JPH076363Y2 - コンクリート型枠用固定具 - Google Patents

コンクリート型枠用固定具

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JPH076363Y2
JPH076363Y2 JP1140090U JP1140090U JPH076363Y2 JP H076363 Y2 JPH076363 Y2 JP H076363Y2 JP 1140090 U JP1140090 U JP 1140090U JP 1140090 U JP1140090 U JP 1140090U JP H076363 Y2 JPH076363 Y2 JP H076363Y2
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concrete
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mold
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fixture
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JP1140090U
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JPH03105541U (ja
Inventor
清利 大川内
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駿河工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、土木・建設業界等においてコンクリートの打
設時に使用するコンクリート型枠用固定具に係るもの
で、詳しくは、コンクリート打設現場において型枠の位
置決め,固定が簡単に行なえ、しかも、反復して使用す
ることができるコンクリート型枠用固定具に関する。
(従来の技術) 従来、土木・建設業界等において、コンクリートの打設
時に使用するコンクリート型枠の固定部材は、例えば、
屋内の土間等に舖床を施すときは、第8図に示すよう
に、ぐり石20や砂利21等により突き固めて形成した基礎
22において、そのコンクリート打設位置の回り、すなわ
ち、端縁部に45mm角程度の木製の杭23を間隔的に打ち込
んで前記基礎22に固定しておき、この杭23に沿って型枠
24を立てた後、釘25により前記杭23へこの型枠24を止め
付けて枠組し、コンクリート床26を打設していたもので
ある。
(考案が解決しようとする課題) 前記した従来のコンクリート型枠の固定部材は、木製の
杭を用いるために、コンクリート打設圧等の影響による
必要強度を得るためには比較的太い角材を用いる必要が
あるが、この杭をぐり石等により突き固められた基礎へ
打ち込むと、このぐり石等により尖鋭部がささくれて丸
くなり打ち込み難くなったり、杭の打ち込みが不能とな
ったりして、型枠を希望する基準位置へ正確に据え付け
て保持させることができない。
また、釘による型枠の固定はその取り付け強度と作業性
の点から、型枠の内側すなわち型枠側より打ち込むの
で、該釘が引き抜き難くく、コンクリート打設後の離型
が困難でその作業に手間を取る。
木製の杭を用いるときは、前記したようにその尖鋭部が
ささくれたり、頭部がハンマー等によりさく裂したりす
るので一工期ごとに使い捨てとなり、非常に不経済とな
る上、使用済みのものは現場において粗大ごみとなるの
で、その処置に不要の経費が掛かり工費の高騰となる。
等の様々な問題点を有するものである。
本考案は前記した問題点を解決するためになされたもの
で、コンクリート打設現場において型枠の位置決め,固
定が簡単に行なえ、しかも、反復して使用することがで
きるコンクリート型枠用固定具を提供することを目的と
している。
(課題を解決するための手段) 前記した目的を達成するための本考案の手段は、 所定長さの棒状に形成した金属製の主杆と、 該主杆の下部において先端に尖鋭部を有する地中埋
入部と、 この地中埋入部の上部に設けて型枠の外側壁に当接
する位置決め部と、 該位置決め部の全体に半径方向において穿設位置を
違え、多数列に貫通させた通孔と を備えさせたコンクリート型枠用固定具の構成にある。
(作用) 本考案は前記した構成により以下に述べる作用を奏す
る。
コンクリート打設位置の端縁部において、基礎における
型枠の載置場所に所定間隔で多数の主杆を、基礎面へ打
ち込むと、尖鋭部に案内されて地中へ容易に挿入される
もので、該地中埋入部が所定量埋入されるまで打ち込ん
で固定する。
そして、この主杆の位置決め部に型枠の側壁を沿わせ
て、既に高さと水平出しをして張設した水糸に型枠の天
端を合わせると、打設されるコンクリートの上面が前記
天端により設定されるので、このとき、該型枠に対して
垂直線に向いた位置決め部の通孔に釘を通して型枠へ打
ち付けると、型枠は釘を介して主杆に固定されもるので
ある。
通孔は位置決め部において穿設位置を違えて多数列に貫
通させてあるから、そのうちの一つの通孔は常に型枠に
対して垂直方向に位置している。
更に、多少その通孔の位置がずれていても棒状に形成さ
れた主杆は、該通孔に通した釘を操作することにより容
易に回動されて型枠面へ正対する。
また、打設後は、型枠の外側すなわち主杆側から釘を引
き抜くと、該型枠はその固定を解除されて容易に離型さ
れる。
離型後は、主杆を引き抜くと基礎より取り外され、次回
のコンクリート打設に再利用されるものである。
(実施例) 次に本考案に関するコンクリート型枠用固定具の一実施
例を図面に基づいて説明する。
本考案に係る固定具は、屋内にあっては、建築構造物の
床や土間等の舗床を施すときに用い、屋外にあっては、
駐車場や道路あるいは簡単な布基礎等の構築時におい
て、コンクリートの打設用型枠を一時的に、固定,保持
するのに利用されるもので、コンクリートに限らずアス
ファルトの敷設にも用いることができる。
第1〜4図において1は金属製により棒状に形成した主
杆で、地中埋入部2と位置決め部3とにより構成される
もので、所定長さ、通常は400mm程度で、太さが10〜20m
mに成形された鉄製のものを用いるもので、土木・建設
等において使用する鉄筋を所定寸法に切断して用いると
便利である。
なお、前記した地中埋入部2と位置決め部3とは同一太
さに形成されているが、これらが異径であっても構わな
い。
そして、その断面の形状は第1〜2図に示すように円形
か、第3図に示すように六角形か、第4図に示すように
八角形に形成されるもので、前記した位置決め部3にお
ける周面の全長が、型枠5の全面へ当接できることが必
要である。
地中埋入部2は前記主杆1の下部においてその全長の約
2/3程度に形成されるもので、その下端に尖鋭部4を設
けて、地中へ打ち込むときこれにより案内されて容易に
挿入されるようにしてある。
また、前記した位置決め部3は前記主杆1の上部に形成
されるもので、型枠5の側壁へ均一に当接して、コンク
リート打設および硬化時の該型枠5からの押圧力を受け
て保持し得るようにする。
なお、前記した型枠5は、木製の合板等により幅100〜3
00mm,長さ900〜2500mm程度に形成された板状のものを、
打設する場所やコンクリート厚により適宜その形状を選
択し、また反復使用するものである。
6は主杆1の位置決め部3に設けた釘7が挿嵌される通
孔で、主杆1の軸方向に対して直交するように、すなわ
ち、水平に穿設したもので、該主杆1の半径方向におい
て、その穿設位置を違えて多数列、例えば、螺旋状や千
鳥状となるように多数貫通させてある。
該通孔6の穿設数や穿設位置は、主杆1が地中へ打ち込
まれたとき、型枠5面へそのうちの一つの通孔6が、常
に、該型枠5に対して垂直方向へ位置する程度に設けら
れていることが好ましい。
ただし、多少その通孔6の位置がずれていても棒状に形
成された主杆1は、該通孔6に通した釘7を手で持って
左右に回動することにより、容易にその通孔6向きが変
換されて型枠5面へ正対することができる。
なお、主杆1を多角形により成形したときは、第3〜4
図に示すように、その各面に穿設位置を違えて設けるこ
とが好ましい。
前記した釘7は一般的な規格のものを用いることができ
るが、第7図に示すような頭部7aの下部に受鍔7bを付設
したものを用いると、型枠5へ打ち付けられたときに、
この受鍔7bが位置決め部3に係止されて、離型時に簡単
に釘抜き等の工具が係合して解体が容易になる。
第5〜7図において8は建造物9の内部に形成されるコ
ンクリート床で、ぐり石10を敷き詰めた後、砂利11を入
れて平均に充分突き固めて形成した基礎12上に、100〜1
50mm厚で平面状に打設される。
このとき、前記したコンクリート厚の設定は、そのコン
クリート上面が基礎上に取り付けられた前記型枠5の天
端5aと一致するように設けると、容易にその基準が求め
られるもので、型枠5を据え付けるときは、あらかじ
め、慣用される工法において、前記設定値の水糸13を水
平に張設して、この水糸13へ前記型枠5の天端5aを一致
させるものである。
次に、前記した本考案の実施例の作用を説明する。
コンクリートの打設位置、例えば、第6図に示すよう
に、建造物9の内部において、あらかじめ、ぐり石10を
敷き詰めた後、砂利11を入れ平均に充分突き固めて形成
した基礎12を構築した。
この建造物9の床面積が1,000m2と非常に広大なため、
打設した生コンの硬化速度やコンクリート面の均し作業
工程等の物理的条件により、一度に全面を打設すること
ができないので、この建造物9の内部を作業し易い三区
分に区画して、分割的に行なった。
まず、第5図においてaに示す位置の打設を行なうとき
は、その三方イ,ロ,ハの端縁は建造物9により閉塞さ
れているが、一方ニは区分により開放されるので、この
部分ニに水糸13を張設し、更に、主杆1を基礎12へ600m
m間隔でその地中埋入部2が埋設されるまでそれぞれ打
ち込んだ。
そして、型枠5を幅方向に立てて前記水糸13へ天端5aが
一致するように合わせて一時保持し、この状態で、先に
基礎12へ打ち込んだ主杆1における位置決め部3の通孔
6へ釘7を挿嵌し、受鍔7bが位置決め部3に当たるまで
型枠5へ打ち込むと、型枠5はこの主杆1により強固に
かつ希望位置において支持された。
このように、同様の操作により基礎12へ打ち込んだそれ
ぞれ主杆1の通孔6へ釘7を差し込んで打ち、型枠5を
取り付けたところ、簡単に枠組みが形成された。
コンクリートの打設後は、型枠5より釘7を引き抜いて
型枠5を取り外し、更に、基礎12の主杆1を抜くと、次
のコンクリート打設ができた。
そして、引き抜いた主杆1は次の区分および他の工事の
枠組みに反復して使用でき、前記主杆1は小型に形成さ
れているので、運搬や保管に場所を取らず便利に用いる
ことができた。
(考案の効果) 前述のように構成される本考案のコンクリート型枠用固
定具は、金属製の棒状に形成したので充分な強度が得ら
れ、その太さを可及的に細く成形することができ、地中
へ打ち込む作業も先端の尖鋭部により円滑に案内され
て、地中にぐり石や障害物等が存在しても容易に埋入さ
れる。
また、主杆の上端と下端とが殴打により損傷され難くい
ので、反復して使用することができて極めて経済的な
上、細く形成された主杆は現場への運搬や保管等に場所
を取らないから、その取扱いが簡単である。
主杆の位置決め部に穿設位置を違えて多数列の通孔を貫
通させたものであるから、型組みの前工程において、地
中へ主杆をランダムに打ち込んでも、数多く穿設された
そのうち一つの通孔が、型枠面へ常に正しく対応してい
るので、釘等の係止部材の挿嵌が容易で作業性が良好で
ある。
型枠の固定は該型枠の外側より行なえるので、離型時に
型枠の外側からその操作ができて、打設したコンクリー
トが邪魔にならず型ばらしの操作性に優れる。
等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関するコンクリート型枠用固定具の一
実施例を示す斜視図。第2図は同上の断面形状を示す断
面図。第3〜4図は同上の他の例を示す断面図。第5〜
7図は同上のコンクリート打設状態を示すもので、第5
図はその平面図、第6図は縦断側面図、第7図は拡大縦
断正面図。第8図は従来の固定部材による型枠の固定状
態を示す断面図である。 図において1は主杆.4は尖鋭部.2は地中埋入部.5は型
枠.3は位置決め部.6は通孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長さの棒状に形成した金属製の主杆
    と、該主杆の下部において先端に尖鋭部を有する地中埋
    入部と、この地中埋入部の上部に設けて型枠の外側壁に
    当接する位置決め部と、該位置決め部の全体へ半径方向
    において穿設位置を違え、多数列に貫通させた通孔とを
    備えさせたことを特徴とするコンクリート型枠用固定
    具。
JP1140090U 1990-02-07 1990-02-07 コンクリート型枠用固定具 Expired - Lifetime JPH076363Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1140090U JPH076363Y2 (ja) 1990-02-07 1990-02-07 コンクリート型枠用固定具

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JP1140090U JPH076363Y2 (ja) 1990-02-07 1990-02-07 コンクリート型枠用固定具

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Publication Number Publication Date
JPH03105541U JPH03105541U (ja) 1991-10-31
JPH076363Y2 true JPH076363Y2 (ja) 1995-02-15

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ID=31514928

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1140090U Expired - Lifetime JPH076363Y2 (ja) 1990-02-07 1990-02-07 コンクリート型枠用固定具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009139582A3 (ko) * 2008-05-15 2010-03-11 참솔산업(주) 암수말뚝거푸집

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009139582A3 (ko) * 2008-05-15 2010-03-11 참솔산업(주) 암수말뚝거푸집

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JPH03105541U (ja) 1991-10-31

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