JPH0320355Y2 - - Google Patents

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JPH0320355Y2
JPH0320355Y2 JP2554684U JP2554684U JPH0320355Y2 JP H0320355 Y2 JPH0320355 Y2 JP H0320355Y2 JP 2554684 U JP2554684 U JP 2554684U JP 2554684 U JP2554684 U JP 2554684U JP H0320355 Y2 JPH0320355 Y2 JP H0320355Y2
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JP
Japan
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cylinder
component
driving
edge
soil
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JP2554684U
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JPS60139844U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種フエンス用の支柱を建て込むため
大地に打ち込んで設置される鋼製の打込み基礎材
に関するもので打設時の衝撃と抗力に対して変形
することがなく、確実に埋設可能に成り、且つフ
エンス用支柱等多数の支柱を簡単に同一レベルに
建込むことのできる打込み基礎材を提供すること
を目的とする。
以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。第1図乃至第3図は打込み基礎材を示すもの
で、断面が略半円形に彎曲した長さの異なる2個
の成形鋼板から成る筒構成部材1と抗力構成部材
2を相互にその両側端縁に形成した係合構造を軸
方向に係合して一体に組み立てるように成る。
上記筒構成部材1は正円弧状断面に彎曲した彎
部3の頂部に後述する受け板17の板厚と打込み
工具両側に突出する軸ピン11の太さに相当する
幅の補強溝4を外方に突出する如く長手方向に亘
つて形成され、且つ該彎曲部3の両側端縁の一方
には断面が鉤状に折り曲げられた係合縁5を形成
し、他の一方には係合縁5の形状に合わせてこれ
が側方に離脱することなく、自在に上下動するよ
うに係合し得る形状の係合溝6を構成して成る。
また7は前記補強溝4内の下端部近傍に突設した
係止突であり、後述する受け板17と当突するよ
うに成る。
抗力構成部材2は上記筒構成部材1と全く同一
の断面形状を有するもので、全長が筒構成部材1
より長く、図面に示す如く、彎曲部3′の中央に
補強溝4′を形成し、両側端縁に形成した係合縁
5′と係合溝6′を筒構成部材1の係合溝6と係合
縁5に係合せしめ、上端を一致させた状態では筒
構成部材1と抗力構成部材2の一部によつて中空
の筒体8を構成すると共に該筒体8の下方から抗
力構成部材2の下端部が突出する状態に成る。
また、係止突7は筒構成部材1と抗力構成部材
2の上端を一致させたとき筒構成部材1の係止突
7と対向する同一高さ位置に突設してなり、筒構
成部材1と抗力構成部材2の両補強溝4,4′間
に掛け渡し挿入した受け板17を筒体8の一定位
置に保持するようになる。
次に第4図乃至第6図は前記基礎材を打設する
為の打込み工具の一実施例を示すもので、下端に
接合部12を形成した鍔13の上面中央で加撃部
14を突設すると共に、該加撃部14も対して把
手15を直交する如く突設して成る。
また上記鍔13は接合部12に連続する筒状嵌
込み部を前記打込み基礎材の筒体8に挿入したと
き、その上端に係止するように、直径を筒体8の
外径より大径に構成すると共に、上記接合部12
に連続する筒状の嵌込み部は、断面が円弧状に成
り且つ該両側端縁に平面部10,10を形成して
成る彎曲板9の一端を、今1個の彎曲板9′の平
面部10′,10′の下端と軸ピン11,11を介
して揺回動自在に連結して成り、一方の彎曲板
9′の他端を接合部12の段部と溶接したもので、
可動側の彎曲板9を接合部12側に閉じると、両
彎曲板9,9′の平面部10,10′が重なり前記
筒体8に内挿する筒状の嵌込み部を形成する。
また上記両軸ピン11,11は内径方向には殆
んど突出することなく設けられ、外径方向に対し
て軸端が、前記打込み基礎体の補強溝4,4′に
そぞれ係合し、摺動自在に成るように突出構成し
て成る。
本考案打込み基礎材は、打込み工具に依つて所
望位置土中に打設されると同時に、打込み工具の
抜出に依つて該打込み基礎材上部の土を排出し、
この中にフエンス用支柱を建て込むものであり、
以下第7図乃至第15図に従つてフエンス用支柱
の建て込み工法を説明する。
() 先ず第7図に示すように土面に筒構成部材
1と抗力構成部材2を組み合わせた打込み基礎
材を地表に自重で立設した後、打込み工具の嵌
込み部を閉じて円筒状にした状態で、軸ピン1
1,11の外端を打込み基礎体の補強溝4,
4′に沿わせて内挿し、鍔13を抗力構成部材
2の上端に当接(第8図及び第9図参照)す
る。
() 次に上記状態から加撃部14の上端をハン
マーで叩打し続けて筒構成部材1と抗力構成部
材2を第10図、第11図の如く組み付けた状
態のまゝ、土中に打設する。
この打設に際して筒体8内に侵入する土が補
強溝4,4′内を侵入するが、該補強溝4,4
内の土は係止突7,7′に依つて筒体8の内径
方向に押圧され、該係止突7,7′から上方の
補強溝4,4′内には侵入しないように成る。
また筒体8内に侵入した土は打込み工具の両
彎曲板9,9′に依つて形成された筒状体内に
侵入する。
() この状態から打込み工具を把手15を持つ
て抜出すると、第12図に示す如く両彎曲板
9,9′内に侵入した土は打ち込み工具と共に
抜き取られ、筒体8が現出する。一方打ち込み
工具と共に抜き取られた土は第4図及び第5図
に示す如く可動側の彎曲板9を軸ピン11を旋
回中心として開くことに依り、簡単に排出する
ことができる。
() 而して土面に筒体8の〓孔が開設せられる
もので、次に筒体8の両補強溝4,4′間に矩
形鋼板の受け板17を挿入し(第13図参照)、
係止突7,7′上に係合し第14図に示すよう
な支柱16受構造を形成する。
() 次に建て込むべき支柱16を挿入し、その
下端を上記受け板17に載置し、該支柱16と
筒体8の間にモルタル18を流し込み固化せし
めて支持し、支柱16の根部と打込み基礎体を
一体に固定させ、基礎の設置から支柱の建込み
に至る作業を終了する。
上記基礎材の設置に於いて、本考案の打込み基
礎材の両彎曲板3,3′に設けた補強溝4,4に
係止突7,7を設けた為、打込み工具の軸ピン1
1,11のガイドに成り彎曲板3,3′を変形す
ることなく土中に埋設せしめることができると共
に、該軸ピン11,11部に対する土の侵入を阻
止して軸ピン11の突出部を保護し、又打込み工
具の抜出を容易にするものである。
以上述べたように本考案の打込み基礎材に依れ
ば、筒構成部材1と抗力構成部材2に形成した補
強溝4,4′に係止突7,7′を突設している為、
受け板17を組み込み、打込み時の衝撃或いは支
柱16を建て込んでから以降、作用する外圧への
抗力等に対し鋼板の構造を堅牢にする効果を有す
る外、第16図に示すように、運搬または保管時
に於いて大量に重積しても彎曲部3,3′に形成
した補強溝4,4′の適切な押し出し高さによつ
て彎曲部3,3′の変形を防止することができる。
また、特にフエンスのように多数の支柱を同一
高さに建て込む場合、打込み基礎材の打込み深さ
を一定にして設置しておきさえすれば受け板17
を係止突7,7′に係合するだけで支柱16を同
一高さに建て込むことができるもので、支柱16
を建て込む時点に於いてはレベル合わせが必要な
くなり、施工が極めて容易に成る。
更に本考案の打込み基礎材に依れば、建込みに
際して全く堀削工程がなく、打込みだけで地中に
設置されるため、土の支持力を壊す危険が除去さ
れ、強力な土の支持力を得ることができると共
に、この打込みの過程に於いて打込み基礎材に土
壌の圧縮作用が働らく為、支持力が更に強化され
て、該打込み基礎材の抗力を安定せしめる。
加えて本考案の今一つの特徴は抗力構成部材2
に対して筒構成部材1が上下方向に摺動自在に係
合されていることであり、これに依つて打設初期
に於いては自重に依つて下端部が接地し、筒体8
が抗力構成部材2の下部に形成される為安定性が
増大して、傾いて打ち込まれる危険性が少なくな
るものである。
更に、本考案に依れば、打込み工具の打設のみ
に依つて簡単に地中に埋設することができると共
に、工具の抜出と同時に筒構成部材内の土を排出
するように成る為、作業能率が向上する等の特徴
を有し、本考案実施後の実用的効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示すもので、第1
図は打込み基礎材の斜視図、第2図は同平面図、
第3図は同正断面図、第4図は開いた状態の打込
み工具の側面図、第5図は同上正面図、第6図は
同底面図、第7図乃至第15図は支柱の建て込み
工程を示す説明図、第16図は打込み基礎材の重
積状態を示す説明図である。 1……筒構成部材、2……抗力構成部材、3,
3′……彎曲部、4,4′……補強溝、5,5′…
…係合縁、6,6′……係合溝、7,7′……係止
突、8……筒体、9,9′……彎曲板、10,1
0′……平面部、11……軸ピン、13……鍔、
14……加撃部、15……把手、16……支柱、
17……受け板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側端縁の一方に断面が鉤状に曲折した係合縁
    を形成し、他方に前記係合縁の形状に合わせて側
    方に離脱することなく、且つ長手方向に摺動自在
    に係合する係合溝を形成した断面が半円形の彎曲
    部から成り、該彎曲部の頂部に対し外方に突出し
    た長手方向に延びる補強溝を形成した鋼板から成
    る筒構成部材と、該筒構成部材と同一断面形状に
    成り、全長に於いて該筒構成部材よりも長い鋼板
    から成る抗力構成部材とにより構成され、上記筒
    構成部材と抗力構成部材の上端からそれぞれ同一
    長さ下方の補強溝内に係止突を膨出して成ること
    を特徴とする打込み基礎材。
JP2554684U 1984-02-24 1984-02-24 打込み基礎材 Granted JPS60139844U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2554684U JPS60139844U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 打込み基礎材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2554684U JPS60139844U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 打込み基礎材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60139844U JPS60139844U (ja) 1985-09-17
JPH0320355Y2 true JPH0320355Y2 (ja) 1991-05-01

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ID=30520711

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2554684U Granted JPS60139844U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 打込み基礎材

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JPS60139844U (ja) 1985-09-17

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