JPH0732064B2 - 誘導加熱式調理器 - Google Patents
誘導加熱式調理器Info
- Publication number
- JPH0732064B2 JPH0732064B2 JP63089794A JP8979488A JPH0732064B2 JP H0732064 B2 JPH0732064 B2 JP H0732064B2 JP 63089794 A JP63089794 A JP 63089794A JP 8979488 A JP8979488 A JP 8979488A JP H0732064 B2 JPH0732064 B2 JP H0732064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- induction heating
- metal
- pottery
- cooker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔分野の概要〕 本発明は、焼き魚，焼き肉，焼きいもなどいわゆる焼き
物を金属製筒状体で包み、その周囲をコイルで包み、高
周波電流を流して電磁誘導加熱して調理する誘導加熱式
調理器に関する。
物を金属製筒状体で包み、その周囲をコイルで包み、高
周波電流を流して電磁誘導加熱して調理する誘導加熱式
調理器に関する。
〔従来技術の内容と問題点〕 従来、焼き魚など焼き物を調理する場合は、ガスオーブ
ンや電気ヒータによる加熱により調理していたが、何れ
も加熱に火を使用するため少なくとも700℃以上とな
り、加熱する高温となる部分は耐熱材で包む必要があ
り、調理器自体が大きくなること、加熱部分は温度が高
いため加熱部分と焼き物との距離をとる必要があり装置
が大型になること、焼き物の表面から熱を加えるため中
に熱が伝わるまで時間がかかり、時には生だったり、表
面が焦げすぎたり、時間がかかりすぎたりするなどの問
題があった。
ンや電気ヒータによる加熱により調理していたが、何れ
も加熱に火を使用するため少なくとも700℃以上とな
り、加熱する高温となる部分は耐熱材で包む必要があ
り、調理器自体が大きくなること、加熱部分は温度が高
いため加熱部分と焼き物との距離をとる必要があり装置
が大型になること、焼き物の表面から熱を加えるため中
に熱が伝わるまで時間がかかり、時には生だったり、表
面が焦げすぎたり、時間がかかりすぎたりするなどの問
題があった。
一方、最近使用されている電子レンジは使用する誘導加
熱のための周波数が高く、食物の水分，塩分の量によっ
ても加熱条件は一定でなく、使いづらいという問題もあ
る。
熱のための周波数が高く、食物の水分，塩分の量によっ
ても加熱条件は一定でなく、使いづらいという問題もあ
る。
〔発明の目的〕 本発明は、このような焼き物を調理する際の調理器の問
題点を改善し、加熱部分も焼き物を焼くのに充分な500
℃以下に調節でき、誰でも簡単に調理でき形状も小型に
できる高周波誘導加熱を利用した魚や肉などの焼き物を
作る調理器を提供することにある。
題点を改善し、加熱部分も焼き物を焼くのに充分な500
℃以下に調節でき、誰でも簡単に調理でき形状も小型に
できる高周波誘導加熱を利用した魚や肉などの焼き物を
作る調理器を提供することにある。
焼き物は金属製ではないので直接電磁誘導加熱を行うこ
とができないため、金属製の加熱媒体を使う。加熱媒体
は、焼き物を包む金属製の網であり、肉などの焼き物で
は金属製の串を用い、焼き物の中心部を貫通させ、その
外側に高周波誘導加熱のためのワークコイルを置く。こ
の様な構造とすることにより金属製の串と網が発熱し、
焼き物を内と外から加熱するよう構成する。
とができないため、金属製の加熱媒体を使う。加熱媒体
は、焼き物を包む金属製の網であり、肉などの焼き物で
は金属製の串を用い、焼き物の中心部を貫通させ、その
外側に高周波誘導加熱のためのワークコイルを置く。こ
の様な構造とすることにより金属製の串と網が発熱し、
焼き物を内と外から加熱するよう構成する。
即ち本考案は金属製の穴あき筒状体の網と、金属製の棒
状体の串と、誘導加熱する加熱コイルとを収めた加熱室
と、加熱コイルに高周波電力を供給する高周波電源とか
らなり、焼き物を囲んだ穴あき筒状体の網と、その内側
の焼き物の中に配置された棒状体の串とを高周波誘導加
熱によって加熱し、焼き物を調理するよう構成したこと
を特徴とする誘導加熱式調理器である。
状体の串と、誘導加熱する加熱コイルとを収めた加熱室
と、加熱コイルに高周波電力を供給する高周波電源とか
らなり、焼き物を囲んだ穴あき筒状体の網と、その内側
の焼き物の中に配置された棒状体の串とを高周波誘導加
熱によって加熱し、焼き物を調理するよう構成したこと
を特徴とする誘導加熱式調理器である。
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第１図に本発明の一実施例を示す。誘導加熱焼き物調理
器筐体１の中には、焼き物を作る加熱室２と高周波電源
５とがあり、加熱室には加熱コイル３と、金属製の網４
と、焼き物に刺し込む金属製の串６を設け、加熱室の下
に高周波電源５がある。
器筐体１の中には、焼き物を作る加熱室２と高周波電源
５とがあり、加熱室には加熱コイル３と、金属製の網４
と、焼き物に刺し込む金属製の串６を設け、加熱室の下
に高周波電源５がある。
金属製の串６を調理する魚７に刺した状態で、金属製の
網と加熱コイルに囲われた加熱室に入れ、高周波電源よ
り加熱コイル３に電力を供給すると、金属製の網４と金
属製の串６は発熱し、金属製の串は内側から、網は外側
から加熱することによって、短時間で効率よく生焼きの
ない調理を行うことができる。
網と加熱コイルに囲われた加熱室に入れ、高周波電源よ
り加熱コイル３に電力を供給すると、金属製の網４と金
属製の串６は発熱し、金属製の串は内側から、網は外側
から加熱することによって、短時間で効率よく生焼きの
ない調理を行うことができる。
本発明の誘導加熱焼き物調理器は、発振周波数が30kHz
ないし70kHzで、スイッチング方式電源のスイッチング
周波数とほぼ同じ周波数帯域を使用し、調理器の電力と
しては500Wないし1kW程度であり、筒状の金属製の網を3
00℃ないし600℃の範囲の温度に加熱し、従来のガスレ
ンジ或いは電熱による焼き物に比べて焼き上がりに時間
を要するが、低温でも時間をかけることにより熱が焼き
物の深部まで通り焼きあげることができる。また、加熱
する電源はスイッチング方式であるので、加熱室内の適
当な場所に温度センサーを設置しておけば、温度センサ
ーの出力により設定温度で正確に温度制御のための電力
の制御を容易に行える。金属製の網４は筒状で、厚さが
ほぼ5mm程とし、１体物の継ぎ目なしの筒状体か、薄板
を多層巻としてもよい。焼き物から出る煙や、油、水分
が網の内部に溜まらないよう落すため、各部に丸の或い
は角状の穴９を取り付けてあり、金属製の網と串の材質
は腐蝕しにくくキュリー点の高い磁性を持ったステンレ
スや、クロームメッキなどを施し耐蝕性をもたせた鉄製
の筒状体でよく、或いは負荷として安定しているグラフ
ァイトでもよい。調理されるものも魚とは限らず、肉
や、いも、冷凍食品などにも応用できる。なお、本考案
の調理器では、入力1kW,70kHzのとき、魚は20分程で焼
ける。
ないし70kHzで、スイッチング方式電源のスイッチング
周波数とほぼ同じ周波数帯域を使用し、調理器の電力と
しては500Wないし1kW程度であり、筒状の金属製の網を3
00℃ないし600℃の範囲の温度に加熱し、従来のガスレ
ンジ或いは電熱による焼き物に比べて焼き上がりに時間
を要するが、低温でも時間をかけることにより熱が焼き
物の深部まで通り焼きあげることができる。また、加熱
する電源はスイッチング方式であるので、加熱室内の適
当な場所に温度センサーを設置しておけば、温度センサ
ーの出力により設定温度で正確に温度制御のための電力
の制御を容易に行える。金属製の網４は筒状で、厚さが
ほぼ5mm程とし、１体物の継ぎ目なしの筒状体か、薄板
を多層巻としてもよい。焼き物から出る煙や、油、水分
が網の内部に溜まらないよう落すため、各部に丸の或い
は角状の穴９を取り付けてあり、金属製の網と串の材質
は腐蝕しにくくキュリー点の高い磁性を持ったステンレ
スや、クロームメッキなどを施し耐蝕性をもたせた鉄製
の筒状体でよく、或いは負荷として安定しているグラフ
ァイトでもよい。調理されるものも魚とは限らず、肉
や、いも、冷凍食品などにも応用できる。なお、本考案
の調理器では、入力1kW,70kHzのとき、魚は20分程で焼
ける。
以上述べたように、本発明によれば魚、肉、冷凍食品な
どを調理する電磁誘導加熱を用いた誘導加熱調理器にお
いて、金属製の筒状の網の中に棒状体の串がその内側に
配置された焼き物を入れ、金属製筒状体の網の外側に電
磁誘導を起こすコイルを巻き、電磁誘導を起こすコイル
により金属製筒状体を加熱し焼くようにしたもので、従
来のガス，電熱を利用した調理器のように加熱部を高い
温度とする必要がなく、また高周波電源を用いるので焼
く温度も、温度センサーと組み合わせることにより正確
に制御でき、従って低温で時間をかけて焼き物の内部ま
で火が十分に通るよう焼くことができる。また最近の電
子レンジのように、食物により調理条件を考える必要も
なく、どんな食品にも適用でき、コイルが直接発熱する
こともないので装置は小型にできる誘導加熱調理器を提
供することができる。
どを調理する電磁誘導加熱を用いた誘導加熱調理器にお
いて、金属製の筒状の網の中に棒状体の串がその内側に
配置された焼き物を入れ、金属製筒状体の網の外側に電
磁誘導を起こすコイルを巻き、電磁誘導を起こすコイル
により金属製筒状体を加熱し焼くようにしたもので、従
来のガス，電熱を利用した調理器のように加熱部を高い
温度とする必要がなく、また高周波電源を用いるので焼
く温度も、温度センサーと組み合わせることにより正確
に制御でき、従って低温で時間をかけて焼き物の内部ま
で火が十分に通るよう焼くことができる。また最近の電
子レンジのように、食物により調理条件を考える必要も
なく、どんな食品にも適用でき、コイルが直接発熱する
こともないので装置は小型にできる誘導加熱調理器を提
供することができる。
第１図（ａ）は本発明の一実施例の構成を示す平面図、
（ｂ）は正面図（扉側から見た図）、（ｃ）は横断面
図。 １……調理器筐体。 ２……加熱室。 ３……加熱コイル。 ４……金属製の網。 ５……高周波電源。 ６……金属製の串。 ７……魚（調理される物） ８……扉。 ９……穴。
（ｂ）は正面図（扉側から見た図）、（ｃ）は横断面
図。 １……調理器筐体。 ２……加熱室。 ３……加熱コイル。 ４……金属製の網。 ５……高周波電源。 ６……金属製の串。 ７……魚（調理される物） ８……扉。 ９……穴。
Claims (1)
- 【請求項１】金属製の穴あき筒状体の網と、金属製の棒
状体の串と、誘導加熱する加熱コイルとを収めた加熱室
と、加熱コイルに高周波電力を供給する高周波電源とか
らなり、焼き物を囲んだ穴あき筒状体の網と、その内側
の焼き物の中に配置された棒状体の串とを高周波誘導加
熱によって加熱し、焼き物を調理するよう構成したこと
を特徴とする誘導加熱式調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63089794A JPH0732064B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 誘導加熱式調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63089794A JPH0732064B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 誘導加熱式調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01260782A JPH01260782A (ja) | 1989-10-18 |
| JPH0732064B2 true JPH0732064B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=13980604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63089794A Expired - Lifetime JPH0732064B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | 誘導加熱式調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732064B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008307247A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器 |
| KR200470816Y1 (ko) * | 2013-06-13 | 2014-01-09 | 박범진 | 관형 조리기 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0432639U (ja) * | 1990-07-10 | 1992-03-17 | ||
| JP6107414B2 (ja) * | 2013-05-23 | 2017-04-05 | タイガー魔法瓶株式会社 | ホームベーカリー |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4943587U (ja) * | 1972-07-24 | 1974-04-17 | ||
| JPS59168234U (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-10 | 株式会社日立ホームテック | 電気ロ−スタ− |
| JPS62160489U (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-12 |
-
1988
- 1988-04-11 JP JP63089794A patent/JPH0732064B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008307247A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Panasonic Corp | 誘導加熱調理器 |
| KR200470816Y1 (ko) * | 2013-06-13 | 2014-01-09 | 박범진 | 관형 조리기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01260782A (ja) | 1989-10-18 |
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