JPH03210787A - マイクロ波吸収発熱体 - Google Patents

マイクロ波吸収発熱体

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JPH03210787A
JPH03210787A JP574090A JP574090A JPH03210787A JP H03210787 A JPH03210787 A JP H03210787A JP 574090 A JP574090 A JP 574090A JP 574090 A JP574090 A JP 574090A JP H03210787 A JPH03210787 A JP H03210787A
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JP
Japan
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microwave absorbing
microwave
quality
heating element
mixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP574090A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Ikeda
池田 美紀
Toshiaki Yoshihara
俊昭 吉原
Sumihiko Kurita
澄彦 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koransha Co Ltd
Original Assignee
Koransha Co Ltd
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Publication date
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高周波の中でも特に電子レンジ等で使用され
ている周波数域において、その電波エネルギーを吸収し
、かつ効率よく熱変換することができるマイクロ波吸収
発熱体に関するものである。
〈従来の技術〉 電子レンジは、マイクロ波を食品に照射ざじ、内部の水
などの分子を誘導加熱することによって調理する調理器
であるため、電気、ガスレンジ、炭焼きなど外部からの
熱伝導あるいは輻射熱による加熱に比べ、飛躍的に調理
時間を短縮することができる。また、手間もいらず、作
業環境が良いなど、非常に便利であるという利点を持つ
。しかし、その便利さの反面、欠点も抱えている。つま
り、マイクロ波は赤外線よりも食品内部に浸透しやすく
、内部からまず加熱されるため、表面に適度な焦げ目や
クリスピー性(バリッとした感じ)を与えることができ
ないこと、加熱速度がコントロールできないため、被調
理物の仕上がり状態が良くないこと、調理容器の大きざ
、形状、材質あるいは食品の成分量によって加熱され方
が異なるため、結局加熱むらを生じることなどである。
ところが、現在の核家族化、食事の個食化現象は、再び
電子レンジの普及率向上を促進させ、上記問題点を解決
すべく手段も、活発に提案され始めている。
まず−例として、電子レンジ内に別回路としてヒーター
を組み込み、マイクロ波加熱とヒーター加熱による輻射
加熱の両機構を兼ね備えたオーブンレンジが登場してぎ
ている。ざらにコンピューターソフトの発達により、単
純加熱ではなく、調理メニューにあった加熱速度をコン
トロールする自動調理機能も開発されている。
一方、既存の単機能電子レンジに食品と同様にマイクロ
波を吸収し発熱する物質を使って、食品に焼き焦げを付
与する調理促進器具を開発する方法も種々提案されてい
る。これらの方法は、炭化珪素、炭素、金属粉、金属酸
化物等のマイクロ波吸収発熱性の粉末を調理容器の表面
に被覆したり、あるいは、これらの粉末を混入した材料
で調理容器自体を形成したりする方法、あるいは、これ
らの材料で調理容器を形成する方法、あるいは、金属あ
るいは金属酸化物等のマイクロ波吸収発熱性材料を蒸着
したシー1〜状の基材を使って焼き焦げを形成させる方
法である。
しかしながら現実として、電子レンジの性能が向上して
きているとはいえ、従来の方法では、構造、使用法が複
雑になり、大型化する、清掃が非常に面倒であるなどの
問題がある。
また、発熱体を混入、あるいは表面に被覆した耐熱衝撃
性容器では、発熱量が発熱物質の量に依存するため、発
熱効率が上がりにくい傾向がある。発熱性材料単味の容
器では、製造工程による発熱特性の劣化、熱衝撃による
破損等、未だ解決されていない問題点が数多くある。
従って、発熱特性を重視して発熱性材料重味で容器を形
成した場合、耐熱衝撃性、強度が劣るため、調理器具と
しては扱いにくくなり、反対に容器としての要求特性を
重要視した場合は、発熱特性が犠牲にされるために、単
なる保温容器になってしまうなど、未だ取り扱いやすく
、優れた発熱特性を兼ね備えた発熱体は提案されていな
い。
〈発明が解決する課題〉 本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、強度
特性と発熱特性の両方の特性が優れたマイクロ波吸収発
熱体を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結
果、次の知見を得た。すなわち、 ■ 発熱特性を良くするために、発熱体はマイクロ波吸
収発熱性材料の粉末の集合体で形成し、この集合体の中
にg繊維を混入して繊維強化することによって、発熱性
と、強度特性の両方に優れた発熱体が得られること。
■ 無機繊維の長さは、平均長が1mm以上が好ましい
こと。
■ 発熱体の形状としては、板状あるいは網目状に形成
したものが汎用性が最も高いこと。
以上の知見を得た。
本発明は、以上の知見に基づいてなされたものである。
く作用〉 本発明のマイクロ波吸収発熱性粉末の集合体とは、これ
らの粉末を所要の形状に成形して、固形化したものを意
味し、固形体の強度を高めるために、常温あるいは低温
硬化型の無機質バインダーが適宜加えられ、あるいは必
要に応じて焼結処理がなされたものである。
これらの固形体は、たとえ焼結処理されたものでも機械
的特性に劣り、脆弱であるために、本発明では無機質の
繊維か補強用に混入される。
繊維は、単繊維の形で固形体の中に混入されたり、ある
いは布状に織られた、いわゆるm布の形で、あるいは不
織布の形で、あるいは$Ii#1同士が結び合わされた
網目の構造の形で固形体の中に混ぜ込まれている。
固形体を形成するマイクロ波吸収発熱性材料は、本発明
では、金属質、セラミック質を問わずすべて使用できる
例えば、酸化鉄(Fe304 ) 、炭化珪素(Sic
k、炭素(C)、チタン酸バリウム(BaTi03)等
である。
無機質繊維の材質は、金属質、セラミック質、ガラス質
、いずれの材質も使用できる。
繊維の長さは、強度、耐熱性、母材との濡れ性も考慮し
て、lli維平均長が1mm以上のものが好まし、い。
マイクロ波吸収発熱性粉末を成形、固形化する時に使用
する無機質バインダーは、耐熱性が良いものを選び、例
えばアルカリ金属シリケー;・系、コロイダルシリカ系
、酸性金属リン酸塩系等がある。添加量は、マイクロ波
吸収発熱性材料に比べ過剰になると、発熱体の特性劣化
および特性不均一性が顕著になるため、50wt%以下
になるように調節したほうが好ましい。
本発明の発熱体の形状は、必要に応じて自由に種々の形
状を選択できる利点があるが、とりわけ、板状あるいは
網目状に成形したものは汎用性が高く、その効果も大ぎ
い。
本発明の発熱体は、以上詳記したような構造であるため
に、従来のものに比べ発熱特性に優れ、また基材(例え
ば陶板、金属板)の熱伝導による熱損失がないので平衡
温度が高く、かつ長く温度保持できる特徴を持つ。
さらに被調理物と接触しなくても、発熱体の輻射熱によ
って調理時間も短縮することができ、オーブントースタ
−で見られるような焼き焦げを付けることが可能となる
〈実施例〉 次に本発明の構造を図面によって説明する。
第1図は本発明の最も代表的な構造を説明した図であり
、第2図は、第1図のマイクロ波吸収発熱性材料1の内
部に無機質繊維2が分散された状況を説明した拡大図で
ある。
被調理物はこの材料1の上に載せたり、あるいは下に敷
いたりするなど、目的に応じて使用することができる。
中でも、グラタンなどの水分含有率の大きい調理物の場
合は、容器の上に蓋のようにして使用するとよい。被調
理物と発熱体が接触する場合は離型性を考慮して、適宜
ガラスを被覆する。
次に具体的な実施例について述べる。
実施例1゜ 無機質繊維(アルミナファイバー)・φ1mm、、11
2mmを下記組成のマイクロ波吸収発熱物質スラリーに
添加し、試験片(100X100mm口)を作製した。
添加量と表面温度の関係および添加量と強度の関係を表
1に示す。
スラリーの組成        重量比マイクロ波吸収
発熱物質    100無機バインダー       
  30分散剤              5表16
 添加量と表面温度および強度の関係(基準) 無i質繊維の体積占有率が50vou%以上になると、
発熱特性が急激に低下する坦象が出てくる。また20V
O,11%未満では強度が低い結果が出た。
繊維の補強効果は20vou%以上から発現される。従
つて、好ましい範囲は概ね20〜40VO,l1%であ
る。
実施例2゜ 無機バインダーの添加量と発熱特性の関係を調べた。
10100X100口のアルミナシートに各条件のスラ
リーを含浸させ、発熱体の作製を行った。この場合の繊
維体積占有率は35VOj!%に統一した。表2に結果
を示す。
なおスラリーは下記の組成で、無機質バインダーにはコ
ロイダルシリカ系を用いた。
スラリーの組成        重量比マイクロ波吸収
発熱物質    100  (基準)分散剤     
        10コロイダルシリカ       
 10〜80表2. 無機質バインダーの量と発熱特性
の関係実施例3゜ 市販用(オーブント−スター用)グラタン、ドリアの上
に実施例1.2で作製した発熱体(100x100mm
口)をかぶせ、家庭用電子レンジ(500W>で調理テ
スI・を行った。
表3゜ 表面に綺麗な焦げ目が付く時間を電子レンジにて行った
結果、表3のようになったが、オーブン1−一スターで
15分必要なものが、約半分の時間にまで短縮すること
ができた。
〈発明の効果〉 本発明は、上記で述べたようなマイクロ波吸収発熱性粉
末の集合体組織の中に、金属およびセラミック繊維を含
む無機質繊維を混入した構造であるため、発熱温度が非
常に高く、軽量で取り扱いに便利なマイクロ波吸収発熱
体を提供することが可能になる。それゆえ、水分含有率
の多い食品や、冷凍食品などと接触することなく、発熱
体の輻射熱によって充分調理することができるようにな
り、衛生的であると同時に従来の調理時間も大幅に短縮
され、その他の用途への応用も考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の代表的な発熱体の構造であり、その断
面の拡大図である。 1・・・マイクロ波吸収発熱性材料 2・・・無機質繊維 第2図は

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マイクロ波吸収発熱性粉末の集合体組織の中に無機
    質繊維が混入された構造からなることを特徴とするマイ
    クロ波吸収発熱体。 2 上記無機質繊維の平均長が1mm以上である請求項
    1に記載の発熱体。 3 上記発熱体の形状が、板状あるいは網状である請求
    項1〜2に記載のマイクロ波吸収発熱体。
JP574090A 1990-01-12 1990-01-12 マイクロ波吸収発熱体 Pending JPH03210787A (ja)

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JP574090A JPH03210787A (ja) 1990-01-12 1990-01-12 マイクロ波吸収発熱体

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JP574090A JPH03210787A (ja) 1990-01-12 1990-01-12 マイクロ波吸収発熱体

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JP574090A Pending JPH03210787A (ja) 1990-01-12 1990-01-12 マイクロ波吸収発熱体

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998046046A1 (en) * 1997-04-04 1998-10-15 Dalton Robert C Artificial dielectric device for heating gases with electromagnetic energy
CN101568207A (zh) * 2009-01-21 2009-10-28 徐艳姬 微波加热板和加热腔及其制作方法
JP2013107208A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Aisin Chemical Co Ltd マイクロ波樹脂溶着体及びそれによる溶着方法

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