JPH1187045A - 電子レンジ用調理器具 - Google Patents

電子レンジ用調理器具

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JPH1187045A
JPH1187045A JP24092097A JP24092097A JPH1187045A JP H1187045 A JPH1187045 A JP H1187045A JP 24092097 A JP24092097 A JP 24092097A JP 24092097 A JP24092097 A JP 24092097A JP H1187045 A JPH1187045 A JP H1187045A
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JP
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cooking utensil
far
microwave oven
infrared
radio wave
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JP24092097A
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Katsuhiko Umeda
克彦 梅田
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Jamco Corp
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Jamco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品が持つ本来の味覚や風味を損なわずに、
特に輻射熱(遠赤外線)を利用した調理を電子レンジを
用いて簡単に実行できる調理器具を提供する。 【解決手段】 電子レンジ300の電波エネルギーを吸
収して発熱し、遠赤外線エネルギーαに変換する炭素繊
維層250、または電波エネルギーを吸収して発熱する
素材を調理器具200の素材中に混入し、電波エネルギ
−により調理器具200を加熱する。被調理物400は
加熱、および遠赤外線輻射により加熱調理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子レンジを利用
する調理用の器具(食器)に関する。
【0002】
【従来の技術】食品の加熱方法には、A,直接の熱伝導
を利用した方法、例えば、ガスの炎によるフライパンの
加熱および熱湯で煮る加熱など、B,電磁波による加熱
方法,例えば、電子レンジによる加熱、C,輻射熱によ
る加熱、例えば、波長の長い遠赤外線を利用した石焼き
芋、炭火焼き肉、コーヒー豆の煤燻など、がある。上記
加熱方法のうち電子レンジの原理は、食品に電磁波のエ
ネルギーを照射して、食品に含まれている水の分子に振
動を与えて共振させ、水の分子同士の相互摩擦による摩
擦熱で加熱させる方法であり、共鳴吸収と呼ばれる現象
の応用である。
【0003】図6に水の分子の共振形態と波長(あるい
は周波数)を示す。この図に示すように、電磁波の波長
が長い程、図6の(a),(b),(c),(d)の順
に波長が長くなり、分子の動きが活発となる。このう
ち、電子レンジに使われる電波の周波数は、最も水の分
子が活発に動く2,450±50メガヘルツ(波長は1
2.24センチ)となっている。電子レンジの加熱は、
電波が到達する深さまで加熱できるので、食品の内部か
ら加熱することを特徴としていて、容易、且つ短時間で
加熱できるが、水分を含む食品、または、水の分子に近
い分子構造の分子を含んだ食品に限定されている。ま
た、内部からの加熱を必要としない牛肉や、内部の加熱
の他表面に焦げ目を付けるサツマ芋の調理など、電子レ
ンジの加熱では本来の味覚が得られない食品もあり、こ
れらには前記のAまたはC、の加熱方法が採られてい
る。
【0004】ここで、電子レンジの調理において、食品
に焦げ目をつけることを目的とした「焦げ目皿」(ブラ
ウニング ディッシュ)が実用化されている。これは耐
熱ガラスを主材料とする皿の表面にフェライト粒子を塗
布し、電子レンジの電波をフェライト粒子の電波吸収材
に吸収させて加熱し、高温になった電波吸収材が発する
赤外線によって加熱して、この部分の食品表面に焦げ目
をつける方法である。耐熱ガラス材は遠赤外線放射能力
はないので(図7参照)、この皿は電波吸収材が放射す
る短い波長(1〜3ミクロン)の赤外線のみが加熱作用
を実行している。このため、食品の内部には熱が浸透せ
ず、食品の表面のみを高温に加熱して、名前の通り焦げ
目をつける目的に使われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、焦げ目付
けのための皿(調理器具)においては、食品の内部まで
の加熱調理はできなかった。そこで、この発明は、短時
間で内部まで加熱できる電子レンジによる共振加熱と、
輻射熱を利用した調理を可能とする食器(調理器具)を
提供するものである。すなわち、食品が持つ本来の味覚
や風味を損なわずに、特に輻射熱(遠赤外線)による石
焼き芋、肉の炭火焼き、魚の塩釜焼きなどの調理を電子
レンジを用いて簡単に実行できる調理器具を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段として、本発明の調理器具は電子レンジが発生する電
波エネルギーを吸収して発熱する手段と、発熱によって
加熱されて遠赤外線エネルギーを放射する手段とを備え
る構成を基本的に具備する。この電子レンジ用調理器具
はこの構成により、電子レンジが発する周波数2,45
0±50メガヘルツの電磁波のエネルギーを調理器具が
吸収して、約180°C程度に昇温する。そして、器具
の内面から6.27ミクロンの波長を中心とする遠赤外
線のエネルギーを放射して、食品を加熱調理する。すな
わち、電子レンジの電波エネルギーを遠赤外線エネルギ
ーに変換して調理する。さらに、電子レンジの電波を被
調理食品(物)に直接照射する直接照射を併用して調理
時間を短縮する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の調理器具の実施の形
態を説明する。本発明の調理器具は、電子レンジが発生
する電波のエネルギーで水の分子を共振加熱すると共
に、配設する遠赤外線放射体を電波で加熱して遠赤外線
を放射させ、食品を加熱調理するものである。
【0008】調理器具の第1の実施の形態(図1参照)
この形態に示す調理器具10は、本体13の素材中にフ
ェライト粒子を混合して構成している。そして、本体1
3の外周に炭素繊維の帯状発熱体17を配設すると共
に、蓋体15の表面に、炭素繊維の円盤状発熱体19を
配設している。炭素繊維には、他の物質の付着と酸化を
防ぐために、釉薬をかけ焼成してある。陶磁器の焼成温
度は800°C〜1200°C程度なので、炭素繊維が
変質したり、焼損することはない。釉薬に代えて、粘度
で炭素繊維を覆うことも可能である。この実施の形態で
調理器具の構成材に配設するフェライト粒子は電波を吸
収して発熱する材料として用い、炭素繊維は、発熱材料
であって、遠赤外線の放射体として用いている。この炭
素繊維は、2.4×10−4Ω・m〜2.0×10−3Ω
の範囲の体積抵抗値を有する。この炭素繊維は炭素化の
焼成温度と、焼成時間を調整して、高い体積抵抗値を得
ている。通常は、炭素繊維は有機繊維を不融化(酸
化)、炭素化、黒鉛化の順でそれぞれの焼成温度を高く
して焼成工程を実行し、黒鉛化を進めて高強度、高弾性
の炭素繊維を製造している。代表的な炭素化の焼成温度
は800°C〜1,200°C。黒鉛化の焼成温度は
1,500°C〜2,800°Cとなっている。
【0009】このようにして製造された炭素繊維は黒鉛
化が進んで、黒鉛の結晶が規則正しく並んでいる状態と
なり、強度、剛性ともに優れた値を示す。正確には黒鉛
炭素(グラファイト繊維)と呼ばれている。この状態の
炭素繊維は電気抵抗値が極めて低く、例えば、黒鉛繊維
の体積抵抗値2.1×10−6Ω・m程度であって、こ
れは金属銅の体積抵抗値1.55×10−8Ω・mの1
00倍程度である。調理器具に発熱体として配設する場
合、電子レンジの出力電流値から適切な電気抵抗値は、
5,500〜6,000オームとされる。そこで、発熱
体を構成する炭素繊維積層材の幅、厚さ、長さを調理器
具の形状に応じて計算すると、炭素繊維が必要な体積抵
抗率は2.1×10−3Ω・m程度と計算される。仮
に、炭素繊維の直径が1ミリメートルの線状とした場
合、1メートル当たりの抵抗値は2.67オームに過ぎ
ない。この程度の体積抵抗値を持つ炭素繊維を積層して
発熱体を作った場合、発熱体の電気抵抗値は5オーム程
度となり、それ以上の値を持たせることが難しい。この
電気抵抗値では、加熱のために利用できる電子レンジの
出力である500W〜600W程度の電力を消費させる
ためには、w=I2Rの方式から、10〜12アンペア
の大電流が必要となる。現在、一般に用いられている電
子レンジの電波の電流値は、家庭用で0.3アンペア〜
0.4アンペア程度に過ぎないので、この電流値から発
熱体の電気抵抗値を算出し、必要にして適切な体積抵抗
値は、前記の高強度炭素繊維の1,000倍程度である
ことが判明した。
【0010】そこで、この発明の炭素繊維は、焼成条件
を大きく換えて、炭素化の焼成温度は最低温とされる8
00°Cとし、焼成時間を短縮することにより、2.4
×10−4Ω・m〜2.0×10−3Ωの範囲の体積抵抗
値を持つ炭素繊維を形成した。この炭素繊維であれば家
庭用の電子レンジの電流を全て吸収して発熱させること
ができる。この実施の形態で示す調理器具に配設した炭
素繊維の幅は20mm、厚さ1mmとしている。
【0011】次に、この調理器具10による食品の加熱
を説明する。まず、遠赤外線による食品の加熱原理を説
明する。 (放射する遠赤外線の波長と加熱温度)水の分子の共振
振動を利用した加熱は共鳴吸収と呼ばれるが、本発明は
水の分子の共振形態のうち、浸透力の強い6.27ミク
ロンの波長を持つ遠赤外線の放射を利用している。水の
分子の共振振動は、図6に示すように、振動波長により
振動形態が変化する。一方、電磁波の浸透力は、波長の
平方根に比例して増えるので、浸透力に重点を置くと、
放射させる波長は6〜14ミクロンが適切である。プラ
ンクの法則およびステファンーボルツマンの法則によれ
ば、図9に示すように、物質が6〜14ミクロンの波長
を放射する温度は300°K=27°Cと低く、この温
度で遠赤外線放射能力は270W/m2程度に過ぎな
い。これでは調理時間が長くなってしまう。そこで、調
理時間を短くするため、この実施の形態による発熱体1
7,19の温度を、150°C〜180°Cとして、放
射能力を1,200W/m2程度に高めることとした。
波長は3〜26ミクロンで、中心波長は、約6ミクロン
となる(図9参照)。
【0012】このように構成する調理器具10は電子レ
ンジの電波エネルギーがフェライト粒子により熱エネル
ギーに変換され、発熱体17,19の温度が150°C
〜180°Cとなり、調理器具10自体を加熱し、被調
理物を加熱すると共に、炭素繊維が放射する遠赤外線に
よる輻射加熱が実行される。
【0013】調理器具の第2の実施の形態(図2参照) この実施の形態で示す調理器具50は外周に炭素繊維の
帯状発熱体57を配設する本体53、および炭素繊維の
円盤状発熱体59を配設する蓋体55とを有し、さら
に、本体53の内周面に混合セラミックス塗布層60を
形成している。この実施の形態において、調理器具の本
体53、および蓋55を、一般的な陶土で作り、その内
面に混合金属酸化セラミックス(2MgO・2Al23
・SiO2)を塗布して混合セラミックス層60を形成
し釉薬を掛けて焼成している。
【0014】セラミックス層60の混合金属酸化セラミ
ックス(2MgO・2Al23・SiO2)は優れた遠
赤外線放射特性を有する材料である。図7に材料による
遠赤外線放射特性を示しているが、混合セラミックスは
波長が6ミクロンまでは遠赤外線放射量は徐々に上昇す
るが、波長が6ミクロン以上となると、放射率1.0近
くで一定する。このように、調理器具の内面に配設する
混合セラミックス層60は波長6ミクロン以上の遠赤外
線を多量に放射して、調理器具の内部に載置される食料
品を効率良く加熱する。
【0015】調理器具の第3の実施の形態(図3参照) この実施の形態で示す調理器具100は、活性化された
炭素繊維を活用している。調理器具100は本体130
の内面に炭素繊維帯135を配設すると共に、底面にも
炭素繊維層137を配設している。蓋体150の内面に
も炭素繊維層155を形成している。ここで配設されて
いる炭素繊維は、活性化された炭素繊維である。備長炭
や消し炭に代表される通り、基本的に炭素は極めて優良
な放射体であるが、繊維形状の炭素の焼成が進み、黒鉛
化が進むと表面は鏡面状になり、金属に近い性質を有
し、遠赤外線の放射も減少する。また、金属の表面は滑
らかなので、表面に飛び出そうとした電磁波が、表面で
反射されて放射に至らないこともある。そこで、電気抵
抗値を高くした繊維を活性化することにより、表面での
反射がなくなり、放射率が1.0に近い値を持つ良好な
放射体が得られる。活性炭素繊維の1グラム当たりの表
面積は2,000m2になるので、通常繊維の3,00
0〜5,000倍に達している。さらに、図8に、弾性
率と電気抵抗値の関係を示しているが、高弾性繊維に比
較して、弾性率が低い炭素繊維は電気抵抗値が高い。そ
して、電気抵抗値の高い炭素繊維の遠赤外線放射率は高
いことが確認できている。
【0016】そこで、この実施の形態に示す調理器具1
00は活性化された電気抵抗値の高い炭素繊維を層状に
して調理器具の内面に配設することによって、発熱体兼
遠赤外線放射体として作用させている。活性炭素繊維
は、容易に酸化する上、臭気などの吸着性が強いので食
器として焼成する際、釉薬を掛けて表面を覆っている。
調理器具による調理時間は調理器具が放射する遠赤外線
の放射量(w/m2)により変化し、被調理物への赤外
線の浸透力は遠赤外線の波長により変化する。この事実
により、大きな被調理物を調理時間を短く、中まで調理
する調理器具としては、波長の長い遠赤外線を豊富に放
射する特性が求められる。
【0017】そこで、本発明の調理器具は下記のような
電波エネルギーを熱エネルギーに効率良く交換する素
材、遠赤外線の放射特性に優れた素材、構成を備え、電
子レンジの電波エネルギーを効率良く遠赤外線エネルギ
ーに変換させている。 1) 調理器具素材中にフェライト粒子を混入する。 2) 調理器具の内面に金属酸化セラミックス(あるい
は複数の金属酸化セラミックスの混合物)などの遠赤外
線の放射特性に優れた材料を塗布して、遠赤外線を放射
させる。 3) 遠赤外線の放射特性に優れた活性炭素繊維を食器
の内面に配設して遠赤外線を放射させる。
【0018】実施例 このように構成する調理用器具を電子レンジで使用した
実施例を図4、図5により説明する。調理器具200は
本体にフェライト粒子を含有させた粘土層220を有
し、内面には遠赤外線の放射特性の優れた金属酸化セラ
ミックス層、または活性炭素繊維層250が塗布焼成さ
れている。電子レンジ300に被調理物400を載置し
た調理器具200を載置する。電子レンジ300を稼働
させる。マグネトロン電波発生器330の電波エネルギ
ーは、導波管で導かれ粘土層220のフェライト粒子を
高周波で交番磁化する。このとき、電波エネルギーはフ
ェライト粒子が持つ磁化ヒステリシス損失により損失分
が熱エネルギーに変換され、調理器具200は加熱され
る。
【0019】さらに、調理器具200の内面に配設する
金属酸化セラミックス層、または活性炭素繊維層250
は加熱された調理器具の熱で遠赤外線αを放射する。こ
の遠赤外線αの放射は被調理物400の側面および上面
から実行されるで、短時間で被調理物400の表面を輻
射加熱調理する。さらに、調理器具の蓋体、または底部
に配設する電波吸収、発熱体の配設を間隙を有する構成
とし、間隙から電子レンジからの電波を透過させ、マグ
ネトロン電波発生器330からの一部の電波エネルギー
を被調理物400の水の分子の共振加熱に直接作用させ
る。この電波を直接被調理物に照射する構成とすること
により、電子レンジ固有の特性である電波による被調理
物の内部(芯部)までの加熱と、遠赤外線による調理物
表面からの加熱が同時に効率良く実行できる。以上の説
明において、調理器具は円筒形の器を示しているが、食
品の形状に合わせて各種形状の食器を作ることにより、
効率的に加熱調理ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の調理器具は、器具自体を加熱す
ることによって、内面から、波長が長くて浸透力の強い
遠赤外線を放射させて、調理物の内部まで輻射加熱し、
調理する。このように、この調理器具は従来家庭ではで
きなかった遠赤外線加熱調理を電子レンジの電波を利用
して容易に達成させることができる。さらに、電子レン
ジの電波を直接調理物に照射することを併用して、味覚
を損なうことなく調理時間を短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による調理器具の斜視図。
【図2】 本発明による調理器具の他の実施例を示す斜
視図。
【図3】 本発明による調理器具の他の実施例を示す斜
視図。
【図4】 電子レンジでの調理器具の使用説明図。
【図5】 調理器具の一部断面図。
【図6】 水の分子の振動形態と波長(周波数)を示す
説明図。
【図7】 材料の遠赤外線放射特性を示すグラフ。
【図8】 炭素繊維の弾性率と電気抵抗値の関係を示す
グラフ。
【図9】 プランクの法則を示すグラフ。
【符号の説明】
10、50、100、200 調理器具 13、53、130 本体 15、55、155 蓋体 17、57 発熱体 19、59 発熱体 15、137、155、250 活性炭素層 300 電子レンジ 400 被調理物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波エネルギーを照射して調理器具本体
    内に載置される被調理物を加熱する電子レンジに用いる
    調理器具において、 調理器具本体は電子レンジが発生する電波エネルギーを
    吸収して発熱し、遠赤外線エネルギーに変換する変換手
    段と、加熱されて遠赤外線を放射する遠赤外線放射手段
    を備えてなる電子レンジ用調理器具。
  2. 【請求項2】 電波エネルギーを照射して調理器具本体
    内に載置される被調理物を加熱する電子レンジに用いる
    調理器具において、 調理器具本体はフェライト粒子を配合した構成材で構成
    されると共に、本体内面に金属酸化セラミックス層を配
    設してなり、フェライト粒子は電波エネルギーを遠赤外
    線エネルギーに変換し、金属酸化セラミックス層は遠赤
    外線を放射してなる電子レンジ用調理器具。
  3. 【請求項3】 電波エネルギーを照射して調理器具本体
    内に載置される被調理物を加熱する電子レンジに用いる
    調理器具において、 調理器具本体はフェライト粒子を配合した構成材で構成
    されると共に、本体内面に活性炭素繊維層を配設してな
    り、フェライト粒子は電波エネルギーを遠赤外線エネル
    ギーに変換し、活性炭素繊維層は遠赤外線を放射してな
    る電子レンジ用調理器具。
  4. 【請求項4】 電波エネルギーを照射して調理器具本体
    内に載置される被調理物を加熱する電子レンジに用いる
    調理器具において、 調理器具本体は外周に活性炭素繊維層を配設すると共
    に、器具本体の内面に金属酸化セラミックス層を配設
    し、活性炭素繊維層は電波エネルギーを遠赤外線エネル
    ギーに変換し、金属酸化セラミックス層は遠赤外線を放
    射してなる電子レンジ用調理器具。
  5. 【請求項5】 調理用器具の内外面、あるいは芯材とし
    て活性炭素繊維層を配設し、活性炭素繊維層は電波エネ
    ルギーを遠赤外線エネルギーに変換すると共に、遠赤外
    線を放射するよう構成してなる電子レンジ用調理器具。
  6. 【請求項6】 電子レンジの電波エネルギーを透過させ
    て調理器具本体内に載置される被調理物に照射させて加
    熱する電子レンジに用いる調理器具において、 調理器具本体は、電子レンジが発生する電波エネルギー
    を吸収して発熱し、遠赤外線エネルギーに変換する変換
    手段と、加熱されて遠赤外線を放射する遠赤外線放射手
    段を備え、 電波エネルギーを吸収して発熱し、遠赤外線エネルギー
    に変換する変換手段は、間隙を設けて配設され、電子レ
    ンジの電波エネルギーを間隙から透過させて被調理物を
    加熱すると共に、変換手段、および遠赤外線放射手段か
    ら放射される遠赤外線を被調理物に照射して加熱するよ
    う構成してなる電子レンジ用調理器具。
JP24092097A 1997-09-05 1997-09-05 電子レンジ用調理器具 Pending JPH1187045A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129829A1 (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Buhei Kono 陶磁器をマイクロ波によって加熱し、陶磁器から遠赤外線、赤外線波長の放射に転換し、熱効率を上げて調理及び化学反応、化学分解、化学重合、化学合成、金属加工、金属結晶、金属の焼結、冶金を行う方法
JP2007121238A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Gifu Univ 電波の可視化装置
JP2019205790A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 ダイキン工業株式会社 調理器具

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