JPH0830601B2 - 空調用グリル - Google Patents

空調用グリル

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JPH0830601B2
JPH0830601B2 JP1343007A JP34300789A JPH0830601B2 JP H0830601 B2 JPH0830601 B2 JP H0830601B2 JP 1343007 A JP1343007 A JP 1343007A JP 34300789 A JP34300789 A JP 34300789A JP H0830601 B2 JPH0830601 B2 JP H0830601B2
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cam
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和夫 藤原
敬博 古森
和弘 田口
英典 上田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、住宅の室内等の空調を行うための空調用グ
リルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、電動モータにより自動的に風向きを偏向させる
空調用グリルが知られている。第8〜10図に示すよう
に、この空調用グリルにおいては、図示しないモータに
接続されて往復動するロッド31の側縁の一部には、前後
方向(図中上下方向)に長い長方形状に突出形成された
突出部32が設けられている。同突出部32には、同じく長
方形状の係止孔33が透設されている。
また、同ロッド31の上方にはほぼ楕円形状のカム34が
配置され、同カム34には円筒状の係止突起35が突設さ
れ、同係止突起35は上記ロッド31の係止孔33内に係止さ
れるようになっている。
そして、ロッド31が移動すると、ロッド31の係止孔33
内に係止されたカム34の係止突起35が同じ方向に移動
し、カム34が回動する。そして、図示しない風向偏向板
が偏向するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の空調用グリルにおいては、電動
モータによって往復動するロッド31の突出部32に設けら
れた係止孔33がカム34の係止突起35を押圧してカム34を
回動させるためのモーメントの腕の距離が第8図に示す
状態においては、l1と大きいが、ロッド31が移動した第
10図に示す状態においては、l2と小さくなり、従ってロ
ッド31がカム34を押圧してカム34を回動させる力がロッ
ド31の移動に伴って徐々に小さくなり、ロッド31が最も
移動したとき50%以下となるため、ロッド31に負荷がか
かり、カム34が円滑に作動しないおそれがあるという問
題点があった。
本発明の目的は、ロッドの操作力を増大させることな
く、カムを円滑に回動させることができる空調用グリル
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明では本体内に湾
曲可能な複数の風向偏向板を配設し、同風向偏向板の一
端側を前記本体に回動可能に支持し、他端側を連結部材
で連結し、同連結部材を前記本体に回動可能に支持され
たリンクによって移動可能に形成するとともに、前記リ
ンクが支持された本体の外方に、同リンクを回動させる
とともに同リンクと共通軸心を有するカム部材と、同カ
ム部材を回動させるためのロッドとを多層的に配設し、
かつ前記カム部材に前記ロッドの延びる方向とほぼ直交
する方向に延びる係止孔を設け、前記ロッドに前記カム
部材の係止孔内を移動可能に嵌合される突起を設けると
いう手段を採用している。
〔作用〕
上記手段を採用したことにより、ロッドが移動すると
同ロッドに設けられた突起がカム部材に設けられた係止
孔内をカム部材の回動軸から遠ざかるように移動し、こ
のときカム部材を回動させるためのモーメントの腕の距
離、即ちカム部材の回動中心とロッドの突起との前後方
向の距離は変わらないので、ロッドの移動量が大きくな
ってもロッドに加わる力は大きく増大せず、従ってカム
部材は円滑に回動する。そして、カム部材の回動に基づ
いてリンクが回動し、さらに風向偏向板が偏向する。こ
のとき、リンクとカム部材とは共通軸心を有し、また、
リンク、カム部材、及びロッドは多層的に配設されてい
るので、これら各部材が大きく移動することなく風向偏
向板は偏向される。
〔実施例〕
以下に本発明を具体化した一実施例を第1〜7図に基
づいて説明する。
第1図に示すように、空調用グリルの本体1内下部の
前側には、複数枚の湾曲可能な風向偏向板2が配設され
ている。同複数枚の風向偏向板2は前側及び後側の剛質
部3a,3bとその間の湾曲可能な軟質部4とからなり、両
剛質部3a,3bはポリプロピレン、ABS樹脂等の硬質材で形
成され、軟質部4はエラストマー、ゴム等の軟質材で形
成されている。
同風向偏向板2の前側剛質部3aの上端部には支持孔5a
を有する筒状部5が設けられ、図示しない本体1の軸が
支持孔5aに支持されて前側剛質部3aが回動できるように
なっており、下端部には回動軸6が下方へ突設されてい
る。後側剛質部3bは板状に形成され、その下部が後方に
膨らんだ形状を有し、その下端面には奥部が楕円形状に
切欠かれた切欠き7が形成されている。
上記風向偏向板2の後方(第1図右方)には、複数枚
の風向偏向板2を連結する連結部材としての連結板8が
配置され、同連結板8には所定間隔で環状の取付溝9aを
有する環状取付部9が一体的に形成されている。同環状
取付部9のうちのいくつかは前側へ突出形成され、その
前端部には係止孔9bが透設されている。そして、上記風
向偏向板2の切欠き7には、連結板8の環状取付部9が
下方から収納されてその取付溝9aに切欠き7の上端部の
後側剛質部3bが挟持されることによって複数枚の風向偏
向板2の後側剛質部3bが連結板8に連結されるようにな
っている。
上記風向偏向板2の下方には、前後方向に延びるリン
ク10が空調用グリルの板状の本体1に対してその前端部
において回動可能に取付けられている。同リンク10の前
端上部には上方に向かって開口した円形状の孔10aが穿
設された筒状突起10bが突設され、前記風向偏向板2の
前側剛質部3aの回動軸6が回動可能に嵌入されるように
なっており、前端下部には下方に向かって開口した四角
形の係合孔10cが穿設された筒状突起10dが突設されてい
る。また、後端部には上方へ延びる突起10eが突出さ
れ、前記連結板8の環状取付部9の係止孔9bに回動可能
に嵌合されるようになっている。
上記本体1の下方には、左右方向に延びる板状に形成
されたロッド11が配設されている。同ロッド11の前側縁
には、滑らかなV字状に突設された膨出部11aが形成さ
れ、同膨出部11aの先端部には突起12が下方に突出して
いる。
同ロッド11の下方には、先端部がやや膨らんだ楕円形
状のカム13が配設され、同カム13の回動中心位置には上
方に向かって四角柱状の係合突部13bが突設され、前記
リンク10の係合孔10cに嵌入されるようになっている。
また、カム13には、長さ方向に延びる楕円形状の係止孔
13cが透設され、上記ロッド11の突起12が嵌入係止され
て、ロッド11の移動に伴って突起12が係止孔13c内を移
動できるようになっている。
また、ロッド11の右側端部には、前後方向に長い長方
形の板状に形成された突出部14が延出され、同突出部14
には前後方向に長い長孔14aが透設されている。
第2図に示すように、前記本体1の端部には、モータ
15がビス挿通孔16にビスを挿通することによって固定さ
れ、同モータ15の下面には四角板状の回転体17が突出形
成されている。同モータ15の下方には、円板状の連結部
材18が配設され、同連結部材18の上面中央部には、上記
回転体17が嵌入される凹部19aを有する円筒体19が上方
に向かって突設されている。
また、連結部材18の下面の外周側には、一対の半円状
の支持部材20が下方に向かって突出形成され、その先端
部には基端側が拡径されたテーパ部20aが形成されてい
る。そして、同一対の支持部材20の外周部には、円筒状
のリング部材21が下方から回転可能に外嵌され、上記支
持部材20のテーパ部20aの拡径された基端部で抜けない
構造となっている。
そして、同リング部材21が前記ロッド11の突出部14の
長孔14a内に遊嵌され、前記モータ15の回転に基づいて
リング部材21が回転し、同リング部材21が長孔14a内を
前後に移動することによってロッド11が左右に移動でき
るようになっている。
上記のように構成された空調用グリルについて作用及
び効果を説明する。
第2図に示すように、図示しないスイッチを押すと、
空調用グリルの本体1側部のモータ15が回転駆動し、そ
の下面の回転体17が回転する。同回転体17は連結部材18
上面の円筒体19の凹部19aに嵌入固定されているので、
同連結部材18が回転し、その下面のリング部材21が外嵌
された支持部材20が同様に回転する。このリング部材21
はロッド11端部の突出部14の長孔14a内に移動可能に遊
嵌されているので、同リング部材21は回転しながら同長
孔14a内を往復動するとともに、ロッド11を左右方向に
往復動させる。
第1図に示すように、ロッド11が左右方向に移動する
と、ロッド11の膨出部11aに突設されている突起12が同
様に移動し、同突起12が嵌入係止されているカム13の係
止孔13c内をその回動中心から遠ざかるように滑りなが
ら移動することによって、カム13は回動する。
ここで、第3,4図に示す状態においては、ロッド11の
突起12がカム13の係止孔13cの側縁を押圧する力は、モ
ーメントの腕の距離、即ちカム13の回動中心と突起12と
の間の前後方向の距離L1によって決定される。次にロッ
ド11が最も右側へ移動して第5図の状態に至ったとき
(カム13が60度回動したとき)には、同じくロッド11の
突起12がカム13の係止孔13cの側縁を押圧する力は、モ
ーメントの腕の距離L2は、ロッド11の突起12とカム13の
回動中心との前後方向の相対的な位置関係が変わらない
ので、L1に等しくなる。従って、ロッド11が左右方向の
いずれの位置にあっても、ロッド11の突起12がカム13の
係止孔13cの側縁を押圧す押圧力は大きく上昇せず、言
い換えればロッド11に加わるカム13からの反力はあまり
大きくならない。
その点について具体的に示すと、第7図に示すよう
に、本発明ではロッド11に加わる反力は、ロッド11の移
動距離が大きくなってもあまり上昇せず、移動距離が16
mmと最も大きくなったとき(カム13の回動角度60度)に
約700gであるのに対し、従来例ではロッド31の移動距離
が大きくなると著しく大きくなり、移動距離が12mmと最
も大きくなったとき(カム34の回動角度60度)に約2100
gまで上昇する。
第1図に示すように、カム13の回動により、カム13の
係合突部13bが回動し、同係合突部13bがリンク10の係合
孔10cに嵌合されているので、リンク10がその前端部を
中心にして回動する。すると、リンク10後端部の突起10
eが連結板8の環状取付部9の係止孔9bに嵌入係止され
ているので、リンク10の突起10eが回動することによっ
て連結板8は左右へ移動する。従って、複数枚の風向偏
向板2の後側剛質部3b下部の切欠き7に連結板8の環状
取付部9が取付けられているので、複数枚の風向偏向板
2の後側剛質部3bは全て同一方向に移動し、風向偏向板
2の軟質部4が所定方向に膨らんで湾曲する。
このようにして、空調用グリルの後方から導入された
風は、風向偏向板2の湾曲した軟質部4に沿って所定方
向に偏向され、第6図に示す前端部の吹出し口22から吹
き出す。
上記のように、本実施例の空調用グリルは、左右に移
動するロッド11に突起12を突設し、カム13の係止孔13c
に嵌合させてカム13を回動させるようにしたので、ロッ
ド11が左右いずれの方向へ大きく移動してもロッド11の
操作力を増大させることなく、従ってカム13を円滑に回
動させることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明
の趣旨から逸脱しない範囲で例えば次のように構成する
こともできる。
即ち、ロッド11の突起12の突設位置、大きさ、カム13
の係止孔13cの形状等は使用目的に応じて適宜変更する
ことができ、また本発明の空調用グリルは住宅の室内用
以外に、自動車のインストルメントパネルに装着する等
の車両用としても利用することができる。
〔発明の効果〕
本発明の空調用グリルは、ロッドの移動量にかかわら
ずロッドの操作力を格別増大させることなく、カムを円
滑に回動させることができる。また、リンク、カム、及
びロッドが多層的に配設され、さらに、リンクとカムと
が共通軸心を有するよう配設されので、空調用グリルを
小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明の実施例を示す図であって、第1図
は空調用グリルの要部分解斜視図、第2図は空調用グリ
ルの駆動部分を示す分解斜視図、第3図はロッドの突起
とカムの係止孔との間の係合状態を示す部分底面図、第
4図は第3図のIV-IV線断面図、第5図はロッドを移動
させた状態におけるロッドの突起とカムの係止孔との間
の係合状態を示す部分底面図、第6図は空調用グリルの
全体を示す斜視図、第7図はロッドの移動距離とロッド
に加わる反力との関係を示すグラフ、第8〜10図は従来
例を示す図であって、第8図はロッドとカムの係合状態
を示す部分底面図、第9図は第8図のIX-IX線断面図、
第10図はロッドが移動した状態におけるロッドとカムの
係合状態を示す部分底面図である。 1……本体、2……風向偏向板、8……連結部材として
の連結板、10……リンク、11……ロッド、12……突起、
13……カム、13c……係止孔
フロントページの続き (72)発明者 上田 英典 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−54134(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体(1)内に湾曲可能な複数の風向偏向
    板(2)を配設し、同風向偏向板(2)の一端側を前記
    本体(1)に回動可能に支持し、他端側を連結部材
    (8)で連結し、同連結部材(8)を前記本体(1)に
    回動可能に支持されたリンク(10)によって移動可能に
    形成するとともに、前記リンク(10)が支持された本体
    (1)の外方に、同リンク(10)を回動させるとともに
    同リンク(10)と共通軸心を有するカム部材(13)と、
    同カム部材(13)を回動させるためのロッド(11)とを
    多層的に配設し、かつ前記カム部材(13)に前記ロッド
    (11)の延びる方向とほぼ直交する方向に延びる係止孔
    (13c)を設け、前記ロッド(11)に前記カム部材(1
    3)の係止孔(13c)内を移動可能に嵌合される突起(1
    2)を設けたことを特徴とする空調用グリル。
JP1343007A 1989-12-29 1989-12-29 空調用グリル Expired - Lifetime JPH0830601B2 (ja)

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JPH03204548A JPH03204548A (ja) 1991-09-06
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JP1343007A Expired - Lifetime JPH0830601B2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29 空調用グリル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6154134U (ja) * 1984-08-10 1986-04-11

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JPH03204548A (ja) 1991-09-06

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