JP2876174B2 - 電子レンジ用の食器 - Google Patents

電子レンジ用の食器

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JP2876174B2
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heat
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健一 野田
隆 桜井
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TEN KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品の表面に焦げ目を
付けることが出来る様にした電子レンジ用の食器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子レンジは食品や水が誘電体で
あるところから、この誘電体を極超短波(2450MH
Z )の高周波電界に置いた時に、電界の方向が変わる毎
に分子も方向を変えて激しく振動(毎秒24億5000
万回)し、分子同志が摩擦し合って発熱する原理を応用
したもので、食品自身が発熱するのである。
【0003】しかしながら、このマイクロ波は陶磁器等
の絶縁体自体を発熱させることが出来ず、又金属は反射
してしまい食品外部では発熱せず、従って食品表面を加
熱して焦げ目を付けることが出来ない欠点を有し、この
欠点を解決するためにシーズヒーター又は遠赤外線ヒー
ターを取付けたものも一部存在するが、電子レンジの加
熱速度とシーズヒーターの発熱速度では大差があるた
め、実際には電子レンジ加熱の終了後に焦げ目を付けて
おり迅速な調理が出来ない欠点を有していた。
【0004】又、ファーストフード店では電子レンジに
て食品の解凍を行い、その後加熱調理しているために、
食品を電子レンジから鉄板上に載せ替えねばならない欠
点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子レンジ
による食品自体の加熱と共に、食品を載置する食器(調
理器)を加熱させて食品表面に焦げ目を付ける様にした
電子レンジ用の食器を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、食品自体は加熱するが食品表面に焦げ目を付
けることが出来ない課題に鑑み、食器(調理器)をフェ
ライトを主成分として成形することによって、電子レン
ジが放射する極超短波をフェライトが吸収し、食器も同
時に加熱させて食器上の食品の載置面に焦げ目を付ける
様にして、上記課題を解決せんとしたものである。
【0007】
【作用】本発明にあっては、フェライトを主成分とした
食器が電子レンジから放射される極超短波を吸収し、こ
の吸収作用によりフェライト、食器が加熱し、食器との
接触面である食品表面を加熱して焦げ目を付けたり、落
とし蓋を利用して食品の上下両面に焦げ目を付けたり、
把手部を設けて取扱いを容易にしたり、食器の発熱速度
を調整するのである。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、本発明に係る電子レンジ1用の食器2(皿状、
鍋状等の調理器具)はフェライトを主成分としており、
フェライト単体では電波(極超短波)吸収して800℃
に上昇発熱するために、調理後の冷却時に割れる危険性
が存在するので、コージライト、βユークリプタイト等
の耐火材料を添加して割れを防止すると共に混合により
発熱温度をコントロールしており、これら微粒子、粉末
をプレス、ローラーマシン、鋳込み等により成形、焼成
して食器2と成している。
【0009】又、食器2は皿部(皿状、鍋状等)3と落
とし蓋4より構成し、該落とし蓋4は皿部3より小径と
成し、落とし蓋4と皿部3間に間隙5を設けて該間隙5
より電波が通過する様に成している。
【0010】6、6a…は皿部3と落とし蓋4の把手部で
あり、該把手部6、6a…は皿部3の円周端部、落とし蓋
4の上面中央部等に一体形成で設け、その材質はアルミ
ナ、シリカ、ムライト、コージライト等の陶磁器材料を
使用し、かかる把手部6、6a…はその材質(陶磁器材
料)がガラス質で電波を通過させるために発熱せず、手
で持つことが出来る。
【0011】又、皿部3と落とし蓋4の食品の接触面で
あるフェライト層7の上下面、周囲に上記の陶磁器材料
の被覆層8を設けても良く、該被覆層8は上記把手部
6、6a…と同様に発熱せず、被覆層8の加熱はフェライ
ト層7からの伝導熱となって被覆層8、食器2の表面の
加熱は緩慢になり、又フェライト層7の発熱作用は何ら
阻害されない。
【0012】次に本発明に係る電子レンジ用の食器の作
用について説明すると、電子レンジ1内に食品を載置し
たフェライト製の食器2を収納すれば、極超短波による
振動作用により食品自体が加熱されると共に、食器2の
フェライトは極超短波を吸収し、この吸収作用によりフ
ェライトが発熱して食品を載置した食器2が加熱され、
食器2との接触面である食品の底面を加熱して焦げ目を
付ける。
【0013】又、フェライトが発熱して食品に焦げ目を
付けると同時に、加熱されたフェライトからは遠赤外線
も放射され、かかる遠赤外線により食品の内部までも加
熱して調理時間を短縮することが出来、又かかる遠赤外
線による加熱作用を利用して直火調理も可能となり、本
発明に係る食器2は電子レンジ1用と直火用の共用も出
来る。
【0014】又、ステーキ等の様に両面焦げ目が望まれ
る食品に対しては、一面に焦げ目を付けた後に、食品を
反転させれば両面に焦げ目を付けることが出来、更に電
子レンジ1に取付けられた従来のシーズヒーターとの共
用も可能であり、或いは落とし蓋4を使用すれば、落と
し蓋4の発熱により食品の両面に同時に焦げ目を付ける
ことが出来る。
【0015】尚、かかる調理に際して皿部3と落とし蓋
4の間には間隙5があるために電波は間隙5を通過して
食品に発熱作用を奏することが出来、食品加熱は電子レ
ンジ1の作用の他に食器2からの遠赤外線及び伝導熱で
加熱され、又この様な作用を利用すればテスーキ調理の
他にトースターとしても利用出来る。
【0016】又、ファーストフード店の様に解凍と加熱
調理の両方を行う場合には、上記調理と同様にセットす
るだけで、即ち出入を必要とせず調理を行うことが出来
る。
【0017】又、食品として魚を調理する場合、従来の
ガス、炭火調理の時には大量の煙が発生していたが、本
願に係る調理方法では魚の中身は電子レンジ1による加
熱作用で調理され、焦げ目に関しては表面だけを短時間
で焦げ目付けするために、従来に比して煙の発生は皆無
である。
【0018】
【発明の効果】要するに本発明の基礎となる効果は、
子レンジ1用の食器2をフェライトを主成分として成形
することにより、電子レンジ1における食品自体の加
熱、調理の他に食器2自体が発熱、加熱して、食器2に
より食品の表面に焦げ目を付けることが出来、又食器2
の加熱、発熱は従来のシーズヒーターより短時間に出来
るために調理時間を短縮することが出来、又解凍と加熱
調理を連続して行うことが出来る。
【0019】そして、皿部3及び落とし蓋4をフェライ
トを主成分として成形したので、食器2の皿部3及び落
とし蓋4は同時に発熱、加熱し、食品の上下両面に焦げ
目を同時に付けることが出来、又落とし蓋4を皿部3よ
り小径に成形したので、皿部3と落とし蓋4間の間隙5
から電波は侵入して食品を電子レンジ1の作用で加熱す
ることが出来る。
【0020】又、皿部3又は落とし蓋4の所定部に陶磁
器材料による把手部6、6a…を設けたので、把手部6、
6a…はその材質により直接発熱しないために、食器2
(皿部3及び落とし蓋4)を手で持つことが出来、電子
レンジ1からの食器2の出し入れが容易に出来る。
【0021】又、皿部3又は落とし蓋4の食品接触面に
陶磁器材料による被覆層8を設けたので、電子レンジ1
の加熱作用とフェライト層7の発熱作用において、フェ
ライト層7の発熱作用の方が仮に早く大きくても、被覆
層8の加熱はフェライト層7からの伝導熱となり、フェ
ライト層7単独よりも遅くなって料理の種類によっては
好都合となる等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子レンジ及び食器の斜視図であ
る。
【図2】把手部を設けた食器の断面図である。
【図3】被覆層を設けた食器の断面図である。
【符号の説明】
1 電子レンジ 2 食器 3 皿部 4 落とし蓋 6、6a… 把手部 8 被覆層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−32233(JP,A) 特開 昭51−24952(JP,A) 特開 平2−133710(JP,A) 特開 昭63−108122(JP,A) 特開 平2−239820(JP,A) 特開 平2−271808(JP,A) 実開 平2−55837(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47G 19/00 A47G 19/02 F24C 7/02 561 H05B 6/64 A47J 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皿部及び落とし蓋をフェライトを主成分
    として成形し、落とし蓋を皿部より小径に成形したこと
    を特徴とする電子レンジ用の食器。
  2. 【請求項2】 皿部又は落とし蓋の所定部に陶磁器材料
    による把手部を設けたことを特徴とする請求項の電子
    レンジ用の食器。
  3. 【請求項3】 皿部又は落とし蓋の食品接触面に陶磁器
    材料による被覆層を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2の電子レンジ用の食器。
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