっき被膜の密着性に優れた
GA1ii1板を母材として用いても、このGA鋼板の
めっき層上に粉体塗装を行った後、剪断あるいはブラン
キングを行うと、切断した端面より工〜2ms内側の範
囲において、めっき被膜と塗膜とが帯状ないしは線状と
なって鋼板表面より剥離する現象、いわゆるエナメルヘ
アーが発生することがあり、表面品質の低下、その後の
工程におけるプレス班の原因となってしまう。
塗装が広く用いられる傾向にある。この粉体塗装には、
1回塗りで厚膜化が容易であること、作業管理が容易で
あることといった長所があるが、その反面、めっき被膜
に対する負荷応力が大きく、特に剪断時の収縮応力は、
他の塗装、例えば電着塗装に比較して増大してしまうと
いう性格がある。したがって、前述した■ないし■に示
す手段を用いて得られる、めっき被膜の密着性に優れた
GA1ii1板を母材として用いても、このGA鋼板の
めっき層上に粉体塗装を行った後、剪断あるいはブラン
キングを行うと、切断した端面より工〜2ms内側の範
囲において、めっき被膜と塗膜とが帯状ないしは線状と
なって鋼板表面より剥離する現象、いわゆるエナメルヘ
アーが発生することがあり、表面品質の低下、その後の
工程におけるプレス班の原因となってしまう。
すなわち、前述したのないし■に示す提案では、耐エナ
メルヘアー性に優れたGA鋼板を得ることはできなかっ
たのである。
メルヘアー性に優れたGA鋼板を得ることはできなかっ
たのである。
ここに、本発明の目的は、粉体塗装を行っても切断、ブ
ランキング等の加工時にエナメルヘアーを発生すること
のない、またはその発生を著しく抑制することができる
GA鋼板およびその製造法を提供することにあり、換言
すれば、主として家電製品用として使用される粉体塗装
母材であって、耐食性さらには耐エナメルヘアー性に優
れたGA綱板およびその製造法を提供することにある。
ランキング等の加工時にエナメルヘアーを発生すること
のない、またはその発生を著しく抑制することができる
GA鋼板およびその製造法を提供することにあり、換言
すれば、主として家電製品用として使用される粉体塗装
母材であって、耐食性さらには耐エナメルヘアー性に優
れたGA綱板およびその製造法を提供することにある。
(!!題を解決するための手段)
本発明者らは、上記課題を解決するため粉体塗装後のめ
っき被膜と鋼板との密着性に主眼をおき、鋭意研究を重
ねた結果、めっき被膜の組成、結晶構造等の他に、特に
めっき層の表面のミクロ陥没部が粉体塗装後のエナメル
へア一の発生を抑制するのに重要であることを見い出し
た。
っき被膜と鋼板との密着性に主眼をおき、鋭意研究を重
ねた結果、めっき被膜の組成、結晶構造等の他に、特に
めっき層の表面のミクロ陥没部が粉体塗装後のエナメル
へア一の発生を抑制するのに重要であることを見い出し
た。
すなわち、本発明者らは、既設の溶融亜鉛めっきライン
において、溶融亜鉛めっき時の侵人材の温度を490℃
ζ浴中M量を0.12重量%、片面あたりのめっき付着
量を44gノmtとした条件下において、C:0.00
2%、Sb0.01%、Mn : 0.23%、P:0
.008%、S :0.007%、Ti:0.063%
の鋼組成の鋼板に溶融亜鉛めっきを行い、520℃に加
熱して合金化処理を行って、ミクロ陥没率が20%のG
A鋼板を得た。
において、溶融亜鉛めっき時の侵人材の温度を490℃
ζ浴中M量を0.12重量%、片面あたりのめっき付着
量を44gノmtとした条件下において、C:0.00
2%、Sb0.01%、Mn : 0.23%、P:0
.008%、S :0.007%、Ti:0.063%
の鋼組成の鋼板に溶融亜鉛めっきを行い、520℃に加
熱して合金化処理を行って、ミクロ陥没率が20%のG
A鋼板を得た。
このGA鋼板に、膜厚が50−の粉体塗装を行い、その
後に切断した。そして、塗膜を引き剥がした際の塗膜面
、ならびに地鉄面のSEM(走査型電子顕微鏡)による
観察図を模式的にそれぞれ第1図(a)−1、第1図(
a)−2に示す。また、それぞれ断面は、第1図(ロ)
に同じ<SEMによる観察図を模式%式% で他の条件は上記と同様の条件下で、ミクロ陥没率が0
%のGA鋼板を得て、同様に、第1図(C)−1、第1
図(C)−2および第1図(d)にそれぞれSEMによ
る観察図を模式的に示す。
後に切断した。そして、塗膜を引き剥がした際の塗膜面
、ならびに地鉄面のSEM(走査型電子顕微鏡)による
観察図を模式的にそれぞれ第1図(a)−1、第1図(
a)−2に示す。また、それぞれ断面は、第1図(ロ)
に同じ<SEMによる観察図を模式%式% で他の条件は上記と同様の条件下で、ミクロ陥没率が0
%のGA鋼板を得て、同様に、第1図(C)−1、第1
図(C)−2および第1図(d)にそれぞれSEMによ
る観察図を模式的に示す。
このような結果に基づいて、本発明者らはさらに検討を
重ねた結果、めっき層に最小厚みが1声以下である部分
の割合(面積比率)が5%以上であるミクロ陥没部を有
するGA鋼板は、同じめっき付着量でミクロ陥没部のな
いGA鋼板に較べて、粉体塗装後の耐エナメルヘアー性
が極めて良好であることを知見した。但し、上記のよう
にその最小厚みが1p以下である部分の面積比率が5%
以上、好ましくは10%以上であるミクロ陥没部の発生
割合は、めっき付着量と相関関係にあり、実際の製造に
際して、めっき付着量が片面当り45g/m”を超える
と、前記面積比率は5%未満と極度に減少することも知
見した。
重ねた結果、めっき層に最小厚みが1声以下である部分
の割合(面積比率)が5%以上であるミクロ陥没部を有
するGA鋼板は、同じめっき付着量でミクロ陥没部のな
いGA鋼板に較べて、粉体塗装後の耐エナメルヘアー性
が極めて良好であることを知見した。但し、上記のよう
にその最小厚みが1p以下である部分の面積比率が5%
以上、好ましくは10%以上であるミクロ陥没部の発生
割合は、めっき付着量と相関関係にあり、実際の製造に
際して、めっき付着量が片面当り45g/m”を超える
と、前記面積比率は5%未満と極度に減少することも知
見した。
また、このようなミクロ陥没をめっき被膜の表面に数多
く形成させるため、本発明者らは種々検討を重ねた結果
、既存のGAli板の製造工程において、前述のように
めっき付着量を片面当り45g7mN以下とするととも
に、めっき浴中のAi2含有量を0.08重量%以上0
.13重量%以下とし、かつめっき浴への侵入材の温度
を460℃以上とすることにより、可能となることを知
見した。
く形成させるため、本発明者らは種々検討を重ねた結果
、既存のGAli板の製造工程において、前述のように
めっき付着量を片面当り45g7mN以下とするととも
に、めっき浴中のAi2含有量を0.08重量%以上0
.13重量%以下とし、かつめっき浴への侵入材の温度
を460℃以上とすることにより、可能となることを知
見した。
これらの知見に基づいて、本発明者らはさらに検討を重
ねて、本発明を完成した。
ねて、本発明を完成した。
ここに、本発明の要旨とするところは、そのめっき層表
面にミクロ陥没部を有し、そのミクロ陥没部の最小めっ
き厚さが1−以下である部分の面積比率が5%以上であ
ることを特徴とする粉体塗装後の耐エナメルヘアー性に
優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板である。
面にミクロ陥没部を有し、そのミクロ陥没部の最小めっ
き厚さが1−以下である部分の面積比率が5%以上であ
ることを特徴とする粉体塗装後の耐エナメルヘアー性に
優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板である。
また、上記の本発明にかかるGA鋼板においては、めっ
き母材が、Tiを0.01重量%以上0.1重量%以下
含有する鋼板であることが好適である。
き母材が、Tiを0.01重量%以上0.1重量%以下
含有する鋼板であることが好適である。
さらに、別の面からは、溶融めっき時の侵入材温度が4
60℃以上、浴中A12量が0.08〜0.13重量%
、そしてめっき付着量が片面当り45g/m”以下の条
件で溶融Znめっきを行った後、合金化処理を行うこと
を特徴とする耐エナメルヘアー性に優れた合金化溶融亜
鉛めっき鋼板の製造法である。
60℃以上、浴中A12量が0.08〜0.13重量%
、そしてめっき付着量が片面当り45g/m”以下の条
件で溶融Znめっきを行った後、合金化処理を行うこと
を特徴とする耐エナメルヘアー性に優れた合金化溶融亜
鉛めっき鋼板の製造法である。
本発明により製造したGAjii板は、従来材の同一の
合金化度を有するGA鋼板に比較して、粉体塗装後の耐
エナメルヘアー性が極めて優れ、また耐食性についても
従来のGA鋼板と同等の優れた性能を有する。
合金化度を有するGA鋼板に比較して、粉体塗装後の耐
エナメルヘアー性が極めて優れ、また耐食性についても
従来のGA鋼板と同等の優れた性能を有する。
なお、本発明においては、「耐エナメルヘアー性に優れ
た」とは、前述したエナメルヘアーの発生がないこと、
または少ないことをいい、具体的には、発生したエナメ
ルへア一の幅が0.3 w+m以下であることをいう。
た」とは、前述したエナメルヘアーの発生がないこと、
または少ないことをいい、具体的には、発生したエナメ
ルへア一の幅が0.3 w+m以下であることをいう。
(作用)
以下、本発明を作用効果とともに詳述する。なお、本明
細書において特にことわりがない限り、「%」は「重量
%」を意味するものとする。
細書において特にことわりがない限り、「%」は「重量
%」を意味するものとする。
GAti4Fi、の粉体塗装後の加工時におけるエナメ
ルヘアーは、はとんどの場合、めっき被膜と地鉄との界
面におけるめっき被膜の剥離である。これは、鉄−亜鉛
合金相が脆弱であることと、粉体塗装により得られる塗
膜は厚く、かつ非常に粘い塗膜であることとの相乗効果
と考えられる0例えば、溶゛融亜鉛めっき調板に粉体塗
装を施こしてもエナメルヘアーは生じないが、GA鋼板
の場合、めっきと地鉄との界面に形成される合金相がδ
、相(FeZnt)、r相(FesZnt+)であり、
その程度に差こそあるものの、エナメルヘアーを生じる
。
ルヘアーは、はとんどの場合、めっき被膜と地鉄との界
面におけるめっき被膜の剥離である。これは、鉄−亜鉛
合金相が脆弱であることと、粉体塗装により得られる塗
膜は厚く、かつ非常に粘い塗膜であることとの相乗効果
と考えられる0例えば、溶゛融亜鉛めっき調板に粉体塗
装を施こしてもエナメルヘアーは生じないが、GA鋼板
の場合、めっきと地鉄との界面に形成される合金相がδ
、相(FeZnt)、r相(FesZnt+)であり、
その程度に差こそあるものの、エナメルヘアーを生じる
。
したがって、本発明において、多数のミクロ陥没部分が
エナメルヘアーを抑制するメカニズムについては、次の
ように考えられる。すなわち、ミクロ陥没部のめっき厚
が1p以下である部分においては、加工時に生じるはず
の応力負荷が小さく、まためっき厚が非常に薄いため、
めっきと地鉄との界面にクラックが入り難いため、加工
時のめっき割れがこのようなミクロ陥没部で食い止めら
れるためと考えられる。
エナメルヘアーを抑制するメカニズムについては、次の
ように考えられる。すなわち、ミクロ陥没部のめっき厚
が1p以下である部分においては、加工時に生じるはず
の応力負荷が小さく、まためっき厚が非常に薄いため、
めっきと地鉄との界面にクラックが入り難いため、加工
時のめっき割れがこのようなミクロ陥没部で食い止めら
れるためと考えられる。
次に、本発明にかかるGA鋼板において、前記ミクロ陥
没部の最小めっき厚さが1−以下である部分の面積比率
を5%以上と限定する理由を説明する。
没部の最小めっき厚さが1−以下である部分の面積比率
を5%以上と限定する理由を説明する。
まず、ミクロ陥没部の最小めっき厚さが1−超であると
、当該部の面積比率をどのような値に増加させても、粉
体塗装後にこのGA綱板を、例えばシャー等で切断する
際に、めっき層と地鉄との界面にクランクが入り易くな
るために、耐エナメルヘアー性の向上効果がなくなるか
らである。したがって、ミクロ陥没部の最小めっき厚さ
は1/Jl以下であることが必要であり、このようなミ
クロ陥没部の最小めっき厚さが1/J1以下である部分
の面積比率(以下、「ミクロ陥没率」という。)が全体
として5%以上であると、粉体塗装後の耐エナメルヘア
ー性が改善されるのである。好ましくは10%以上であ
る。
、当該部の面積比率をどのような値に増加させても、粉
体塗装後にこのGA綱板を、例えばシャー等で切断する
際に、めっき層と地鉄との界面にクランクが入り易くな
るために、耐エナメルヘアー性の向上効果がなくなるか
らである。したがって、ミクロ陥没部の最小めっき厚さ
は1/Jl以下であることが必要であり、このようなミ
クロ陥没部の最小めっき厚さが1/J1以下である部分
の面積比率(以下、「ミクロ陥没率」という。)が全体
として5%以上であると、粉体塗装後の耐エナメルヘア
ー性が改善されるのである。好ましくは10%以上であ
る。
したがって、本発明においては、GAE板をミクロ陥没
率が5%以上であるGA鋼板と限定した。
率が5%以上であるGA鋼板と限定した。
なお、本発明にかかるGAII板の製造において、前記
ミクロ陥没率を5%以上とするには、めっき付着量を片
面当り45g/m”以下とすればよい、このように限定
したのは、前述したように、45g/+*”超ではめっ
き層が厚くなり、前記のようなミクロ陥没率を生じなく
なるからである。
ミクロ陥没率を5%以上とするには、めっき付着量を片
面当り45g/m”以下とすればよい、このように限定
したのは、前述したように、45g/+*”超ではめっ
き層が厚くなり、前記のようなミクロ陥没率を生じなく
なるからである。
また、めっき母材である鋼板の成分にTiが0.01%
以上0.1%以下添加されると、一般に低炭素鋼よりも
ミクロ陥没が生じやすく、本発明においては好適である
。
以上0.1%以下添加されると、一般に低炭素鋼よりも
ミクロ陥没が生じやすく、本発明においては好適である
。
次に、本発明にかかるGA鋼板の製造法について説明す
る。
る。
本発明にかかるGA鋼板の製造に際して、前述したよう
に、めっき付着量を片面当り45g/■2以下とすると
ともに、めっき浴中のAfl量を0.08〜0.13%
と限定する。めっき浴中のM量を0.08〜0.13%
に限定するのは、この範囲の下限より少ないと、ミクロ
陥没部の最小めっき厚が1−以上になるためであり、一
方この範囲を超えると周知のようにめっき浴中のAQに
より合金化反応が抑制されて、めっき層の合金化が困難
になるためである。さらに望ましくは、本発明における
最適AQ量は0.09〜0.12%である。
に、めっき付着量を片面当り45g/■2以下とすると
ともに、めっき浴中のAfl量を0.08〜0.13%
と限定する。めっき浴中のM量を0.08〜0.13%
に限定するのは、この範囲の下限より少ないと、ミクロ
陥没部の最小めっき厚が1−以上になるためであり、一
方この範囲を超えると周知のようにめっき浴中のAQに
より合金化反応が抑制されて、めっき層の合金化が困難
になるためである。さらに望ましくは、本発明における
最適AQ量は0.09〜0.12%である。
また、侵入材の温度について、ミクロ陥没率は、侵入材
の温度が高い程大きくなる。侵入材温度が460 ’C
よりも低いと、浴中Ai2量を増加させてもミクロ陥没
部の最小めっき厚が1−以下になりにくい、したがって
、侵入材温度は460℃以上であることが望ましい。
の温度が高い程大きくなる。侵入材温度が460 ’C
よりも低いと、浴中Ai2量を増加させてもミクロ陥没
部の最小めっき厚が1−以下になりにくい、したがって
、侵入材温度は460℃以上であることが望ましい。
したがって、本発明にかかる製造方法においては、めっ
き付着量を片面当り45g/g+”以下とするとともに
、浴中AQ量を0.08%以上0.13%以下、侵入材
温度を460℃以上と限定した。
き付着量を片面当り45g/g+”以下とするとともに
、浴中AQ量を0.08%以上0.13%以下、侵入材
温度を460℃以上と限定した。
このように、本発明を最も容易にかつ効率的に実施する
条件としては、めっき母材としてTiを0.01〜0.
10%添加した鋼板を用いて、浴中AQ量=0.10〜
0.12%、侵入材温度=460℃以上で、付着量が片
面当り45g/s”以下のめっきを行うことが例示され
る。
条件としては、めっき母材としてTiを0.01〜0.
10%添加した鋼板を用いて、浴中AQ量=0.10〜
0.12%、侵入材温度=460℃以上で、付着量が片
面当り45g/s”以下のめっきを行うことが例示され
る。
なお、本発明にかかる粉体塗装後の耐エナメルヘアー性
に優れたGA鋼板について、前記以外の合金化度、製造
条件等は何ら制限を要するものではない。例えば、既設
の連続式溶融亜鉛めっきラインのめっき浴出側で亜鉛付
着量を調節し、直ちに550〜600℃程度に保持した
加熱炉に導(ことにより、めっき被膜中のFe含有量が
8〜14%程度のGA鋼板を得る手段が例示される。
に優れたGA鋼板について、前記以外の合金化度、製造
条件等は何ら制限を要するものではない。例えば、既設
の連続式溶融亜鉛めっきラインのめっき浴出側で亜鉛付
着量を調節し、直ちに550〜600℃程度に保持した
加熱炉に導(ことにより、めっき被膜中のFe含有量が
8〜14%程度のGA鋼板を得る手段が例示される。
さらに、本発明を実施例を用いて詳述するが、これはあ
くまでも本発明の例示であり、これにより本発明が限定
されるものではない。
くまでも本発明の例示であり、これにより本発明が限定
されるものではない。
実施例1
既設の溶融亜鉛めっきラインにおいて、溶融亜鉛めっき
時の侵入材温度を470″C1浴中AI2量を0.09
重量%とじた条件下において、C:0.002%、Si
:0.01%、Mn:0.23%、P :0.008
%、S :0.007%、Ti:0.063%という組
成の鋼板に、片面当りのめっき付着量を22〜64g/
m”の範囲で変化させて溶融亜鉛めっきを行った後、5
20℃に加熱することにより合金化処理を行った。
時の侵入材温度を470″C1浴中AI2量を0.09
重量%とじた条件下において、C:0.002%、Si
:0.01%、Mn:0.23%、P :0.008
%、S :0.007%、Ti:0.063%という組
成の鋼板に、片面当りのめっき付着量を22〜64g/
m”の範囲で変化させて溶融亜鉛めっきを行った後、5
20℃に加熱することにより合金化処理を行った。
そして、ミクロ陥没率(ト)と片面当りのめっき付着量
(g/m”)との関係を調査した。結果を第2図にグラ
フで示す。
(g/m”)との関係を調査した。結果を第2図にグラ
フで示す。
なお、ミクロ陥没率は、第6図にその一例の模式図を示
すめっき被膜の断面のミクロ写真をlll11にわたっ
て撮影し、ミクロ陥没部の厚さがl+nm以下の部分の
割合を測定し、下式により算出した。
すめっき被膜の断面のミクロ写真をlll11にわたっ
て撮影し、ミクロ陥没部の厚さがl+nm以下の部分の
割合を測定し、下式により算出した。
Σl。
M(ト)=
なお、後述する実施例2ないし実施例5においても同様
である。
である。
第2図から明らかなように、ミクロ陥没率が5%以上で
あるには、片面当りのめっき付着量が45g/s”以下
であることが必要である。
あるには、片面当りのめっき付着量が45g/s”以下
であることが必要である。
実施例2
実施例1と同じ組成の鋼板に、侵入材温:490℃1浴
中AQ量:0.12%、合金化処理温度:520″Cと
いう条件下であって、めっき付着量を種々変更すること
によりミクロ陥没率を0〜30%の範囲で変更して、G
A鋼板を得た。
中AQ量:0.12%、合金化処理温度:520″Cと
いう条件下であって、めっき付着量を種々変更すること
によりミクロ陥没率を0〜30%の範囲で変更して、G
A鋼板を得た。
これらのGA鋼板に50−の膜厚の粉体塗装を行い、そ
の後に切断した。そして、ミクロ陥没率に)と、発生し
たエナメルへツー0幅(m閘)との関係を調査した。結
果を第3図に示す。
の後に切断した。そして、ミクロ陥没率に)と、発生し
たエナメルへツー0幅(m閘)との関係を調査した。結
果を第3図に示す。
第3図から明らかであるように、本発明によれば、ミク
ロ陥没部の最小めっき厚が1p以下である部分の面積比
率(ミクロ陥没率)が5%を超えると、発生するエナメ
ルヘアーの幅は0.3 +11−以下となって、粉体塗
装後の耐エナメルヘアー性が改善されることがわかる。
ロ陥没部の最小めっき厚が1p以下である部分の面積比
率(ミクロ陥没率)が5%を超えると、発生するエナメ
ルヘアーの幅は0.3 +11−以下となって、粉体塗
装後の耐エナメルヘアー性が改善されることがわかる。
なお、ミクロ陥没部の最小めっき厚がIJjAを超える
と、粉体塗装後シャーで切断する際、めっき−地鉄界面
にクラックが入り易くなるため、耐エナメルヘアー性の
向上効果がなくなる。この効果は、めっきの断面をミク
ロ観察すると、最小めっき厚が1/Jl以下では、塗膜
およびめっきと地鉄界面の密着性が良いのに対し、1−
以上では、はとんどがめっきと地鉄界面にクランクが入
っていることによって認められた。
と、粉体塗装後シャーで切断する際、めっき−地鉄界面
にクラックが入り易くなるため、耐エナメルヘアー性の
向上効果がなくなる。この効果は、めっきの断面をミク
ロ観察すると、最小めっき厚が1/Jl以下では、塗膜
およびめっきと地鉄界面の密着性が良いのに対し、1−
以上では、はとんどがめっきと地鉄界面にクランクが入
っていることによって認められた。
実施例3
溶融めっき時の侵入材温度が470℃、めっき浴中AQ
量を0.07〜0.13重量%の範囲で変化させて、片
面当りのめっき付着量が40〜42g/w”の条件で溶
融亜鉛めっきを行った後、520℃に加熱することによ
り合金化処理を行った。
量を0.07〜0.13重量%の範囲で変化させて、片
面当りのめっき付着量が40〜42g/w”の条件で溶
融亜鉛めっきを行った後、520℃に加熱することによ
り合金化処理を行った。
そして、ミクロ陥没部の最小めっき厚さが1−以下であ
る部分の面積比率(ミクロ陥没率)(ト)と、めっき浴
中Al21に)との関係を調査した。結果を第4図にま
とめてグラフで示す。
る部分の面積比率(ミクロ陥没率)(ト)と、めっき浴
中Al21に)との関係を調査した。結果を第4図にま
とめてグラフで示す。
第4図により明らかなように、めっき浴中のAQ量は、
0.08〜0.13重量%程度が好適であることがわか
る。
0.08〜0.13重量%程度が好適であることがわか
る。
実施例4
実施例1と同じ組成の鋼板をめっき母材とし、溶融めっ
き時の侵入材温度を445〜485℃の範囲で変化させ
て、めっき浴中のAQ量を0.09%、片面当りのめっ
き付着量が40g/++”という条件で溶融亜鉛めっき
を行った後、520℃に加熱することにより、合金化処
理を行った。
き時の侵入材温度を445〜485℃の範囲で変化させ
て、めっき浴中のAQ量を0.09%、片面当りのめっ
き付着量が40g/++”という条件で溶融亜鉛めっき
を行った後、520℃に加熱することにより、合金化処
理を行った。
そして、前記面積比率(ミクロ陥没率)■と侵入材温度
■との関係を調査した。結果を第5図に示す。
■との関係を調査した。結果を第5図に示す。
第5図から明らかなように、所望のミクロ陥没率を確保
するためには侵入材温度は460℃以上が必要である。
するためには侵入材温度は460℃以上が必要である。
実施例5
板厚0.81の一般用鋼板(JIS G 3141)お
よび深絞り用鋼板(Ti:0.063%添加極低炭素鋼
板)をそれぞれ用いて通常のセンジミア型溶融亜鉛めっ
きラインで前処理、洗浄、焼鈍、還元を行った後、第1
表に示す条件でめっき処理を行い、その後加熱により合
金化処理を行った0合金化度は、合金化処理における加
熱温度および時間を変更することにより調整した。
よび深絞り用鋼板(Ti:0.063%添加極低炭素鋼
板)をそれぞれ用いて通常のセンジミア型溶融亜鉛めっ
きラインで前処理、洗浄、焼鈍、還元を行った後、第1
表に示す条件でめっき処理を行い、その後加熱により合
金化処理を行った0合金化度は、合金化処理における加
熱温度および時間を変更することにより調整した。
また、ミクロ陥没率を測定するとともに下記要領により
耐エナメルヘアー性を評価した。
耐エナメルヘアー性を評価した。
エ メルヘアーース :
GA鋼板に塗膜密着性に優れたクロメート処理を一定量
施こし、その上層として40−の粉体塗装を施こした。
施こし、その上層として40−の粉体塗装を施こした。
こうして得られた粉体塗装を行ったGAlili板をジ
ャーで切断し、その切断面にポリエステルチーブをはり
付け、その後にテープを引き剥がし、剥離ないしは浮き
上がった塗膜の幅(エナメルヘアー幅)を測定した。な
お、このエナメルヘアー幅が0.3剛−を超えると、家
電製品の外観を悪化させるため上記エナメルヘアー幅が
0.31以下を合格、0.3−超を不合格として判断し
た。
ャーで切断し、その切断面にポリエステルチーブをはり
付け、その後にテープを引き剥がし、剥離ないしは浮き
上がった塗膜の幅(エナメルヘアー幅)を測定した。な
お、このエナメルヘアー幅が0.3剛−を超えると、家
電製品の外観を悪化させるため上記エナメルヘアー幅が
0.31以下を合格、0.3−超を不合格として判断し
た。
結果を第1表にまとめて示す。
(ヴ、下業4s)
QDネは本発明の範囲外
第1表に示す結果からも明らかなように、本発明により
粉体塗装後の切断時に、その切断面においてエナメルヘ
アーの発生を著しく低減することができるGA鋼板の製
造が可能となったことが明らかである。
粉体塗装後の切断時に、その切断面においてエナメルヘ
アーの発生を著しく低減することができるGA鋼板の製
造が可能となったことが明らかである。
また、合金化度も比較例と同程度であり、耐食性にも優
れることがわかる。
れることがわかる。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明により、主として家電製品
用として使用される粉体塗装母材であって、耐食性さら
には耐エナメルヘアー性に優れた合金化溶融亜鉛めっき
調板とその製造法を得ることができた。
用として使用される粉体塗装母材であって、耐食性さら
には耐エナメルヘアー性に優れた合金化溶融亜鉛めっき
調板とその製造法を得ることができた。
かかる効果を有する本発明の意義は極めて著しい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜1、第1図(a) −2および第1図い
)は、本発明にかかるGAli板における、塗面、地鉄
面、ならびにそれぞれの断面を示す略式説明図:第1図
(C)−1、第1図(C) −2、および第1図(ロ)
は、従来のGA鋼板における塗面、地鉄面ならびにそれ
ぞれの断面を示す略式説明図; 第2図は、実施例1におけるミクロ陥没率とめっき付着
量との関係を示すグラフ; 第3図は、実施例2におけるミクロ陥没率とエナメルヘ
アー幅との関係を示すグラフ;第4図は、実施例3にお
けるミクロ陥没率と浴中M量との関係を示すグラフ; 第5図は、実施例4におけるミクロ陥没率と侵入材温度
との関係を示すグラフ;および第6図は、実施例1ない
し実施例5において、撮影しためっき断面の一例を示す
模式図である。
)は、本発明にかかるGAli板における、塗面、地鉄
面、ならびにそれぞれの断面を示す略式説明図:第1図
(C)−1、第1図(C) −2、および第1図(ロ)
は、従来のGA鋼板における塗面、地鉄面ならびにそれ
ぞれの断面を示す略式説明図; 第2図は、実施例1におけるミクロ陥没率とめっき付着
量との関係を示すグラフ; 第3図は、実施例2におけるミクロ陥没率とエナメルヘ
アー幅との関係を示すグラフ;第4図は、実施例3にお
けるミクロ陥没率と浴中M量との関係を示すグラフ; 第5図は、実施例4におけるミクロ陥没率と侵入材温度
との関係を示すグラフ;および第6図は、実施例1ない
し実施例5において、撮影しためっき断面の一例を示す
模式図である。
Claims (3)
- (1)そのめっき層表面にミクロ陥没部を有し、そのミ
クロ陥没部の最小めっき厚さが1μm以下である部分の
面積比率が5%以上であることを特徴とする粉体塗装後
の耐エナメルヘアー性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼
板。 - (2)めっき母材が、Tiを0.01重量%以上0.1
重量%以下含有する鋼板である請求項1記載の粉体塗装
後の耐エナメルヘアー性に優れた合金化溶融亜鉛めっき
鋼板。 - (3)溶融めっき時の侵入材温度が460℃以上、浴中
Al量が0.08〜0.13重量%、そしてめっき付着
量が片面当り45g/m^2以下の条件で溶融Znめっ
きを行った後、合金化処理を行うことを特徴とする粉体
塗装後の耐エナメルヘアー性に優れた合金化溶融亜鉛め
っき鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP781190A JPH03211266A (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP781190A JPH03211266A (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03211266A true JPH03211266A (ja) | 1991-09-17 |
Family
ID=11675988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP781190A Pending JPH03211266A (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03211266A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07243017A (ja) * | 1994-03-01 | 1995-09-19 | Kobe Steel Ltd | 摺動変形性に優れる合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
JP2000017417A (ja) * | 1998-07-03 | 2000-01-18 | Kawasaki Steel Corp | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板 |
JP2011194549A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Nisshin Steel Co Ltd | 塗装鋼板のせん断加工方法 |
-
1990
- 1990-01-17 JP JP781190A patent/JPH03211266A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07243017A (ja) * | 1994-03-01 | 1995-09-19 | Kobe Steel Ltd | 摺動変形性に優れる合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
JP2000017417A (ja) * | 1998-07-03 | 2000-01-18 | Kawasaki Steel Corp | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板 |
JP2011194549A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Nisshin Steel Co Ltd | 塗装鋼板のせん断加工方法 |
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