JPH03209377A - Nmda遮断薬剤組成物 - Google Patents

Nmda遮断薬剤組成物

Info

Publication number
JPH03209377A
JPH03209377A JP2302296A JP30229690A JPH03209377A JP H03209377 A JPH03209377 A JP H03209377A JP 2302296 A JP2302296 A JP 2302296A JP 30229690 A JP30229690 A JP 30229690A JP H03209377 A JPH03209377 A JP H03209377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pharmaceutical composition
composition according
dimethylhebutyl
branched
nmda
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2302296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0768235B2 (ja
Inventor
Yoel Kloog
ヨエル、クルーグ
Jeffrey J Feigenbaum
ジェフリー、ジェー、フェイゲンバウム
Raphael Mechoulam
ラファエル、メコウラム
Mordechai Sokolovsky
モルデチャイ、ソコロウスキー
Simon Benita
サイモン、ベニタ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ramot at Tel Aviv University Ltd
Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
Original Assignee
Ramot at Tel Aviv University Ltd
Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ramot at Tel Aviv University Ltd, Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem filed Critical Ramot at Tel Aviv University Ltd
Publication of JPH03209377A publication Critical patent/JPH03209377A/ja
Publication of JPH0768235B2 publication Critical patent/JPH0768235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/335Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin
    • A61K31/35Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin having six-membered rings with one oxygen as the only ring hetero atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P39/00General protective or antinoxious agents
    • A61P39/02Antidotes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/78Ring systems having three or more relevant rings
    • C07D311/80Dibenzopyrans; Hydrogenated dibenzopyrans

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、活性成分として下記に定義する式(1)の(
3S,4S)一テトラヒド口カンナビノール(THC)
型化合物を含んで成る興奮性アミノ酸神経毒性を防止す
るための薬剤組成物に関する。本発明の組或物は、長時
間の発作による障害、血液供給の不足または減少、グル
コース供給の欠乏および機械的障害のような中枢神経系
(CNS)に対する急性のグルタメート神経毒性を緩和
し且つ予防するのに特に有効である。本発明の組成物は
、例えばグリシンのようなグルタメート以外のアミノ酸
レセブターに関連すると考えられる毒物によって誘起さ
れる痙章のようなCNSに対する他のfilの軽減にも
有効である。
本発明の組成物は、漸進性で選択的な神経減損を特徴と
するある種の慢性の変性病の治療にも有効である。また
、本発明の組或物はアルツハイマー病の治療に治療上有
効であると考えられる。
本発明の組成物は、腺不全の発作、低酸素症における全
体的低酸素性虚血障害単独または血流減少(虚血)と組
合せられたちの並びに心停止および脳動脈の急激な閉塞
の場合に特に重要である。
以下において詳細に説明する式(I)の化合物の幾つか
は新規化合物であり、本発明の範囲内で化合物として特
許請求される。
本発明による薬剤組成物の活性成分は、(+)(3S.
4S)配置を有する一般式 (式中、A一一−一Bは1(2)または6(1)アシル
基を表わし、R2は(A)直鎖状または分岐鎖状C  
 アルキル基または(B)基6 〜l2 3 一〇−R  を表わし、但しR3は直鎖状または分岐鎖
状C   アルキル基または末端炭素原子で5 〜9 フェニル基によって置換された直鎖状または分岐鎖状ア
ルキル基である)を有する化合物である。
RがCH,OHでありR1か低級アシル基である式(1
)の化合物は新規化合物であり、化合物として特許請求
される。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕「グ
ルタメート神経毒性および神経系の病気(Glutam
ate Neurotoxicity and Dis
eases of’ theNervous Syst
eIII) Jという総説、Neuron.623 〜
34( 1988年)には、グルタメート神経毒性の知
識、かかる毒性の様々な作用およびそれによって引き起
こされる様々な病気の現状が纏められている。
この総説には3種類のグルタメートレセプターが挙げら
れており、これらのレセブターの既知の競合的および非
競合的遮断剤も挙げられており、かかる作用の機構につ
いての各種の理論も挙げられている。この総説によれば
、グルタメート神経毒性に関係した病気の幾つかに有効
なN−メチルーD−アスバルテート(NMDA)拮抗薬
を導くことにかなりの努力が集中されている。神経の障
害または変性に対する効果が認められた有効な治療法は
未だ知られておらず、例えば心臓発作だけでも多くの国
における主な死亡原因の一つであるので、このようなN
MDA拮抗薬を見出だすことの重要性は自明である。こ
の総説は、ある種のNMDA拮抗薬が特定の病状につい
て他の拮抗薬より有効性が高くまたは副作用が少ない事
を決定することにか重要になるということを述べている
一般式(1)の化合物の幾つかは米国特許第4,179
,517号公報および第4,876,276号公報に開
示されている。これらの米国特許公報に開示されている
ように、これらの本質的に純枠な合成(+)− (3S
,4S)−THC誘導体および同族体は望ましくない大
麻様の精神作用副作用を全く持たない。これらの既知化
合物は、鎮痛、抗嘔吐および抗緑内障作用を有すること
が記載されている。
本発明者らは、前記の既知化合物および幾つかの新規化
合物が前記の鎮痛、抗嘔吐および抗緑内障作用を有する
ことに加え、前記のような病気および症状にも有効であ
り、興奮性アミノ酸レセブター遮断薬、例えばNMDA
−またはグルタメートー遮断薬或いはグリシンレセプタ
ーと相互作用するものとしても有効であり、且つ前記の
ような神経伝達物質の毒性によって引き起こされる異常
な状態の多くの緩和および治療に有効であることを見出
だした。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、長
時間の発作による障害、血液供給の不足または減少、グ
ルコース供給の欠乏および機械的障害、およびストリキ
ニーネ、ビクロトキシンまたは有機リン化合物による中
毒のようなCNSに対する急性の障害または中毒による
興奮性アミノ酸神経毒性を軽減しまたは予防するのに好
適な製薬組或物に関する。
本発明の組成物は、漸進性で選択的な神経損減を特徴と
するある種の慢性の変性病にも有効である。また、本発
明の組成物はハンチントン病、バーキンソン病気および
アルツハイマー病の治療に治療効果を6−するものと考
えられる。
上記のように、本発明の組或物は発作、低酸素症におけ
る全体的低酸素性虚血障害単独または血流減少(虚血)
と組合せられたもの並びに心停止および脳動脈の急激な
閉塞の場合に特に重要である。
本発明は、以上のような目的のための薬剤組成物であっ
て、活性成分が(3S,4S)配置を有する一般式 R (式中、A−−−−Bは1(2)または6(1)二重結
合を表わし、Rは一C H 3または級アシル基を表わ
し、R2は(A)直鎖状または分岐鎖状C   アルキ
ル基または(B)基6〜l2 3 −0−R を表わし、但しR3は直鎖状または分岐鎖状
C   アルキル基または末端炭素原子で5〜9 フェニル基によって置換された直鎖状または分岐鎖状ア
ルキル基である)の化合物であるもの、に関する。
好ましい化合物では、R2は1,1〜ジメチルアルキル
基または1,2−ジメチルアルキル基であって、炭素原
子の総数が少なくとも7個であるもの並びにそれらの化
合物の前駆体である。
特に好ましい化含物は、R2が1,1−ジメチルへブチ
ルまたは1,2−ジメチルへブチルてあるものである。
多くの生理学的実験を行った好ましい化合物は、7−ヒ
ドロキシーΔ6−テトラヒドロカンナビノールの(+)
−  (3S.4S)−1.1−ジメチルへブチル同族
体化合物(以後、HU−211と表わす)である。
式 を有し、本質的に(−)−  (3R,4R)鏡像異性
体を含まない(+)−  C35,4S)化合物であっ
て、R2が1,1−ジメチルへブチルであるものは、実
際上はHU−211と表わされた化合物と同し活性を有
する(式(II)の化合物は米国特許第4,179,5
17号公報では化合物vbと表わされ、化合物(Ila
)の化合物は前記特許公報では化合物Xlbと表わされ
る)。
また、一般式(1)の幾つかの新規化合物であって、R
がCH  OHを表わし、R1が低級アシ2 ル基を表わすものも、所望な抗グルタメートまたはグリ
シン関連活性を有することが見出だされた。
これらの新規化合物は、一般式(I)(式中、RはCH
  OHを表わし、R1は水素である)の化2 合物を、このモノエステルの比較的高収率での形成に好
ましい条件下にてアシル化することによって製造するこ
とができる。2個のヒドロキシ残基を有する出発化合物
を無水酢酸とビリジンを用いるアセチル化のような通常
のエステル化では、ジエステルを生成し、モノエステル
の収率は2〜3%を上回らないので、この方法は実際的
な合成上の価値はない。本発明者らは、窒素雰囲気下て
カリウムー2−メチル−2−ブトキシドの存在下にて無
水酢酸を用いてエステル化を行うと、フエニル環上のヒ
ドロキシ基のエステル化が優先し、所望なモノエステル
が高収率で得られることを見出たした。
前記の新規化合物の中でも、モノアセテートが好ましい
これらの化合物は総て(+)−  (3S,4S)配置
であり、(−)− (3R,4R)鏡像異性体を本質的
に含まない。後者は好ましくない向神経性副作用を有す
ることが知られていることが強調される。前記のように
、一般式(1)によって定義される種類の化合物は、「
大麻様J CNS活性を実質的に欠いている。
この新規組成物は、活性成分のほかに、通常の製薬上許
容可能なキャリャー、希釈剤等を含んでいる。錠剤、丸
薬、カプセル等の経口投与用の固形組成物は、活性成分
を通常の製薬上許容可能な成分、例えばコーンスターチ
、ラクトース、スクロース、ソルビトール、タルク、ス
テアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カル
シウムおよびガムを製薬上許容可能な希釈剤と共に混合
することによって製造することができる。錠剤と丸薬は
、当該技術分野において知られている製薬上許容可能な
物質をコーティングまたは混会し、長時間作用性または
徐放性を付与する投与形態を提供することができる。他
の固形組威物は、直腸から投与するための座薬として製
造することができる。液状形態は、経口用または、皮下
、経皮、静脈内、鞘内( Intratechal)等
の注射用に製造することができる。液状組成物には、水
性溶液、賦香シロップ、水性または油性懸濁液、食用油
並びにエリクシルおよび同様な製薬用ビヒクルによる賦
香エマルジョンが挙げられる。更に、本発明の組成物は
、エアゾールの形態にして鼻内等に投与することができ
る。
ヒトに対する活性成分の投与量は、通常は体重lkg当
たり0.05■〜約50■であり、1日に1〜4回投与
する。しかしながら、この薬物は比較的長時間に亙って
作用するので、2日毎の投与も可能である。好ましい、
投与量の範囲は体重1kg当たり1.0mg〜約20■
である。しかしながら、治療すべき病気、投与広、患者
の年齢、体重、症状などによって担当医師によって決定
されることは当業者には明らかである。
前記化合物は総て有効なN M D Aレセブター遮断
薬であり、前記のような疾患の症状の一つまたは同峙に
幾つかの治療に用いられる製薬組成物の活性成分として
用いることができる。有効投与量は本質的に同じであり
、更に顕著な効果はこれらの化合物の既知の特性に加え
て、N M D Aレセブター遮断の効果である。しか
しながら、本発明の化合物および組或物は、必ずしもN
 M D Aレセプター遮断薬とはならない痙章薬に対
しても良好な遮断作用を示すことに留意することが重要
である。
例えば、本発明の組成物はストリキニーネおよびN M
 D Aによって引き起こされる中毒を予防しまたは少
なくとも緩和することができる。
本発明は、本発明の組成物の治療上有効量を患者に投与
することによって前記のような各種の病的状態を治療す
る方法にも関する。本明細書で用いられる投与という用
語は、経口、非経口、静脈内、筋肉内、皮下、経皮、鞘
内( int ratecha l )、直腸および鼻
内投与を包含する。
合成カンナビノイドである7−ヒドロキンΔ6−テトラ
ヒドローカンナビノール、1,1ジメチルへブチル同族
体の鏡像異性体は、メコウラム・アール(Mechou
laa R.)ら, Tetrahedron:Asy
mmetry 1. 315〜319(1990)およ
びメコウラム・アール(Mechoulam R.)ら
、Experjentia.44,762〜764(1
988)に記載されている。本明細書ではHU−210
 (第1図を参照)と表わしている(−)− (3R,
4R)鏡像異性体は極めて強力な大麻様化合物である(
ハッシシの活性成分であるΔ1−テトラーヒドロカンナ
ビノールの約100倍)。本明細書ではHU−211(
第1図を参照)と表わしている(+)−  (33,4
S)鏡像異性体は鎮痛薬および抗嘔吐薬として活性であ
ることは知られているが、HU−21 0のED5oの
数千倍を上回る投与量でも大麻様薬物としては不活性で
ある〔メコウラム・アール(Mechoulam R.
)  ら、Experientia.44,762 〜
784(1988))。
本発明者らは、HU−21 1と式(II)および(n
 a)の化合物並びに本発明の組成物の好ましい活性化
合物である前記の新規モノエステルが体重kg当たり約
25■でNMDAレセブター拮抗薬によって典型的に引
き起こされる常同症、運動過剰作用および頻脈作用を誘
発することを見出たした。約2.5mg/kg体重とい
ったかなり低い投与量では、それらはNMDAによって
誘発される震え、発作および死亡の強力な遮断薬である
。したかって、治療効果(NMDA拮抗作用)と予想さ
れる副作用(例えば頻脈)とを良好に分離することかで
きた。結合の検討では、}IU−211は立体特異的に
NMDAレセブターを遮断し、相互作用が他の非競合的
NMDA拮抗薬またはグルタメートおよびグリシンの結
合部位とは離れた結合部位で起こることを示している。
したがって、上記および式(I)の他の化合物はNMD
Aレセブターによって介在される神経毒性を予防する非
精神作用性薬物として有用であることは明らかである。
下記の説明から明らかになるように、HU211および
本発明の組成物活性或分を構或する他の化合物の薬理学
的特性にはマウスに常同症、1・ 運動過剰作用および頻脈作用を誘発することも包含され
る(表−1)。これらの特性はグルタメートレセプター
のNMDA群の非競合的拮抗薬の特性と一致し、これら
の化合物は活性なNMDAレセブター拮抗薬であること
を示唆している。この可能性は、マウスにおけるNMD
AおよびNMDA拮抗薬のH顧、痙寧および死亡作用を
予防する化合物の活性を検討することによって調査され
た。
本発明を、下記の図および実施例を用いて詳細に説明す
る。
〔実施例〕
製造例 カリウム−2−メチルーブトキシド(2ml)を、ベン
ゼン(30ml)に溶解したHU−211(300+m
g,0.78ミリモル)に加えた。この溶液をN2雰囲
気下にて45分間攪拌した。次いで、無水酢酸(0. 
 1ml)をこの溶液に加え、続いてN a H C 
O 3と水を加えた。有機層を硫酸マグネシウム上で乾
燥し、濾過して、蒸発させた。
粗製の反応混合物を15gのシリカゲル上でクロマトグ
ラフィに付し、10%〜〉30%エーテル二石浦エーテ
ル溶液で溶出し、下記のものを得た。
化合物aおよびbをL I A I H 4で還元し、
出発物質HU−211を回収した。
生理学的例 例  1 下記の説明は、NMDAによって誘発される震頗、痙学
および死亡に対する本発明の組成物の所望な抑制作用を
明らかにするために行った実験の包括的な説明である。
サブラマウス(イスラエル雑種)を、ビヒクルのみ(コ
ントロール)またはHU−211(1.25または2.
50■/kg,皮下)で予備処理した後、NMDA (
200■/}cg,皮下)で処理した。表−2に示され
るように、コントロールとHU−211予備処理した動
物は震頗の潜伏明、発作の潜伏期およびNMDAの注射
から死亡に至までの時間に著しい差を示した。同様な実
験をC−57ブラックマウスを用いて、NMDAの投与
量を減少させて( 1 0 0 mg/ kg.皮下)
行った。NMDAによって誘発される効果のHU211
による反作用はこの株では一層顕著であった(NMDA
の作用に対しサブラマウスよりも感受性が高い)。MU
−211なしてNMDAを投与された両株のコントロー
ル系では、いずれの動物も発作の開始に続いて10分未
満で死亡した。
対照的に、HU−211で予備処理した5匹のサブラマ
ウスの内の2匹と、7匹のC−57ブラックマウスの内
の6匹はHnも発作も示さず、NMDAの投与から4日
以上も生き続けた(表−2)。予備実験の結果は、C−
57ブラックマウスでのHU−21 1の抗NMDA作
用は24時間を上回って持続したことを示している。こ
れは、6匹の生き残ったC−57ブラックマウスで1日
後に再度NMDA (100■/kg)を投与した後N
MDAによって引き起こされる震頗および発作が著しく
緩和され、生き続けたことによって示された。纏めれば
、これらのデーターはHU−211は実際にNMDA拮
抗薬である決定的な証拠を提供するものであり、更に痙
章は中枢神経によって伝達される現象であるので、この
薬剤は高率で中枢神経に浸透することを示している。
HU−21.1の作用の部位を同定するため、十分に洗
浄したラットの脳皮質膜とNMDAレセプターの強力な
非競合性遮断薬、(3H)−N[1−(2−チェニル)
一シクロヘキシル〕 ビベリジン( (3H)TCP)
(40C i/ミリモル;ICi−37GBq,純度〉
98%、(イスラエルニュークレア・リサーチ・センタ
ー(IsraelNuclear Research 
Center)、ネゼブ、イスラエル)を用いて、一連
の結合アッセイを行った。100uMのHU−211で
は5nM [3H)TCPの平衡結合は抑制されず、H
U−211の挙動効果はN M D Aレセブターイオ
ンチャンネルでは非競合的遮断薬部位によっては発揮さ
れなかった。
1μMグルタメートおよび1μMグリシンの存在下での
2 〜100nM (3H)TCPを用いる平衡結合実
験はこの示唆を証明し、HU−211(10μM)は〔
3H)TCPの最大結合容量を変化させず(コントロー
ル及びHU−211に対して記録された値はそれぞれ3
.4および3.5pa+ol/*g)、〔3H)TCP
に対する解離定数(Kd)には影響しなかった(それぞ
れ、コントロールに対して27nMおよびHU−21 
1に対して26nM)  。
次いで、速度論実験を行い、1{U−211かNMDA
レセブターのグルタメートーまたはグリシン結合部位に
直接作用することによりその挙動効果を示すかどうかを
決定した。以前の研究においてこの方法を用いているの
は、NMDAレセプターに結合する[3H]TCPおよ
び〔3H〕MK−801 ( (+)− 5−メチル−
10.11ジヒドロ−5H−ジベンゾ(a,d)シクロ
へブテン−5.10−イミンの非競合的性状を示すこと
を目的としたものであり、これらの化合物は優先的にレ
セプターイオンチャンネルの活性化された状態に結合し
レセプターに対する非競合的遮断薬の解離の速度および
それらのレセブターからの解離をそれらの平衡結合を変
化させることなく促進させることを示した。HU−21
1を用いた速度実験の結果を第2図に示す。この図から
判るように、10μMのHU−211の添加では、その
平衡結合の水準は変化せずにN MD Aレセブターに
対するC3H)TCP結合の解離速度か若干減少したの
みてあったが、グルタメート1μMとグリシン1μMの
存在下ではHU−211を10μM添加すると解離速度
が著しく減少した(第2A図)。HU−211を10μ
M添加すると、グルタメート1μMとグリシン1μMの
不存在下および存在下のいずれにおいてもN M D 
Aレセブターからの[3H)TCPの解離速度も低下し
たか、それらの存在かの方か遥かに顕著であった。
このように、速度論データーは、HU−211は〔3H
〕TCP結合アッセイにおけるNMDA拮抗薬としての
機能を有することを示している。
N M D A拮抗薬であるアミノホスホバレレート(
AP−5)と同様に、I{U−211は〔3H〕TCP
結合のグルタメート/グリシンの効力を減少させる。し
かしながら、グルタメートおよびグリシンの不存在下で
も強力な(3H)TCP結合を示すAP−5とは異なり
、HU−211はグルタメートとグリシンとが存在する
とき〔3H〕TCP結合の一層活性な遮断薬(すなわち
誘発結合)であると思われる。この知見とAP−5およ
びカンナビノイドとの間の構造が著しく相違するという
事実により、後者はグルタメートまたはグリシン部位で
作用しない可能性があると思われた。
実際に、HU−211 (10および50μM)はグル
タメートまたはグリシンによって誘発される(3H)T
CPの効果を減少させるが見掛けの親和性は変化させな
い(図示せず)ことが見出たされた。纏めると、これら
の結果は、HU〜211は、TCP,グルタメートまた
はグリシンの結合部位から離れたNMDAレセブターの
特異的部位で作用することによって動物に挙動効果の少
なくともあるものを発揮させることを示唆している。
(a)[3H)TCP結合の初期速度は投与量によって
変化し、IC5oの値は6〜10μM(工C5o−グル
タメートまたはグリシンによって誘発される結合の50
抑制を生じる投与量)であり、(b)}IU−211は
(−)!i像異性体HU−210(第3図)よりもNM
DAレセプターに対する誘発される[3H] TCP結
合の遥かに強力な抑制剤であり、したがってHU〜21
1とN M D Aレセブターとの間の立体特異的相互
作用か明確に指摘され、(c)Na−コレートで可熔化
したフエンサイクリジン/NMDAレセブターを用いた
ことを除き同し条件下で測定したHU211のIC5o
の値も10μMであったという数種類の事実から、HU
−211は[3H)TCPのNMDAレセブターに対す
る結合に対して膜構造の非特異的摂動によってよりはむ
しろ特異的結合部位を介して作用することが示唆される
近年、虚血並びに低グリセリド血症によって誘発される
脳の損傷は特にNMDAレセプターによって伝達される
ことが明らかにされた。HU−211を投与した後に見
られる向精神性または他の好ましくない副作用の不存在
を考慮すれば、この薬物は、癲痴、ハンチントン病およ
び脳の虚血による神経の壊死のようなNMDAレセブタ
ーによって伝達される神経の病変に対して有効な薬物と
しての重要な利点を有する。
表−1 A. サブラマウスでの常同症および運動活動の誘発に対する
HLI−211(2.5■/kg、皮下)の効果B, サブラマウスの頻脈の誘発に対する}IU−211の効
果 HU−211をエタノールとエマルフォア620に溶解
し、 2回蒸留した水を加えて、 最終 溶液中の(容量での)比率を1+1:18となるように
した。6匹のマウスとラットをそれぞれの実験(コント
ロールを含む)に用いた。常同症をファイゲルバウム(
Feigelbaul)らの常同症階調度(SB階調度
)  (Pharm.B1ochem.Behav.,
18,235〜240(19g2) )によって測定し
た。総ての動物はHU−211またはビヒクルを投与す
る前に45分間馴らし、注射を行った後60分間試験し
た。過活動を、7cm角の正方形上での身体の移動とし
て、すなわち一つの正方形から隣の正方形に移動した場
合に得点を1として測定した。心拍数をHU−211の
投与後0分および75分後に測定した。スチュデントの
t検定を用いて、活動による頻脈を統計的に測定した。
SB階調度は別個の不連続な得点から成るので、非パラ
メーター試験(マン・ウイットニー・ユー(Mann 
WhHney Ll)を用いた。p<0.  05 ;
”’p<0.  01 ;”p<0.001。値は、平
均値±SEMである。
表−2 A, NMDAのM頗作用のHU−21 1 による抑制 B. NMDAの痙彎作用のHU−21 1 による抑制 C.NMDAの致死作用のHU−211による抑制 HU−21.1溶液は表−1に記載の方法で作或した。
NMDA (ケンブリッジ・リサーチ・バイオケミカル
ス(Cambridge Research Bioc
hemica−Is)を2回蒸留水に溶解した。NMD
Aの投与を行う前にHU−211を注射した。総ての注
射は体重1 kg当り10ccの容量で皮下投与した。
サバラマウスには200■/kgN M D A ヲ注
射し、C57ブラックマウスには100■/kgNMD
Aを投与した。
’  HU−211で予備処理した5匹の動物の2匹は
震顆または発作を示さず、4日を経ても生き続けた。数
は残りの動物のみに関するものである。
本2 7匹の動物のうち6匹は4日を経ても生き続け、
lifJtまたは発作を示さなかった。したがって、統
計的分析は行うことができなかった。これらの動物j:
:24時間後1:NMDA (1 0 0mg/kg)
を再投与してもH頗、発作または死亡を誘発することは
出来ず、更に少なくとも4日間生き続けた。
値は平均値±SEMである。
表−2に記載の実験を、c−57ブラックマウスを用い
て、HU−211を式(■)(化合物vb,米国特許第
4,179,517号公報)の化合物および式(na)
(化合物X l b,同上)に代エテ、繰リ返した。N
MDA ( 1 0 0■/kg)をマウスに投与した
。式(U)および(Ua)の化合物を5mg/kg投与
したところ、6匹のマウスのうち4匹の震頗、痙拳およ
び致死作用が防止された。
更に、新規化合物HU−247を用いて実験を繰り返し
たところ、このHU−247は前記と同じ条件で2. 
 5mg/kgの投与量でC−57ブラックマウスの7
匹のうち6匹のNMDAの震卸、痙学および致死作用を
完全に防止した。
図面に詳細に記載したものに関する結果は、次の通りで
ある。
第2図 MU−211は、NMDAレセプターチャンネルに対す
る〔3H)TCPの結合の速度および〔3H〕TCP−
レセブター錯体の解離速度を減少させる。
(A)  ラット脳皮質膜のNMDAレセプターに対す
る基礎(拮抗剤を添加していない)および(1μML−
グルタメートおよび1μMグリシンで)誘発した〔3H
〕TCPの時間経路。データーは10μMのHU−21
 1の不存在(0)および存在下( )において測定し
た基礎結合、および10μMのHU−211の不存在(
o)および存在下( )において測定した誘発された結
合を表イ)す。十分に洗浄した皮質膜に対する〔3H〕
TCPの結合は下記の条件下で測定した。すなわち、膜
(80,mgタン白質)を5nM [3H]TCP(総
結合)および100μMPCP(フェンサイクリジン)
(非特異的結合)を含む200のHEPES緩衝演中で
25℃にてインキユベーションし、反応を所定時間にボ
リエチレンイミンCF/Cフィルター上で迅速濾過を行
うことによって停止した。フィルターをシンチレーショ
ン液体(ハイドロルーマ( Hyd ro I uma
)、ルマック゜インコーポレーテド(Lumac In
c.) 、オランダ国)中で計数した。HU−211を
文献〔メコウラム◆アール(MechoulaII,R
.)ら、Tetrahedron:^sy−IIlme
try.1.315〜319(1990) )記載の方
法によって作成した。〔3H)TCPの特異的結合(総
結合非特異的結合)の(3個の)平均値をインキュベー
ション時間の関数としてプロットした。図示されている
データーは同様な結果を与えた3種類の実験の一つから
のものである。
(B−C)  (3H)TCP−レセブター錯体の基礎
(B)および誘発(C)解離の一次プロット。データー
は、10μMのHU−211の不存在(o)および存在
下( )において測定した基礎(桔抗剤の添加なしの)
解離を表わし、(1μML−グルタメートおよび1μM
グリシンで)誘発された躬離速度は10μMのI{U−
211の不存在(0)および存在下( )において測定
した。試料は第2A図に記載のように、25℃で18n
M〔3H〕TCPと共に2時間予備インキユベーション
した。
基礎解離反応は、10μMのHU−211と共にまたは
用いずに100μMの標識されていないPCPを添加す
ることによって開始した。誘発された解離反応について
は、1μML−グルタメートおよび1μMグリシンも添
加した。反応は、即時(O時間)または所定の時間に停
止した。B89は0時間に結合した(3H)TCPの量
であり、B は時間tに結合した〔3H)TCPの量で
あt る。図示されたデーターは、同様な結果を与えた3回繰
り返して行った3回実験の一つを表わしたものである。
第3図 HU−211は、立体選択的にNMDAレセブターに対
する(3H)TCPの結合速度を低下させる。
データーはHU−21 1A (o)およびその異性体
HU−210 (o)による〔3H〕TCPの結合の濃
度依存の減少を表わしている。〔3H〕TCP(5nM
)の結合は、第2A図に記載の方法で、1μML−グル
タメート(A)および1μMグリシン(B)の不存在(
基礎)または存在下(誘発)で測定した。
反応は10分後に停止した。データーは、異性体濃度の
関数として基礎結合に対する誘発結合として表わされる
。データーは、同様な結果を与える2つの実験の一つか
らのデーターである。
第4図 HU−211によるグルタメートまたはグリシン誘発(
3H)TCP結合の非競合的抑制。グルタメートまたは
グリシンの存在下における結合のそれらの不存在におけ
る結合に対する比率に対応する誘発(3H)TCP結合
を25℃で10分間5nM (3H)TCPを用いて測
定した。十分に洗浄したラット皮質膜に対する〔3H〕
TCPの結合は、上記と同様にHU−211と共にまた
はらしてL−グルタメート(a)またはグリシン(b)
の不存在(基礎)および各種の濃度の存在下で、以前報
告された(クログ・ワイ(KIOOg.Y.)ら、Bi
ocheIIlistry,27. 843 〜84g
(198g))方広て3回測定した。データーは、同し
結果を与える2つの実験のうちの一方からのものである
実施例2 ビクロトキシン、ストリキニーネ及びNMDA毒性のH
U−211による防止 BALB/Cマウス(20g)にビクロトキシン、スト
リキニーネ及びNMDAを約LD9oの投与量で皮下注
射した後、20分以内の痙学および死亡の発生を臨床観
察した。用いたマウスの数および死亡率を最大投与量で
測定した。結果を表一3に纏める。
表−3 *ストリキニーネ、 本本ビクロトキンン、 エマルフォア:■、実施例3を参照。
エマルジョン:■、実施例3を参照。
表−3に示した結果から判るように、HU−211はエ
マルフォア(例3、■)製剤よりもエマルジョン(実施
例3、II、以下)において行ったときには、N M 
D A毒性を一層良好に防止した。
実施例3 藁剤配合物 ■,エマルフォア 本発明による活性化合物、例えばHU−211をエタノ
ール/エマルフォア620 (GAF, 米国)に溶解
した。2回蒸留水を加えた。最終虐液中のエタノール:
エマルフォア:水の比率は1:1:18であった。
通常は、この種類のキャリャーはエタノール、ポリエチ
レングリコール、プロビレングリコール、グリセロール
等の製薬上許容可能な共溶媒を含んで成る水性溶液であ
ることができる。これに関連して、この種類のキャリャ
ーは、天然または合成のイオン性または非イオン性の界
面活性剤を用いて製造したミセル溶液であることができ
る。キャリャーはこれらの共溶媒とミセル溶液との組合
せであることもできる。
■.エマルジョン 場合によっては、下記に詳細に説明する特殊な成分を含
んで成るエマルジョンの形態の製剤が、表−3に示され
たように有利である。
これらのエマルジョンは、製薬上許容可能なトリグリセ
リド、レシチン、安定剤、酸化防止剤を含んで成る油相
であって、活性化合物を可溶化する相と、グリセロール
と乳化剤を含む水性相とから製造される。共乳化剤を、
所望により加えることができる。
油相と水性相のそれそれは別個に作成し、これらの相を
結合させ、85℃に加熱しながらマグネチック・スター
ラーで攪拌する。この温度で、高剪断ミキサーを用いて
粗製のエマルジョンを得る。
冷却後、粗製のエマルジョンを均質化して、微細なエマ
ルジョンを得る。最後にpHを調整する。バラベンのよ
うな防腐剤を加えることもできる。
好ましいトリグリセリドは中および長鎖のトリグリセリ
ドである。デオキシコーレートは好ましい安定剤である
。α一トコフエロールは好ましい酸化防止剤である。プ
ルロニツクF−68は好ましい乳化剤である。
したがって、表−3に示された「エマルジョン」の所望
な配含の一般的例は、下記のものであることができる。
すなわち、トリグリセリド(1.0%〜30!’ci,
好ましくは10%)、レシチン(0.10%〜5%、好
ましくは1%)、酸化防止剤(用いられる特定の酸化防
止剤によって必要とされる9D)、安定剤(0.059
ci〜506、好ましくは1%)、グリセロール(等張
性を保持するのに要する%)、乳化剤( 0 .  2
 0 90〜10qO、好ましくは2%)、活性化合物
(0.0590〜5%)および水を最大100%まで(
総て重量/重量%)。
バラベンのような防腐剤を加えることかできる(0.0
1〜0.1%)。
典型的な処方(重量/重量%):浦相 (20.0)中で安定化したHU−211(1.0)、
精製した分画した卵黄リン脂質(1.2)、プルロニツ
クF−68 (2.0)、グリセロール(2.25)、
α一トコフェロール(0.02) 、メチルー、ブチル
ーp−ヒドロキシ安息香酸エステル(それぞれ0.2お
よび0.075)および2回蒸留水(最大100まて)
【図面の簡単な説明】
第1図はHU−210およびHU−211の化学構造を
示し、 第2図はNMDA−レセブターチャンネルに対する〔3
H)TCPの結合速度と〔3H)TCPレセブター錯体
の解離速度を示し、 第3図はHU−211によるNMDAレセブターに対す
る(3H)TCPの結合速度の立体選択的減少を示し、 第4図はHU−211によるグルタメートーおよびグリ
シンーによって誘発された〔3H〕TCP結合の非競合
的抑制を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(3S、4S)配置を有し(3R、4R)鏡像異性
    体を本質的に含まない、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I a) (式中、A−−−−Bは1(2)または6(1)二重結
    合を表わし、R^1は低級アシル基を表わし、R^2は
    (A)直鎖状または分岐鎖状C_6_〜_1_2アルキ
    ル基または(B)基−O−R^3を表わし、但しR^3
    は直鎖状または分岐鎖状C_5_〜_9ルキル基または
    末端炭素原子でフェニル基で置換された直鎖状または分
    岐鎖状アルキル基である)を有する化合物。 2、R^1がアセチルであり、R^2が1,1−ジメチ
    ルヘブチルまたは1,2−ジメチルヘブチルである、請
    求項1記載の化合物。 3、A−−−−Bが6(1)二重結合を表わす、請求項
    1または2記載の化合物。 4、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する化合物をN_2雰囲気下にてカリウム=2−メ
    チル−2−ブトキシドと反応させ、酸無水物を加え、反
    応が完結したならば重炭酸ナトリウムと水を加え、有機
    層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、この有機層を濾過し
    て、蒸発させ、シリカゲルクロマトグラフィによって所
    望のモノエステルを分離することから成る、請求項1記
    載の式( I a)の化合物の製造法。 5、R^2が1,1−ジメチルヘブチルまたは1,2−
    ジメチルヘブチルであり、前記の酸無水物が無水酢酸で
    ある、請求項4記載の方法。 6、活性成分として、(3S、4S)配置を有し、(3
    R、4R)鏡像異性体を本質的に含まない、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、A−−−−Bは1(2)または6(1)二重結
    合を表わし、Rは−CH_3または −CH_2OHを表わし、R^1は水素原子または低級
    アシル基を表わし、R^2は(A)直鎖状または分岐鎖
    状C_6_〜_1_2アルキル基または(B)基−O−
    R^3を表わし、但しR^3は直鎖状または分岐鎖状C
    _5_〜_9アルキル基または末端炭素原子でフェニル
    基によって置換された直鎖状または分岐鎖状アルキル基
    である)の化合物の有効NMDA遮断量を含む、グルタ
    メート神経毒性を減少させ且つ防止する薬剤NMDA遮
    断組成物。 7、活性成分が本質的に純粋な(3S、4S)形の式(
    I )の化合物であり、但しR^1が水素原子であり、
    R^2が1,1−ジメチルヘブチルまたは1,2−ジメ
    チルヘブチルである、請求項6記載の組成物。 8、活性成分が7−ヒドロキシ−Δ^6−テトラヒドロ
    カンナビノールの(3S、4S)−(+)−1,1−ジ
    メチルヘブチル同族体である、請求項6または7記載の
    薬剤組成物。 9、前記活性成分が請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の化合物である、請求項6記載の薬剤組成物。 10、前記担体が、製薬上許容可能な共溶媒を含んで成
    る水性共溶媒溶液、または天然または合成のイオン性ま
    たは非イオン性界面活性剤を用いて製造したミセル溶液
    と、或いはこれらの共溶媒溶液とミセル溶液との組み合
    わせである、請求項6〜9のいずれか1項に記載の薬剤
    組成物。 11、前記キャリヤーがエタノール/エマルフォア62
    0/水溶液である、請求項10記載の薬剤組成物。 12、前記キャリヤーが、通常の製薬上許容可能な乳化
    剤、安定剤および所望により共乳化剤、および水を含ん
    で成るエマルジョンである、請求項6〜9のいずれか1
    項に記載の薬剤組成物。 13、プルロニックF−68をも含む、請求項12記載
    の薬剤組成物。 14、興奮性アミノ酸神経毒性による中枢神経系の急性
    損傷の治療のための請求項6〜13のいずれか1項に記
    載の薬剤組成物。 15、長時間の癲癇の発作、血液供給の不足または減少
    、グルコース供給の欠乏、機械的障害、全体的低酸素性
    虚血障害、心停止および発作の治療用の、請求項14記
    載の薬剤組成物。 16、漸進性で選択的な神経減損を伴う慢性変性病の治
    療のための請求項6〜13のいずれか1項に記載の薬剤
    組成物。 17、ハンチントン舞踏病、パーキンソン病およびアル
    ツハイマー病の治療のための請求項16記載の薬剤組成
    物。 18、中枢神経系に影響を及ぼす中毒の治療のための請
    求項6〜13のいずれか1項に記載の薬剤組成物。 19、ストリキニーネ、ピクロトキシンおよび有機リン
    中毒の治療のための請求項18記載の薬剤組成物。 20、投与単位形態での請求項6〜19のいずれか1項
    に記載の薬剤組成物。
JP2302296A 1989-11-07 1990-11-07 Nmda遮断薬剤組成物 Expired - Fee Related JPH0768235B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IL9223889A IL92238A (en) 1989-11-07 1989-11-07 ADMN blocking product containing tetrahydrocannabinol history, several new tetrahydrocannabinol histories and process for their preparation
IL92238 1989-11-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03209377A true JPH03209377A (ja) 1991-09-12
JPH0768235B2 JPH0768235B2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=11060554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2302296A Expired - Fee Related JPH0768235B2 (ja) 1989-11-07 1990-11-07 Nmda遮断薬剤組成物

Country Status (11)

Country Link
EP (1) EP0427518B1 (ja)
JP (1) JPH0768235B2 (ja)
KR (1) KR950005914B1 (ja)
AT (1) ATE119898T1 (ja)
AU (1) AU631262B2 (ja)
CA (1) CA2029419C (ja)
DE (1) DE69017839T2 (ja)
DK (1) DK0427518T3 (ja)
ES (1) ES2071786T3 (ja)
IL (1) IL92238A (ja)
ZA (1) ZA908914B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002512188A (ja) * 1998-04-21 2002-04-23 ザ ガバメント オブ ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ, アズ レプレゼンテッド バイ ザ セクレタリー, デパートメント オブ ヘルス アンド ヒューマン サービシーズ 抗酸化剤及び神経保護剤としてのカンナビノイド類

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6017903A (en) 1996-09-27 2000-01-25 Guilford Pharmaceuticals Inc. Pharmaceutical compositions and methods of treating a glutamate abnormality and effecting a neuronal activity in an animal using NAALADase inhibitors
US5824662A (en) 1996-09-27 1998-10-20 Guilford Pharmaceuticals Inc. Treatment of global and focal ischemia using naaladase inhibitors
HUP0001062A3 (en) 1996-09-27 2001-09-28 Guilford Pharmaceuticals Inc B Pharmaceutical compositions of phosphinic acid derivatives having naaladase inhibitor acivity
DE19706903A1 (de) 1997-02-21 1998-08-27 Bayer Ag Verwendung von bekannten Agonisten des zentralen Cannabinoid-Rezeptors CB 1
CA2288693A1 (en) * 1997-05-07 1998-11-12 Unimed Pharmaceuticals, Inc. Method of improving disturbed behavior and elevating mood in humans
JP2009510078A (ja) 2005-09-29 2009-03-12 エーエムアール テクノロジー インコーポレイテッド Δ−9−テトラヒドロカンナビノールの生成法
DE102015112092B4 (de) 2015-07-24 2022-03-10 Beko Technologies Gmbh Öl/Wasser-Trennvorrichtung mit Druckluftbeaufschlagung

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL48824A (en) * 1976-01-12 1980-05-30 Yissum Res Dev Co Pharmaceutical compositions containing (3s,js) tetrahydrocanabinol derivatives and some novel compounds of this type
US4209520A (en) * 1977-06-17 1980-06-24 Pfizer Inc. Hexahydro-1-hydroxy-9-hydroxymethyl-3-substituted-6H-dibenzo[b,d]pyrans as analgesic agents
US4133819A (en) * 1977-06-17 1979-01-09 Pfizer Inc. Hexahydro-1-hydroxy-9-hydroxymethyl-3-substituted-6H-dibenzo[b,d]pyrans as analgesic agents
IL80411A (en) * 1986-10-24 1991-08-16 Raphael Mechoulam Preparation of dibenzopyranol derivatives and pharmaceutical compositions containing them

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002512188A (ja) * 1998-04-21 2002-04-23 ザ ガバメント オブ ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ, アズ レプレゼンテッド バイ ザ セクレタリー, デパートメント オブ ヘルス アンド ヒューマン サービシーズ 抗酸化剤及び神経保護剤としてのカンナビノイド類

Also Published As

Publication number Publication date
IL92238A0 (ja) 1990-07-26
CA2029419C (en) 2004-05-25
AU631262B2 (en) 1992-11-19
DE69017839T2 (de) 1995-08-31
IL92238A (en) 1995-07-31
DE69017839D1 (de) 1995-04-20
EP0427518B1 (en) 1995-03-15
ATE119898T1 (de) 1995-04-15
ZA908914B (en) 1991-09-25
CA2029419A1 (en) 1991-05-08
JPH0768235B2 (ja) 1995-07-26
KR950005914B1 (ko) 1995-06-07
EP0427518A1 (en) 1991-05-15
AU6583490A (en) 1991-05-30
DK0427518T3 (da) 1995-07-24
ES2071786T3 (es) 1995-07-01
KR910009687A (ko) 1991-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2023030072A (ja) 併用療法
JP6462045B2 (ja) スルフォラファンの単離及び精製
KR100801213B1 (ko) 발프로산의 인지질 유도체 및 그 혼합물
JP7025212B2 (ja) 炎症性、変性及び神経変性疾患の治療のための化合物、組成物及び方法
IE922181A1 (en) The use of sulphur-containing carboxylic acids to combat¹physiologically-induced excitatory disorders and diseases¹related thereto as well as allergic diseases and also the¹preparation of corresponding medicaments
JPH03209377A (ja) Nmda遮断薬剤組成物
EP1419129B1 (en) Use of branched-chain fatty acids and derivatives thereof for the treatment of pain
HUE027310T2 (en) Compounds for suppressing the peripheral nerve disorder induced by an anticancer drug
JP2023549169A (ja) Hgf活性化化合物による神経変性疾患の治療及び予防方法
KR100266834B1 (ko) 프로스타글란딘 유도체
JP2002534389A (ja) 女性性機能障害の治療のための方法および組成物
JP2022538505A (ja) ミクロ分子pi4kiiia阻害剤組成物、その調製方法およびその使用
FR2635461A1 (fr) Utilisation de derives tricycliques pour l'obtention de medicaments destines au traitement du stress
JP7257091B2 (ja) 認知症の治療及び予防薬
WO2006055404A2 (en) Compounds for targeting mechanisms implicated in the progression of stroke
WO1984002908A1 (fr) Carbostyriloximinopropanolamines utiles comme medicaments et procede pour leur preparation
US6884819B1 (en) Neuropathy remedies
KR20190005158A (ko) 레트 증후군의 치료를 위한 방법 및 조성물
JPH0692848A (ja) 糖尿病治療用乳剤
KR840001917B1 (ko) 글리세릴 1,2-비스-(디-n-프로필아세테이트)와 글리세릴 1,3-비스-(디-n-프로필아세테이트) 혼합물의 제조방법
JPH09124593A (ja) プロスタグランジンe1エステル、それらを含有するリポソーム製剤、およびそれらを含有する医薬
WO2005016331A1 (ja) N−(ベンゾイル)アミノ酸誘導体を有効成分とするニューロパシー性疼痛治療剤
WO2022132856A1 (en) Treatment of amyotrophic lateral sclerosis using pkc activators
US20040235949A1 (en) Use of branched-chain fatty acids and derivatives thereof for the treatment of pain
JP2005035895A (ja) 高カルシウム血症および骨疾患治療剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees