JPH11501566A - 流動床反応器およびこれを用いた反応方法 - Google Patents

流動床反応器およびこれを用いた反応方法

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JPH11501566A JP8523408A JP52340896A JPH11501566A JP H11501566 A JPH11501566 A JP H11501566A JP 8523408 A JP8523408 A JP 8523408A JP 52340896 A JP52340896 A JP 52340896A JP H11501566 A JPH11501566 A JP H11501566A
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Abstract

(57)【要約】 アンモ酸化または酸化用の流動床反応器およびそれを用いたアンモ酸化または酸化方法。流動床反応器が、反応器(5)、有機物を含有するガスを供給しかつ分散する散布器および酸素含有ガスを供給しかつ分散する分配器からなり、該散布器がヘッダー(2)と該ヘッダー(2)から横方向に接続された複数の分散管(3)とからなり、該分散管(3)が各々複数のオリフィス(4)を有し、ここでヘッダー(2)から最も遠いオリフィス(4)の孔径がヘッダー(2)から最も近いオリフィス(4)の孔径よりも大きく、且つ、あるオリフィス(4)の孔径がそのオリフィス(4)よりヘッダー(2)に近い隣接のオリフィス(4)の孔径より大きいかもしくは等しい流動床反応器。

Description

【発明の詳細な説明】 流動床反応器およびこれを用いた反応方法 技術分野 本発明は、アンモ酸化または酸化用の流動床反応器およびこれを用いたアンモ 酸化または酸化方法に関する。 背景技術 アンモ酸化または酸化は、長年工業的に実施されており、それに用いられる数 多くの流動床反応器が提案されている。しかしながら、その原料の供給散布器装 置(スパージャー)の構造については、わずかに英国特許第1,265,770 号明細書、JP−A−3−258号公報、JP−A−6−211768号公報等 にしか開示されていない(本明細書で使用する用語「JP−A」とは日本国特許 公開公報を意味する。)。 最初の2つの公報、即ち、英国特許第1,265,770号明細書およびJP −A−3−258号公報には、酸素ガス出口孔およびプロピレン/アンモニア出 口孔が互いに対向するように作られており、即ち、1個の酸素ガス出口孔が1個 のプロピレン/アンモニア出口孔と、両方の孔が同一軸に並んだ状態で対面する ように設計されているが、オリフィスの孔径に関する認識はない。後者の公報、 即ち、JP−A−6−211768号公報は、供給導管の窒化を防ぐために導管 内のアンモニアの温度をその解離温度以下に保持する方法に関する。より詳しく は後者の方法は、各々の導管に断熱材料の保護層を設けることを提案しているが 、前者の2つの公報と同様にオリフィスの孔径に関する認識はない。 発明の開示 本発明の目的は、特に、反応ガスが2系統に分けて供給される場合のアンモ酸 化または酸化反応において、反応器内の局所的な反応ガスのモル比分布を制御す ることによって反応の収率を改善する流動床反応器を提供することにある。 本発明の別の目的は上記反応器を用いるアンモ酸化または酸化方法を提供する ことにある。 本発明の他の目的・効果は以下の記載より明らかになるであろう。 本発明は、反応器、有機物を含有するガスを供給しかつ分散するスパージャー および酸素含有ガスを供給しそして分散する分配器からなり、該スパージャーが 、ヘッダーと、該ヘッダーから横方向に接続された複数の分散管とからなり、該 分散管が各々複数のオリフィスを有するアンモ酸化または酸化用流動床反応器に おいて、ヘッダーから最も遠いオリフィスの孔径がヘッダーに最も近いオリフィ スの孔径よりも大きく、そしてあるオリフィスの孔径がそのオリフィスよりヘッ ダー近くに隣接するオリフィスの孔径より大きいか或いは等しいものである流動 床反応器に関するものである。 本発明はまた、上記流動床反応器中で有機物をアンモ酸化または酸化する段階 からなるアンモ酸化または酸化方法に関するものである。 図面の簡単な説明 図1は、本発明による流動床反応器のスパージャーの一例を示す概略図である 。 図2は、図1の線A−Aに沿ったオリフィスの概略断面図である。 図3は、本発明の対象である流動床反応器の一例の縦断面概略図である。 図4は、本発明の対象である流動床反応器の別の例の縦断面概略図である。 発明の実施するための最良の態様 本発明が適用されるアンモ酸化反応または酸化反応は、特に制限されるもので はない。アンモ酸化反応または酸化反応の例としては、プロピレン、ブテンまた はプロパンをアンモニアおよび酸素と反応させることによって対応するニトリル を製造するアンモ酸化反応;プロピレン、ブテンまたはプロパンを酸素と反応さ せることによってオキサイド類を製造する酸化反応;塩素酸化等の酸化反応;お よび同様の反応が挙げられる。本発明による流動床反応器は、工業的に実施する 装置を対象にしている。 本発明による流動床反応器を添付図面を参照にして以下に説明するが、本発明 はこれにより何等限定されるものではない。 図1は、本発明による流動床反応器のスパージャーの一例を示す概略図である 。酸素および/または原料を供給し、分散するスパージャー、ヘッダー2から横 方向に連通している数多くの分散管3を有している。各分散管3は、ガス出口と なる数多くのオリフィス4を有している。オリフィスの各孔径は、ヘッダーより 遠い位置に配置されたオリフィスほど大きな孔径となるように設計されている。 符号5は、反応器の周壁を表わす。図2は、オリフィスの概略断面図である。 図1はヘッダーがスパージャーを横断している態様を示している が、スパージャーが大きい場合は、ヘッダーの真ん中から横方向に延びる補助ヘ ッダーを設け、ヘッダーを交差状に形成することもできる。ヘッダーから横方向 にに接続された分散管の数は、スパージャー大きさ、すなわち、流動床反応器の 大きさに基づいて変化する。分散管の数は一般には約10〜約300個、好まし くは約20〜約200個である。 各分散管におけるオリフィスの数は、分散管の長さ、あるいはオリフィスがカ バーする領域の設定に基づいて決定される。一般には、オリフィスの数は、短い 分散管の場合には1〜約4個であることが好ましく、一方、長い分散管の場合に は約4〜約50個であることが好ましい。本発明においては、オリフィスの孔径 は、スパージャー外周部分に近いオリフィスほど大きな孔径となるように設計さ れる。好ましくは、オリフィスの最大孔径と最小孔径との比率が約1.02〜約 1.3の範囲である。孔径は連続して変化してもよく、あるいはいくつかのオリ フィスが同一の孔径を有するように段階的に変化させてもよい。他のオリフィス と異なる孔径を有するオリフィスの数は、オリフィスの総数に基づいて好ましく は少なくとも10%であり、より好ましくは少なくとも50%である。オリフィ スの孔径は一般的には1.5〜20mmの範囲から選ばれる。 本発明者らは鋭意研究を行い、その結果以下の事実を見出した。 すなわち、固定床反応器におけるアンモ酸化または酸化反応において、反応ガ スのモル比が反応収率に多大に影響し、それにより反応ガスの適当なモル比が存 在する。かかる反応を、反応ガスが2系統から別個に供給される流動床反応器で 行う場合、例えば、アンモ 酸化の場合には、反応ガスのモル比は以下の通りである。 酸素または空気が一方の系から供給され、プロピレンおよびアンモニアガスが 他方の系より供給される場合、流動床反応器内における反応ガスの局所的モル比 分布が重要となってくる。局所的モル比分布が反応器全体にわたって均一の場合 、反応器全体における適当なモル比を設定することが可能である。しかしながら 、局所的モル分布が不均一の場合には、反応器の内部が酸素の不足のために多量 の未反応オレフィンが残存する領域と酸素過剰のために多量の副生成物が製造さ れる領域とに分かれるために反応器全体における収率は低くなる。 局所的モル比は、分散管オリフィスからのガスの吹き出し量を均一にすること によって均一にできる。本発明者等による分析によると、ガスの吹き出し量に多 大な影響を持つ因子がスパージャー中で上昇するガス温度であることと、同様に スパージャーの反応器入口に近い部分とそこから離れた部分との温度差が50〜 200℃あるいはそれ以上であることを見出した。ガス温度上昇の程度は、ヘッ ダーの長さ、分散管の各々の長さ、流動床と供給ガスとの温度差等によって変化 する。他方、ヘッダーおよび分散管における圧力損失は一般的に小さく、ガスの 吹き出し量の差に対してはほとんど影響しないことも見出した。更に、オリフィ スの各孔径の差によって生じる流出係数の変化が無視できるほど少なく、また同 一の流出係数を使用してもよいことも見出した。 従って、各オリフィスのガス吹き出し量を同一にするためには、分散管内部の ガス温度に応じてオリフィス孔径を変えれば良い。孔 径とガス温度との関係は下記の式(1)で示すことができる。 D ∝ T1/4 (1) 式中、Dはオリフィスの孔径を示し、Tは各オリフィスにおけるガスの温度で あり,絶対温度(K)で表わされる。 ガス温度Tは、反応器入口に供給されるガスの温度からスパージャーの末端に おけるガス温度までの範囲である。ある場合には、、ガス温度Tは300〜65 0Kの範囲に分布する。ガス温度Tは熱伝導の一般的計算によってあるいは実測 によって決められる。ガス温度Tの上昇は、一般にヘッダーにおける温度上昇お よび各分散管における温度上昇によってなされる。従って、オリフィスの反応ガ スの各吹き出し量は、分散管におけるオリフィスの各孔径が上記の通りヘッダー に遠いオリフィスほど大きな孔径となるように設計された場合に均一にすること ができる。 酸素含有ガスを供給し分散する分配器は特に制限されず、例えば、多孔板また はスパージャーであってもよい。例えば、酸素含有ガスを供給し分散する分配器 は、有機物含有ガスを供給し分散するスパージャーと同様な構成を有するスパー ジャーであってもよい。 図3に示すように、酸素含有ガスが多孔板8により分散される場合、ガスの温 度はほぼ均一である。この場合、すべてのオリフィスの各孔径が等しく作られた 場合、吹き出されたガスの量はほぼ均一となる。他方、有機物混合ガススパージ ャー1において、内部ガス温度分布に従ってオリフィス孔径を変えることによっ て均一なガス吹出量とすることが重要である。符号6は酸素導入管を表わし、7 は有機物混合ガス導入管を表わし、9は冷却コイルを表わす。 図4に示すように、有機物混合ガスがスパージャー1により分散され、酸素含 有ガスがスパージャー1’により分散される場合、酸素含有ガスの吹き出し量お よび有機物混合ガスの吹き出し量の両方が各々均一となるようスパージャー1お よび1’の内部におけるガス温度に従ってオリフィス孔径を変化させることが重 要である。特に、酸素含有ガスが流動床の主要ガスである場合には、その均一な 吹き出しが良好な流動状態を形成するのに必須である。 アンモ酸化または酸化反応で公知のすべての触媒が本発明における触媒として 用いることができる。更に、数多くの公知文献および特許公報に記載のいかなる 公知の条件をも本発明の反応条件として用いることができる。例えば、α,β− 不飽和ニトリルの製造用のアンモ酸化反応の条件は、以下の通りである。 反応器に供給する原料である酸素含有ガス(空気)は、オレフィンまたは三級 アルコールのモル数に対して5〜15モルの量で、好ましくは7〜14モルの量 で使用され、アンモニアはオレフィンまたは三級アルコールのモル数に対して1 〜2モルの量で、好ましくは1〜1.5モルの量で使用される。反応温度は35 0〜600℃、好ましくは400〜500℃であり、圧力は3kg/cm2G未 満、好ましくは0.2〜1.5kg/cm2Gの範囲であり、接触時間は1〜1 5秒間、好ましくは2〜6秒間である。 実施例 本発明の実施例および比較例を用いて本発明を更に詳しく説明するが、本発明 はこれらに限定されるものではない。 実施例および比較例において、反応ガスに含有される未反応オレ フィンはガスクロマトグラフィーにより分析した。ガスサンプリングノズルを高 さ9mの中央部分におけるr/R=0.0(rは反応器の中心からの距離を示し 、そしてRは反応器の半径を示す)の位置、および同一の高さの外周部分におけ るr/R=0.9の位置に各々設け、ノズルから吹き出したガスを水洗し、つい で取り出す方法により反応ガスをサンプリングした。反応器の構造および反応条 件は、特に記述したも以外は一般に使用されているものであり、誤差範囲内のも のである。 実施例1および比較例1 使用した反応器の直径は、7.8mであった。使用した触媒は、粒径10〜1 00μmで平均粒径50μmのモリブデン−ビスマス−鉄の担持触媒であった。 静止層の高さが3mとなるように反応器を上記触媒で満たした。空気分散板とし て、互いに同一の孔径のオリフィスを有する分散板を用いた。プロピレンとアン モニアとの混合ガスは、図1に示すようにヘッダーから遠いオリフィスほど孔径 が大きくなるように設計されたオリフィスを有するスパージャーを用いて導入し た。オリフィスの各孔径を、3種類、即ち、最大孔径(図1中記号○で示す)、 中間孔径(図1中記号Δで示す)および最小孔径(図1中記号×で示す)に分け た。最大孔径と最小孔径との比率を1.15とした。オリフィスの全孔数は、6 40個とした。最大孔径数、中間孔径数および最小孔径数を、各々96個、23 2個、および232個とした。 空気41,000NM3/H、プロピレン4,000NM3/Hおよびアンモニ ア4,800NM3/Hを流動床の低部から供給し、 反応温度450℃および圧力1kg/cm2Gの条件で互いに反応させた。表1 (実施例1)に示す結果が得られた。 別に、互いに孔径が同一であるオリフィスを有するスパージャーを使用して同 一反応を行った。表1(比較例1)に示す結果が得られた。 実施例1において、中央部分における未反応のプロピレンの量および外側の周 辺部分におけるCO2の量が比較例1と比較して著しく減少していた。 実施例2 使用した反応器の直径は、5.3mであった。使用した触媒は、粒径10〜1 00μmで平均粒径50μmのモリブデン−ビスマス−鉄の担持触媒であった。 静止層の高さが3mとなるように反応器に上記触媒を満たした。空気分散板とし て、互いに同一の孔径のオリフィスを有する分散板を用いた。イソブチレンとア ンモニアとの混合ガスを、ヘッダーから遠いオリフィスほど孔径が大きくなるよ うに設計したオリフィスを有するスパージャーを用いて導入した。オリフィスの 各孔径を、3種類に分けた。最大孔径と最小孔径との比率を1.10とした。オ リフィスの全孔数を331個とした。最大孔径数、中間孔径数および最小孔径数 は、各々101個、95個、および135個とした。 空気23,000NM3/H、イソブチレン2,300NM3/Hおよびアンモ ニア3,000NM3/Hを流動床の低部から供給し、そして反応温度430℃ および圧力1kg/cm2Gの条件で互いに反応させた。表1に示す結果が得ら れた。 実施例3 使用した反応器の直径は、5.3mであった。使用した触媒は、粒径10〜1 00μmで平均粒径50μmのモリブデン−ビスマス−鉄の担持触媒であった。 静止層の高さが3mとなるように反応器を上記触媒で満たした。空気分散板とし て、互いに同一の孔径のオリフィスを有する分散板を使用した。プロピレンとア ンモニアとの混合ガスを、ヘッダーから遠いオリフィスほど孔径が大きくなるよ うに設計されたオリフィスを有するスパージャーを用いて導入した。オリフィス の各孔径を、3種類に分けた。最大孔径と最小孔径との比率を1.10とした。 オリフィスの全孔数を315個とした。最大孔径数、中間孔径数および最小孔径 数は各々61個、134個、および120個とした。 空気20,500NM3/H、プロピレン2,000NM3/Hおよびアンモニ ア2,400NM3/Hを流動床の低部から供給し、そして反応温度450℃お よび圧力1kg/cm2Gの条件で互いに反応させた。表1に示す結果が得られ た。 本発明において、アンモ酸化または酸化用の流動床反応器のスパージャーにお けるオリフィスの各孔径をヘッダーから遠いオリフィスほど孔径が大きくなるよ うに設計することによって反応ガスのモル比分布を均一となして反応の収率を改 善することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.反応器、有機物を含有するガスを供給しかつ分散する散布器および酸素含 有ガスを供給しかつ分散する分配器からなり、該散布器がヘッダーと該ヘッダー から横方向に接続された複数の分散管とからなり、該分散管が各々複数のオリフ ィスを有するアンモ酸化または酸化用流動床反応器において、ヘッダーから最も 遠いオリフィスの孔径がヘッダーから最も近いオリフィスの孔径よりも大きく、 且つ、あるオリフィスの孔径がそのオリフィスよりヘッダーに近い隣接のオリフ ィスの孔径より大きいかもしくは等しい流動床反応器。 2.酸素含有ガスを供給しかつ分散する該分配器が、ヘッダーと該ヘッダーか ら横方向に接続された複数の分散管とからなり、該分散管が各々複数のオリフィ スを有する散布器であって、ヘッダーから最も遠いオリフィスの孔径がヘッダー から最も近いオリフィスの孔径よりも大きく、且つ、あるオリフィスの孔径がそ のオリフィスよりヘッダーに近い隣接のオリフィスの孔径より大きいか等しい請 求項1記載の流動床反応器。 3.前記オリフィスの最大孔径と前記オリフィスの最小孔径との比率が1.0 2〜1.3である請求項1記載の流動床反応器。 4.他のオリフィスと異なる孔径を有するオリフィスの数がオリフィスの総数 に基づいて少なくとも10%である請求項1記載の流動床反応器。 5.他のオリフィスと異なる孔径を有するオリフィスの数がオリフィスの総数 に基づいて少なくとも50%である請求項4記載の流動床反応器。 6.流動床反応器内で有機物をアンモ酸化または酸化する工程からなるアンモ 酸化または酸化方法であって、該流動床反応器が反応器、有機物を含有するガス を供給しかつ分散する散布器および酸素含有ガスを供給しかつ分散する分配器か らなり、該散布器がヘッダーおよび該ヘッダーから横方向に接続された複数の分 散管とからなり、該分散管が各々複数のオリフィスを有しており、ヘッダーから 最も遠いオリフィスの孔径がヘッダーから最も近いオリフィスの孔径よりも大き く、且つ、あるオリフィスの孔径がそのオリフィスよりヘッダーに近い隣接のオ リフィスの孔径より大きいかもしくは等しい流動床反応器であるアンモ酸化また は酸化方法。 7.酸素含有ガスを供給しかつ分散する該分配器が、ヘッダーおよび該ヘッダ ーから横方向に接続された複数の分散管とからなり、該分散管が各々複数のオリ フィスを有する散布器であって、ヘッダーから最も遠いオリフィスの孔径がヘッ ダーから最も近いオリフィスの孔径よりも大きく、且つ、あるオリフィスの孔径 がそのオリフィスよりヘッダーに近い隣接のオリフィスの孔径より大きいかもし くは等しいものである請求項6記載のアンモ酸化または酸化方法。 8.オリフィスの最大孔径とオリフィスの最小孔径との比率が1.02〜1. 3である請求項7記載のアンモ酸化または酸化方法。 9.他のオリフィスと異なる孔径を有するオリフィスの数がオリフィスの総数 に基づいて少なくとも10%である請求項6記載のアンモ酸化または酸化方法。 10.他のオリフィスと異なる孔径を有するオリフィスの数がオ リフィスの総数に基づいて少なくとも50%である請求項9記載のアンモ酸化ま たは酸化方法。
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