JPH03209352A - 置換アクリロイルオキシヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウム クロリドの製造方法 - Google Patents

置換アクリロイルオキシヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウム クロリドの製造方法

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JPH03209352A
JPH03209352A JP33881989A JP33881989A JPH03209352A JP H03209352 A JPH03209352 A JP H03209352A JP 33881989 A JP33881989 A JP 33881989A JP 33881989 A JP33881989 A JP 33881989A JP H03209352 A JPH03209352 A JP H03209352A
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reaction
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methacrylic acid
epichlorohydrin
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JP33881989A
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English (en)
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Gon-Jean Chan William
ウィリアム ゴン―ジーン チャン
Mcintyre Jobins Richard
リチャード マッキンタイヤー ジョビンズ
Paul Poopl Michael
マイケル ポール プープル
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Polypure Inc
Original Assignee
Polypure Inc
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、3一置換アクリロイルオキシ−2−ヒドロキ
シブロビルトリアルキルアンモニウムクロリド及びその
異性体、2一置換アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシ
プロピルトリアルヰルアンモニウムクロリド(置換基は
水素又は1〜4個の炭素原子を有する低級アルキルであ
る〉の製造方法に関する。
四級塩3−メタクリロイルオヰシ−2−ヒドロキシブロ
ピルトリメチルアンモニウムクロリド及びその異性体2
−メタクリロイルオキシ−3−ヒドロキシブロビルトリ
メチルアンモニウムクロリドは通常MA}ITAcと呼
ばれる。
MAHTACは多くの他のビニルモノマーにより重合も
しくは共重合され、帯電防止、凝集もしくはスラッジ脱
水用途に有効であるポリマーを形成するカチオンビニル
ボリマーである。架橋が原因のゲル化を伴なわず高分子
量ボリマーを合或する場合、2個以上のビニル基を有す
る分子に関しMA}ITAC純度がとても高いことが必
須である。また、収量が高いことが必須である。
MAHTACの合或を記載している多数の文献がここ2
5年間にわたり現われている。しかし、この物質の製造
は限られており、現在は工業的に製造されていないよう
である。また従来技術に関しては低収率及び/又は低純
度のためこの製造は行なわれなかった。
米国特許第3, 321. 649号; 3,329,
706号;及び3, 428, 617号は、メタクリ
ル酸をグリシジルトリメチルアンモニウムクロリド(G
TAC)の水溶液と反応させることにより■^HTAC
が製造されることを教示している。この反応は均質水溶
液中で行なわれる。生或物は有効なポリマーを製造する
前に沈殿、抽出又は再結晶しなければならない。またこ
の方法はメタクリレート塩: C}I2=C (C}13)CロO− + (CH3)
3NCH,C}l (0}1)CH2(.DH)として
混合物中に存在するGTACの加水分解生戊物を形戊す
る。所望の生戒物からのこの塩の分離は困難であるが、
除去しない場合、MAHTACより製造されたポリマー
は両性となり、分子内電荷中和のため有効性が低下する
。米国特許第3. 329, 706号は、収率わずか
78%で176〜178℃の融点を有する精製した■^
}ITAcを形成する方法を記載している。
日本特許公開第73/34, 116号及び77/73
. 817号はグリシジルメタクリレートをトリメチル
アミンヒドロクロリドと反応させることによるMAHT
ACの合成を教示している。この合戒は溶剤、例えばア
ルコール、ジメチルスルホキシド又はスルホラン中で行
なわれる。反応生成物は冷却又は溶剤、例えばアセトン
もしくはシクロヘキサンの添加による結晶化により分離
される。この文献は78%もしくはそれ以下の収率及び
180〜182℃の融点を報告している。また73/3
4, 116号は、トリメチルアミンと反応させる生底
物を形戊するためのメタクリル酸とエビハロヒドリンを
反応させる方法を記載している。これは、この反応がと
ても遅く、重合損失が避けられず、反応系からトリメチ
ルアミンが逃げてしまうことを報告している。この文献
はこの方法の使用を教示していない。
米国特許第3. 397. 227号及び英国特許′l
!JI, 140. 520号は、不活性、極性溶剤中
メタクリル酸をエピハロヒドリン及びトリメチルアミン
で同時に処理することによりMAHTACが製造される
ことを教示している。この反応の生或物は非溶剤の添加
による沈殿、冷却法による結晶化、又は選択的抽出によ
り分離される。この方法の欠点は低収率であり、トリメ
チルアミンを基準とすると83%未満であり、エビハロ
ヒドリン及びカルボン酸を基準とするとさらに低い。主
要な副生底物、3−クロロー2ヒドロキシブロビルトリ
メチルアンモニウムクロリドは反応生戒物の25%以上
を含んでなり、例において示されている。
ポーランド特許第119, 898号は、ジメチルスル
ホキシド中メチルメタクリレートを3−クロロー2−ヒ
ドロキシブロビルトリメチルアンモニウムクロリド(C
HPTAC)と反応させることによるMAHTACの製
造方法に関する。この方法は連続蒸留及び分離を含む。
この方法の欠点の1つは、反応媒体中のCHPTACの
溶解度が低く、他の反応体が高濃度で存在しない限り反
応速度が低くなることである。
英国特許第1. 112. 912号及びベルギー特許
第688, 940号は、溶剤、例えばアセトニトリル
又はエタノール中カリウムメタクリレートを3−クロロ
ー2−ヒドロキシブロビルトリメチルアンモニウムクロ
リドと反応させることによるMAHTACの製造方法を
教示している。例1において、この反応はアセトニトリ
ル中で行なわれている。塩化カリウムはこの反応媒体よ
り沈殿し、濾過されると報告されている。173〜18
0℃の広い融点を有する黄褐色MAHTACがアセトニ
} IJルを蒸発させることにより得られる。次いでM
AHTACをインプロバノール及びエチルアセテートの
混合物より再結晶しなければならない。我々はこの例の
結果の再現を試み失敗した。このケースにおいてカリウ
ムメタクリレート及び[:llPTACの濃度は特に規
定されていないので、我々は3種の異なる濃度で反応を
行った。
第1は1部を1gとし、第2は0.5gとし、第3は0
.2gとした。すべてのケースにおいて、反応は不均質
性であった。カリウムエタクリレート(PM^)及びC
I{PTACはアセトニトリルにほんのわずか可溶であ
った。これは反応媒体中のそれらの濃度を制限し、反応
速度を遅く保つ。また生或物溶解度が低い。溶解度の低
い順はPMA >MAHTAC >C}IPTAC >
KClである。MAHTACの後に生ずるKCIを分離
することは不可能であった。他の塩により汚されていな
いMAHTACを簡単に分離することは不可能であった
。MAHTACの収率は51.1%未満と測定され、1
:1イソプロバノール及びエチルアセテートからの再結
晶後でさえ純度はわずか58.2%であった。反応条件
は例7に示されている。これらの特許における実験は証
明できない結果を生ずる水又は他の試剤を含むことも可
能である。
上記方法はどれも高収率で高純度生戒物を形威しない。
両方を経済的に達戒する方法を有することが望ましい。
従って、従来の方法より収率が高く及び生或物の純度が
高い、3一置換アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシブ
ロビルトリアルキルアンモニウムクロリドモノマー及び
その異性体、特に3−メタクリロイルオキシ−2−ヒド
ロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマ
ー及びその異性体の製造方法を提供することである。
より大きな粒度及び/又は分子量を有する結晶質モノマ
ーが得られる方法を提供することが本発明の他の目的で
ある。さらに本発明の他の目的は、以下の詳細な説明及
び特許請求の範囲より当業者に明らかであろう。
本発明により、3−.(R)アクリロイルオキシ−2−
ヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウムハリド及
びその異性体、2− (R)アクリロイルオキシ−3−
ヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウムハリドを
形成するに十分な温度において及び時間、式CH.=C
(R)COOH (式中、Rは水素及び1〜4個の炭素
原子を有するアルキノレからなる群より選ばれる)の酸
のノ\ロヒドロキシプロビルエステルをトリアルキルア
ミンと反応させる(この反応は3− (R)アクリロイ
ル−2−ヒドロキシプロビルトリアルキルアンモニウム
ノ〜リド及びその異性体に対し非溶剤中で行なわれ、前
記トリメチルアミンに対する前記ヒドロキシブロビルエ
ステルのモル比は約1.0:1.0〜約1.0=2.0
である)ことを含んでなる、3− (R)アクリロイル
オキシ−2−ヒドロキシブロビルトリアルキルアンモニ
ウム7%lJドの製造方法が提供される。
本発明の他の態様は、エポキシ官能基を有する触媒の使
用、反応の間の反応生戒物の荷電及びヒドロキシブロビ
ルエステルに対し非溶剤中ヒドロキシプロピルエステル
出発反応体の形成を含む。
本発明は、置換アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシブ
ロビルトリアルキルアンモニウムクロリド(これは3−
 (R)アクリロイルオキシ−2ーヒドロヰシブロビル
トリアルヰルアンモニウムクロリドとも呼ばれる)及び
その異性体、2−(R)アクリロイルオキシ−3−ヒド
ロキシプロビルトリアルキルアンモニウムクロリドの多
角的な製造方法を提供する。ここでアクリロイルオキシ
のR基(又は置換基〉は水素又は1〜4個の炭素原子を
有するアルキルのいずれかである。他のアルキル基も1
〜4個の炭素原子を有する。便宜上、本発明を以後その
最も望ましい生底物、すなわち3一メタクリロイルオキ
シ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムク
ロリド及びその異性体2−メタクリロイルオキシ−3−
ヒドロキシブロピルトリメチルアンモニウムクロリド(
以後まとめてIAI{TACと呼ぶ)に関して述べる。
上記範囲内にある他の置換基の選択により多くの他の同
様のカチオンビニル七ノマーが製造されることは、当業
者に容易に理解されるであろう。
本発明の方法は、特別な精製又は他の処理を必要とせず
高収率で高純度MAHTACの合戒を可能とする。本発
明の利点は、(1)反応体に対する溶剤及びMA}IT
ACに対する非溶剤中で反応を行なうことによる結晶質
MAHTACの直接製造; (2〉適当な触媒を用い工
業上可能な速度でのMA}ITACの合成:及び(3〉
反応媒体から分離を容易にする十分な大きさを有する結
晶質モノマーである。
本発明の方法において、反応体に対し良好な溶剤である
がMAHTACに対し非溶剤である極性、非プロトン性
溶剤中で3−クロロー2−ヒドロキシプロビルメタクリ
レート及びその異性体2−クロロー3−ヒドロキシブロ
ビルメタクリレート (まとめてC}IPMと呼ぶ)を
無水トリメチルアミンと反応させる。反応が進行すると
、白色結晶としてMAHTACが沈殿する。この結晶は
反応の不純物を含む反応溶剤より容易に分離される。
CHPMo合戊は特許及び多くの雑誌に説明されている
。またAlcolac Inc,よりSipamer 
CHPMとして入手可能である。CHPMは重合妨害剤
及び触媒の存在下約50〜100℃の温度において理論
量又はほぼ理論量のエピクロロヒドリンとメタクリル酸
の反応により製造される。触媒はアミン、四級アンモニ
ウム塩又は多くの他の化合物の1種を含む。文献は炭酸
水素ナトリウムによる残留メタクリル酸の抽出、その後
の酸及び水洗浄並びに蒸留による精製を教示している。
副反応の結果として、CHPMは他の不純物中、2−ヒ
ドロキシプロパン−1.3−ジメタクリレート(HPD
MA)及び3−クロロプロパン−1,2−ジメタクリレ
ート(CPDMA)を0.1〜約2.0%含む。このジ
エステルは両方ともCHPM精製法によりあまり除去さ
れない。これらは2個の二重結合を含むので、重合架橋
剤である。
MAHTACを直鎮、高分子量ポリマーの合戒に用いる
場合、CHPMから製造した麺^HTAC中約10pp
m以下のレベルにこれらを低下させることが必須である
本発明の利点は、CHPM精製工程がジエステルレベル
が低いMAHTACの合或を必要としないことである。
本発明の方法において、CHPMは文献に従い製造され
る。さらに、CHPMは有利には、工程(a)において
、触媒として3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキ
シブロビルトリメチルアンモニウムクロリド及びその異
性体の混合物の存在下メタクリル酸(M^^)及びエピ
クロロヒドリン(EPI)を反応させることより製造さ
れる。市販入手可能なメタクリル酸及びエピクロロヒド
リンを本発明において用いてよい。好ましくは、エピク
ロロヒドリンに対する用いたメタクリル酸のモル比は約
0.5=1〜1.0:0.5である。用いたメタクリル
酸に対するエピクロロヒドリンの比が1.0:0.5を
越える場合、ポリエピクロロヒドリンが形威する。より
好ましくは、エピクロロヒドリンに対スるメタクリル酸
のモル比は約0.8:1.0〜約1.0:O、8である
。最も好ましくは、エピクロロヒドリンに対するメタク
リル酸のモル比は約0.9:1.0〜約1.0:1.0
である。わずかに過剰のエピクロロヒドリンの使用が最
も好ましい。
3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロリドモノマー及びその異性体
の混合物がモノマー製造の工程(a)におけるクロロヒ
ドリンエステルの形戊においてトリエチルアミン(従来
用いられた触媒)より有利な触媒であることが発見され
た。
好ましくは、メタクリル酸に対する3−メタクリロイル
オヰシ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロリドモノマー及びその異性体の混合物のモル比は
約0.01 : 1, O〜約0.2=1.0である。
より好ましくは、メタクリル酸に対するMAHTAC混
合物のモル比は約0.01 : 1. 0〜約0.1:
1.0である。最も好ましくは、メタクリル酸に対する
MAHTAC混合物のモル比は約0.02:1.0〜約
0.04:1.0である。
反応生成物を形威するに十分な温度で及び時間塩化物モ
ノマー及びその異性体のMAHTAC混合物の存在下メ
タクリル酸及びエピクロロヒドリンを反応させる。好ま
しくは、約25〜約100℃の温度でMAHTAC混合
物の存在下メタクリル酸及びエピクロロヒドリンを反応
させる。より好ましくは、温度は約50〜約100℃で
あり;最も好ましくは、温度は約65〜約90℃である
。より好ましくは、反応時間は約3〜約24時間であり
;最も好ましくは、反応時間は約5〜約7時間である。
反応圧力はほぼ大気圧であるべきである。
好ましくは、反応は重合妨害剤の存在下おこる。
好ましい重合妨害剤はp−メトキシフェノール、ヒドロ
キノン及びフェノチアジンであり;これらの物質は工業
量で入手可能である。重合妨害剤は従来の量で用いてよ
い。
理論付けようとするものではないが、合戊工程(a)の
反応メカニズムは中間体イオン性錯体〔触媒一酸〕の形
成及びエポキシド環のトランス開裂による錯体へのエピ
クロロヒドリンエポキシ環の挿入〔イオン性錯体−エピ
クロロヒドリン〕を含むと考えられる。
MAHTACへの転化前のCHPM溶液の精製は必要な
い。
精製したC}IPM溶液の使用は高純度3−メタクリロ
イルオキシ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウムクロリドモノマーの形戊するが、全体の収率は低
下し及び反応時間は未精製CIIPM溶液を用いた場合
よりずっと長くなることがわかった。
所望ならば、残留メタクリル酸、エピクロロヒドリン及
び他の不純物を除去するため粗CHPM溶液を精製して
よい。これを行なうため、粗CHPM溶液をまず飽和N
aHCO.,水溶液で抽出しメタクリル酸を除去し、そ
の後真空蒸留により残留エピクロロヒドリン及び他の残
留不純物を除去する。
1モルのC}IPM及び0.5〜2モルの無水トリメチ
ルアミンを十分な溶剤に加え、溶剤を約35〜85%含
む溶液を形成する。より好ましくは、CHP旧こ対する
トリメチルアミンのモル比は1.0:1.0〜1.2:
1.0である。溶剤は反応体が容易に溶解するが、MA
HTACは溶解度が限られているよう選ぶ。
極性プロトン性溶剤は加水分解又はエステル交換するの
で不十分である。水及びアルコールはこの理由のため十
分でない。好ましい溶剤は、テトラヒドロフラン、アセ
トン、アセトニトリル、ブロピオニトリル、プチロニト
リノ収ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキンド、
メチルエチルケトン、エチルアセテート、及び1,1.
2−}リクロロエテンを含む。より好ましい溶剤は、ア
セトニトリル、アセトン、テトラヒドロフラン、メチル
エチルケトン、エチルアセテート及び1,1、2−トリ
クロロエテンである。最も好ましい溶剤はアセトニトリ
ルである。
次いでこの溶液をその自然蒸気圧下、又は都合のよい高
圧下、25〜約95℃の温度において反応させる。より
好ましくは、温度は45〜約85℃であり、最も好まし
くは、50〜約70℃である。好ましくは、反応時間は
約2〜48時間であり、より好ましくは反応時間は3〜
約25時間である。最も好ましくは、反応時間は4〜約
10時間である。
好ましくは、この反応は重合妨害剤、例えばpーメトキ
シフェノール、フエノチアジン又はヒドロキノンの存在
下行なわれる。これらの物質は市販入手可能であり、従
来の量で用いられる。
反応の間、MA}ITACは白色結晶として沈殿する。
反応が終了すると、結晶を従来の方法、例えば濾過又は
遠心により反応混合物から分離する。我々゛は遠心が特
に有効であることを発見した。所望ならば、結晶表面の
母液の量を低下させるため結晶の洗浄を行ってよい。こ
れはさらに不純物を低下させる。
MAHTACの形成速度は、エポキシ官能基を有する戒
分の存在により促進されることがわかった。理論付けよ
うとするものではないが、MAHTACは少なくとも2
つのメカニズムにより形成される。1つは四級アンモニ
ウムクロリドを生ずるCHPM分子の塩素含有官能基に
よるトリメチルアミンの直接アルキル化である。第2は
その後求核性トリメチルアミンにより攻撃されるCHP
Mからのグリシジルメタクリレートの形成を含む。この
工程において、MA}lTA[”が形成され、グリシジ
ルメタクリレートの新しい分子がCHPMから発生する
。この工程は反応体が消費されるまで又は反応が停止す
るまで何度も繰り返される。この反応は直接アルヰル化
よりずっと速い。全体の反応は下式に従う。
エポキシド+トリメチルアミン+CHPM一四級アンエ
ポキシ官能基を有する多くの化合物はトリメチルアミン
と反応しこのサイクルを開始する。例えば、少量のエピ
クロロヒドリンはトリメチルアミンと反応しグリシジル
トリメチルアンモニウムクロリドを生じ、この工程にお
いてl分子のCHPMがGMAに転化される。好適な化
合物は下式(上式中、R2は水素、1〜10個の炭素原
子を有するアルキルもしくはアルケニル基、7〜11個
の炭素原子を有するアルクアリールもしくはアルアルキ
ル基、アミン及びトリメチルアンモニウムイオンからな
る群より選ばれる) の基より選ばれる。他の好適な化合物は、限定するもの
ではないが、グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレート(GMA) 、アリルグリシジルエーテル、
グリシジルトリメチルアンモニウムクロリド、プロピレ
ンオキシド及びエピクロロヒドリンを含む。CHP旧二
対するエポキシ含有触媒の比が高いほど反応の進行は速
い。好ましい比は0.001 : 1〜約0.1:1.
0である。より好ましくは、この比はo.i:i.o〜
0.08:1.0である。
結晶純度は直鎮高分子量ポリマーの形戊に重要である。
この反応において、不純物、例えばHPDMA及びCP
DMAはCHPM中の存在又はトリメチルアミンとの反
応の間の形成のため存在する。それらはCHPMと残留
メタクリル酸との反応より又はエステル交換より生ずる
。存在する他の不純物は1.3−ビス(トリメチルアン
モニウム)−2−ヒドロキシプロパンジクロリド(DI
QUAT) ; 2 , 3−ジヒドロヰシプロビルメ
タクリレート;2,3−ジヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロリド(DHPTAC)及びメタクリ
ル酸を含む。これらは架橋剤ではなく及び数パーセント
のレベルで存在しても高分子量ホリマーの形成に特に有
害ではない。
MAHTAC形成の速度は四級アンモニウム塩の存在に
より高められることが報告されたが、反応の初めにおけ
る固体MA}ITACの存在は生じた結晶の大きさを増
す。約407−より大きな大きさを有する結晶は純度が
高<  (CPDMA, HPDMA及び残留出発物質
が低い)、小さなものより反応媒体からの分離が容易で
ある。
以下の例は本発明の組或物の製造を説明するものであっ
て、限定するものではない。特に示す以外、部はすべて
重量部であり、温度はすべて℃である。
例1 この例は、3−クロロー2−ヒドロキシブロビルメタク
リレート及びその異性体の合戊に関する。
温度計、空気撹拌機及び還流冷却器を取り付けた500
−の三口丸底フラスコに、メタクリル酸172.19g
 (2モル)、エピクロロヒドリン194. 4g(2
.1モル)、重合妨害剤としてp−メトキシフェノール
(ME}IQ) 0. 88 g、及び触媒としてトリ
エチルアミン8. 1 g (0. 08モル)を加え
る。この反応混合物を85℃に5時間加熱する。収率は
メタクリル酸を基準として95%以上である。反応の終
了の際、ガスクロマトグラフィーにより以下の組或を測
定する。
或 分        重量パーセントC}IPM &
異性体         88. 41エピクロロヒド
リン       0.90メタクリル酸      
    0.73ジクロロブロバノール      3
.61C M A              I. 
448PDMA               I. 
11MEHロ                   
         0.24クロロプロパンジオール 
    0.25トリエチルアミン        2
.28DIIPM八              0.
66CPDMA              0.36
例2 温度計、空気撹拌機及び還流冷却器を取り付けた500
−の三口丸底フラスコに、メタクリル酸172.31g
 (2モル)、エピクロロヒドリン194. 4g(2
.1モル)、重合妨害剤としてp−メトヰシ7 工/ 
− ル(MEHQ) 0. 86 g、及び触媒として
ベンジルトリエチルアンモニウムクロリト7.43g 
(0.04モル)を加える。この反応混合物を85℃に
加熱し十分な発熱に注意する。次いで温度を85℃に5
時間保つ。収率はメタクリル酸を基準として95%以上
である。
反応の終了の際、ガスクロマトグラフィーにより以下の
戊分を測定する。
或 分        重量バーセントCHPM &異
性体         88. 27エピクロロヒドリ
ン       1.27メタクリル酸       
   0.67ジクロロプロバノール      3.
97G M AO. 68 HPDMA              1. 22M
EHQ               O. 24D}
IPM^             0.95CP[l
MA              0. 18触媒  
    0.95 例3 例1のCI{PMをまず飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
で抽出しメタクリル酸を除去し、次いで2%硫酸及び水
により精製する。真空蒸留後、97%以上の純度を有す
る淡黄色C}IPMが得られる。
この生底物は以下の組戊を有している(ガスクロマトグ
ラフィーによる)。
或 分        重量パーセントCHPM &異
性体         97.31エピクロロヒドリン
       0.24ジクロロブロバノール    
  0.81GMA              0.
07}IPDMA              0. 
40MEHQ               O. 8
1D}IPMA              O. 3
6例4 この例は、例1の未精製CHPMからの結晶質MAHT
ACの合成を説明する。
磁気撹拌機を取り付けた500mj!のFisher 
Porter圧カビンに例1からのCHPM 150.
 02 g (0. 743モル)、アセトニトリル1
55. 72 g SMEIIQ 0. 25 g及び
トリメチルアミン48. 4 g (0. 819モル
)を加える。このビンを密閉し、油浴中65℃に22時
間加熱する。反応の45分後、結晶が沈殿を始める。反
応混合物を濾過し、ブフナー漏斗を通し乾燥する。MA
HTACの収率は理論上の93%である。液体クロマト
グラフィーによる結晶の分析によって、95.8%MA
HTACであることが示された。
例5 この例は、例2の未精製C}IPMからの結晶質MAH
TACの合或を説明する。
磁気撹拌機を取り付けた500rnlのFisher 
Porter圧カビンに例2からのCHPM 150.
 03 g (0. 746モル)、アセトニトリル1
54. 05 g , MEHQ 0. 2 g及びト
リメチルアミン49. 5 g (0. 837モル〉
を加える。このビンを密閉し、油浴中65℃に10時間
加熱する。反応の30分後、溶液は曇り始める。反応混
合物を濾過し、ブフナー漏斗を通し乾燥する。MAHT
ACの収率は理論上の98.2%である。液体クロマト
グラフィーによる結晶の分析によって、95.8%MA
HTAC ,1.9%DHPTAC及び3.2%DIQ
IIATであることが示された。融点は181〜183
℃であった。
例7 この例は、本発明の方法が英国特許第1. 112, 
912号の方法と明らかに異なることを説明する。この
英国特許の例1において、カリウムメタクリレー} (
PM^)と3−クロロー2−ヒドロキシプロピルトリメ
チルアンモニウムクロリド(CIIPTAC) (7)
反tからの3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシ
プロピルトリメチルアンモニウムクロリドの製造が開示
されている。円^HTACは、温度計、撹拌機及び還流
冷却器を取り付けた500−の三ロフラスト内で合威さ
れる。このフラスコにCHPTAC 18.8部、PM
A I2. 4部、アセトニトリル200rR!!及び
重合妨害剤としてMEHQ O. 01部を加える。こ
の反応混合物を還流下2.5時間加熱し、次いで室温で
一晩放置する。この反応混合物を濾過し、塩化カリウム
7.72部を除去する。濾液から減圧下アセトニトリル
を蒸発させ、残留物としてHA}ITAC生成物22.
0部(理論上の93%〉を残す。粗MAHTACをイソ
プロバノール及びエチルアセテートの1=1混合物から
の再結晶により精製する。
この実験を繰り返したがとても異なる結果となった。反
応戒分に対し重量ユニットが示されていないので、1部
を1. 0 g ,0. 5 g及び0.2gとして3
つの実験を行なう。反応条件を表工に示す。
表エ すべての反応は不均質であり、再結晶後のMA}ITA
Cの純度は実験1.2及び3に対しそれぞれ49. 1
 .58.2、及び47.9である。
例8〜11はMAHTACの形成速度が反応混合物への
エポキシ含有化合物の添加によりかなり高められること
を説明する。この実験結果は表■に示す。
例8 この例は反応混合物中にエポキシ化合物が存在しない場
合のMA}ITAC形戊の速度を示す。表工に示すよう
に、グリシジルメタクリレートが存在しない場合、65
℃において3時間でわずか33%のCHPMがMAHT
ACに転化する。生戊物純度は97.9%である。
例9 反応混合物中にGMAが1.09%存在する場合、3時
間で69.1%のCHPMがMAHTACに転化する。
これは例8よりも十分反応速度を高めている。この生戒
物純度は98.6%である。
例10 反応混合物中にGMAが3.27%存在する場合、3時
間で98.6%のCHPMがMAHTACに転化する。
これは例9をさらに改良している。MAHTAC純度は
97.9%である。
例11 この例は、速度の増加が45℃でもみられることを示す
。3時間で54.3%のC}IPMの転化がみられ、生
底物の純度は98.3%である。
反応体 CHPM TMA CH.CN MEHQ GMA 条件 温度(1) 3時間での 転化率 反応時間(}Irs) 生成物 結晶重量(g) 収率(%) MAHTAC純度 〈%) 例8 100.12 35.9 100.12 0.22 0.0 表■ 例9 100.13 35.3 99.05 0,22 1.09 例10 100. 14 35.7 96. 83 0.23 3.27 33.27    69.08    98.62例1
1 100. 15 35.7 96. 81 0.22 3.28 54. 29 93.04   106.4    121.2g7.
23    91.7    98.3297.94 
   98.61    97.93124.4 97. 87 98.3 例12 以下の表■はGMAを他のエボヰシドにかえることによ
り同じ速度増加効果が得られることを示す。この例にお
いて、等モル量のGMA及びグリシジルアリルエーテル
(GAE)を2つの本質的に同じ反応に用いる。結果は
よく似ており、多くの他のエポキシドも反応速度の増加
に好適である。
表■ 反応体      例 12     例 13CHP
M        100.15     100.1
0T M A       36. 4      3
8. 7CH3CN        96. 84  
   97. 41MEHQ         O. 
21      0. 21G M A       
 3, 25      0. 0G A E    
    O. 0      2. 69総重量   
   236.85     239.11条件 温度(’tl:)    65     653時間で
の     97.09     98.27転化率 反応時間(Hrs)     3. 5      3
. 5生成物 結晶重量(g)    114.16     120
.8収率(%)   88.44   93.57MA
HTAC純度     95.23     96.7
7(%) 例l3 この例は3−クロロー2−ヒドロキシプロビルメタクリ
レート(CHPM)の製造に関する。
温度計、撹拌機及び還流冷却器を取り付けた50〇一の
三口丸底フラスコに、メタクリル酸(MAA) 172
. 31g (2モル)、エピクロロヒドリン(EPI
) 194. 4 g(2.1モル)、重合妨害剤とし
てp−メトキシフェノール(MEHQ) 0. 88 
g ( 0. 5重量%〉、及び触媒トシて3−メタク
リロイルオヰシ−2−ヒドロキシブロピルトリメチルア
ンモニウム9.52g (0.04モル)を加える。こ
の反応混合物を85℃に7時間加熱する。反応の最初の
1時間でわずかな発熱がみられる。CHPilの収率は
メタクリル酸を基準として95%であり、CHPMの純
度は約88. 27%である。
ガスクロマトグラフィー分析はCHPM溶液が以下の組
或を有することを示している(重量バーセント)二CH
PM 88. 27%, BPr 1.27%.MA^
0,67%, DCP 3. 97%, GMA O.
 68%, tlPDMA 1.22%, MEHQ 
O. 24%,CPDMA0.18%, DHPM^0
.95%、及び触媒2.55%次いで粗CHPM溶液を
酸反応が消えるまで飽和NaHCOs水溶液で抽出しく
残留メタクリル酸を除ヨするため〉、次いで2%硫酸で
、その後水で抽1する。残留エピクロロヒドリン及び水
を除去すシため真空蒸留後、97%以上の純度を有する
淡黄fCHPM溶液が得られる。
例14〜16 例14〜16は、3−クロロー2−ヒドロキシブτビル
メタクリレー} (C}IPM)の製造に関する。
表■に示した条件下で例l3の方法を繰り返す。
各反応はp−メトキシフェノール0.43g (0.5
1量バーセントのMAA)の存在下行なう。発熱反応1
最小にするため、最初の1時間反応温度を65℃に保ち
、徐々に85℃に上げる。CHPMの収率を計算1る。
各例の反応速度定数(K)は−in([MAA]/[M
^])対反応時間のプロットの傾斜である。すハでの値
はモルバーセントである。結果を表■に汗す。
表■ 14   1.05 15   1.05 16   1.05 0.02     75     7   0J179
0.03     75     6   0.45B
10.04     75     5   0,52
87Kに対する[MA}ITAc] /CMAA]のプ
ロットはCHPMの形成におけるKがMA}ITAC触
媒濃度の直線関数であることを示している。
例17 この例は、3−メタクリロイルオヰシ−2−ヒドロキシ
ブロビルトリメチルアンモニウムクロリドの製造に閲す
る。
磁気撹拌機を取り付けた500rnlのFisher 
Porter圧カビンに例1からの未精製CHPM溶液
151 g (0. 746モル)、アセトニトリル1
54.05gSp一メトヰシフェノール0. 12 g
及びトリメチルアミン49. 5 g(0. 837モ
ル)を加える。このビンを密閉し、油浴中65℃に10
時間加熱する。撹拌30分後、反応混合物は曇りはじめ
る。98%の収率で白色結晶MA}ITAcモノマーが
得られる。MAHTACモノマー生戊物の平均粒度は3
0〜40−である。液体クロマトグラフィー分析は白色
結晶がMAHTACモノマー94.9%、2−ヒドロキ
シブロバンー1.3−ビストリメチルアンモニウムクロ
リド(DIQUAT) 3%、及び2.3一ジヒドロキ
シプロビルトリメチルアンモニウムクロリド(DHPT
AC) 1. 9%未満の組或物であることを示してい
る。エーテル抽出物の液体クロマトグラフィーにより測
定した他の不純物は、慧^^12ppm.GMA 18
ppm, CHPM 350ppm, D}IPMA 
87ppm ,及び}fPDMA 2244ppmであ
る。
例l8 この例は、MAHTACモノマー製造の第2工程でのM
AHTACモノマーの効果を説明する。
例16と同様の方法を行なう。四級化の間、CHPM5
重量%の量の少量のMAHTAC結晶をバッチ溶液(過
飽和溶液〉に加える。結晶の平均粒度が200一に増し
及び不純物レベルが174に低下したことがわかった。
例l9 この例は、本発明の方法により製造された高純度MA}
ITAcを説明する。温度及び圧力計器を取り付けた7
1のステンレススチール、外被付、圧力反応器内で2つ
の実験を行なう。
実験A 上記反応器に、MAHTAC 400 g , CHP
M 1500 g、アセトニトリル2600 g及びト
リメチルアミン500gを加える。この反応器を50℃
に加熱し、19.5時間反応させる。この反応器の内容
物を、フィルターテフロンクロスを含む直径12インチ
の遠心管に入れ1960rpmで母液から分離する。こ
れを低速でアセトニトリル330gで洗浄し、次いで再
び1960rpmで遠心する。結晶を顕微鏡下で観察し
、57.8μの平均粒度を有することがわかった。母液
及び洗浄した結晶の両方の不純物レベルを表Vに示す。
実験B 上記反応器に、グリシジルメタクリレート120g ,
 CHPM 1500 g − アセトニトリル260
0 g及びTM^500gを加える。この反応器を5時
間50℃に加熱する。上記実験の方法に従い、反応器の
内容物を遠心し洗浄する。結晶の顕微鏡観察により16
。5J−の平均粒度を有することが示された。不純物レ
ベルを表Vに示す。
表V 実験A           実験B (大結晶)          (小結晶)不純物 M
L (%)  (1)I)m)    ML(%)  
(ppm)D}IPMA   O.21    2.5
      0.27    5.0M A A   
O. 38    0. 5      0. 62 
   1. 5CHPM    1.6    28 
      1.2    95GMA   I.2 
   ND       4.6    44HPDM
A   2.3    22       1.2  
  50CPDMA   4.9    35    
   4.8    130GTMA    O.76
    12       0.78    35表V
は、例14の2つの実験の結晶母液及び洗浄した結晶に
みられる不純物のレベルを示している。
これらの実験は16.5から57. 87−へ結晶サイ
ズを増すことにより架橋した不純物の十分な低下(73
%まで)得られることを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1,3−(R)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプ
    ロピルトリアルキルアンモニウムハリド及びその異性体
    、2−(R)アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシプロ
    ピルトリアルキルアンモニウムハリドを形成するに十分
    な温度において及び時間、式CH_2=C(R)COO
    H(式中、Rは水素及び1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキルからなる群より選ばれる)の酸のハロヒドロキシ
    プロピルエステルをトリアルキルアミンと反応させる(
    この反応は3−(R)アクリロイル−2−ヒドロキシプ
    ロピルトリアルキルアンモニウムハリド及びその異性体
    に対し非溶剤中で行なわれ、前記トリメチルアミンに対
    する前記ヒドロキシプロピルエステルのモル比は約1.
    0:1.0〜約1.0:2.0である)ことを含んでな
    る、3−(R)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプ
    ロピルトリアルキルアンモニウムハリドモノマーの製造
    方法。 2、前記反応を約25℃〜約90℃の温度で行なう、請
    求項1記載の方法。 3、前記温度が約50〜約85℃である、請求項2記載
    の方法。 4、前記非溶剤が、アセトニトリル;アセトン;メチル
    エチルケトン;テトラヒドロフラン;エチルアセテート
    及び1,1,2−トリクロロエタンからなる群より選ば
    れる、請求項1記載の方法。 5、前記非溶剤がアセトニトリルである、請求項4記載
    の方法。 6、前記反応が重合妨害剤の存在下おこる、請求項1記
    載の方法。 7、触媒を用い、触媒に対する前記クロロヒドロキシプ
    ロピルエステルのモル比が約1.0:0.001〜約1
    .0:0.1である、請求項1記載の方法。 8、触媒が約1.0:0.01〜約1.0:0.08の
    量存在する、請求項7記載の方法。 9、触媒がエポキシ官能基を含む、請求項7記載の方法
    。 10、触媒が下式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、R^2は水素、1〜10個の炭素原子を有す
    るアルキルもしくはアルケニル基、7〜11個の炭素原
    子を有するアルクアリールもしくはアルアルキル基、ア
    ミン及びトリメチルアンモニウムイオンからなる群より
    選ばれる) を有するエポキシである、請求項9記載の方法。 11、触媒が、グリシジルメタクリレート、アリルグリ
    シジルエーテル、グリシジルアクリレート、グリシジル
    トリメチルアンモニウムクロリド及びプロピレンオキシ
    ドからなる群より選ばれる、請求項10記載の方法。 12、触媒が3−(R)アクリロイルオキシ−2−ヒド
    ロキシプロピルトリアルキルアンモニウムクロリド及び
    その異性体である、請求項7記載の方法。 13、触媒が3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキ
    シプロピルトリメチルアンモニウムクロリド及びその異
    性体である、請求項12記載の方法。 14、ハロヒドロキシプロピルエステルが、このエステ
    ルを形成するのに十分な温度において及び時間、触媒と
    して3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピ
    ルトリメチルアンモニウムクロリドモノマー及びその異
    性体、2−メタクリロイルオキシ−3−ヒドロキシプロ
    ピルトリメチルアンモニウムクロリドモノマーの存在下
    、メタクリル酸とエピクロロヒドリンを反応させること
    により製造される、請求項1記載の方法。 15、前記エピクロロヒドリンに対する前記メタクリル
    酸のモル比が約0.5:1.0〜約1.0:0.5であ
    る、請求項14記載の方法。 16、前記メタクリル酸に対する3−メタクリロイルオ
    キシ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム
    クロリドモノマー及びその異性体の混合物のモル比が約
    0.01:1.0〜約0.2:1.0である、請求項1
    4記載の方法。 17、メタクリル酸及びエピクロロヒドリンの反応を約
    25℃〜約100℃の温度で行なう、請求項14記載の
    方法。 18、メタクリル酸及びエピクロロヒドリンの反応を重
    合妨害剤の存在下で行なう、請求項14記載の方法。 19、メタクリル酸及びエピクロロヒドリンの反応を非
    溶剤の存在下で行なう、請求項14記載の方法。
JP33881989A 1988-11-30 1989-12-28 置換アクリロイルオキシヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウム クロリドの製造方法 Pending JPH03209352A (ja)

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