JPH03211197A

JPH03211197A - フォークリフトのアタッチメント

Info

Publication number: JPH03211197A
Application number: JP663090A
Authority: JP
Inventors: Tokihiko Ichikawa; 市川　時彦
Original assignee: Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Current assignee: Toyota Industries Corp
Priority date: 1990-01-16
Filing date: 1990-01-16
Publication date: 1991-09-13
Anticipated expiration: 2013-12-02
Also published as: JP2830271B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ユニットハウスやコンテナ等の箱形荷役物の
荷役作業に好適なフォークリフトのアタッチメントに関
する。

（従来の技術）一般に、荷物の輸送用容器として知られる大型コンテナ
の荷役作業は、多くの場合スプレッダと呼ばれるアタッ
チメントを備え７ｍフォークリフトによって行なわれて
いる。通常の２点吊りのスプレッダは、左右方向に水平
に延在するフレームの両端部にツイストロックと呼ばれ
る吊り具を備えたもので、スプレッダ本体の前面下部の
パッドをコンテナの後面下部に当接したもとで、前記吊
り具をコンテナ上面に設番プられた係合孔に挿入係合し
てｍ１げるようにしたものである。

ところで、コンテナに似たものとして、ユニットハウス
が存在するが、ユニットハウスの側板がコンテナに比べ
て強度的に弱くパッドよって傷付き易いこと、またフォ
ークの差込み口がないこと、等の理由によって、ユニッ
トハウスの荷役作業にはフォークリフトを使用できなか
った。このような事情から従来、ユニットハウスの荷役
作業には専らクレーンやレッカ車等を使用し、補助作業
員がハウス上部にセットされた吊り輪（フックやアイボ
ルト）にワイヤ掛けをしたもとで、このワイヤを吊り上
げてトラックへの積み下しあるいは段積み作業を行なっ
ている。

（発明が解決しようとする課題）ところが、上述のクレーンやレッカ車を使用してユニッ
トハウスを吊り上げる作業形態では、吊り輪にワイヤを
掛けるための補助作業員を必要とするのみならず、ハウ
ス上部での高所作業て゛あることから、安全の面からも
好ましいものではない。

また、ユニットハウスは吊り上げたときに回ったり揺れ
たりして安定性に欠けるものであり、しかもクレーンや
レッカ車の場合は機動性に乏１ノいことから運搬範囲に
も制限があるという点で問題がある。

そこで本発明は、以上の問題に鑑み、フォークリフトを
使用してユニットハウスのような箱形運搬物を荷役する
ことのできるアタッチメントを提供することを、その目
的とする。

（課題を解決するだめの手段）本発明は、上記課題を解決するために次のＪ、うに構成
している。

すなわち、本発明に係るアタッチメントは、上面に少な
くとも４個の吊り輪を有するユニットハウス等の荷役に
使用されるものにして、マストに沿って昇降動するリフ
トブラケットに装着可能に構成されるアタッチメント本
体の下面に前記容量り輪に対応して設けられたロック装
置を備えている。そしてこのロック装置は、前記吊り輪
に上方から被さるように嵌合し得る内部空間を備えた吊
り輪ガイドと、この吊り輪ガイドに水平方向に摺動可能
に取付けられるとともに、内部空間を横向きに貫通して
吊り輪の孔内に挿通されるロック位置と、吊り輪ガイド
の内部空間から退避する解除位置とに変位可能なロック
ピンと、この日ツクピンを上記２位Ｍ　ｌｉ！ｌで変位
させるアクチュエータとを備えた構成としたものである
。

（作用）上述のように構成された本発明のアタッチメントによれ
ば、フォークリフトを操作してアタッチメント本体を荷
役すべきユニットハウス等の上方に位置決めしたちとで
、これを下降させることにより吊り輪ガイドをユニット
ハウス等に取付りられている吊り輪に上方から被せる。

つづいて、アクチュエータを作動させてロックピンを吊
り輪ガイド内へ変位させることにより、該１」ツクピン
を吊り輪の孔内へ挿入する。この状態でアタッチメント
を上昇さけることによりユニットハウス等を吊り上げる
ことができる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。

第１図はアタッチメントの全体を示し、また第７図はア
タッチメントが装着されたフォークリフトを示している
。第７図において、１はフォークリフトの車体、２は車
体前部のマスト３に沿って昇降されるリフトブラケット
、４はリフトブラケット２に取付けられたフＡ−りであ
り、このフォツ４にアタッチメントが取イ」【プられる
ようになっている。

本実施例におけるアタッチメントの本体５は、フォーク
４の差込口を備えた前後方向に水平に延在する左右２本
のベース部材６と、それら両ベース部材６を相互に結合
するタイバー７とから構成されている。なお、左右のフ
ォーク４先端は抜は止め用としてのバー４ａによって相
互に結合されている。そして前記ベース部材６の下面前
後には左右方向に水平に延在する角筒状のレールホルダ
８が固着されており、それら各レールホルダ８にはレー
ル９が左右方向に摺動自在に挿通されるとともに、それ
ぞれがレールホルダ８に取付けられたリーチシリンダー
０によって左右動されるようになっている。

また、左右のレール９の各先端にはそれぞれ前後方向に
水平に延在する吊上げビーム１１が取付けられ、それら
各吊上げビーム１１の前後の各端部には、第８図に概略
的に示すようなユニットハウスＨの上面に装着される４
個の吊り輪（フック又はアイポル１〜等〉１」１に対し
て係脱可能なロック装置１４が取付けられている。なお
、吊り輪Ｈ１としては、一般に図示の如きアイボルトが
使用されており、そして左右方向（長手方向）の配列間
隔りが２種類あることから、前記リーヂシリンダ１０の
伸縮によってこれに対応するようになっている。

つぎに、ロック装置１４の詳細を第２図〜第４図に基づ
いて説明する。前記左右の吊上げビーム１１は共に中空
状に形成されるとともに、その底板１２の前後端部に形
成された取付孔１３を利用して［ｆツク装置１４が取付
けられている。ロック装＠１４は、ユニットハウスＨの
吊り輪ト１１に対して上りから被さるように嵌合し得る
吊り輪ガイド１５と、この吊り輪ガイド１５内に嵌入さ
れる吊り輪Ｈ１の孔に対して側方から出入することによ
って係合・離脱される１〕ツクビン１６と、このロック
ピン１６を係脱作動させるためのアクチュエータ（図示
省略）とから、その主体部が構成されている。

しかして、吊り輪ガイド１５は第２図に示すように、は
ぼ半割りの中空球面体の如く形成されたガイド部１７と
、このガイド部１７の外面中央部から上方に突出する中
空状のロッド部１８とからなり、このロッド部１８が前
記吊上げビーム１１の取付孔１３内に下方から差込まれ
た状態で軸受１９によって水平回転可能に支持されてい
る。また、軸受１９のベアリングホルダ２０はその外周
の３〜４箇所に水平に突設する耳部２１を備えており、
この耳部２１が底板１２の上面にゴムマウント２２を介
して弾性変位可能に支持され、このことによって吊り輪
ガイド１５は水平方向に関しである程度の自由移動が許
容されている。なお、軸受１９の一端はロックナツト２
３によって１コツト部１８側に止められており、またロ
ッド部１８の筒孔はキャップ２４によって塞がれている
。

また、第２図及び第３図に示すように吊り輪ガイド１５
のガイド部１７の内部空間は吊り輪Ｈ１が自由に嵌入し
得るスペースを有するとともに、その内壁面は所定の曲
率Ｒの球面状に形成されている。さらに、内部空間の上
部には吊り輪ト１１の上部が係合し得るに十分な幅を有
するほぼ三日月状の係合溝２５が形成されており、この
係合溝２５の溝底（上面）は前記ガイド部１７の内壁面
の曲率半径Ｒよりも小さく、かつ吊り輪Ｈ１の曲率半径
Ｒ２よりも大きい曲率半径Ｒ１の円弧面に形成されてい
る。また、係合溝２５の筒内側面は相当の傾斜角を有す
るテーパ状に形成されて吊り輪誘導面２６を構成してい
る。つまり、吊り輪ガイド１５は係合溝２５に対する吊
り輪Ｈ１の進入時に吊り輪Ｈ１の頭部が吊り輪誘導面２
６に摺接したとぎは鉛直軸線回りに回動されて該吊り輪
Ｈ１の孔の向きに対して一定の向きとなるように構成さ
れている。

なお、吊り輪ガイド１５の回動範囲は前記吊上げビーム
１１側に設けたストッパ２７と、吊り輪ガイド１５のガ
イド部１７側に設けた２個のストッパ２８とによって１
８０度以内に制限されている。また、吊り輪ガイド１５
は常には第４図に示すようなデイテント機構２９によっ
て初期位置に保持されるようになっている。すなわち、
前記吊上げビーム１１の下面に設けたボールホルダ３０
にばね３１にて突出方向に付勢されたプランジ１Ｆ３２
が横向きに摺動可能に嵌入されており、このプランジャ
３２の球面凹部によって転勤可能に保持されるロックボ
ール３３が吊り輪ガイド１５の１ラド部１７の外周に形
成したデイテント溝３４に対して係合することで吊り輪
ガイド１５を初期位置に保持している。さらにはロッド
部１８の外周面はデイテント溝３４に向けて次第に径が
絞られており、このことによって前記ばね３１の押圧力
により初期位置への復元力が付与されるようになってい
る。

また、前記吊り輪ガイド１５のロッド部１８の筒孔底部
には、吊り輪ト１１が吊り輪ガイド１５の係合溝２５内
に正規に係合したことを検出するためのセンサ３５が取
付けられている。

一方、前記吊り輪ガイド１５のガイド部１７の外面には
ギヤボックス３６が固着されており、こ０のギヤボックス３６にはロックピン１６がブツシュ３７
を介して軸方向（水平力向）に摺動可能に挿入されてい
てる。そして、ロックピン１６はガイド部１７に形成さ
れた横孔３８を通してガイド部１７の内部空間を横切る
ように貫通ずる吊り輪Ｈ１のロック位置と、内部空間か
ら退避する解除位置とに変位可能とされ、常には解除位
置に保持されている。また、ロックピン１６の他端部側
にはラック３９が一体に設けられており、このノック３
９が図示省略のアクチュエータである、たとえば正逆転
可能なギャードモータによって駆動されるピニオン４０
と噛合している。

つぎに、上述のように構成された本実施例のアタッチメ
ントによるユニットハウス４１の荷役作業について説明
する。

まず、準備作業としてリーチシリンダ１０を伸長又は縮
小作動さぼることによって左右のロック装置１４の間隔
を取扱うべきユニットハウス１」にセットされている左
右の吊り輪ト１１の間隔に対応させる。

１つづいて、ユニットハウスト１の真上にアタッチメント
が位置するようにフォークリフ１〜を接近させてから、
リフトブラケット２を下降してアタッチメントをユニッ
トハウスＨ上面に下ろす。このとき、左右の吊上げビー
ム１１に設置：ｌられた各ロック装置１４の吊り輪ガイ
ド１５が当該吊り輪Ｈ１に被さるように嵌合し、そして
吊り輪ト１１が吊り輪ガイド１５の係合溝２５内に挿入
係合する。

この係合状態はセンサ３５によって検出され、その検出
作用に基づいてアクチュエータが作動される（１？ンザ
３５による検出作用で、たとえばブザーやパイロットラ
ンプを作動させて作業員に知らせる方式としてもよい）
。

そして、アクチュエータの作動によりピニオン４０が回
転されると、ラック３９を介してロックピン１６が軸方
向に移動され、吊り輪ガイド１５のガイド部１７の横孔
３８を通して吊り輪Ｈ１の孔内に挿入することによって
吊り輪Ｈ１と係合される。この状態でリフトブラケット
２を上昇させれば、アタッチメントによりユニットハウ
ス１」を２吊上げることができる。

ところで、上述のような実際の荷役作業時においては、
吊り輪Ｈ１の軸中心に吊り輪ガイド１５の軸中心が一致
するとは限らず、また一般にユニットハウスＨにねじ込
まれる吊り輪Ｈ１の向きは必ずしも一様とは限らず多少
共ずれていることが多い。

従って、吊り輪Ｈ１の軸中心に対して吊り輪ガイド１５
の軸中心が位置ずれしている場合には、吊り輪ガイド１
５が吊り輪Ｈ１に被さるときに該吊り輪Ｈ１の頭部にガ
イド部１７の球面状の内壁面が摺接するため、この摺接
により吊り輪ガイド１５が横向きの力を受【ノてゴムマ
ウント２２が弾性変形する。つまり、吊り輪Ｈ１に対す
る吊り輪ガイド１５の位置ずれはロック装置１４全体が
水平方向に関して変位することで吸収することができる
。吊り輪ガイド１５の軸中心が上下方向にずれて係合溝
２５に吊り輪１−１１がそれぞれ均一に接していない場
合においてもゴムマウント２２が上下り向に弾性変形す
ることによって位置ずれを吸３収できる。

また、吊り輪Ｈ１の向きと吊り輪ガイド１５の係合溝２
５との向きが一致していない場合には、第５図に示すよ
うに吊り輪Ｈ１が係合溝２５の両側の吊り輪誘導面２６
に接触しながら係合溝２５内に入込む。つまり、吊り輪
ガイド１５が吊り輪誘導面２６に側方への押圧力を受り
ることによってロック装置１４全体がデイテント機構２
９のばね３１に抗して軸受１９の中心回りに回動して吊
り輪Ｈ１の向きに対してその向きが合うように修正され
、吊り輪ト１１が係合溝２５内に係合するため、ロック
ピン１６を支障なく吊り輪Ｈ１の孔内に挿通することが
できる。

なお、ユニットハウス］」を所定場所まで搬送して降ろ
したのちは、アクチュエータによってピニオン４０を逆
転ずれば、ロックピン１６が吊り輪Ｈ１から抜脱されて
解除位置へ退避される。従って、この状態においてリフ
トブラケッ１−２と共にアタッチメントを上昇すれば、
吊り輪Ｈ１から吊り輪ガイド１５が外れることになる。

この場合に４おいて、前述した位置ずれ修正作用が行なわれていれば
、ロック装置１２はゴムマウント２２によって原位置ま
で戻される。また、吊り輪Ｈ１に対する向ぎ修正作用が
行なわれＣいるときは、ロッド部１８の外周に対してデ
イテント機構２９のばね力がロックボール３３を介して
初期位階への復元力を及ぼしているため、ロック装置１
４は係合溝２５から吊り輪）」１が外れると同時に原位
置へ復帰回動される。

つぎに、第６図は吊り輪ガイド１５のガイド部１７の内
壁面にＩ’ｌする他の実施例を示したものである。すな
わち、この実施例はガイド部１７の内壁面を前述の実施
例で示した曲率半径Ｒ（仮想線で示す）よりも小さい曲
率半径Ｒ３に設定する一方、開口端縁をテーパ面に形成
したものであって、このような構成どしたときは、ガイ
ド部１７の外径を縮小して１−」ツクピン１６のストロ
ークＳ２を前述した実施例の場合の８１よりも縮減する
ことが可能となる。

なお、実施例では、品り輪Ｈ１の向きにずれが５ある場合を想定し、また吊り輪ト１１の軸中心と吊り輪
ガイド１５の軸中心とに位置ずれが存在する場合を想定
して構成しているが、ユニットハウスト１に対して吊り
輪Ｈ１が一様の向きにセットされ、また吊り輪Ｈ１の軸
中心対して吊り輪ガイド１５の軸中心がほぼ一致するよ
うに操作されるとするならば、向きの修正機能ならびに
位置ずれ修正機能を省略しても実施可能である。

また、実施例で説明された位置ずれ修正用としてのロッ
ク装置１４の水平方向の変位を許容するゴムマウント２
２は、耳部２１毎に設ける形式からリング形状に変更し
てもよい。さらに、ゴムマウント形式に変えてロック装
置１４を前後・左右の両方向に延在する２重のレール機
構を介して移動できる構成となすとともに、常にはばね
によって所定の中立位置に保持する構成とすることも可
能である。

また、ビニオン４０を駆動するためのアクチュエータは
ギャードモータに限るものではなく、油圧モータやシリ
ンダあるいは電磁石等に変更する１にとが可能であり、必要ならば日ツクピン１６をシリンダ
等によって直接作動させる構成に変更づることも可能で
ある。

さらに、本実施例では、１ニツトハウスｈｌを扱う場合
として説明しているが、コンテナであっても吊り輪ト１
１を備えていれば適用可能である。

（発明の効果）以上詳述したように、本発明のアタッチメントによれば
、フォークリフトを操作する一人の作業員によって補助
作業員の手助けを借りることなくユニットハウス等の荷
役作業を行なうことができるものであり、その場合吊上
げビームに設けたロック装置によって吊り輪を吊上げる
ため、ユニットハウス等のふらつきのない安定搬送が可
能となる。また、起動性の高いフォークリフトを利用で
きることから、従来のクレーンを利用している場合に比
較して広範囲な搬送が可能であるとともに、手際良い荷
役作業が可能となって作業能率の向上に大ぎく役立つも
のである。

【図面の簡単な説明】

７第１図はアタッチメントを示す斜視図、第２図はロック
装置の断面図、第３図は第２図の■−■線断面図、第４
図はデイテント機構部分を示す断面図、第５図は吊り輪
に対する吊り輪ガイドの向き修正作用の説明図、第６図
は本発明の他の実施例を示す断面図、第７図はアタッチ
メントが装着されたフォークリフトの概略側面図、第８
図は取扱うべきユニットハウスの概略斜視図である。４・・・フォーク６・・・ベース部材９・・・レール１４・・・ロック装置１６・・・ロックビン２６・・・吊り輪誘導面５・・・アタッチメン１〜本体８・・・レールホルダ１１・・・吊上げビーム１５・・・吊り輪ガイド２５・・・係合溝４０・・・ビニオン

Claims

【特許請求の範囲】

　上面に少なくとも４個の吊り輪を有するユニットハウ
ス等の荷役に使用されるアタッチメントであって、マス
トに沿って昇降動するリフトブラケットに装着可能に構
成されるアタッチメント本体の下面に前記各吊り輪に対
応して設けられたロック装置を備えており、このロック
装置は、前記吊り輪に上方から被さるように嵌合し得る
内部空間を備えた吊り輪ガイドと、この吊り輪ガイドに
水平方向に摺動可能に取付けられるとともに、内部空間
を横向きに貫通して吊り輪の孔内に挿通されるロック位
置と、吊り輪ガイドの内部空間から退避する解除位置と
に変位可能なロックピンと、このロックピンを上記２位
置間で変位させるアクチュエータとを備えているフォー
クリフトのアタッチメント。