JPH0335225Y2 - - Google Patents

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JPH0335225Y2
JPH0335225Y2 JP1986171783U JP17178386U JPH0335225Y2 JP H0335225 Y2 JPH0335225 Y2 JP H0335225Y2 JP 1986171783 U JP1986171783 U JP 1986171783U JP 17178386 U JP17178386 U JP 17178386U JP H0335225 Y2 JPH0335225 Y2 JP H0335225Y2
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JP
Japan
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ferrite
cooker
container
heated
heat
Prior art date
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JP1986171783U
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JPS6376224U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子レンジの内部で焦げ目付けや外
部からの強制急速加熱を可能とし、一般的な調理
容器、例えば鍋や皿、フライパン等にも併用しう
る強制加熱用調理器に関し、更に詳しくは空炊き
状態となつたときも極めて安全な強制加熱用調理
器に関する。
〔従来の技術〕
従来の調理器、例えば鍋やフライパン等は内部
に収容した食品を調理すべく加熱することに用い
られたり、その内部に各種食用材料を入れ、電子
レンジで加熱することにも用いられる。しかし、
電子レンジで加熱する調理材料に水分含有の少な
いものを用いたときには、電子レンジのマイクロ
波は、調理材料の表面部分に吸収され加熱する傾
向にあることから、材料の加熱には時間がかかる
問題があり、この為、食材に対し外部からの焦げ
目付けや急速な加熱を希望する場合においては、
オーブン的作用をマイクロ波単独では求めること
はできないという問題があつた。
このような問題を解消すべく考案されたものに
例えば、特公昭55−50916号として開示された加
熱容器がある。この加熱容器はフエライトを40〜
80重量%配合したユークリプタイトを用いて成形
したものであり、フエライトのマイクロ波吸収効
果により容器を加熱し、この加熱された容器によ
り食材を間接加熱するものである。この加熱容器
を用いれば、マイクロ波による食材の直接加熱と
ともに、高温化した容器による食材の間接加熱を
併用することが可能となり、しかも食材表面に焦
げ目をつけることも可能となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この容器は短時間昇温をはかる
為にフエライトの含有量を多く設定している為
に、容器が過剰昇温する傾向がある。そして、こ
の容器においては過剰昇温に対する対策が一切施
されていない為に、過剰昇温により容器素材が熱
劣化を起こしたり、又、空炊き時には容器の破壊
が発生して極めて危険である。又、電子レンジの
ターンテーブルが樹脂製である場合にはターンテ
ーブルを溶損させるおそれもある。本考案はかか
る現況に鑑みてなされたものであり、容器の過剰
な昇温を防止することにより、容器の熱劣化を防
止するとともに空炊き状態となつても安全な強制
加熱用調理器を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記本考案の目的を達成するために本考案で
は、キユーリーポイントを所定温度に設定したフ
エライトをセラミツクス材料に3〜10重量%混入
した素材により形成した強制加熱用調理器を提供
せんとするものである。
〔作用〕
本考案にかかる調理器は、その製作材料たるセ
ラミツクスにマイクロ波を集中する効果の高いフ
エライトを混入して作成してなるので、この調理
器に食用材料等の被加熱物を収容し、電子レンジ
内部に内装すれば、マイクロ波は調理器内の食材
等に直接作用して加熱すると同時に、マイクロ波
の一部は調理器を構成するフエライトにより集中
的に吸収され、該調理器が急速且つ高温に加熱さ
れ、被加熱物が熱伝導又は輻射熱により急速に加
熱されるものである。そして、フエライトの配合
量を3〜10重量%に設定しているので、昇温速度
は適度に抑制されて調理器の熱劣化は防止するこ
とができ、しかもフエライトのキユーリーポイン
トは所定温度に設定されているので、仮に空炊き
状態となつて調理器が高温化することがあつて
も、調理器の温度が所定温度となればフエライト
は常磁性体に転移して発熱効果は著しく低下し、
所定温度以上に昇温することは避けられる。
〔実施例〕
本考案の詳細を更に図示した実施例にもとづき
説明する。図面は本考案にかかる強制加熱用調理
器の一例を示している。実施例のものは、蓋1付
きの鍋2に適用したものであり、この鍋2は一般
的なセラミツクス材料や陶器または磁器等の製作
用無機材料を用いて、常法により焼成製作する過
程でフエライトを混入して焼成したものである。
この鍋2は、その本体にフエライトを含有させて
なることから、電子レンジの内部でマイクロ波を
照射したときには、該マイクロ波は鍋2内部の食
材等の被加熱物に直接作用して加熱するととも
に、鍋2のフエライト部分により集中され、鍋2
温度を急速且つ高温に加熱させるので、鍋2から
放射される輻射熱や熱伝導により鍋2内部の食材
等被加熱物が外部から急速に加熱され、場合によ
り焦げ目付けがなされるのである。ここに、本考
案における調理器を作成する材料は、前記の如く
狭義のセラミツクス材料を含む陶器や磁器を作成
する材料を含めた概念としてセラミツクス材料が
選択され、この材料中にフエライト(例えば、マ
ンガンジンクフエライト)を3〜10重量%混入し
てなるものである。フエライトの含有量が3重量
%以下の場合においては、マイクロ波の集中効果
があまり期待できないところから除外され、また
10重量%以上においては、発熱が大きすぎるため
当該材料が熱劣化をおこす可能性が大であるため
に除外される。又、フエライトとしては所定温度
のキユーリーポイントを有するものが選択され、
所定温度以上となつたときには強磁性体から常磁
性体に転移して発熱効果が低下するものが選択さ
れる。キユーリーポイントの設定は例えばフエラ
イトがマンガンジンクフエライトである場合に
は、マンガンとジンクの含有量を調整することで
行われる。
そして、このフエライトを混入したセラミツク
ス材料による調理器、例えば鍋や釜、フライパ
ン、皿、コツプ、食材入れ用ボール等の各調理器
は、一般的な陶器または磁器製調理器等と同様に
成形・焼成等の工程を経て作成される。そして、
このセラミツクス材料に遠赤外線発生材料を一部
混入しておくことにより、この調理器による加熱
を調理器からの熱伝導による加熱ばかりでなく、
遠赤外線により食材等の被加熱物の内部からの加
熱を可能とし、この調理器を電子レンジで使用す
れば、これらに加えてマイクロ波による食材内部
からの加熱を可能とするものである。
〔考案の効果〕
本考案の強制加熱用調理器は、フエライトをセ
ラミツクス材料に混入してなるので、食材等の被
加熱物を収容した本調理器を電子レンジ内で使用
すれば、マイクロ波により被加熱物を内部から直
接加熱すると同時に、マイクロ波により加熱され
た調理器からの熱伝導や輻射熱による被加熱物の
間接加熱も行われ、食材の加熱を効果的に行うこ
とができるうえに、食材表面に焦げ目付け等をつ
けることもできる。しかもフエライトの配合量を
3〜10重量%の範囲に設定しているので、調理器
の急速昇温は防止されて調理器の熱劣化は避ける
ことができる。又、フエライトとしてキユーリー
ポイントを所定温度に設定したものを用いている
ので、仮に空炊き状態となつた場合でも調理器は
所定温度以上に昇温することはなく、容器が破損
したり、電子レンジのターンテーブルが溶損する
おそれもなく安全である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す断面説明図であ
る。 1:蓋、2:鍋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) キユーリーポイントを所定温度に設定したフ
    エライトをセラミツクス材料に3〜10重量%混
    入した素材より形成した強制加熱用調理器。 (2) セラミツクス材料として遠赤外線発生材料を
    含むものを利用してなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の強制加熱用調理器。
JP1986171783U 1986-11-07 1986-11-07 Expired JPH0335225Y2 (ja)

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JP1986171783U JPH0335225Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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JP1986171783U JPH0335225Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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Publication Number Publication Date
JPS6376224U JPS6376224U (ja) 1988-05-20
JPH0335225Y2 true JPH0335225Y2 (ja) 1991-07-25

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ID=31107729

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0445656Y2 (ja) * 1990-01-10 1992-10-27

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5137768A (ja) * 1974-09-26 1976-03-30 Tomei Kogyo Kk Ensekigaisenkama
JPS5550916A (en) * 1978-10-07 1980-04-14 Sumitomo Metal Ind Ltd Forming method for straight seam welded large diameter pipe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58180251U (ja) * 1982-05-28 1983-12-02 田村 芳夫 電磁調理器用陶磁器

Patent Citations (2)

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JPS6376224U (ja) 1988-05-20

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