JPH03206164A - 刺しゅう縫いミシンにおける基布の蛇行修正装置 - Google Patents

刺しゅう縫いミシンにおける基布の蛇行修正装置

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JPH03206164A
JPH03206164A JP16291489A JP16291489A JPH03206164A JP H03206164 A JPH03206164 A JP H03206164A JP 16291489 A JP16291489 A JP 16291489A JP 16291489 A JP16291489 A JP 16291489A JP H03206164 A JPH03206164 A JP H03206164A
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JP
Japan
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base fabric
roller
tension roller
base cloth
tension
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Pending
Application number
JP16291489A
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English (en)
Inventor
Ikuo Tajima
郁夫 田島
Minao Fukuoka
福岡 三七生
Kenji Suzuki
賢次 鈴木
Atsushi Ishihara
淳 石原
Masaru Akao
赤尾 勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、刺しゆう縫いミシンにおいて順次刺しゆう
縫いが行なわれる長尺の基布に対する蛇行修正装置に関
するものである。
[従来の技術] 刺しゆう縫いミシンの一形式として供給部でロール状に
巻かれた基布を順次ミシンの縫製部に送り出し、刺しゆ
う縫いが行なわれたのちの基布を回収部で再びロール状
に巻取って回収する縫製システムがある。そして前記供
給部におけるロール状の基布は均一に巻かれているとは
限らず、そのままミシンの縫製部に向けて送り出される
と、基布はその幅方向に位置ずれし、いわゆる蛇行状態
で移送される。これではミシンの縫製部において基布に
対する刺しゆう縫いの位置にばらつきが生じ、いわゆる
柄ずれが生じる。
なお、一般的な工業用ミシンにおける長尺帯状物(カー
ベット)の蛇行修正装置が、例えば特開昭62−198
78号公報に開示されている。この蛇行修正装置はミシ
ンの縫製部に送られてくるカーベットがその幅方向に位
置ずれしたとき、これをセンサによって検出し、カーベ
ットの位置ずれに追従させて互シン本体を移動させるよ
うに構成されている。
[発明が解決しようとする課題] 前記公報に開示されている装置においては、カーベット
の幅方向の位置ずれに応じてミシン本体を移動させてい
るため、蛇行修正のために大きな駆動力が必要となる。
またカーベットそのものの位直ずれを修正しているわけ
ではないため、縫製後のカーベットを前述したようにロ
ール状に巻取って回収する場合、カーベットは回収部へ
蛇行状態のまま送り込まれ、回収のためのロール巻きが
乱巻きとなりやすい。
[N題を解決するための手段] 前記課題を解決するために本発明は次のように構成され
ている。
すなわちミシン縫製部においては基布の移送方向に関す
る供給側と回収側とにそれぞれ配置された送りローラと
、これら両送りローラの下方位置に所定の間隔をもって
それぞれ配置されたテンションローラとを有している。
そして前記基布は、テンションローラの外周に巻き掛け
られて送り口−ラに導かれ、もって両送りローラの間に
掛け渡されている。
また刺しゆう縫いのための制御に基づき、前記両送ロー
ラを周方向へ同期回転させ、また両送りロ一ラ及び両テ
ンションローラを共にローラ軸線に沿って移動させるこ
とで前記基布を移送方向(以下「Y方向」ともいう)及
び幅方向(以下「X方向」ともいう)へ移動させるよう
になっている。
前記供給側に配置されているテンションローラの両端部
をそれぞれ個別に支持している支持体は、前記Y方向へ
スライド可能に組付けられている。
また両支持体はそれぞれ個別のアクチュエータによって
スライド動作が付与されるようになっている。さらに前
記供給側での基布のX方向の位置ずれを検出可能な検出
手段から出力された信号は、所定の制御手段によって前
記アクチュエータに作動信号を出力するようになってい
る。この制御手段からの信号によるアクチュエータの作
動により、前記基布のX方向の位置ずれを修正するよう
に、前記供給側のテンションローラの輸線を傾斜させる
ようになっている。
[作 用] 前記構成によれば、供給側における基布のX方向の位置
ずれに応じて供給側のテンションローラが、基布の位置
ずれを修正する方向に傾斜する。
これによって基布そのものの蛇行が供給側において修正
される。これによってミシン縫製部での基布に対する刺
しゆう纏いの位置が均一となり、また回収部での基布の
ロール巻きの適正化も可能となる。
[実浦例] 次に本発明の一実施例を図面によって説明する。
第5図に刺しゆう縫いミシンにおける縫製システムの概
要が示され、第6図に第5図の右側から見たミシンの背
面図が后され、第7図に第6図の平面図が示されている
まず第5図から明らかなように、刺しゆう縫いミシン2
0の図面右側には縫製ざれる前の原反などの基布Kを刺
しゆう縫いミシン20へ供給するための供給部10が配
置され、図面左側には縫製された後の基布Kを回収する
ための回収部12が配置され′Cいる。そして供給部1
0においては二列に並べられたローラ11の上にロール
状の基布Kが載せられており、刺しゆう縫いミシン20
の縫製部22に向けて基布Kを順次供給できるようにな
っている。この縫製部22で刺しゆう纏いが行われた後
の基布Kは、作業者用の踏み台14の下を通って前記回
収部12の二列に並べられたローラ13上において順次
ロール状に巻き取られて回収される。
刺しゆう縫いミシン20の縫製部22については、第6
図及び第7図からも明らかなようにベッド24の上にヘ
ッドフレーム28が設けられ、このヘッドフレーム28
の水平部には、第6図でボされているように図面の左右
方向に沿って複数個のミシンへ.ツド30が配列されて
いる。また前記ベッド24上には、前記各ミシンヘッド
30の下方位置において釜土台32が配置されている。
なお前記各ミシンヘッド30に駆動力を伝える駆動シャ
フト(図示しない)と、前記釜土台32内の釜の駆動シ
ャフト(図示しない)とが、共に同一の駆動源(モータ
)により同期して駆動されるのは周知のとおりである。
前記ベッド24の上面において前記へッドフレ一ム28
の両側垂直部の内側箇所には、それぞれ一対のレール2
6が設けられている。これらのレール26上には、第6
図及び第7図の左右両側においてローラフレーム34.
35がそれぞれレール26に沿って移動可能に組付けら
れている。
これらの両ローラフレーム34.35は、前記縫製al
l22において前記供給部10と対向する供給側A及び
回収部12と対向する回収側Bのそれぞれの箇所でガイ
ドバ−36により互いに結合されている。これによって
両ローラフレーム34,35は相互に一体関係で前記レ
ール26に沿って移動することとなる。
また第6図及び第7図の左側に位置するローラフレーム
34のほぼ中央部分に組込まれたポールナット(図示し
ない)には、ボールねじ38が螺合されている。このボ
ールねじ38は前記ベッド24の一部に回転自在に支持
されており、図示しない可逆転モータからの回転力を受
けてその輸芯回りに回転する。このボールねじ38の正
逆回転により、前記L1−ラフレーム34.35はレー
ル26に沿って移動することとなる。
前記ローラフレーム34.35の間には第5図の右側及
び左側、すなわち前記供給側A及び回収側Bにおいて送
りローラ40がそれぞれ回転自在に支持されている。こ
れらの両送りローラ40は、第6図及び第7図の左側の
ローラフレーム34に組付けられている可逆転モータ4
2の駆動により共に周方向へ同期回転するようになって
いる。
第8図に第5図で示されている縫製部22の一部を拡大
して前記送りローラ40を含むその他のローラの配置関
係が示されている。この第8図からも明らかなように、
前記両送りローラ40の外側寄りの下方位置には、各送
りローラ40に対しそれぞれ所定の間隔をもってテンシ
ョンローラ48が設けられ、さらにこれらテンションロ
ーラ48の近くにはそれぞれのテンションローラ48外
周に接触して回転するニツブローラ76が設けられてい
る。そして前記基布Kは、前記ガイドパー36の外周に
巻き掛けられてテンションローラ48とニツプローラ7
6との間を通り、このテンションローラ48の外周に巻
き掛けて反転され、さらに前記送りローラ40の外周に
巻き掛けて反転される。これによって基布Kは両送りロ
ーラ40の間に掛け渡される。
前記両テンションローラ48には後で説明するエアモー
タ54の回転力により、第8図の矢印で示すように互い
に逆方向の回転力が付与されている。これらテンション
ローラ48の回転力により、基布Kは両送りローラ40
の間で移送方向(Y方向)のテンションが与えられる。
第1図に前記テンションローラ48に対する回転力付与
のための駆動部の構造が断面で示され、第2図に前記各
ローラ40.48.76を取り除いた状態で第1図の■
一■線矢印方向から見た図が示されている。
なおテンションローラ48の駆動部の構造については、
前記供給側A及び回収側Bの各両テンション口ー548
について全く同じであるため、ここでは供給側Aのテン
ションローラ48の駆動についてのみ説明する。
さて第1図及び第2図から明らかなように前記ローラフ
レーム35の一部には、前記Y方向(第2図の左右方向
)に向けてガイド47が固定されている.このガイド4
7にはプレート形状の支持体46が第2図に示されてい
る位置から図面右方向へのスライド可能に組付けられて
いる。この支持体46には前記テンションローラ48の
ローラ軸50が回転自在に支持され、このローラ軸50
には従動ギャ52が固定されている。また支持体46に
は前記ニップローラ76の輪が間接的ではあるが回転自
在に支持されている。
さらに前記支持休46には、前記テンションローラ48
及びニツブローラ76とは反対の側面においてエアモー
タ54が装着されている。このエアモータ54には常に
一方向の回転力が生じるようにエア供給が行なわれる。
そしてエアモータ54の軸56には駆動ギャ58が固定
されており、この駆動ギャ58は前記ローラ軸50の従
動ギャ52に常時噛合っている。したがってエアモータ
54の回転力は、駆動ギャ58及び従動ギャ52の噛合
いを通じてテンションローラ48に第8図の矢印で示す
方向の回転力を付与することとなる。
前記ローラフレーム35には、第1図及び第2図から明
らかなようにアクチュエータとしてのエアシリンダ80
がプレート形状のブラケット84を介して装着されてい
る。そしてこのエアシリンダ80のOツド82先端は前
記支持休46に結合されている。したがって支持体46
はエアシリンダ80のロツド82の作動により、前記ガ
イド47に沿ってスライド操作されることとなる。
さらに前記ローラフレーム35には第2図から明らかな
ように、前記ガイド47の図面上部においてストツバ用
エアシリンダ90がブラケット94によって装着されて
いる。このエアシリンダ90のロツド92は内藏スプリ
ング(図示しない)により引込み方向に付勢力を受けて
おり、エアシリンダ92にエアが供給されることで第2
図の仮想線で示す状態に突出する。突出したロツド92
は前記ガイド47に沿ってスライドする前記支持体46
に干渉可能であり、これによって支持体46の移動スト
ロークが規制されるようになっている。
なお、第1図及び第2図で示されている構成についでは
、前記エアモータ54によるテンションローラ48への
回転伝達構造を除き、第6図及び第7図の左に位置する
ローラ端部側についても同様の構成となっている。
第1図から明らかなように前記支持体46には、前記テ
ンション口−ラ48のローラ軸50と同輪状にベアリン
グリテーナ61が固定されている。
そして、このリテーナ61外周には円筒形状の力ム62
が固定されている。このカム62外周の力ム溝63は、
カム62の周方向に関して溝の位画が軸線方向に漸次変
位するように環状に連続している。
一方、前記テンションローラ48の外周にはその周方向
に沿って複数個配置されたスライドプレート68が、テ
ンションローラ48の軸線に沿ってスライド可能に組付
けられている。これら各スライドプレート68の端部内
側には、前記カム62外周のカム溝63に係合したカム
フオロワ−70がそれぞれ固定されている。また各スラ
イドプレート68には、前記基布Kのヘムを刺して引掛
けることが可能な複数本のビン74を備えたビンプレー
ト72がそれぞれ固定されている。
前記カム62と、そのカム溝63に係合した各スライド
プレート68のカムフオロワ−70とによってカム機構
60が構成されている。このカム機構60により、前記
テンションローラ48が回転することで各スライドプレ
ート68が前記カム溝63にしたがって一定の範囲で軸
方向へのスライドを繰り返す。これらスライドプレート
68のスライドにより、後述するように基布Kに付与さ
れる幅方向(×方向)のエキスバンドが、第8図におい
てテンションローラ48のほぼ下面の個所から基布Kが
ローラ48外周より離れるまでの間において最大となる
ように、前記カム機構60は設定ざれている。
なお、前記カム機構60及びスライドプレート68にお
いても第6図及び第7図の左に位置する口−ラ端部側に
ついて同様の構成となっている。
これによって各スライドプレート68のうち、テンショ
ンローラ48外周の同列上に位置する左右のスライドプ
レートは、テンションローラ48の軸線方向に関して常
に相反する方向、つまり互いに離れる方向か近づく方向
へスライドする。
第3図に刺しゆう縫いミシン20の供給側Aにおいて前
記基布Kの蛇行を修正するための装置の概略が平面で示
されている。この第3図において前記支持体46をガイ
ド47に沿って移動させるためのエアシリンダ80に対
しては、それぞれソレノイドバルブ80V1,80V2
を通じて所定のエアm<図示しない)からエアが供給さ
れるようになっている。また前記ストッパー用シリンダ
90に対してはソレノイドバルブ90Vを通じて同じく
所定のエア源からエアが供給されるようになっている。
なおエアシリンダ80は、その概略が表されている第4
区から明らかなように複動形式であって、前記ソレノイ
ドバルブ80V2  (80V1 )の切換えによって
ロツド82の作動方向が切換えられる。そしてソレノイ
ドバルブ80V1.80V2は、そのソレノイドに対す
る通電がオフ状態において第4図に示されているように
エアシリンダ80のロツド82を引込む方向にエアが供
給される。
第3図においてテンションローラ48よりも供,給II
A寄りの箇所には、前記基布Kの幅方向の位置ずれを検
出する手段として三傭の光電センザPH1〜PH3が基
布Kの幅方向に沿って配列されている。これらの各光電
センサP口1〜P口3は、それぞれの光通過部が前記基
布Kによって遣蔽されるか否かにより第3図に示されて
いる制御回路100に向けてデジタル信号を発信する。
例えば各光電センサP口1〜P口3は、その光通過部が
前記基布Kで巡蔽されることで、それまでのオフ状態か
らオン状態に切替わるように設定されている。
前記制御回路100はマイクロコンピュータなどのCP
U 1 0 2を用いて構成され、CPU102は前記
光電センサP口1〜P口3から入力される信号をRAM
104に一時記憶させ、かつROM1 06内のシステ
ムプログラムにしたがって前記基布Kの移送状況を判断
する。そしてCPU102はその判断によって得られた
結果に基づき、必要に応じて前記ソレノイドバルブ80
V1.80V2,90Vを通電するための電気信号を出
力する。
次に前記構成において刺しゆう縫い作業の概略を説明す
る。
すでに説明したように前記基布Kは第5図に示されてい
る供給部10から刺しゆう縫いミシン20の縫製部22
に送り出され、ここにおいて所定の刺しゆう縫いが行な
われた後、回収部12に順次回収される。さて前記縫製
部22において基布Kは、すでに説明したように両送り
ローラ40の間でY方向のテンション及びX方向のエキ
スバンドが付与されている。そして両送りローラ40は
、刺しゆう縫いのための制御信号に基づく前記モータ4
2の正逆回転により、共に周方向へ同期回転する。これ
によって縫製部21の基布Kは両送り目一ラ40の間で
Y方向へ移動制御される。
一方、前記ボールねじ38を回転させるためのモータ(
図示しない〉も、同じく刺しゆう縫いのための制御信号
に基づいて正逆回転する。これによって前記ローラフレ
ーム34.35がベッド24のレール26に沿って第6
図及び第7図の左右方向に移動し、これによって基布K
はX方向へ移,動制御される。
このように縫製i!l22において基布KをX方向及び
Y方向へ移動制御することで、前記各ミシンヘッド30
の針に対して基布Kを刺しゆう図柄に対応した位置へ移
動制御できる。この結果基布Kに所定の刺しゆう図柄が
縫製される。
次に前記縫製部22における基布Kへの張力付与につい
て説明する。まず前記両テンションローラ48にはそれ
ぞれのエアモータ54により、第8図に示されている矢
印の方向へ回転力が与えられている。これによって両送
りローラ40の間において基布KにY方向のテンション
が付与されているのは前述したとおりである。この状態
において、すでに説明した刺しゆう纏いのための$11
111あるいは基布Kを回収側Bへ移動させるなどの目
的で、前記両送りローラ40が第8図において反時計回
り方向へ同期回転された場合、基布Kは第8図の左方向
へ移送される。このとき、第8図の右側、すなわち基布
Kの供給側Bに位置しているテンションローラ48は、
エアモータ54による回転力に逆らって逆方向に回転す
ることとなる。
このときのテンションローラ48の回転により、このテ
ンションローラ48の軸線方向の両側にそれぞれ配列さ
れている前記スライドプレート68が、前記カム機構6
0の機能によってそれぞれスライドする。またテンショ
ンローラ48の外周に接している基布Kのヘムは、各ス
ライドプレート68に設けられている前記ビンプレート
72のビン74で刺されている。したがって基布Kは、
口−ラ端部方向へスライドするスライドプレート72に
よってX方向のエキスバンドが付与される。
このようにX方向のエキスバンドが付与ざれた基布Kは
、前記送り口一ラ40に至る間においてX方向に関し−
8フリーとなる。このときに、それまでのエキスバンド
の不均一が解消され、均一なエキスバンドがかけられた
状態で送りローラ40に導かれる。
次に前記基布Kの蛇行修正制御について説明する。まず
前記CPU102によるソフトウエア処理の内容が第9
図(イ)〜第9図(ヘ)のフローチャートで示されてい
る。この第9図(イ)〜第9図(ヘ)のフローチャート
は、前記刺しゆう縫いミシン2’Oによって刺しゆう縫
いを行なうためのメインルーチンに対するサブルーチン
としてプログラムされている。
そこでこのフローチャートにしたがってその処理を説明
する。まず第9図(イ)のステップs1oにおいて蛇行
修正制御の設定が自動になっているが否かが判断され、
自動であればステップ811に進む。このステップ81
1において、メインルーヂンにおける他のソフトウエア
処理によってオンされる蛇行修正制御の開始フラグがオ
ンか否か判断され、この開始フラグがオフの場合にはス
テップ812に移行して蛇行修正#J IIの開始フラ
グをオンにする。
続いてステップS13に移行し、第3図に示されている
前記光電センサP口1〜PH3がすべてオンか否かの判
断が行なわれ、イエスの場合には第9図0のステップ8
14に移行する。このステップ814において第3図に
示されているソレノイドバルブ80V2.90Vをオン
にする。
前記ステップ813で各光電センサPH1〜PH3がす
べてオンであると判断されたとき、前記基布Kは供給m
Aのテンションローラ48に送込まれる箇所で第3図の
矢印しで示す幅方向に位置ずれしている。そこでこの場
合には前記ソレノイドバルブ80V2.90Vをオンに
することで、エアシリンダ80及びストッパー用エアシ
リンダ90を作動させる。
これにより第3図で右側に位置している支持体46がス
トッパー用エアシリンダ90のロッド92でM4IIさ
れる位置までスライドする。このため供給側Aのテンシ
ョンローラ48の輸纏が基布Kとほぼ平行な方向に関し
て第3図の右側が供給側Aへ後退した状態に傾斜する。
この結果、基布Kの幅方向の位置ずれ、すなわち蛇行が
修正される。
さて第9図0のステップ814による処理を終えたのち
はステップ815に移行し、ここで各光電センサPH1
〜PH3の状態を第3図に示されているlilIwJ回
路100のRAM104にメモリー(M1)L、以下は
メインルーチンに戻って循環処理を続ける。
第9図(イ)のステップS13でノーと判断された場合
にはステップS16に移行し、各光電センサPHI〜P
日3がすべてオフか否かの判断が行なわれ、イエスの場
合には第9図(ハ)のステップS17に移行する。この
ステップS17において今度はソレノイドバルブ80V
1.90Vをオンにする。
すなわち第9図(イ)のステップS16でイエスと判断
された場合、前記基布Kは供給側Aにおいて第3図の矢
印Rの幅方向に位置ずれしている状態にある。したがっ
て、このときは第3図の左側に位画する支持体46をス
ライドさせてテンションローラ48の軸線を基布Kとほ
ぼ平行な方向に関して第3図の左側が供給111Aへ後
退した状態に傾斜させる。これによって基布Kの位置ず
れ、すなわち蛇行が修正される。
第9図(ハ)のステップS17での処理を終えたのちは
ステップ318に移行し、ここで各光電センサP口1〜
P口3の状態を前記RAM104にメモリー(Ml)L
たのち、メインルーチンに戻って所定の循環5l!lL
理を続ける。
第9図(イ)のステップ816でノーと判断された場合
には基布Kの幅方向の位置ずれ、すなわち蛇行は所定の
許容範囲内にあるものと判断され、ステップ819に移
行し、ここで各光電センサP日1〜P目3の状態を前記
RAM104にメモリー(M1)L、以下はメインルー
チンに戻って循環5l!l!理を続ける。
第9図0)の前記ステップS11においてイエスと判断
された場合、すなわち蛇行修正IIIIIIの開始フラ
グがオンの場合にはステップ820に移行し、ここで前
回のメモリー(M1〉をロードして光電センサP口1の
みがオンであるか否か判断される。
イエスの場合には第9図(ニ)のステップ821に移行
し、ここで現在の光電センサP口2はオンか否かの判断
が行なわれる。このステップ821でイエスと判断され
た場合にはステップ822に移行し、ソレノイドバルプ
80V1,90Vをオフにする。この後、ステップ32
3に移行し、現在の各光電センサP口1〜PH3の状態
を前記RAMIO4にメモリー(M1)L,、以下はメ
インルーチンに戻って循環処理を続ける。なお前記ステ
ップS21でノーで判断された場合にはそのままステッ
プ823に移行する。
前記ステップ320−823の処理は、前回において第
9図(ハ)の処理が行なわれたときに、基布Kの蛇行が
修正されたか否かをみるための処理である。
第9図(イ)のステップS20でノーと判断された場合
にはステップ824に移行し、前回のメモリ−(M1)
をロードして光電センサPH3のみオフか否かの判断が
行なわれる。イエスと判断された場合には第9図(ホ)
のステップS25に移行し、現在の光電センサP口2は
オンか否かの判断が行なわれる。ここでノーと判断ざれ
た場合にはステップ826に移行し、ソレノイドバルブ
80V290Vをオフにしたのち、ステップ327にお
いて現在の各光電センサP口1〜P口3の状態をRAM
104にメモリー(M1)する。以下はメインルーチン
に戻って循環処理を続ける。なお、ステップS25でY
ESと判断ざれた場合には直接にステップ827に移行
する。
前記ステップ824〜ステップ327の処理は、前回に
おいて第9図0の処理が行なわれたときに基布Kの蛇行
が修正されたか否かをみるための処理である。
第9図(イ)のステップ824においてノーと判断され
た場合にはステップ828に移行し、ここで現在の各光
電センサP口1〜PH3はすべてオンか否かの判断が行
なわれる。ここにおいてイエスと判断ざれた場合には第
9図0のステップS14に移行し、前述したと同様の処
理が行なわれる。
またステップS28でノーと判断された場合にはステッ
プ830に移行し、現在の各光電センサP口1〜P口3
はすべてオフか否かの判断が行なわれる。ここでイエス
と判断された場合には第9図(ハ)のステップ817に
移行し、前述したと同様の処理が行なわれる。ステップ
S30でノーと判断ざれた場合にはステップ831に移
行し、ここで現在の各光電センサP口1〜P日3の状態
を前記RAM104にメモリー(M1)Lたのち、メイ
ンルーチンに戻って以下の循環処理を続ける。
第9図(イ)のステップS10においてノーと判断され
たとき、すなわち蛇行修正制御の設定が手動である判断
されたときには、第9図(ヘ)のステップ840に移行
する。
さて刺しゆう縫いミシン20の供給側A(第3図の下側
)からみて右方向に位置ずれした基布Kを左方向へ戻す
ための手動スイッチ(図示しない)を左用の手動スイッ
チとし、逆に左方向に位置ずれした基布Kを右方向へ戻
すための手動スイッチ(図示しない〉を右用の手動スイ
ッチとする。そこで前記ステップS40において前記両
手動スイッチ(図示しない)のうち、左用の手動スイッ
チがオンか否か判断される。ここでイエスと判断された
場合にはステップS41に移行し、ソレノイドバルブ8
0V1.90Vをオンにする。またステップ840でノ
ーと判断された場合にはステップ842に移行し、右用
の手動スイッチはオンか否かの判断が行なわれる。ここ
でイエスと判断された場合にはステップ843に移行し
、ソレノイドバルブ80V2,90Vをオンにする。ス
テップS42でノーと判断された場合にはステップ34
4に移行し、ここでソレノイドバルブ80V1,80V
2.90Vをオフにする。
前記ステップS41、ステップ843及びステップ84
4の処理を終えたのちは、それぞれメインルーチンに戻
り以下の循環処理を続ける。この第9図(ヘ)で示され
ているフローチャートにより、図示されていない右側用
及び左側用の手動スイッチを選択的にオン,オフ操作す
ることで、前記エアシリンダ80及びストッパー用エア
シリンダ90の作動制御を行ない、例えば刺しゆう縫い
ミシン20の起動開始前において基布Kの蛇行を予め正
常な状態に修正しておくことができる。
また前記ストッパー用エアシリンダ90を作動させるこ
となく、左右のエアシリンダ80を同時に作動させて支
持体46を第2図に示されている状態から図面右方向へ
フルストロークさせることにより、前記送りローラ40
とテンションローラ48との間隔を大きくすることがで
きる。これにより、前記基布Kを前述したように送りロ
ーラ40及びテンションローラ48に巻き掛けてセット
する作業が容易となる。このことは回収側Bについても
同様の作業が可能である。
なお本実施例では、ttJ記のように基布Kをセットす
る際に使用するエアシリンダ80を、蛇行修正制御のた
めのアクチュエータに兼用しているが、蛇行修正11J
 ’m専用のアクチュエータを使用することは勿論可能
である。そして、その場合にはアクチュエータの作動ス
トロークは任意に設定できるため、前記ストッパー用エ
アシリンダ90は不要となる。
発明の効東1 本発明は,ミシンIii製部の供給測における単布の’
lt fi向の1立置4゜れを検出し、この立ほずれに
応じてそれを晦正すべく,供給側のテンションローラの
@線をfili斜させる構成であるから、小さな作動力
で基布の蛇行を修正でき、基布に対する剥しゅう縫いが
常に均一に行なわれる。また本発明では、基布そのもの
の蛇行を修正するのであるから、刺しゆう縫いが行なわ
れた後の基布をロール状に巻取って回収する場合に、乱
巻きを避けて適正に回収することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実庵例を示し、第1図は供給側のテン
ションローラに対する駆動機構を第7図の一部を拡大し
て表した断面図、第2図は各ローラを省略した状態で第
1図の■一■線矢視方向の側面図、第3図は基布の蛇行
修正のためのiill lm装置を表した平面図、第4
図は蛇行晦正制御のためのアクチュエータ(エアシリン
ダ)とその制御バルブ(ソレノイドバルブ)との関係を
表した説明図、第5図は刺しゆう縫いミシンの概略図、
第6図は第5図の右側(供給側)からみた背面図、第7
図は第6図の平面図、第8図は刺しゆう縫いミシンの縫
製部を拡大して表した概略図、第9図(イ)〜第9図(
ヘ)はCPUによって実行される蛇行修正処理の内容を
表したフローチャートである。 40・・・送りローラ 46・・・支 持 体 48・・・テンションローラ 80・・・アクチュエータ(エアシリンダ〉A・・・供
給側 B −・・回 収 側 P}11〜PH3−・・検出手段(光電センサ)κ一基
   布

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ミシン縫製部において基布の移送方向に関する供給側と
    回収側とにそれぞれ配置された送りローラと、これら両
    送りローラの下方位置に所定の間隔をもつてそれぞれ配
    置されたテンションローラとを有し、前記基布はテンシ
    ョンローラの外周に巻き掛けられて送りローラに導かれ
    、もって両送りローラの間に掛け渡されるとともに、刺
    しゆう縫いのための制御に基づき前記両送りローラを周
    方向へ同期回転させ、また両送りローラ及び両テンショ
    ンローラを共に軸線に沿つて移動させることで基布を移
    送方向及び幅方向へ移動させる形式の刺しゆう縫いミシ
    ンにおいて、 前記供給側に配置されているテンションローラの両端部
    をそれぞれ個別に支持し、かつ前記基布の移送方向へス
    ライド可能に組付けられた一対の支持体と、 これらの両支持体に対してそれぞれ個別にスライド動作
    を与えるアクチュエータと、 前記供給側での基布の幅方向の位置ずれを検出可能な検
    出手段と、 この検出手段からの信号に基づいて前記基布の幅方向の
    位置ずれを修正すべく、供給側のテンションローラの軸
    線を傾斜させるように前記アクチュエータに作動信号を
    出力する制御手段とを備えた刺しゆう縫いシミンにおけ
    る基布の蛇行修正装置。
JP16291489A 1989-06-26 1989-06-26 刺しゅう縫いミシンにおける基布の蛇行修正装置 Pending JPH03206164A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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