JPH0320730A - フルカラー記録材料およびカラー画像形成法 - Google Patents

フルカラー記録材料およびカラー画像形成法

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JPH0320730A
JPH0320730A JP7117890A JP7117890A JPH0320730A JP H0320730 A JPH0320730 A JP H0320730A JP 7117890 A JP7117890 A JP 7117890A JP 7117890 A JP7117890 A JP 7117890A JP H0320730 A JPH0320730 A JP H0320730A
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JP
Japan
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group
color
silver
emulsion
acid
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JP7117890A
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English (en)
Inventor
Takanori Hioki
孝徳 日置
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0320730A publication Critical patent/JPH0320730A/ja
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化娘カラー写真感光材料及びこれを用
いた迅速なフルカラー画像形威方法に関するものであり
、さらに詳しく言えば、メチン鎖上に架橋基を有する特
定の構造のメロシアニン色素やシアニン色素などによっ
て分光増感されたハロゲン化銀乳剤を含有するフルカラ
ー感光材料、とくにソフト百倣情報を半導体レーザービ
ームを用いた走査露光により階調をもつカラー画像に再
現し記録するのに適した感光材料及び画像形威力法に関
する. (従来の技術) 最近、情報の処理、貯蔵および画像の処理の技術の進歩
と、通信回路の利用によりソフト情報からハードコピー
をとる技術が汎用されている.他方、ハロゲン化銀感光
材料とコンパクトな迅速簡易現像方式(例えばミニ・ラ
ボシステムなど)の進歩により、極めて高画賞のプリン
ト写真が、比較的容易に安価で供給されている.そこで
ソフト情報源から、このプリント写真の高画質で、容易
に安価にハード・コピーをとる要望が高い.従来、ソフ
ト情Ii!Bからハード・コピーをとる手段に、電気、
電磁気信号を用いる方式やインクジェント方式などの感
光性記録材料を用いない手段と、感光材料例えばハロゲ
ン化銀感光材料や電子写真材料などを用いる手段がある
.後者は、画像情報により制御されて発光した光学系に
より記録する手段であり、光学系自体、解像力、z値記
録ばかりでなく多階調記録も可能であり高画質をうるの
に有利である.とくに電子写真材料を用いる方式に比し
ハロゲン化鳩感光材料は、画像形威が化学的に行われる
ので有利である.他方、ハロゲン化1m感光材料を用い
る方式は、光学系に適合して感光波長、感度の安定性、
潜像の安定性、解像力、3原色の色分離、カラー現像処
理の迅速簡易性、および価格などを設定する格別の工夫
が必要となる. 従来、カラー復写技術には、電子写真技術を用いた複写
機やレーザープリンターや、ハロゲン化銀の熱現像染料
拡散方式と、LEDを用いたビクトログラフィ−(富士
写真フィルム■製、商品名)がある. 特開昭61−137149号明細書には、通索のカラー
カプラーを用いたハロゲン化銀乳剤層の少なくとも3層
を基体の上に設け、可視光線に対して露光することなく
、少なくとも2層が赤外領域のレーザー光に対して増感
したカラー写真材料と、その基本条件について開示して
いる.特開昭63−197947号明細書には、支持体
の上に、カラー・カプラーを含有する少なくとも3層の
感光層ユニットが設けられ、その少なくとも一つが、分
光感度極大波長が約67On鵬より長波長に分光増感さ
れて、LEDや半導体レーザー光に感光するよう設けら
れており、光走査露光とそれに続くカラー現像処理によ
ってカラー画像をうるフルカラー記録材料、とくに高感
度でかつ安定な分光増感法及び染料の使用方法を開示し
ている. 特開昭55−13505号明細書には、それぞれ波長が
異なる3種の光束、例えば緑色、赤色及び赤外の光束で
、黄、マゼンタおよびシアンの発色をそれぞれ制御する
ことによってカラー写真材料のカラー画像記録方式につ
いて開示している.S,}I,Baskらによる、第4
回ノンインバクトプリンティング(NIP)国際会11
[(SPSR)予稿集245〜247頁には連続調走査
型プリンターの半導体レーザー出力制御機構のその基本
条件について発表している. しかし、以上の文献には、本発明の特定の架橋構造を有
する増感色素について全く教示されていない. (発明が解決しようとする謀B) ソフト情報源からハード・コピーをとるのに用いる非感
光性記録材料を用いる手段は、低い画質のものには有用
であるが、通常用いるA−4〜B−4サイズ程度または
それ以下でプリント写真程度の画質をうることは不可能
に近い.1枚当りの価格は安価にしても画質(例えば記
録容量一密度×面積一)との比較では高い価格になる.
t子写真材料は、画質においてハロゲン化銀感光材料に
劣り、画像形戊プロセスが機械的に煩雑であり、高画質
のハード・コピーを安定に得にくい.他方、ハロゲン化
銀感光材料を用いる手段は、高画質を安定に得やすいが
、光学系に適合し感光波長、感度の安定性、潜像の安定
性、3原色の色分離など感光材料自体に組みこむ格別の
工夫が必要となる.レーザー光束により書き込まれるハ
ロゲン化vA感光材料に用いられるハロゲン化銀乳剤に
、沃臭化銀乳剤、臭化銀乳剤や塩臭化銀乳剤が知られて
いる.本発明の半導体レーザー光束による出力装置の書
きこみの迅速性に適合し、フルカラー記録材料の発色現
像処理は60秒以下の迅速性が望ましい.この為には特
に高塩化銀含有率のハロゲン化銀乳剤が有用である.一
般に670nmより長波のとくにT50+vより長波の
赤外増感には困難な点がある.また、特に高塩化銀含有
率、とくに95モル%以上の塩化銀含有率をもつ塩臭化
銀乳剤の場合には、困難である.第1には高い感度とさ
らにはその製造及び保存安定性に欠ける.とくに、高い
感度で直線性がよい階調を得にくい.またシャープな分
光感度分布を得にくい.第2には短時間露光例えば10
−6〜10−”秒露光で高い感度を得にくい.第3には
ハロゲン化銀粒子への吸着性が低くとくにカラー・カプ
ラーや高濃度の界面活性剤や有機溶剤が共存すると、乳
剤の溶解、経時中に感度低下やカブリの発生を起こしや
すい.したがって、赤外増感したハロゲン化銀乳剤を用
いても高感度であり、潜像の安定性に優れた感材の開発
が望まれている.また迅速処理可能な高塩化銀乳剤を用
いた感材の開発が特に望まれている.本発明の目的は、
第1には670nmより長波長の光束とくにレーザー光
束に適合した波長域を選択的に分光増感し、感度の安定
性、潜像の安定性に優れたフルカラー記録材料を提供す
ることである.第2には各感光層の色分離に優れシャー
プネスに優れたフルカラー記録材料を提供することであ
る.第3には、走査露光速度に適合して、迅速簡易連続
カラー現像処理が可能なフルカラー記録材料を提供する
ことである.第4には走査露光とリンスまたは安定浴終
了まで180秒以下でカラー画像を形或する方法を提供
することである.その他の目的は、明細書の記載から明
らかであろう. 〈諜題を解決するための手段) 本発明の上記目的は、イエロー、マゼンタまたはシアン
に発色するカプラーの何れかをそれぞれくとも三種のハ
ロゲン化銀感光層を支持体上に有し、その少なくとも二
種の層が、670ns以上の長波長の半導体レーザー光
束に合わせて選択的に分光増感されたハロゲン化銀感光
層であるフルカラー記録材料において、前記の少なくと
も二種の層が一般式〔日一a〕、H−b〕、〔I−c)
、(1−d)、〔II−a)、(]I−b)、〔II 
− c)で表わされる架橋型分光坩感色素のうち少なく
とも1種含有することを特徴とするフルカラー記録材料
によって達戒された. また、前記の三種のハロゲン化銀感光層はおのおの層平
均塩化銀含有率が95モル%以上の塩臭化銀粒子を含む
ことが好ましい. 一般式 (1 −al (1−d) ?L)■ (1−b) (1、 (1−c) 、〔IIs)ms ?中、Z+ 、Z*、Zs、24、25、Z6−Z? 
、Zs ,Z?およびzl.は5または6員の含窒素複
素環を形威するのに必要な原子群を表わす.ただし、2
,およびZ1。のうち少なくとも一方は4−キノリン核
あるいは4−ビリジン核である. D,とD,′、D3とDt ’% DsとD,′および
D4とD4 ′は非環式または環式の酸性核を形威する
のに必要な原子群を表わす. Q+ 、Q* 、Qz 、Q4、Qs 、Q4およびQ
,は5、6または7員環を形戒するのに必要な原子群を
表わす. Rl , R■、Rs、R4、RS− Ri、Rtおよ
びR自はアノレキJレ基を表わす. L+ 、Lx 、Ls ,La 、Ls − L& 、
Ly、Lm〜L9%Lt●・L++− L+hL目・L
l4・t’s%Ll&%Ll?〜L目・L 19s L
 gos L !いLt宜、 I−xs、 L!4、 
Ltss  L1&%  Ltq、 L,.、Lt?、
LHI% L21% Las%L23% Lxa、Ls
s、LコいLツ↑〜Lss・LツハI−as%L a 
Is L ax・L ass  L 44、 L4sb
  L44%  Lats  Lag、 Lll、Ls
e、L1、L srs L s3、LS4およびLss
tよメチン基または置換メチン基を表わす.また他のメ
チン基と環を形成してもよく、或いは助色団と環を形威
してもよい. nl、nx、nssna、rlsSn6、rlv、n 
@ 、n t 、n l@、n.およびn.は0または
1を表わす. M+ 、M* 、M3 、M− 、Ms ..Mhおよ
びM,は電荷中和対イオンを表わし、m1、mよ、ms
 、rrLa 、rn%、m,およびm,は分子内の電
荷を中和させるために必要な0以上の数である.以下に
本発明を更に詳細に説明する. (増感色素) 本発明の構成上の特徴の1つは、少なくとも二種のハロ
ゲン化銀感光層に各々一般式(1−a〕、(1−b〕、
〔I−c)、(I−d〕、〔II−a〕、、〔II −
 b)、(It − c)で表わされる架橋型分光増感
色素のうち少なくとも1種を含有することである. この増感色素を感光材料に含有せしめたことにより、近
赤外光に対し高感度でかつ、高温および/または高湿下
の保存下において、カブリが増加しに<<、感度の変化
を少なく (即ち生保存性に優れた)することができる
. 次に、一般式(1−a〕、〔I−b〕、〔I−C〕、(
1−d〕、〔II−a)、、〔II−b)および(U−
c)について詳しく説明する.R. SR雪、R3、R
4、Rs 1Rh 、RvおよびR@として好ましくは
、炭素数18以下の無if換アルキル基(例えばメチル
、エチル、プルビル、プチル、ベンチル、オクチル、デ
シル、ドデシル、オクタデシル、)または置換アルキル
基{置換基として例えば、カルボキシ基、スルホ基、シ
アノ基、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素であ
る.)、ヒドロキシ基、炭素数8以下のアルコキシカル
ボニル基(例えばメトキシカルボニル、エトキシ力ルボ
ニル、フェノキシカルポニル、ペンジルオヰシカルボニ
ル)、炭素数8以下のアルコキシ基(例えばメトキシ、
エトキシ、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ)、炭素
数10以下の単環式のアリールオキシ基(例えばフェノ
キシ、p−トリルオキシ)、炭素数3以下のアシルオキ
シ基(例えばアセチルオキシ、プロビオニルオキシ)、
炭素数8以下のアシル基(例えばアセチル、プロビオニ
ル、ベンゾイル、メシル)、カルバモイル基(例えばカ
ルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、モルホリ
ノカルボニル、ピペリジノカルボニル)、スルファモイ
ル基(例えばスルファモイル、N.N−ジメチルスルフ
ァモイル、モルホリノスルホニル、ビベリジノスルホニ
ル)、炭素数10以下の了りール基(例えばフエニル、
4−クロルフェニル、4−メチルフェニル、α−ナフチ
ル)で置換された炭素数18以下のアルキル基》が挙げ
られる. 好ましくは無置換アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、一一プロビル基、一一ブチル基、1−ベンチル基
、真一ヘキシル基〉、カルポキシアルキル碁(例えば2
−カルボキシエチル基、カルボキシメチル基)、スルホ
アルキル基(例えば、2−スルホエチル基、3−スルホ
ブロビル基、4ースルホプチル基、3−スルホブチル基
)である.M , m ,、Mum,、M 2 m 2
、M4 m4 、M5 m5、M,m,およびM,m7
は、色素のイオン電荷を中性にするために必要であると
き、陽イオンまたは陰イオンの存在または不存在を示す
ために式の中に含められている.ある色素が陽イオン、
陰イオンであるか、あるいは正味のイオン電荷をもつか
どうかは、その助色団および置換基に依存する.典型的
な陽イオンは無機または有機のアンモニウムイオンおよ
びアルカリ金属イオンであり、一方陰イオンは具体的に
無機陰イオンあるいは有機陰イオンのいずれであっても
よく、例えばハロゲン陰イオン(例えば弗素イオン、塩
素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン)、置換アリール
スルホン酸イオン(例えばp一トルエンスルホン酸イオ
ン、p−クロルベンゼンスルホン酸イオン)、アリール
ジスルホン酸イオン(例えば1.3−ベンゼンジスルホ
ン酸イオン、1.5−ナフタレンジスルホン酸イオン、
2,6−ナフタレンジスルホン酸イオン)、アルキル硫
酸イオン(例えばメチル硫酸イオン)、硫酸イオン、チ
オシアン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロホ
ウ酸イオン、ビクリン酸イオン、酢酸イオン、トリフル
オロメタンスルホン酸イオンが挙げられる. 好ましくは、アンモニウムイオン、ヨウ素イオン、P一
トルエンスルホン酸イオンである.Z+ SZt − 
Zx 、Zs SZ& , Zs 、ZqおよびZ.に
よって形成される核としては、チアゾール核{チアゾー
ル抜(例えばチアゾール、4−メチルチアゾール、4−
フェニルチアゾール、4.5−ジメチルチアゾール、4
.5−ジフエニルチアゾール〉、ペンゾチアゾール核(
例えば、ペンゾチアゾール、4−クロロベンゾチアゾー
ル、5−4ロロベンゾチアゾール、6−クロロベンソチ
アゾール、5−ニトロペンゾチアゾール、4−メチルベ
ンゾチアゾール、5−メチルベンゾチアゾール、6−メ
チルベンゾチアゾール、5−プロモベンゾチアゾール、
6−プロモベンゾチアゾール、5−ヨードベンゾチアゾ
ール、5−フェニルベンゾチアゾール、5−メトキシベ
ンゾチアゾール、6−メトキシベンゾチアゾール、5−
エトキシベンゾチアゾール、5−エトキシカルボニルベ
ンゾチアゾール、5−カルボキシベンゾチアゾール、5
−フェネチルベンゾチアゾール、5−フルオロベンゾチ
アゾール、5−クロロ−6−メチルベンゾチアゾール、
5.6−ジメチルベンゾチアゾール、5.6−ジメトキ
シベンゾチアゾール、5一ヒドロキシ−6−メチルベン
ゾチアゾール、テトラヒドロベンゾチアゾール、4−フ
ェニルベンゾチアゾール}、ナトトチアゾール核(例え
ば、ナフト(2.1−d)チアゾール、ナフト〔1.2
−d)チアゾール、ナット(2.3−d)チアゾール、
5−メトキシナフト(1.2−d)チアゾール、7−エ
トキシナフト(2.1−d)チアゾール、8−メトキシ
ナフト〔2、1−d〕チアゾール、5−メトキシナフト
(2.3−d)チアゾール)}、チアゾリン核(例えば
、チアゾリン、4−メチルチアゾリン、4−ニトロチア
ゾリン)、オキサゾール核(オキサゾール核(例えば、
オキサゾール、4−メチルオキサゾール、4−ニトロオ
キサゾール、5−メチルオキサゾール、4一フェニルオ
キサゾール、4.5−ジフエニルオキサゾール、4−エ
チルオキサゾール〉、ペンゾオキサゾール核(例えば、
ペンゾオキサゾール、5−クロロベンゾオキサゾール、
5−メチルベンゾオキサゾール、5−プロモベンゾオキ
サゾール、5−フルオロベンゾオキサゾール、5−フエ
ニルベンゾオキサゾール、5−メトキシベンゾオキサゾ
ール、5−ニトロベンゾオキサゾール、5−トリフルオ
ロメチルベンゾオキサゾール、5−ヒドロキシベンゾオ
キサゾール、5−カルボキシベンゾオキサゾール、6−
メチルベンゾオキサゾール、6−クロロベンゾオキサゾ
ール、6−ニトロヘンゾオキサゾール、6−メトキシベ
ンゾオキサゾール、6−ヒドロキシベンゾオキサゾール
、5.6−ジメチルベンゾオキサゾール、4.6−ジメ
チルベンゾオキサゾール、、5−エトキシベンゾオキサ
ゾール)、ナフトオキサゾール核(例えば、ナフト(2
,1−d)オキサゾール、ナット〔1.2−d〕オキサ
ゾール、ナフト(2.3−d)オキサゾール、5−ニト
ロナフト(2.1−dlオキサゾール)}、オキサゾリ
ン核(例えば、4.4−ジメチルオキサゾリン)、セレ
ナゾール核{セレナゾール核(例えば、4−メチルセレ
ナゾール、4−ニトロセレナゾール、4−フェニルセレ
ナゾール)、ペンゾセレナゾール核(例えば、ペンゾセ
レナゾール、5−クロロベンゾセレナゾール、5−ニト
ロベンゾセレナゾール、5−メトキシベンゾセレナゾー
ル、5−ヒドロキシベンゾセレナゾール、6−ニトロベ
ンゾセレナゾール、5−クロロー6−ニトロベンゾセレ
ナゾール、5.6−ジメチルベンゾセレナゾール)、ナ
フトセレナゾール核(例えば、ナット(2.1−d)セ
レナゾール、ナフト(1,2−d)セレナゾール)}、
セレナゾリン核(例えば、セレナゾリン、4−メチルセ
レナゾリン)、テルラゾール核Cテルラゾール核(例え
ば、テルラゾール、4−メチルテルラゾール、4−フェ
ニルテルラゾール)、ペンゾテルラゾール核(例えば、
ペンゾテルラゾール、5−クロロベンゾテルラゾール、
5−メチルベンゾテルラゾール、5.6−ジメチルベン
ゾテルラゾール、6−メトキシベンゾテルラゾール)、
ナフトテルラゾール核(例えば、ナット(2.1−d)
テルラゾール、ナフト(1.2−dlテルラゾール)}
、テルラゾリン核(例えば、テルラゾリン、4−メチル
テルラゾリン)、3.3−ジアルキルインドレニン核(
例えば、3.3−ジメチルインドレニン、3,3−ジエ
チルインドレニン、3.3−ジメチル−5−シアノイン
ドレニン、3.3−ジメチル−6−二トロインドレニン
、3.3−ジメチル−5−ニトロインドレニン、3.3
−ジメチル−5−メトキシインドレニン、3.3.5−
トリメチルインドレニン、3,3−ジメチル−5−クロ
ロインドレニン〉、イミダゾール核{インダゾール核(
例えば、1一了ルキルイξダゾール、1−アルキル−4
−フェニルイξダゾール、1−アリールイミダゾール〉
、ペンゾイミダゾール核(例えば、l−7ルキルベンゾ
イξダゾール、1−アルキルー5−クロロベンゾイもダ
ゾ一ル、1−アルキル−5.6−ジクロロベンゾイξダ
ゾール、1〜アル′キルー5−メトキシベンゾイ竃ダゾ
ール、1−アルキルー5−シアノベンゾイ竃ダゾール、
l−アルキルー5−フルオロベンゾイミダゾール、l−
アルキル−5−トリフルオロメチルベンゾイ稟ダゾール
、1−アルキル−6一クロロ−5−シアノベンゾイ逅ダ
ゾール、1一アルキル−6−クロロー5−トリフルオロ
メチルベンゾイξダゾール、l−アリル−5,6−ジク
ロロベンゾイミダゾール、1−アリル−5−クロロベン
ゾイ竃ダゾール、1−アリールベンゾイξダゾール、1
−アリールー5−クロロベンゾイ主タソール、1−アリ
ールー5,6−ジクロロベンゾイξダゾール、1−アリ
ール−5−メトキシベンゾイξダゾール、l−アリール
ー5−シアノベンゾイ稟ダゾール)、ナフトイミダゾー
ル核(例えば、一アルキルナフト(1.2−d)イ累ダ
ゾール、1−アリールナフト(1.2−d)イξダゾー
ル)、前述のアルキル碁は炭素原子1〜8個のもの、た
とえば、メチル、エチル、プロビル、イソブロビル、プ
チル等の無置換アルキル基やヒドロキシアルキル基(例
えば、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシブロビル
)が好ましい.特に好ましくはメチル基、エチル基であ
る.前述の了りール基は、フェニル、ハロゲン(例えば
クロロ)置換フェニル、アルキル(例えばメチル)置換
フェニル、アルコキシ(例えばメトキシ)置換フエニル
を表わす.}、ピリジン核(例えば、2一ピリジン、4
−ピリジン、5−メチル−2−ピリジン、3−メチル−
4−ピリジン〉、キノリン核{キノリン核(例えば、2
−キノリン、3−メチル−2−キノリン、5−エチル−
2−キノリン、6−メチル−2−キノリン、6−ニトロ
−2−キノリン、8−フルオロー2−キノリン、6−メ
トキシ−2−キノリン、6−ヒドロキシ−2−キノリン
、8−クロロー2−キノリン、4−キノリン、6−エト
キシ−4−キノリン、6−ニトo−4−キノリン、8−
クロロー4−キノリン、8−フルオロー4−キノリン、
8−メチル−4−キノリン、8−メトキシー4−キノリ
ン、6−メチル−4一キノリン、6−メトキシー4−キ
ノリン、6−クロロ−4−キノリン)、イソキノリン核
(例えば、6−ニトロ−1−イソキノリン、3.4−ジ
ヒドロー1−イソキノリン、6−ニトロ−3−イソキノ
リン)}、イミダゾ(4,5−b)キノキザリン核(例
えば、1.3−ジエチルイミダゾ〔4,5−b〕キノキ
ザリン、6−クロロー1.3−ジアリルイミダゾ(4.
5−b)キノキザリン)、オキサジアゾール核、チアジ
アゾール核、テトラゾール核、ピリくジン核を挙げるこ
とができる.Z+ 、Zt,Zx、Zs、Zb、および
Z@によって形威される核として好ましくは、ペンゾチ
アゾール核、ナフトチアゾール核、ペンゾオキサゾール
核、ナフトオキサゾール核、ベンゾイごダゾール核であ
る. Z,およびZ,。によって形威される核のうち、少なく
とも一方は4−キノリン核または4−ピリジン核であり
、他方は、好ましくはペンゾチアゾール核、ナフトチア
プール核、ペンゾオキサゾール核、ナフトオキサゾール
核、ペンゾイミダゾール核である. Za、およびZ,はZ+ 、Zg 、Z* 、Zs、2
M 、Zt 、Z* 、およびZ,。と同義であるが、
4−キノリン核または4−ビリジン核であることはない
.好ましくは、ペンゾチアゾール核、ナフトチアゾール
核、ペンゾオキサゾール演、ナフトオキサゾール核であ
る. Dr 、D+  、Dz 、Dz  、Ds 、D3お
よびD. 、D.’は酸性核を形威するために必要な原
子群を表わすが、いかなる一般のメロシアニン色素の酸
性核の形をとることもできる.好ましい形においてD+
 、Dz 、DiおよびD4はチオカルボニル基または
カルボルニ基であり、D+  ’ 、Dx  、Di 
 ’およびD4  ’は酸性核を形威するために必要な
残りの原子群を表わす.D.とDt  、DiとDt′
とD,とD,およびD4とDa’は、一緒になって炭素
、窒素およびカルコゲン(典型的には酸素、イオウ、セ
レン、およびテルル)原子から戊る5員または6員の複
素環を形戒することができる.好ましくはDr 、D+
  ’、D*、Dx  、Ds、Di  ’およびDa
 、Da  ’は一緒になって次の秋を完戒する。 2−ビラゾリン−5−オン、ビラゾリジン−3,5−ジ
オン、イミダゾリンー5−オン、ヒダントイン、2また
は4−チオヒダントイン、2−イミノオキサゾリジンー
4−オン、2−オキサゾリン−5−オン、2−チオオキ
サブリジン−2,4ジオン、イソオキサゾリン−5−オ
ン、2−チアゾリン−4−オン、チアゾリジン−4−オ
ン、チアゾリジン−2.4−ジオン、ローダニン、チア
ゾリジン−2,4−ジチオン、イソローダニン、インダ
ンー1.3−ジオン、チオフェン−3−オン、チオフェ
ン−3−オン−1,l−ジオキシド、インドリンー2−
オン、インドリンー3−オン、インダゾリン−3−オン
、2−オキソインダゾリニウム、3−オキソインダゾリ
ニウム、5.7−ジオキソ−6.7−ジヒドロチアゾ口
〔3,2a〕ビリミジン、シクロヘキサン−1.3−シ
オン、3.4−ジヒドロイソキノリン−4−オン、1,
3−ジオキサン−4,6−ジオン、バルビツール酸、2
−チオバルビツール酸、クロマン−2.4−ジオン、イ
ンダゾリン−2−オン、またはピリド(1.  2−a
)ビリξジン−1.  3−シオンの核. さらに好ましくは、3−アルキルローダニン核、3−ア
ルキルー2−チオオキサゾリジン−2.4−ジオン、3
−アルキルー2−チオヒダントインである. 核に含まれる窒素原子に結合している置換基は水素原子
、炭素数1〜18、好ましくは1〜7、特に好ましくは
1〜4のアルキル基(例えば、メチル、エチル、プロビ
ル、イソプロビル、ブチル、イソプチル、ヘキシル、オ
クチル、ドデシル、オクタデシル)、置換アルキル基{
例えばアラルキル基(fMtばベンジル、2−フェニル
エチル)、ヒドロキシアルキル基(例えば、2−ヒドロ
キシエチル、3−ヒドロキシブロビル)、カルボキシア
ルキル基(例えば、2−カルボキシエチル、3一カルボ
キシブロビル、4−カルボキシブチル、カルボキシメチ
ル〉、アルコキシアルキル基(例えば、2−メトキシエ
チル、2−(2−メトキシエトキシ)エチル)、スルホ
アルキル基(例えば、2−スルホエチル、3−スルホブ
ロビル、3−スルホプチル、4−スルホプチル、2−(
3−スルホプロボキシ〕エチル、2−ヒドロキシ−3−
スルホブロビル、3−スルホブロポキシエトキシエチル
〉、スルファトアルキル基(例えば、3−スルファトプ
ロピル、4−スルファトブチル)、複素環置換アルキル
基(例えば2−〈ビロリジン−2−オン−1−イル)エ
チル、テトラヒドロフルフリル、2−モルホリノエチル
〉、2−アセトキシエチル、カルボメトキシメチル、2
−メタンスルホニルアミノエチル}、アリル基、アリー
ル基(例えばフェニル、2−ナフチル)、置換アリール
基(例えば、4−カルボキイフエニル、4−スルホフエ
ニル、3−クロロフェニル、3−メチルフェニル)、複
素環基(例えば2−ピリジル、2−チアゾリル)が好ま
しい. さらに好ましくは、無置換アルキル基(例えば、メチル
、エチル、′−プロビル、^−プチル、?−ペンチル、
貴一ヘキシル)、カルボキシアルキル基(例えば、カル
ボキシメチル、2−カルボキシエチル、スルホアルキル
基{例えば2−スルホエチル)である. L+ 、Lz− L3、L4、Ls,L&、Ly、Lm
  s  Lq  s  LIll%  Lll%  
LIzs  L+!%  L14%L 1!SL lh
s L lq、L.、t+q、Lze、L21、Lxx
s Lass L!4% Lzss L!6% Lz?
s LSIsL オ,、 L 3い  L ■、  L
3!、  L 3コ、 L 3い゜L.as、Lxh、
 LSff、 L.、 Lツ,、 141%L41、 
LassL42、L aa−. L 4%% L 4イ
L at、L4@% Law、L,。、LSI% Ls
t、LS3、LS4およびL.ssはメチン基または置
換メチン基{例えば置換もくしは無置換のアルキル基(
例えばメチル基、エチル基、2−カルボヰシエチル基)
、置換もしくは無置換のアリール基(例えば、フェニル
基、0−カルボキシフエニル基)、複素環基(例えばバ
ルビッール酸)、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素
原子)、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ
基)、アaノ基(例えばN, N−ジフエニルアミノ基
、N−メチルーN−フェニルア旦ノ基、N−メチルピペ
ラジノ基)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ基、エ
チルチオ基)、などで置換されたものなど)を表わし、
また、他のメチン基と環を形威してもよく、あるいは助
色団と環を形威することもできる. LllおよびL,4として好ましくは、無置換メチン基
であるか、無置換アルキル基(例えばメチル)、アルコ
キシ基(例えばメトキシ)、アミノ基(例えば、N,N
−ジフェニルアミノ)、ハロゲン原子(例えば塩素)で
置換されたメチン基または前述のD.% D,’で表わ
されるような酸性核で置換されたメチン基である. 他のLとして好ましくは、無置換メチン基である. 本発明に用いる分光増感色素としては他にシアニン色素
、メロシアニン色素、複合メロシアニン色素等が用いら
れる.この他、複合シアニン色素、ホロボーラーシアニ
ン色素、へ逅シアニン色素、スチリル色素およびヘミオ
キソノール色素が用いられる.シアニン色素としてはシ
ンプルシアニン色素、カルボシアニン色素、ジカルボン
シアニン色素、トリカルボシアニン色素が用いられる.
本発明のハロゲン化銀感光層は、好ましくは3種の感光
層のうちの少なくとも2つの感光層が一般式(1−a〕
、〔I−bl、(1−c〕、〔■−d)、〔II−a)
、〔II−b)および(ff−c)によって表わされる
化合物群から選ばれる少なくとも1種の増感色素を用い
て、660〜69ns+、導体レーザー光束の波長に合
わせて選択的に分光増感されていることである. 本発明において、「6 6 0〜6 9 0ne, 7
 4 0〜7 9 0rv, 8 0 0〜8 5 0
neおよび850〜900nmの何れかの波長域にある
半導体レーザー光束の波長に合せて選択的に分光増感す
る」とは、1つのレーザー光束の主波長が、上記の波長
域の何れか1つにあり、かつそのレーザー光束の主波長
に適合して分光増感した主感光層の当該レーザー光束の
主波長における感度に比し、その主波長における他の感
光層の感度が、実用上、少なくとも0,8(対数表示)
低く分光増感することをいう.このために、用いる半導
体レーザー光束の主波長に対応して、各感光層の主感度
波長を少なくとも40n一離して設定するのが好ましい
.用いる増感色素は、主波長において高い感度を与え、
シャープな分光感度分布を与えるものを用いる.また、
ここで主波長ということばを用いたのは、レーザー光は
本来コヒーレントな光であるが、実際にはブレがあるた
め、ある程度の幅をもって考えなければならないことに
よる. 赤外増感は、増感色素のMバンドによる増感を用いるの
で一般的には分光感度分布が、Jバンドによる増感に比
してブロードである.このため、所定の感光層より感光
面側のコロイド層に、染料を含有させた着色層を設けて
、分光感度分布を修正することが好ましい.この着色層
はフィルター効果により混色を防止するのに有効である
.以下に一般式(I−a〕、〔I−b〕、〔I−−c)
、 (1−d)、 〔II−a)、 (If−b)、お
よび〔II−c)で表わされる色素の典型的な例を挙げ
るが、これに限定されるものではない.−a式(1−a
)で表わされる色素の具体例(1.. R宜 (CH.)よOH 一般式(1−b) で表わされる色素の具体例 01g)−オ R畳 (26) (27) (28〉 奮 CzFIs (29) CHzCH−CL CJ, ?Hzco■『 (30) etas 一般式(1−c) で表わされる色素の具体例 RI (L).3 Rt (38) (CHz)tcH (CHz)aCL (39) (CHz)to!{ CJs CI{.CO.H (40) ?II.CO■H CI{. (41) (42) (43) I C札cotn 一般式(1−d) で表わされる色素の具体例 ?n#)■ (51〉 (52) 一般式 〔II−a) で表わされる色素の具体例 R, ソ R2 (Ms).s (64) 一般式c■−b〕 CzHs で表わされる色素の具体例 (門.).k (61) (62) (63) CH.GO.H le CzHs (70〉 (71) 一般式、〔II−c) で表わされる色素の具体例 (M.)−y (78) (79) le 1 CHtCH−CH* 本発明に用いられる一般式(1−1〕、〔I−b〕、(
1−.c〕、〔I−d) ,−〔II−al、、〔II
−b)、および〔II−c)で表わされる色素は公知の
化合物である. 一般式(1−a〕、〔I−blおよび(1−d)は、下
記の文献Φ−a)の第窟章511〜611頁に記載の方
法に基づいて合威することができる.一般式、〔II−
b)は、文献の一a)の第Vlll章244〜269頁
第■章270〜′291頁または文献■一b)に記載の
方法に基づいて合威することができる. 一般式(U−C)は、文献Φ一a)の第Vll章200
〜243頁、第■章270〜291頁または文献Φ一b
)に記載の方法に基づいて合威することができる. 一般式(1−c)、〔II−a)は、下記の文献■に記
載の方法に基づいて合底することができる.文献■ a)エフ・エム・ハーマー(F.+1.Hamar)著
「ヘテロサイクリック・コンパウンズーシアニン・ダイ
・アンド・リレイティド・コンパウンズー(}Iete
rocyclic Compounds−Cyanin
e dyes andrelated compoun
ds −) J  (ジツン1ウイリー1アンド・サン
ズJohn Wiley & Sons社−ニューヨー
ク、ロンドンー、1964年刊) b)デー・エム・スターマー(D.M.Sturmer
)著−「ヘテロサイクリック・コンパウンズースペシャ
ル・トピックス イン ヘテロサイクリフクケミストリ
ー (Heterocyclic Compounds
−Special topicSin  hetero
cyclic chemistry −)第8章第4節
、第482〜515頁(ジッン・ウイリー・アンド・サ
ンズ John Wiley & Sons社−ニュー
ヨーク、ロンドンー、1977年刊)文献■ ジュルナール・オルガニチェスコイ・ヒミー(Zh.O
rg.Khia+.)第17tk第1号第167〜16
9頁(1 9 8 1年)、第15S第2号第400〜
407頁(1 9 7 9年)、第14巻第10号第2
214〜2221頁(1 9 7 8年)、第13S第
11号第2440〜2443頁(1977年〉、第] 19S第10号第2134〜2l42頁(1983年)
、ウクラインスキー・ヒξチェスキー・ジs. )Lt
 ナ− ル(UKr.κhim.Zh.)第4OS第6
号第625〜629頁(1974年)、ヒミャ・ゲテロ
チクリチェスキフ・ソエデイネーニ−(Khim.Ge
terotsikl,soedln.)第2号第175
〜178頁(1 9 7 6年)、露国特許42064
3号、同341823号、特開昭59−217761号
、米国特許4334000号、同3671648号、同
3623gal号、同3573921号、欧州特許28
8261A1号、同102781A2号、同10278
1A2号、特公昭49−46930号. 本発明に用いる増感色素はハロゲン化銀1モル当り5X
10−’モル〜5X10−’モル、好ましくは、IXI
O−”モル〜l×10司モル、特に好ましくは2X10
−’モル〜5X10−’モルの割合でハロゲン化銀写真
乳剤中に含有される。 (イ) (ア)3.33g、(イ)2g、ヨウ化ナトリウム1.
8gをメタノール100−に溶解し、さらにトリエチル
アミン5dを加え室温下で3時間攪拌する。反応溶液を
シリカゲル力ラムクロマトグラフィー(溶離液メタトル
/クロロホルム=1/4)で精製し、さらにメタノール
で再結晶し、青緑色結晶1.27gを得た. 収率=34% λ普:g’−7 9 2w (a = 1.  8 9
 X 1 0’)mp.270〜272℃ 本発明に用いる増感色素は、直接乳剤中へ分散すること
ができる.また、これらはまず適当な溶(ア) 媒llえばメチルアルコール、エチルアルコール、メチ
ルセロソルブ、アセトン、水、ビリジンあるいはこれら
の混合溶媒などの中に溶解され、溶液の形で乳剤へ添加
することもできる。また、溶解に超音波を使用すること
もできる。また、この赤外増感色素の添加方法としては
米国特許第3,469,987号明細書などに記載のご
とき、色素を揮発性の有機溶媒に溶解し、該溶液を親水
性コロイド中に分散し、この分散物を乳剤中へ添加する
方法、特公昭46−24185などに記載のごとき、水
不溶性色素を溶解することなしに水溶性溶剤中に分散さ
せ、この分散物を乳剤へ添加する方法、米国特許第3.
822,135号明細書に記載のごとき、界面活性剤に
色素を溶解し、該溶液を乳剤中へ添加する方法、特開昭
51−74624号に記載のごとき、レッドシフトさせ
る化合物を用いて溶解し、該溶液を乳剤中へ添加する方
法、特開昭5 0−8 0 8 2 6号に記載のごと
き色素を実質的に水を含まない酸に溶解し、該溶液を乳
剤中へ添加する方法などが用いられる.その他、乳剤へ
の添加には米国特許第2,912.343号、同3,3
42,605号、同2, 996. 287号、同3,
429.835号などに記載の方法も用いられる.また
上記赤外増感色素は適当な支持体上に塗布される前にハ
ロゲン化銀乳剤中に一様に分散してよい.また、化学増
感の前に添加、またハロゲン化銀粒子形戒の後半の期に
添加するのがよい. 本発明における赤ないし赤外増感において、Mバンド型
増感には、とくに以下に示す一般式〔III)、(mV
)、(V)、(Vl)、〔■a〕、(■b)又は〔■C
〕によって表わされる化合物による強色増感が有用であ
る. 一般式〔III)によって表わされる強色増感剤は、一
般式(rV]、(V)、〔■a〕、〔■b〕、〔■−C
〕によって表わされる強色増感剤と併用して、特異的に
その強色増感効果を増大させることができる. 一般式(Ill) R.● R目 式中、A,は2価の芳香族残基を表わすsR9、R0、
Rl1及びR.tは各々水素原子、ヒドロキシル基、ア
ルキル基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロゲン原
子、ヘテロ環核、ヘテロシクリルチオ碁、アリールチオ
基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、
アラルヰルア主ノ基、アリール基又はメルカブト基を表
わし、これらの基は置換されてもよい. 但しA+ s R? 、Rl@、R.及びRl1のうち
少なくとも1つはスルホ基を有しているものとする.X
,とY1およびX , lとYl’は、夫#−CH−一
N一を表わし、X1とY.およびX+ とY1の中少な
くとも一方は一N一を表わす.一般式〔II]に於いて
更に詳しくはーA1−は2価の芳香族残基を表わし、こ
れらは−SOsM基〔但しMは水素原子又は水溶性を与
えるカチオン(例えばナトリウム、カリウム)、を表わ
す.)を含んでいてもよい. A+一は、例えば次の−A8−または−As−から選ば
れたものが有用である.但しR,% R+e、Rll又
はR.に−SOsM.基が含まれないときは、−A.一
はーA8−の群の中から選ばれる.−A宜− : など.ここでMは水素原子又は水溶性を与えるカチオン
を表わす. 一A.−: Rv、R+a、R.及びRlgは各々水素原子、ヒドロ
キシル基、アルキル基(炭素原子数としては1〜8が好
ましい.例えばメチル、エチル、n−プロビル、n−ブ
チル)、アルコキシ基(炭素原子数としては1〜8が好
ましい.例えばメトキシ、エトキシ、ブロボキシ、ブト
キシ)、アリーロキシ基(例えばフェノキシ、ナフトキ
シ、o−トリルオキシ、p−スルホフェノキシ)、ハロ
ゲン原子(例えば塩素、臭素)、ヘテロ環核(例えば、
モルホリニル、ビペリジル)、アルキルチオ基(例えば
メチルチオ、エチルチオ)、ヘテロシクリルチオ基(例
えばペンゾチアゾリルチオ、ペンゾイミダゾリルチオ、
フェニルテトラゾリルチオ)、アリールチオ基(例えば
フェニルチオ、トリルチオ)、アミノ基、アルキルア果
ノ基あるいは置換アルキルアミノ基(例えばメチルアξ
ノ、エチルアミノ、プロビルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、ドデシルアミノ、シクロへキシルアミ
ノ、β−ヒドロキシエチルア主ノ、ジー(βーヒドロキ
シエチル)アミノ、β−スルホエチルアミノ)、アリー
ルア壽ノ基、または!換アリールアミノ基(例えばアニ
リノ、0−スルホアニリノ、m−スルホアニリノ、p−
スルホアニリノ、0−トルイジノ、m−}ルイジノ、p
−}ルイジノ、0−カルポキシアニリノ、m一カルボキ
シアニリノ、p一カルボキシアニリノ、0−クロロアニ
リノ、m−クロロアニリノ、p−クロロアニリノ、p−
アミノアニリノ、0−アニシジノ、m−アニシジノ、p
−アニシジノ、0−アセタミノアニリノ、ヒドロキシア
ニリノ、ジスルホフェニルアくノ、ナフチルアミノ、ス
ルホナフチルアミノ)、ヘテロシクリルアξノ基(例え
ば2−ペンゾチアゾリルアミノ、2−ビリジルーアミノ
)、置換又は無置換のアラルキルア果ノ基(例えばペン
ジルアミノ、0−アニシルアくノ、m−アニシルア旦ノ
・p−アニシルアミノ)、了りール基(例えばフエニル
)、メルカブト基を表わす. R嗜、Rho,R++、Ratは各々互いに同しでも異
なっていてもよい,−A.一がーA3−の群から選ばれ
るときは、R,、R1。、Rl+及びRl!のうち少な
くとも一つは以上のスルホ基(遊離酸基でもよく、塩を
形威してもよい)を有していることが必要である.X1
とY.およびX,、Yl’は一CH一又は一N一を表わ
し、好ましくはXI、XI’が一〇H−、Y. 、Y.
’が一N一のものが用いられる. 次に本発明に用いられる一般式(I[I)に含まれる化
合物の具体例を挙げる.但し本発明はこれらの化合物に
のみ限定されるものではない.(I[[−1)4.4’
−ビス〔2,6−ジ(2−ナフトキシ)ビリξジン−4
−イルアξ ノ〕スチルベンー2.2′−ジスルホ ン酸ナトリウム塩 〔III−2)4.4’−ビス〔2.6−ジ(2−ナフ
トチルアミノ)ビリミジンー4−イ ルアミノ〕スチルベン−2.2゛−ジ スルホン酸ジナトリウム塩 〔II[−3)4.4’−ビス(2,6−ジアニリノピ
リξジン−4−イルアミノ)スチル ベンー2,2゛−ジスルホン酸ジナト リウム塩 (Iff−4)4.4’−ビス(2− (2−ナフチル
アミノ)−6−アニリノビリミジン− 4−イルアミノ〕スチルベン−2.2′一ジスルホン酸
ジナトリウム塩 〔III−5)4.4’−ビス(2.6−ジフェノキシ
ビリミジン−4−イルアミノ〕スチ シ0 ルベンー2.2′−ジスルホン濾1リ エチルアンモニウム塩 〔III−6)4.4’−ビス〔2.6−ジ(ペンゾイ
ミダゾリル−2−チオ)ピリミン− 4−イルアミノ〕スチルベンー2.2′一ジスルホン酸
ジナトリウム塩 (I[[−7)4.4’−ビス〔4.6−ジ(ペンゾチ
アゾリル−2−チオ)ピリξジン 2−イルアミノ〕スチルベン−2.2′一ジスルホン酸
ジナトリウム塩 (I[[−8)4.4’−ビス(4.6−ジ(ペンゾチ
アゾリル−2−アミノ)ピリミジン −2−イルアミノ]スチルベン−2, 2′−ジスルホン酸ジナトリウム塩 (fir−9)4.4’−ビス〔4,6−ジ(ナフチル
−2−オキシ)ピリくジン−2−イ ルアミノ〕スチルベン−2,2′−ジ スルホン酸ジナトリウム塩 (Ill−10) 4.  4’−ビス(4.6−ジフ
ェノキシピリごジン−2−イルアミノ)スチ ルベン−2.2′−ジスルホン酸ジナ トリウム塩 〔III−11) 4.  4’−ビス(4.6−ジフ
ェニルチオピリもジン−2−イルア主ノ)ス チルベン−2.2′−ジスルホン酸ジ ナトリウム塩 〔III−12) 4.  4’−ビス(4.6−ジメ
チルカブトピリξジン−2−イルアごノ)ビ フェニル−2.2′−ジスルホン酸ジ ナトリウム塩 〔III−13) 4.  4’−ビス(4.6−ジア
ニリノートリアジン−2−イルアミノ)スチ ルベン−2.2′−ジスルホン酸ジナ トリウム塩 〔III−14) 4.  4’−ビス(4−アニリノ
ー6−ヒドロキラートリアジン−2−イルア ミノ)スチルベン−2.2′−ジスル ホン酸ジナトリウム塩 (I[[−15) 4.  4’−ビス〔4.6−ジ(
ナフチル−2一オキシ)ビリ壽ジン−2−イ ルアごノ〕ビベンジル−2.2′−ジ スルホン酸ジナトリウム塩 〔II[−16) 4.  4’−ビス(4.6−ジア
ニリノピリミジン−2−イルア旦ノ)スチル ベン−2.2′−ジスルホン酸ジナト リウム塩 (I[[−17) 4.  4’−ビス〔4−クロロー
6−(2−ナフチルオキシ)ピリ壽ジン− 2−イルア
【ノ)ビフェニル−2 2′−ジスルホン酸
ジナトリウム塩 (Ill−18) 4.  4’−ビス〔4,6−ジ(
1−フエニルテトラゾリル−5チオ)ビリミ ジン−2−イルアミノ〕スチルベンー 2.2′−ジスルホン酸ジナトリウム 塩 (I[[−19) 4.  4’−ビス〔4.6−ジ(
ペンゾイミダゾリル−2−チオ)ピリミジン =2−イルアミノ〕スチルベン−2. 2′−ジスルホン酸ジナトリウム塩 (I[I−20) 4.  4’−ビス〔4−ナフチル
ア主ノー6−アニリノートリアジン−2−イ ルアミノ)スチルベン−2.2′−ジ スルホン酸ジナトリウム塩 これらの具体例の中では(I[[−1)〜(I[−6)
が好ましく、特に(!II−1)、〔III−2)、(
■一4)、(It−5)、(I[[−9)、(T[[−
15)、(I[[−20)が好ましい. 一般式〔III)によって表わされる化合物はハロゲン
化銀1モル当り0.01ないし5gの量が用いられ、増
感色素に対し重量比で1/1−1/100好ましくは1
/2〜1/50の範囲に有利な使用量がある.これにさ
らに一般式(IVIによって表わされる化合物との併用
が好ましい.次に一般式(IV)によって表わされる化
合物について説明する. 一般式(IV) R口 式中、Z I1は5員又は6員の含窒素複素環を完威す
るに必要な非金属原子群を表わす.この環はベンゼン環
もしくはナフタレン環と縮合してもよい.例えばチ7ゾ
リウム類{例えばチアゾリウム、4−メチルチアゾリウ
ム、ペンゾチアゾリウム、5−メチルベンゾチアゾリウ
ム、5−クロロベンゾチアゾリウム、5−メトキシベン
ゾチアゾリウム、6−メチルベンゾチアゾリウム、6−
メトキシベンゾチアゾリウム、ナフト(1.2−d)チ
アゾリウム、ナフト(2,1−d)チアゾリウム}、オ
キサゾリウム類{例えばオキサゾリウム、4ーメチルオ
キサゾリウム、ペンゾオキサゾリウム、5−クロロペン
ゾオキサゾリウム、5−フエニルベンゾオキサゾリウム
、5−メチルベンゾオキサゾリウム、ナフト(1.2−
d)オキサゾリウム}、イミダゾリウム1!(例えば1
−メチルベンゾイミタソリウム、1−プロビル−5−ク
ロロベンつ”イミダゾリウム、l一エチル−5.6−シ
クロロベンン゛イ珈ダゾリウム、1−アリルー5−トリ
フロロメチル−6−クロローベンソ゛イミダゾリウム)
、セレナゾリウム類〔例えばペンゾセレナゾリウム、5
−クロロベンゾセレナゾリウム、5−メチルベンゾセレ
ナゾリウム、5−メトキシベンゾセレナゾリウム、ナッ
ト(1.2−d)セレナゾリウム]が挙げられる.R1
,は水素原子、アルキル基(好ましくは炭素原子数8以
下、例えばメチル、エチル、プロビル、ブチル、ペンチ
ル)又はアルケニル基(例えばアリル基)を表わす*R
S!は水素原子又は低級アルキル基(例えばメチル、エ
チル)を表わす*RSlとRszは置換アルキル基でも
よい。 Xtは酸アニオン(例えば、Cl\Br\ ■−czo
s−)を表わすaZI1の中で好ましくはチアゾリウム
類が有利に用いられる.更に好ましくは置換又は無置換
のペンゾチアゾリウム又はナフトチアゾリウムが有利に
用いられる.なお、これらの基などは特に言及がなくて
も置換されたものも含む. 一FG式(IV)で表わされる化合物の具体例を以下に
示す.しかし本発明はこれらの化合物のみに限定される
ものではない. (IV− 1 ) CH. (IV−2) CH. (rV− 3 ) CHi−CH−CHi (■−4) (IV− 5 ) (IV− 6 ) (IV−7) (IV− 1 2 ) 〔■ 13〕 (IV− 1 4 ) (IV− 1 5 ) CH. C3H’1 CHz−CH=C!h CHt−CH=C}lx C.HS CJs cz}Is C4}19 (IV− 8 ) (IV−9) (IV−10) (IV−11) [IV−IEi) (rt/− 1 7 ) (TV−13) CH3 C}13 ■ CtHS C,HS C}Iz−CH=CTo 本発明に用いられる一般式(TV)で表わされる化合物
は、乳剤中のハロゲン化銀1モル当り約0.01グラム
から5グラムの量で有利に用いられる.一般式(r−a
)〜〔II−c)によって表わされる赤外増感色素と、
一般式(IV)で表わされる化合物との比率(重量比)
は一般式(1−a)〜〔II−c〕で表わされる色素/
一般式(IV)で表わされる化合物−1/1〜1/30
0の範囲が有利に用いられ、とくに1/2〜1/50の
範囲が化合物は、直接乳剤中へ分散することができるし
、また適当な溶媒(例えば水、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、プロバノール、メチルセロソルプ、アセ
トンなど)あるいはこれらの溶媒を複数用いた混合溶媒
中に溶解し、乳剤中へ添加することもできる.その他増
感色素の添加方法に準して溶液あるいはコロイド中への
分散物の形で乳剤中へ添加することができる. 一般式〔■〕で表わされる化合物は、一般式(1−a)
〜〔II−c)で表わされる増感色素の添加よりも先に
乳剤中へ添加されてもよいし、あとに添加されてもよい
.また一般式(IV)の化合物と一般式(1−a)〜〔
II−c〕によって表わされる増感色素とを別々に溶解
し、これらを別々に同時に乳剤中へ添加してもよいし、
混合したのち乳剤中へ添加してもよい. 本発明の一般式(f−a)〜(If−c)で表わされる
赤外増感色素と一般式〔■〕で表わされる化合物との組
合せに、好ましくは更に一般式〔III)で表わされる
化合物を組合せると有利に用いられる. 本発明の赤外増感された高塩化銀乳剤において、一般式
〔III)または(IV)によって表わされる強色増感
剤とともに、ヘテロ環メルカブト化合物を用いると、高
感化やカブリ抑制の他に、潜像の安定化や、階調の直線
性の現像処理依存性が著しく改良される. 例えばヘテロ環化合物にチアゾール環、オキサゾール環
、オキサジン環、チアゾール環、チアゾリン環、ゼレナ
ゾール環、イミダゾール環、インドリン環、ピロリジン
環、テトラゾール環、チアジアゾール環、キノリン環又
はオキサジアゾール環を含有し、それにメルカプト基を
置換した化合物である.とくにカルボキシル基、スルホ
基、カルバモイル基、スルファモイル基、ヒドロキシル
基を導入した化合物が好ましい.特公昭43−2288
3号明細書にメルカブトへテロ環化合物を強色増感剤に
用いることが記載されている.本発明においては、とく
に一般弐(IV)によって表わされる化合物と併用させ
ることにより、顕著なカブリ防止作用と強色増感作用を
発現する.なかでも、下記一般式(V)と(V[)で表
わされるメルカプト化合物が特に好ましい. 一般式(V) 式中、R+sはアルキル基、アルケニル基またはアリー
ル基を表わす.X,は水素原子、アルカリ金属原子、ア
ンモニウム基またはプレカーサーを表わす.アルカリ金
属原子とは例えばナトリウム原子、カリウム原子であり
、アンモニウム基とは例えばテトラメチルアンモニウム
基、トリメチルベンジルアンモニウム基である.またプ
レカーサーとは、アルカリ条件下でX a + − H
またはアルカリ金属と或りうる基のことで、例えばアセ
チル基、シアノエチル基、メタンスルホニルエチル基を
表わす. 前記のRISのうち、アルキル基とアルケニル基は無置
換体と置換体を含み、更に脂環式の基も含む.置換アル
キル基の置換基としては、ハロゲン原子、ニトロ基、シ
アノ基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリール基、
アシルアミノ基、アルコキシ力ルポニルアミノ基、ウレ
イド基、アミノ基、ヘテロ環基、アシル基、スルファモ
イル基、スルホンアミド基、チオウレイド基、カルバモ
イル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チ
オ基、そして更にはカルボン酸基、スルホン酸基または
それらの塩、等を挙げることができる.上記のウレイド
基、チオウレイド基、スルファモイル基、カルバモイル
基、アミノ基はそれぞれ無置換のもの、N−アルキル置
換のもの、N−アリール置換のものを含む,アリール基
の例としてはフェニル基や置換フエニル基があり、この
置換基としてはアルキル基や上に列挙したアルキル基の
置換基等を挙げることができる. 一般式(VI) 式中、Y2は酸素原子、硫黄原子、−NH、−N  (
LS?) nl4Rttであり、LS&s I−stは
二価の連結基を表わし、R0、Rl?は水素原子、アル
キル基、アルケニル基または了りール基を表わす.R.
またはRl’lのアルキル基、アルケニル基および、ア
リール基は一般式(V)のR+sと同義であるaX4は
一般式(V)のX,と同義である. 上記のLSk、LS7で表される二価の連結基の具体例
としては、 R2フ ?れらを組合せたものを挙げることができる.n.とn
.はOまたは1を表わし、RIl+  R+*,R8。 *  R!l+  Rxt+  R!31 Rza. 
 R■およびR。 はそれぞれ水素原子、アルキル基、アラルキル基を表わ
す. ハロゲン化銀カラー写真感光材料中のいずれかの層、即
ち、感光性および非感光性の親水性コロイド層に含有さ
れる. 一般式(V)または一般式(Vl)で表わされる化合物
の添加量は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料中に含有
させる場合には、ハロゲン化銀1モル当たりIXIO−
’〜5×10一貫モルが好ましく、さらにIXIO−’
〜1×l〇一寞モルが好ましい.また、発色現像液中に
カブリ防止剤として、1×10−’〜IXIO−”モル
/1、さらに5X10−’〜5×10“4モル/l程度
を加えることもできる.以下に一般式(V)および一般
式(Vl)の化合物の具体例を列挙するが、これらに限
定されるものではない.特開昭62−269957号公
開明細書第4〜8頁に記載された化合物を挙げることが
でき、なかでも下記の化合物が特に好ましい。 (V−1) (V−2) (V−3) N == N )l′I (V−4) )H (V−5) N == N 5H (V−6) N === N (V−7) N == N SH (V−8) SI1 (V−9) (V−10) (Vl−5) Φ N− (CH3). (Vl−6) (Vl−71 H CVI− 8 3 CH3 (Vl−1) (Vl−2) (Vl−3) (Vl−4) (Vl−9) NHCOC}13 (VI−10) (Vl−11) 更に、本発明による赤感または赤外増感には、強色増感
剤として次の一般式〔■a〕、(■b)、 〔■C〕 によって表わされる、2換または無置換ボリヒドロキシ
ベンゼンと、 ホルムアルデヒドと の縮合単位2ないし10単位の縮金物が有用である.ま
た、経時による潜像の退行を防止し、階調の低下をも防
止する効果がある. 一般式〔■a〕 一般式〔■b〕 SOJzs 一般式〔■C] 0H 式中、Rア,、R!.、はそれぞれ○H,OM’O R
 3。、NHz 、NHRs。、  N(R)。)よ 
、−NHNH.又は一NHNHR3。、を表わす.但し
R3.はアルキル基(炭素数1〜8)、アリル基又はア
ラルキル基を表わす. M′はアルカリ金属またはアルカリ土類金属を表わす. R,,はOHまたはハロゲン原子を表わす.n’s、n
16はそれぞれ1、2または3を表わす.次に本発明に
用いられるアルデヒド縮金物の縮合威分たる置換又は無
置換のボリヒドロキシベンゼンの具体例を示すがこれの
みに限定されるものではない. 〔■一l)   β−レゾルシン酸 (■−2)    r−レゾルシン酸 (■−3)   4−ヒドロキシ安患香酸ヒドラジド (■−4)   3.5−ヒドロキシ安息香酸ヒドラジ
ド (■−5)   p−クロロフェノール(■−6) (■−7) (■−8) (■−9) (■−10) (■−11) (■−12) (■−13) (■−14) ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナ トリウム p−ヒドロキシ安息香酸 0−ヒドロキシ安患香酸 m−ヒドロキシ安患香酸 P−ジオキシベンゼン 没食子酸 P−ヒドロキシ安息香酸メチル 0−ヒドロキシベンゼンスルホン 酸アミド N一エチル一〇−ヒドロキシ安息 香酸アξド (■−15)N−ジエチル一〇一とドロキシ安息香酸ア
竃ド (■−16)o−ヒドロキシ安息香酸−2一メチルヒド
ラジド l2 さらに具体的には、特公昭49−49504号明細書に
記載された一般式(Ila),〔IIb)および(Il
c)によって表わされる化合物からの誘導体の中から選
ぶことができる. (ハロゲン化銀乳剤) 本発明に使用しうるハロゲン化銀乳剤は、臭化銀、沃臭
化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化銀のいずれを含
むものであってもよい.ハロゲン化銀粒子は、立方体、
八面体、14面体、l!12面体のような規則的(re
gular)な結晶体を有するものでもよく、また球状
、板状などのような変則的(irregular)な結
晶形をもつもの、あるいはこれらの結晶形の複合形をも
つものでもよい.種々の結晶形の粒子の混合から戒って
もよい. 前記の板状粒子としては、厚みが0.5ミクロン以下、
好ましくは0.3ミクロン以下で、径が好ましくは0.
6ミクロン以上であり、平均アスペクト比が5以上の粒
子が全投影面積の50%以上を占めるような平板粒子が
好ましい.ハロゲン化銀粒子は内部と表層とが異なる相
をもっていても、均一な相から戒っていてもよい.また
潜像が主として表面に形威されるような粒子(例えばネ
ガ型乳剤)でもよく、粒子内部に主として形成されるよ
うな粒子(例えば、内部潜像型乳剤)であってもよい. 以下に、本発明において好ましいハロゲン化銀乳剤につ
いて詳細に述べる. 本発明によるハロゲン化銀乳剤は、とくにハロゲン化銀
粒子の構造、とくにその表面に局在相を設けることによ
り、赤外波長域を分光増感して、高い感度とその安定性
とくに優れた潜像の安定性をうることかできる.とくに
、強色増感技術を併せ用い、高塩化銀乳剤においても許
容できる程度に潜像の安定性をうることかできる.これ
は驚くべき特長ということができる. 本発明によるハロゲン化銀粒子のハロゲン組或は、ハロ
ゲン化銀粒子を構戒する全ハロゲン化銀の95モル%以
上が塩化銀である実質的に沃化恨を含まない塩臭化銀か
らなるのが好ましい.ここで実質的に沃化銀を含まない
とは、沃化銀含有率が1.  0モル%以下のことであ
る.ハロゲン化恨粒子の好ましいハロゲン組成は、ハロ
ゲン化銀粒子を構戒する全ハロゲン化銀の95モル%な
いし99.9モル%が塩化銀である実質的に沃化銀を含
まない塩臭化銀である. また本発明のハロゲン化銀粒子は内部及び表面の少なく
ともいずれ力〜に臭化銀含有量が基質のそれと異なる局
在相をもつことが好ましい.本発明に係わるハロゲン化
恨粒子は、臭化銀含有率において少なくとも15モル%
を越える局在相を有することが好ましい.このような臭
化銀含有率がその周囲よりも高い局在相の配置は目的に
応じて自由にとり得、ハロゲン化根粒子内部にあっても
、表面または亜表面にあっても良く、内部と表面または
亜表面に分割されていても良い.また局在相は内部ある
いは表面において、ハロゲン化恨粒子をとり囲むような
層状構造を威していてもあるいは不連続に孤立した構造
を有していても良い.奥化恨含有率が周囲よりも高い局
在相の配置の好ましい一つの具体例としては、ハロゲン
化根粒子表面に臭化銀含有率において少なくともl5モ
ル%を越える局在相が局所的にエビタキシャル戒長した
ものである. 該局在相の臭化銀含有率はl5モル%を越えることが好
ましいが、臭化銀含有率が高過ぎると惑光材料に圧力が
加えられた場合に滅感を引き起こしたり、処理液の&I
l或の変動によって感度、階調が大きく変化してしまう
等の写真感光材料にとって好ましくない特性が付与され
てしまう場合がある.該局在相の臭化銀含有率はこれら
の点を考慮に入れて、特に20〜60モル%の範囲が好
ましく、30〜50モル%の範囲で残りが塩化銀である
のが最も好ましい.該局在相の臭化銀含有率は、XvA
回折法(例えば、「日本化学会編、新実験化学講座6.
構造解析」丸善、に記載されている)あるいはXPS法
(例えば、「表面分析、一rMA、オージエ電子・光電
子分光の応用−」講談社、に記載されている)等を用い
て分析することができる.該局在相は、本発明のハロゲ
ン化銀粒子を構威する全線量の0.1〜20%の銀から
構威されることが好ましく、0.5〜7%の根から構或
されることが更に好ましい. このような臭化恨含有率の高い局在相とその他の相との
界面は、明瞭な相境界を有していても良いし、ハロゲン
組或が徐々に変化する短い転移領域を有していても良い
. このような臭化銀含有率の高い局在相を形戊するために
は、様々な方法を用いることができる.例えば、可溶性
銀塩と可溶性ハロゲン塩を片側混合法あるいは同時混合
法で反応させて局在相を形戊することができる.更に、
既に形威されているハロゲン化銀をより溶解度積の小さ
なハロゲン化銀に変換する過程を含む、所謂コンバージ
Jン法を用いても局在相を形威することができる.或い
は臭化恨微粒子を添加する事によって塩化銀粒子の表面
に再結晶化させる事によっても局在相を形或できる. 表面に不連続な孤立した局在相を持つハロゲン化銀粒子
の場合は、その粒子基質と局在相が実質的に粒子の同一
表面にあるので、露光、現像処理の各プロセスで同時に
機能し、本発明にとって、高感度化、潜像形戊、迅速処
理とくに階調のバランス、ハロゲン化銀の効率的な利用
などに有利である.本発明において、赤外増感の高塩化
銀乳剤の問題点である高感化、感度の安定化、潜像の安
定性などが、局在相を設けることによって、総合的に顕
著に改良され、しかも迅速処理に関する塩化恨乳剤の特
長を確保することができる.また粒子基質と局在相とに
機能分離するようにカブリ防止剤、増感色素などを吸着
せしめ、また化学増感させてカブリの発生を抑えて迅速
な現像を容易にすることができる. 本発明によるハロゲン化銀粒子は(100)面をもつ6
面体や14面体などであって、局在相がその6面体のコ
ーナ一部位またはその近傍、(111)面の表面部位に
ある場合が好ましい.かかるハロゲン化銀粒子の表面に
ある不連続に孤立した局在相は、基質粒子を含有する乳
剤に、PAg、pH,温度及び時間を制御しつつ臭素イ
オンを供給してハロゲンコンバージゴンによって形戒さ
せることができる.ハロゲンイオンは、とくに低い濃度
で供給することが好ましく、例えば有機ハロゲン化合物
やカプセル膜が半浸透性皮膜でカバーされたハロゲン化
合物を用いることができる.また基質粒子を含有する乳
剤にPAgなどを制御しつつ銀イオンとハロゲンイオン
を供給して局在部位にハロゲン化銀を戒長させるか、基
質粒子よりも粒径の小さいハロゲン化銀例えば沃臭化銀
、臭化銀、塩臭化銀、沃塩臭化銀の微粒子を基質粒子を
含む乳剤に混入させて再結晶により「局在相」を形威さ
せることもできる.この場合、必要によってハロゲン化
銀溶剤の少量を併用することもできる.また欧州特許第
273430号、同第273429号、特願昭62−8
6163号、同昭62−86165号、同昭62−86
252号及び同昭62−152330号の明細書記載の
CR−化合物を併用することができる.局在相の形威の
終点は、基質のハロゲン化銀粒子の形態と比較しつつ、
熟成過程のハロゲン化銀の形態を観察して容易に判断す
ることができる.かかる局在相のハロゲン化恨の組或は
、X P S (X−ray Photoelectt
onSpectroscopy)法により、例えば島津
一デュポン(du pont)社製ESCA  750
型分光機を用いて測定できる.さらに具体的には、染野
・安盛井著「表面分析」講談社(1977年発行)に記
載されている.勿論、製造処方から計算により求めるこ
とができる.本発明によるハロゲン化銀の表面の局在相
のハロゲン化娘組戒、例えば臭化銀含有量はSE D 
X (Energy Dispersive X−ra
yanalysis)法により、透過型電子顕微鏡に装
備したEDX’:tベクトロメーターを用い、約0.1
ないし0.2μm径のアバーチャーにおいて約5モル%
の精度で測定できる.さらに具体的には副島啓義著「電
子線マイクロアナリシス」日刊工業新聞社(1987年
発行)に記載されている。 本発明に用いるハロゲン化銀乳剤の粒子の平均サイズ(
体積換算相当球の直径の平均)は2μ以下0.1μ以上
が好ましい.特に好ましいのは0.4μ以下0.15μ
以上である. 粒子サイズ分布は狭いほうがよく、単分散乳剤が好まし
い.特に形状がレギュラーの単分散乳剤は本発明に好ま
しい.粒子数あるいは重量で平均粒子サイズの±20%
以内に全粒子の85%以上が入るような乳剤、そして特
に90%以上が入るような乳剤が好ましい. 本発明に用いる塩臭化銀乳剤はP. Clafktde
s著rchimie et Physique Pho
tographique」(PaulMontel  
社刊、1967年) 、G,F. Dufff著rPh
otographic Emulsion Chemi
stry J (FocalPress社刊、1966
年) 、V.L. Zelikwan et al著T
aking and CoatNng Photogr
aphic Emulsion J(Focal Pr
ess社刊、1964年)等に記載された方法を用いて
調製することができる.即ち、酸性法、中性法、アンモ
ニア法等の何れでもよいが、特に酸性法が好ましい.ま
た可溶性銀塩と可溶性ハロゲン化銀を反応させる形式と
しては片側混合法、同時混合法、それらの組み合わせ等
の何れを用いてもよい.本発明において好ましい単分散
粒子を得るには同時混合法が好ましい.粒子を銀イオン
過剰の条件の下において形威させる方法(いわゆる逆混
合法)を用いることもできる.同時混合法の一つの形式
として、ハロゲン化銀の生威する液相中の銀イオン濃度
を一定に保つ方法、即ちいわゆるコントロールド・ダブ
ル・ジェット法を用いることもできる.この方法による
と、結晶形状が規則的で粒子サイズ分布が狭い本発明に
好通な単分散のハロゲン化銀乳剤を得ることができる.
本発明に好ましく用いられる前述のような粒子は、同時
混合法を基本として調製することが望ましい.公知のハ
ロゲン化S!溶剤(例えば、アンモニア、チオシアン酸
カリウム、または米国特許第3,271.157号、特
開昭51−12360号、特開昭53−82408号、
特開昭53−144319号、特開昭54−10071
7号もしくは特開昭54−155828号等に記載のチ
オエーテル類およびチオン化合物)の存在下で物理熟成
を行なうと、規則的な結晶形状を有し、粒子サイズ分布
の狭い単分散ハロゲン化銀乳剤が得られ、好ましい. 物理熟戒後の乳剤から可溶性銀塩を除去するには、ヌー
デル水洗、フロキエレーション沈降法、または限外ろ過
法等を利用することができる.本発明に使用するハロゲ
ン化根乳剤は硫黄増感もしくはセレン増感、還元増感、
貴金属増感等の単独もしくは併用により化学増感するこ
とができる.即ち、活性ゼラチンや、銀イオンと反応し
得る硫黄を含む化合物(例えばチオ硫酸塩、チオ尿素化
合物、メルカブト化合物、ローダニン化合物等)を用い
る硫黄増感法や、還元性物質(例えば第一スズ塩、アミ
ン塩、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸
、シラン化合物等)を用いる還元増感法、そして金属化
合物(例えば金錯塩、pt、lr,Pd,Rh,Fe等
の周期律表の■族の金属の錯塩等)を用いる貴金属増感
法等を単独で、または組み合わせて用いることができる
.また、Ir,RhSFeなどの周期率表の■族の金属
の錯塩を、基質と局在相に区別または分配して用いるの
がよい.本発明で用いることのできる単分散塩臭化銀乳
剤においては、硫黄増感もしくはセレン増感が特に好ま
しく用いられ、またこの増感に際し、ヒドロキシアザイ
ンデン化合物を存在させることも好ましい. ■ 光源 本発明に用いる光束出力機構について説明する.本発明
において用いることのできるレーザーとしては半導体レ
ーザーが好ましく、その具体例としては、In+−xG
m+tP (〜7 0 0 nm)、GaAs+−xP
X(6 1(]−9 0 0 nm) 、Ga+−xA
IlxAs (6 9 0〜900nm) 、InGa
AsP(1 1 00 〜16 70nm)、AIGa
AsSb(1250〜1400nm)等の材料を用いた
半導体レーザーが挙げられる。本発明におけるカラー感
光材料への光の照射は、上記半導体レーザーによるもの
の他に、Nb:YAG結晶をGaAsxP n−w+ 
発光ダイオードにより励起するYAGレーザー(106
4nm)であっても良い。好ましくは、670、680
、750、780、810、830、880nmの半導
体レーザーの光束の中から選択して用いるのがよい. また、本発明において、第2高調波発生素子(314G
素子)とは、非線形光学効果を応用してレーザー光の波
長を2分の1に変換するものであり、例えば、非線形光
学結晶としてCD’″AおよびKD”Pを用いたものが
挙げられる(レーザーハンドブック、レーザー学会編、
昭和57年12月l5日発行、122頁〜139頁参照
).また、LiNbOz結晶内にLi”をH゛でイオン
交換した先導波路を形戊したLiNbOs光導波路素子
を用いることができる(NIKKEI ELECTRO
NICS  1 9 B 6 .  7。14 、〔I
Io.399)第89〜90頁).本発明には、特願昭
63−226552号明細書に記載の出力装置を用いる
ことができる.(処理方法) 本発明を用いて作られる感光材料の写真処理には、例え
ばリサーチ・ディスクロージャー(Resaarch 
DtSclosure)  1 7 6号第28〜30
真(RD−17643)に記載されているような、公知
の色素像を形成する写真処理法(カラー写真処理)及び
処理液を適用することができる.以下に本発明の感光材
料に施されるカラー現像処理工程および処理液の好まし
い例について説明する. 本発明のカラー写真感光材料は、カラー現像、漂白定着
、水洗処理(または安定化処理)が施されるのが好まし
い.漂白と定着は前記のような一浴でなくて別個に行っ
てもよい. 本発明に使用されるカラー現像液中には、公知の芳香族
第一級アミンカラー現像主藁を含有する.好ましい例は
p−7ェニレンジアミン誘導体であり、代表例を以下に
示すがこれらに限定されるものではない. D−IN,.N−ジエチルーp−フエニレンジアミン D−2 2−アミノー5−ジエチルアミノトリエン D−3 2−アミノー5−(N一エチルーN−ラウリル
アミノ)トルエン D−4  4−[N−エチルーN−Cβ−ヒドロキシエ
チル)アミノ]アニリン D−5 2−メチル−4−〔N一エチルーN−(β−ヒ
ドロキシエチル)アミノ〕アニリン D−6 4−アミノー3−メチル〜N一エチルーN−〔
β−(メタンスルホンアミド)エチル〕−アニリン D−7  N−(2−ア累ノー5−ジェチルアミノフェ
ニルエチル)メタンスルホンアミドD−8N,N−ジメ
チルーP−フェニレンジアミン D−9 4−アミノー3−メ干ルーN一エチルーN−メ
トキシエチルアニリン D−10  4−アミノー・−3−メチルーN一エチル
ーN一β一エトキシエチルアニリン D−11.  4−アξノー3−メチルーN−エチルー
N一β−プトキソエチルアニリン 上記P−フェニレンジアミン誘導体のうち特に好ましく
は4−アミノー3−メチルーN一エチルーN−〔β−(
メタンスルホンアよド)エチル〕−アニリン(例示化合
物D−6)である.また、これらのP−フエニレンジア
ミンMK体と硫酸塩、塩酸塩、亜硫酸塩、Ill −1
ルエンスルホン酸塩などの塩であってもよい.核芳香族
第一級アミン現像主薬の使用量は現像液If当り好まし
くは約0.1g〜約20g、より好ましくは約0.5g
〜約10gの濃度である. 本発明の実施にあたっては、実質的にベンジルアルコー
ルを含有しない現像液を使用することが好ましい.ここ
で実質的に含有しないとは、好ましくは2rd/1以下
、更に好ましくは0.5d/ jI!以下のベンジルア
ルコール濃度であり、最も好ましくは、ベンジルアルコ
ールを全く含有しないことである. 本発明に用いられる現像液は、亜硫酸イオンを実質的に
含有しないことがより好ましい.亜硫酸イオンは、現像
主薬の保恒剤としてのih=と同時に、ハロゲン化銀溶
解作用及び現像主薬酸化体と反応し、色素形成効率を低
下させる作用を有する.このような作用が、連続処理に
伴う写真特性の変動の増大の原因の1つと推定される.
ここで実質的に含有しないとは、好ましくは3.O X
 10−’モル/l以下の亜硫酸イオン濃度であり、最
も好ましくは亜硫酸イオンを全く含有しないことである
.但し、本発明においては、使用液に調液する前に現像
主薬が濃縮されている処理剤キットの酸化防止に用いら
れるごく少量の亜硫酸イオンは除外される. 本発明に用いられる現像液は亜硫酸イオンを実質的に含
有しないことが好ましいが、さらにヒドロキシルアミン
を実質的に含有しないことがより好ましい.これは、ヒ
ドロヰシルア逅ンが現像液の保恒剤としての機能と同時
に自身がi艮現像活性を持ち、ヒドロキシルアミンの濃
度の変動が写真特性に大きく影響すると考えられるため
である.ここでいうヒドロキシルアミンを実質的に含有
しないとは、好ましくは5.OX1(1−’モル/j!
以下のヒドロキシルアミン濃度であり、最も好ましくは
ヒドロキシルアミンを全く含有しないことである.本発
明に用いられる現像液は、前記ヒドロキシルアミンや亜
硫酸イオンに替えて有機保恒剤を含有することがより好
ましい. ここで有機保恒剤とは、カラー写真感光材料の処F!!
液へ添加することで、芳香族第一級アミンカラー現像主
薬の劣化速度を滅しる有機化合物全般を指す.即ち、カ
ラー現像主薬の空気などによる酸化を防止する機能を有
する有機化合物類であるが、中でも、ヒドロキシルア亙
ン3ff4体(ヒドロキシルアミンを除く.以下同様)
、ヒドロキサム酸類、ヒドラジン類、ヒドラジド類、フ
ェノール類、α−ヒドロキシケトン類、α−アミノケト
ン類、糖頚、モノアミン類、ジアミン類、ポリアミン類
、四級アンモニウム塩類、ニトロキシラジカル類、アル
コール類、オキシム類、ジアミド化合物類、縮環式アミ
ン類などが悸に有効な有機保恒剤である.これらは、特
開昭63 − 4235号、同63−30845号、同
63−21647号、同63−44655号、同63−
53551号、同63−43140号、同63−566
54号、同63−58346号、同63−43138号
、同63−146041号、同63−44657号、同
63−44656号、米国特許第3.615,503号
、同2,494,903号、特開昭52−143020
号、特公昭48−30496号などに開示されている. その他保恒剤として、特開昭57−44148号及び同
57−53749号に記載の各種金属頚、特開昭59−
180588号記載のサリチル酸類、特開昭54 − 
3532号記載のアルカノールアミン類、特開昭56−
94349号記載のボリエチレンイミン類、米国特許第
3.746.544号等記載の芳香族ポリヒドロキシ化
合物等を必要に応じて含有しても良い.特にトリエタノ
ールアミンのようなアルカノールアξン類、ジエチルヒ
ド口キジルアミンのようなジアルキルヒドロキシルアミ
ン、ヒドラジン誘導体あるいは芳香族ポリヒドロキシ化
合物の添加が好ましい. 前記の有機保恒剤のなかでもヒドロキシルアξン涜導体
やヒドラジン誘導体(ヒドラジン類やヒドラジド類)が
特に好ましく、その詳細については、特願昭62 − 
255270号、同63−9713号、同63−971
4号、同63−11300号などに記載されている.ま
た前記のヒドロキシルアミン誘導体またはヒドラジン誘
導体とアξン類を併用して使用することが、カラー現像
液の安定性の向上、しいては連に記載されたような環状
アミン類やffl叶一好昭63−9713号や同G3−
11300号に記載されたようなアミン頚が挙げられる
. 本発明においてカラー現像7夜中に塩素イオンを3.5
 XIO−”〜1.5 XIO−’モル/l含有するこ
とが好ましい.特に好ましくは、4X10−”〜IXI
O−’モル/1である.塩素イオン濃度が1.5XlO
”〜10”1モル/lより多いと、現像を遅らせるとい
う欠点を有し、迅速で最大濃度が高いという本発明の目
的を違戒する上で好ましくない.また、3.5XIO−
”モル/2未満では、カブリを防止する上で好ましくな
い. 本発明において、カラー現像液中に臭素イオンを3.O
X10−’モル/2〜1.OX10−″モル/乏含有す
ることが好ましい.より好ましくは、5.0×10−’
〜5X10−’モル/lである.臭素イオン濃度がIX
IO”3モル/2より多い場合、現像を遅らせ、最大濃
度及び感度が低下し、3.OX1℃−5モル/l未満で
ある場合、カブリを十分に防止することができない. ここで塩素イオン及び臭素イオンは現像液中に直接添加
されてもよく、現像処理中に感光材料から現像液に溶出
してもよい. カラー現像液に直接添加される場合、塩素イオン供給物
質として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモ
ニウム、塩化リチウム、塩化ニッケル、塩化マグネシウ
ム、塩化マンガン、塩化カルシウム、塩化カドミウムが
挙げられるが、そのうち好ましいものは塩化ナトリウム
、塩化カリウムである. また、現像液中に添加されている蛍光増白剤から供給さ
れてもよい. 臭素イオンの供給物質として、臭化ナトリウム、臭化カ
リウム、臭化アンモニウム、臭化リチウム、臭化カルシ
ウム、臭化マグネシウム、臭化マンガン、臭化ニッケル
、臭化カド逅ウム、臭化セリウム、臭化タリウムが挙げ
られるが、そのうち好ましいものは臭化カリウム、臭化
ナトリウムである.現像処理中に感光材料から溶出する
場合、塩素イオンや臭素イオンは共に乳剤から供給され
てもよく、乳剤以外から供給されても良い.本発明に使
用されるカラー現像液は、好ましくはpll9〜12、
より好ましくは9〜11.0であり、そのカラー現像液
には、その他に既知の現像液威分の化合物を含ませるこ
とができる. 上記ρHを保持するためには、各種緩衝剤を用いるのが
好ましい.緩衝剤としては、炭酸塩、リン酸塩、ホウ酸
塩、四ホウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、グリシル塩、
N,N−ジメチルグリシン塩、ロイシン塩、ノルロイシ
ン塩、グアニン塩、3,4−ジヒドロキシフエニルアラ
ニン塩、アラニン塩、アミノ酪酸塩、2−アミノー2−
メチルーL3−プロパンジオール塩、バリン塩、プ゛ロ
リン塩、トリスヒドロキシアミノメタン塩、リジン塩な
どを用いることができる.特に炭酸塩、リン酸塩、四ホ
ウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩は、溶解性、PH 9.
0以上の高pllfiJl域での緩衝能に優れ、カラー
現像液に添加しても写真性能面への悪影9(カブリなど
)がなく、安価であるといった利点を有し、これらの緩
衝剤を用いることが特に好ましい.これらのi街剤の具
体例としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸
ナトリウム、重炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム、リ
ン酸三カリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸二カリウ
ム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、四ホウ酸ナト
リウム(ホウ砂)、四ホウ酸カリウム、0−ヒドロキシ
安息香酸ナトリウム(サリチル酸ナトリウム)、o−ヒ
ドロキシ安息香酸カリウム、5−スルホー2−ヒドロキ
シ安息香酸ナトリウム(5一スルホサリチル酸ナトリウ
ム)、5−スルホー2−ヒドロキシ安息香酸カリウム(
5−スルホサリチル酸カリウム)などを挙げることがで
きる.しかしながら本発明は、これらの化合物に限定さ
れ ゛るものではない. 該緩衝剤のカラー現像液への添加量は、0.1モル/l
以上であることが好ましく、特に0.1モル/1〜0。 4モル/2であることが特に好ましい.その他、カラー
現像液中にはカルシウムやマグネシウムの沈澱防止剤と
して、あるいはカラー現像液の安定性向上のために、各
種牛レート剤を用いることができる. ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレ
ンジアミン四酢酸、N,N,N−}リメチレンホスホン
酸、エチレンジアミンーN,N,N’,N’−テトラメ
チレンスルホン酸、トランスシロヘキサンジアミン四酢
酸、1.2−ジアミノプロパン四酢酸、グリコールエー
テルジアミン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢
酸、エチレンジアミンオルトヒドロキシフェニル酢酸、
2−ホスホノブタン−1.2.4−}リカルボン酸、1
−ヒドロキシェチリデン−1.1−ジホスホン酸、N,
N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアξ
ンーN,N’ −ジ酢酸これらのキレート剤は必要に応
じて2種以上併用しても良い. これらのキレート剤の添加量はカラー現像液中の金属イ
オンを封鎖するのに充分な量であれば良い.例えば11
当り0.1g〜Log程度である.カラー現像液には、
必要により任意の現像促進剤を添加できる. 現像促進剤としては、侍公昭37−16088号、同3
7− 5987号、同38 − 7826号、同44〜
12380号、同45一9019号及び米国特許第3.
813.247号等に表わされるチオエーテル系化合物
、特開昭52−49829号及び同50−15554号
に表わされるp−フェニレンジアミン系化合物、特開昭
50−137726号、特公昭44−30074号、特
開昭56−156826号及び同52−43429号等
に表わされる4級アンモニウム塩類、米国特許第2,4
94.903号、同3, 128. 182号、同4,
230.796号、同3,253.919号、特公昭4
1−11431号、米国特許第2,482,546号、
同2,596,926号及び同3,582,346号等
に記載のアミン系化合物、特公昭37−16088号、
同42−25201号、米国特許第3. 128. 1
Ei3号、特公昭41−11431号、同42−238
83号及び米国特許第3.532.501号等に表わさ
れるポリアルキレンオキサイド、その他1−フェニル−
3−ビラゾリドン類、イミダゾール類、等を必要に応じ
て添加することができる. 本発明においては、必要に応じて、任意のカブリ防止剤
を添加できる.カブリ防止剤としては、塩化ナトリウム
、臭化カリウム、沃化カリウムの如きアルカリ金属ハロ
ゲン化物及び有機力ブリ防止剤が使用できる.有機カブ
リ防止剤としては、例えばペンゾトリアゾール、6−ニ
トロヘンズイミダゾール、5−ニトロイソインダゾール
、5−メチルベンゾトリアゾール、5−ニトロベンゾト
リアゾール、5−クロローベンゾトリアゾール、2−チ
アゾリルーペンズイミダゾール、2−チアゾリルメチル
ーペンズイミダゾール、インダゾール、ヒドロキζ〆ア
ザインドリジン、アデニンの如き含窒素へテロ環化合物
を代表例としてあげることができる. 本発明に適用されうるカラ・一現像液には、蛍光増白剤
を含有するのが好ましい.蛍光増白剤としては、4.4
゛−ジアミノー2.2′−ジスルホスチルベン系化合物
が好ましい.添加量はO〜5g/l好ましくは0.1g
〜4/lである.又、必要に応じてアルキルスルホン酸
、アリールスルホン酸、脂肪族カルポン酸、芳香族カル
ボン酸等の各種界而活性剤を添加しても良い.本発明に
通用されうるカラー現象液の処理温度は20〜50゜C
好まし《は30〜40”Cである.処理時間は20秒〜
5分好ましくは30秒〜2分である.補充量は少ない方
が好ましいが、感光材料1 r+r当たり20〜600
−が適当であり、好ましくは50〜300mNである.
更に好ましくは60ral〜200d、最も好ましくは
60ml! 〜15Mである. 次に本発明に適用されうる脱銀工程について説明する.
脱銀工程は、一般には、漂白工程一定着工程、定着工程
一漂白定着工程、漂白工程一漂白定着工程、漂白定着工
程等いかなる工程を用いても良い. 以下に本発明に通用されうる漂白液、漂白定着液及び定
着液を説明する. 漂白液又は漂白定着液において用いられる潔白剤として
は、いかなる漂白剤も用いることができるが、特に鉄〔
III)の有8l錯塩(例えばエチレンジアミン四酢酸
、ジエチレントリアミン五酢酸などのアミノボリカルボ
ン酸類、アミノボリホスホン酸、ホスホノカルボン酸お
よび有機ホスホン酸などの錯塩)もしくはクエン酸、酒
石酸、リンゴ酸などの有機酸;過硫酸塩;過酸化水素な
どが好ましい. これらのうち、鉄([1)の有機錯塩は迅速処理とエス
境汚染防止の観点から特に好ましい゛.鉄(I[l)の
有8!!錯塩を形戒するために有用なアミノボリカルポ
ン酸、アミノボリホスホン酸、もしくは有機ホスホン酸
またはそれらの塩を列挙すると、エチレンジアミン四酢
酸、ジエチレントリアミン五酢酸、】,3−ジアミノプ
ロパン四酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、ニトリロ三
酢酸、シクロヘキサンジアくン四酢酸、メチルイミノニ
酢酸、イミノニ酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢
酸、などを挙げることができる.これらの化合物はナト
リウム、カリウム、チリウム又はアンモニウム塩のいず
れでも良い.これらの化合物の中で、エチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサン
ジア主ン四酢酸、l1 3−ジアミノプロパン四酢酸、
メチルイミノニ酢酸の鉄(In)i!塩が漂白力が高い
ことから好ましい.これらの第2鉄イオン錯塩は錯塩の
形で使用しても良いし、第2鉄塩、例えば硫酸第2鉄、
塩化第2鉄、硝酸第2鉄、硫酸第2鉄アンモニウム、燐
酸第2鉄などとアミノポリカルポン酸、アミノポリホス
ホン酸、ホスホノカルボン酸などのキレート剤とを用い
て溶液中で第2鉄イオン錯塩を形戊させてもよい.また
、キレート剤を第2鉄イオン錯塩を形成する以上に過剰
に用いてもよい.鉄錯体のなかでもアミノポリカルボン
酸鉄謹体が好ましく、その添加量は0.01〜1.0モ
ル/ε、好ましくは0.05〜0.50モル/Ilであ
る.漂白液、漂白定着液及び/またはこれらの前浴には
、漂白促進剤として種々の化合物を用いることができる
.例えば、米国特許第3,893,858号明細書、ド
イツ特許第1.290.812号明細書、特開昭53−
95630号公報、リサーチディスクロージャー第17
129号( 1978年7月号)に記載のメルカブト碁
またはジスルフィド結合を有する化合物や、特公昭45
 − 8506号、特開昭52−20832号、同53
−32735号、米国特許3,706,561号等に記
載のチオ尿素系化合物、あるいは沃素、臭素イオン等の
ハロゲン11が漂白力に優れる点で好ましい. その他、本発明に適用されうる漂白液又は漂白定着液に
は、臭化物(例えば、臭化カリウム、臭化ナトリウム、
臭化アンモニウム)または塩化物(例えば、塩化カリウ
ム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム)または沃化物
(例えば、沃化アンモニウム)′f.たは沃化物(例え
ば、沃化アンモニウム)等の再ハロゲン化剤を含むこと
ができる.必要に応じ硼砂、メタ硼酸ナトリウム、酢酸
、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、亜
燐酸、#!l酸、燐酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸
ナトリウム、酒石酸などのpH!1衝能を有する1種類
以上の無機酸、有機酸およびこれらのアルカリ金属また
はアンモニウム塩または、?ilvl!アンモニウム、
グアニジンなどのIt防止剤などを添加することができ
る. 漂白定着液又は定@液に使用される定着剤は、公知の定
着剤、即ちチオTJX酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウムなどのチオ硫酸塩;チオシアン酸ナトリウム、チオ
シアン酸アンモニウムなどのチオシアン酸塩;エチレン
ピスチオグリコール酸、3,6−ジチアー1,8−オク
タンジオールなどのチオエーテル化合物およびチオ尿素
頬などの水溶性のハロゲン化銀溶解剤であり、これらを
i種あるいは2種以上混合して使用することができる.
また、特開昭55−155354号に記載された定着剤
と多量の沃化カリウムの如きハロゲン化物などの組み合
わせからなる特殊な漂白定着液等も用いることができる
.本発明においては、チオ硯酸塩特にチオ硫酸アンモニ
ウム塩の使用が好ましい,lffiあたりの定着剤の量
は、0.3〜2モルが好ましく、更に好ましくは0.5
〜1.0モルの範囲である.?a白定着液又は定着液の
pH領域は、3〜10が好ましく、更には5〜9が特に
好ましい. 又、漂白定着液には、その他各種の蛍光増白剤や消泡剤
あるいは界面活性剤、ポリビニルピロリドン、メタノー
ル等の有機溶媒を含有させることができる. 漂白定着液や定着液は、保恒剤として亜硫酸塩(例えば
、亜grliナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アン
モニウム、など)、重亜硫酸塩(例えば、重亜硫酸アン
モニウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム、な
ど)、メタ重亜硫酸塩(例えば、メタ重亜硫酸カリウム
、メク重亜硫酸ナトリウム、メク重亜硫酸アンモニウム
、など冫等の亜硫酸イオン放出化合物を含有するのが好
ましい.これらの化合物は亜硫酸イオンにtA)lで約
0.02〜0.05モル/l含有させることが好ましく
、更に好ましくは0.04〜0.40モル/iである.
保恒剤としては、亜硫酸塩の添加が一般的であるが、そ
の他、アスコルビン酸や、カルボニル重亜硫酸付加物、
あるいは、カルボニル化合物等を添加しても良い. 更には緩衝剤、蛍光増白剤、キレート剤、消泡剤、防カ
ビ剤等を必要に応じて添加しても良い.定着又は漂白定
着等の脱銀処理後、水洗及び/又は安定化処理をするの
が一般的である.水洗工程での水洗水量は、感光材料の
特性(例えばカプラー等使用素材による)や用途、水洗
水温、水洗タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方
式、その他種々の条件によって広範囲に設定し得る.こ
のうち、多段向流方式における水洗タンク数と水量の関
係は、ジャーナル・オプ・ザ・ソサエティ・オブ・モー
シッン・ピクチャー・アンド・テレヴイジ5ン・エンジ
ニアズ(Journalof the Society
 of Motion Picture and Te
levi−sion Engineers)第64’!
’, p.248 〜253 (1955年5月号)に
記載の方法で、もとめることができる.通常多段向流方
式における段数は2〜6が好ましく、特に2〜4が好ま
しい. 多段向流方式によれば、水洗水量を大巾に減少でき、例
えば感光材料1 nf当たりo.sl−ip以下が可能
であり、本発明の効果が顕著であるが、タンク内での水
の滞留時間増加により、バクテリアが繁殖し、生戒した
浮遊物が感光材料に付着する等の問題が生じる.この様
な問題の解決策として、特開昭62 − 288838
号に記載のカルシウム、マグネシウムを低減させる方法
を、極めて有効に用いることができる.また、特開昭5
7 − 8542号に記載イソチアゾロン化合物やサイ
アベンダゾール類、同61−120145号に記載の塩
素化イソシアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、特
開昭61−267761号に記載のペンゾトリアゾール
、銅イオンその他堀口博著「防菌防黴の化学J  (1
986年)三共出版、衛生技術会編「微生物の滅菌、殺
菌、防黴技術」(1982年)工業技術会、日本防菌防
黴学会鳩「防菌防黴剤事典,  (1986年)、に記
載の殺菌剤を用いることもできる. 更に、水洗水には、水切り剤として界面活性剤や、硬水
軟化剤としてEDTAに代表されるキレート剤を用いる
ことができる. 以上の水洗工程に続くか、又は水洗工程を経ずに直接安
定液で処理することも出来る.安定液には、画像安定化
機能を有する化合物が添加され、例えばホルマリンに代
表されるアルデヒド化合物や、色素安定化に遺したil
pHに調製するための緩衝剤や、アンモニウム化合物が
あげられる.又、液中でのバクテリアの繁殖防止や処理
後の感光材料に防徴性を付与するため、前記した各種殺
菌剤や防黴剤を用いることができる. 更に、界面活性剤、蛍光増白剤、硬膜剤を加えることも
できる.本発明の感光材料の処理において、安定化が水
洗工程を経ることなく直接行われる場合、特開昭57 
− 8543号、同5B−14834号、同60−22
0345号等に記載の公知の方法を、すべて用いること
ができる. その他、l−ヒドロキシェチリデン−1.1−ジホスホ
ン酸、エチレンジアミン四メチレンホスホン酸等のヰレ
ート剤、マグネシウムやビスマス化合物を用いることも
好ましいjLtJ!である.脱線処理後用いられる水洗
液または安定化液としていわゆるリンス液も同様に用い
られる.水洗工程又は安定化工程の好ましいpHは4〜
10であり、更に好ましくは5〜8である.温度は感光
材料の用途・特性等で種々設定し得るが、一般には15
〜45゛C好ましくは20〜40゜Cである.時間は任
意に設定できるが短かい方が処理時間の低減の見地から
望ましい.好ましくは15秒〜1分45秒更に好ましく
は30秒〜1分30秒である.補充量は、少ない方がラ
ンニングコスト、排出量減、取扱い性等の観点で好まし
い. 具体的な好ましい補充量は、感光材料、単位面積あたり
前浴からの持込み量の0.5〜50倍、好ましくは3倍
〜40倍である.または感光材料1ポ当りIE以下、好
まし<t*soo一以下である.また補充は連続的に行
っても間欠的に行ってもよい.水洗及び/又は安定化工
程に用いた液は、更に、前工程に用いることもできる.
この例として多段向流方式によって削減して水洗水のオ
ーバーフローを、その前浴の潔白定着浴に流入させ、漂
白定着浴にはm縮液を補充して、廃液量を減らすことが
あげられる. 本発明において好ましく使用されるシアンカプラー、マ
ゼンタカプラーおよびイエローカプラーは、下記一般式
(C−1)、(C−r1)、(M−1)、(M−■)お
よび(Y)で示されるものである. 一般式(C−1) Oil 一般式(C−n) 0H Y− 一般式(M−1) 一般式(M−I[) 一般式(Y) 一般式(C−1)および(C−I1)において、R,、
R,およびR4は置換もしくは無置換の脂肪族、芳香族
または復素環基を表し、R,、RSおよびれは水素原子
、ハロゲン原子、脂肪族基、芳香族基またはアシルア朶
ノ碁を表し、R,はRgと共に含窒素の5員環もしくは
6員環を形戒する非金属原子群を表してもよい, Yl
q Ytは水素原子または現儂生薬の酸化体とのカップ
リング反応時に離脱しうる基を表す.nはO又は1を表
す. 一般式(C−n)におけるRsとしては脂肪族基である
ことが好ましく、例えば、メチル基、エチル基、プロビ
ル基、ブチル蟇、ペンタデシル基、tart−ブチル碁
、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、フエニ
ルチオメチル碁、ドデシルオキシフェニルチオメチル碁
、ブタンアミドメチル基、メトキシメチル基などを挙げ
ることができる. 前記一般式(C−r)または(C−I1)で表わされる
シアンカプラーの好ましい例は次の通りである. 一般式(C−1)において好ましいR1はアリール基、
複素環碁であり、ハロゲン原子、.アルキル基、アルコ
キシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ碁、アシル基
、カルバモイル基、スルホンア主ド基、スルファモイル
基、スルホニル基、スルファミド基、オキシカルボニル
碁、シアノ碁で置taされた了りール碁であることがさ
らに好ましい.一般式(C−1)においてR3とRtで
環を形成しない場合、R8は好ましくは置換もしくは!
置換のアルキル基、アリール基であり、特に好ましくは
置換アリールオキシ置換のアルキル碁であり、R2は好
ましくは水素原子である. 一般式(C−I1)において好ましいR4は置換もしく
は無置換のアルキル碁、アリール基であり、特に好まし
くは置換アリールオキシ置換のアルキル基である. −a式(C−I1)において好ましいR1は炭素数2〜
l5のアルキル基および炭素数1以上の置換基を有する
メチル基であり、置ta基としてはアリールチオ基、ア
ルキルチオ碁、アシルアミノ基、アリールオキシ基、ア
ルキルオキシ碁が好ましい.一般式(C−n)において
Rsは炭素数2〜15のアルキル基であることがさらに
好ましく、炭素数2〜4のアルキル基であることが特に
好ましい.一a式(C−11)において好ましいR&は
水素原子、ハロゲン原子であり、塩素原子およびフッ素
原子が特に好ましい.一般式(C−1)および゛(C−
It)において好ましいY+およびY2はそれぞれ、水
素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アシルオキシ基、スルホンアミド基である. 一般式(M−1)において、R,およびR,はアリール
基を表し、R.は水素原子、脂肪族もしくは芳香族のア
シル碁、脂肪族もしくは芳香族のスルホニル基を表し、
Y,は水素原子または離脱基を表す.R,およびR,の
アリール基(好ましくはフェニル基)に許容される置換
基は、置換基R1に対して許容される置換基と同じであ
り、2つ以上の置換基があるときは同一でも異なってい
てもよい.R.は好ましくは水素原子、脂肪族のアシル
基またはスルホニル碁であり、特に好ましくは水素原子
である.好ましいY,はイオウ、酸素もしくは窒素原子
のいずれかで離脱する型のものであり、例えば米国特許
第4,351,897号や国際公開W O 88/04
795号に記載されているようなイオウ原子離脱型は特
に好ましい. 一般式(M−If)において、R,。は水素原子または
直換基を表す,Y4は水素原子または離脱基を表し、特
にハロゲン原子やアリールチオ基が好ましい. Za,
 ZbおよびZcはメチン、置換メチン、.N一又は−
N)I−を表し、Za − Zb結合とZb−Zc結合
のうち一方は二重結合であり、他方は単結合である.Z
b − Zc結合が炭素一炭素二重結合の場合は、それ
が芳香環の一部である場合を含む.R1.またはY−で
2量体以上の多量体を形戒する場合、またZa、Zbあ
るいはZcが置換メチンであるときはその置換メチンで
2量体以上の多量体を形戊する場合を含む. 一般式(M−n)で表わされるビラゾロアゾール系カプ
ラーの中でも発色色素のイエロー副吸収の少なさおよび
光堅牢性の点で米国特許第4,500,630号に記載
のイミダゾ(1,2−b)ピラゾール類は好ましく、米
国特許第4,540.654号に記載のビラゾロ(1,
5−b)(1,2.4)  トリアゾールは特に好まし
い. その他、特開昭151−65245号に記載されたよう
な分岐アルキル碁がビラゾロトリアゾール環の2、3又
は6位に直結してビラゾロトリアゾールカプラー、特開
昭61−65246号に記載されたような分子内にスル
ホンアミド基を含んだビラゾロアゾールカプラー、特開
昭61−147254号に記載されたようなアルコキシ
フェニルスルホンアξドバラスト基をもつビラゾロアゾ
ールカプラーや欧州特許(公開)第226. 849号
や同第294 , 785号に記載されたような6位に
アルコキシ基やアリーロキシ碁をもつビラゾロトリアゾ
ールカプラーの使用が好ましい. 一般式(Y)において、Rl1はハロゲン原子、アルコ
キシ碁、トリフルオロメチル基またはアリール基を表し
、lltiは水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ
基を表す.Aは−NHCOR+s、−N}ISOs−R
+a、−SOJHR+3 ,−COOR+s  、−S
OJ−Rrs■ R. を表わす.但し、R+3とRIaはそれぞれアルキル基
、アリール蟇またはアシル基を表す.YSは離脱碁を表
す.R,,とRl3 % Rl4の置換基としては、R
,に対して許容された置ta基と同じであり、Mm碁Y
,は好ましくは酸素原子もしくは窒素原子のいずれかで
離脱する型のものであり、窒素原子M脱型が特に好まし
い. 一般式(C−1)、(C−I[)、(M−1)、(M−
n)および(Y)で表わされるカプラーの具体例を以下
に列挙する. (C−1) czHs C=H* しl (C−4) 0■ (C−9) 0H C.HS し1 (C−7) CJs (C−13) (C−14) (C−15) (C−17) (C−18) (C−19) n しl (M− 1 ) CI しl (M−2) CI しl (M−3) (C−20) (C−21) (C−22) CM−4) (M−6) OCI+2 し2 CH3 (M−7) (M−8) C11, しl (Y−1) (Y−2) (Y−5) (Y−6) (Y−3) LIH (Y−4) (Y−7) (Y−8) (Y−9) 上記一般式(C−1)〜(Y)で表されるカプラーは、
感光層を構戒するハロゲン化銀乳剤層中に、通常ハロゲ
ン化銀1モル当たり0.1〜1.0モル、好ましくは0
.1〜0.5モル含有される.本発明において、前記カ
プラーを感光層に添加するためには、公知の種々の技術
を通用することができる.通常、オイルプロテクト法と
して公知の水中油滴分散法により添加することができ、
溶媒に溶解した後、界面活性剤を含むゼラチン水溶液に
乳化分散させる.あるいは界面活性剤を含むカプラー溶
液中に水あるいはゼラチン水溶液を加え、転相を伴って
水中油滴分散物としてもよい.またアルカリ可溶性のカ
プラーは、いわゆるフィッシャー分散法によっても分散
できる.カプラー分散物から、蒸留、ヌードル水洗ある
いは限外濾過などの方法により、低沸点有II1t8媒
を除去した後、写真乳剤と混合してもよい. このようなカプラーの分散媒としては誘電率(25゜C
)2〜20、屈折率(25゜C)1.5〜1.7の高沸
点有機溶媒および/または水不溶性高分子化合物を使用
するのが好ましい. 高沸点有8l溶媒として、好ましくは次の一般式(A)
〜(E)で表される高沸点有機溶媒が用いられる. 一般式(A)    W, 1 0 I Wz  O  P−0 1 0 一3 一般式(B) Wt−Coo  L 一般式(E) HIO  I’lt (式中、賀.、一,及び6はそれぞれ置換もしくは無置
tAのアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル碁、
アリール基又はへテロ環基を表わし、一.は一.、曲,
またはS−W,を表わし、nは、1ないし5の整数であ
り、nが2以上の時はり.は互いに同じでも異なってい
てもよく、一般式(E)において、H,とー.が縮合環
を形威してもよい).本発明に用いうる高沸点有機溶媒
は、一般式(A)ないし(E)以外でも融点が100゜
C以下、沸点が140″C以上の水と非混和性の化合物
で、カプラーの艮溶媒であれば使用できる.高沸点有機
溶媒の融点は好ましくは80″C以下である.高沸点有
機溶媒の沸点は、好ましくは160゜C以上であり、よ
り好ましくは170゜C以上である.これらの高沸点有
機溶媒の詳細については、特開昭62 − 21527
2号公開明細書の第137頁右下{聞〜144頁右上欄
に記載されている. また、これらのカプラーは前記の高沸点有機溶媒の存在
下でまたは不存在下でローダブルラテックスボリマー(
例えば米国特許第4,203.716号)に含浸させて
、または水不溶性且つ有機溶媒可溶性のボリマーに溶か
して親水性コロイド水溶液に乳化分散させる事ができる
. 好ましくは国際公開W 0 88/00723号明細書
の第12頁〜30頁に記載の単独重合体または共重合体
が用いられ、特にアクリルアくド系ポリマーの使用が色
像安定化等の上で好ましい. 本発明を用いて作られる感光材料は、色カブリ防止剤と
して、ハイドロキノン誘導体、アミノフェノール誘導体
、没食子酸誘導体、アスコルビン酸誘導体などを含有し
てもよい. 本発明の感光材料には、種々の褪色防止剤を用いること
ができる.即ち、シアン、マゼンタ及び/又はイエロー
画像用の有i褪色防止剤としてはハイドロキノン類、6
−ヒドロキシクロマン類、5−ヒドロヰシクマラン類、
スビロクロマン類、P−アルコキシフェノール類、ビス
フェノール類を中心としたヒンダードフェノール類、没
食子酸iff 21体、メチレンジオキシベンゼン類、
アミノフェノール類、ヒンダードアミン類およびこれら
各?合物のフェノール性水酸基をシリル化、アルキル化
したエーテルもしくはエステル誘導体が代表例として挙
げられる.また、(ビスサリチルアルドキシマト)ニッ
ケル錯体および(ビスーN, N一ジアルキルジチオカ
ルバマト)ニッケル錯体に代表される金属錯体なとも使
用できる.有機褪色防止剤の具体例は以下の特許の明細
書に記載されている. ハイドロキノン頚は米国特許第2,360.290号、
同第2,418.613号、同第2,700.453号
、同第2.701.197号、同第2, 728. 6
59号、同第2.732.300号、同第2.735,
765号、同第3,982,944号、同第4,430
,425号、英国特許第1.363.921号、米国特
許第2,710,801号、同第2,816.028号
などに、6−ヒドロキシクロマン類、5−ヒドロキシク
マラン類、スビロクロマン類は米国特許第3.432.
300号、同第3,573.050号、同第3,574
.627号、同第3,698.909号、同第3.76
4.33T号、特開昭52−152225号などに、ス
ビロインダン類は米国特許第4,360,589号に、
P−アルコキシフェノール■は米国特許第2.735,
765号、英国特許第2.066.975号、特開昭5
9−10539号、特公昭57−19765号などに、
ヒンダードフェノール類は米国特許第3.700.45
5号、特開昭52−72224号、米国特許4,228
.235号、特公昭52 − 6623号などに、没食
子lSII誘導体、メチレンジオキシベンゼン類、アミ
ノフェノール類はそれぞれ米国特許第3.457,07
9号、同第4,332.886号、特公昭56−211
44号などに、ヒンダードアミ7頚は米国特許第3.3
36, 135号、同第4,268.593号、英国特
許第1,326,889号、同第1.354,313号
、同第1,410,846号、特公昭51−1420号
、特開昭58−114036号、同第59−53846
号、同第59−78344号などに、金属錯体は米国特
許第4,050,938号、同第4.241,155号
、英国特許第2.027,731(A)号などにそれぞ
れ記載されている.これらの化合物は、それぞれ対応す
るカラーカプラーに対し通常5ないし100重量%をカ
プラーと共乳化して感光層に添カロすることにより、目
的を違戒することができる,シアン色素像の熱および特
に光による劣化を防止するためには、シアン発色層およ
びそれに隣接する両側の層に紫外線吸収剤を導入するこ
とがより効果的である. 紫外線吸収剤としては、アリール基で置換されたペンゾ
トリアゾール化合物(例えば米国特許第3,533,7
94号に記載のもの)、4−チアゾリドン化合!117
1(例えば米国特許第3.314.794号、同第33
52. 681号に記載のもの)、ベンゾフェノン化合
物(例えば特開昭46 − 2784号に記載のもの)
、ケイヒ酸エステル化合物(例えば米国特許第3.70
5.805号、同第3.707,395号に記載のもの
)、ブタジエン化合物(米国特許第4,045,229
号に記載のもの)、あるいはベンゾオキシドール化合物
(例えば米国特許第3,700,455号に記載のもの
)を用いることができる.紫外線吸収性のカプラー(例
えばα−ナフトール系のシアン色素形或カプラー)や、
紫外線吸収性のポリマーなどを用いてもよい.これらの
紫外線吸収剤は特定の層に媒染されていてもよい. なかでも前記のアリール基で置換されたペンゾトリアゾ
ール化合物が好ましい. また前述のカプラーと共に、特に下記のような化合物を
使用することが好ましい.特にビラゾロアゾールカプラ
ーとの併用が好ましい.即ち、発色現像処理後に残存す
る芳香族アミン系現像主薬と化学結合して、化学的に不
活性でかつ実質的に無色の化合物を生成する化合物(F
)および/または発色現像処理後に残存する芳香族アミ
ン系発色現像主薬の酸化体と化学結合して、化学的に不
活性でかつ実質的に無色の化合物を生戒する化合物(G
)を同時または単独に用いることが、例えば処理後の保
存における膜中残存発色現像主薬ないしその酸化体とカ
プラーの反応による発色色素生或によるステイン発虫そ
の他の副作用を防止する上で好ましい. 化合物(F)として好ましいものは、p−アニシジンと
の二次反応速度定数kt (80℃のトリオクチルホス
フェート中)が1.01/論01・sec〜1×10−
’l/mol−seCの範囲で反応する化合物である.
なお、二次反応速度定数は特開昭63−158545号
に記載の方法で測定することができる. k2がこの範囲より大きい場合、化合物自体が不安定と
なり、ゼラチンや水と反応して分解してしまうことがあ
る.一方、k2がこの範囲より小さければ残存する芳香
族アミン系現像主藁と反応が遅く、結果として残存する
芳香族アミン系現像主薬の副作用を防止することができ
ないことがある.このような化合物(F)のより好まし
いものは下記一般式(Fl)または(Fn)で表すこと
ができる. 一般式(Fl) R.−(A)ll−X 一般式(Fn) Rt−C−!/ B 式中、R1、Rtはそれぞれ脂肪族基、芳香族基,また
はへテロ環基を表す.nは1またはOを表す.Aは芳香
族アミン系現像薬と反応し、化学結合を形威する碁を表
わし、Xは芳香族アミン系現像薬と反応して離脱する基
を表わす.Bは水素原子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ
環基、アシル基、またはスルホニル基を表し、Yは芳香
族アξン系現像主薬が一般式(Fn)の化合物に対して
付加するのを促進する基を表す.ここでR,とX,Yと
RtまたはBとが互いに結合して環状構造となってもよ
い. 残存芳香族アごン系現像主薬と化学結合する方式のうち
、代表的なものは置換反応と付加反応である. 一般式CF+)、(FII)で表される化合物の具体例
については、特開昭63−1513545号、同第62
式中、Rは脂肪族基、芳香族基またはへテロlス基を表
わす.Zは求}亥性の基または感光材料中で分解して求
核性の基を放出する基を表わす.一般式(G1)で表わ
される化合物はZがPearsonの求核性’CI+3
1値(R. G. Pearson. at al.,
 J.八m,Chem. Sac., iQ.319 
(1968))が5以上の基か、もしくはそれから講導
される基が好ましい.一般式(C,1)で表わされる化
合物の具体例については欧州公開特許第255722号
、特開昭62−143048号、同62−229145
号、特願昭63 − 136724号、ましい. 一方、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系現像主
薬の酸化体と化学結合して、化学的に不活性でかつ無色
の化合物を生戒する化合物(C)のより好ましいものは
下記一般式(C,I)で表わすことができる. 一般式(Gl) R−Z また前記の化合物(G)と化合物CF)との組合せの詳
細については欧州特許公開277589号に記載されて
いる. 本発明に用いて作られた感光材料には、観水性コロイド
層に紫外線吸収剤を含んでもよい.例えば、アリール基
で置換されたペンゾトリアゾール化合物(例えば米国特
許第3,533,794号に記載のもの)、4−チアゾ
リドン化合物(例えば米国特許第3,314.794号
、同3,352,681号に記載のもの)、ベンゾフェ
ノン化合@IJ(例えば特開昭4 6−2 7 8 4
号に記載のもの)、ケイヒ酸エステル化合物(例えば米
国特許第3,705.805号、同3,707,375
号に記載のもの)、ブタジエン化合物(例えば米国特許
第4,045,229号に記載のもの)、あるいはベン
ゾオキシドール化合物(例えば米国特許第3,700,
455号に記載のもの)を用いることができる.紫外線
吸収性のカプラー(例えばα−ナフトール系のシアン色
素形戒カプラー)や、紫外線吸収性のボリマーなどを用
いてもよい.これらの紫外線吸収剤は特定の層に媒染さ
れていてもよい. 本発明のフルカラー記録材料にはイラジエーシaン防止
、ハレーシッン防止、とくに各感光層の分光感度分布の
分離並びに可視波長域のセーフライトに対する安全性確
保のために、コロイド銀や染料が用いられる.このよう
な染料にはオキソノール染料、ヘミオヰソノール染料、
スチリル染料、メロシアニン染料、シアニン染料及びア
ゾ染料が包含される.なかでもオキソノール染料、ヘミ
オキソノール染料及びメロシアニン染料が有用である. とくに赤朱ないし赤外用染料に例えば特開昭62−32
50号、同62−181381号、同62−12345
4号、同63−197947号などに記載された脱色可
能の染料、またバック層用や特開昭62−39682号
、同62−123192号、同62−158779号や
同62−174741号などに記載の染料または同染料
を処理中に流出可能の水溶性基を導入して用いることが
できる.本発明の赤外用染料は可視波長域に実質的に光
吸収をもたない無色のものであってもよい。 本発明の赤外用染料は、赤末ないし赤外波長域を分光増
感されたハロゲン化銀乳剤に混合すると、減感、カブリ
の発生、あるときは染料自体がハロゲン化銀粒子に吸着
し弱いブロードな分光増感をするなどの問題がある.好
ましくは感光層以外のコロイド層にのみ、実質的に含有
させることが好ましい.このためには、染料を所定の着
色層に耐拡散の状態において含有させるがよい.第1に
は染料をバラスト基を入れて耐拡散性にすることである
.しかし残色や処理ステインを発生しやすい.第2には
本発明のア二オン性染料を、カチオン・サイトを提供す
るボリマーまたはボリマーラテックスを併せ用いて媒染
することである.第3にはpH7以下の水に不溶であり
、処理過程で脱色溶出する染料を微粒子分散して用いる
ことである.それには低沸点有機溶媒に溶解または界面
活性剤に可溶化しこれをゼラチンなどの親水性保護コロ
イド水溶液中に分散して用いる.好ましくは当該染料の
固体を、界面活性剤水溶液と混練してミルで機械的に微
粒子としそれをゼラチンなどの粗水性コロイド水溶液中
に分散して用いるがよい.本発明の感光材料の感光層に
用いることのできる結合剤または保護コロイドとしては
、ゼラチンを用いるのが有利であるが、それ以外の親水
性コロイドも単独あるいはゼラチンと共に用いることが
できる. 本発明においてゼラチンは石灰処理されたものでも、酸
を使用して処理されたものでもどちらでもよい.ゼラチ
ンの製法の詳細はアーサー・ヴアイス著、「ザ・マクロ
.モレキュラー・ケ旦ストリー・オブ・ゼラチン」 (
アカデミック・フ゜レス、1964年発行)に記載があ
る. 本発明におけるカラー感光材料は、支持体の上にイエロ
ー・カプラーを含有する感光FJ (YL)、マゼンタ
・カプラーを含有する感光層(ML)、シアンカプラー
を含有する感光層(CL)、保護層(PL)、中間層(
IL)、必要により現像処理の間に脱色可能の着色層と
くにハレーシゴン防止層(AH)を設ける,YLSML
およびCLは、夫々主波長が異なる少なくとも3種の光
束に適合した分光感度を有する.YL,MLおよびCL
の主感度波長は、夫々3Qnm以上、好ましくは5Qn
mないし100nm離れてあり、一つの感光層の主感度
波長において、その他の感光層と少なくとも0.8Lo
g.E (光量)、好ましくは1.0以上の感度差があ
る.各感光層の少なくとも1層は、6 7 0 nmよ
り長波領域に感度をもち、さらに好ましくはさらに少く
とも1層が750nmより長波領域に感度をもつことが
好ましい.例えば、次表のように、任意の感光層の構戒
をとることである.表中、Rは赤増感されていること、
またrR−1と]R−2はそれぞれ異なった赤外波長域
に分光増感されていることを表わす.本発明において6
70nmより長波領域に分光感度をもつ感光層は、レー
ザー光束により像露光される.従ってその分光感度分布
は主感度波長士25nm、好ましくは主感度波長±15
nmの波長域にあるがよい.他方6 7 0 nmより
長波とくに赤外波長領域における本発明の分光感度は比
較的にブロードなりやすい.従って感光層の分光感度分
布を、染料を用いて、好ましくは特定の層に染料を固定
し含有させて修正するがよい.この為には染料をコロイ
ド層中に耐拡散性状態で含有させ、かつ現像処理の過程
で脱色できるよう用いる.第1にはpH7の水に実質的
に不溶であり、pH7以上の水に不溶となる染料の固体
の微粒子分散物を用いることである.第2には酸性染料
を、カチオン・サイトを提供するボリマーまたはボリマ
ーラテックスとともに用いることである.第1および第
2の方法に、特開昭63−197947号明細書、一般
式(Vl)および(■)によって表わされる染料が有用
である.とくに第lの方法には、カルボキシル基をもつ
染料が有用である.本発明に用いる支持体としては通常
、写真感光材料に用いられるセルロースナイトレートフ
イルムやポリエチレンテレフタレートなどの透明フイル
ムや反射型支持体が使用できる.本発明の目的にとって
は、反射型支持体の使用がより好ましい.本発明に使用
する「反射支持体」とは、反射性を高めてハロゲン化銀
乳剤層に形威された色素画像を鮮明にするものをいい、
このような反射支持体には、支持体上に可視光波長域の
反射率を高めるために酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カル
シウム、硫酸カルシウム等の光反射物質を分散含有する
疎水性樹脂を被覆したものや光反射性物質を分散含有す
る疎水性樹脂を支持体として用いたものが含まれる.例
えば、バライタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリブロビレ
ン系合或祇、反射層を併設した、或は反射性物質を併用
する透明支持体、例えばガラス板、ポリエチレンテレフ
タレート、三酢酸セルロースあるいは硝酸セルロースな
どのポリエステルフィルム、ボリアミドフィルム、ポリ
カーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム、塩化ビ
ニル樹脂等があり、これらの支持体は使用目的によって
適宜選択できる. 光反射性物質としては、界面活性剤の存在下に白色顔料
を充分に混練するのがよく、また顔料粒子の表面を2〜
4価のアルコールで処理したものを用いるのが好ましい
. 白色顔料微粒子の規定された単位面積当りの占有面積比
率(%)は、最も代表的には観察された面積を、相接す
る6μmX6μmの単位面積に区分し、その単位面積に
投影される微粒子の占有面積比率(%)(Ri)を測定
して求めることが出来る.占有面積比率(%)の変動係
数は、Riの平均値(R)に対するR.の標準偏差Sの
比S/Rによって求めることが出来る.対象とする単位
面積の個数、〔II)は6以上が好ましい.従って変動
係数s / Rは て求めることが出来る. 本発明において、顔料の微粒子の占有面積比率(%)の
変動係数は、0.15以下とくに0.  12以下が好
ましい. 光反射性物質に金属薄膜、例えばアルくニウムまたは光
の合金など、特開昭63−118154号、同6 3−
2 4 2 4 7号、同63−24251号ないし同
63−24253号、同63−24255号などに記載
の鏡面反射性もしくは第2種拡散反射性表面をもつ金属
を用いることもできる.本発明に用いる支持体は、画像
形威後、ハード・コピーとして用いるので、軽量で、薄
くかつ腰のつよいものがよい.また安価であるものがよ
い.反射支持体としては、10ないし250μm,好ま
しくは30ないし180μmの厚みのポリエチレン被覆
紙や、合戒祇などがよい. 本発明のカラー写真感光材料は、例えば撮影用カラーネ
ガフィルム(一般用、映画用等)、カラー反転フィルム
(スライド用、映画用等)、カラー印画紙、カラーポジ
フィルム(B!Il画用等)、カラー反転印画紙、熱現
像用カラー感光材料、製版用カラー写真感光材料(リス
フィルム、スキャナーフィルム等)、カラーXレイ写真
感光材料(直接・間接医療用、工業用等)、カラー拡散
転写感光材料(DTR)などに適用できる. (実施例) 以下本発明を実施例に従い具体的に説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない.実施例1 石灰処理ゼラチン32gを蒸溜水i o o Odに添
加し、40℃にて熔解後、塩化ナトリウム3.3gを添
加して温度を52℃に上昇させた.この溶液にN,N’
 −ジメチルイミダゾリン−2−チオン(1%水溶液)
を3.2一添加した.続いて硝酸銀32.0gを蒸溜水
200dに溶解した液と塩化ナトリウム11.0gを蒸
溜水20σ一に溶解した液とを、52゜Cを保ちながら
14分間かけて前記の液に添加混合した.さらに硝酸銀
128.0gを蒸溜水560mに溶解した液と塩化ナト
リウム44.0g,ヘキサクロイリジウム(IV)酸カ
リウム0.1■を蒸溜水560dに溶解した液とを、5
2℃を保ちながら20分間かけて添加混合した.52゜
Cで15分間保った後、40℃に降温し脱塩および水洗
を施した.さらに、石灰処理ゼラチンを加えて乳剤(A
)を得た.得られた乳剤は平均粒子サイズ0.45μ、
粒子サイズ分布の変動係数0.08の立方体塩化銀粒子
を含むものであった. 乳剤(A)とは、硝酸銀水溶液と一緒に添加する塩化ナ
トリウム水溶液を塩化ナトリウムと臭化カリウムの混合
溶液(合計のモル数は同じにし、モル比を98=2とし
た)に変更することにより2モル%の臭化銀を含む塩臭
化銀乳剤(B)を得た.乳剤中に含まれるハロゲン化銀
粒子の平均粒子サイズを乳剤(A)の場合と等しくする
ように、反応液の添加時間を11節した.得られた粒子
は立方体で粒子サイズの変動係数は0.08であった.
乳剤(A)とは、硝酸銀水溶液と一緒に添加する塩化ナ
トリウム水溶液を塩化ナトリウムと臭化カリウムの混合
溶液(合計のモル数は同じにし、モル比を9:1とした
)に変更することにより10モル%の臭化銀を含む塩臭
化銀乳剤(C)を得た.乳剤中に含まれるハロゲン化銀
粒子の平均粒子サイズを乳剤(A)の場合と等しくする
ように、反応液の添加時間をtF1節した.得られた粒
子は立方体で粒子サイズの変動係数は0.09であった
,こうして得られた3種類の乳剤のPHおよびpAgを
澗節した後、トリエチルチオ尿素を添加して各々最適に
化学増感を施し、(A−1)、(B−1)および(C−
1)の乳剤を得た.また、これとは別に平均粒子サイズ
0.05μの微粒子臭化根乳剤(a−1)を調製した.
乳剤(A)に対してハロゲン化銀として2モル%に相当
する量の乳剤(a−1)を添加した後にトリエチルチオ
尿素を添加して最適に化学増感した乳剤を調製し、乳剤
(A−2)とした.これら4種類のハロゲン化銀乳剤に
は、各々安定剤として以下の化合物をハロゲン化!!1
モル当たり5.  O X l O−’−T−/L/添
加した.得られた4種類のハロゲン化銀乳剤についてX
線回折法によりハロゲン組戒およびその分布を調べた. その結果、乳剤(A− 1 )は塩化銀100%の、乳
剤(B−1)は塩化根98%(臭化銀2%)の、そして
、乳剤(C−1)は塩化銀90%(奥化銀lO%)の単
一回折ピークを呈した.これに対して、乳剤(A−2)
については塩化銀100%の主ピークの他に塩化銀70
%(臭化銀30%)に中心を持ち、塩化銀60%(臭化
銀40%)の辺りまで裾を引いたブロードな回折パター
ンを観察することができた. 次にカラーカプラー等の乳化分散物を調製し、各ハロゲ
ン化銀乳剤と組み合わせてポリエチレンで両面ラミネー
トした祇支持体上に塗布し、次に示した層構成の多層カ
ラー感光材料を作威した.(層構戒) 以下に各層の組底を示す.数字は塗布! (g/ポ;溶
媒についてはd/rrf)を表す。ハロゲン化銀乳剤は
銀換算塗布量を表す. 1』目製 ポリエチレンラミネート紙 [乳剤層のポリエチレン白色顔料(Ti02)と青味染
料(群青)を含む」 一  イエロー ハロゲン化銀乳剤(第l表)     0.30分光増
感色素  (第l表) イエローカプラー(Y−1)      0.82色像
安定剤   (Cpd−7)   0.09溶媒  (
Solv6)  0. 28ゼラチン        
     1.75勇lm封4色】量』却一 ゼラチン             1.25フィルタ
ー染料 (染料−1)    .0.01混色防止剤 
  (CM−4)   0.11)容  媒     
     (Solv2)      0.  24(
Solv5)   0.26 三  マゼン  亘星L ハロゲン化銀乳剤(第l表)     0.12分光増
感色素  (第l表) マゼンタカプラー(M−1) マゼンタカプラー(M−2) 色像安定剤   (Cpd−1) (Cpd−2) (Cpd−8) (Cpd−9) 溶媒  (Solvl) (Solv2) ゼラチン ゼラチン フィルター染料 (染料−2) 紫外線吸収剤  (UV−1) 混色防止剤   (Cpd−4) 溶媒  (Solv3) シアン ハロゲン化銀乳剤(第1表) 分光増感色素  (第1表) シアンカプラー (C−1.) 色像安定剤   (Cpd−5) 0, 2 3 0. 32 0. 17 (Cpd−6)    0.04 (Cpd−7)    0.  40 溶媒  (Solv4)  0. 15ゼラチン   
          1.34= ゼラチン             0.53紫外線吸
収剤  (UV−1)    0.16混色防止剤  
 (Cpd−4)   0.02溶媒  (Solv3
)  0. 09員上置ユ蓬ま夏と ゼラチン             1.33ポリビニ
ルアルコールのアクリル 変性共重合体く変性度l7%)   0.17流動バラ
フィン          0.03各層のゼラチン硬
化剤としては、1−オキシ−3.5−ジクロロ一S−}
リアジンナトリウム塩をゼラチン1gあたり14,O■
用いた.イエローカプラー(Y−1) シアンカプラー(C− 1 ) の1: l混合物(モル比) マゼンタカプラー (M−1) 色像安定剤(Cpd−2) 色像安定剤(Cpd−3) マゼンタカブラ−(M 2) 混色防止剤(Cpd 色像安定剤(Cpd−1) 色像安定剤(Cpd−5) しH. し113 じ4119 の2:4:4混合物(重量比) 色像安定剤(Cpd−6) 0M Ul′l 色像安定剤(Cpd−7) −+CI.−CO←, CONHC=L(t) (分子量8万) 溶媒(Solv−3) COOC.H+t (Cl+よ), COOCeH+v 溶媒(Solv−5) 溶媒(Solv−6) 紫外線吸収剤(UV−1) しsH++Ltノ 色像安定剤(Cpd 8) 色像安定剤(Cpd 9) 溶媒(So lv−1) C!Hs 0=P{QC}IzCHC4L>3 溶媒(Solv−2) C4HJt) 4 : 2 4混合物(重量比) (染料−1) 塗膜ボ当り 1 0■ (フィルターおよびイラジエーション防止用)(染料−
2) SOff SOJN(CJs)s (CHz)4 (CL)a (ハロゲン化銀1モルあたり各2. OXIO−’モル) SO,− SO.K 塗ll!ボ当り 30■ (フィルターおよびイラジエーション防止用)(Dye
2) (Dye−1) SO,− SOJN(CJs)s 上記増感色素を使用する際は下記の化合物(■−1)を
ハロゲン化i艮1モル当り2.6X10 モル添加した. (ハロゲン化mlモルあたり4. OXIO−’モル/ ゛7, O×1 0 5モル) (Dye3) (Dye4) Ft C,lヘ !− CsH++ (ハロゲン化S艮1モル当たり0 9 X 1 0−’モル) CJ*SOJNEb Dye−6 ハロゲン化銀1モルあたり3 .  2 X 1 0 
−’mol/2.7X10−’巾of ”tft/14
i甲(Dye−5) CJs ハロゲン化銀1モルあたり1.  7 X I O −
SIaol及び(I[[−1)を2.  6 X 1 
0−”−eル/モルA.g併用した. Dye−7 CzHs       Br ハロゲン化銀1モルあたり3, 加した.及び〔II−1)を26 モルAg併用した. CJs 5 X l O ”’+ol添 6X10−”モル/ Dye−8 CJ5 Dye−9 Dye Dye−11 Dye−7、Dye−8、Dye−9、pye−10お
よび本発明の色素(68)、(65)、(7l)、(7
3)、C53)、(79)、(54)..(7B)、(
66)、(70)、は、ハロゲン化銀1モルあたり3.
  5 X 1 0−Smolおよび〔II1−1)を
2.6X10−3モル/モルA. g併用した. 本発明の色素(2)、(l6〕、〔I)、(44)、(
20)、(49)、(31)、(32〕、〔I2),(
5)、(26)、(27)(51)、(46)、および
(13)はハロゲン化銀1モルあたりl.  7 X 
1 0−’mol及び(lI[−1)を2、6X10−
”モル/モルAg併用した.CzHs C.}l, 実施例に用いる露光装置を以下に示す.レーザーとして
GaAs (発振波長、約900nm)、LD励起YA
Gレーザ(発振波長、約10 6 4 nm)、InG
aAs (発振波長、約1300’nm)を用い、それ
ぞれ非線形光学素子を用いて、第二高調波(それぞれ、
450nm、532nm,650nm)を取り出して用
いた,また半導体レーザーArGa I nP (発振
波長、約6 7 0 nm) 、半導体レーザーGaA
IAs(発振波長、約750nm)、GaAIAs (
発振波長、約810nm)、半導体レーザーGaAIA
s (発振波長、約7 8 0 nm) 、半導体レー
ザーGaAIAs (発振波長、約8 3 0 nm)
、半導体レーザーGaAIAs (発振波長、約880
nm)を用いて得られたレーザー光はそれぞれ回転多面
体により、走査方向に対して垂直方向に移動するカラー
印画紙上に、順次走査露光できるような装置を組み立て
た.n光量は、半導体レーザーの露光時間を電気的にコ
ントロールした.第1表に、露光波長を示した. レーザー露光後、10秒後に現像を開始した際、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの各濃度が1.0と威るように光
量を調整した.n光に要した時間は、露光開始から終了
までおよそ1分であった.なお現像処理工程は以下に示
すとおりである。 a     U     U カラー現像   35゜C     45秒漂白定着 
30〜35゜C  45秒 リンス■ 30〜35“C   20秒リンス■ 30
〜35゜C   20秒リンス■  30〜35゜C 
  20秒リンス■ 30〜35゜C   30秒乾 
  燥  マO〜80゜C   60秒(リンス■→■
への4タンク向流方式とした。〉各処理液の組戒は以下
の通りである. 立立二里像櫃 水                      80
0成エチレンジアミン=N,N,N, N−テトラメチルホスホン酸   1.5gトリエチレ
ンジアミン(1,4 ジアザビシクロ(2.2.2) オクタン) 塩化ナトリウム 炭酸カリウム N一エチルーN−(β−メタン スルホンアミドエチル)−3 =メチル−4−アミノアニリ ン硫酸塩 NN−ジエチルヒドロキシル アミン 螢光増白剤(UVITEX  CK バガイギ 水を加えて pH(25゜C) 盈亘定量液 水 チオ硫酸アンモニウム(70%) 亜硫酸ナトリウム 5、 Og 1. 4g 25g 5.0g 4. 2g 20 1 0 0 0,d 10.10 4 0〇一 100d l8g エチレンジアミン四酢酸鉄(Iff) アンモニウム           55gエチレンジ
アごン四酢酸二ナト リウム                3g臭化アン
モニウム           40g8 水を加えて            1000rdpH
(25℃)5.5 土ヱ久丘 イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3pp
m以下) 写真性の評価は感度とカブリの2項目で行った.感度は
イエロー、マゼンタ、シアンの各濃度がl.Oとなるの
に必要な露光量の対数の相対値で表わした.経時なし(
フレッシュ)の感度は便宜上サンプルNalの各層の感
度を100とした時の相対値である.また、生保存性の
評価は、経時なし(フレッシュ)に対する60゜C−4
0%RH−2日経時後(保存−1)および50゜C−8
0%RH−2日経時後(保存−2)の感度変化とカブリ
変化により行った.生保存性の感度は各試料の経時なし
を100とした相対感度で示した.(第2表) 第2表の主な比較の仕方を述べる. ■ 色素間の比較 ● シアン発色層の比較 Nα1,2←→は16,17, Nα3 4←→阻18 19 Na5.6←→k20,21, Nα7,8←→狙22,23 阻9←→徹24 患10←→Nα25 Nα11 14←→磁26 ● マゼンタ発色層、シアン発色層の比較NCL12,
13←→Nl129,30,31.32NCL11.1
4←−)k27,28 磁l5←→阻33,34  35.36Nα7 8←→
Nα37 ■ 乳剤間の比較 阻16,17,18,19.20,21←→弘22 2
3 以上の結果より、本発明の試料は、比較例に対して高感
、低カブリで、かつ生保存性での感度とカブリの変化が
少ないことが明らかである。 比較用化合物として、特開昭61−137149号に記
載の、下記の色素を使用しても前記の比較用色素と同様
の結果が得られる. Cl{ffCH3 CFl3 CH3 CL CL CH3 C■3 CL CL CH, C}lm C!HS ■− CI}1s C}13 CH. CJS     !−          CJs実施
例2 第5層に強色増感剤(IV−6)を1.5X10−3モ
ル/AgX1モル併用すること以外は実施例1の試料l
1、12、26、27、28と同し試料38、39、4
0、41、42を作製した.これらの試料を用いて実施
例lと同様にして写真性を試験した. シアン発色層に於ける結果を第3表に示す.第3表 第4表の結果から明らかなように、本発明による強色増
感剤(mV−6)が本発明の増感色素と乳剤に於いて特
に顕著に感度および安定性を向上させることが判る. 実施例3 (ハロゲン化銀乳剤Dの調製) 石灰処理ゼラチン32gを蒸留水1000ccに添加し
、40″Cにて溶解後、塩化ナトリウム3.3gを添加
して温度を60℃に上昇させた。この溶液にN,N’−
ジメチルイよダゾリジン−2一チオン(1%水溶液)を
3.2cc添加した。続いて硝酸銀32.0gを蒸留水
2 0 0 ccに溶解した液と臭化カリウム9.0g
および塩化ナトリウム6.6gを蒸留水200ccに溶
解した液とを、60゜Cを保ちながら12分間かけて前
記の液に添加混合した.更に硝酸銀128.0gを蒸留
水560ccに溶解した液と臭化カリウム35.9gお
よび塩化ナトリウム26.4gを蒸留水560ccに溶
解した液とを、60゛Cを保ちならが20分間かけて添
加混合した.硝酸銀水溶液とハロゲン化アルカリ水溶液
の添加終了後40゜Cに降塩し脱塩および水洗を施した
.更に石灰処理ゼラチン90.0gを加え、塩化ナトリ
ウムを用いてpAg7.2に調整した後、第4表に示し
た増感色素60.0■およびトリエチルチオ尿素2,0
■を加えて58℃で最適に化学増感を施した。このよう
にして得られた塩臭化銀乳剤(臭化根含有率40モル%
)を乳剤Dとした. (ハロゲン化恨乳剤Eの調製) 石灰処理ゼラチン32gを蒸留水1000ccに添加し
、40゜Cにて溶解後、塩化ナトリウム3.3gを添加
して温度を60゜Cに上昇させた.この溶液にN,N’
−ジメチルイごダゾリジン−2ーチオン(l%水溶液)
を3.2cc添加した.続いて硝酸銀32.0gを蒸留
水2 0 0 ccに溶解した液と臭化カリウム2.2
6gおよび塩化ナトリウム9.95gを蒸留水2 0 
0 ccに溶解した液とを、60゜Cを保ちながら12
分間かけて前記の液に添加混合した.更に硝酸銀128
.0gを蒸留水560ccに溶解した液と臭化カリウム
8.93gおよび塩化ナトリウム39.7gを蒸留水5
60ccに溶解した液とを、60゛Cを保ちながら20
分間かけて添加混合した.硝酸銀水溶液とハロゲン化ア
ルカリ水溶液の添加終了後40″Cに降温し脱塩および
水洗を施した.更に石灰処理ゼラチン90.0gを加え
、塩化ナトリウムを用いてPAgを7.2に調整した後
、第4表に示した増感色素60.0■およびトリエチル
チオ尿素2.0■を加えて58℃で最適に化学増感を施
した.このようにして得られた塩臭化銀乳剤(臭化銀含
有率10モル%)を乳剤Eとした. (ハロゲン化銀乳剤Fの調製) 次に、石灰処理ゼラチン32gを蒸留水1000ccに
添加し、40゜Cにて溶解後、塩化ナトリウム3.3g
を添加して温度を60゜Cに上昇させた.この溶液にN
,N’ −ジメチルイミダゾリジンー2−チオン(1%
水溶液)を3.2cc添加した.続いて硝酸銀32.0
gを蒸留水2 0 0 ccに溶解した液と塩化ナトリ
ウム11.0gを蒸留水200 ccに溶解した液とを
、60゜Cを保ちながら8分間かけて前記の液に添加混
合した.更に硝酸銀l2B.Ogを蒸留水5 6 0 
ccに溶解した液と塩化ナトリウム44.0gを蒸留水
5 6 0 ccに溶解した液とを、60゜Cを保ちな
がら20分間かけて添加雇合した.硝酸銀水溶液とハロ
ゲン化アルカリ水溶液の添加終了後40゜Cに降温し脱
塩および水洗を施した.更に石灰処理ゼラチン90.0
gを加え、塩化ナ.トリウムを用いてPAgを7.2に
調整した後、第4表に示した増感色素60.0■および
トリエチルチオ尿素2.0■を加えて58゜Cで最適に
化学増感を施した.このようにして得られた塩化銀乳剤
を乳剤Fとした。 (ハロゲン化銀乳剤Gの調製) 次に、石灰処理ゼラチン32gを蒸留水l000ccに
添加し、4 0 ’Cにて溶解後、塩化ナトリウム3.
3gを添加して温度を6 0 ’Cに上昇させた.この
溶液にN,N’ −ジメチルイミダゾリジン−2−チオ
ン(1%水溶液)を3.2cc添加した.続いて硝酸1
132.0gを蒸留水200ccに溶解した液と塩化ナ
トリウム11.0gを舊留水20Occに溶解した液と
を、60゜Cを保ちながら8分間かけて前記の液に添加
混合した.更に硝酸銀l25.6gを蒸留水5 6 0
 ccに溶解した液と塩化ナトリウム41.0gを蒸留
水5 6 0 ccに溶解した液とを、60゜Cを保ち
ながら20分間かけて添加混合し゛た.硝酸銀水溶液と
ハロゲン化アルカリ水溶液の添加終了した1分後に、第
4表に示した増感色素60,O■を加えた.60゜Cで
1o分間保った後、40℃に降温し更に硝酸銀2.4g
を蒸留水20ccに溶解した液と臭化カリウム1.35
gおよび塩化ナトリウムO.17gを蒸留水20ccに
溶解した液とを、40゜Cを保ちながら5分間かけて添
加厘合し、その後脱塩および水洗を施した.更に石灰処
理ゼラチン90.0gを加え、塩化ナトリウムを用いて
PAgを7.2に調整した後、トリエチルチオ尿素2.
0■を加えて58゜Cで最適に化学増感を施した.この
ようにして得られた塩臭化銀乳剤(臭化銀含有率1.2
モル%)を乳剤Gとした. こうして調製した、DからGまでの8種類のハロゲン化
銀乳剤について、電子顕@鏡写真から粒子の形状、粒子
サイズおよび粒子サイズ分布を求めた.DからGまでの
乳剤に含まれるハロゲン化根粒子はいずれも立方体粒子
であった.粒子サイズは粒子の投影面積と等価な円の直
径の平均値を以て表し、粒子サイズ分布は粒子径の標準
偏差を平均粒子サイズで割った値を用いた.更にハロゲ
ン化銀結晶からX線回折を測定する事により、乳剤粒子
のハロゲン&IIIiを決定した.これらの結果を第6
表に示した. 乳剤(D)ないし(G)のハロゲン化銀乳剤に、第4表
に示すように、各種強色増感剤や添加剤〔III−3)
(3XlO−’モル/銀1モル)、(■−3)(IXI
O−’モル/1!1モル)、(V−8)(0.5X10
−’モル/IIモル)、(V[−8)(1x10−sモ
ル/銀lモル)、(■a−7)(lxlO−sモル/銀
1モル)を添加した.これとシアンカプラーを含んだ乳
化分散物とを混合溶解し、第5表に示すような組戒でポ
リエチレンで両面ラミネートした紙支持体の上に塗布し
、感光材料試料  から  までを作製した.ゼラチン
硬化剤としては、1−オキシー3.5−ジクロロ−S−
}リアジンナトリウムを用いた。 表 (a) シアンカプラー (b)色像安定剤 および および の1:3 :3の混合物(モル比) (C)溶媒 よび50’C−80%RH−2日経時後(保存−2)の
感度変化とカブリ変化により行った.生保存性の感度は
各試料の「経時なし」を100とした相対感度で示した
. (第7表) 以上の結果より、本発明の試料は、比較例に対して高感
、低カブリで、かつ生保存性での感度とカブリの変化が
少ないことが明らかである.第4表に示した試料は全て
、実施例1に示した方法により半導体レーザー(発振波
長8 3 0 nm)で露光した.また、実施例1と同
様に現像処理を行なった. 写真性の評価は感度とカブリの2項目で行なった.感度
はシアン濃度が1.0となるのに必要な露光量の対数の
相対値で表わした.経時なし(フレッシュ)の感度は便
宜上、サンプルNα43の感度をlOOとした時の相対
値である.また、生保存性の評価は、経時なし(フレッ
シュ)に対する60゜C−40%RH−2日経時後(保
存−1)お第7表 −実施例十 (乳剤の調製) 石灰処理ゼラチンの3%水溶液に塩化ナ} IJウム3
,3gを加え、N, N’  −ジメチルイミダゾ沃千
奪も リジン−2−チオン(l%水溶液)を3.  2ml添
加した。この水溶液に硝酸銀を0.2モル含む水溶液と
、塩化ナトリウム0.2モルおよび三塩化ロジウム15
μgを含む水溶液とを激しく攪拌しながら56℃で添加
混合した。続いて、硝酸銀を0.780モル含む水溶液
と、塩化ナトリウム0. 7 8 0モル及びフエ口シ
アン化カリウム4.211gを含む水溶液とを激しく攪
拌しながら56°Cで添加、混合した。硝酸銀水溶液と
ハロゲン化アルカリ水溶液の添加が終了した5分後にさ
らに硝酸銀を0.020モル含む水溶液と、臭化カリウ
ム0. 0 1 5モル、塩化ナトリウム0.005モ
ルおよびヘキサクロロイリジウム(1’/)酸カリウム
0.8■を含む水溶液とを激しく攪拌しながら40°C
で添加、混合した。その後、脱塩および水洗を施した。 さらに、石灰処理ゼラチン90.0gを加え、トリエチ
ルチオ尿素を加え、最適に化学増感を行なった。 得られた塩臭化銀(A)について、電子顕微鏡写真から
粒子の形状、粒子サイズおよび粒子サイズ分布を求めた
。これらのハロゲン化銀粒子はいずれも立方体であり、
粒子サイズは0,52μm変動係数は0.08であった
。粒子サイズは粒子の投影面積と等価な円の直径の平均
値を以て表し、粒子サイズ分布は粒子サイズの標準偏差
を平均粒子サイズで割った値を用いた。 次いで、ハロゲン化銀結晶からのX線回折を測定するこ
とにより、乳剤粒子のハロゲン組成を決定した。単色化
されたCuKa線を線源とし(200)面からの回折角
度を詳細に測定した。ハロゲン組或が均一な結晶からの
回折線は単一なピークを与えるのに対し、組或の異なる
局在相を有する結晶からの回折線はそれらの組成に対応
した複数のピークを与える。測定されたピークの回折角
度から格子定数を算出することで、結晶を構或するハロ
ゲン化銀のハロゲン組成を決定することができる。この
塩臭化銀乳剤(A)の測定結果は、塩化銀100%の主
ピークの他に塩化銀70%(臭化銀30%)に中心を持
ち塩化銀60%(臭化銀40%)の辺りまで裾をひいた
ブロードな回折バターンを観察することができた。 (感材の作戊) ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体の上に以下
に示す層構成の多層カラー印画紙を作製した。塗布液は
下記のようにして調製した。 第一層塗布液調製 イエローカプラー(ExY)19.1gおよび色像安定
剤(Cpd−to)4.4g及び色像安定剤(Cpd−
+I)1.4gに酢酸エチル27.2ccおよび溶媒(
Solv−5)8.2gを加え溶解し、この溶液を10
%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム8ccを含む
10%ゼラチン水溶液185ccに乳化分散させた。一
方塩臭化銀乳剤(A)に下記に示す赤感性増感色素(D
ye−12)を添加した乳剤を調製した。前記の乳化分
散物とこの乳剤とを混合溶解し、以下に示す組成となる
ように第一塗布液を調製した。 第二層から第七層用の塗布液も第一層塗布液と同様の方
法で調製した。各層のゼラチン硬化剤としては、2,4
−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3.5−}リアジン
のナトリウム塩を用いた。 第一層赤感光性イエロー発色層の分光増感色素として下
記のものを用いた。 (第一層 赤感光性イエロー発色層) (Dye−12) ハロゲン化ffl1モルあたり1.  O x 1 0
−’mof1   0 X 1 0−’moj2 第三層赤外感光性マゼンタ発色層及び第五層赤外感光性
シアン発色層には第7表及び第8表に示したポリメチン
色素をハロゲン化銀lモル当り第三層には2.5X10
−’モル、第五層には0.6×10−″モルを各々添加
し、更にこれらのポリメチン色素を使用する際化合物u
−tを各々ハロゲン化銀」モル当りl.8XIO−’モ
ル添加した。 またイエロー発色乳剤層、マゼンタ発色乳剤層、シアン
発色乳剤層に対し、l一(5−メチルウレイドフエニル
)−5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲン化
銀1モル当たり8.OXIO−’モル添加した。 惜’i”l−3) および (i共東:I−4) (層構成) 以下に各層の組威を示す。数字は塗布量(g/r+?)
を表す。ハロゲン化銀乳剤は、銀換算塗布量を表す。 支持体 ポリエチレンラミネート紙 〔第一層側のポリエチレンに白色顔料(TiCL)と青
味染料(群青)を含む〕 第一層(赤感性イエロー発色層) 前記塩臭化銀乳剤(A)       0.30ゼラチ
ン             1.86イエローカプラ
ー(ExY)      0.82色像安定剤(Cpd
−10)       0.  19溶媒(Solv−
5)        0.35色像安定剤(Cpd−u
)       0.06第二層(混色防止層) ゼラチン             0.99混色防止
剤(Cpd−年)       0.08溶媒(Sol
v−&)        O、l6溶媒(Solv’−
2)        0.08第三層(赤外感光性マゼ
ンタ発色層) 塩臭化銀乳剤(A) ゼラチン マゼンタカプラー(ExM) 色像安定剤(Cpd−’l) 色像安定剤(Cpd−1) 色像安定剤(Cpd一8) 色像安定剤(Cpd−4) 溶媒(Solv−’!) 第四層(紫外線吸収層) ゼラチン 紫外線吸収剤(UV−1) 混色防止剤(Cpd−4). 溶媒(Solv−3) 第五層(赤外感光性シアン発色層) 塩臭化銀乳剤(A) ゼラチン シアンカプラー(ExC) 色像安定剤(Cpd−S) 色像安定剤(Cpd−I+) 色像安定剤(Cpd−6) 溶媒(Solv−4) 第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 紫外線吸収剤(UV−1) 屁色防止剤(C p d −’+) 溶媒(Solv−3) 第七層(保護層) ゼラチン ポリビニルアルコールのアク (変性度17%) 流動バラフィン 0. 04 0. 1 5 l. 33 リル変性共重合体 0.17 0.03 (’E.T)イエローカプラー CH, とのl 1混合物 (モル比) (ExM)マゼンタカプラー (E x C)シアンカプラ− R=C.H. と C.H. と CI の各々重量で2: 4 4の混合物 (Cpd−1(!1 色像安定剤 のl: 1混合物 (モル比) CHs (Cpd−Ill 色像安定剤 ズCH. −CH片 CONHC. He(t> 平均分子量 (Solv−7) 溶   媒 の2: l混合物 (容量比) 60. 000 ついで、各々の試料を3分割し、l組は酸素分圧10気
圧で室温下に3日間、もう1組は80%R}{.50°
C下に3日間残りの1組はその間、アルゴンガスで密封
された容器中で−30℃下に保存した後、半導体レーザ
ーAIGalnP (発振波長、約670nm)、半導
体レーザーGaAIAs (発振波長、約750nm)
、GaAIAs (発振波長、約830nm)を用い、
レーザー光はそれぞれ回転多面体により、走査方向に対
して垂直方向に移動するカラー印画紙上に、順次走査露
光できるような装置を組み立て、これを用いてこれらの
感材を露光した。露光量は、半導体レーザーの露光時間
および発光量を電気的にコントロールした。 露光の終了した試料は、ペーパー処理機を用いて、次の
処理工程でカラー現像処理を行なった。 処理工程  星皮  豊厘  徂主及二 97’)容量
カラー現像  35°0  20秒  60ml!  
  21漂白定着 30〜35°C 20秒  60m
l    21リンス■ 30〜35°C 10秒  
−    11リンス■ 30〜35°C 10秒  
−    l1リンス■ 30〜35℃lO秒  12
(7    I1乾燥 70〜80°0 20秒 *補充量は感光材料1mFあたり (リンス■→■への3タンク向流方式とした。)各処理
液の組戊は以下の通りである。 Lと』遂庶        Lど鷹 箆L鷹水    
            800 mJ  800 d
エチレンジアミンーN, N. N, N−テトラメチレン ホスホン酸         1.5g  2.0g臭
化カリウム        0.015gトリエタノー
ルアミン      8. 0 g  12. 0 g
塩化ナトリウム        4.9g炭酸カリウム
         25g37g.4−アミノー3−メ
チルー N一エチルーN−(3−ヒ ドロキシプロビル)アニ リン・2・p−}ルエン スルホン酸         12. 8 g  19
. 8 gN, N−ビス(カルポキシ メチル)ヒドラジン     5.5g  7.0g蛍
光増白剤(Wr{ITEX  4B,住  学製)  
        1.0   2.0水を加えて   
      1000d  IOOOJpH(25℃)
        10。05   10.45星亘主亘
處(タンク液と補充液は同じ)水          
        4 0 0mlチオ硫酸アンモニウム
(700g/f) 1 0 0ml!亜硫酸ナトリウム
         17gエチレンジアミン四酢酸鉄〔
III) アンモニウム          55gエチレンジア
ミン四酢酸二ナトリウム 5g臭化アンモニウム   
      40gを えて          1 
0 0 0mfpH(25°C)          
 6.0−±m(タンク液と補充液は同じ) イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3pp
m以下) 現像処理をおえた試料は各々シアン、マゼンタ、イエロ
ー濃度の測定を行なった。各々の被り濃度に濃度0.5
を加えた濃度を発色させるのに必要な露光量の逆数を求
め感度とし、それらの相対的な比較を行なった。 第9表にはマゼンタ発色層(第三層)の結果を、第3表
にはシアン発色層(第五層)の結果を示したが、アルゴ
ンガス置換−30℃保存の試料の相対感度は各試料番号
7−1を各々の発色層ごとに100とした時の相対値で
示した。また、80%RH,50℃、3日間保存試料と
酸素分圧10気圧、室温下3日間保存試料の相対感度は
各々の発色層ごとに各々対応するアルゴンガス置換−3
0℃保存の試料の相対感度を各々l00とした場合の相
対値で示した。 Dye−13 Dye l4 (発明の効果) 本発明により、半導体レーザー光束による書きこみ装置
を用い、短時間(例えばA−4サイズを30秒以内程度
)で書きこむことができ、安定なかつ高画質のカラー画
像をうるフルカラー記録材料をうることかできる.さら
に書きこむ時間に適合し180秒以内の短時間で、簡易
迅速現像が可能である. Dye−5、Dye−6、Dye−7、Dye−11の
構造は実施例1に示されたものと同じである.

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イエロー、マゼンタまたはシアンに発色するカプ
    ラーの何れかをそれぞれ含有し、互いに異なる波長域の
    光に感じる少なくとも三種のハロゲン化銀感光層を支持
    体上に有し、その少なくとも二種の層が、670nm以
    上の長波長のレーザー光束に合わせて選択的に分光増感
    されたハロゲン化銀感光層であるフルカラー記録材料に
    おいて、前記の少なくとも二種の層が、一般式〔 I −
    a〕、〔 I −b〕、〔 I −c〕、〔 I −d〕、〔II
    −a〕、〔II−b〕および〔II−c〕で表わされる架橋
    型分光増感色素のうち少なくとも1種含有することを特
    徴とするフルカラー記録材料。 一般式 〔 I −a〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔 I −b〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔 I −c〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔 I −d〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔II−a〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔II−b〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔II−c〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Z_1、Z_2、Z_3、Z_4、Z_5、Z_
    6、Z_7、Z_8、Z_9およびZ_1_0は5また
    は6員の含窒素複素環を形成するのに必要な原子群を表
    わす、ただし、Z_9およびZ_1_0のうち少なくと
    も一方は4−キノリン核あるいは4−ピリジン核である
    。 D_1とD_1′、D_2とD_2′、D_3とD_3
    ′およびD_4とD_4′は非環式または環式の酸性核
    を形成するのに必要な原子群を表わす。 Q_1、Q_2、Q_3、Q_4、Q_5、Q_6およ
    びQ_7は5、6または7員環を形成するのに必要な原
    子群を表わす。 R_1、R_2、R_3、R_4、R_5、R_6、R
    _7およびR_8はアルキル基を表わす。 L_1、L_2、L_3、L_4、L_5、L_6、L
    _7、L_8、L_9、L_1_0、L_1_1、L_
    1_2、L_1_3、L_1_4、L_1_5、L_1
    _6、L_1_7、L_1_8、L_1_9、L_2_
    0、L_2_1、L_2_2、L_2_3、L_2_4
    、L_2_5、L_2_6、L_2_7、L_2_8、
    L_2_9、L_3_0、L_3_1、L_3_2、L
    _3_3、L_3_4、L_3_5、L_3_6、L_
    3_7、L_3_8、L_3_9、L_4_0、L_4
    _1、L_4_2、L_4_3、L_4_4、L_4_
    5、L_4_6、L_4_7、L_4_8、L_4_9
    、、L_5_0、L_5_1、L_5_2、L_5_3
    、L_5_4およびL_5_5はメチン基または置換メ
    チン基を表わす、また、他のメチン基と環を形成しても
    よく、或いは助色団と環を形成してもよい。 n_1、n_2、n_3、n_4、n_5、n_6、n
    _7、n_8、n_9、n_1_0、n_1_1および
    n_1_2は0または1を表わす。 M_1、M_2、M_3、M_4、M_5、M_6およ
    びM_7は電荷中和対イオンを表わし、m_1、m_2
    、m_3、m_4、m_5、m_6およびm_7は分子
    中の電荷を中和させるために必要な0以上の数である。
  2. (2)請求項(1)記載のフルカラー記録材料に対して
    レーザービームを用いて走査露光することを特徴とする
    カラー画像形成法。
  3. (3)前記フルカラー記録材料に対してレーザービーム
    を用いて走査露光した後、60秒以下の迅速発色現像処
    理することを特徴とする、請求項(2)記載のカラー画
    像形成法。
  4. (4)走査露光した後、発色現像、漂白定着、リンスま
    たは安定浴終了までを180秒以下で処理することを特
    徴とする、請求項(3)記載のカラー画像形成法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0578173A1 (en) 1992-07-06 1994-01-12 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide color photographic material and method for forming a color image

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