JPH03204550A - 空調用グリル - Google Patents

空調用グリル

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JPH03204550A
JPH03204550A JP34318289A JP34318289A JPH03204550A JP H03204550 A JPH03204550 A JP H03204550A JP 34318289 A JP34318289 A JP 34318289A JP 34318289 A JP34318289 A JP 34318289A JP H03204550 A JPH03204550 A JP H03204550A
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Kazuhiro Taguchi
和弘 田口
Hidenori Ueda
英典 上田
Takahiro Komori
敬博 古森
Kazuo Fujiwara
和夫 藤原
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、住宅の室内等の空調を行うための空調用グリ
ルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、空調用グリルにおいて、風向きを偏向させるため
の風向偏向板としては、軟質材で一体的に構成されてい
るものが知られている(実開平1123149号公報等
)。
しかし、この構成のものでは、特に軟質材を支持する部
分が弱いため、その部分で剥がれが発生したりして耐久
性が不十分であった。そのため、第9図に示すように、
風向偏向板31を軟質部32と剛質部33で構成し、両
者の係合部32a。
33aを互いに断面り字状に形成し、両者を係合させる
構造が考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、この空調用グリルの風向偏向板31において
も、軟質部32と剛質部33の各係合部32a、33a
の接触面積が小さい等の理由によって接合部における接
合強度が弱いため、空調用グリルの環境温度の上下変動
や使用頻度の増大によって、それらの境界部で剥がれる
おそれがあり、依然として耐久性が不十分であるという
問題点がある。
本発明の目的は、風向偏向板の軟質部と剛質部との接合
部の強度を向上させて、耐久性に優れた空調用クリルを
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明では本体内に湾曲
可能な複数の風向偏向板を配設し、同風向偏向板の一端
側を前記本体に回動可能に支持し、他端側を連結部材で
連結し、前記本体に回動可能に支持されたリンクによっ
て前記連結部材を移動可能に形成するとともに、前記リ
ンクが支持された本体の外方に同リンクを回動させる回
動機構を設け、かつ前記風向偏向板の少なくとも一端側
を剛質部とし、湾曲部を軟質部とし、前記剛質部と軟質
部の境界部を互いに接触面積が増大するように軟質部か
剛質部を挟持可能な嵌合構造とするという手段を採用し
ている。
〔作用〕
上記手段を採用したことにより、風向偏向板の軟質部と
剛質部の境界部において、軟質部が剛質部を挟持可能な
嵌合構造としたので、両者の接合部における接触面積が
増大して接合強度が向上するため、空調用グリルの耐久
性が向上する。そして、回動機構によりリンクが回動し
、同リンクが連結部材を移動させることにより風向偏向
板が所定方向に偏向する。
〔第1実施例〕 以下に本発明を具体化した一実施例を第1〜7図に基づ
いて説明する。
第1図に示すように、空調用グリルの本体1内下部の前
側には、複数枚の湾曲可能な風向偏向板2が配設されて
いる。第3〜6図に示すように、同複数枚の風向偏向板
2は前側及び後側の剛質部3a、3bとその間の湾曲可
能な軟質部4とからなっており、両剛質部3a、3bは
ポリプロピレンで形成され、軟質部4はスチレン系熱可
塑性エラストマーで形成されている。
上記前側剛質部3aの後部(第3固有部)及び後側剛質
部3bの前部(第3固在部)には、上下6向に一定間隔
で透孔3cが設けられ(第3図ではそれぞれ4個所)、
同透孔3c内には軟質部4が一体的に嵌入形成されてい
る。この風向偏向板2は、スライドコアを有する金型を
閉じた状態で剛質部3a、3bを形成するポリプロピレ
ンを射出した後、スライドコアを抜き、軟質部4を形成
するスチレン系熱可塑性エラストマーを射出するという
いわゆる二色成形法によって成形される。
その結果、軟質部4と剛質部3a、3bとの界面で溶着
が起こり、両者が密着する。また、インサート成形法に
よって成形することも可能であり、さらに界面に接着剤
を塗布して接合することも可能である。
上記のように、剛質部3a、3bと軟質部4との界面は
、溶着によって接合されるので、両部の材質は溶着可能
な組合せであることが好ましい。
その組合せとしては、剛質材−軟質材の順でポリプロピ
レン−EPIli(エチレン、プロピレン。
ジエン共重合体)、硬質塩化ビニル樹脂−軟質塩化ビニ
ル樹脂、ABS樹脂−ポリウレタン系エラストマー、A
BS樹脂−ポリエステル系エラストマー、ポリブチレン
テレフタレート(P、BT)ポリウレタン系エラストマ
ー又はポリエステル系エラストマー、ナイロン樹脂−エ
ラストマー等があげられる。
第1図に示すように、同風向偏向板2の前側剛質部3a
の上端部には支持孔5aを有する筒状部5が設けられ、
図示しない本体lの軸が支持孔5aに支持されて前側剛
質部3aが回動できるようになっており、下端部には回
動軸6が下方に向かって突設されている。後側剛質部3
bは板状に形成され、その下部が後方に膨らんだ形状を
有し、その下端面には奥部が楕円形状に切欠かれた切欠
き7が形成されている。
上記風向偏向板2の後方(第1図右方)には、複数枚の
風向偏向板2を連結する連結部材としての連結板8が配
置され、同連結板8には所定間隔で環状の取付溝9aを
有する環状取付部9が一体的に形成されている。同環状
取付部9のうちのいくつかは前側へ突出形成され、その
前端部には係止孔9bが透設されている。そして、上記
風向偏向板2の切欠き7には、連結板8の環状取付部9
が下方から収納されてその取付溝9aに切欠き7の上端
部の後側剛質部3bが挟持されることによって複数枚の
風向偏向板2の後側剛質部3bが連結板8に連結される
ようになっている。
上記風向偏向板2の下方には、前後方向に延びるリンク
10が空調用グリル内部の板状の本体1に対してその前
端部において回動可能に取付けられている。同リンク1
0の前端上部には上方に向かって開口した円形状の孔1
0aが穿設された筒状突起10bが突設され、前記風向
偏向板2の前側剛質部3aの回動軸6が回動可能に嵌入
支持されるようになっており、前端下部には下方に向か
って開口した四角形の係合孔10cが穿設された筒状突
起10dが突設されている。また、後端部には上方へ延
びる突起10eが突出され、前記連結板8の環状取付部
9の係止孔9bに回動可能に嵌合されるようになってい
る。
上記本体lの下方には、回動機構を構成する左右方向に
延び板状に形成されたロッド11が配設されている。同
ロッド11の前側縁には、隣接する一対の係止凹部12
が一定間隔で形成されている。同ロッド11の下方には
、回動機構を構成する扇状のカム13が配設され、その
扇の要の位置には円柱状の突起13aが上方に向かって
突設され、同突起13aの上端面には四角柱状の係合突
部13bが突設され、前記リンクIOの係合孔10cに
嵌合されるようになっている。また、カム13の後側の
2個所には円筒状の係止突起13cが突出形成され、両
件止突起13cが上記ロッド11の係止凹部12にそれ
ぞれ係止されるようになっている。
また、ロッド11の右側端部には、板状で前後方向に長
い長方形状に形成された突出部14が延出され、同突出
部14には前後方向に延びる長孔14aが透設されてい
る。
第2図に示すように、前記本体lの端部には、モータ1
5がビス挿通孔16にビスを挿通ずることによって固定
され、同モータ15の下面には四角板状の回転体17が
突出形成されている。同モータ15の下方には、円板状
の連結部材18が配設され、同連結部材18の上面中央
部には、上記回転体17が嵌入される凹部19aを有す
る円筒体19が上方に突出形成されている。
また、連結部材18の下面の外周側には、一対の半円状
の支持部材20が下方(と向かって突出形成され、その
先端部には基端側か拡径されたテーパ部20aが形成さ
れている。そして、同一対の支持部材20の外周部には
、円筒状のリング部材21が下方から回転可能に外嵌さ
れ、上記支持部材20のテーパ部20aの拡径された基
端部で下方へ抜けない構造となっている。
そして、同リング部材21が前記ロッド11の突出部1
4の長孔14a内に嵌入され、前記モータ15の回転に
基づいてリング部材21が回転し、同リング部材21が
長孔14a内を前後に移動することによってロッド11
が左右に移動できるようになっている。
上記のように構成された空調用グリルについて作用及び
効果を説明する。
第2図に示すように、図示しないスイッチを押すと、空
調用グリルの本体1側部のモータ15が回転駆動し、そ
の下面の回転体17が回転する。
同回転体17は連結部材18上面の円筒体19の凹部1
9aに嵌入固定されているので、同連結部材18が回転
し、その下面のリング部材21が外嵌された支持部材2
0が同様に回転する。同リング部材21はロッド11端
部の突出部14の長孔14a内に移動可能に遊嵌されて
いるので、同リング部材21は回転しながら同長孔14
a内を往復動するとともに、ロッド11を左右方向に往
復動させる。
第1図に示すように、ロッド11が左右方向に移動する
と、ロッド11の係止凹部12に係止されているカム1
3の一対の係止突起13cが左右方向に移動することに
よって、扇状のカム13はその要の部分を中心にして回
動する。従って、カム13の係合突部13bが回動し、
同係合突部13bがリンクIOの係合孔10cに嵌合さ
れているので、リンク10がその前端部を中心にして回
動する。すると、リンク10後端部の突起10eが連結
板8の環状取付部9の係止孔9bに嵌入係止されている
ので、リンク10の突起10eの回動に伴って連結板8
は左右へ移動する。従って、複数枚の風向偏向板2の後
側剛質部3b下部の切欠き7に連結板8の環状取付部9
が取付けられているので、複数枚の風向偏向板2の後側
剛質部3bは全て同一方向に移動し、そのため風向偏向
板2の軟質部4が所定方向に膨らんで湾曲する。
このとき、第3〜6図に示すように、前側剛質部3a、
後側剛質部3bと軟質部4との接合部は、前側剛質部3
a、後側剛質部3bにそれぞれ設けられた透孔3cに軟
質部4が二色成形法によって回り込んで一体的に形成さ
れているので、その部分において剛質部3a、3bが軟
質部4によって挟持され、両液合部における接触面積が
増大して接合強度が大きくなり、両者が剥がれたりする
おそれかない。
このようにして、空調用グリルの後方から導入された風
は、風向偏向板2の湾曲した軟質部4に沿って所定方向
に偏向され、第7図に示す前面下部の吹出し口22から
吹き出す。
上記のように、本実施例の空調用グリルは、風向偏向板
2を構成する前後両剛質部3a、3bに複数個の透孔3
cを設け、同透孔3cに軟質部4を一体的に形成したの
で、両剛質部3a、3bと軟質部4との接合部の接合強
度が向上し、従って風向偏向板2の耐久性が向上し、空
調用グリルの使用頻度が多(でも長期間問題なく使用が
可能である。
〔第2実施例〕 本実施例においては、風向偏向板2の両剛質部3a、3
bと軟質部4との接合部の構造を次のように変え、それ
以外は前記第1実施例と同様に構成した。
第8図に示すように、両剛質部3a、3bの軟質部4側
の端面に接触面積を大きくするための波状部3eを有す
る突条3dを形成するとともに、軟質部・1の両剛質部
3a、3b側端面に同じく波状部、4 bを有する溝4
aを形成する。本実施例の風向偏向板2は、予め成形し
たポリプロピレンからなる両剛質部3a、3bをインサ
ートとし、軟質部4を構成するスチレン系熱可塑性エラ
ストマーをインサート成形することにより得られる。ま
た、両剛質部3a、3bと軟質部4を接着剤によって接
合することも可能である。
このように構成したことにより、両剛質部3a。
3bと軟質部4との接合部の接触面積が大きくなる上、
両剛質部3a、3bの突条3dが軟質部4の溝4aに挟
持されて両者が外れにくい嵌合構造となっているため、
両者間の接合強度が向上して耐久性が向上する。なお、
剛質部3a、3bの突条3dが軟質部4の溝4a内に嵌
合されているので、軟質部4は風向偏向板2の幅方向に
ずれるおそれはない。
本発明の空調用グリルは、上記実施例に限定されず、発
明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば住宅用以外に、自動
車のインストルメントパネルに装着する等の車両用とし
ても利用することができる。
〔発明の効果〕
本発明の空調用グリルは、風向偏向板の軟質部と剛質部
との接合部の接合強度が一層向上し、従って耐久性に優
れているという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明の第1実施例を示す図であって、第
1図は空調用グリルの要部分解斜視図、第2図は空調用
グリルの駆動部分を示す分解斜視図、第3図は風向偏向
板の正面図、第4図は風向偏向板の平面図、第5図は第
3図のV−V線断面図、第6図は第3図のVI−VI線
断面図、第7図は空調用グリルの全体を示す斜視図、第
8図は第2実施例を示す風向偏向板の要部断面図、第9
図は従来の風向偏向板の要部断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、本体(1)内に湾曲可能な複数の風向偏向板(2)
    を配設し、同風向偏向板(2)の一端側を前記本体(1
    )に回動可能に支持し、他端側を連結部材(8)で連結
    し、前記本体(1)に回動可能に支持されたリンク(1
    0)によって前記連結部材(8)を移動可能に形成する
    とともに、前記リンク(10)が支持された本体(1)
    の外方に同リンクを回動させる回動機構(11、13)
    を設け、かつ前記風向偏向板(2)の少なくとも一端側
    を剛質部(3a、3b)とし、湾曲部を軟質部(4)と
    し、前記剛質部(3a、3b)と軟質部(4)の境界部
    を互いに接触面積が増大するように軟質部(4)が剛質
    部(3a、3b)を挟持可能な嵌合構造としたことを特
    徴とする空調用グリル。
JP1343182A 1989-12-30 1989-12-30 空調用グリル Expired - Lifetime JPH0830602B2 (ja)

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JPH0830602B2 JPH0830602B2 (ja) 1996-03-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013018385A1 (ja) * 2011-08-03 2013-02-07 豊和化成株式会社 レジスタ用長尺状フィン
JP2016147605A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 豊和化成株式会社 レジスタ用長尺状フィン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0166544U (ja) * 1987-10-20 1989-04-27

Patent Citations (1)

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JPH0166544U (ja) * 1987-10-20 1989-04-27

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JP2016147605A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 豊和化成株式会社 レジスタ用長尺状フィン

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