JPH0119045Y2 - - Google Patents

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JPH0119045Y2
JPH0119045Y2 JP1983036674U JP3667483U JPH0119045Y2 JP H0119045 Y2 JPH0119045 Y2 JP H0119045Y2 JP 1983036674 U JP1983036674 U JP 1983036674U JP 3667483 U JP3667483 U JP 3667483U JP H0119045 Y2 JPH0119045 Y2 JP H0119045Y2
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cursor
hole
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pile
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、土木施工、あるいは建築等に使用
するのに好適な丁張に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えば土木施工における丁張は、U字
溝、地先、歩車道のブロツク等を所定の位置に施
工するための位置決めとして用いられている。
ところで、この丁張は木製で構成されており、
杭に貫を水平にして釘を打ち付けて取付けられ、
或いは例えば実開昭57−151509号公報に開示され
るように、杭に固定された締付金具で貫を脱着可
能に連結している。
また、貫には、水平でかつU字溝等の直線、ま
たは曲線を出す水糸が、直接巻き付けにより取付
ける構造のものである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、これらは、施工が終了すると、水糸
や貫を取外して杭を抜くが、これらは釘付や杭に
固定された締付金具等により、連結されるから、
施工状態に応じて貫きの高さを調節することがで
きず、取付けが困難でかつ汎用性がない。
また、一度その施工において使用されたら、杭
や貫が釘付や杭に固定された締付金具等により連
結されるため、傷が付いたり、取外すことが困難
で再使用に供することができない。
さらに、施工上の位置決めは貫に設けた水糸に
よつて行なわれるが、施工状態に応じては貫で直
接施工上の位置決めを行なうようにすると、他の
部材を必要としない分構造が簡単になる。
この考案はかかる実情を背景としてなされたも
ので、その目的とするところは、杭へ取付ける貫
の高さの調節が可能であり、この取付けを脱着可
能となし再使用が可能で、しかも施工上の位置決
めを簡単に行なうことができる丁張を提供するも
のである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この考案の丁張
は、杭に貫を、杭あるいは貫に挿着した締付金具
により、脱着可能でかつ貫の高さを調節可能に連
結し、さらにこの貫にカーソルを軸方向に移動可
能に装着し、このカーソルに展開可能な位置決め
部材を備えることを特徴としている。
また、位置決め部材は、継ぎ足し可能にするこ
とができる。
[作用] この考案では、杭に貫を、杭あるいは貫に挿着
した締付金具により連結し、杭への貫の高さの調
節が可能になつている。また、杭あるいは貫に挿
着した締付金具により、杭に貫を取付けるから従
来の如く一度きりの丁張に作用されるのではな
く、再使用が可能で経済的である。
また、貫に軸方向に移動するカーソルに、展開
可能な位置決め部材を備えるため、この位置決め
部材で施工状態に応じて直接施工上の位置決めを
行なう。
また、位置決め部材は、継ぎ足し可能にする
と、種々の施工状態に対応して施工上の位置決め
を行なうことができる。
[実施例] 以下、この考案をU字溝の施工に適用した一実
施例について添付図面に基き詳細に説明する。
まず、第1図乃至第7図において、U字溝の施
工に用いられる丁張は、一対の杭1を所定の巾で
所定間隔、例えば10あるいは15m毎にU字溝が直
線あるいは曲線となるように施工計画に基いて垂
直に打ち込まれる。
前記杭1は鋼材、合成樹脂、あるいは木製等で
形成され、丸形、パイプが打込みまたは撒去時に
パイプレンチ等で引き抜け施工に便利であるが、
必要に応じて角形も用いられる。
このそれぞれの杭1間には、貫2が水平に張ら
れ、その両端部2aはそれぞれの杭1に挿着した
締付金具3により締付固定され、この締付金具3
により、杭1と貫2とは脱着可能で、かつ貫2の
高さを調節可能に連結される。
貫2は、この実施例では板状の合成樹脂を用い
ており、片面にホワイトボードを張り、その面に
掘削巾等の丁張指示をマジツク等で書くことがで
きるようになつている。この丁張指示は撒去時に
ガソリン等で簡単に消せる。
前記貫2は合成樹脂を用いたが、木製のもので
あつてもよく、この場合は丁張指示が明確に表示
でき、しかも簡単に消して再使用できるようにホ
ワイトボードを張りまたは埋め込む等の方法が用
いられる。
前記締付金具3は第2図および第3図に示すよ
うにL形を呈し、水平部3aに形成した取付孔3
bを杭1に遊挿し、垂直部3cには締付ボルト4
が設けられている。
そして杭1と締付ボルト4の座金4aとの間
に、貫2の端部2aを介在させて締付ボルト4を
締付けると、その押圧力によつて貫2は杭1に圧
接して固定される。この締付金具3は第5図に示
すように垂直部3dを後側にも設け、この垂直部
3dと杭1との間に、貫2の端部2aを介在させ
て締付ボルト4で締付固定してもよい。また締付
金具3は貫2に遊挿してもよい。
前記貫2にはカーソル5が軸方向に移動可能に
挿着され施工の位置決めが容易となるようにして
いる。このカーソル5は第6図および第7図に示
すように、上部にカーソル5を貫2に固定するネ
ジ6が設けられ、さらにこの上部には通芯7が設
けられている。トランシツト等でこの通芯7を所
定位置に位置決めし、ネジ6を締付けて、カーソ
ル5が移動しないようにする。また、カーソル5
の上部には、水準器8が配設されており、これに
より貫2が一対の杭1の間に容易かつ確実に水平
に取付けられるようにしている。カーソル5の前
面には、位置決め部材9が下端を回動可能に支持
して折り畳み可能に備えられ、展開可能となつて
いる。この位置決め部材9に下方へ倒すとO点が
でき、位置決め部材9の内側の上端に水糸10を
合せて、例えば10あるいは15m間隔に張り、か
つその内側の端先に、U字溝ブロツク11の内側
を合せて基礎石12の上のコンクリート13上に
設置する。これによりU字溝ブロツク11の内側
が、通芯7、水糸10の垂直線上に位置すること
になり、U字溝ブロツク11は連結して設定の直
線、または曲線に応じて配設される。
次に、この実施例の作用について説明すると、
U字溝を施工するに当り荒掘した後一対の杭1を
所定間隔で、かつ所定の距離例えば10あるいは
15m……等適当間隔で直線、または曲線となるよ
うに施工計画に基いて打ち込む。そして、貫2の
一方の端部2aを所定の高さにして締付金具3で
仮締めし、水準器8で水平にして他方の端部2a
を杭1に締付金具3で締付けて固定する。そし
て、貫2のホワイトボード上にU字溝の掘削巾等
の丁張指示をする。これに基いて溝14を掘削
し、基礎石12、コンクリート13等の施工をす
る。そして、トランシツト等によりカーソル5の
通芯7を合せて貫2の所定位置にカーソル5を固
定し、水糸10を位置決め部材9間に張る。そし
て、U字溝ブロツク11の内側を位置決め部材9
の下端に合せてコンクリート13上に設置する。
このようにしてU字溝が、直線または曲線となる
ように施工される。施工後は締付金具3を緩めれ
ば、貫2は簡単に外れる。
次にパイプレンチ等で杭1を引き抜くと簡単に
抜ける。そしてこの丁張は再び使用可能である。
なお、この実施例はU字溝について説明したが、
地先、歩車道ブロツク等の丁張にも同様に実施で
きる。また、片持の丁張にも適用可能である。
前記カーソル5は第8図に示すように構成して
もよい。すなわち、カーソル5に垂直方向にガイ
ド部5aを設け、このガイド部5aに位置決め部
材9が上方より差し込み可能となつている。この
位置決め部材9は固定ボルト5bを調節すること
により上下方向へ移動し、U字溝ブロツク11等
の高さを自由に設定することができる。この位置
決め部材9は上部に係止部9aを有し、下方への
抜け止めとなつている。
第9図は丁張を石積に適用した場合の実施例を
示している。この丁張は、一対の杭1の間に軸方
向の長孔2aを有する広巾の貫22を設ける。そ
して、カーソル25は軸方向の長孔25aに挿通
した締付ネジ26で、貫25の長孔25aに締付
固定される。また、カーソル25の他方の位置決
め部材29の軸方向の長孔29aに締付ネジ30
により締付固定される。位置決め部材29の他端
部は、貫22の端部に締付ネジ31で支持されて
いる。そして、石積32の傾斜角を出すには、カ
ーソル25の締付ネジ26,30を締めて位置決
め部材29を締付ネジ31を支点として展開し、
所定の角度にして締付ネジ26,30を締付固定
する。位置決め部材29の先端には、ジヨイント
33が備えられ石積32の高さに応じて設置決め
部材34を継ぎ足して伸ばしていく。
第10図は丁張を法の施工に適用した実施例を
示している。この丁張は、カーソル45を貫42
の軸方向の長孔42aに締付ネジ46で軸方向に
移動可能に設ける。また位置決め部材49も締付
ネジ51で貫42の長孔42aに軸方向の移動可
能に設ける。そして、締付ネジ50がカーソル4
5の軸方向の長孔45と、位置決め部材49の軸
方向の長孔49aとを移動できるようにして連結
する。そして、カーソル45を展開することによ
り位置決め部材49の傾斜角度が自由に選択でき
るようになつている。これにより法52を所定の
傾斜角度で施工できる。また、位置決め部材49
の先端にはジヨイント53が備えられ、これに位
置決め部材54が継ぎ足される。
[考案の効果] 前記のように、この考案によれば、杭に貫を、
杭あるいは貫に挿着した締付金具により連結し、
杭への貫の高さの調節が可能になつているから、
施工状態に応じて貫の高さを調節することができ
汎用性があり、取付けが簡単である。
また、杭あるいは貫に挿着した締付金具によ
り、杭に貫を取付けるから、従来の如く一度きり
の丁張に作用されるのではなく、再使用が可能で
経済的である。
また、貫に軸方向に移動するカーソルに、展開
可能な位置決め部材を備えるため、この位置決め
部材で施工状態に応じて直接施工上の位置決めを
行なう。
さらに、位置決め部材を継ぎ足し可能にする
と、種々の施工状態に対応して施工上の位置決め
を行なうことができ、しかも他の部材を必要とし
ない分構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図はこの考察をU字溝の施工に
適用した実施を示すもので、第1図は正面図、第
2図は締付金具の正面図、第3図は同じく断面側
面図、第4図は断面側面図、第5図は締付金具の
他の実施例を示す一部断面側面図、第6図はカー
ソルの正面図、第7図はカーソルを展開した状態
を示し、第7図aは側面図、第7図bは正面図、
第8図はカーソルの他の実施例を示す斜視図、第
9図はこの考案を石積の施工に適用した実施例の
正面図、第10図はこの考案を法の施工に適用し
た実施例の正面図である。 1……杭、2,22,42……貫、3……締付
金具、5,25,45……カーソル、9,29,
49……位置決め部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 杭に貫を、杭あるいは貫に挿着した締付金具
    により、脱着可能でかつ貫の高さを調節可能に
    連結し、さらにこの貫にカーソルを軸方向に移
    動可能に装着し、このカーソルに展開可能な位
    置決め部材を備える丁張。 2 前記位置決め部材は、継ぎ足し可能である請
    求項1項記載の丁張。
JP3667483U 1983-03-14 1983-03-14 丁張 Granted JPS59142716U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3667483U JPS59142716U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 丁張

Applications Claiming Priority (1)

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JP3667483U JPS59142716U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 丁張

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Publication Number Publication Date
JPS59142716U JPS59142716U (ja) 1984-09-25
JPH0119045Y2 true JPH0119045Y2 (ja) 1989-06-02

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ID=30167339

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JP3667483U Granted JPS59142716U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 丁張

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017068797A1 (ja) * 2015-10-23 2017-04-27 近畿測量株式会社 法丁張装置及び法丁張方法
JP6066156B1 (ja) * 2015-10-23 2017-01-25 近畿測量株式会社 法丁張装置及び法丁張方法
JP7265736B1 (ja) * 2022-12-19 2023-04-27 株式会社徳屋 丁張用固定具

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JPS57151509U (ja) * 1981-03-19 1982-09-22

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