JPH03203969A - 記録液及びそれを用いた記録方法 - Google Patents

記録液及びそれを用いた記録方法

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JPH03203969A
JPH03203969A JP1343126A JP34312689A JPH03203969A JP H03203969 A JPH03203969 A JP H03203969A JP 1343126 A JP1343126 A JP 1343126A JP 34312689 A JP34312689 A JP 34312689A JP H03203969 A JPH03203969 A JP H03203969A
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JP
Japan
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ink
recording
water
dye
paper
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Application number
JP1343126A
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English (en)
Inventor
Mayumi Yamamoto
真由美 山本
Takeshi Sakaeda
栄田 毅
Katsuhiro Shirota
勝浩 城田
Takao Yamamoto
山本 高夫
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録液、とりわけインクジェット記録用インク
に関し、更に詳しくは特に室内変色性が改良された青色
画像を与える水性インク及びそれを用いた記録方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来、万年筆、フェルトペン等のインク及びインクジェ
ット記録用のインクとしては、水溶性染料を水性媒体中
に溶解した水性インクが使用されており、これらの水性
インクにおいてはペン先やインク吐出ノズルでのインク
の目詰りを防止するべ(一般に水溶性有機溶剤が添加さ
れている。
これらの従来のインクにおいては、十分な濃度の画像を
与えること、ペン先やノズルでの目詰りを生じないこと
、被記録材上での乾燥性が良いこと、滲みが少ないこと
、保存安定性に優れること、特に熱エネルギーを利用す
るインクジェット方式では耐熱性に優れること等が要求
され、又、形成される画像が十分な耐光性及び耐水性等
を有することが要求されている。
前記種々の要求性能のうちで特に形成される画像の耐久
性が重要である。
画像の耐久性としては、従来は主として直射日光や各種
照明光による褪色が問題視され、−これらの褪色の問題
は耐光性に優れた染料の選択によって解決が図られてき
た。例えば、青色のインクの染料としては、従来は主に
C,1,Direct  Blue86又はC,1,D
irect  Blue  199等が使用されてきた
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら最近では、これらの高照度下における褪色
に加えて室内環境における変褪色の問題がクローズアッ
プされてきた。この変褪色は直射日光の当らない室内で
も進行し、又、画像を形成する為の被記録材の種類によ
っても促進され、従来広く使用されてきたC、1.Di
rect  Blue  86や199ではこの問題は
避けられなかった。
特に、インクの発色性、鮮明性、解像性等の画像品質を
高める為に、紙等の基材上に顔料とバインダーとを含む
インク受容層を形成したいわゆるコート紙の場合には、
普通紙の場合には問題が少ないインクであっても著しく
変褪色を生じ、この問題は単に耐光性の良好な染料の選
択では解決出来ないものであった。
従って本発明の目的は、前述の如き一般的要求性能を満
たすとともに、更にコート紙上において変褪色の問題を
生じない画像を与えることが出来る記録液(以後、イン
クと称する)、とりわけインクジェット記録方法に好適
なインク及びそのインクを用いたインクジェット記録方
法を提供することである。
[課題を解決するための手段及び作用]上記目的を達成
する本発明は、染料及び液媒体を含むインクにおいて、
前記染料としてC,1,リアクティブブルー227を含
有することを特徴とするインク及びインク受容層を有す
る被記録材に前記インクを付与することで記録を行うこ
とを特徴とする記録方法である。
本発明によれば、まずインクの染料として、上記の染料
を使用することにより、コート紙であっても室内変褪色
の少ない画像を与えるシアンインクが提供される。
尚、インク中に含有される染料は、本発明の効果をさま
たげない程度の量であれば、前記C,Iリアクティブブ
ルー227以外に公知のシアン染料を併用することもで
きる。
本発明で使用するシアン染料(C0Iリアクテイブブル
ー227)は、スルホン酸基等の水溶性基のソーダ塩が
一般的であるが、本発明ではこれらのソーダ塩に限定さ
れず、それらのカウンターイオンがカリウム、リチウム
、アンモニア、有機アミン等であっても同効であり、本
発明はこれらの他のカウンターイオンを含む染料をも包
含する。
本発明のインクにおけるC、Iリアクティブブルー22
7染料の使用量については特に制限するものではないが
、−船釣にはインク全重量の0.1乃至20重量%、好
ましくは0.3乃至10重量%、より好ましくは0.5
乃至6重量%を占める量が好適である。
本発明のインクに使用するのに好適な水性媒体は、水又
は水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適な
ものは水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であって、水溶
性有機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価ア
ルコールを含有するものである。又、水としては、種々
のイオンを含有する一般の水でなく、脱イオン水を使用
するのが好ましい。
水と混合して使用される水溶性有機溶剤とじては、例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール、5ec−ブチルアルコール、tert−ブチ
ルアルコール、インブチルアルコール、n−ペンタノー
ル等の炭素数1乃至5のアルキルアルコール類;ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;
アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトン
アルコール類;、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール等のポリアルキレングリコール類:゛エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,2゜6−ヘキサン
ドリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール
、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2乃至6個
の炭素原子を含むアルキレングリコール類;グリセリン
;エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテ
ル、ジエチレングリコール七ツメチル(又はエチル)エ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチ
ル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテ
ル類;トリエチレングリコールジメチル(又はエチル)
エーテル、テトラエチレングリコールジメチル(又はエ
チル)エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキルエ
ーテル類;スルホラン、Nメチル−2−ピロリドン、l
、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる
以上の如き有機溶剤から適当なものを選択して使用する
が、特にインクの目詰り防止にはグリセリン又は重合度
3乃至6のポリエチレンオキシドが良く、画像濃度及び
吐出安定性の点では含窒素環状化合物又はポリアルキレ
ンオキシドのエーテル化合物が良く、更に周波数応答性
には低級アルコールや界面活性剤の使用が好ましい。従
って本発明において好ましい溶媒組成は水の他に上記の
如き各種成分を含む組成である。
インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量は一般にはイン
クの全重量の2乃至80重量%、好ましくは3乃至70
重量%、より好ましくは4乃至60重量%の範囲である
又、使用する水はインク全体の35重量%以上、好まし
くは45重量%以上を占める割合であり、水の量が少な
いと形成された画像中に低揮発性の有機溶媒が多く残り
、染料のマイグレーション、画像の滲み等の問題が生じ
るので好ましくない。
又、本発明のインクは上記の成分の外に必要に応じて、
pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤等を包含し得
る。上記のインクにおいて使用するpHの調整剤として
は、例えば、ジェタノールアミン、トリエタノールアミ
ン等の各種有機アミン、水酸化ナトリウム、水酸化リチ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物等の
無機アルカリ剤、酢酸リチウム等の有機酸塩、有機酸や
鉱酸等が挙げられる。
以上の如き本発明のインクは、25℃における粘度が1
乃至20cP、好ましくはl乃至15cPで、表面張力
が30dyne/cm以上、好ましくは40dyne/
cm以上で、pHが4乃至lO程度の物性を有するのが
好ましい。
本発明の記録方法は、上記インクを用いることを特徴と
する記録方法であり、記録方法及び被記録材は特に限定
されないが、特に記録方法としてはインクジェット方式
が、そして被記録材としてはコート紙を用いる方法が特
に効果的である。
インクジェット方式としては従来公知のいずれの方式で
もよく特に限定されないが、本発明では、例えば、特開
昭54−59936号公報に記載されている方式であり
、熱エネルギーの作用を受けてインクに急激な体積変化
を生じさせ、この状態変化による作用力によってインク
をノズルから吐出させる方式が特に有用である。
本発明において使用する被記録材は、一般の普通紙、上
質紙、コート紙、OHP等用のプラスチックフィルム等
いずれの被記録材でも使用することが出来るが、特にコ
ート紙を用いた場合に顕著な効果が奏される。
これらのコート紙とは、普通紙や上質紙等の紙を基材と
して、その表面に顔料とバインダーとからなるインク受
容層を設けてインクによる発色性、鮮明性、ドツト形状
等の改善を目的としたものである。
これらのコート紙の場合には顔料としてBET比表面積
が35乃至650 %/Hの合成シリカ等の微細な顔料
を用いたものが発色性や鮮明性に優れた画像を与えるが
、従来のインクを用いた場合には、その理論的理由は不
明ながら、青色インクによる画像は時間的経過とともに
変褪色が顕著となり、それもオゾン濃度の高い環境はど
その傾向は大きいため、空気中のオゾンによる青色染料
の破壊が原因の1つと考えられる。
又、これらのコート紙と同様に紙基材上に顔料とバイン
ダーからなる薄い層を設け、この層中に基材である紙の
繊維が混在している被記録材も同様な問題を生じている
以上の如き、コート紙において本発明のインクを用いて
単色カラー画像又は、フルカラー画像を形成しても上記
の如き変褪色を生じない。
従って本発明の方法によれば、BET比表面積が35乃
至650rrr/gの顔料を用いたコート紙は勿論、そ
れ以下のBET比表面積の顔料を用いたコート紙、更に
は普通紙その他任意の被記録材を用いて長期間室内変色
を生じない記録画像を提供することが出来る。
尚、インクジェット方式による記録方法及び上記の如き
種々の被記録材は公知であり、又、本出願人等により種
々提案されているが、これらの記録方法および被記録材
はいずれも本発明においてそのまま使用できる。
〔実施例〕
次に実施例および比較例を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。なお、文中%とあるのは特に断りのないかぎり
重量基準である。
(1)インク処方例 下記の成分を混合し、十分撹拌して溶解後、ポアサイズ
0.45マイクロメーターの四フッ化エチレン樹脂製フ
ィルター(住人電工製)にて加圧ろ過し、本発明のイン
クを調製した。
C,1,Reactive Blue 227    
       3%グリセリン           
       15%水              
           82%(2)使用例 圧電素子をインクの吐出エネルギー源として利用したイ
ンクジェットプリンタFP−510(キャノン製、ノズ
ル径55μm1ノズル数8本)に上記のインクを搭載し
て下記の被記録材A乃至Cに印字した場合のプリント−
時停止後の再プリント時の目詰り、プリント長期停止後
の再プリント時の目詰り回復性及び耐変褪色性を評価し
た。
被記録材A:インクジェット用コート紙NM(商品名、
三菱製紙製) 被記録材B:インクジェット用コート紙FC−3(商品
名、十條製紙製) 被記録材C:コピー用紙Canon PAPERDRY
(商品名、キャノン販売(株)製) (3)評価方法及び評価結果 (1)プリント−時停止後の再プリント時の目詰りプリ
ンタに所定のインクを充填して10分間連続して被記録
材Cに英数文字を印字した後プリントを停止し、キャッ
プ等をしない状態で10分間放置した後、再び英数文字
を印字して文字のカスレ、欠は等の不良箇所の有無によ
り判定した(20±5℃、50±lO%RHにて放置)
が、不良箇所は全(認められなかった。
(2)プリント長期停止後の再プリント時の目詰り回復
性 プリンタに所定のインクを充填して10分間連続して被
記録材Cに英数文字を印字した後プリントを停止し、キ
ャップ等をしない状態で7日間放置(60℃、lO±5
%RHにて放置)した後、ノズル目詰りの回復操作を行
い、文字のカスレ、欠は等のない正常な印字が可能とな
る迄の回復操作回数を判定したが、いずれも1乃至5回
の回復操作で正常な印字が可能であった。
(3)耐変褪色性 被記録材A、 B及びCに1010mmX30のベタ青
模様を印字した後、変褪色の促進法としてオゾン濃度が
常に0.1±0.05体積%の範囲に保たれる遮光され
た槽内に印字物を30分間放置して試験前後の印字物の
色差ΔE *abを測定した(JIS  Z8730に
準拠)。その結果ΔE *abは12であった。
(4)比較例 下記の成分を混合し、実施例と同様にインクを調製し、
上記使用例と同様の記録装置によって被記録材Aおよび
Bにベタ印字した。この印字物を試験片として上記のオ
ゾン試験槽を用い同様の試験を行ったところ、ΔE *
abはどちらも20以上であった。
(1) C,1,Direct  Blue  86     
  3%ジエチレングリコール         20
%水                       
   77%(2) C,1,Direct  Blue  199    
   3%グリセリン            15%
N−メチル−2−ピロリドン     10%水   
                       72
%〔効果〕 以上の如く本発明によれば、−船釣に要求されるインク
の耐目詰り性等の性能に優れるだけでな(、耐変色性に
優れた画像を形成することが可能となった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)染料及び液媒体を含む記録液において、前記染料
    としてC.Iリアクティブブルー227を含有すること
    を特徴とする記録液。
  2. (2)インク受容層を有する被記録材に、染料としてC
    .Iリアクテイブブルー227と液媒体とを含む記録液
    を付与することで記録を行うことを特徴とする記録方法
JP1343126A 1989-12-29 1989-12-29 記録液及びそれを用いた記録方法 Pending JPH03203969A (ja)

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