JPH03204849A - α・β―不飽和ニトリルの製造方法 - Google Patents
α・β―不飽和ニトリルの製造方法Info
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- JPH03204849A JPH03204849A JP26630990A JP26630990A JPH03204849A JP H03204849 A JPH03204849 A JP H03204849A JP 26630990 A JP26630990 A JP 26630990A JP 26630990 A JP26630990 A JP 26630990A JP H03204849 A JPH03204849 A JP H03204849A
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、プロピレン、イソブチレンまたは第三級ブチ
ルアルコールをアンモオキシデーションによって、プロ
ピレン、イソブチレンまたは第三級アルコールと同じ炭
素数を有するα・β−不飽和ニトリルを製造する方法に
関するものである。
ルアルコールをアンモオキシデーションによって、プロ
ピレン、イソブチレンまたは第三級アルコールと同じ炭
素数を有するα・β−不飽和ニトリルを製造する方法に
関するものである。
(従来の技術)
従来より気相接触反応によってアンモニア、酸素含有ガ
ス、およびプロピレン、イソブチレンまたは第三級アル
コールを反応させて不飽和ニトリルを製造する場合には
、流動層が広く採用されている。流動層反応器は、通常
、下部にガスの分散器、除熱コイル等が設けられている
。また、その上部にはサイクロンが設けられ、触媒とガ
スの分離が行われる。
ス、およびプロピレン、イソブチレンまたは第三級アル
コールを反応させて不飽和ニトリルを製造する場合には
、流動層が広く採用されている。流動層反応器は、通常
、下部にガスの分散器、除熱コイル等が設けられている
。また、その上部にはサイクロンが設けられ、触媒とガ
スの分離が行われる。
反応器内に供給されるガスの組成は、それらをあらかじ
め混合すると爆発範囲内の組成となるから、プロピレン
、イソブチレンまたは第三級アルコールとアンモニアの
混合ガスは(以後、この混合ガスを[オレフィン混合ガ
ス」と略記する)、酸素含有ガスの供給口とは別個の供
給口から供給する必要がある。
め混合すると爆発範囲内の組成となるから、プロピレン
、イソブチレンまたは第三級アルコールとアンモニアの
混合ガスは(以後、この混合ガスを[オレフィン混合ガ
ス」と略記する)、酸素含有ガスの供給口とは別個の供
給口から供給する必要がある。
また、上記の反応は発熱反応であるから、流動層内部に
は酸素含有ガス分散板または分散管、「オレフィン混合
ガス」分散管以外に除熱コイルが設置されている。反応
器内の除熱コイル、「オレフィン混合ガス」分散管、酸
素含有ガス分散管または分散板の相対的位置は、通常、
下部より順次、酸素含有ガス分散管または分散板、「オ
レフィン混合ガス」分散管、除熱コイルの順序となって
いる。
は酸素含有ガス分散板または分散管、「オレフィン混合
ガス」分散管以外に除熱コイルが設置されている。反応
器内の除熱コイル、「オレフィン混合ガス」分散管、酸
素含有ガス分散管または分散板の相対的位置は、通常、
下部より順次、酸素含有ガス分散管または分散板、「オ
レフィン混合ガス」分散管、除熱コイルの順序となって
いる。
反応器内における[オレフィン混合ガス」と酸素含有ガ
スの混合の善し悪しは、反応収率に著しく影響すること
は広く知られており(例えば、英国特許1126617
.3230246等)、また、特公昭50−15772
号においては、除熱コイルとオレフィン分散管の間に5
〜40%の断面積を占めるように邪魔管を挿入すること
で収率向上を図ることが捉案されている。しかし、工業
的な流動装置では、上記の他に触媒ロスおよび装置の摩
耗が重要であることは広く知られているが、その解決策
については充分検討されていないのが現状である。
スの混合の善し悪しは、反応収率に著しく影響すること
は広く知られており(例えば、英国特許1126617
.3230246等)、また、特公昭50−15772
号においては、除熱コイルとオレフィン分散管の間に5
〜40%の断面積を占めるように邪魔管を挿入すること
で収率向上を図ることが捉案されている。しかし、工業
的な流動装置では、上記の他に触媒ロスおよび装置の摩
耗が重要であることは広く知られているが、その解決策
については充分検討されていないのが現状である。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、α・β−不飽和ニトリルの製造方法に用いる
工業的な流動装置において重要な要素である触媒ロスと
装置の摩耗を低減する方法を提供することを目的とする
ものである。
工業的な流動装置において重要な要素である触媒ロスと
装置の摩耗を低減する方法を提供することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段)
本発明者は、流動層による不飽和ニトリルの製造に関し
、酸素含有ガス分散板または分散管の吹出孔に形成され
るジェット内に「オレフィン混合ガス」を向流混合する
際に、「オレフィン混合ガス」吹出速度と酸素含有ガス
吹出速度の差が「オレフィン混合ガス」吹出孔(または
酸素含有ガス吹出孔)の摩耗と触媒アトリッションの増
大に著しく影響する点に着目して検討を進めた結果、本
発明を完成するに至ったのである。
、酸素含有ガス分散板または分散管の吹出孔に形成され
るジェット内に「オレフィン混合ガス」を向流混合する
際に、「オレフィン混合ガス」吹出速度と酸素含有ガス
吹出速度の差が「オレフィン混合ガス」吹出孔(または
酸素含有ガス吹出孔)の摩耗と触媒アトリッションの増
大に著しく影響する点に着目して検討を進めた結果、本
発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、プロピレン、イソブチレンまたは
第三級ブチルアルコールをアンモニアと酸素含有ガスと
共に高温かつ気相で流動層反応触媒によって接触反応さ
せて、プロピレン、イソブチレンまたは第三級アルコー
ルと同じ炭素数を有するα・β−不飽和ニトリルを製造
するに当たり、下部より酸素含有ガス分散板または分散
管、プロピレン、イソブチレンまたは第三級アルコール
とアンモニアの混合ガス分散管、除熱コイルを配置した
反応器を用い、酸素含有ガス分散板または分散管の吹出
孔に形成されるジェット内にプロピレン、イソブチレン
または第三級アルコールを導入して、酸素含有ガスと原
料オレフィンまたは第三級アルコールを向流混合する際
に、酸素含有ガス/(オレフィン混合ガス)の吹出速度
比を0.5〜1.5の範囲とすることを特徴とするα・
β不飽和ニトリルの製造方法である。
第三級ブチルアルコールをアンモニアと酸素含有ガスと
共に高温かつ気相で流動層反応触媒によって接触反応さ
せて、プロピレン、イソブチレンまたは第三級アルコー
ルと同じ炭素数を有するα・β−不飽和ニトリルを製造
するに当たり、下部より酸素含有ガス分散板または分散
管、プロピレン、イソブチレンまたは第三級アルコール
とアンモニアの混合ガス分散管、除熱コイルを配置した
反応器を用い、酸素含有ガス分散板または分散管の吹出
孔に形成されるジェット内にプロピレン、イソブチレン
または第三級アルコールを導入して、酸素含有ガスと原
料オレフィンまたは第三級アルコールを向流混合する際
に、酸素含有ガス/(オレフィン混合ガス)の吹出速度
比を0.5〜1.5の範囲とすることを特徴とするα・
β不飽和ニトリルの製造方法である。
本発明においては、酸素含有ガスのジェット内に「オレ
フィン混合ガス」を供給し、向流混合させる。このため
に前記のジェット内に「オレフィン混合ガス」吹出管を
設置する方法がとられる。
フィン混合ガス」を供給し、向流混合させる。このため
に前記のジェット内に「オレフィン混合ガス」吹出管を
設置する方法がとられる。
これを第1図および第2図で詳細に説明する。
第1図は、本発明において用いられる反応器の概略図で
ある。図中、1は反応器本体、2は除熱コイル、3は[
オレフィン混合ガス」分散管、4は酸素含有ガス分散板
、5は流動触媒が存在する流動触媒層である。第2図は
[オレフィン混合ガス」分散管および酸素含有ガス分散
板の相互関係を示す説明図であり、6は「オレフィン混
合ガス」吹出管、7は酸素含有ガス吹出管、図中の破線
は「オレフィン混合ガス」および酸素含有ガスのジェッ
トを示している。■1は「オレフィン混合ガス」の吹出
速度、■2は酸素含有ガスの吹出速度を示す。
ある。図中、1は反応器本体、2は除熱コイル、3は[
オレフィン混合ガス」分散管、4は酸素含有ガス分散板
、5は流動触媒が存在する流動触媒層である。第2図は
[オレフィン混合ガス」分散管および酸素含有ガス分散
板の相互関係を示す説明図であり、6は「オレフィン混
合ガス」吹出管、7は酸素含有ガス吹出管、図中の破線
は「オレフィン混合ガス」および酸素含有ガスのジェッ
トを示している。■1は「オレフィン混合ガス」の吹出
速度、■2は酸素含有ガスの吹出速度を示す。
第2図から明らかなように、「オレフィン混合ガスJ吹
出孔は酸素含有ガス吹出孔に形成されるジェット内で対
向し、向流混合される。工業装置においては、「オレフ
ィン混合ガス」と酸素含有ガス吹出孔の間隔は25mm
〜200m、好ましくは50mm〜100mmとする。
出孔は酸素含有ガス吹出孔に形成されるジェット内で対
向し、向流混合される。工業装置においては、「オレフ
ィン混合ガス」と酸素含有ガス吹出孔の間隔は25mm
〜200m、好ましくは50mm〜100mmとする。
[オレフィン混合ガス」と酸素含有ガス吹出孔の間隔が
25mm以下では、吹出孔付近で触媒の流動状態が悪化
した時に、触媒が固化し異常高温現象を起こす場合があ
る。
25mm以下では、吹出孔付近で触媒の流動状態が悪化
した時に、触媒が固化し異常高温現象を起こす場合があ
る。
また、上記分散板および分散管には、「オレフィン混合
ガス」および酸素含有ガスを反応器の半径方向に均一に
分散させる機能が要求されるため、分散板または分散管
の吹出孔で差圧を大きくとることが必要である。ちなみ
に、工業装置としては、吹出管の個数が100個以上の
ものである。この場合には吹出孔速度が大きくなるため
、触媒のアトリンジョンを防止する意味で、吹出速度調
整用の吹出管を設けることが行われている。
ガス」および酸素含有ガスを反応器の半径方向に均一に
分散させる機能が要求されるため、分散板または分散管
の吹出孔で差圧を大きくとることが必要である。ちなみ
に、工業装置としては、吹出管の個数が100個以上の
ものである。この場合には吹出孔速度が大きくなるため
、触媒のアトリンジョンを防止する意味で、吹出速度調
整用の吹出管を設けることが行われている。
吹出管構造も触媒のアトリンジョンに影響することはよ
く知られており、吹出管の長さと内径の比は5以上、好
ましくは8以上とする。通常、「オレフィン混合ガス」
吹出孔および酸素含有ガス吹出孔からのガスの吹出速度
は、触媒の流動性および触媒の摩耗の観点から20m/
sec〜80m/secの範囲にあり、また、ジェット
内部には希薄であるが流動触媒が存在する。したがって
、「オレフィン混合ガス」吹出速度と酸素含有ガス吹出
孔速度の差が大きい時には、対向する低速側の吹出孔に
高速で流動触媒が衝突し、吹出孔内部にまで触媒が侵入
することになる。この内部に侵入した触媒が流動層内に
再噴出する際に「オレフィン混合ガス」吹出孔(または
酸素含有ガス吹出孔)が摩耗し、また、触媒のアトリン
ジョンによって触媒ロスの増大を招く結果となる。
く知られており、吹出管の長さと内径の比は5以上、好
ましくは8以上とする。通常、「オレフィン混合ガス」
吹出孔および酸素含有ガス吹出孔からのガスの吹出速度
は、触媒の流動性および触媒の摩耗の観点から20m/
sec〜80m/secの範囲にあり、また、ジェット
内部には希薄であるが流動触媒が存在する。したがって
、「オレフィン混合ガス」吹出速度と酸素含有ガス吹出
孔速度の差が大きい時には、対向する低速側の吹出孔に
高速で流動触媒が衝突し、吹出孔内部にまで触媒が侵入
することになる。この内部に侵入した触媒が流動層内に
再噴出する際に「オレフィン混合ガス」吹出孔(または
酸素含有ガス吹出孔)が摩耗し、また、触媒のアトリン
ジョンによって触媒ロスの増大を招く結果となる。
本発明においては、酸素含有ガス/オレフィン混合ガス
の吹出速度比を0.5〜1.5とするのであるが、吹出
速度比が上記範囲外の場合に比較して、「オレフィン混
合ガス」吹出孔(または酸素含有ガス吹出孔)の摩耗と
触媒のアトリンジョンが顕著に改善される。
の吹出速度比を0.5〜1.5とするのであるが、吹出
速度比が上記範囲外の場合に比較して、「オレフィン混
合ガス」吹出孔(または酸素含有ガス吹出孔)の摩耗と
触媒のアトリンジョンが顕著に改善される。
本発明に使用される触媒としては、原料オレフィンまた
は第三級アルコールのアンモオキシデーション用触媒と
して公知の流動触媒はすべて使用できるが、好ましくは
Mo系およびsb系触媒が使用される(例えば、特公昭
54−12913、特公昭58−2232、特公昭61
−26419、特公昭61−58462など)。酸素含
有ガスとしては、分子状の酸素を含有することが必要で
あり、例えば、純酸素やあるいはこれを窒素ガスのよう
に不活性ガスで希釈したものが用いられ、特に好適には
空気が使用される。酸素含有ガスとして空気を用いる場
合の反応器に供給する原料空気は、原料オレフィンまた
は第三級アルコールに対し5〜19モル比、好ましくは
7〜14モル比であり、供給アンモニアは原料オレフィ
ンまたは第三級アルコールに対し1〜2モル比、好まシ
クハ1〜1.5モル比の範囲である。
は第三級アルコールのアンモオキシデーション用触媒と
して公知の流動触媒はすべて使用できるが、好ましくは
Mo系およびsb系触媒が使用される(例えば、特公昭
54−12913、特公昭58−2232、特公昭61
−26419、特公昭61−58462など)。酸素含
有ガスとしては、分子状の酸素を含有することが必要で
あり、例えば、純酸素やあるいはこれを窒素ガスのよう
に不活性ガスで希釈したものが用いられ、特に好適には
空気が使用される。酸素含有ガスとして空気を用いる場
合の反応器に供給する原料空気は、原料オレフィンまた
は第三級アルコールに対し5〜19モル比、好ましくは
7〜14モル比であり、供給アンモニアは原料オレフィ
ンまたは第三級アルコールに対し1〜2モル比、好まシ
クハ1〜1.5モル比の範囲である。
なお、反応温度は350〜600℃、好ましくは400
〜500℃、圧力は3kg/Cl1TG以下、好ましく
は0.2〜1. 5kg/c111G、接触時間は1〜
10秒、好ましくは2〜4秒の条件下で行われる。
〜500℃、圧力は3kg/Cl1TG以下、好ましく
は0.2〜1. 5kg/c111G、接触時間は1〜
10秒、好ましくは2〜4秒の条件下で行われる。
(実施例)
次に、本発明を実施例および比較例により説明する。
実施例1
使用した反応器は直径3.7mで、触媒は粒径10〜1
00μ、平均粒径60μのモリブデン−ビスマス系シリ
カ担体触媒である。
00μ、平均粒径60μのモリブデン−ビスマス系シリ
カ担体触媒である。
反応ガスの接触時間が触媒の静止層高基準で3secに
なるように、上記触媒を反応器に充填し、流動層の下部
には空気分散板を設置し、さらに、プロピレン・アンモ
ニア分散管を、その開口部の上部に位置させ、プロピレ
ンとアンモニアの混合ガスと空気の吹出孔の間隔を50
11nとし、完全に対向させた。空気/(プロピレン・
アンモニア混合ガス)吹出速度比を1.1とし、空気分
散板下部より空気を、プロピレン・アンモニア分散管よ
リブロビレンとアンモニアの混合ガスを空気との混合ガ
ス中のプロピレン濃度が10容量%になるように導入し
、反応温度460°Cで運転を行ったところ、触媒ロス
は初期触媒投入量に対し、毎月0.014〜0.016
kg/kgの割合で推移した。
なるように、上記触媒を反応器に充填し、流動層の下部
には空気分散板を設置し、さらに、プロピレン・アンモ
ニア分散管を、その開口部の上部に位置させ、プロピレ
ンとアンモニアの混合ガスと空気の吹出孔の間隔を50
11nとし、完全に対向させた。空気/(プロピレン・
アンモニア混合ガス)吹出速度比を1.1とし、空気分
散板下部より空気を、プロピレン・アンモニア分散管よ
リブロビレンとアンモニアの混合ガスを空気との混合ガ
ス中のプロピレン濃度が10容量%になるように導入し
、反応温度460°Cで運転を行ったところ、触媒ロス
は初期触媒投入量に対し、毎月0.014〜0.016
kg/kgの割合で推移した。
また、反応を止めてプロピレン分散管を点検したところ
、分散管の吹出孔の先端部の摩耗は全くなかった。
、分散管の吹出孔の先端部の摩耗は全くなかった。
実施例2
実施例1において、空気/(プロピレン・アンモニア混
合ガス)吹出速度比を0.7とした以外は、実施例1と
同様の反応器を使用して同様の反応を行ったところ、実
施例1と同様の結果であった。
合ガス)吹出速度比を0.7とした以外は、実施例1と
同様の反応器を使用して同様の反応を行ったところ、実
施例1と同様の結果であった。
実施例3
t−ブチルアルコールとアンモニアの混合ガスと空気を
塔径5.3mの流動層反応器に導入し、メタクリロニト
リルを製造した。使用触媒、反応条件、吹出管構造は実
施例1と同様である。
塔径5.3mの流動層反応器に導入し、メタクリロニト
リルを製造した。使用触媒、反応条件、吹出管構造は実
施例1と同様である。
空気/(1−ブチルアルコール・アンモニア混合ガス)
吹出速度比を1.1として反応を行ったところ、触媒ロ
スは初期触媒投入量に対し、毎月0.016〜0.01
8)cg/kgの割合で推移した。
吹出速度比を1.1として反応を行ったところ、触媒ロ
スは初期触媒投入量に対し、毎月0.016〜0.01
8)cg/kgの割合で推移した。
また、反応を止めた後の点検においても、分散管の摩耗
は全くなかった。
は全くなかった。
比較例1
実施例1において、空気/(プロピレン・アンモニア混
合ガス)吹出速度比を2.9とした以外は、実施例1と
同様の反応器を使用して同様の反応を行ったところ、触
媒ロスが多く、初期触媒投入量に対し、毎月0.020
〜0.024kg/kgの割合で触媒をロスした。反応
を止めてプロピレン分散管を点検したところ、分散管の
吹出孔の先端部がすべて摩耗していた。
合ガス)吹出速度比を2.9とした以外は、実施例1と
同様の反応器を使用して同様の反応を行ったところ、触
媒ロスが多く、初期触媒投入量に対し、毎月0.020
〜0.024kg/kgの割合で触媒をロスした。反応
を止めてプロピレン分散管を点検したところ、分散管の
吹出孔の先端部がすべて摩耗していた。
(発明の効果)
本発明によれば、上記実施例に示したように、触媒ロス
が極めて少なく、また、反応器の摩耗を低減することが
できる。
が極めて少なく、また、反応器の摩耗を低減することが
できる。
第1図は、本発明において用いられる反応器の概略図、
第2図は「オレフィン混合ガス」分散管および酸素含有
ガス分散板の相互関係を示す説明図である。 1・・・反応器本体 2・・・除熱コイル3・・・
「オレフィン混合ガス」分散管4・・・酸素含有ガス分
散板 5・・・流動触媒層 6・・・ 「オレフィン混合ガス」吹出管7・・・酸素
含有ガス吹出管 vl・・・ 「オレフィン混合ガス」の吹出速度v2・
・・酸素含有ガスの吹出速度 第 1 図 (ほか1名) 第 2 図
第2図は「オレフィン混合ガス」分散管および酸素含有
ガス分散板の相互関係を示す説明図である。 1・・・反応器本体 2・・・除熱コイル3・・・
「オレフィン混合ガス」分散管4・・・酸素含有ガス分
散板 5・・・流動触媒層 6・・・ 「オレフィン混合ガス」吹出管7・・・酸素
含有ガス吹出管 vl・・・ 「オレフィン混合ガス」の吹出速度v2・
・・酸素含有ガスの吹出速度 第 1 図 (ほか1名) 第 2 図
Claims (1)
- プロピレン、イソブチレンまたは第三級ブチルアルコー
ルをアンモニアと酸素含有ガスと共に高温かつ気相で流
動層反応触媒によって接触反応させて、プロピレン、イ
ソブチレンまたは第三級アルコールと同じ炭素数を有す
るα・β−不飽和ニトリルを製造するに当たり、下部よ
り酸素含有ガス分散板または分散管、プロピレン、イソ
ブチレンまたは第三級アルコールとアンモニアの混合ガ
ス分散管、除熱コイルを配置した反応器を用い、酸素含
有ガス分散板または分散管の吹出孔に形成されるジェッ
ト内にプロピレン、イソブチレンまたは第三級アルコー
ルを導入して、酸素含有ガスとプロピレン、イソブチレ
ンまたは第三級アルコールを向流混合する際に、酸素含
有ガス/(プロピレン、イソブチレンまたは第三級アル
コールとアンモニアの混合ガス)の吹出速度比を0.5
〜1.5の範囲とすることを特徴とするα・B−不飽和
ニトリルの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26017289 | 1989-10-06 | ||
JP1-260172 | 1989-10-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03204849A true JPH03204849A (ja) | 1991-09-06 |
Family
ID=17344322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26630990A Pending JPH03204849A (ja) | 1989-10-06 | 1990-10-05 | α・β―不飽和ニトリルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03204849A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002265431A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-18 | Daiyanitorikkusu Kk | アンモ酸化反応の停止方法 |
-
1990
- 1990-10-05 JP JP26630990A patent/JPH03204849A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002265431A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-18 | Daiyanitorikkusu Kk | アンモ酸化反応の停止方法 |
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