JP2807978B2 - 走行ブロックおよびこれを用いたブロック玩具 - Google Patents

走行ブロックおよびこれを用いたブロック玩具

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JP2807978B2 JP7129344A JP12934495A JP2807978B2 JP 2807978 B2 JP2807978 B2 JP 2807978B2 JP 7129344 A JP7129344 A JP 7129344A JP 12934495 A JP12934495 A JP 12934495A JP 2807978 B2 JP2807978 B2 JP 2807978B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走行ブロックおよび
これを用いたブロック玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、子供などが使用する玩具に
は、合成樹脂製のブロックを組み合わせて色々の物の形
をつくることができるブロック玩具がある。このブロッ
ク玩具では、直方体形状のブロックの一面に複数の凸部
からなる係合部を設け、反対側面に前記複数の凸部に係
合する複数の凹部からなる係合部を設け、このブロック
を多数用意し、各ブロックの係合部同士を互いに係合さ
せて順次ブロックを組み合わせることにより、色々の物
の形をつくることができる。なお、このようなブロック
玩具では、直方体形状のブロックのみでは豊富なバリエ
ーションが得られないため、三角柱状のブロックや車輪
を有するブロックなどが補助的に用意されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなブロック玩具では、色々の物の形をつくることがで
きても、でき上がった物の動きが乏しく、趣向性に欠け
るのが現状であった。この発明は、このような事情を考
慮してなされたもので、従来のブロック玩具の機能と、
子供の大好きな玩具である車の機能とを併設させる点に
着目することにより、色々の物の形をつくることがで
き、かつでき上がった物の動きが豊富で、趣向性に優れ
た走行ブロックおよびこれを用いたブロック玩具を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ブロック本体と、このブロック本体の上面および下面に
それぞれ設けられた相互に係合可能な重ね合わせ用の上
下の係合部と、ブロック本体の両側面に車軸を介して回
転自在に取り付けられた4個の車輪とを備え、車輪はそ
れぞれ、その一部がブロック本体の下側の係合部を含む
最下面よりも下側に突出し、かつ車輪の直径が下側の係
合部に対する上側の係合部の密着面から上側の係合部に
対する下側の係合部の密着面までの距離にほぼ等しく設
定されていることを特徴とする走行ブロックである。請
求項11記載の発明は、少なくとも走行ブロックを2個
以上備えたブロック玩具であって、各走行ブロックは、
ブロック本体と、このブロック本体の上下面にそれぞれ
設けられて各ブロック本体を重ねた際に相互に係合する
重ね合わせ用の上下の係合部と、ブロック本体の両側面
に車軸を介して回転自在に取り付けられた4個の車輪と
有し、車輪の一部がブロック本体の下側の係合部を含む
最下面よりも下側に突出し、かつ車輪の直径が、1つの
ブロック本体の上下に他のブロック本体を重ね合わせた
際、上側に位置する他のブロック本体の下側の係合部が
密着する1つのブロック本体の上側の係合部の密着面か
ら下側に位置する他のブロック本体の上側の係合部が密
着する前記1つのブロック本体の下側の係合部の密着面
までの距離にほぼ等しく設定されていることを特徴とす
る走行ブロックを用いたブロック玩具である。
【0005】この場合、請求項2または請求項14に記
載の如く、ブロック本体の前後面にそれぞれブロック連
結部が設けられていることが望ましく、請求項3または
請求項15に記載の如く、車輪のホイール面に車輪同士
の連結を可能にするための車輪連結部が設けられている
ことが望ましく、請求項5または請求項17に記載の如
く、上下の係合部がブロック本体の上面および下面のほ
ぼ中央に設けられていることが望ましく、さらに請求項
6または請求項18に記載の如く、上下の係合部は、ブ
ロック本体の上面および下面のほぼ中央にそれぞれ設け
られた上下の第1係合部と、ブロック本体の下面におけ
る前後側にそれぞれ設けられた取付位置変更用の下面側
の第2係合部と、ブロック本体の上面に設けられて下面
側の第2係合部のいずれかと係合する取付位置変更用の
上面側の第2係合部とからなることが望ましい。また、
請求項22に記載の如く、少なくとも1つの走行ブロッ
クは車輪を駆動する駆動装置を備えていることが望まし
い。
【0006】
【作用】この発明によれば、ブロック本体の上面および
下面にそれぞれ相互に係合可能な重ね合わせ用の上下の
係合部が設けられているので、1つの走行ブロックの上
側の係合部と他の走行ブロックの下側の係合部とを互い
に係合させることにより、走行ブロックを重ね合わすこ
とが可能になる。また、車輪の直径が下側の係合部に対
する上側の係合部の密着面から上側の係合部に対する下
側の係合部の密着面までの距離にほぼ等しく設定されて
いるので、走行ブロックを重ね合わせた際には、下側に
位置する車輪の外周面と上側に位置する車輪の外周面と
を相互に接触させることができ、このため上下のいずれ
か一方の車輪が回転すると他方の車輪も回転することに
なる。しかも、車輪の一部がブロック本体の下側の係合
部を含む最下面よりも下側に突出しているので、卓上な
どに載置して走行ブロックを走行させると、下側の車輪
は勿論のこと上側の車輪も同時に回転させることがで
き、このため組み合わせて出来た物の動きが豊富にな
り、趣向性に優れたものを得ることが可能になる。ま
た、ブロック本体に車輪を取り付けたことにより、走行
ブロックを単独で走らせて遊ぶことができるとともに、
具体的なデザイン化を図れば、個々の走行ブロックに存
在感が生じ、それ自体を玩具として使用することもでき
る。
【0007】この場合、請求項2または請求項14に記
載の如く、ブロック本体の前後面にそれぞれブロック連
結部が設けられていれば、走行ブロック同士を前後にも
連結することができる。また、請求項3または請求項1
5に記載の如く、車輪のホイール面に車輪同士の連結が
可能な車輪連結部が設けられていれば、走行ブロック同
士を上下前後のほかに左右方向にも連結することができ
る。また、請求項5または請求項17に記載の如く、上
下の係合部がブロック本体の上面および下面のほぼ中央
に設けられていれば、2つの走行ブロックを上下一致さ
せた状態で重ね合わせることができる。特に、請求項6
または請求項18に記載の如く、上下の係合部が、ブロ
ック本体の上下面のほぼ中央に設けられた上下の第1係
合部と、ブロック本体の下面における前後側に設けられ
た取付位置変更用の下面側の第2係合部と、ブロック本
体の上面に設けられて下面側の第2係合部のいずれかと
係合する取付位置変更用の上面側の第2係合部とからな
っていれば、走行ブロックを重ねる際に、下側の走行ブ
ロックに対し上側の走行ブロックを前後方向にずらした
状態で重ねることができ、これにより1つの走行ブロッ
ク上における前側と後側とにそれぞれ他の走行ブロック
を載せることが可能になり、走行ブロックの組合せバリ
エーションが豊富になり、様々な形状の物をつくること
が可能になる。また、請求項22に記載の如く、少なく
とも1つの走行ブロックが車輪を駆動する駆動装置を備
えていれば、走行ブロックを複数個重ね合わせた際、駆
動装置を備えた走行ブロックを最上部に配置しても、駆
動装置による車輪の回転が最上部の車輪から最下部の車
輪に伝達されるので、卓上で自動的に走行させることが
可能になる。
【0008】
【実施例】
[第1実施例]以下、図1〜図13を参照して、この発
明の走行ブロックを用いたブロック玩具の第1実施例に
ついて説明する。図1〜図5は走行ブロックを示す。こ
の走行ブロック1は、ブロック本体2と、このブロック
本体2の両側面に車軸3を介して取り付けられた4個の
車輪4とを備えている。この走行ブロック1は多数(少
なくと2個以上)用意され、これによりブロック玩具を
構成している。ブロック本体2は合成樹脂製の箱型の車
体であり、その上面の中間部に車体の屋根部が形成され
た構造になっている。このブロック本体2の屋根部の上
部は、重ね合わせ用の上側の第1係合凸部5に形成され
ている。この第1係合凸部5は、ブロック本体2である
車体の屋根部の上部に相当するため、上面側が狭く底面
側が広くなるように、各側面が四角錐状に傾斜した形状
に形成されている。第1係合凸部5の上面中央には、取
付位置変更用の上側第2係合孔6a、6bが前後方向に
2個設けられている。また、ブロック本体2の前後面に
はバンパ部7がそれぞれ設けられ、各バンパ部7の中間
部にはそれぞれ切欠凹部8が設けられ、各切欠凹部8内
にはブロック連結部9が設けられている。ブロック連結
部9は、図4および図5に示すように、バンパ部7の先
端面から少し突出して設けられた2本の突出片9a、9
bからなり、一方の突出片9aの先端が少なくとも他方
の突出片9bに向けて円形状に膨らんで形成された構造
になっている。
【0009】また、ブロック本体2の下面における前後
側には、図2に示すように、断面逆台形状の車軸取付部
10、11がブロック本体2の幅(左右)方向の両端部
に亘って設けられている。各車軸取付部10、11は第
1係合凸部5の前後の長さにほぼ対応する間隔で設けら
れており、車軸取付部10、11の前後面はそれぞれ第
1係合凸部5の前後面と同じ角度の傾斜面に形成されて
いる。すなわち、前側(図2および図5において左側)
の車軸取付部10の後面10bは第1係合凸部5の前面
5bと同じ傾斜面で、その前面10aは第1係合凸部5
の後面5cと同じ傾斜面になっており、後側(図2およ
び図5において右側)の車軸取付部11の前面11aは
第1係合凸部5の後面5cと同じ傾斜面で、その後面1
1bは第1係合凸部5の前面5bと同じ傾斜面になって
いる。また、車軸取付部10、11間におけるブロック
2の下面の左右両端には図2に示すように車軸取付部1
0、11と同じ高さの側壁12が設けられており、この
側壁12の内面には第1係合凸部5の左右の側面と同じ
角度の傾斜面を有するリブ12aが設けられている。こ
のリブ12aを有する側壁12と車軸取付部10、11
とによって、ブロック本体2の下面には他の走行ブロッ
ク1の第1係合凸部5が係合する凹部形状の下側の第1
係合凹部13が形成されている。
【0010】第1係合凹部13内の中央には、図2に示
すように、他の走行ブロック1の上側第2係合孔6a、
6bに係合する下側第2係合突起14a、14bが設け
られている。さらに、ブロック本体2の下面における前
端には、前側の車軸取付部10の前面10aが他の走行
ブロック1の第1係合凸部5の後面5cに接触した状態
のときに、他の走行ブロック1の第2係合孔6bに係合
する取付位置変更用の下側第2係合突起15aが設けら
れている。また、ブロック本体2の下面における後端に
は、後側の車軸取付部11の後面11bが他の走行ブロ
ック1の第1係合凸部5の前面5bに接触した状態のと
きに、他の走行ブロック1の第2係合孔6aに係合する
取付位置変更用の下側第2係合突起15bが設けられて
いる。
【0011】一方、各車軸取付部10、11には、それ
ぞれ車軸3がブロック本体2の下面位置において左右両
側に突出して設けられている。各車軸3はそれぞれ金属
棒からなり、その各先端にはそれぞれ車輪4が回転自在
に取り付けられている。各車輪4の外周面は、軸方向に
多数の溝を刻設してなる伝達面4aに形成されている。
また、車輪4の各ホイール面には、それぞれ車輪4同士
の連結を可能にする車輪連結部16が設けられている。
車輪連結部16は、図6に示すように、3つの扇型の嵌
合凸部17と3つの扇型の嵌合凹部18とが交互に環状
に沿って配列されているとともに、各嵌合凸部17の先
端面がホイール外面より突出し、各嵌合凹部18の底面
がホイール外面より窪んだ状態で形成された構造になっ
ている。
【0012】各嵌合凸部17の立上り面と各嵌合凹部1
8の立下り面とはホイール外面を境にして相互に連続し
て一体に形成されており、これにより各嵌合凸部17お
よび各嵌合凹部18は相互に対応する大きさに形成され
ている。したがって、車輪4同士を連結する際には、一
方の車輪4の各嵌合凸部17を他方の車輪4の各嵌合凹
部18に嵌合させると、一方の車輪4の各嵌合凹部18
に他方の車輪4の各嵌合凸部17が同時に嵌合し、ホイ
ール外面同士が対面して接触した状態で連結される。ま
た、各嵌合凸部17と各嵌合凹部18との連続する各一
面には、バネ片19が切り抜きにより形成されている。
このバネ片19は、車輪4同士が連結されたときに、相
互に弾接する方向に付勢されている。また、バネ片19
は、その外面に凸条19aが形成され、車輪4同士が連
結されて相互に弾接したときに、凸条19a同士が互い
にずれた状態で対向し、連結された車輪4同士を離脱さ
せる際、バネ片19のバネ力により凸条19a同士が互
いに引っ掛かり合うようになっている。
【0013】また、各車輪4は、図3に示すように、そ
の一部がブロック本体2の最下面つまり車軸取付部1
0、11および側壁12からなる下側の第1係合凹部1
3の下面、および各下側第2係合突起14a、14b、
15a、15bの下端面よりも下側に突出し、かつ車輪
4の直径Rがブロック本体2の上側の係合凸部5の上面
(密着面)5aからブロック本体2の下側の係合凹部1
3の底面(密着面)13aまでの距離Sに等しいか、そ
れよりも僅かに長くなるように設定されている。また、
ブロック本体2の前後方向の長さL1は、車軸間距離L
2のほぼ2倍(2×L2)に設定されており、車軸間距
離L2は、前側の車軸3からブロック本体2の前端面ま
での距離L3と、後側の車軸3からブロック本体2の後
端面までの距離L4との和(L3+L4)にほぼ等しく
設定され、かつ前側の車軸3からブロック本体2の前端
面までの距離L3と、後側の車軸3からブロック本体2
の後端面までの距離L4とは、ほぼ同じ長さ(L3≒L
4)に設定されている。
【0014】さらに、このブロック玩具では、多数の走
行ブロック1のうち、少なくとも1つの走行ブロック1
はブロック本体2内に4つの車輪4を駆動するための駆
動装置(図示せず)が設けられている。
【0015】このようなブロック玩具では、図7に示す
ように、1つの走行ブロック1の上側の第1係合凸部5
に他の走行ブロック1の下側の第1係合凹部13を係合
させることにより、2つの走行ブロック1を重ね合わせ
ることができる。この場合には、第1係合凸部5に第1
係合凹部13が係合すると、上側の第1係合凸部5の上
面に設けられた上側第2係合孔6a、6bに下側第1係
合凹部13の中央に設けられた下側第2係合突起14
a、14bが係合するので、2つの走行ブロック1を確
実かつ強固に結合させて重ね合わせることができる。
【0016】この状態では、車輪4の直径Rがブロック
本体2の上側の第1係合凸部5の上面(密着面)5aか
らブロック本体2の下側の第1係合凹部13の底面(密
着面)13aまでの距離Sにほぼ等しくなるように設定
されているので、上下の走行ブロック1、1の各車輪4
同士の外周面が相互に接触する。しかも、各車輪4の外
周面は多数の溝を刻設してなる伝達面4aに形成されて
いるので、上下のいずれか一方の車輪4が回転すると、
その回転が他方の車輪4に伝達され、これにより他方の
車輪4も回転することになる。また、各車輪4の一部は
ブロック本体2の最下面よりも下側に突出しているの
で、下側の走行ブロック1を卓上などに載置して走行さ
せることができるとともに、この走行に伴って上側の車
輪4も回転するので、走行ブロック1を組み合わせた物
の動きが豊富になり、趣向性に優れたものを得ることが
可能になる。
【0017】このように走行ブロック1が卓上を走行す
る際には、車輪4の外周面が伝達面4aになっているの
で、車輪4が卓上を滑ることなく転動する。また、2つ
の走行ブロック1のうち、いずれか一方に、駆動装置を
備えた走行ブロック1を用いれば、2つの走行ブロック
1を重ね合わせた状態で自動的に走行させることができ
る。特に、図7に2点鎖線で示すように、走行ブロック
1を3個以上積み重ねて、駆動装置を備えた走行ブロッ
ク1を最上部に配置しても、駆動装置による車輪4の回
転が最上部の車輪4から最下部の車輪4に伝達されるの
で、卓上などを自動的に走行させることができる。な
お、駆動装置を備えた走行ブロック1は、最下部から最
上部までの間のどの位置に配置しても良い。
【0018】また、このブロック玩具では、ブロック本
体2の前後面にブロック連結部9が設けられているの
で、図8に示すように、1つの走行ブロック1の前後の
ブロック連結部9に他の走行ブロック1の前後のブロッ
ク連結部9を連結させることにより、走行ブロック1を
前後に順次連結させることができる。すなわち、一方の
ブロック連結部9の2本の突出片9a、9bのうち、先
端が円形状に膨らんだ突出片9aを他のブロック連結部
9の2本の突出片9a、9b間に差し込むことにより、
先端が円形状に膨らんだ突出片9a同士が引っ掛かり合
って連結される。なお、連結を解除するときには、突出
片9a同士の引っ掛かり合う力に抗して引き離せば良
い。また、このブロック連結部9は、2本の突出片9
a、9bが前後のバンパ部7の切欠凹部8内に設けら
れ、2本の突出片9a、9bの各先端が少し突出してい
るだけであるから、ブロック本体2を物にぶつけたり落
したりしても、突出片9a、9bが破損しにくい。
【0019】また、このブロック玩具では、各車輪4の
ホイール面に車輪連結部16が設けられているので、走
行ブロック1同士を左右(図9では上下)に配置して車
輪4同士を対向させ、この状態で一方の車輪連結部16
の各嵌合凸部17を他方の車輪連結部16の各嵌合凹部
18に嵌合させることにより、図9に示すように、2つ
の走行ブロック1、1の車輪4同士を連結することがで
き、これにより走行ブロック1同士を上下前後のほかに
左右方向にも連結することができる。この場合には、2
つの走行ブロック1、1を左右対称に配置して、1つの
走行ブロック1の2つの車輪4、4に他の走行ブロック
1の2つの車輪4、4を連結させても良く、また2つの
走行ブロック1、1を前後にほぼ半分ずらした状態で配
置し、1つの走行ブロック1の1つの車輪4に他の走行
ブロック1の1つの車輪4のみを連結させても良く、ま
た2つの走行ブロック1、1の連結に限らず、多数の走
行ブロック1…を上記同様に順次連結させても良く、さ
らに走行ブロック1を前後に連結した図8に示す状態
で、前後の走行ブロック1、1の車輪4にその両者に他
の走行ブロック1が跨った状態で他の走行ブロック1の
車輪4を連結させても良い。このように連結すれば、複
数の走行ブロック1…を一体的に並走させることができ
る。
【0020】このような車輪4同士の連結に際しては、
一方の車輪連結部16の各嵌合凸部17と他方の車輪連
結部16の各嵌合凹部18とを相互に嵌合させると、こ
れに伴って一方の車輪連結部16の各嵌合凹部18と他
方の車輪連結部16の各嵌合凸部17とが相互に嵌合す
るので、車輪4同士の回転を相互に伝達するだけでな
く、走行ブロック1同士を相互に保持することができ
る。したがって、一方の走行ブロック1を持ち上げる
と、これと一体に他方の走行ブロック1も持ち上げるこ
とができる。また、各嵌合凸部17および各嵌合凹部1
8の連続する各一面には、外面に凸条19aを有するバ
ネ片19が形成されているので、車輪4同士が連結され
た状態では、バネ片19のバネ力により凸条19a同士
が互いに引っ掛かり合うため、車輪4同士を確実に連結
させることができる。なお、連結された車輪4同士を離
脱させる際には、バネ片19のバネ力に抗して車輪4同
士を引き離せば、車輪4同士の連結を解除することがで
きる。
【0021】また、このブロック玩具では、ブロック本
体2の上側の第1係合凸部5の上面に上側第2係合孔6
a、6bが設けられ、ブロック本体2の下面の前後に下
側第2係合突起15a、15bが設けられているので、
1つの走行ブロック1に他の走行ブロック1を重ねる際
に、他の走行ブロック1を前後方向のいずれかにずらし
て重ねることができる。
【0022】すなわち、1つの走行ブロック1に対して
他の走行ブロック1を後方(図10では右側)にずらし
て重ねる場合には、上側の走行ブロック1の前側に位置
する車軸取付部10の前面10aを下側の走行ブロック
1の第1係合凸部5の後面5cに接触させて、上側の走
行ブロック1の前端に位置する下側第2係合突起15a
を下側の走行ブロック1の第2係合孔6bに係合させれ
ば良い。このように重ね合わせた場合には、下側の走行
ブロック1の後側の車輪4と上側の走行ブロック1の前
側の車輪4とが相互に接触した状態で上下の走行ブロッ
ク1が重なる。この状態では、図10に示すように、各
走行ブロック1を前上がり(左上がり)に傾けることが
でき、下側の走行ブロック1の後側の車輪4と上側の走
行ブロック1の後側の車輪4とが卓上に接触した状態で
もブロック全体が安定する。
【0023】また、1つの走行ブロック1に対して他の
走行ブロック1を前方(図10では左側)にずらして重
ねる場合には、図示しないが、上側の走行ブロック1の
後側に位置する車軸取付部11の後面11bを下側の走
行ブロック1の第1係合凸部5の前面5bに接触させ
て、上側の走行ブロック1の後端に位置する下側第2係
合突起15bを下側の走行ブロック1の第2係合孔6a
に係合させれば良い。この場合には、下側の走行ブロッ
ク1の前側の車輪4と上側の走行ブロック1の後側の車
輪4とが相互に接触した状態で上下の走行ブロック1が
重なり、上記同様に上下の走行ブロック1を前下がり
(右上がり)に傾けることができ、下側の走行ブロック
1の前側の車輪4と上側の走行ブロック1の前側の車輪
4とが卓上に接触した状態でもブロック全体が安定す
る。
【0024】このように上下の走行ブロック1が前上が
りまたは前下がりに傾むいた状態でブロック全体が安定
した場合にも、卓上を走行させることができる。なお、
このような重ね合わせは、2つの走行ブロック1に限ら
ず、3つ以上の走行ブロック1を重ねても良い。
【0025】さらに、このブロック玩具では、上記の各
種の連結を組み合わせることにより、図11〜図13に
示すような組合せが可能である。なお、これらの図で
は、各走行ブロック1を概略的に示す。すなわち、図1
1に示された組合せは、1つの走行ブロック1の上に他
の走行ブロック1を重ね合わせ、下側の走行ブロック1
の後部に位置するブロック連結部9にさらに他の走行ブ
ロック1の前部に位置するブロック連結部9を連結した
組合せである。また、この組合せでは、1つの走行ブロ
ック1に2個以上の走行ブロック1を重ね合わせるとと
もに、最下部の走行ブロック1に他の走行ブロック1を
順次複数個連結するようにしてもよい。このような組合
せでは、最上部または最後部もしくは最前部に駆動装置
を備えた走行ブロック1をキーブロックとして最後に配
置することにより、この駆動装置を備えた走行ブロック
1で組み立てられたブロック全体を走行させることがで
き、しかもこれらの走行時にはすべて車輪4が回転する
ことになるので、動きが極めて豊富で、趣向性に優れた
ものを得ることができる。なお、駆動装置を備えた走行
ブロック1は、組み立てられたブロック全体のどのよう
な位置に組み込んでも、上記と同様の効果を得ることが
できる。
【0026】また、図12に示された組合せは、1つの
走行ブロック1上に2つの走行ブロック1、1をそれぞ
れ図10に示すように前後方向にほぼ半分づつずらした
状態で重ね、これら上側の2つの走行ブロック1、1の
両者に跨ってさらに他の走行ブロック1を積み重ねた組
合せである。この場合、最上部の走行ブロック1は、そ
の前側に位置する下側第2係合突起15aがその下の前
方(図12では左側)に位置する走行ブロック1の上側
第2係合孔6bに係合し、後側に位置する下側第2係合
突起15bがその下の後方(同図では右側)に位置する
走行ブロック1の上側第2係合孔6aに係合することに
より、下側の2つの走行ブロック1、1の両者に跨って
取り付けられる。この状態では、最上部の走行ブロック
1の前側の車輪4がその下の前側の走行ブロック1の後
側に位置する車輪4に接触し、最上部の走行ブロック1
の後側の車輪4がその下の後側の走行ブロック1の前側
に位置する車輪4に接触し、これら最上部の車輪4に接
触した各車輪4がさらにその下の走行ブロック1の各車
輪4に接触する。このような組合せでも、最上部に駆動
装置を備えた走行ブロック1をキーブロックとして最後
に配置することにより、最下部の走行ブロック1を走行
させることができ、これにより組み立てられたブロック
全体を走行させることができる。なお、この組合せで
は、最上部の走行ブロック1の前後にさらに他の走行ブ
ロック1、1を連結することにより、ブロック全体を逆
三角形状に組み合わせることができ、また最下部の走行
ブロック1の前後に他の走行ブロック1、1をそれぞれ
連結させることにより、ブロック全体を三角形状にも組
み合わせることができる。特に、三角形状に組み合わせ
た場合には、卓上でブロック全体を走行させると、すべ
ての車輪4が回転することになるので、極めて動きが豊
富で、趣向性が良い。
【0027】さらに、図13に示された組合せは、1つ
の走行ブロック1上に他の走行ブロック1を重ね合わ
せ、この上側の走行ブロック1の左右両側に位置する各
車輪4に他の2つの走行ブロック1、1の各車輪4をそ
れぞれ連結させた上、中間の走行ブロック1上にさらに
他の走行ブロック1を重ね合わせた組合せである。この
ような組合せでも、中間の走行ブロック1上に駆動装置
を備えた走行ブロック1をキーブロックとして最後に配
置することにより、最下部の走行ブロック1を走行させ
ることができ、これにより組み立てられたブロック全体
を走行させることができる。なお、この組合せでは、中
間の走行ブロック1の両側に連結された左右の走行ブロ
ック1の車輪4にも同様にして、さらに他の走行ブロッ
ク1を順次連結し、飛行機の翼のように組み合わせるこ
とができる。
【0028】また、図11〜図13に示された組合せを
さらに複合的に組み合わせることにより、様々な形状の
組合せが可能になる。例えば、図11に示された組合せ
と図13に示された組合せとを複合的に組み合わせるこ
とにより、飛行機のような形状に組み合わせることがで
きる。また、図12に示された組合せと図13に示され
た組合せとを複合的に組み合わせることにより、逆ピラ
ミッド形状またはピラミッド形状に組み合わせることが
できる。このように複合的に組み合わせた場合には、そ
のブロック全体を走行させることにより、数多くの車輪
4が回転するので、ブロック全体の動きが非常に豊富に
なり、趣向性が極めて高いものになる。特に、ピラミッ
ド形状に組み合わせた場合には、すべての車輪4が回転
するので、非常に趣向性の高いものが得られる。
【0029】さらに、このブロック玩具では、ブロック
本体2に車輪4を取り付けたことにより、走行ブロック
1を単独で走らせて遊ぶことができるとともに、走行ブ
ロック1の具体的なデザイン化を図れば、個々の走行ブ
ロック1に存在感が生じ、それ自体を玩具として使用す
ることもできる。
【0030】なお、上記第1実施例では、車輪4の車輪
連結部16が3つの扇型の嵌合凸部17と3つの扇型の
嵌合凹部18とで構成されているが、これに限らず、2
つの扇型の嵌合凸部と2つの扇型の嵌合凹部とで構成し
ても良く、また4つ以上の扇型の嵌合凸部とこれと同数
の嵌合凹部とで構成しても良い。また、上記第1実施例
では、車輪4の外周面の伝達面4aが多数の溝を刻設し
た構造になっているが、これに限らず、ゴムなどの摩擦
係数の高い部材を設けた構造でも良い。また、上記第1
実施例では、車軸3として金属棒を用いたが、これに限
らず、例えばブロック本体2の側面またはブロック本体
2の下面に設けられた取付部に軸部を一体に成形したも
のでも良い。さらに、上記第1実施例では、ブロック本
体1の下面の下側第2係合突起14a、14b、15
a、15bがブロック本体1の上側第2係合孔6a、6
bに単に係合するように構成されているが、これに限ら
ず、例えば下側第2係合突起14a、14b、15a、
15bの各先端部に爪部を設け、上側第2係合孔6a、
6b内にそれぞれ爪部が係合する係合凹部を設け、下側
第2係合突起14a、14b、15a、15bと上側第
2係合孔6a、6bとの係合力を高めるようにしても良
い。
【0031】[第2実施例]次に、図14〜図22を参
照して、この発明のブロック玩具の第2実施例について
説明する。図14〜図18は第2実施例の走行ブロック
を示す。この走行ブロック30は、ブロック本体31
と、このブロック本体31の両側面に車軸32を介して
取り付けられた4個の車輪33とを備えている。この走
行ブロック30は多数(少なくとも2個以上)用意さ
れ、これによりブロック玩具を構成している。ブロック
本体31は合成樹脂製の箱型の車体であり、その上面の
中間部に車体の屋根部が形成された構造になっている。
このブロック本体31の屋根部の上部は、重ね合わせ用
の上側の第1係合凸部34に形成されている。この第1
係合凸部34は、ブロック本体31である車体の屋根部
の上部に相当するため、上面側が狭く底面側が広くなる
ように、各側面が四角錐状に傾斜した形状に形成されて
いる。第1係合凸部34の前後における下部中間には、
上側第2係合部35a、35bが設けられている。この
上側第2係合部35a、35bは、それぞれ台座部を有
し、この台座部の中心に円形状の凹部を形成した構造に
なっている。ブロック本体31の前後面には、それぞれ
ブロック連結部36が設けられている。この場合、前面
側のブロック連結部36は、図17および図18に示す
ように、ブロック本体31の前面(同図では左面)にお
ける手前側(同図では下側)に設けられた凹部を有する
係合突起36aと、ブロック本体31の前面における奥
側(同図では上側)に設けられて係合突起36aの凹部
に係合可能な先端が円形状の係合突起36bとからなっ
ている。また、後面側のブロック連結部36は、ブロッ
ク本体31の中心に対して前側のブロック連結部36と
点対称な位置に係合突起36aと係合突起36bとが設
けられた構造になっている。
【0032】また、ブロック本体31の下面における前
後側には、図15および図18に示すように、断面逆台
形状の車軸取付部37、38がブロック本体31の幅
(左右)方向の両端部に亘って設けられている。各車軸
取付部37、38は第1係合凸部34の前後の長さに対
応する間隔で設けられており、車軸取付部37、38の
前後面は第1係合凸部34の前後面と同じ角度の傾斜面
に形成されている。すなわち、前側(図18では左側)
の車軸取付部37の後面37bは第1係合凸部34の前
面34bと同じ傾斜面で、その前面37aは第1係合凸
部34の後面34cと同じ傾斜面になっており、後側
(同図では右側)の車軸取付部38の前面38aは第1
係合凸部34の後面34cと同じ傾斜面で、その後面3
8bは第1係合凸部34の前面34bと同じ傾斜面にな
っている。そして、ブロック本体31の下面における各
車軸取付部37、38間は、他の走行ブロック30の第
1係合凸部34が係合する下側の第1係合凹部39に形
成されている。また、各車軸取付部37、38の下面中
央には、他の走行ブロック30の上側第2係合部35
a、35bの各凹部に係合する下側第2係合突起40
a、40bが上側第2係合部35a、35bに対応して
設けられている。
【0033】一方、各車軸取付部37、38には、それ
ぞれ車軸32がブロック本体31の下面位置において左
右両側に突出して設けられている。各車軸32はそれぞ
れ金属棒からなり、その各先端にはそれぞれ車輪33が
回転自在に取り付けられている。各車輪33の外周面に
は、それぞれゴムベルト41が巻装されている。ゴムベ
ルト41の外面には、幅方向に多数の溝を刻設してなる
伝達面41aに形成されている。また、車輪33の各ホ
イール面には、それぞれ車輪33同士の連結を可能にす
る車輪連結部42が設けられている。車輪連結部42
は、図14および図15に示すように、4つの嵌合ピン
43と4つの嵌合孔44とが交互に環状に配列形成さ
れ、車輪33同士の連結に際しては、一方の車輪33の
各嵌合ピン43を他方の車輪33の各嵌合孔44に嵌合
させると、一方の車輪33の各嵌合孔44に他方の車輪
33の各嵌合ピン43が同時に嵌合し、ホイール外面同
士が対面して接触した状態で連結する構造になってい
る。
【0034】また、各車輪33は、図16に示すよう
に、その一部がブロック本体31の最下面つまり車軸取
付部37、38の下面に設けられた各下側第2係合突起
40a、40bの下面よりも下側に突出し、かつ車輪3
3の直径Rがブロック本体31の上側の第1係合凸部3
4の上面(密着面)34aからブロック本体2の下側の
第1係合凹部39の底面(密着面)39aまでの距離S
に等しいか、それよりも僅かに長くなるように設定され
ている。また、ブロック本体31の前後方向の長さL1
は、図16に示すように、車軸間距離L2のほぼ2倍
(2×L2)に設定されており、車軸間距離L2は、前
側の車軸32からブロック本体31の前端面までの距離
L3と、後側の車軸32からブロック本体31の後端面
までの距離L4との和(L3+L4)にほぼ等しく設定
され、かつ前側の車軸32からブロック本体31の前端
面までの距離L3と、後側の車軸32からブロック本体
31の後端面までの距離L4とは、ほぼ同じ長さ(L3
≒L4)に設定されている。
【0035】さらに、このブロック玩具でも、第1実施
例と同様、多数の走行ブロック30のうち、少なくとも
1つの走行ブロック30はブロック本体31内に4つの
車輪33を駆動するための駆動装置(図示せず)が設け
られている。
【0036】このようなブロック玩具では、図19に示
すように、1つの走行ブロック30の上側の第1係合凸
部34に他の走行ブロック30の下側の第1係合凹部3
9を係合させることにより、2つの走行ブロック30を
重ね合わせることができる。この場合には、第1係合凸
部34に第1係合凹部39が係合すると、ブロック本体
31上における第1係合凸部34の前後に位置する上側
第2係合部35a、35bに各車軸取付部37の下面中
央に設けられた下側第2係合突起40a、40bが係合
するので、2つの走行ブロック30を確実かつ強固に結
合させて重ね合わせることができる。
【0037】この状態では、第1実施例と同様、車輪3
3の直径Rがブロック本体31の上側の第1係合凸部3
4の上面(密着面)34aからブロック本体2の下側の
第1係合凹部39の底面(密着面)39aまでの距離S
にほぼ等しく設定されているので、上下の走行ブロック
30、30の各車輪33同士の外周面に巻き付けられた
ゴムベルト41が相互に接触する。このため、上下のい
ずれか一方の車輪33が回転すると、その回転が他方の
車輪33に伝達され、これにより他方の車輪33も回転
することになる。また、各車輪33の一部はブロック本
体31の最下面よりも下側に突出しているので、第1実
施例と同様、下側の走行ブロック30を卓上などに載置
して走行させることができるとともに、この走行に伴っ
て上側の車輪33も回転するので、走行ブロック30を
組み合わせた物の動きが豊富になり、趣向性に優れたも
のを得ることが可能になる。
【0038】このように走行ブロック30が卓上を走行
する際には、車輪33の外周面に巻き付けられたゴムベ
ルト41の外面が伝達面41aになっているので、車輪
33が卓上を滑ることなく転動する。また、2つの走行
ブロック30のうち、いずれか一方に、駆動装置を備え
た走行ブロック30を用いれば、2つの走行ブロック3
0を重ね合わせた状態で自動的に走行させることができ
る。特に、図19に2点鎖線で示すように、走行ブロッ
ク30を3個以上積み重ねて、駆動装置を備えた走行ブ
ロック30を最上部に配置しても、第1実施例と同様、
駆動装置による車輪33の回転が最上部の車輪33から
最下部の車輪33に伝達されるので、卓上などを自動的
に走行させることができる。なお、駆動装置を備えた走
行ブロック30は、最下部から最上部までの間のどの位
置に配置しても良い。
【0039】また、このブロック玩具では、ブロック本
体31の前後面にブロック連結部36が設けられている
ので、図20に示すように、1つの走行ブロック30の
前後のブロック連結部36に他の走行ブロック30の前
後のブロック連結部36を連結させることにより、走行
ブロック30を前後に順次連結させることができる。す
なわち、一方のブロック連結部36の2本の係合突起3
6a、36bのうち、先端が円形状に膨らんだ係合突起
36bを他のブロック連結部36の凹部を有する係合突
起36aに係合させるとともに、前記一方のブロック連
結部36の凹部を有する係合突起36aに他方のブロッ
ク連結部36の先端が円形状に膨らんだ係合突起36b
を係合させることにより、ブロック本体31同士を相互
に連結することができる。なお、連結を解除するときに
は、円形状の係合突起36bと凹部状の係合突起36a
との係合力に抗して引き離せば良い。
【0040】また、このブロック玩具では、各車輪33
のホイール面に車輪連結部42が設けられているので、
走行ブロック30同士を左右に配置して車輪33同士を
対向させ、この状態で一方の車輪連結部42の各嵌合ピ
ン43を他方の車輪連結部42の各嵌合孔44に嵌合さ
せることにより、図21に示すように、2つの走行ブロ
ック30、30の車輪33同士を連結することができ、
これにより走行ブロック30同士を上下前後のほかに左
右方向にも連結することができる。この場には、2つの
走行ブロック30、30を左右対称に配置して、1つの
走行ブロック30の2つの車輪33、33に他の走行ブ
ロック30の2つの車輪33、33を連結させても良
く、また2つの走行ブロック30、30を前後にほぼ半
分ずらした状態で配置し、1つの走行ブロック30の1
つの車輪33に他の走行ブロック30の1つの車輪33
のみを連結させても良く、また2つの走行ブロック3
0、30の連結に限らず、多数の走行ブロック30…を
上記同様に順次連結させても良く、さらに走行ブロック
30を前後に連結した図20に示す状態で、前後の走行
ブロック30、30の車輪33にその両者に他の走行ブ
ロック30が跨った状態で他の走行ブロック30の車輪
33を連結させても良い。このように連結すれば、第1
実施例と同様、多数の走行ブロック30、30を一体的
に並走させることができる。
【0041】また、このブロック玩具では、ブロック本
体31の上側の第1係合凸部34の前後に上側第2係合
部35a、35bが設けられ、ブロック本体31の下面
の前後に下側第2係合突起40a、40bが設けられて
いるので、第1実施例と同様、1つの走行ブロック30
に他の走行ブロック30を重ねる際に、他の走行ブロッ
ク30を前後方向のいずれかにずらして重ねることがで
きる。
【0042】すなわち、1つの走行ブロック30に対し
他の走行ブロック30を後方(図22では右側)にずら
して重ねる場合には、図22に示すように、上側の走行
ブロック30の前側に位置する車軸取付部37の前面3
7aを下側の走行ブロック30の第1係合凸部34の後
面34cに接触させて、上側の走行ブロック30の前側
に位置する下側第2係合突起40aを下側の走行ブロッ
ク30の第2係合部35bに係合させれば良い。このよ
うに重ね合わせた場合には、下側の走行ブロック30の
後側の車輪33と上側の走行ブロック30の前側の車輪
33とが相互に接触した状態で上下の走行ブロック30
が重なる。この状態では、図22に示すように、各走行
ブロック30を第1実施例と同様前上がり(左上がり)
に傾けることができ、下側の走行ブロック30の後側の
車輪33と上側の走行ブロック30の後側の車輪33と
が卓上に接触した状態でブロック全体が安定する。
【0043】また、1つの走行ブロック30に対して他
の走行ブロック30を前方(図22では左側)にずらし
て重ねる場合には、図示しないが、上側の走行ブロック
30の後側に位置する車軸取付部38の後面38bを下
側の走行ブロック30の第1係合凸部34の前面34b
に接触させて、上側の走行ブロック30の後端に位置す
る下側第2係合突起40bを下側の走行ブロック30の
第2係合部35aに係合させれば良い。この場合には、
上下の走行ブロック30を前下がり(右上がり)に傾け
ることができ、下側の走行ブロック30の前側の車輪3
3と上側の走行ブロック30の前側の車輪33とが卓上
に接触した状態でブロック全体が安定する。
【0044】このように上下の走行ブロック30が前上
がりまたは前下がりに傾むいた状態でブロック全体が安
定した場合にも、卓上を良好に走行させることができ
る。なお、このような重ね合わせは、2つの走行ブロッ
ク30に限らず、3つ以上の走行ブロック30を重ねて
も良い。
【0045】さらに、このブロック玩具では、上記の各
種の連結を組み合わせることにより、第1実施例と同様
な組合せが可能である。例えば、第1実施例の図11に
示したように、1つの走行ブロック30の上に他の走行
ブロック30を複数個重ね合わせ、下側の走行ブロック
30の前後にさらに他の走行ブロック30を各ロック連
結部36により順次連結した組合せてもよい。このよう
な組合せでも、第1実施例と同様、最上部または最後部
もしくは最前部に駆動装置を備えた走行ブロック30を
キーブロックとして最後に配置することにより、この駆
動装置を備えた走行ブロック30で組み立てられたブロ
ック全体を走行させることができるとともに、すべて車
輪4を回転させることができるので、動きが極めて豊富
で、趣向性に優れたものを得ることができる。なお、駆
動装置を備えた走行ブロック30は、組み立てられたブ
ロック全体のどのような位置に組み込んでも、上記と同
様の効果を得ることができる。
【0046】また、第1実施例の図12に示したよう
に、1つの走行ブロック30上に2つの走行ブロック3
0、30をそれぞれ前後方向にほぼ半分づつずらした状
態で重ね、これら上側の2つの走行ブロック30、30
の両者に跨ってさらに他の走行ブロック30を積み重ね
た組合せてもよい。この場合には、最上部の走行ブロッ
ク30は、その前側に位置する下側第2係合突起40a
がその下の前方(図12では左側)に位置する走行ブロ
ック30の上側第2係合部35bの凹部に係合し、後側
に位置する下側第2係合突起40bがその下の後方(図
12では右側)に位置する走行ブロック30の上側第2
係合部35aの凹部に係合することにより、下側の2つ
の走行ブロック30、30の両者に跨って取り付けられ
る。この状態では、最上部の走行ブロック30の前側の
車輪33がその下の前方の走行ブロック30の後側の車
輪33に接触し、最上部の走行ブロック30の後側の車
輪33がその下の後方に位置する走行ブロック30の前
側の車輪33に接触し、これら最上部の車輪33に接触
した各車輪33がさらにその下の走行ブロック30の各
車輪33に接触する。このような組合せでも、第1実施
例と同様、最上部に駆動装置を備えた走行ブロック30
をキーブロックとして最後に配置することにより、この
駆動装置を備えた走行ブロック30で組み立てられたブ
ロック全体を走行させることができる。また、この組合
せでも、ブロック全体を逆三角形状、または三角形状な
どに組み合わせることができる。
【0047】また、第1実施例の図13に示したよう
に、1つの走行ブロック30上に他の走行ブロック30
を重ね合わせ、この上側の走行ブロック30の左右両側
の各車輪4に他の2つの走行ブロック30、30の各車
輪33をそれぞれ連結させた上、中間の走行ブロック3
0上にさらに他の走行ブロック30を重ね合わせてもよ
い。このような組合せでも、第1実施例と同様、中間の
走行ブロック30上に駆動装置を備えた走行ブロック3
0をキーブロックとして最後に配置することにより、組
み立てられたブロック全体を走行させることができる。
【0048】さらに、上記のような各組合せをさらに複
合的に組み合わせることにより、第1実施例と同様、様
々な組合せが可能である。
【0049】なお、上記第2実施例では、車輪33の車
輪連結部41が4つの嵌合ピン42と4つの嵌合孔43
とで構成されているが、これに限らず、3つ以下の嵌合
ピンと3つ以下の嵌合孔とで構成しても良く、また5つ
以上の嵌合ピンとこれと同数の嵌合孔とで構成しても良
い。また、上記第2実施例では、車輪33の外周面にゴ
ムベルト41を巻き付け、このゴムベルト41の外面に
多数の溝を刻設した伝達面41aを形成したが、必ずし
も伝達面41aは多数の溝である必要はなく、ゴムベル
ト41などの摩擦係数の高いものを用いた場合には何等
加工せず、そのまま用いても良い。また、上記第2実施
例では、車軸32として金属棒を用いたが、これに限ら
ず、例えばブロック本体31の側面またはブロック本体
31の下面に設けられた取付部に軸部を一体に成形した
ものでも良い。さらに、上記第2実施例では、ブロック
本体31の下側第2係合突起40a、40bがブロック
本体31の上側第2係合部35a、35bに単に係合す
るように構成されているが、これに限らず、例えば下側
第2係合突起40a、40b、の各先端部に係合溝を設
け、上側第2係合部35a、35bの凹部内面に係合凸
部を設け、下側第2係合突起40a、40b、の各係合
溝を上側第2係合部35a、35bの係合凸部6a、6
bに係合させることにより、両者の係合力を高めるよう
にしても良い。
【0050】[各種変形例]この発明は、上記第1、第
2実施例に限らず、図23〜図27に示すように、種々
変形応用が可能である。例えば、上記各実施例では、ブ
ロック本体1、30の車体の屋根部の上部を上側の第1
係合凸部5、34として用いたが、これに限らず、図2
3〜図25に示すように構成しても良い。すなわち、図
23に示しされた第1変形例の走行ブロックのように、
ブロック本体50の車体の屋根部全体を上側の係合凸部
51として用い、ブロック本体50の下面に屋根部であ
る上側の係合凸部51に係合可能に対応する下側の係合
凹部52を設けてもよい。この場合にも、ブロック本体
50の側面に配置された各車輪53は、各一部がブロッ
ク本体50の最下面よりも下側に突出し、かつ各車輪5
3の直径Rが上側の係合凸部51の最上面(密着面)5
1aから下側の係合凹部52の上面(密着面)52aま
での距離Sにほぼ等しくなるように設定されていればよ
い。
【0051】また、図24に示された第2変形例の走行
ブロックのように、ブロック本体54を台座部54aと
この台座部54a上に設けられた段差状の突出部54b
とで構成し、この突出部54bの上面に上側の係合凹部
55を設け、台座部54aの下面に係合凹部55に係合
可能に対応する下側の係合凸部56を設けてもよい。こ
の場合、台座部54aは厚い平板であっても良く、また
図27に示すように薄い平板であっても良い。この場合
にも、ブロック本体54の側面に配置された各車輪57
は、各一部が下側の係合凸部56を含むブロック本体5
4の最下面つまり下側の係合凸部56の下端面よりも下
側に突出し、かつ各車輪57の直径Rが上側の係合凹部
55の底面(密着面)55aから下側の係合凸部56の
下端面(密着面)56aまでの距離Sにほぼ等しくなる
ように設定されていればよい。なお、車輪57の直径R
と距離Sとの関係を満足していれば、ブロック本体54
は台座部54aの下面に段差状の突出部54bを設けた
構造でも良い。
【0052】さらに、図25に示された第3変形例の走
行ブロックのように、ブロック本体58の上下面を平坦
に形成し、この上面に上側の係合凹部59を形成し、ブ
ロック本体58の下面に上側の係合凹部59に係合可能
に対応する係合凸部60を設けても良い。この場合に
も、ブロック本体58の側面に配置された各車輪61
は、各一部が下側の係合凸部60を含むブロック本体5
8の最下面つまり下側の係合凸部60の下端面よりも下
側に突出し、かつ各車輪61の直径Rが上側の係合凹部
59の底面(密着面)59aから下側の係合凸部60の
下端面(密着面)60aまでの距離Sにほぼ等しくなる
ように設定されていればよい。なお、車輪61の直径R
と距離Sとの関係を満足していれば、ブロック本体58
の下面に係合凹部59を設け、上面に係合凸部60を設
けた構造でも良い。
【0053】また、上記各実施例では、車軸3、32を
ブロック本体1、30の下面位置に設けたが、これに限
らず、図26または図27に示す位置に車軸を設けても
良い。すなわち、図26に示された第4変形例の走行ブ
ロックのように、車軸63をブロック本体64の中間位
置つまりブロック本体64の下面よりも上方の位置に設
けられてもよい。この場合にも、車輪65は、その一部
がブロック本体64の最下面つまりブロック本体64の
下面に設けられた下側の係合凸部66よりも下側に突出
し、かつ各車輪65の直径Rが上側の係合凹部67の底
面(密着面)67aから下側の係合凸部66の下端面
(密着面)66aまでの距離Sにほぼ等しくなるように
設定されていればよい。また、図27に示された第5変
形例の走行ブロックのように、車軸68をブロック本体
69の下面よりも下側の位置に設けられてもよい。この
場合にも、車輪70は、その一部がブロック本体69の
最下面つまりブロック本体69の下面に設けられた下側
の係合凸部71よりも下側に突出し、かつ各車輪70の
直径Rが上側の係合凹部72の底面(密着面)72aか
ら下側の係合凸部71の下端面(密着面)71aまでの
距離Sにほぼ等しくなるように設定されていればよい。
【0054】また、上記各実施例では、上下の第1係合
部、上下の第2係合部、ブロック連結部、車輪連結部を
ブロック本体に形成した、凹部または凸部あるいはこれ
らを組み合わせた構造になっているが、これに限らず、
例えば、マグネット、面状ファスナ、粘着剤、吸盤のい
ずれか、またはこれらを組合せた構成にしてもよい。特
に、マグネットを使用する場合には、通常のN極S極の
みを有するものでも良いが、N極S極を有するマグネッ
ト小片を複数配列してなるマグネット体を用いることが
望ましく、しかもマグネット小片のN極S極が反転する
マグネット体が移動できるように取り付けておくことが
望ましい。このようにマグネット体を取り付けた場合に
は、マグネット同士で吸着させる際、マグネットの向き
を考慮する必要がないので、ブロック同士の連結の自由
度を高めることができる。
【0055】さらに、上記各実施例および各種変形例で
は、説明の便宜上、走行ブロックの前側が揃うように説
明したが、走行ブロックの前後を逆に組み合わせても良
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ブロック本体の上面および下面にそれぞれ相互に係
合可能な重ね合わせ用の上下の係合部が設けられている
ので、1つの走行ブロックの上側の係合部と他の走行ブ
ロックの下側の係合部とを互いに係合させることによ
り、走行ブロックを重ね合わすことが可能になり、また
車輪の直径が下側の係合部に対する上側の係合部の密着
面から上側の係合部に対する下側の係合部の密着面まで
の距離にほぼ等しく設定されているので、走行ブロック
を重ね合わせた際には、下側に位置する車輪の外周面と
上側に位置する車輪の外周面とを相互に接触させること
ができ、このため上下のいずれか一方の車輪が回転する
と他方の車輪も回転することになり、しかも車輪の一部
がブロック本体の下側の係合部を含む最下面よりも下側
に突出しているので、卓上などに載置して走行ブロック
を走行させると、下側の車輪は勿論のこと上側の車輪も
同時に回転させることができ、このため組み合わせて出
来た物の動きが豊富になり、趣向性に優れたものを得る
ことが可能になる。また、ブロック本体に車輪を取り付
けたことにより、走行ブロックを単独で走らせて遊ぶこ
とができるとともに、具体的なデザイン化を図れば、個
々の走行ブロックに存在感が生じ、それ自体を玩具とし
て使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のブロック玩具の第1実施例における
走行ブロックを斜め上から見た斜視図。
【図2】図1の走行ブロックを斜め下から見た斜視図。
【図3】図1および図2の側面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図3の底面図。
【図6】図1および図2の車輪の拡大斜視図。
【図7】図1の走行ブロックを重ね合わせた状態の側面
図。
【図8】図1の走行ブロックを前後に連結した状態の平
面図。
【図9】図1の走行ブロックを左右に連結した状態の平
面図。
【図10】図1の走行ブロックを前後にずらして重ね合
わせた状態の側面図。
【図11】図1の走行ブロックを重ね合わせるととも
に、下側の走行ブロックの後に他の走行ブロックを連結
した状態の側面図。
【図12】図1の走行ブロックを前後にずらして重ねる
とともに、さらにその上に他の走行ブロックをずらして
重ねた状態の側面図。
【図13】図1の走行ブロックを3つ重ね合わせるとと
もに、中間の走行ブロックの左右両側に他の走行ブロッ
クを連結した状態の正面図。
【図14】この発明のブロック玩具の第2実施例におけ
る走行ブロックを斜め上から見た斜視図。
【図15】図14の走行ブロックを斜め下から見た斜視
図。
【図16】図14および図15の側面図。
【図17】図16の平面図。
【図18】図16の底面図。
【図19】図14の走行ブロックを重ね合わせた状態の
側面図。
【図20】図14の走行ブロックを前後に連結した状態
の平面図。
【図21】図14の走行ブロックを左右に連結した状態
の平面図。
【図22】図14の走行ブロックを前後にずらして重ね
合わせた状態の側面図。
【図23】この発明の走行ブロックの第1変形例を示す
図。
【図24】この発明の走行ブロックの第2変形例を示す
図。
【図25】この発明の走行ブロックの第3変形例を示す
図。
【図26】この発明の走行ブロックの第4変形例を示す
図。
【図27】この発明の走行ブロックの第5変形例を示す
図。
【符号の説明】
1、30 走行ブロック、 2、31、50、54、58、64、69 ブロック本
体 3、32、63、68 車軸 4、33、53、57、61、65、70 車輪 4a、41a 伝達面 5、34 上側の第1係合凸部 6a、6b 上側第2係合孔 9、36 ブロック連結部 13、39 下側の第1係合凹部 14a、14b、15a、15b、40a、40b 下
側第2係合突起 16、42 車輪連結部 35a、35b 上側第2係合部 51 上側の係合凸部 52 下側の係合凹部 55、59、67、72 上側の係合凹部 56、60、66、71 下側の係合凸部

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック本体と、このブロック本体の上
    面および下面にそれぞれ設けられた相互に係合可能な重
    ね合わせ用の上下の係合部と、前記ブロック本体の両側
    面に車軸を介して回転自在に取り付けられた4個の車輪
    とを備え、 前記車輪は、それぞれその一部が前記ブロック本体の下
    側の前記係合部を含む最下面よりも下側に突出し、かつ
    前記車輪の直径が前記下側の係合部に対する前記上側の
    係合部の密着面から前記上側の係合部に対する前記下側
    の係合部の密着面までの距離にほぼ等しく設定されてい
    ることを特徴とする走行ブロック。
  2. 【請求項2】 前記ブロック本体の前後面には、それぞ
    れブロック連結部が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の走行ブロック。
  3. 【請求項3】 前記車輪のホイール面には、車輪同士の
    連結を可能にするための車輪連結部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の走行ブロック。
  4. 【請求項4】 前記ブロック本体の前後方向の長さは、
    前記車軸間距離のほぼ2倍であり、前記車軸間距離は前
    側の車軸から前記ブロック本体の前端面までの距離と後
    側の車軸から前記ブロック本体の後端面までの距離との
    和にほぼ等しく設定されていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の走行ブロック。
  5. 【請求項5】 前記上下の係合部は、前記ブロック本体
    の上面および下面のほぼ中央に設けられていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の走行ブロッ
    ク。
  6. 【請求項6】 前記上下の係合部は、前記ブロック本体
    の上面および下面のほぼ中央にそれぞれ設けられた上下
    の第1係合部と、前記ブロック本体の下面における前後
    側にそれぞれ設けられた取付位置変更用の下面側の第2
    係合部と、前記ブロック本体の上面に設けられて前記下
    面側の第2係合部のいずれかと係合する取付位置変更用
    の上面側の第2係合部とからなることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の走行ブロック。
  7. 【請求項7】 前記第1係合部と前記第2係合部とは相
    互に兼用可能な構成であることを特徴とする請求項6記
    載の走行ブロック。
  8. 【請求項8】 前記上側の係合部は凸部または凹部もし
    くはこれらを組合せた形状に形成され、前記下側の係合
    部は前記上側の係合部に対し係合する凹部または凸部も
    しくはこれらを組合せた形状に形成されていることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の走行ブロッ
    ク。
  9. 【請求項9】 前記係合部、前記ブロック連結部、前記
    車輪連結部は、マグネット、面状ファスナ、粘着剤、吸
    盤のいずれかであることを特徴とする請求項1〜7記載
    の走行ブロック。
  10. 【請求項10】 前記ブロック本体には前記車輪を駆動
    する駆動装置が設けられていることを特徴とする請求項
    1〜9のいずれかに記載の走行ブロック。
  11. 【請求項11】 少なくとも走行ブロックを2個以上備
    えたブロック玩具であって、 前記各走行ブロックは、ブロック本体と、このブロック
    本体の上下面にそれぞれ設けられて前記ブロック本体同
    士を重ねた際に相互に係合する重ね合わせ用の上下の係
    合部と、前記ブロック本体の両側面に車軸を介して回転
    自在に取り付けられた4個の車輪と有し、 前記各車輪の一部は前記ブロック本体の下側の前記係合
    部を含む最下面よりも下側に突出し、かつ前記車輪の直
    径は、1つのブロック本体の上下に他のブロック本体を
    重ね合わせた際、上側に位置する他のブロック本体の前
    記下側の係合部が密着する前記1つのブロック本体の前
    記上側の係合部の密着面から下側に位置する他のブロッ
    ク本体の前記上側の係合部が密着する前記1つのブロッ
    ク本体の前記下側の係合部の密着面までの距離にほぼ等
    しく設定されている、 ことを特徴とする走行ブロックを用いたブロック玩具。
  12. 【請求項12】 前記1つの走行ブロックの前記上側の
    係合部と前記他の走行ブロックの前記下側の係合部とを
    係合させて、前記1つの走行ブロックのブロック本体上
    に前記他の走行ブロックのブロック本体を重ね合わせた
    際には、下側に位置する前記車輪の外周面と上側に位置
    する前記車輪の外周面とが相互に接触することを特徴と
    する請求項11記載の走行ブロックを用いたブロック玩
    具。
  13. 【請求項13】 前記車輪の外周面は、前記上下の車輪
    が相互に接触した状態で、一方の車輪の回転を他方の車
    輪に伝達する伝達面に形成されていることを特徴とする
    請求項11または12記載の走行ブロックを用いたブロ
    ック玩具。
  14. 【請求項14】 前記各ブロック本体の前後面には、そ
    れぞれ前後に位置する走行ブロックを連結するためのブ
    ロック連結部が設けられていることを特徴とする請求項
    11〜13記載の走行ブロックを用いたブロック玩具。
  15. 【請求項15】 前記車輪のホイール面には、それぞれ
    2つの走行ブロックの車輪同士を着脱可能に連結する車
    輪連結部が設けられていることを特徴とする請求項11
    〜14のいずれかに記載の走行ブロックを用いたブロッ
    ク玩具。
  16. 【請求項16】 前記ブロック本体の前後方向の長さは
    車軸間距離のほぼ2倍であり、前記車軸間距離は前側の
    車軸から前記ブロック本体の前端面までの距離と後側の
    車軸から前記ブロック本体の後端面までの距離との和に
    ほぼ等しく設定されていることを特徴とする請求項11
    〜15のいずれかに記載の走行ブロックを用いたブロッ
    ク玩具。
  17. 【請求項17】 前記上下の係合部は、前記ブロック本
    体の上面および下面のほぼ中央に設けられていることを
    特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の走行ブ
    ロックを用いたブロック玩具。
  18. 【請求項18】 前記上下の係合部は、前記ブロック本
    体の上面および下面のほぼ中央にそれぞれ設けられた上
    下の第1係合部と、前記ブロック本体の下面における前
    後側にそれぞれ設けられた取付位置変更用の下面側の第
    2係合部と、前記ブロック本体の上面に設けられて前記
    下面側の第2係合部のいずれかと係合する取付位置変更
    用の上面側の第2係合部とからなることを特徴とする請
    求項11〜17のいずれかに記載の走行ブロックを用い
    たブロック玩具。
  19. 【請求項19】 前記第1係合部と前記第2係合部とは
    相互に兼用可能な構成であることを特徴とする請求項1
    8記載の走行ブロックを用いたブロック玩具。
  20. 【請求項20】 前記上側の係合部は凸部または凹部も
    しくはこれらを組合せた形状に形成され、前記下側の係
    合部は前記上側の係合部に対し係合する凹部または凸部
    もしくはこれらを組合せた形状に形成されていることを
    特徴とする請求項11〜19のいずれかに記載の走行ブ
    ロックを用いたブロック玩具。
  21. 【請求項21】 前記係合部、前記ブロック連結部、前
    記車輪連結部は、マグネット、面状ファスナ、粘着剤、
    吸盤のいずれかであることを特徴とする請求項11〜1
    9記載の走行ブロックを用いたブロック玩具。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つの前記走行ブロックは
    前記車輪を駆動する駆動装置を備えていることを特徴と
    する請求項11〜21のいずれかに記載の走行ブロック
    を用いたブロック玩具。
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